カスタマー平均評価: 4.5 リトグラフの柔らかな色調を忠実に再現 1862年にロンドンで開催された万国博覧会には、世界各国から様々な美術品が出展された。そのあまりの美しさに、ヴィクトリア女王がDay & Son社に命じてつくらせたのが、Masterpieces of Industrial Art and Sculpture at the International Exhibition 1862である。これは出展作品から約1000点を選び図録化したもので、リトグラフの美しい図版が300点ほど収められている。本書はその約三分の二を採録したもの。 T巻は「宝石、陶磁器、ガラス器」と副題が添えられているものの、実際の中身はブックカバー、ハサミ、武器など実に多様である。版型が小さいのが残念だが、いつまでも見飽きない内容になっている。 美術品とはいうものの、Industrial、すなわち実用品であることが建前となっている。 リトグラフの柔らかな色調が忠実に再現されている点にも好感が持てる。 解説が短すぎるのが不満。 質感まで分かる 19世紀ごろの美術価値の高い装飾を施した宝石細工や鍵・ハサミなどが フルカラーで細部まで緻密に描かれておりパラパラとめくっているだけでも楽しめます。