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アンダーグラウンド (講談社文庫) 遠い太鼓 (講談社文庫) 深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫) 風の男 白洲次郎 (新潮文庫) 深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫) 深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫) 深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫) 自閉症だったわたしへ (新潮文庫) 深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫) 深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)
アンダーグラウンド (講談社文.. 遠い太鼓 (講談社文庫) 深夜特急〈1〉香港・マカオ (.. 風の男 白洲次郎 (新潮文庫) 深夜特急〈2〉マレー半島・シン.. 深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ.. 深夜特急〈3〉インド・ネパール.. 自閉症だったわたしへ (新潮文.. 深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロ.. 深夜特急〈4〉シルクロード (..

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アンダーグラウンド (講談社文庫)

[ 文庫 ]
アンダーグラウンド (講談社文庫)

・村上 春樹
【講談社】
発売日: 1999-02
参考価格: 1,090 円(税込)
販売価格: 1,090 円(税込)
アンダーグラウンド (講談社文庫)
村上 春樹
カスタマー平均評価:  4.5
「世界の圧倒的暴力」と「作家の倫理」について
 例えば、村上龍のようなタイプの作家ならこうやって取材しまくった後、何か物語を1つ作り上げ、あとがきに分かったようなことをさらっと書いてその話題を消化してしまうだろう。だが、サリンと阪神大震災というポスト・バブルの二大事件に、世界の持つ「圧倒的な暴力」(764p)を感じとった村上春樹は、これだけの圧倒的現実を前に生半可な物語をぶつける程、恥知らずでも迂闊でもなかった。だから、この仕事は出版社を説得してインタビュー集として企画された。(実際のところは、村上龍はサリンにも阪神大震災にも作家として戦いを挑まなかった。単順に書けなかったのだと思う。)  「でも言葉というのは無力なんだなとふとそのときに思った。でも作家である私は、それをたよってなんとか仕事を進めていくしかない。」(708p)  この仕事を通して作者が感じたマスコミへの反感と書く者の倫理、(我々の足元に広がる)世界の圧倒的暴力、(「ねじまき鳥クロニクル」で取材した)ノモンハン事件当時から不変の日本人社会のダメっぷり、等などは最後のあとがきに詳しい。この時代に文学小説に何か少しでも期待するものがある人は必読である。  やたら主人公が泣く村上春樹作品で僕はもらい泣きした記憶が殆ど無いが、このインタビュー集では何箇所か素直に涙が出た。オウム信者と対峙した続編も読んでみたい。
時間は流れるが…
1Q84を読んで、何故か無性にこの本が読みたくなって読みました。1Q84は私にはちょっとこんぐらかってしまったけど…。 一人ひとり地下鉄サリン事件で被害に遭われた方の証言が、ほぼそのままに載っているのですが、その方たちのそれぞれの体験も怖いし、そこから私が勝手に感じてしまったものも怖かった…。  私も読んでいる途中、なぜか太平洋戦争中の日本軍を連想してしまったし、また昨今おこっている無差別殺人事件を連想してしまった…。今まで全然違うものだって思っていたのに…。 いろいろと細々と思うところはあるんですが、地下鉄で被害あった人たちがいる場所の向こう側は普通どおり動いていた世界があるっていう絵が、頭の中に染みついて離れません…。
人間社会という薮の中の中の真実
地下鉄サリン事件に被害者として関わった人たちの口から語られた 物語がここにはあります。 出来るだけフィルターを通さないカタチで その人その人の目の当たりにして認識したリアルの物語です。 結果論かもしれませんが 筆者である村上春樹氏は この事件が持つ根の深さが尋常でないことを認識して あえて 手間のかかるこのノンフィクションを紡ぎあげたのだと思います。 この事件を語るにはこの方法しか無い、のだと。 文末で作者は この事件の来し方行く先を 自らの言葉で論じています。 それはまぎれも無く、村上さんが作家としてやろうとして来たこと いわば作家としてのテーマそのものだと認識しました。 その文章は一言で言ってしまえば「深い」です。 深すぎる! 村上春樹氏がもつ人間の社会や心理を鋭く紡ぎ出す その類い稀な才能に もはや尊敬の念を禁じ得ません。 作品はもちろんのこと 作家としてのスタイルや生き方 そして 人間としての弱さや不完全さ 色々なものを鑑みてもそう思います。 いままでそれは単に自分自身と波長が合うからなのかと思っていましたが どうやら 村上春樹氏は 好き嫌いで判断されるものではなく 人間として作家として一つの偉大な才能であるという認識になりました。 もちろん 点から与えられた才能ではなく、氏の不断の努力と探究心によって培われたものだと思うのです。
地下鉄サリン事件の「本当の恐怖」
村上春樹さんが地下鉄サリン事件の被害者たち 60人以上にインタビューしたものをまとめたものです。 「そのときに地下鉄の列車の中に居合わせた人々は、 そこで何を見て、どのように行動をとり、 何を感じ、考えたのか?」 ニュースで何度も伝えられた「地下鉄サリン事件」と 一人一人の家族や会社など多様なバックグラウンドをもった人々を 通して語られる地下鉄サリン事件。 数多くの「具体」を通して 地下鉄サリン事件の「本当の恐怖」に村上春樹が迫る。 巻末にある村上春樹のまとめとも言える、 「目じるしのない悪夢」 衝撃が強すぎるので、心の用意ができていない人は 控えたほうがいいかも?!
オウム事件が風化しないためにも読み継がれるべき
 地下鉄サリン事件のことといえば、村上春樹がはじめて世界に対してコミットメントしようと動いた事柄でもありました。どちらかというと、世界の流れと全く無関係の世界を生きてきた小説家としての村上春樹が、世界でいまあること、起こっていることに対して、なんらかのアプローチをしようとしたのがこのタイトルの二作品でした。   どちらも、インタビューのノンフィクションルポルタージュということで、他の村上春樹さんの小説とは違い、あくまで村上春樹がこのオウム真理教事件とはなんだったのか、地下鉄サリン事件ってなんだったのかと真摯に向き合おうとしたインタビュー集です。  たぶん、いい意味でも悪い意味でも、普通のインタビュアーやマスコミ、ルポライターがインタビューして出来るものとは違う何かがここにはあると自分は思います。そんなわけでこのサリン事件の日にこの二冊も紹介しておきます。文庫のほうが携帯しやすいと思いますので文庫版を挙げておきます。

