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ゼロの使い魔 17 黎明の修道女〈スール〉 (MF文庫J)
・ヤマグチノボル
【メディアファクトリー】
発売日: 2009-06-25
参考価格: 609 円(税込)
販売価格: 609 円(税込)
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・ヤマグチノボル ・兎塚エイジ
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カスタマー平均評価: 4
急展開 デルフとルイズ失ってどん底状態なサイトがヘタレまくってました。
ヒロイン達に手厳しい「喝」を入れられるところは面白かったですがw 特にテファw
それからロマリア。まさに策謀に長けたロマリアといったところでしょうか。
警戒しているタバサを出し抜く程の予想できない方法でサイト達を翻弄してくれます。
16巻に輪をかけて苦しい展開が続きますが、ルイズも戻ってきてそろそろ反撃の狼煙かな?
ロマリア側のコマも今回でほとんど出揃ったと思われるので次巻あたりで大きく動きそうです。
こっからの巻き返しに期待ですな!
P.S.
始祖の祈祷書よ。大事なことは早く言え。
またワンパターンか・・・と思いきや、反則的な超展開 相変わらず離れたりくっついたりのルイズと才人のパターンには食傷気味ですが、それとは別にシナリオ的にはあっと驚く急展開が!
ここでそんな超設定を出すとは・・・
きたないさすがヤマグチノボルきたない
それを堪能するにはこれを読む前に前2作を一度読み返した方がいいかも。ちゃんと伏線回収してるんですね。
こんな展開は正直どうかと思いますが、でもこんな事された日にゃめっちゃ続きが気になる?。
そんなお話でした。
恋話のほうは三角が明確な四角になり、面白くなって参りました(笑)
後半戦突入? とてもよかったです!!
正直言うと15巻あたりでちょっとマンネリ化してきたなと思っていたので
今作で作者の物語を魅せる力量を感じました。
顔だけはかわいい!といっていたサイトが誰よりも美しいと言ったよ!!
萌えを通り越して「燃えた」一冊です。
さすがである。 本作のシリーズほど、優秀なライトノベル作品は見当たらない。無論、私、個人の観点である。
ライトノベルで重要なことは、エンターテインメントである。この力がいかに高いかが重要であり、それ以外は重要ではない。
実際、この作品は突っ込みどころが多い。だが、それが、エンターテインメントを支えるものである。エンターテインメントは才能と運から発揮される。このうち運が多くを占めていると考えられるが、運と才能は積の形で示されると考えるのが自然であるから、ひとまず運を勝ち取れば、後はその才能に力のスカラー量は決定される。この力はベクトル量であり、単一の物差しでは計れないから、他者の感想など必要性は薄いと考えられる。だから、読者からしても運である。一番いけないのは、流行に流されて、物差しを他人に委ねてしまうことである。
この作品はハイファンタジーとしては他の作品より、設定がしっかりしていない。しかし、これはライトノベルであって、すべての設定が条件下で可能なものである。他の作品のうち、力が低めのものは設定はしっかりしているが、エンターテインメントがない。
これらをすべて考慮したとき、高いエンタテインメントの力を持っている本作はオススメである。
異世界に現実の単位が含まれていることを指摘している方もいたが、幻想の中で、異世界と自らの有限性調和にとして、またはイメージ状の材料として、普遍的な発想だと考えられる。そうすると、それらの設定が世界観を容易に与えることを助けることになる。それにより、本作はハイファンタジーとして、魅力を与えてくれる。
ポッチャリの成長(性?) 本編ではなく、ポッチャリの存在に★5を。 サイトに舐められていたポッチャリのマリコルヌが立派な変態になりました。 ポッチャリの切れのあるセリフ。お楽しみあれと言いたい。
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マリア様がみてる―リトルホラーズ (コバルト文庫)
・今野 緒雪
【集英社】
発売日: 2009-07-01
参考価格: 480 円(税込)
販売価格: 480 円(税込)
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・今野 緒雪 ・ひびき玲音
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カスタマー平均評価: 4
「新シリーズ開幕!」と真に受けて良いのか迷う新巻。祐巳の人物紹介「紅薔薇様(ロサ・キネンシス)」に感慨もひとしお。 刊行のペースが早いのが今野先生の特徴とはいえ、幕引きとなったマリみて「短編集」的な作品ではありますが、
あまりにも早い復活に驚嘆の声を禁じ得ない方多数と思われます。
由乃の妹となった新1年生の「有馬菜々」の視点から語られる物語。
剣道部の会合に参加しないお姉さまを探しに薔薇の館までやってくるのだが・・・。
新2年生となった紅薔薇のつぼみと白薔薇のつぼみの二人。
「瞳子」→「瞳子様」。
「乃梨子」→「乃梨子様」。
も二人の下級生の視点がシリーズ初で入ったからこその新鮮さがあります。
そして恒例の
「ごきげんよう。ごきげんよう。」の前振り文句が今回はないのです。
登場人物紹介に
祐巳堂々の「紅薔薇様(ロサ・キネンシス)」の文字が!
