カスタマー平均評価: 4
科学にとっては困難な挑戦であり、評価が難しい書 生命の起源について科学的に解説した『生命からのメッセージ』の著者による心の起源を論理的に説明した教養書。ある程度生物学を理解している者が対象。心が何であるかを知るためには、その起源を知るべきであると著者は考えている。
心がいつできたのかを問うために、物質が生物になる特異点を考え、心の入れ子(器)である脳の発生と進化を知ることが必要である。さらに、これらを心の発生の経緯と比較検証することが必要と考えて考察を試みている。しかし、脳の発達過程は科学的な検証が進んでいるのに対し、心については優れた実験系が乏しいために、データとデータの隙間が大きすぎて、これを埋め合わせる論理的考察がどこまで正しいか、客観性が高いかは非常に評価しづらい。科学と言うよりは哲学によって定義されるような対象を述べる場合の弱点がここにあるために、途中の考察がまるで哲学書のような言葉遊びのように見えてしまい、非常に理解しづらい部分がいくつかあった。現時点でこの問題に挑戦するにはこれが限界かもしれないが、池谷裕二氏や菊池聡氏の書、人工知能に関する文献を参照することで、さらに緻密な検証ができたのではと感じる。
参考になる知識は多く、比較の系を用いた思考過程や論理展開から、著者のレベルが高いことは理解できる。また、挑戦する対象が非常に困難であることを考えると、内容は高い評価を受けられるものかもしれない。しかし、あくまでも他人に勧められるかというと、評価が難しく、本書を読み切れる読者がどれくらいいるかは疑問であるため、厳しいかもしれないが星3つとした。
ここまでいくと哲学になってしまいます。 一言で言えば、物理的/生命的/心的の各レイヤを下位に還元しえない「入れ子」構造 をもったものと考えている。章毎にまとめがついていて、記述もわかりやすい。 生命論、進化論を扱った科学書としても勿論読めるが(著者自身はネオ・ダーウィニズム のセントラル・ドグマ=突然変異&自然淘汰という枠組みには批判的)、階層論、認識論の 書として哲学の領域へも踏み込んでいる。心が心自身の起源を問う問いのありかたとして 必然的に再帰的な相貌を帯び形而上学に踏み込まねばならない必然をよくふまえおり、そ うした面でも恰好の入門書といえる。 考え方自体は既視感のあるものばかり。巻末に挙げられている先人も幅広いが、中で もメルロ=ポンティ(『行動の構造』)やK・ローレンツ(『鏡の背面』)あたりの階層論、 ホワイトヘッドの抱握論、ケストラーやハーバーマスのシステム論、ホッパーあたりの ミーム概念などからの強い影響を感じる。但し、複雑系やオートポイエーシスといった 思潮からの拝借はあまり感じられない。 新しいレイアが創発する際のエポック性について、各レイヤで丁寧な整理が行われてい て見通しがし易い。お薦めできる良書である。
人文科学の閉塞状況を打ち破る可能性 心は、物質に対して情報を記録するコト=分子結合=遺伝子からできた情報が原点だという当り前にしてクールな思索による内容が、この『心の起源』です。
著者は発生生物学者ですが本書の内容は遺伝子から数学的公理の解釈まで含み、それらをフルに活用して生物が形成する集団社会まで論じながら、心というものに迫っています。記憶が心の起源であることを示すとともに生物が自己複製反応を繰り返しながら進化することを論証。それゆえの自己言及から必然的に生じる矛盾。著者はその生命の不安定さに<入れ子>世界を想定することで秩序の確保とさらなる進化を仮定し期待しています。
実をいうとこの部分は言語学や哲学、思想といったものがポストモダン以降閉塞している状況をブレイクスルーする理論そのものとして援用できる可能性があり(逆にいえば他にはないでしょう)。生命現象に即した科学書であるとともに、デッドロックでフラットなザマをさらしている人文科学に新しい可能性を与えてくれる書だとも思います。
