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ルネッサンスの光と闇―芸術と精神風土 (中公文庫) 美しい椅子〈2〉にっぽんオリジナルのデザイン力 (エイ文庫) コミック昭和史〈第5巻〉太平洋戦争後半 (講談社文庫) コミック昭和史〈第4巻〉太平洋戦争前半 (講談社文庫) 色彩の世界地図 (文春新書) 解読「地獄の黙示録」 (文春文庫) 日本のたくみ (新潮文庫) コミック 昭和史〈第7巻〉講和から復興 (講談社文庫) アニメーション学入門 (平凡社新書) 藤田嗣治「異邦人」の生涯 (講談社文庫)
ルネッサンスの光と闇―芸術と精.. 美しい椅子〈2〉にっぽんオリジ.. コミック昭和史〈第5巻〉太平洋.. コミック昭和史〈第4巻〉太平洋.. 色彩の世界地図 (文春新書) 解読「地獄の黙示録」 (文春文.. 日本のたくみ (新潮文庫) コミック 昭和史〈第7巻〉講和.. アニメーション学入門 (平凡社.. 藤田嗣治「異邦人」の生涯 (講..

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ルネッサンスの光と闇―芸術と精神風土 (中公文庫)

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ルネッサンスの光と闇―芸術と精神風土 (中公文庫)

・高階 秀爾
【中央公論社】
発売日: 1987-04
参考価格: 980 円(税込)
販売価格: 980 円(税込)
ルネッサンスの光と闇―芸術と精神風土 (中公文庫)
高階 秀爾
カスタマー平均評価:  4
サイズ以上の作品
高階秀爾さんの著書というだけで、西洋絵画に興味がある人にはレビューは不要だと思う。 内容はほかの人が書いているレビューの通り。モノクロだけれども、絵や彫刻の写真も172枚載っている。 それでも星3つにしたのは、字が小さすぎるから(だから実際の分量は、このページ数以上にある)。星を2つ減点した理由は、内容ではなく活字の大きさだけ。 それでも、本という体裁にこだわらない人は、全頁拡大コピーしてでも読んで損はないと思う。
人文思想を辿る好著
15世紀にフィレンツェで開花した「人文主義思想」が、同時期の造形作品に結実していく課程が興味深く検証されている。特に「人文主義」の影響を色濃く受けたボッティチェッリの『春』に込められた図像的思想が、「三美神」「四性論」「キューピッド」を背景として、綿密に検証され、一種の「謎解き」として読んでも充分に楽しむ事が出来よう。
西洋絵画のアレゴリー
ヨーロッパ美術が華々しく花開いたルネッサンス期の絵画の影に秘められた精神を中世以来の精神と比較した論評である。

絵画の陰に隠れた精神は寓意―アレゴリーとして具現化する。その精神を多くの解釈を交えながら著者独自の見解をしめす。美術史研究の方法論はもちろん西洋精神史の観点からも非常に参考となる一書である。モノクロながら豊富な挿図と文献案内・索引は重宝する。


美しい椅子〈2〉にっぽんオリジナルのデザイン力 (エイ文庫)

[ 文庫 ]
美しい椅子〈2〉にっぽんオリジナルのデザイン力 (エイ文庫)