由乃の「黄薔薇様(ロサ・フェティダ)」と併せて、シリーズ初巻から彼女たちを
見守ってこられた多くの方たちには感慨深いことだと思われます。
1年生の、まだ祥子と姉妹になったばかりの頃、
祥子のことが好きなのに心が通わせられずひとりぼっちで泣いていた祐巳。
それを先々代の「紅薔薇」水野蓉子に慰められていた彼女が・・・・・・
見事に「紅薔薇」として一人立ちしました!
今回は短編集ですので、主要メンバーの出番は少なく、期待はむしろ次巻以降に持ち越しです。
新キャラ登場の期待の1番手は「乃梨子の1つ年下の妹」ですね。
菜々と同級生ですから、当然にリリアンに入学してきているはずです。
復活の狼煙を上げるにはやや早いながらも、また彼女たちと出会えたことをファンは素直に喜びましょう。
まだ読んでないけど星4個は確定! 個人的に新薔薇様の祐巳たち3人が主軸になるモノが出ると思ってなかったので…
今回は短編集のようですが、今後も続いて行ってくれると良いですねぇ。
また短編集でも良いし、意表をついて普通に出てくれても良いし。
『マリみて』は今野先生の看板作品なので、出てくれれば誰でも嬉しいと思います。
とりあえず『お釈迦様』はあまり出すぎないといいなァ…
あとがきで今野先生がハロー グッバイの最後に了を書いた事について述べられてます。
作家さんはこういう思いが強いのでしょうし、『ハローグッバイ』までの長編は言ってしまえば
”祐巳と祥子の成長記”だったからそれで良いんじゃないでしょうか?
あー、成長記と言ったら瞳子も含むかな。ラスト付近はホントいい子になりましたね、いろんな意味でw
スタートと言われてるので、ペースは遅くても続刊が出てくれると思って祝杯を挙げましょう!!
新章?それとも短編?迷う 短編集であることは間違いないらしい。(「あとがき」談)
しかし、形を変えてスタートと言い切ってる今野先生。
本当に新章スタートですか?
気になったのが恒例儀式の一ページが抜け落ちている点。
あれ?いつもの一ページは?と疑問に思う方も少なからずいるはず。
中身ですが、祐巳に成長を感じます。
立ち回りから本当に先代紅薔薇さまに遜色ない人物になってます。
短編はリトルでは済まされないホラーも収録されておりハラハラします。
マリみてシリーズドタバタ劇は未だ健在。
これからも応援してます。
復活早いよ!今野先生! 本刊は先生自身が「バラエティギフト4」と冗談で仰る通りの短編集+のりしろ部分は山百合会メンバーに有馬菜々が加わった話が収録。特に新生山百合会の話を読んでいると、また彼女らに出会えた喜びが溢れ、再び彼女らの話の続きが読みたくて仕方なくなってしまいました。続きがあると味をしめてしまった以上、今度は是非、新生山百合会メンバーが中心に描かれた話も読んでみたいです。特に祐巳・瞳子、由乃・菜々のその後が気になります。次作への期待を込め、☆4つにしましたそれにしても現薔薇さま達は三年生になってもお互いを「さん」付けで呼ぶのね
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レンタルマギカ 滅びし竜と魔法使い (角川スニーカー文庫)
・三田 誠
【角川書店(角川グループパブリッシング)】
発売日: 2009-07-01
参考価格: 630 円(税込)
販売価格: 630 円(税込)
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・三田 誠
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カスタマー平均評価: 0
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身代わり伯爵の失恋 (角川ビーンズ文庫)
・清家 未森
【角川書店(角川グループパブリッシング)】
発売日: 2009-07-01
参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
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・清家 未森
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カスタマー平均評価: 5
失恋・・・というよりは初恋? ついにあのミレーユが『恋』を自覚してくれた一冊です!!
長かった…いくらなんでも箱入りにしすぎでしょう!!フレッド様…と何人の読者が叫び続けていたことか(笑)
リヒャルトの思いにもやっと気がついてくれたし、何気にさらにとプロポーズ的なリヒャルト様がいればここから先は安泰vv
と思いきや、やっぱり…すんなりとはいかないのが『身代わりワールド』
いらぬ一言をミレーユに吹きこんじゃう侍従もいれば、心を病んでる危ない伯爵様。
何より、あの御方最大のピンチですし…先が読めません!!
