PCの作成は6つの種族から一つと10種のクラスから2つを選び、種族やクラスごとに決められた特殊能力(スキル)をとります。また、出身や現在の境遇将来の運命をあらわすライフパスというものも決めます。これはキャラクターの設定を考えるのに役に立つほかPCのデータにも関わってきます。
PCたちはギルドと呼ばれるグループをつくることもできます。ギルドとはこのシステムの特徴の一つで、ギルド用に作られたスキルを取ることにより「お金をくれる後援者がいるギルド」とか「特定のタイプの敵に強いギルド」といった個性を出せます。また冒険を経験する事によりPCたち同様このギルドも成長し、新たなスキルを獲得していきます。
判定方法は主として2D6で(状況やPC達の持つスキルによって変化する事もある)で目が高い方がよいというもの。フェイトというポイントを消費する事によってダイスを増やしたり振りなおしたりもできます。
ルールの基本的なところは平易でわかりやすく、またサンプルキャラ(作成済みキャラ)や付属シナリオがあることによってすぐプレイ可能なのは嬉しいところ。TRPG初心者の方にもお勧めできるでしょう。(モンスター一体一体にイラストがあるのも評価できます。)
これ一冊だけでは物足りない方には上級ルールやシナリオ集があるので検討してみてはいかがでしょうか? プレーンな文庫ファンタジーRPGシンプルなルールとFEARのゲームにしては癖の無い世界背景を持った文庫TRPG。パーティプレイが基本にあり、それを一歩進めたギルドのルールは興味深い。
ルールのシンプルな文庫RPGとして先輩に当たるソード・ワールドRPGとの違いは、ダンジョンアタックという理解しやすく盛り上がりやすい遊び方を前面に押し出して
デザインがなされている部分で、初心者GMも入り易いだろう。
ビジュアルや背景世界の一部はラグナロクオンラインなどのMMORPGの影響を受けているが、知らなくても問題なく遊べる。
PCのパワーはややインフレ気味で、3レベルを超えたあたりからルールブックにあるクリーチャー、トラップではまったく力不足となる、
また、「ストリートワイズ」のような特技もあるがシティアドベンチャーについてはまったくといってよいほどルールブックに指針が無い。
それらの部分の補完も含めてサプリメントに期待する。
前篇だけでなく後篇もぜひ!!