心だけでなく、「心を超えた世界」を展望する快著 a?3a??a??a?3a?°a?'a,c・'a?≪a??a?・a?-a?|a??a??a??aooa??a??a?§a??a??a??a??a?-a??a?a? ̄e!?a?≪a?c"?c?ca-|a??a??a?Ra?'a?|a?a?¨a??a??a??a??a?≪a?c"?c?ca-|a?Re|-c?1a??a?? a?a??a?a?≪e?≪a?£a?|a??a??a??a? a?¨a??a?£a?|a??a?a??a?≪a??a?≪c?|c?1a?'a?"a?|a?|a??a??a?Ra?§a? ̄a?aa??a? a??a?£a?¨a?1a?±a??a?≪a?Ra?§a??a?ae|-c?1a??a??a?a??a?a?'a??c?Ra≫?a?'a?|a??a??a??a? a??a?-a?|a?a?a??a?Ra,-c??a?'e¶...a??a??a,-c??a?a??a?§a±?a??a??a??a?"a?¨a?' ec|a??a?|a??a??a??a? aooa-?c3≫a??a\?a??a?aaooa?≪a??a??a??a??a??a??a??a?e??a'3a・±a??a?...aR1a?§a??a? a??a??e'-e...a? ̄a?a,-c??a?'a?c?ce3aa,-c??a?a?c"?c?ca,-c??a?a?a??a?Ra,-c??a?a?R i?"a??a?≪a??a?'a?|a??a??a??a?a??a?-a?|a?c?ce3aa,-c??a??a??c"?c?ca,-c??a?'e-?a??a??a?Ra??a? a?,e...,a?Ra?e?aa・±e??e£?a?a??a?¨a??c?Ra≫?a?'a?c"?c?ca,-c??a??a??a??a?Ra,-c??a?' e-?a??a??a?Ra? ̄a?e¨?a?¶a?a??a?¨a≫Rea¬a?'c≪?a?|a?|a??a??a??a? a?e¨?a?¶a?'a??a??a?"a?¨a?§e??a?≫a?¨c??a?¨a?Rc...§a??a??a? ̄e??a?¨a?aa??a?a??a??a??a?§c?¬e-!"a!?Ra?? a?§c"?a??a?|a??a??c"?c?ca??a??e-"a?¨ccoe-"a?'c?2a?-a?-a??a?a?¨a??a?Ra? ̄a??a??a??a?'e§£ea¬a?-a? a??a??a?≪a?a??a?...a?a??a?-a?Re?ac"±a?Ra? ̄a??a??a??a??a?§e§£a??a??a??a?-a?|a??a??a??a??a? a?"a?Ra?¬a?Ra, ̄a?≪a??a?"a?Re?¨a??a??a??c"¨a??a??a?|a??a??a??a??a? e?¢c??a??a?Ra? ̄a?a?"a?Ra?a??a?a?Reμ・ao?a?≪a ̄?a??a??a≫Rea¬a??a?'a?§a? ̄a??a??a??a??a?"a? a?a??a?≪a??c'1a≫?a?-a??a??a??a?≪a?a?"a?"a??a??a??a?§a??e??a'3a・±a??a?Ra?§a??a? e'-e...a? ̄c?ce3aa,-c??a?c"?c?ca,-c??a?a??a?Ra,-c??a?Rc?1a?'a?'a??a?oa?-a?aa??a??a? a?a??a?Ra,-c??a?a?Ra??e!?c?1a?'aμRa??a?≪a??a?≪a?-a?|a??a??a??a??a? a?a?a?¨a?-a?|a?Ra??a?a?a?e-¢a??a?¨a?-a?|a?Ra??a?a?'a ̄?a ̄"a??a??a? a?a??a?¨a??a?Ra??a?aa??a??a?a?a,-a≫£a?'e¶...a??a??a??a?Ra,-c??a?Rc¶?a??a?a?'e?a ̄?a?-a?| a??a??a??a??a? a??a?-a?|a?a?a??a?Ra,-c??a?'e¶...a??a??a,-c??a?a?'a??a??e-?a??a?"a?¨a?≪a?...e|?a?aa??a?Ra? ̄ a??a?aa?Ra??a?'a?¢a??a??a?¨a??a??a?Ra?§a??a? a??a?Rc-"a??a? ̄e§£a??a??a?|a??a??a??a?"a??a? a!?a??a?≪a?a??a?a?¨a??a??a?-a??a? ̄a??a??a??c?oa??a??a?|a??a??a??a? a??c≪?a?≪a?a??a?¨a??a?a??a??a??a?|a??a??a?a≫Rea¬a??a≫RaR?a??a?-a?£a??a??a?¨a??c?oa??a??a?|a? c??e§£a?-a??a??a??a・\a?≪a??a??a??a?|a??a??a??a? a?'a??a?≪a?oa??a??a??a?1a?|a?Raooa?≪ea-a?"a?§a??a??a??a??a??a?¬a?§a??a?
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