でも、前作あたりから開き直ったリヒャルトは心強いし、格好イイvv
逃げるなら追いかけると宣言してます(いつもの甘い天然台詞で攻めます)!!
今までにない、リヒャルトの攻めを見たい方・・・一刻も早く購入をお勧めします。
口説くリヒャルト リヒャルトが政治的にも恋愛的にも格好良く活躍します。口説くページ数すげー恋愛的誤解はかなり解けます。良かったね。しかしこれまでの因果か、ちょっとしたすれ違いがミレーユを更に雄々しく格好良く切なく旅立たせてしまいます。機動力の高いロジオンに期待。頑張ってね。リヒャルトの従者の気持ちも分かるけれど、ミレーユの努力は神官長に認められてるし、希望が見えます。しかしジャックら第五師団…。鈍い第五師団にはまだまだ活躍してもらいたいです。ジャックの熊と素手で戦う雷オヤジにも期待。
ようやく? 故郷のシアランに帰ったリヒャルトを追いかけて
男装して、シアランの騎士団に潜入していたミレーユ。
そこでリヒャルトの妹である公女と知り合うが、
シアラン大公はリヒャルトに味方する公女と騎士団をとらえようと。。
タイトルが「失恋」だからドキドキしていましたが。
今回はすごくラブ度高めです♪
ようやく!って感じのシーンも見られました。
ミレーユのあまりのにぶっぷりに、リヒャルトもびっくりです。
ここまで言っても、そんなところから疑われている!?みたいな。
でも読者としては、そんな二人の会話が楽しかった♪
ミレーユは自分の無謀を反省したりしているようですが、
でもその捨て身の行動があったからこその現在なわけで!と思うけど
何よりリヒャルトを思うミレーユには「反省」なできごとなんだろうなぁ。
そんなミレーユに、リヒャルトも見事にふっきれて、行動に出ています♪
シアランのもめごとは、ひとつのハラハラが「よかったー」と一安心したら
別のハラハラが布石されています。
ミレーユに扮するフレッドが行う嫌がらせといい、面白いところ満載なのですが
緊迫の状況も混ぜ込まれ、目が離せません。
ラブがすごいことになってる
1巻からずっと読んでますが、今回ラブ度高いですね。にやにやさせられます。
口説きモードに入ったリヒャルトはすごいことになってます(笑)セリフの一つ一つがいちいちよくて、思わず読み返すほど。鈍いミレーユもさすがに自覚したような感じかな。ただここですんなりいかないところがじれったいけど、ミレーユらしい。
追う立場と追いかける立場が見事に逆転するのが面白いですね。開き直っちゃった彼はこれからもどんどん追いかけるんだろうか。このじれったいやり取りが王道とは分かっていても面白いなあ。読んでるこっちが恥ずかしいけど。
お話は複雑のようです。シアラン大公の秘密も少し明らかになりましたが、驚きました。そんな仕掛けが。今後の展開が予想つかないです。
他のキャラ達も相変わらずで楽しかったです。読んでて思ったんですが、これってアニメで動いたら楽しいだろうなあ。。
次はいつ出るんだろう…! 読み終わってすぐから次が読みたくなるシリーズです。
読んでて良かった!! 身代わり伯爵を読んでて良かった!と思わせる感じの巻でした・・・!
巻を追うごとにどんどん面白くなっていくのは、もうスゴイですね。陰謀はさらに裏の裏まであるようで、気の抜けない展開になってきました。
表紙のリヒャルトの隣にいるキャラクターの存在も明らかになったり、サラは巻き添えで殺されたのではないんじゃ・・・?
だとか、色々大変なことになっています。短編集でリヒャルトが薬草辞典を読んでたのは、こういう伏線だったんですね・・・。
ミレーユにとっては恋の自覚と切ない成長の巻だったかもしれません・・・ただ無謀に突っ切るだけが守ることじゃないと悩んだりは
してるんですけど、優しさとリヒャルトが大切!という気持ちはそのままに、新しい葛藤を持つハメになるようなので、ちょっと心配です・・・。というか、ルドヴィックが・・・どう転ぶんでしょう・・・。
リヒャルトはもう「ミレーユのためなら火の中・水の中・敵の中!」という気持ちを、まさに行動で示しましたよ・・・!
カッコいい、凄い!の言葉じゃ足りないです。以前に落ち込もうと思えばどこまでも落ち込めるだの根暗だの言われてましたけど(笑)
やるときはやる男、リヒャルト。ミレーユにも妹にも、どこまでも優しいんですよね・・・・。
ジャックも、やっぱり信念の通った人なんだとさらに好きになりました。第五師団にはまだまだ活躍してもらいたいです。
物語的には、最後の最後まで「え!?」という波乱の展開です。なんというか敵の敵は味方だと思ったらやっぱりそうでもなかった、
むしろ標的より手強い敵!?みたいな・・・。またしても引きは十分なところで終わっているので、続きが楽しみで仕方ないです!