・島崎 信 ・東京生活デザインミュージアム
【エイ出版社】
発売日: 2004-03
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 714 円(税込)
美しい椅子〈2〉にっぽんオリジナルのデザイン力 (エイ文庫)
島崎 信
東京生活デザインミュージアム
カスタマー平均評価:  4.5
和む椅子
小さな本ですが、椅子たちを眺めていると心和みます。 その椅子に座らずに見るだけでも、和めるって面白いですね。 「にっぽん」ということで、畳の生活にも馴染む低座椅子の魅力が伝わりました。
名作椅子を文庫で持ち歩ける・第2弾
エイ文庫による「美しい椅子」シリーズの第2弾は "日本人のデザイナー" による椅子の特 集です。 何といっても中心は椅子に限らず日本人工業デザイナーの最高峰と言っていいであろう 「柳宗理」ですね。"日本人"、"椅子" という 2 つのキーワードがあるところには必ず彼の 「バタフライ・スツール」が真っ先に来ます。 でも、この本を眺めていると、日本人による "美しい椅子" は他にもたくさんあることがわか ります。 剣持勇の "柏戸チェア" はブロック状に組み合わせた木目が本当に美しいし、渡辺力の "リキロッカー" は座る前から気持ち良さが想像できる安楽椅子です。 この第2弾でも著者と並ぶ椅子研究家の織田憲嗣氏が日本の家具デザインについての考 察を寄稿しています。 (というか第2弾からは著者と並列でプロフィールまで紹介されている(笑))
日本のデザイン史
美しい椅子シリーズ第二弾は日本人が作った数々の名作椅子の紹介です。
島崎さんの「一脚の椅子 その背景」を読まれた方なら内容がいくらか重複するところがありますので(これは前作でもいえるのですが)多少不満があるかもしれませんが私はあえて星5つをつけたいです。なぜならこの価格でカラーの写真も盛り込み必要にして十分な知識が得られるからです。

コミック昭和史〈第5巻〉太平洋戦争後半 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
コミック昭和史〈第5巻〉太平洋戦争後半 (講談社文庫)

・水木 しげる
【講談社】
発売日: 1994-10
参考価格: 560 円(税込)
販売価格: 560 円(税込)
コミック昭和史〈第5巻〉太平洋戦争後半 (講談社文庫)
水木 しげる
カスタマー平均評価:  5
著者の自分史
第5巻の本書は昭和19年のインパール作戦から昭和20年著者が左腕に重傷を負って切断手術を受けたところまでを描く。最後の章のはじめにある「私はなんでこのようなつらいつとめをせにゃならぬ・・・」の文句には言葉が詰まる。
実録・総員玉砕せよ!
本巻「太平洋戦争後半」ではバイエンで筆者の分隊が全滅した後の様子が描かれています。筆者は命からがらズンゲン支隊に合流したのもつかの間、大隊長(成瀬少佐)が玉砕命令を出します。しかし支隊の児玉中隊が遊軍戦に転じたため、筆者は九死に一生をえます。中隊はマロンガからヤンマーへ向かいますが、マラリアで病床にある筆者は爆撃をうけ片腕を失います。

本書のバイエンからの逃避行では筆者は単独で行動していますが、「敗走記」(ちくま文庫の『幽霊艦長』に収録)では同僚の鈴木と合流しています。紙数の関係で省略したのでしょうか。この点だけ疑問が残りました(実際のところ単独行動だったようです)。

また本巻のニューブリテン島でのエピソードについては『総員玉砕せよ』の原稿が多数使用されています。『玉砕せよ』のあとがきで筆者は9割が事実と書いていますが、こちらのほうが史実にそくしていますので、あわせて読むとよいと思われます。


コミック昭和史〈第4巻〉太平洋戦争前半 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
コミック昭和史〈第4巻〉太平洋戦争前半 (講談社文庫)

・水木 しげる
【講談社】
発売日: 1994-09
参考価格: 560 円(税込)
販売価格: 560 円(税込)
コミック昭和史〈第4巻〉太平洋戦争前半 (講談社文庫)
水木 しげる
カスタマー平均評価:  4.5
著者の自分史
第4巻の本書は昭和17年6月のミッドウェー海戦から昭和19年ニューブリテン島での著者の軍隊生活までを描く。この島での出来事は今までに何度も作品化されているが、このシリーズが一番詳しく正確であると思われる。
いよいよ戦場へ
本巻「太平洋戦争前半」は筆者の野戦行きが決まるところから始まります。そして筆者の分隊がニユーブリテン島のバイエンで全滅するまでを描いています。筆者の連隊はパラオのガスパンに一時滞在したあと、ニューブリテン島に上陸し、戦闘の最前線にいよいよ向かいます。