遠い太鼓 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
遠い太鼓 (講談社文庫)

・村上 春樹
【講談社】
発売日: 1993-04
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 840 円(税込)
遠い太鼓 (講談社文庫)
村上 春樹
カスタマー平均評価:  5
これを読んで海外へ!!
「深夜特急」を読んで海外へ出た人は多いようですが、私はこれで海外へ旅行しました。もちろん、作品中に出てくるギリシア・イタリアです。多くの部分は滞在記で、旅行と海外永住の真ん中に位置します。日本にいるようにものごとがスムーズに進まない、それがまた海外らしさと面白さをかもし出し、全て準備済みの旅行と違う魅力があることをこの本に教えられました。そして不便であっても発見の多いこんな暮らしに自然と憧れてしまいました。 これを読んだのは就職活動前で、このような経験をずっとしていきたかったので、就職してからも1カ月の休みが取れるような会社を本気で探しました。(本当にあったんです)それから、10数年・・・、私の希望は海外で大学講師になるということで実現しました。
決してガイドブックではない
ガイドブックとは、本来良い事しか書いていないもの。異国でスリに遭った・ホテルでお湯が出ない・バスから荷物を落とされた…等々愚痴や文句は決して書かない。旅行記にしては愚痴が多すぎる(笑)。そういう意味では村上さんが言うようにこれはガイドブックでも旅行記でも無いですよね。でもなぜかこの本を読むと、たまらなくその国を訪れたくなるんだろう?なぜ繰り返し読みたくなるんだろう?プロの作家だからこそ村上春樹だからこそ書ける最高に魅力的な『率直なひねくれ旅行記』です。『ノルウェーの森』がベストセラーになった時に村上さん夫妻が味わった心の闇についての記述も興味深いです。
40を手前にしてチャレンジをした作品であったということが分かる。 
 村上春樹さんが、ギリシャで「ノルウェイの森」「ダンス・ダンス・ダンス」を書き下ろした、その期間のエピソードとギリシャの様子などをエッセーにまとめた作品です。40歳までにこの2作を書きたいという強い思いが著者の中にはあり、異国で小説にしたためている。  本書「はじめに」でも書いているように、日本にいるとだらだらとめりはりなく年をとっていきそうに感じ、著者はあえて知り合いの少ない土地に向かう。そういった気持ちで書いたためか、どちらの小説もとても初々しい。村上氏が40を手前にしてチャレンジをした作品であったということが分かる。  
読むと旅に出たくなる本
海外のことをこんな目線で おもしろおかしく 捉えられるのがすごいと思います。 なおかつ、読んだあと旅に出たくなる一冊。
旅行記
人気作家、村上春樹の旅行記です。奥様と日本を離れ、ギリシア、イタリアに滞在した3年間の記録です。観光地等ではなく、現地でアパートを借りての生活の記録です。ジョギングをしたり、買い物に行ったり、レストランやカフェで食事をしたりです。ランチア・デルタを買い、ドライブをしたりしています。当然、故障のエピソードもあります。滞在中、翻訳をしたり、ノルウェイの森を書きあげたりしています。とうてい、普通の人にはできない外国体験ですが、作家の感性が伝わり、面白い旅行記です。最初、著者も言うように、時差ボケなのか、面白くないのですが、だんだん、面白みをますので、最初で、つまらないと思い、投げ出さずに、最後まで読むのをお勧めします。こういうところ、演出なのかどうかわかりませんが、著者はすごいなあと思います。

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

[ 文庫 ]
深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

・沢木 耕太郎
【新潮社】
発売日: 1994-03
参考価格: 420 円(税込)
販売価格: 420 円(税込)
深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)
沢木 耕太郎
カスタマー平均評価:  5
わたしは「コレ」で、会社を辞めました。
19歳の時、この本を読んだ。 僕も26歳になったら旅に出よう、と思った。 26歳になった。深夜特急はしょせん夢だった。僕は現実の世界に生きていた。 29歳、もし明日死ぬとしたら何がしたい、と自分に問いかけた。 そして僕は、香港へと旅立った。
興奮の醒めない旅へ
これを読むのは10代でないといけない。もしくは25歳までに読まなければいけない。 旅の静けさ、熱気、胸の高鳴り。すべて私は感じてしまう。活字を追っているだけなのに。進むにつれてそれは徐々に薄くなるのだが、それでも私の心ははるか遠くのシルクロードにあるのだ。これを読むと必ず旅に出たくなるだろう。私はこのような刺激に遠ざかっていたし、それを求めていたのかもしれない。私が26歳になったときには、興奮の醒めない旅へ出たい。
人それぞれ、旅の情景が、ある。だけど
私が海外に行ったのは、ほぼ沢木さんの書いている内容とかぶっていた。 21でシンガポール・25で韓国。ここまではパッケージツアーだった。 そして29で、中国は珠海(マカオの隣の、中国の町です)に渡り、そこで暮らした。 それまでの2国は、まぁフツーに歩いただけだったけど、 国境一つ越えたとこにある香港とマカオは、「深夜特急」以上に刺激的だった。 この本を読むたびに、口にするのはおこがましいが、私と沢木さんは見事に同じようなことをやっていた。 「香港はエネルギーがいる」だけど、その刺激がたまらなく、いい。 私はその熱気にやられた旅人。いや、珠海住み着いたから旅人じゃなかったんだけど。 そこで女に恋し、熱い思いもした。 いつも、ビクトリアピークは美しかった。 ジャッキー・チェンの手形は、意外と小さかったのも知った。 マカオの海の匂いは泥臭く、香港は潮くさかった 読んでいると、出てくる情景は自分の旅だった。
流浪願望を焚きつける魔書
オリジナルは1968年5月リリースの『深夜特急 第一便』。本書はその前半部分を文庫化したもので、1994年3月25日リリース。文庫化の巻末には『香港』で名高い山口文憲氏との『出発の年齢』と題する1993年11月に実施された対談が加えられている。 本書は正に『流浪願望を焚きつける魔書』と言えるだろう。日々凡々と繰り返しで変化無い日常を過ごしている人間に、何故旅に出ないのか、という無言の力を放っている。おそらくは複数の人間は日常を切り上げ、旅立つことをしてしまっただろう。生きている、というのはそういうことではないか、と思える。 本巻では主に香港・マカオが描かれているが、無計画な体験が外連味無く、瑞々しく描かれ本当にステキだ。特に『大小』に魅入られていく姿と、取り巻く人々に『人』そのものを感じてしまう。何度でも読み返してしまいそうな唯一無二の作品である。
学生のうちに読んでおけばよかった…と思う本ナンバーワン。
社会人1年目の頃に読みました。 で、猛烈にこんな旅をしたくなるのですが、まぁこんな旅をしたくとも、女子の海外一人旅はちと厳しいってところもありますし、会社入っていきなりやめるわけにもいかず、時すでに遅しで、憧れだけが募りました。 会社を辞めて旅へ出る行くほどの勇気もないので、以来せっせと夏休みを利用して旅行を続けています。 できれば、今現在学生さんの人に、是非読んで欲しい本です。