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アクセル・ワールド〈2〉紅の暴風姫 (電撃文庫)
・川原 礫
【アスキーメディアワークス】
発売日: 2009-06-10
参考価格: 620 円(税込)
販売価格: 620 円(税込)
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・川原 礫
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カスタマー平均評価: 4
主人公の成長が楽しみ コミカルな笑いあり、目頭が熱くなる場面あり、戦闘にハラハラの緊迫感あり。キャラ達が内面に抱える複雑な心情を、深いところまで描ききる作者の文章力は、第2巻になっても読み応え十分です。
物語の前半は、第1巻よりコミカル度がアップした印象です。突然現れた少女ニコと、1巻からのヒロイン黒雪姫。強気な女子達に振り回され、目を回しながらも修羅場を生き延びるハルユキ。基本受け身で後ろを向きがちですが、根底には逃げずに立ち向かう強さを備えた主人公です。
美貌で知的で全生徒の憧れである黒雪姫が、内気で太っていて冴えないハルユキに魅かれるのは無理がある・説得力がない、という見方もありましょう。
たしかに、一般的に女性がどんなときに「惚れてまうやろー!」と思うかというと、一言でいえばその男性の優しさに触れたとき、であろうかと思います。優しさが自分に向けられたものであれ、他人に向けられたものであれ、どんな態様であれ。例えば、少女漫画にありそうですが、重い物を持ってくれた、落ち込んでいるとき元気づけようとしてくれた、普段は乱暴なのに影で人に優しくしている所を見かけた、等々。優しさを言動に移せるのは勇気でもあります。優しさに触れるとドキっとして気になってしまう、そんな実例が多いようです。
このような一般的な「魅かれ方」からすると、ハルユキと黒雪姫の関係は非常に独特です。普段のハルユキは自分に自信がなく、内面の葛藤で手一杯で、女子に優しくするどころではない。もちろん姫の一目惚れでもない。普通に考えれば、姫がハルユキに魅かれるキッカケすらなさそうなのですが……、しかし。
姫の史上の価値はこのゲームで求められる「加速能力」にあり、新米のハルユキに前人未踏の才能を見出しています。彼らは共に孤独で独特で、ゲームに対する価値観が似ており、誰よりも深く理解し合える可能性がある。これは普通の中学生の両想いとはだいぶ異なっており、師弟愛や尊敬をベースとする独自の絆という感じです。私個人は新しい感じの恋愛関係として面白く読みましたが、共感できるかは読み手によって分かれるところだと思います。
ヘタレを自認する主人公ですが、1巻、2巻と一段ずつ確実に成長していく姿を見せてくれます。ヒロインとの絆が強固になるにつれ、彼らの関係性も説得力を増すことでしょう。3巻以降の展開にも期待しています。
黒雪姫立つ! 1巻が物語の入り口として完璧な構成であったのに対し、
新鮮味が薄れ、恋愛模様が控えめでバトル重視のこの巻は、
やはり他の方も触れている通り、若干のパワーダウンを感じざるを得ない。
なんかシャナっぽいというか。
それでも読み手を熱くさせる上手さは健在。
黒雪姫の復活や、その圧倒的な強さの描写には痺れた。
しかし、黒雪姫は凄絶な中身も含め非常にかわいらしいのだが、
ニコはイラストの外見も粗暴な中身も全く可愛げがないかな・・・・
話や設定は面白いです。 所謂、ネットゲーマーや、対戦ゲーマーは、まず楽しめると思います。 設定や、世界観、文章力も新人の方にしては素晴らしいのではないでしょうか。 しかし、問題は主人公の設定です。 余りにも、感情移入ができないのです。 主人公は所謂、デブです。その上に卑屈で他者を蔑む性格をしています。 それは良いとしても、その男がモテモテになるという、設定は世界観以上に無茶があり、感情移入ができません。喩えば、あなたの学校や、会社に苛められてるデブで見た目の悪い異性が傍に居るとします。 しかも性格が良い訳でもなく、むしろ悪い。 そんな人と少し会話したり、少し一緒に行動しただけで、あなたは好きになりますか。 解は否しかないはずです。昨今のライトノベルや、漫画、小説には、見た目が悪くとも性格が良かったり、ヘタレでも熱くて優しい等の設定があります。 それで一部特定の人に好かれるというのは、まだ納得の行くことでしょう。 それがない。無いんですよ。ストーリーは楽しめるのに納得が出来ないんです。 仮に、このレビューを見た方が、男性とします。 貴方は、デブで醜悪で、性格までもが醜悪な女性に好意を持てますか? 持てないでしょう。そんな感じの主人公ですよ。
新境地 前巻を読んだ時、アクセルワールド」の骨子である『バーストリンク』の概要と彼らが戦う理由を描いているのだと思いましたが、その認識は甘かったようです。
今回新たな戦場として「無制限中立フィールド」が登場、エネミーや強化外装と言った新たな要素も現れ、前巻はいわゆる初心者向けのチュートリアルに過ぎなかったようです。
どうやら、『バーストリンク』は「ネットワーク対戦型格闘ゲーム」ではなく、「プレイヤー対戦に重点をおいたMMORPG」なのかも知れません。