 本巻の251ページから第6巻にかけての筆者のラバウルでの様子を描いた個所で、ところどころの印刷が荒くなっています。該当個所は「地獄と天国」という作品のセリフを変えて再利用した個所で、おそらく原稿ではなく印刷物から復刻したことによると思われます。「地獄と天国」は『水木しげる戦記傑作大全 別巻』で読むことができますが、これも雑誌から復刻されているので鮮明ではありません。


色彩の世界地図 (文春新書)

[ 新書 ]
色彩の世界地図 (文春新書)

【文藝春秋】
発売日: 2003-04
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
色彩の世界地図 (文春新書)
 
カスタマー平均評価:  3.5
世界地図シリーズの一つ。白黒なのが残念。
難易度(5段階):★★★☆☆ 対象:歴史・国旗・宗教に興味がある方 書評: 「サンタクロースはどうして赤い服なのか」「日本の喪服はいつ黒になったのか」など、世界史の教科書に出てこなかった色中心の世界の歴史が垣間見れて大変興味深いです。 新書で気軽に買える値段ですが、「カラー版で出してほしかった」って思ってしまいました。国旗に使われている色の解説のところでは、カラーだともっと興味を持って読めたんじゃないかと思います。色の本で白黒印刷は本当にもったいない!
出典不明・著作の責任は?
タイトルに惹かれて読みましたが、不思議なことは「21世紀研究会」という団体が著作していて、文責があいまいなこと、そして、数多くの引用がありますが、その出展が不明で、その信憑性が心配なことです。なんか辞書のような感じで寄せ集めの情報書のようです。例えば94頁の「赤と白のコカ・コーラのイメージをサンタクロースの衣装にしたのだという」はあたかも、「21世紀研究会」が調べて著作しているようにみえるが、実質なにかの原書からの引用と推察される。出典を記載せず(翻訳にせよ)記述するのは学術書としてはモラルの問題があるのではないだろうか? 最後に「主な参考文献」とあり、読者に類推させるようになっているが、欧米ではこのような扱いでは(著作権の)ルール違反にならないか、と考えさせられた。
面白い本ですが
 色彩に関して各文化圏によって様々な受けとめ方があることが分かる興味深い新書です。例えば黄色ひとつを採り上げても、歴史上の中国のように皇帝の色として高く評価する社会もあれば、「黄色い眼で見る」などと表現する西方文化圏もある、云々といった具合に。  ただしかし、服喪・葬儀の際に用いられる色一つについても、もっと種々様々な文化圏による差異や時代による変化があった筈なのに、さほど深く語られていない点にやや不満を覚えました。よって5つ星を付けることは叶いません。

解読「地獄の黙示録」 (文春文庫)

[ 文庫 ]
解読「地獄の黙示録」 (文春文庫)