風の男 白洲次郎 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
風の男 白洲次郎 (新潮文庫)

・青柳 恵介
【新潮社】
発売日: 2000-07
参考価格: 420 円(税込)
販売価格: 420 円(税込)
風の男 白洲次郎 (新潮文庫)
青柳 恵介
カスタマー平均評価:  4.5
爽快
社長から読んでみろと渡されたのですが、私は、「白州次郎」という名も、詳しいことも何も知らなかったこともあり、なかなかすぐに読む気にはなりませんでした。 それが、読み始めたらグイグイ引きこまれ、読み終えた時には、何でもっと早く知ることがなかったのかという気分になったとともに、ある種の爽快感を覚えました。 戦後日本復興の立役者といえば、松下幸之助や井深大、盛田昭夫、本田宗一郎・・・・起業家のことしか興味がなかったし知らなかったのですが、こんなかっこいい男がいたのかと・・・・。知らなかったことに日本人として恥ずかしささえ感じました。 誰に対しても、筋を通す一貫した生き方には、背筋を正される思いでした。 それと、部下や周りの人に対する優しさをさらりとおこなう姿は読んでいて気持ちよかったです。
白洲次郎の業績を世に知らしめるきっかけになった記念碑的な書物
白洲次郎の遺言はあまりにも有名である。  葬式無用  戒名不用  のたった2行。  この遺言のため、大々的な葬儀は行えなかったが、それでは白洲次郎の数多い友人たちが納得しない。  ということで、1年後の命日、「白洲次郎を偲ぶ会」が開かれた。次の年も開かれ、語録を出してはどうかということになった。  そこで、正子夫人から白羽の矢が立ったのが、当時の成城大学の講師の青柳恵介氏である。年は若いが生前の白洲次郎氏と面識があった点も理由の一つだった。  白洲次郎には英国式の不思議なユーモアがあり、人の記憶に残る語録がたくさんあったが、いざ集めてみると、その場の雰囲気や時代背景なしには面白味が伝わらない。  青柳氏は苦労の末、大量の戦後資料を読み込み、伝記、小説、語録の融合した白洲次郎伝を書き上げることになった。  本書の魅力はなんといっても、白州正子夫人をはじめとして、生前白洲次郎氏と親交の深かった人たちの全面協力を得ている点で、人間白洲次郎を表すエピソードが多数収集されている。  また、構成もよく練られ、ビジネスマン時代の白洲次郎が横浜からサンフランシスコに向かう大洋丸で、帝国軍人の辰巳栄一と出会い、軍部への悪口をふっかける印象的なシーンから始まっている。  本書は読み物としても第一級の書物だ。
一陣の風が通り過ぎたかのような清廉の士
 終戦直後、米国の統治下にあった日本。欧米人に対してとかく卑屈になりがちな我が国にあって、臆することなく言いたいことを言った男。歯に衣着せず、ずけずけとした物言いはするけれど、これと信頼した人物に対しては面倒見の良かった義の男。信念をもって己を投げ出すことのできる男。白州次郎は、そういう男だ。  一陣の風が通り過ぎたような清々しい生き方を貫いた白州次郎の人となりが、彼と関わった人たちの証言から伝わってくる評伝集。いくつもの印象深いエピソードのなかでも、英国のケンブリッジ在学中、終生変わらぬ友情を結んだロビン・ビングとの再会、そして最後の別れを記した場面には胸がいっぱいになって、涙がこぼれた。  若き日の白州が車の運転席に座った写真や、親友ロビン・ビングとのツーショット、白州次郎を大いに買っていた吉田茂を撮った写真をはじめ、白黒写真が多く掲載されていたのも、彼らの人となりを身近に感じる上で、とても有難かった。  本書刊行のいきさつについては、白州正子(白州次郎の妻。文筆家)の「まえがき」ならびに、当時、成城大学の講師だった著者の「あとがき」に記されている。  著者「あとがき」の後に置かれた両角良彦(もろずみ よしひこ)の解説、「天衣無縫の気概」と題した文章も素晴らしい。的確で、心のこもったその文章から少し引用させていただく。 <ひと口に言えば、人間として立派であった。およそ遺徳を偲ばれるには、地位や財産などではなく、人間性そのものに根ざすなにかがなくてはならない。この人にはそれがあった。毅然とした反骨精神というか、強者に追従しない独立心である。書中に詳しいが、全能の占領軍司令部を相手取って一歩も退かなかったいくつかの挿話からもそのことは納得できよう。>
GHQ占領下、時代に役割を果した規格外の男の物語
 第二次世界大戦での日本の敗戦後、占領当局GHQとの交渉の最前線を担った白洲次郎の言わば公式評伝である。  家族の要請と協力もとでの伝記ではあるが、規格外の男・白洲次郎の足跡を多くの彼の友人・知人のインタビュー、そして資料から浮き彫りにする。  現在も時折政治的争点として浮上する憲法問題、戦後の復興政策・産業政策等々に関わり、そして鮮やかな引き際を示した男をしる入門書といったところである。  本書に政治的な思惑等は特には見受けられず、歴史の中で人の果す役割・果した役割を知る上で必要な一冊といえると思います。
天下一の傾奇者
上司が飲み会で熱く語っていた「白洲次郎 」。ということで上司からお借りして読んでみました。いや?、戦後の日本復興にこれほど影響を与えていた人がいたとは知りませんでした。高校日本史の教科書くらいに名前は出ているのだろうか?(私は世界史だったので全く知りませんでした)。また、戦後復興当時の日本とGHQのやりとりも非常に興味深く読ませてもらいました。 もう、ほんと、漫画の主人公になりそうなくらい、痛快で破天荒で真直ぐで情に厚い人柄が伝わってきました。「たら・れば」はよくありませんが、もし白洲次郎が生きていたら、今の世の中をどう見るだろう?とついつい考えてしまいます。それにしてもすごい人がいたもんだ。 そう、まるで戦国時代に活躍した天下一の傾奇者、前田慶次が重なってきます。