今回はある「呪われたアイテム」をめぐって黄と赤(二代目)の2人の王が登場し、黒の王こと黒雪姫が過去に初代赤の王を討った時の状況も明らかになります。
時には手を組み、時には戦いあうバーストリンカー(プレイヤー)達の、敵と己の心と戦うその戦闘シーンの描写、実に格好いいです。
今回の物語で新たな友人(同時にライバルでもありますが)を得た彼らですが、どうやら「新たな呪い」も産まれた様子。
次巻も期待して待ちましょう。
なんかすっごくエアギアっぽい 王とか言ってるのもそうですが、
遊びの延長に見える謎の科学技術で現実的な『力』を手に入れてる所も、
それにマジ嵌りした青少年が秩序を作り出しているところもそっくりです。
後はエアギアみたいに最終解脱した領域に行ってしまわない事を祈るばかり。
SF的な考察としては、面白い部分もありますが、ツッコミどころも大きいですね。
仮想現実と神経接続を介して繋がる事で脳をクロックアップし、何百倍もの濃密な時間を経験することで、見た目の年齢と精神年齢が一致しない。
ここまではあり得なくもないのですが、
そのまま現実世界での1日を『向こう』で過ごすと1年半とかいう事になると、
睡眠はどうするんだとか、
脳は化学反応でなりたってるんだから、異常な化学反応であるクロックアップを長時間したら廃人になるんじゃないの?
とか思ったりします。
ラノベとしては王道で、文章力も高いですね。
日常生活ではコンプレックスを持った弱い少年が、ある一分野で非常に高い能力を持ち、その分野での成長を介して、日常でも成長していく。
ついでに皆の憧れであるような女の子に好かれたりする。
ソード・アート・オンラインが俺tueee系の王道だとするなら、
こちらもあざといほど王道です。
ヒロインがいわゆる素直クールなあたり、西尾維新成分が入っているかな?という感じですね。
そういうラノベの王道が好きな方や、エアギア好きな方なら、楽しめると思います。
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聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) 6 (MF文庫J)
・三浦勇雄
【メディアファクトリー】
発売日: 2009-06-25
参考価格: 609 円(税込)
販売価格: 609 円(税込)
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・三浦勇雄 ・屡那
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カスタマー平均評価: 0
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学園キノ〈3〉 (電撃文庫)
・時雨沢 恵一
【アスキーメディアワークス】
発売日: 2009-06-10
参考価格: 578 円(税込)
販売価格: 578 円(税込)
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・時雨沢 恵一
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カスタマー平均評価: 4
「読むな、危険」(帯より) キノの旅作者・時雨沢さんによる公式やりたい放題パロディ、何と第三段。
4の執筆にも意欲的なので続きもいつかそのうち出ること確定。
今回は短期留学生ゲストをもてなすということで、実在する神奈川・東京観光
+恒例の学園バトル。
普通人のゲストがヒロインなので、珍しく変身した3名が共闘します。
パク…でなくて「某作品のオマージュ」というのがたくさん出てくるので、
オタクならオタクなだけニヤニヤできる仕様のようです(笑)
1,2が楽しめたかたはこちらもどうぞ。
突っ込むな! 楽しむんだ! 「キノの旅」のパロディ版「学園キノ」もシャレの分かる人たちの期待に応えてか3巻目が出ました。
オビでも「キノの旅」と一緒だと考えて読むと危険だと思い切り警告してますけど、流石に3巻目ともなればどういうノリの作品か大体分かってるでしょうけど、今回も前2巻のノリでズンズン進みます。ええ、相変わらずはっちゃけまくってますよ。
今回の話は木乃のクラスに金髪の美少女イーニッドがやって来て、彼女が茶子先生の陰謀ですぐやる部に入部したので木乃、静、犬山は茶子先生によってイーニッドの日本見物に引きずり回されることになります。
まあ例によって後半で木乃らが変身して展開する戦闘シーンも含めて作中全体にわたって突っ込み所満載で、そのくせ鎌倉見物のシーンではマニアの間でおなじみとなっている大仏前の武器屋で買い物するシーンがあったり、あとがきで銃の扱いについて延々説明してきたりと、こだわる所はとことんこだわってます。とにかく最初から最後までそういうノリですから読んでいて何度も突っ込みたくなりますが、いちいち突っ込んでたらきりがありません。ええ、突っ込んだら負けですよ。
そういう小説ですから、突っ込み所も笑って楽しむ気構えで読むのがよろしいかと思います。
