魅力的なテーマが並んでいる。 Jポップという目に見える事実を分析し、目に見えない日本人の精神的内面を探っているのである。 思考とは、目に見える事実を基に、目に見えないものを発見することである。このような意味で烏賀陽弘道氏の試みは正に思考である。 ぜひ、あなたも、烏賀陽氏と一緒に〈知の冒険〉に出発してもらいたい。
乱歩の作品は実は短編の方が面白い。こうした隠れた名作を発見できるのも、この全集が出たおかげだ。「石榴」を未読の方は是非。
ジャズにありがちな“破滅にまっしぐら”“狂人と紙一重”風な話はほとんどないが、ジャズ界の住人達の日々の暮らしがしみじみとした魅力を持つ。“熱気”よりも“味わい”の一冊だろう。 50年代のジャズメンの生活を活写著者はベーシストで、長い間ジェリー・マリガンのベーシストを務めたことで知られる。1950年代のニューヨークのジャズ・シーンやジャズメンの貧しくも、生き生きした生活を日記風に活写。この手の本は、あまり書かれていないだけに貴重。カウント・ベイシー、デューク・エリントン、ビル・エヴァンスなどの有名ミュージシャンの人となりが興味深い。好々爺然としたベニー・グッドマンが「グッドマン」でなく「イヤなオヤジ」だったことなど「新事実」も興味深い。訳者の村上春樹氏は知る人ぞ知るジャズファン。日記に併せて、村上春樹選のアルバムを巻末にまとめてあるが、これも翻訳に劣らず力作。(松本敏之) 50年代のジャズメンの生活を活写著者はベーシストで、長い間ジェリー・マリガンのベーシストを務めたことで知られる。1950年代のニューヨークのジャズ・シーンやジャズメンの貧しくも、生き生きした生活を日記風に活写。この手の本は、あまり書かれていないだけに貴重。カウント・ベイシー、デューク・エリントン、ビル・エヴァンスなどの有名ミュージシャンの人となりが興味深い。好々爺然としたベニー・グッドマンが「グッドマン」でなく「イヤなオヤジ」だったことなど「新事実」も興味深い。訳者の村上春樹氏は知る人ぞ知るジャズファン。日記に併せて、村上春樹選のアルバムを巻末にまとめてあるが、これも翻訳に劣らず力作。(松本敏之) ほのぼのジャズライフビル・クロウの前著 "Jazz Anecdotes" には「1000回笑える」という書評もあったが、本書はだいぶおもむきが違う。著者自身の半生を軸に語られているからで、自らの体験や友人たちとの交遊などが中心だ。現場の人間でなければ語り得ない興味深い話が多く、笑えるエピソードばかりではないが最後まで面白く読み通せる。とくに仲のよかったズート・シムスやデイヴ・ランバートについては数々のエピソードが語られ、かれらの人柄までよくわかる。クロウ自身の「いい奴」ぶりもにじみ出しており、読んでいてほのぼのした印象を受ける。
著者が参加したさまざまなセッションについても触れられているので、つい手持ちのアルバムを引っぱり出して聴いてしまった。例えばアル・ヘイグとのトリオ・セッション。これはリハーサルなしで一発録りされたという。クロウは不満だったようだが、なかなかどうして、そんなことは感じさせない名演だ。
邦訳は巻末に訳者(村上春樹氏)による詳細なレコードガイドが付されている。本書中で触れられているミュージシャンのアルバムを中心に、村上氏の「好み」が反映された内容。入手不可能なLPが多いから必ずしも「役に立つ」とは言えないけれど、読んで楽しいガイドになっている。 JAZZ初級者にもいいかも村上春樹・和田誠の「ポートレート・イン・ジャズ」を読んでジャズに興味を持ち、タイアップしたソニー盤・ユニバーサルミュージック盤の同名CDを購入。続いて中山康樹の「超ジャズ入門」を読み、マイルスのCDを3枚、ブルーノートのCDを1枚購入。それからこの本を読み始めました。初心者にはこういう道筋もいいかも!
が、おそらく本書を他の歌舞伎ハウツー本と決定的に分けるのは、概論ともいうべき序章です。用語や芝居のあらすじは調べれば意外と簡単にわかる。でも歌舞伎を歌舞伎たらしめる要素は何なのか?という点に(著者個人の見解で)迫っている点が、読み手に対して強い説得力を持つのでしょう。
いい本です。白黒ながら参考に使われている写真も良いのでお勧めです。 レベルの高い入門書若手のかっこいい歌舞伎俳優に憧れて見に行くという人で、活字離れの久しい人には(私のこと!?)にはちょっと難しいかもしれません。それでも、この本を読むことで伝統芸能の奥深さを少し垣間見た気がして実際に見に行ったときには、以前よりずっと楽しむことができました。ジュニア向けとはいえ、普通の新書並(否、それ以上)の内容です。 ルビつき、懇切で濃い内容本書は歌舞伎の入門書であり、位置づけ・歴史・表現・主要作品の解説という盛りだくさんの内容を233ページに納めている。文章は平易だが密度は濃い。「岩波ジュニア新書」の中の一冊であるが、中高年・シニアにとっても十分読みごたえがある。要所要所に写真を入れてある。
歌舞伎を何回か見て「隈取」(くまどり)という化粧はどういうものか、歌舞伎の三色の幕(萌黄色・柿色・黒色)はどう呼ぶのだろうかと、いろいろ疑問が出てきたところで読むと丁度良いだろう。歌舞伎には独自の用語が多いがルビが丹念にふってあるので読みやすい。索引があると、もっと良いと思った。 歌舞伎入門の最良書!表紙の中村歌右衛門の在りし日の姿からもわかるように、この本はよくあるような、昔風の、堅く、古い文体の解説本ではなく、中学生から、いや小学生でも理解できるように平易な言葉で書かれた歌舞伎の入門書である。歌舞伎って何だろう?とっくにおわった舞台芸術なのかな?いやいや、歌舞伎はますます面白くなってます。一体どのへんが
面白くなっているの?それを知るためにこの本があります。歌舞伎を見に行く前に、是非一度読んでください。歌舞伎の魅力がわかります。