深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)

[ 文庫 ]
深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)

・沢木 耕太郎
【新潮社】
発売日: 1994-03
参考価格: 420 円(税込)
販売価格: 420 円(税込)
深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)
沢木 耕太郎
カスタマー平均評価:  4
旅は人と出会うために行く
オリジナルは1968年5月リリースの『深夜特急 第一便』。本書はその後半部分を文庫化したもので、1994年3月25日リリース。文庫化の巻末には俳優高倉健氏との『死に場所を見つける』と題する1984年1月に掲載された対談が加えられている。この対談が本編と並ぶくらいに面白くて、文庫版をこの部分だけでも手にとって読む意味はある。 第二巻は『マレー半島・シンガポール』である。ぼくは10年ほど前にマレーシアを夏休みに一週間かけて車で縦断した経験があるので、特に興味深かった。ぼくの印象に最も残ったマレーシアはこの本にも乗り合いタクシーの部分で出てくるが『スピード狂』である。国民総スピード狂ではないかと思うほど、恐ろしいスピードでかなり古い車が文字通り飛び回っていた。バスを乗り合いタクシーが追い抜くシーンはそれと重なってしまって思わず頷いてしまった。 ここまで読んでみて思うのは、旅というのは名跡を見歩くのが楽しいのではなくて、そこにいる人たちと触れ合うことにこそ楽しさがあるのだな、ということだ。特にシンガポールのあたりでそう思った。そしてただただ羨ましい。ホントに羨ましい。そういう本である。
マレー半島 香港・マカオとは一味違う旅の行方
沢木耕太郎の深夜特急シリーズは、バックパッカーの永遠の愛読書と同時に、今なお青春の書の代表のようなものでもあります。 全てを投げ捨てて、気ままな一人旅をしたい、と思ってもままならぬ現実があるわけで、本書を読む人は、沢木の行動に自分の夢を託しているのかもしれません。忙しく生活に追われる現代人にとって精神の開放につながる書籍でしょう。前作の香港・マカオの熱を帯びた文章と比較すれば、少し冷静な沢木を発見します。 アジアでも微妙に国民性が違い、それは、タイ、マレーシア、シンガポールと下るに従ってそれぞれの違いがはっきりしてきます。安宿を探すあまり、ペナンの娼館に泊まり続けるエピソードが興味をひきます。ヒモの生き方の大変さもうかがい知れました。沢木は冒険野郎ですが、このように冷静に人間の優しさ、悲しさを感じ取るという感性の豊かさが読者に心地よいのです。人との関わりを避けるように日本を離れながら、旅人は異国の旅先で人との関わりを持たざるを得ませんし、持つことを欲します。旅の醍醐味と真髄がここに出ているようです。 その昔、本書で描かれたペナン、クアラルンプール、シンガポールを旅行したことがあります。本書を読むとそれがいかに表面的なツアーだったかと思い起こしています。 沢木のような旅は、人々の間に入り込み、同じ食べ物を食べ、生活を一緒にすることで、深くその土地に根付き、その個性を浮かび上がらせます。それゆえ、同じ国でありながら全く違う印象を感じ取りました。 対談の高倉健との「死に場所を見つける」も面白く読みました。寡黙な人というイメージの高倉健が沢木と意気投合して様々な旅について語る話は本編とは別の意味で興味を惹きました。
娼婦達と野郎ども。
香港を出発して、マレー半島を下ってシンガポール向かう第2巻です。 なんといっても娼婦の館での件が面白すぎました(笑)。なんか陽気で和気あいあいとしてる 雰囲気が伝わってきて思わずニンマリ。娼婦にたかるヒモの若者達なんてギャグにしか思えな いが世界は広いもんだ(笑)。 前回から亘って、同じアジア圏でも色々と差異もあり読んでて面白いですね。何か旅先で 出会う人々をみてると、やっぱ日本人って真面目なんだよなぁ?と感じます。まぁそのぶん つまんないのかもしれないけどね。 人物描写もいいんだけど、食べ物の描写がいいな?。僕なんか普段食べたか食べないかわか らないぐらい、食べることにこだわりも執着もない人だが、これ読んでると不思議なことに 無性に食い意地がはってきます(笑)。なんかどれもこれも美味しそうに思えてくる。 あと巻末についてる対談は高倉健さんとです。「死に場所を見つける」なんてヤバイぐらい カッコいいタイトルだが、内容も渋くて勉強になりました。オススメです。
曜日の感覚がなくなるなんてイイね
 私達はどこか別の世界に連れて行ってくれることを期待して本を読むことが多いです。この本は、ページをめくればいとも簡単に夜行列車の旅をしたり売春婦の館に泊まったりできてしまいます。  バンコクやシンガポールなどの都市は魅力が少なかったようですが、その分、多くの人とふれあい多くの人の親切を受けます。白人や黒人と違って黄色い肌のアジア人同士だとどっかで分かり合えるような気がします。
マレー半島縦断鉄道の旅
前巻は香港・マカオの滞在型の旅でしたが、今回はマレー半島を移動しながらの旅行記となっています。 バンコクからスタートしてシンガポールまで途中いろんなところに立ち寄りながら長い時間をかけての旅となっています。 移動には鈍行の列車を使っており、現地の様子が伝わってきます。 いろんな場所を移動しながら、旅の技術が向上していっている様子が分かります。 特に面白かったのが、筆者が「そろそろ次の街へ移動する時期だ」と感じる瞬間です。 この感覚をマレー半島で見につけたことが、この後の旅をいい方向に導いたのではないかと思いました。

深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)