「ナボコフが、俺にもっと(略) 口絵より。このセリフに感じる物(九割の方の腹筋が、崩壊しました。一割の心当たりのある方は……まあ、ガンバ!!)があったら、四の五の言わず、いますぐカートに入れる&レジにGO ANd GO!一、二巻で切った人がいるという事実が、本当に残念に思うほどの一言でした。ただ、126ページの静の一言が、意外とキました。……そんなに深い意味があるとは思えません。でも、不謹慎さは拭えそうにない気がします。
神奈川?東京?千葉めぐり 作者自身が自分の作品のパロディを書くという、驚愕の第3弾。作者が描けばそれは本編なのでは?という気もするが、やっぱりこれはパロディです。「キノの旅」のキャラクターを使いながら、その世界観とは全く関係なく、作者の書きたいものを書いているという感じがする。
今回は短期留学生という新キャラが登場した関係上、国内観光をしているシーンが多い。横須賀線とか、根岸線とか、京浜東北線とかが頻繁に登場する。そして、この本で最も強調すべきことは、『銃は撃つ瞬間まで引き金に指をかけるな!』でしょう。
まだまだ続ける気はマンマンの様です。
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乃木坂春香の秘密〈10〉 (電撃文庫)
・五十嵐 雄策
【アスキーメディアワークス】
発売日: 2009-06-10
参考価格: 620 円(税込)
販売価格: 620 円(税込)
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・五十嵐 雄策
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カスタマー平均評価: 5
主人公がおっ勃てまくる。フラグを 『乃木坂春香の秘密〈10〉』です。
なんか、巻の最後でヒキを作って、次の巻へ、という流れが定着しそうな感じですが。
今回の巻は全て書き下ろしだそうですが、春香の活躍はそれほどではなく、他の女性キャラに焦点が。
ラクロス部のエピはスポ根というには中途半端なエピで、エリのフラグだけという感じだったのが惜しかったですが。
京都旅行に行って那波さんの実家の旅館に泊まる話がとても良かったです。ベタな展開と分かっていても、美夏と那波さんの真っ直ぐな気持ちもぶつかり合いが熱く、良かったです。
最後のヒキでは、修学旅行が間近であることが示されました。椎菜の決意もどう出るか、といったところです。
イラストが相変わらず無駄無駄にえっちぃのがすばらしいです。お母様キャラもですが、二次元バンザイです。
ちょっと変化球な話が奏功して面白い 全4話+エピローグの本巻での大きな特色は、各話の実質的なヒロインが春香ではないことである。逆に、各話のヒロインには共通した心の動きがある。これが奏功したのか新鮮味があってなかなか面白かった。
【第三十七話】前巻の引きを受けての「雨宮椎菜、お泊まりの巻」。裕人宅でのドンチャン騒ぎがほとんどで春香は全く登場しない。由香里先生の特性が遺憾なく発揮されていてなかなか面白い。椎菜の精一杯なセリフが飛び出すがうやむやになる(してしまう)のはいつもの展開。それでも今までとはちょっと違う決意を抱く椎菜である。
【第三十八話】美夏の中学にまたまた訪れてのラクロスで美夏の友人「塔ヶ崎エリ、いろいろと頑張るの巻」。この「いろいろ」には裕人ラヴが含まれる。献身的な言動で無自覚にフラグを立てていく裕人だが、ここにきての新たな恋の芽生えが何だか新鮮。
【第三十九話】京都旅行でメイドの「那波さん、実家でハプニングの巻(前編)」。まさかメイドの那波さんにまでスポットが当たるとは思わなかったが、生家での人柄と人気がよく出ていて板挟みな状況を上手く演出している。
【第四十話】「那波さん、実家でハプニングの巻(後編)」のサブタイトルはさしずめ「貴女もですか、那波さん」といったところか。美夏との絆の深さを描きながら葉月さんとの決闘まであって大活躍の那波さんである。ちなみに、ここで裏表紙の葉月さんとアリスの格好の意味が分かる。さらに葉月さんには、コスプレ好きに加え、これまたマニアックな趣味の存在も。その重々しく仰々しい展開の割にオチが少し「あれ?」だったが良好な結末と言えよう。裕人の最後の活躍に那波さんまで……のオマケ付きである。
次巻では修学旅行という王道ながらドキドキの期待高まるイベントにおいて、決意を秘めた椎菜の言動がどのような波乱を巻き起こすのか楽しみである。
今回は全て書き下ろし 収録内容
第37話
二月十四日、色々な事があった一日が終わり家に帰った裕人の前に現れたのは・・・そして由香里先生によって彼女と・・・
第38話
二月中旬から下旬、美香に呼び出された裕人と春香はエリのラクロス部を救う手助けをすることになり・・・
第39話
美香達に連れ出され、京都旅行へ向かった裕人達、京都観光を楽しみ、旅館へ着いた一行を待っていたのは・・・
第40話
書置きを残して消えた那波さんを探すために裕人達は・・・そしてまたもや裕人は・・・
エピローグ
この一月の出来事を思い出す裕人、そして来月の修学旅行に思いをはせる裕人に・・・
エピローグからも判るとおり、次巻は修学旅行が題材みたいですね。
今巻でも裕人はまたもや新たにフラグを・・・(笑)(さらにしゃあ先生による美麗イラストによるサービスカットも満載!!)