・立花 隆
【文藝春秋】
発売日: 2004-08-04
参考価格: 510 円(税込)
販売価格: 510 円(税込)
解読「地獄の黙示録」 (文春文庫)
立花 隆
カスタマー平均評価:  4.5
立花氏にもっと映画評論をしてほしいと思われる
1980年公開と同時に劇場に足を運んだことを今でもよく記憶している。 ヘリを使用した派手な戦闘シーンとオールバックにしたウィラード大尉が沼から出てくるシーン。 公開前のコマーシャルで大きなインパクトを受けてその興奮も持続しながらの鑑賞であった。 本書にも書かれているが、当時の日本の批評はこの映画を完全に戦争映画と捉えた論調で前半の派手なアクションシーンの割りに後半は退屈な映画になっているとの評価であったが、最初に見た時は正にその通りの感想であった。ただ何か強く心に残るものがあり、その後この映画が話題になる度に新しい発見があったのも事実だ。 初めて本書を読んで知ったことであるが、初回オリジナル版公開当時に書かれている論文で誤訳における微妙なニュアンスの取り違いやキリスト教圏における文化背景の違いという意味でも、数多くの指摘と著者なりの正しい解釈の仕方を指し示している。 オリジナル版公開時にここまで深く読み説く筆者の知識には関心させられるばかりである。
予想以上に面白かった。サイズもGood!
 映画『地獄の黙示録』はオリジナル版を劇場公開時とテレビの洋画劇場と二度に亘って観、「特別完全版」は未だ観ないままであったが、本書を読んで俄然「完全版」も観たくなった。  本書はまず映画を見ていない人は読むべきではありません。エンディングまで詳しく解説しているので、ネタバレになるからです。かといって映画を「オリジナル版」と「特別完全版」を続けて観るのはなんともシンドイですし、その違いも十分に味わうのが難しそうです。ベストな順番はやはり私の様に映画「オリジナル版」→本書→「特別完全版」でしょう。  本文庫版は、立花隆の文章の上手さもさることながら、その薄さ、活字の大きさも快適で、スラスラ何の苦労も無く読み進められた上、映画の各場面がアリアリと脳裏に浮かび上がってきて、非常に楽しい読書体験となった。
意外に、食い合わせの妙、あまり発揮されず
本書はフランシス・コッポラ監督の映画『地獄の黙示録』―コッポラ監督自身曰く「これはベトナム戦争についての映画ではありません。これがベトナム戦争です。」(142頁)―についての、著者の論考である(以下、頁数はすべて文春文庫2004年度版)。全体で三部からなる本書は、計189頁の、立花隆としては小さな書物である。第I部「『地獄の黙示録』22年目の衝撃」は、2002年公開の「特別完全版」についての論評であり、オリジナル版との異動などが、比較的細かく記されている。第II部「『地獄の黙示録』研究」は、1980年公開当時発表された、「オリジナル版」についての論評。第III部「特別完全版」は、「この映画に関してまだ語り足りていないと思われることを様々な角度から語」った、「第I部と第II部の補注みたいなもの」(10頁)。著者によれば、読者に「あの映画について語りたい気持ちでいっぱいにさせたい、というのがこの本の目的である」(13頁)。 著者は、映画が「正当な評価を与えられていない」(67頁)日本の現状を嘆きつつも、「地獄の黙示録」は、「映画史上最も特異的に面白い作品」であり、「内容の深さにおいて、はじめて世界文学に匹敵するレベルで作られた映画である」(10頁)と絶賛する。著者によれば、本映画は多くの文学作品等の引喩を利用しているが、中でも、コンラッドの「闇の奥」とカリスマ的ロック・アーティスト、ドアーズの「ジ・エンド」は相当本映画の思想、話の筋に、細かく、深く取り入れられているらしい。著者は、本映画の特別完全版を特に称揚し、同版に「ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』のような作品」(188-9頁)という、最大級の賛辞を与えている。 最後に、私自身の感想を記す。私にとっては、コッポラの作品も、立花の作品も大好きであるから、本書を気に入らないわけがない。だがそれにしては、立花の他の著書と比べると、意外と読書中の高揚感は低かった。私にとっては、「映画と立花」の食い合わせよりも、政治/科学ジャーナリスト立花の方が、より魅力的なようだ。
立花隆と映画を語り合う
 この本の凄さは、立花隆氏と映画について語ることができることだと思います。良い映画を観ると語りたくなりますよね。でも、真に映画を語り合える友人が周りにいないことは不幸なことです。「地獄の黙示録」について深く語り合う。もちろんこちらの意見は聞いてもらえないわけですが、「ふーんそうなんだ。立花君はそう思ったのか。」などと、感心し、共感できる部分が多いのです。そして、完全版を観なくてはこの映画を観たことにはならないことが、理解されます。映画好き、なかでもコッポラのファンは必読の書だと思います。
全てのジゴモクファン必読
カール・フレンチ著「地獄の黙示録・完全ガイド」と合わせて読めば、 難解と言われるこの映画も、かなりの部分まで理解できると思います。 「闇の奥」を筆頭に「漁夫王」「金枝編」などこの映画がベースとした数々の文学作品の、 その全ての作品ごとのテーマをも理解しなければ、この映画をセリフを憶えるほど繰り返し 繰り返し何度も観たところで、決して真に理解できないことを暗に教えてくれています。 私自身、この映画は30回ほど観ていますが、本書を読むまで気づかなかった面白さ、 ようやく理解できた部分など、あらためて数多くの発見があり、本当に感謝しています。 また、本書ではこの映画に限らず「翻訳」についての問題点にも触れられており、 外国作品を観る目がまた変わりました。 おしいと思うのは、これだけ綿密な内容ながら、コッポラ監督に直接取材した部分は ひとつもなく、わりと推論だけで展開されていることでしょうか