・沢木 耕太郎
【新潮社】
発売日: 1994-05
参考価格: 460 円(税込)
販売価格: 460 円(税込)
深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)
沢木 耕太郎
カスタマー平均評価:  5
予定を立てないということ
 自分もこのような旅をしてみたいと憧れます。「金」「時間」「英語力」「好奇心」「若さ」「決断力」考えてみればどれも今の自分には不足しているのでせめてこの本を読んで遠いトルコやギリシアに連れて行ってもらっています。  この本に書かれていることが本当ならば、著者は明日のことさえ考えずに旅を続けています。現在の日本に住んでいると、できるだけ先のことも予定が立たないと不安を覚える癖が付いてしまっています。果ては年金の心配までする始末です。本当はこの本に書いてあるように明日のことなんてわからない。道をぶらぶら歩いていると誰かから声をかけられあとはなるようにしかならない。この本の底流にはそのような思想があってその魅力で5巻まで読み続けることができました。6巻では、どのように旅を終えるのか楽しみです。  
飛光飛光
オリジナルは1992年10月リリースの『深夜特急 第三便』。本書はその前半部分を文庫化したもので、1994年6月1日リリース。文庫化の巻末には高田宏氏との1992年10月掲載の対談『旅を生き、旅を書く』が加えられている。 実際に旅をしたのは26才、この第三便のリリースはその17年後の43才の時と言うことで、第二便からも6年が経過している。その意味でいささか『連続性』が薄れるのは感じるが、旅自体の魅力は減少しない。この『5』でついにアジアを離れ、ヨーロッパに入る。印象的なシーンが数多く登場する。そして歴史的建造物よりも、その土地の人に旅の魅力を感じる視点に共感を覚える。 ここに来て多くのデジャ・ヴを体験し、ゴールを意識するようになっている心理的な変化を語りはじめる。最終巻でこの気持ちがどうなっていくのか、が最も興味あるところかもしれない。 個人的に一番印象に残ったのは熊を使ったイスタンブールでの恐喝のシーン。絶対に日本にはいない。
旅を内省的に少しずつ総括し始めた沢木耕太郎
巻末の高田宏さんと筆者の対談でも語られていますが、26歳の時に旅をして本書を書いたのが、その17年後ということです。エピソードは全て青年期のものですが、書き手の感性は壮年に突入しているわけで、そこのギャップが作品のトーンに微妙に影響を及ぼしています。 旅の始めに遭遇した香港やマカオでの熱を帯びた行動と感覚が少し穏やかになっています。数か月の旅の間に、異国での生活が慣れてきたという説明だけでは収まりのつかない変化だと感じました。歳月が経つにつれ、本来強烈だった印象も少し客観的に眺めることができますので、その要素も本書には含まれているのでしょう。 66ページに筆者の壮行会を建築家の磯崎新と彫刻家の宮脇愛子夫妻が催したと書かれています。この二人との交友も気になりますが、それ以上は書かれていませんでした。その愛子夫人から頼まれたトルコにいるゲンチャイさんへの届け物のシーンは、この旅の中でも異色であり、そこには目的がありました。放浪の旅もまた目的を帯びることがあるのです。 そのあたりから他者との係わりの記述が少しずつ増えています。 アメリカでの生活をおいて、ギリシャのスパルタへ移ってきた老人も人との関わりを求めているようでした。地中海のフェリー・ポセイドン号での亜麻色の髪の女性もまた孤独から逃れるように筆者との関わりを持とうとしています。夢か現かでの会話も人生を旅に置き換えた場合、象徴的なやり取りだと受け取りました。李賀の「飛光飛光 勧爾一杯酒」の言葉にも過ぎゆく時への惜別の情があるように感じました。 旅の終え方に少しずつ話が向かっていますが、人生の終着と同様ならば、旅の終わりは誰にも分からないと考えますが・・・。
旅と人生は似ている
旅にも幼年期、青年期、壮年期、老年期とあり、この巻では壮年期にあたる部分を描いている 確かにエネルギッシュに前へ、前へというよりは、何か心の隙間を埋めるように、それを 求めて前へ進んでいる印象を受けました。 個人的にはトルコ編はほのぼのとしていていいなぁ?と思います。香港のスターフェリーも いいですが、こちらのアジアとヨーロッパを往復するフェリーは本当に羨ましいなと、、、 朝起きて、朝食を食べ、散歩してから食料を買いフェリーで風に吹かれぼーっとして、また 帰ってくる、たったそれだけの事がものすごく贅沢に思えてくる。 ギリシャ編では、スパルタの廃墟で出会った老人の件が感慨深いですね。年をとって好奇心 が磨耗しても人とだけは関わりたいというのがやっぱり素直な所なんだろうなぁ、、、 散歩してたらいきなりバースデーパーティーに誘われる件も、読んでて癒されます。やっぱ 人と人との繋がりはいいなと。 地中海からの手紙の章では、今までの旅の事をなかば自棄になって顧みてたりしますが、ほ んと人生の壮年期と同じですよね(笑)。 最後にいったい何を得るのか、次の巻が楽しみです。
ヨーロッパへの旅
アジアからヨーロッパへと移動して行きます。 トルコとギリシャの旅ですが、アジアからヨーロッパへと街のようすが変わっていくのが分かります。 長旅で慣れてきたのか、現地の人たちとの触れ合いが多くなってきているように感じました。 この巻では特にトルコからギリシャへの国境を越える部分が面白かったです。

深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)

[ 文庫 ]
深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)