しかし10巻(1巻から四年半)に突入しているのに物語は春香と裕人の出会いから9ヶ月しかたっていないんですね。
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[ 単行本 ]
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おいしいコーヒーのいれ方 Second Season III(3) 消せない告白 (ジャンプ ジェイ ブックス)
・村山 由佳
【集英社】
発売日: 2009-05-29
参考価格: 780 円(税込)
販売価格: 780 円(税込)
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・村山 由佳 ・結布
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カスタマー平均評価: 2
待たされて。 「これだけか・・・」というのが正直な感想。
また一年待つのかと思うと、今までで一番物足りない内容でした。
長年読み続けているので読み始めるとのめり込んで読んでしまうのですが、もっとこう物語の進展が欲しかったです。
そう思うともう一年一冊ペースは辞めて、結末まで一気に書き上げて完結させた方が良いような気がします。
それとも作者の中にはまだまだ語りたい物語があるのでしょうか。
あと、イラストレーターが変わりました。
率直な感想は、これまでよりも「濃い」系で、やはり違和感があります。
自分は物語を楽しむ上では興味ないので問題ありませんが。
おいコーの『味』 一年待たされ、せっかく新刊をすぐに読む気になれず2ヶ月ちかく放置しておりましたが、読んでみるとさすがの一言です。読み始めると止まらなくなってしまいました!…まぁ短いって事もあるんですけどね(笑でも「しっとり」とした雰囲気はおいコーならではの良さです。ショーリとかれんの進展はあまり無いものの、次への布石が多くあると思うと興味深い一冊ですね。……はぁ、また一年ですか…。(涙)今回はショーリとかれんの話が少ないせいもあり星4で。次はメインの二人の進展がみたいですね。
ダブル・ファンタジー路線への予感 15年続くおいコーの新刊、では一応ある。
だが、新刊だからといって急いで買って読むほどの内容ではないことは、発売から1ヶ月経とうというのに、レビューがさっぱり書かれてなかったことからも容易に想像できる。
ストーリーの進展としても、勝利が前歯を折られたぐらいで何か問題が解決した訳でも無い。
そもそも前巻から引っ張ってる、かれんの相談事の内容すら明らかになっていない。
この程度の進捗で、また1年先に話を延ばそうと言うのは読者がきっと待ってくれると過信しているのか、ナメているのか果たしてどちらなのだろうか。
肝心の内容については、従来の登場人物の出番がめっきり減り、代わりに森下家の面々がクローズアップされている。
その中でも次男・秀人の言動は、近作「W/F」の登場人物のそれに近く、彼の言葉を勝利に聞かせるところに、作者・村山由佳の意図を感じる。
何よりも秀人について、「腹立たしく思うかもしれないけど・・・」と作者本人があとがきで「弁護」している。
そしてその後に、このような「予告」を書いている。
『勝利にはまだまだもっと、人として大きくなってもらわねばなりません。
ここから先、どんなことが彼の上に起こったとしても、どうか皆さん。勝利を見捨てずにいてやってください』
『見捨てずにいてやってください』。
「応援して」でも「励まして」でも無いところに、作者・村山由佳が勝利に何をやらせようというのかを考えさせる。
果たして、おいコーが「W/F」のような展開を迎えるのか。
イラストがあくどくてまるでアダルト物みたい おいしいコーヒーのイラストが変わって雰囲気が一変してしまった.まるでアダルトコミックのような濃厚な絵.おいコーをこんなイラストで見る気がするファンがいるのだろうか.事情は知らないが,この事態はおいコーもそろそろお終いの時期を迎えているサインではないのか.年一冊,一時間で読める薄い内容,主人公の自主性はいつまで待っても確立できないまま.そろそろ愛想を尽かされても文句をつける向きは少なかろう.
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[ 文庫 ]
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狼と香辛料〈11〉Side Colors2 (電撃文庫)
・支倉 凍砂
【アスキーメディアワークス】
発売日: 2009-05-10
参考価格: 578 円(税込)
販売価格: 578 円(税込)
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・支倉 凍砂
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カスタマー平均評価: 4.5
今までのもやもやが払拭される1冊 前半は劇甘2本に雰囲気を飲まれ、後半1本は勉強になる作品です。ヒロインの思考がそれぞれのシーンで丁寧に表現されているので、なるほどなーと思ってしまうのです。今までの作品の中の隙間や過去を埋めるのに丁度いい長さの、暗黙の了解と省かれていたキャラの思考が理解できるようになる1冊です。この1冊を読んだ後に今までの話を振り返ると感想も変わってくるかもしれませんね。
サイドストーリー集第2弾。エーブの過去が明らかに。 「狼と香辛料」の作者、支倉さんはコンスタントに作品を出してくれて、ファンとしてうれしい限りです.今回はロレンスとホロの旅の日常を描いた短編2本とあの守銭奴、エーブ・ボランの誕生秘話中編です。なんといっても、書き下ろしのエーブ編がおもしろかった。人間の醜さ、金が絡むと人間は平気で人を裏切る。読後は人間不信になり落ち込みますが、たくましく変貌してゆくエーブに親近感を覚えます.
狩られる側から狩る側へ 今でこそ凄腕の商人であるエーブの修業時代のお話です。
このころは、元貴族ということもあり、世間知らずで、すぐに人を信じてしまうといったように、甘さが抜けないでいたが、とある商売での失敗をきっかけに、羊から狼へと変わっていくエーブの姿が描かれています。
ホロとロレンスの短編のほうも相変わらず、他愛のない会話のやりとりが心地よく、
毎回の如く謎かけや、考えさせられる部分があるので、この巻も一気に読み切りました。
オススメです^^
エーブ・ボランの話 ボランが一つの甘さを克服して、覇道へ一歩踏み出した話ですね。
没落前の話からかと思ってましたが、没落後の話でした。
まだ甘さがあり、他人の善意を信じていたエーブが初々しいです。
この手の話では
『浮かれる = 痛い目に遭うフラグ』
『皮算用 = 失敗するフラグ』
『信じる = 裏切られるフラグ』
なので、3拍子揃ったエーブが酷い目に遭うのは、
ほとんど全ての読者が予想したんじゃないでしょうか?
それにしても、こうしてみると、エーブとロレンスって失敗パターンがそっくり……
エーブはロレンスを気にかけていたようですが、
彼女から見れば、自分がかつて捨て去った甘さをどこか残したまま、
商人として見事に独り(?)立ちしているロレンスが眩しかったのかもしれません。
非情となる事でしか一人前になる道を見出せなかった彼女からすれば、
彼のありかたというのは、自分が見つけられなかった、しかしできればそうありたかった、別の可能性だったのかもしれませんね。
ホロ(激甘仕様)とエーブに萌える巻です。 既に発表された短編2本に、
書き下ろし中編1本
で構成されています。
このシリーズは、経済とロレンスとホロのかけあいが魅力です。短編は、ロレンスとホロとのかけあいがよくでたものになっています。
・短編1 狼と黄金色の約束
4巻と5巻の間のエピソードです。
5巻でホロはロレンスとの旅が楽しすぎると嘆息するわけですが、その楽しさの一端をかいまみれる短編になっています。
・短編2 狼と若草色の寄り道
1巻から5巻の間のどこかのエピソードですが、私の判断としては、3巻から4巻の間っぽいかなと思います。
ロレンスの鈍さっぷりとそれにため息をつきつつも、愛情を感じるホロの甘酸っぱさを感じる短編になっています。
この短編を読む前に、7巻の短編、「狼と琥珀色の憂鬱」を読んで、ホロの心象を想像しながら読むと味わい深いです。
・書き下ろし中編
エーブ・ボランの話です。
「いかにして世間知らずの淑女は守銭奴の狼となりしか」という話です。
これを読んだら、5巻で出てきたエーブは、どのような辛酸をなめてきたのか、思いを馳せると、ちょっとかわいそうになります。
狼と香辛料は、大きく言って5巻、10巻がターニングポイントになっています。
12巻から始まるであろう新展開へ向けた、小休止の巻であるとともに、既刊を読み返すのにいいきっかけとなる良い短編・中編集です。
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