そして、スペインのいろんな地方独特の郷土料理。料理自体がスペインという国の多様性を表している。
内容は読者を引き込み易いよう、詳細・具体的に書かれている。当時の日記等を元に原稿を起こしたとのことだが、それにしても筆者の記憶力はすばらしい。
しかし読み続けるとともに質問や言いたい点が多数出てきた。・ホットケーキとスイカの食い合わせは美味しいのか?・一人暮らしの男子学生の台所にみりんがあってもおかしくは無い。ライダーは器用で料理好きなもの。・当時の限定解除ライダーの誰しもが少なからず持っていた青臭い優越感を素直に表し拍手。以後その気持ちはいつ消えたか?等。
再読する際には全てに付箋を貼ろう。そしていつの日か筆者にお会いすることがあったら尋ねてみよう。
前「準備編」が筆者のライダー人生の起承転結の「起」の部分であれば、本書の舞台は「承」の部分だろう。
以後レース界に身を置く「転」編を記し、いずれは「結」または「転々転」と続けられることを望む。