・沢木 耕太郎
【新潮社】
発売日: 1994-04
参考価格: 420 円(税込)
販売価格: 420 円(税込)
深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)
沢木 耕太郎
カスタマー平均評価:  4.5
どれもが『濃い』
オリジナルは1986年5月リリースの『深夜特急 第二便』。本書はその前半部分を文庫化したもので、1994年4月25日リリース。文庫化の巻末にはこの『3』で登場する此経啓助氏との1984年8月掲載の対談『十年の後に』が加えられている。 『深夜特急』自体の最初の部分は、この『3』のカトマンズの部分から始まっている。それだけ、この『3』に収められた部分が最もディープな場所だった、ということでもあるだろう。思い出したのは植草甚一氏の『カトマンズ・・・・』である。第8章『雨が私を眠らせる』では、文体まで変わり、手紙になり、そこで旅は停止したかのようになる。ベナレスでのドラマチックな日々やブッダガヤでの子供たちとの生活、どれもが『濃い』。 第一便と第二便の間が18年も開いたのは何故だろう。おそらくはこのインド・ネパール・パキスタンでの日々が何であったのかを、考えたのではないだろうか。ジム・ロジャーズのバイクと車での二度の世界一周の話にもシビれるが、沢木耕太郎のインドはもっとシビれる。
沢木耕太郎 フィクションとノンフィクションの狭間
多くのバックパッカー達を夢の世界へといざなってきた沢木耕太郎の『深夜特急』は何回読んでも彼の体験した世界へ惹きこまれていきます。本書の後半部分に書かれているインドのベナレスでの聖なるものと俗なるものの混沌とした日常にはあらためて驚きましたし、インド的なるものを追体験させてもらいました。 ガンジス河の沐浴所と死体焼場の隣接だけでなく、死体の扱いもまた日本人の死生観とは全く別の次元のものでした。このような筆者の体験がまた驚きとなって多くの若者をインドの旅へと誘っているのかもしれません。未知なる事柄に遭遇するたびに、旅そのものの魅力も感じるわけですが。 沢木耕太郎は、26歳の時に全てを投げ打って旅に出て、30代後半の時に本書(単行本)を世に出しました。実際、その間に10年以上の歳月が流れています。無名の作家も、この頃には有名な作家・沢木耕太郎として知られているわけで、若き旅人の無計画さと無鉄砲さをどこか冷静に見ている中年の作家がそこに存在しているのです。 彼の体験は当然全て実際上のものでしょうが、書かれている紀行文での彼の行動と考え方は、10数年という月日のフィルターを通して、消化され、旅のエッセンスを高い純度で再提示しているものと考えます。 それをフィクションというにはあまりにも早計です。旅の道中では、その坩堝に掘り込まれ流されている者にとって、その意味を知る余裕もありません。 人生を旅に例えますが、先の読めない旅の途中で、その時点を冷静に振り返るなんて作業は難しいに決まっています。だから、作家がしっかりと旅の意味を捉えた段階で文章化するのは「あり」でしょうし、その作業を経たからこそ、何十年と若者に支持されたわけで、ここに「深夜特急」の魅力が宿っていると思います。
インドは今も変わっていないだろう
 私もインドを旅行したことがあります。日本の常識が通用しないことや人々の貧困に大変驚いたことを覚えています。  この本では駅や路上で生活している人やベナレスの死体焼場のことを取り上げていますが文章がどちらかというと冷静です。残念ながら1巻の「香港・マカオ編」のちょっとの事にも興奮して何でもやってやろうというワクワク感が減じてしまっているように思います。旅も佳境に入って、一日一日を現地の人たちとどうやって過ごすかということに重点が置かれているので仕方のないことかもわかりませんが・・。
Deep
とにかく深いインド・ネパール編。第八章の「雨が私を眠らせる」は手紙という表現上も あわせて本当に淡々と描かれているが、それがまたアンニュイな気持ちにさせて、じめじめ した気候を想像すると自分がとけていきそうな気がする。 第九章の「死の匂い」の死体焼き場をポツンと眺めてる著者を想像してると、気が滅入るが そこの描写にあるように不思議な恍惚感が湧いてくる。 インドって国は不思議な国だとは思っていたが、何かこれを気に勉強してみたくなるような もしくは行って見たくなるような変な気持ちになりました。 それにしても貧困に苦しむ子供たちの姿には胸が痛くなるが、本当にちょっとしたきっかけで みせてくれる笑顔などというシーンでは心が温まるね。。。 あとラストの対談ではブッダガヤで出会った此経(これつね)さんと懐かしい回想などをして ましたが、興味深く読めて面白かったです。
インドの様子が分かります
カルカッタ/ブッダガヤ/カトマンズ/ベナレス/デリーと転々としながらいろんな経験をしている様子が分かります。 筆者が旅行をしている時代のインド/ネパールの状況も分かります。 現在の状況と比較してみたくなりました。 前2巻と比較して、重たい内容も多くなっており、筆者が旅に慣れて現地のいろんな状況を感じ取ることができるようになっていると感じました。

自閉症だったわたしへ (新潮文庫)

[ 文庫 ]
自閉症だったわたしへ (新潮文庫)

・ドナ ウィリアムズ
【新潮社】
発売日: 2000-06
参考価格: 820 円(税込)
販売価格: 820 円(税込)
自閉症だったわたしへ (新潮文庫)
ドナ ウィリアムズ
Donna Williams
カスタマー平均評価:  4.5
全部よまなんだ
幼少期からの自閉症の著者の人生記だが、 ハンデがあったからといって、変な男に体を任せ続けた過去 を正当化するには理由が足らない。 宇宙の実在?宗教的な境地?のような状態に集中すればなれる!というような 文面があったが、本当にそういう境涯に至れるのならば、なにも むやみに体も心も、わけのわからん男の餌食ににゃならんだろうて。 読まんでもいい本だつた。
Nobody Nowhere - Searching for Her True Identity
Actually Donna Williams felt different and distant from 'the world', and became withdrawn into 'her world', where she played 3 characters - Carol, Willie, and Donna herself. And It must be extremely hard to get into 'the world' because she had to face a whole bunch of social minefields not only at school but also at home, where her evil mother and older brother terribly bullied Donna. So I suppose a nobody nowhere means she had nowhere to be comfortable in 'the world'. I suspect like most autistic/Asperger people she saw everything differently from other people, who often called her eccentric. After all she was trying to get into 'the world' as she dealt with various kinds of people including autistic ones. I guess it means the starting point of a somebody somewhere.
14歳で出会って以来、読み続けています
14歳の時、学校の図書館の本棚で見つけた本です。 それ以来、新刊が出ると読んできました。 当時はハードカバーでしたが、文庫本になって手元に置きやすくなったので嬉しいです。 読みやすく、するすると内容が頭に入ってきます。 著者が頭にあることを文章に落としたから内容がわかりやすいのか、 「目を合わせること」や「消える」感覚など、 「似たような状況、ある」と読み進めた記憶があります。 「自閉症スペクタクル」という言葉にも表されていますが、程度の違いこそあるものの、 軽度の自閉症とそうでない人の違いというのは曖昧な気がします。
★「心理的に健康であるとは、一体どういうことなのか」★
●専門家にとってさえ実態をつかむのが困難な「自閉症」。ドナによる子供時代から現在にわたる「戦い」の歴史である本書により、その世界を「少しだけ」垣間見ることができる。 ・魔法の世界と「世の中と」 ・キャロル ・学校 ・友達 ・あべこべの世界 ・十二歳 ・迷子 ・ウィリーの葬式 ・ダッフルコート、ピアノ、レポート ・独立 ・引越しばかりの人生 ・メアリー ・復学 ・過去の亡霊 ・触れ合い ・闘争と逃走 ・海へ ・旅 ・再び、海へ ・最後の戦い ・本当の居場所 ●決して明るく希望のもてる内容ではないが、関係者にとっても非常に貴重な本であることに間違いない。
自閉症についての認識が変わった
自分自身、ときとして自閉症のような症状になることがある。 言葉は耳に届いていて、理解もできるけれど、反応ができない、思考に入ってこない。 だれにでもそういうときはあるのではないだろうか? これまで、自閉症というのは、言葉を理解できない人なのだと思っていた。なので、この本の存在自体が当初信じられなかった。が、自閉症は、実際は、全く違っていた。 精神病や知的障害者とは違うということがよくわかった。

深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)

[ 文庫 ]
深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)

・沢木 耕太郎
【新潮社】
発売日: 1994-05
参考価格: 460 円(税込)
販売価格: 460 円(税込)
深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)
沢木 耕太郎
カスタマー平均評価:  4.5
ワレ到着セズ
オリジナルは1992年10月リリースの『深夜特急 第三便』。本書はその後半部分を文庫化したもので、1994年6月1日リリース。文庫化の巻末には井上陽水との1994年2月の対談『森の少女とカジノの男』が収録されている。が、今回の対談は余り本編とは関係ない感じだ。 旅の終わりを惜しむ気持ちがある一方で、どのようなルートでおしまいにすべきか、また、どこを観てからゴールに向かうべきかを考えるシーンが増えてくる。この巻に登場するポルトガルは第二巻での高倉健氏との対談で高倉健氏が最も好きな場所としてあげたところであり、筆者も印象深く思っているのが分かる。90エスクド(当時約900円)で彼を海を望む最上の部屋に泊めた老婦人と髭の息子のシーンがとくに好きだ。 そしてロンドンについての電報のシーンが心に残る。これほどの旅を経験できる人が何人いるだろう。心が固まりそうな時、何度も読み返したい作品だ。
旅の終わりとは・・・
沢木耕太郎がたどった旅の完結編です。アジアからヨーロッパまで、彼の放浪の旅にずっと付き合ってきました。ラストに向けて何らかの大団円を期待していた向きにはあてが外れた感じを受けますが、旅が人生に似ていると言われている以上、あのラストのコメントも当然ながら受け止められるものでした。読者に半ば投げかけたような言葉であるからこそ、読後の感じ取り方もまた多岐にわたると思います。 旅の途中で出会った人々との触れ合いも本書の魅力です。最終巻でも人々との関わりが語られています。旅での経験が外国の人に魅力的に映るわけですから、その足跡と得たことは大きな価値を持っています。 26歳の自身の行動を少し客観的に眺めて記している40歳を超えた筆者が傍らに寄り添っているようにも感じました。時折、20代の青年にしては、思索的でどこか観念的な部分が見え隠れして、実際の旅の行動とその筆運びに微妙な距離感を感じながら読んできました。 その違和感の行き着くところがラストのメッセージなのかも知れません。実際の旅には必ず終りがあり、それを受け入れることで一応の旅の完結を見るわけですが、ノンフィクションの形態をとった青春物語は、必ずしも現実的な旅の終わりを欲してはいないわけで、旅情とある種の距離感をもった終りのコメントはリンクしているように感じました。 多くのバックパッカーの愛読書であり、したくても出来ない自由な放浪の旅は発売以来多くの読者を得てきました。人生に閉塞感を感じ、何らかの打破を考えている人にはとても有用な書籍となることでしょう。 エヴァー・グリーンの輝きをもった書として次の世代に読み継がれる本の一つに位置づけられると思います。
わかっていることは、わからないということだけ。
スペインのマドリードで昼は市を、夜は居酒屋をうろつく中で沢木さんは段々、無の感情に 蝕まれていきます。そこで懊悩してる時に、思い出したのがタイで会った夫妻に言われたこの 言葉で、そこに答えを見つけようとする、、、僕はこの深夜特急を最初から読んで、ずーっと 思っていたが、この人は何でこんなに真面目、いや誠実なんだろうと。。表面的な無鉄砲な ユニークさはあるが、内面は誠実そのもの、常識人だし、大人びてるし、保守的だし、確かに 育った世代もあるかもしれないが、この人は誠実そのものだと思う。 そう考えて振り返ると、深夜特急が何故こんなに面白いと思ったとき、この内面の深さは 結構あるんじゃないかなぁとね。普通(普通の26才、まぁまだ青年だよ)の人にだったら きっと、もっと表面的、センス的な所、フィーリング的な所が大事だろうし、もしくはもっと 単純か、逆に理屈っぽいかのどっちかだろう。つまり沢木さんが見たその国や街、あるいは 市場や広場、とりわけ人々への内面へ内面への観察力や、もしくはそれが一番大事とする 精神があるからこの本は面白いんだろう。 そしてそうゆう人柄が行き着く先々で縁を作るんじゃないかとね。 だから結局、このいつでも誠実に考え抜いてる人が出した結論が最後、あのような結論じゃ ないのかな。多分、旅に終わりはないなんてキザな発想じゃなく、そこに道があれば、 考える事、悩むことはいくらでも増えるし、否応なしに対応しなきゃいけない事柄がいくら でも出てくるその過程、その過程を楽しむもんなんだろう旅も人生も。 それにしても途中からは自分も旅をしてるような気分になってましたよ(笑)。贅沢な時間 でした。
ワレ到着セズ
言わずと知れたバックパッカーのバイブル。 香港からトルコまでの面白さにはさほど争いは無いと思う。 しかし、この6巻で冒険物語を締めくくるのに相応しい 壮大なラストを期待した読者は少々拍子抜けするかもしれない。 私も最初は疑問であったが、その意味を知ったとき、 この小説は全く期待を裏切っていないどころか更なる可能性を示唆して フェードアウトしているということに気付いた。 つまり、こういうことである。 サグレスにて旅の終わりを決意した『私』は 目的地と思っていたロンドンの中央郵便局に到着するが、 それは単なる勘違いで、最初から目的地なんて存在しなかった。 そこで再び考えを改めるのである。 『だったら、どこで旅を終えてもいいじゃないか』 そして、気の向くままにアイスランドへと行くのだ(多分)。 『ワレ到着セズ』とは『旅に終わり(目的地)などない』という これほどまでにシンプルなメッセージを強く発しているのである。 バイブルの名に恥じない、これ以外は考えられないほどの最高のラストだと思う。
長旅の終わり
イタリア、モナコ、フランス、スペイン、ポルトガル、再びフランス、そして最終目的地のイギリスとヨーロッパを旅しています。 最終目的地が近いのに、旅の終わりを決断できず、なかなかそこへ行くことができない心境というものが伝わってきます。 ポルトガルで旅の終わりを決断した後もパリで数週間過ごすということもあり、気の長いたびであったと感じました。 自分もそのような旅に出たくなりました。

深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)

[ 文庫 ]
深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)

・沢木 耕太郎
【新潮社】
発売日: 1994-04
参考価格: 420 円(税込)
販売価格: 420 円(税込)
深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)
沢木 耕太郎
カスタマー平均評価:  4.5
さあ、今夜はたくさんお上がりなさいね
オリジナルは1986年5月リリースの『深夜特急 第二便』。本書はその後半部分を文庫化したもので、1994年4月25日リリース。文庫化の巻末には今福龍太氏との1993年2月掲載の対談『終わりなき旅の途上で』が加えられている。 『4』はインドを出発し、アフガニスタン→イランとシルクロードを西へと向かうところである。凄く意外だったのは建築家の磯崎新氏との親交だ。まだ無名だった頃から、奥様で彫刻家の宮脇愛子ともども再会を喜び合うシーンが出てくる。再会時の豪華な一食のために旅路を急ぐのが面白い。また、奥様の挨拶より先の『さあ、今夜はたくさんお上がりなさいね』が可笑しい。 ここでも様々な人に出会う。印象的なイスラムの老人たちの様子が心に残った。
今では辿ることが難しくなったシルクロードのバスの旅
旅に危険はつきものですが、政治情勢が不安定な国の旅は現在では難しくなりました。この「深夜特急」の第4作は、情報の少ない国々の魅力がダイレクトに伝わってきました。たとえそれが30年前の姿であったにせよ、バックパッカーにとって本書はバイブルのような存在でしょうから。 インドのアムリトサルからパキスタンのラホール、そしてラワール・ピンディーへ向かう長距離バスの荒っぽい運転は日本では考えられない凄まじさでした。理解を超える状態を体験するから旅の醍醐味を味わえるのでしょうが。 アフガニスタンへの旅も今では大変難しいルートになっています。ペシャワールからカイバル峠を越えてカブールそしてカンダハル、実に魅力的なルートですし、30年前の治安の良さを感じました。 カブールのアベズ・ホテルでの客引きの体験を通して、若者の生き方の違いを明確に示したわけで、生きることと旅の本質的な違いも浮き彫りにしたように感じました。 有名な建築家の磯崎新氏と彫刻家の宮脇愛子さんとの出会いもまた旅の触れ合いと人情の温かさを感じます。イランのテヘランでの街の魅力は、魅力的にかつ具体的に描かれています。「イランの京都」のイスファハンでのモスクの情景と祈りのシーンは印象的でした。挿入されているモハメッド・アリとジョージ・フォアマンの「世紀の一戦」をテレビ見たというシーンは、共有できる思い出でした。 イスファハンのバザールの老人との間で繰り広げられる時計売買のやり取りで感じる筆者の優しさと思いやりが、この長旅を筆者と一緒にたどる読者にとって清涼剤となっていることでしょう。
イスラムの国々に行ってみたい
 著者はバスに乗ってパキスタンからアフガニスタンそしてイランへと旅を続けます。 イスラム圏の国々は現在アメリカと敵対していて、そのアメリカと同盟関係にある日本にとってはこれらの国々はどちらかというと危険で怪しげなイメージがあります。 でも、時計売りのオジサンとか、客引きをさせるホテルの若造とか、バスに乗ってきた親切な役人とか、登場人物は皆個性的で魅力的です。 この本を読むと大寺院でコーランの朗誦を聞いたり、露天でカバブを食べ歩きたい気分になります。
蒼味を帯びた風
このシルクロード編を読んでいると、文中でも使われてる蒼味を帯びた風がスーッと吹いてく るようなそんな感じを受ける。最初の方の勢いというものが薄れていき、著者自身の内面描写 にスポットが当たる部分も多い。だが迷い迷う姿には誠実さがあるような気がした。 ここでは乗り合いのバスがメインで淡々と進む所があるので、ある種起伏に欠けるが、それで も一台のバスの中に多国籍の放浪者達が集まる画は想像しただけで何か面白いし、バスの窓か ら時折覗く景色に非常に心が揺れるね。淡々としてるが、そこここに微妙に違う色があって 感慨深いね。 最初の香港編から物乞いはずーっと出てきたが、ここで登場したロッテルダムの男という青年 が、ほぼ限りなく文無しに近いのに、それでも物乞いの子供たちに自分の金をわけてやる姿に は感動したし考えさせられたね。著者もそこで衝撃を受けて、ある意味解放されて自由に なったと書いてるが、ほんとあげるのが良いとか悪いとかの理屈じゃないのね。生きるのも 生きれるのも理屈じゃないと、、、。 ここから旅も冬に突入するのかも、蒼味を帯びた風が吹いたとき、それがどこから吹いてるの かと前に進めるか、その冷たさに震えて立ちすくむ、もしくは終わってしまう、そうゆう放浪 の旅独特の転機を垣間見た気がした。
バスの旅の始まり
この巻から本格的なバスの旅が始まります。 今までの滞在型の旅から移動を中心とした旅に変わったように感じました。 パキスタン、アフガニスタン、イランと移動して行きますが、特に今は行くことすら難しいアフガニスタンの部分は興味深く読めました。 また、それぞれの国の雰囲気の違いが伝わってきました。

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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク