現在の日本を支えている根幹産業である電力会社9社を作ったものすごい男、松永の生涯をこの本で疑似体験できる。彼はいつも人が反対する、民衆が反対する事を行った。しかし、根底にあるのは常に民衆の将来である。そのため人々の反感を買うが全く頓着せずに自らの信念を頑固に貫き通す。この民衆に迎合しない姿は今の経済人には見られない。牛肉を擬そうしたり、リコールを隠したりやることが小さく、まるで子供である。
彼らにこの本を読んでもらいたい。なお、松永翁は電力だけでなく石炭、鉄道の日本の基盤も作っており、終戦直後にはタバコ専売と国鉄民営化等も持ちだし、その全てが現在全て実現している先見性がある。
彼がもし存在しなかったら今でも日本はアジアの貧国かもしれない。
塾や家庭教師をやっている生徒にも是非読ませたい、と思いました。これならば文章もかんたんで物語文でないながらも楽しめますし、内容も表現も素晴らしいです。思い出してレビューを書きながらもテンションがあがってしまいます。親子で読める本ですし、大人が読んでも、『赤毛のアン』を始めて読んだときのような感覚になれる気がします。
昔のジブリ作品が好きな私はこの本を読んで即ビデオを見返してしまいました。 自分探しを綴った自伝スタジオジブリの映画「魔女の宅急便」の原作者として知られる角野栄子女史。この角野さんが、「物語を書く」という本当に自分がやりたかったことにめぐりあうまでの自分探しを語った本である。
今の自分がやっていることは、本当に自分がやりたいことではないのではないかという思いにとらわれながら、生きている人は世の中にたくさんいるのではないだろうか。角野さんも、書くことにめぐりあうまで、さまざまな経験を重ねる。幼少での母との死別、優しい父、新婚後のブラジルへの移民、ブラジルまでの船旅、ブラジルでの生活、日本への帰国、子育て。やがてそれらの経験は直接・間接に、作品の中に活かされていく。人生に無駄なことなんてひとつもないんだと改めて感じさせてもらった。
ジュニア新書が対象とする自分の未来を考える中高生はもちろん、その父親・母親の世代にとっても、自分の人生を見つめなおす意味で、読む価値があると思う。(ちなみに私は、中高生の子供を持つ父親です) 『魔女』の作者の歩み 幼い頃の母との死別、父親の「ユニークな」読み聞かせ 「無謀」な(?)ブラジル滞在とあるブラジル少年、 そして海外の有名な児童文学作家との接触、などなど。 角野栄子さんが児童文学作家になるまでの道程が語られています。 有名な『魔女の宅急便』ですが、 この作品は角野栄子さんの娘さんの 一枚の「現代的な」魔女から生まれたことが 述べられています。 また角野さんは物語に登場する人物・生物たちに 名前を付けてからでないと書けないと述べておられます。 角野さんの物語に対する愛情が伝わってきます。