日本のたくみ (新潮文庫)

[ 文庫 ]
日本のたくみ (新潮文庫)

・白洲 正子
【新潮社】
発売日: 1984-12
参考価格: 580 円(税込)
販売価格: 580 円(税込)
日本のたくみ (新潮文庫)
白洲 正子
カスタマー平均評価:  4.5
職人の力
 1981年に出た単行本の文庫化。  日本のあちこちに匠を訪れた記録。扇、染色、石積み、櫛、刺青、印伝などが取り上げられている。 職人というのは頑ななものだが、その心にスッと入り込んでしまうのが凄い。さすが白洲正子だ。そして匠から巧みに話を聞きだしてしまう。余人には真似の出来ない芸当であろう。  そこで語られる匠の世界は、やはり一般の世界とはどこか違っていて、偏屈であったり、一徹であったりする。その偏りのなかから、素晴らしい道具が生まれてくるのだ。  ただ、この種の作品では避けがたいことなのかも知れないが、どこか白々しさが漂っているようにも感じた。ほめすぎというか、心酔しすぎというか。でも、それでなければ匠の話は聞き出せないのだから、難しいものだ。
白州正子にしか書けない。
工芸を構成する主たる要素だけではなく伝統文化を支える職人世界まで縦横無尽。砥石から城壁の石積み、さらに贋作、そして刺青と、まさに白州正子にしか書けない「たくみ」がぎっしり詰まっている。もちろん白州さんらしく論旨明瞭で簡潔。同時に、職人を訪ね、その時々の息を呑むさまや溜息などもヒシヒシと伝わってくる。楽しみながらも真剣そのものの姿勢で書き上げられたこれらの短文には、読む側も五感を総動員しながら白州さんの目線に合わせることで、彼女の遥か向こう側への連想にかろうじて同行できる。そこも楽しめる本だと思う。最後に「後記」をどうぞお楽しみに、と付け加えておきたい。表紙に使われた染物が何であるかを知ることが出来る上に、なぜそれを白州さんが掲げたか、その心もきっと伝わることだろう。
たくみの姿勢
 たくみの仕事に対する姿勢に、こちらまで姿勢を正さずにはいられなくなる。
 現在著名な志村ふくみ、福森雅武、川瀬俊郎、村瀬明道尼(NHKほんまもんのあんじゅさまのモデルと言われる方)への20年程前の取材記事
も載っていて、興味深い。

 また、レビュー者個人的には「たくみ」と考えるには禁止のかかっていた刺青をもとりあげられており、臨場感あふれる記述にひきこまれる。


コミック 昭和史〈第7巻〉講和から復興 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
コミック 昭和史〈第7巻〉講和から復興 (講談社文庫)

・水木 しげる
【講談社】
発売日: 1994-11
参考価格: 560 円(税込)
販売価格: 560 円(税込)
コミック 昭和史〈第7巻〉講和から復興 (講談社文庫)
水木 しげる
カスタマー平均評価:  4.5
著者の自分史
本書第7巻は昭和26年のサンフランシスコ講和会議から、漫画家として成功し多忙な日々を送りながら奇縁から戦友と再会、もう一度島に行ってみたいという話から昭和45年に南方へ渡って現地での出来事までを描く。作者のベースにはやはり南方体験があるのだ。
激闘大東京編
本巻は東京に移った作者がどんぞこ生活から脱出し売れっ子作家になるまでを描いています。筆者は昭和32年に貸本マンガ家になるべく上京しますが、そこで待っていたのは原稿が売れなければ餓死という壮絶な貸本マンガ家生活でした。

幸いなことに、昭和40年、講談社の別冊少年マガジンに幻想マンガ「テレビくん」の掲載をきっかけに、雑誌の注文が増え、貧乏からようやく脱却します。ところが待っていたのは眠る暇もないほどの、多忙な毎日...。毎日を必死で生き抜く筆者の姿は感動的ですらあります。

そんななか宝塚ファミリーランドの仕事でたまたま宮(元)軍曹に再会したことで、昭和46年、ラバウルへ26年ぶりに向かいます。はたして「美女」エプペとの再会はかなうんでしょうか。

本巻の102-126ページ、129-138ページは「突撃! 悪魔くん」、184-201ページは「ドブ川に死す」、215-227ページは「残暑」の原稿を再利用しています(いずれも、ちくま文庫の『奇人怪人大図鑑』に収録)。あわせて読むと、興味深いです。


アニメーション学入門 (平凡社新書)

[ 新書 ]
アニメーション学入門 (平凡社新書)

・津堅 信之
【平凡社】
発売日: 2005-09
参考価格: 903 円(税込)
販売価格: 903 円(税込)
アニメーション学入門 (平凡社新書)
津堅 信之
カスタマー平均評価:  4
アニメーション学成立への願い
「残念ながら現在の日本では、以上に示したような意味でのアニメーション『学』は体系づけ られていない。少なくとも、単行本のような具体的な形では成立していない。理論や歴史、制 作といった各分野における研究者は多くいるのだが、そうした研究者の成果を体系づけるとい う段階にまでは達していない」(14p)と、本書で筆者はいう。 このことは、アニメときわめて親和性が高い「マンガ」と比べてみれば一目瞭然だろう。日本 では当然ながらマンガ学会が存在し、マンガの形態から構造、技法、概念まで幅広く取り扱わ れている。もちろん、個々の作家論、作品論も膨大に存在し、日々増殖している。 それに対して、本国のアニメの分野では、マンガのように個々の作家論や作品論に関しては、 すでに専門家以外からも言及があり、批評、評論が膨大になされているが、アニメという概念 に対する言及、「そもそもアニメーションって何よ?」という問いは、あいまいにされたま ま、やり過ごされてきた感が否めない。日本におけるアニメとは、まず何よりも実践(作品)で あり、理論(アニメーション学)はおざなりにされてきたのだ。 本書は明日のアニメーション学成立を願って書かれた体系的な本。アニメーションの成立か ら、アニメーションのジャンル、日本及び諸外国におけるアニメーションの歴史と同時に、何 が今議論されるべきかも押さえられている。 これから、アニメーションで食っていく人、あるいはアニメーションに興味がある人は必読だ ろう。 ただこの人、変なところで矛盾があって、日本で若いアニメーターが育たないという問題に対 しては、労働条件の厳しさなど、はっきり言えばお金の問題を挙げながらも、それに対して、 アート・アニメーション作家に対しては国家がすべきは資金などの助成ではなく教育であっ て、作家には資金繰りのため処世術があってしかるべきだいう。 それって後者は好きでつくってんだから、金ぐらい自分で集めろってこと?
アニメーション学の構想図として研究者や学生は必読!
 映画学の中で傍流とされがちなアニメーションを学問として体系立てるため、その内的部門を網羅した労作。もっとも、その全体像を描き出すことが優先され、細部は今後の課題として委ねられている。  したがって、いわば設計図のようなものだから、一般の人が読んでも、ふつうの新書のようなおもしろさは、ほとんどない。あれこれをひたすら箇条書きにした資料集。このように、むしろあえてすべてを無機的に書いているのだから、著者として読者に伝えたいメッセージ性(主張や見解)は無い。やむをえないことだが、この辺が、人に読ませる本としてはつらい。  逆にまた、学問の構想としては、著者の無意識の関心方向のせいで、具体的な個別のアニメーション作品そのものの歴史と評論がアニメーション学の中心に据えられてしまっており、アニメーション一般の、製作者の製作技法の理論(芸術学や工学)や、鑑賞者の感性認識の理論の研究(哲学や心理学)、さらには、アニメーション業界の研究(経営学や社会学)のような、基礎的、ないし、概括的な研究への配慮は薄い。しかし、基礎と概括の裏打ちの上でないと、いくら作品に個別に言及しても、学知にはならないことに気づいてほしい。  なんにしても、歴史と世界の端々まで目を配った労作であり、この分野に関心を持つ研究者や学生は必読。上述の理由で、一般の人には勧めませんが。 
国内外の歴史を中心としたアニメーションの入門書
現在アニメに関する書籍は数多くあるが、そのほとんどが作品に関わるものであり、アニメ全体の概要を把握出来るものは少ない。もちろん、そちらの方が売れるためであろうが、そろそろ日本のアニメもその歴史を振り返ってよいう頃になった来たのではないか。 津堅氏は本格的にアニメーション学、特にアニメーション史に正面から取り組もうとしている人物である。本書の他に『日本アニメーションの力―85年の歴史を貫く2つの軸』(04年NTT出版)、『アニメ作家としての手塚治虫―その軌跡と本質』(07年NTT出版)、『日本初のアニメーション作家 北山清太郎』(07年臨川書店)などの作品があるが、いずれも真正面からテーマに取り組んだ力作ばかりである。 本書は国内外の歴史を中心とした入門書であり、アニメーションの概要を捉えるには絶好の書である。私も大学の講座での推薦書のひとつに挙げているが、これを読めばほぼアニメーションの基礎知識はまかなえる。アニメーションの体系的知識を知りたいと思っている人にお勧めである。
古今東西のアニメーションの基礎知識
 第1部でアニメーションの定義、歴史や分類などの説明がされ、
 第2部では日本のアニメーションと海外のアニメーションの主な作品
 の紹介をするという構成になっています。
 アニメーションの多様性、そして表現の可能性があることが分かります。
 アニメーションを学術的にとらえようと試みた意欲作なのですが、
 広く浅く全体を扱っているため、有名な作品やアニメーターしか記述されていません。
 本書に登場しなかったアニメーション作品やアニメーターが
 全体の中でどの位置にあるのかを研究するのが
 これからのアニメーション学のやるべきことであると思いました。

藤田嗣治「異邦人」の生涯 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
藤田嗣治「異邦人」の生涯 (講談社文庫)

・近藤 史人
【講談社】
発売日: 2006-01
参考価格: 730 円(税込)
販売価格: 730 円(税込)
藤田嗣治「異邦人」の生涯 (講談社文庫)
近藤 史人
カスタマー平均評価:  4
より前進しているが、藤田は本書よりもすごい画家だ
従来の藤田観に比べれば、生身の藤田に肉薄していると思う。 ただし、著者の拠って立つスタンスは不明瞭に感じる。 夫人の記憶や意見を、著者自身の藤田観にどう位置付けるのか、戦争画をどう位置付けるのか、そういった点で、著者の意思は感じられない。 国立近代美術館の「アッツ島玉砕」という作品をみると、藤田の戦争画は、とても本書に書かれている程度の位置付けとは思えない、藤田の心の深淵に踏み込む最重要テーマだと思うのだが、その疑問はいまだ解消されていない。
本の評価
あくまで本の評価ですが、藤田嗣治という画家に興味が持てる、おもしろいという意味で純粋に満点。 著述内容の真偽については今となってはわからない部分も多いのですが、「藤田もしくは君代夫人よりの内容」と評価するのがそもそも疑問に思います。 実際そのとおり藤田よりの内容なんですが、長い間「評伝 藤田嗣治」にて随分と否定的な藤田像がまかり通っていたので、その反対側の話も出てちょうどいいのではないかと。 日本人に過小評価されていたのも、藤田が芸術家であるがゆえに当時閉鎖的であった画壇に目の敵にされて、戦争画のスキャンダルを口実に結果的に日本を追われたというこの本の話のほうがいかにも真実っぽくてわかりやすい話。 藤田の戦争画を純粋に一絵画として評価するのと同じように、この本も一つの読み物として評価してみました。
いろいろ考えてしまった
自分と異なる風貌や言動に対して拒絶したくなる気持ちは誰にでもあります。民族や地域と関係なしに人間がもつ本能だと思う。でも日本は寛容度がちょっと低いかもしれない。 藤田嗣治の変わった風貌や言動はかなりの抵抗感を与えたに違いない。現代でさえ、東京以外の町を彼が歩いていたら振り返ってしまうかもしれない。藤田夫人の証言に基づいた伝記なので、多少とも良いほうにバイアスがかかっているでしょう(感情移入のない伝記はないですが)。でも、死ぬまで作品制作に没頭した画家としての生き様のみで十分じゃないかと思うのです。他に何を要求すべきだったのでしょうか? 多くのフランス人形が取り囲むベッド、和風のアトリエ、晩年に多く書かれた生を感じない子供の絵。彼の寂しさが伝わってきます。本書の最後に出てくる遺品に関するエピソードもなかなか深い読後感を残します(ちょっとできすぎですが)。乳白色の肌でパリの花形画家に躍り出た時代、戦中の日本での時代、その後のパリでの生活、そして晩年。この本を読んでから絵をみると、また違った感動が押し寄せてきます。
藤田の劇的な生涯が再現されています。・・・何故か目が滲んでしまいました。
誰かが「日本人はあの戦争を泣きながら戦った」と表現していました。藤田の「アッツ島の玉砕」は、そうした意味で、あの戦争が日本人にとって、どのような戦争だったのか、についてのある側面を、見事に表現していると思います。そして、戦後の藤田に対する戦争画家としての否定的な評価は、戦後の日本が、戦争とどのように向き合ってきたのかを象徴しているようです。(誰かのせいにして自分自身は免罪するというような・・・・)・・・・藤田にとって「アッツ島の玉砕」は、長年求めてきた日本的なものとの融和、絵画にしかなしえない、超越的世界との融合などを実現した芸術的極致だったと思われます。「アッツ島の玉砕」が戦争画として唾棄すべきものなら、ルーブルのドラクロワやダヴッィドの絵も同様でしょう。無言館の絵や浜田、香月の絵を並べながら、戦争画を批判する視点は確かに大事ですが、戦争画にも様々なものがあるということも否定できないと思います。・・・・・藤田は最後は芸術世界のコスモポリタンになったという著者の評価はやや性急すぎるかなとは思いましたが、全体として、非常に良くできた書物だと感じました。・・・・最近は、藤田というと、例の乳白色の絵、エコールドパリの画家というイメージが強いかもしれません。私もかつてはそうでした。この書はそうした一面的な藤田像を変え、より広がりのあるものにしてくれます。
夏堀全弘『 藤田嗣治芸術試論?藤田嗣治直話? 』との比較
単行本についで文庫もあったのですね。確かに番組はすばらしいですし,藤田嗣治の語りも面白いです。語りかけられた内容に含蓄があります。特に戦争画に興味がある私にとって,興味深い情報がたくさん詰まっている書籍です。藤田嗣治の直接の語り掛けは星5コでもいいのですが,気になる指摘をwebで見つけました。藤田語りかけは,藤田に自分の評を送った個人研究者夏堀全弘氏に対する返信であったということです。たしかに,マスメディア権威であればその資料を手わたされる機会は十分あると思いますが割り切れなさを感じてしまいます。それで星1つ。 さて,内容的には,悲惨な末路を描いた戦争殉教画敵な作品であるから,戦争協力画ではない,それを超えたといった見方には賛同できません。軍民ともに運命をともにし,最後の一人(一兵でなく)まで戦うという「一億総特攻」「玉砕戦」を主導するのに「戦争殉教」は適った理念でした。捕虜や生き残った民間人が合計1万5000名いたサイパン戦で,忠臣同胞も潔く玉砕したことを表現したのであれば,これはサイパン戦の悲劇の半分を描いたに過ぎません。捕虜となり生き残った多数の人々や玉砕を信じて,再び沖縄戦で集団死した人々のことも思うとやり切れません。現段階で描かれた戦争を十分分析するのと当時の状況は違いますが,現在のわれわれとしては賛同できないところも多いです。

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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク