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文学・評論

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はじめてのことがいっぱい―yoshimotobanana.com2008 (新潮文庫) 文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫) 占星術殺人事件 (講談社文庫) 12万円で世界を歩く (朝日文庫) 月の影 影の海〈下〉 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート 模倣犯1 (新潮文庫) 男たちへ―フツウの男をフツウでない男にするための54章 (文春文庫) 模倣犯2 (新潮文庫) ファントム―アイン (角川スニーカー文庫) ロシアは今日も荒れ模様 (講談社文庫)
はじめてのことがいっぱい―yo.. 文庫版 絡新婦の理 (講談社文.. 占星術殺人事件 (講談社文庫) 12万円で世界を歩く (朝日文.. 月の影 影の海〈下〉 十二国記.. 模倣犯1 (新潮文庫) 男たちへ―フツウの男をフツウで.. 模倣犯2 (新潮文庫) ファントム―アイン (角川スニ.. ロシアは今日も荒れ模様 (講談..

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はじめてのことがいっぱい―yoshimotobanana.com2008 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
はじめてのことがいっぱい―yoshimotobanana.com2008 (新潮文庫)

・よしもと ばなな
【新潮社】
発売日: 2009-03-28
参考価格: 700 円(税込)
販売価格: 700 円(税込)
はじめてのことがいっぱい―yoshimotobanana.com2008 (新潮文庫)
よしもと ばなな
カスタマー平均評価:   0

文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)

・京極 夏彦
【講談社】
発売日: 2002-09
参考価格: 1,400 円(税込)
販売価格: 1,400 円(税込)
文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)
京極 夏彦
カスタマー平均評価:  5
ここまで複雑な事件をよく考え出したなあと感心しました。
2人の殺人鬼が現れます。その事件を軸に話は進んでいきます。 こう書くと、事件は一つと思われるかもしれません。 しかし、2つの事件は全く関係ありません。そうなると、次には、 単なる構成がしっかりしていない、長いだけの小説と思われるかもしれません。 そうではないから読んでしまうのです。しっかり最後に「そういうことか!!」と 思わせてくれます。毎度のことながら。作者の構成力、ものすごいです。 その分、気合入れて事実関係を整頓しながら読まないと訳が分からなくなり、 せっかくの伏線に気づけない悲劇が起こりえます。読み応えの点では図抜けて良いです。 前作までの登場人物もちょこちょこ出てきて 順に読んでいった方にはうれしいかもしれません。 毎回そうですが、女性がひどい目に遭います。 今回も連続目潰し殺人の犠牲者がぼんぼん出ます。 作者には女性への加虐趣味があるのか?と思わせるくらいの徹底振りです。 かなりの完成度を誇ります。また、人物造詣に厚みが加わり、 各人がよりしっかりとした立ち位置を持ってきました。面白いですよ。
女性と日本文化についての考察。
京極堂シリーズの目玉は、何といってもつきもの落としですが、今回も千葉の田舎を舞台に連続猟奇殺人が多発し、その謎を明かしながら、その関係者のつきものをおとしてゆきます。売春や性風俗と女性の人権についての考察を、面白く拝聴しました。今回は榎津探偵が活躍し、笑わせてくれます。からまった蜘蛛の糸が次第にほどけていくように明らかになった行く様がとてもよく練られています。ただ登場人物が多く付き物落としが長過ぎたことと、殺人犯が、精神異常者というのが少々残念です。もちろん、正常/異常とのわく引き、差別などはあってはならないですし、また、同様に罪にも問われるべきと思いますが。
蜘蛛の糸のように。
何気ない人間関係・事件が、蜘蛛の糸のように絡まってきて…。百鬼夜行ギャングも徐々に絡み取られていきます。作品中の込み入った人間関係に関係性を見出した時は鳥肌が立ちました。 むっとむせ返る程に、どこを見ても、そこには女性、もとい女がいます。 過去の作品の登場人物も関係してくるところが、京極作品を読む醍醐味ではないでしょうか。 冒頭のシーンの風景描写がとても綺麗で、よく仏頂面と表現される陰陽師の表情がなんとなく柔らかく優しい感じがしました。
家などというものは妖怪と同じだ。名づけなければないに等しい
 「あなたの後ろに幾つ骸を転がせば気が済むのです」 と京極堂にいわしめた蜘蛛を名のる女性  女性の眼球に細鑿を突き立て殺害する連続殺人  基督教系全寮制女学校でくりひろげられる背徳の集い  蜘蛛の巣屋敷と呼ばれる旧家での相続争い   連続すると思われる殺人事件の担当になった刑事木場 女学校の調査依頼を受けた探偵榎木津 遺品を査定するために蜘蛛の巣屋敷に招かれた骨董品屋今川 それぞれが、謎をたどるうちに 蜘蛛を名のる女性の目的へと収束していく様が見事です。 たくさんの事象を詰め込んでのまとめあげてあり 読み応えがあります。 「勿論僕は女権拡張論者ですよ」 と答える中善寺が解く 「七夕」の解釈など、 色々な文化と神々、伝説の隠れた意味の数々がとても興味深いものでした。
最高傑作
多くの方のご意見どおり、京極道シリーズの最高傑作だと思います。 女性をテーマにして、ここまで書いてくれました。 陳腐な昔ながらの「男は男」みたいな理屈や「女性は素晴らしい」 みたいな理論に偏らない理論を展開しているのは大人の書物として、 読むに値するものと思います。 ただ、個人的には冒頭にラストシーンを持ってきてほしくなかったですが‥

占星術殺人事件 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
占星術殺人事件 (講談社文庫)

・島田 荘司
【講談社】
発売日: 1987-07
参考価格: 750 円(税込)
販売価格: 750 円(税込)
占星術殺人事件 (講談社文庫)
島田 荘司
カスタマー平均評価:  4.5
素晴らしい。
最初の40P程の事件についての概要を読んでいるうちは、本当にこの本皆さんが言う面白い本なのか?と不安になりながら読み進めた。そこを抜ければもう、うぉー、おもしれー!って一気に読めてしまいます。占星術に対しての知識も不要ですが、占星術に対しての知識が得られるわけでもありません。丁寧に作られた本格推理小説だとおもいました。
惜しい!
奇抜なトリックで読ませる文章力もあるのですが、構成がいまいち。 特上の松坂肉を下手な料理人が料理して駄目にしてしまったという感じ。
ミステリ史に燦然と輝く名トリック
画家の梅沢平吉の手記には、六人の娘それぞれから身体の一部を切り取り、 完璧な肉体(「アゾート」)に合成しようというグロテスクな夢想が綴られていた。 六人の娘たちは、平吉の手記通り身体の一部分を切り取られた 状態で殺害され、日本各地てんでばらばらの場所で発見される。 しかし、当の平吉は、この連続殺人が起きる前、丁度二・二六事件の 当日に、自宅の密室状態のアトリエで、死体となって発見されていた。 果たして、犯人は誰なのか? 四十年間、誰も解けなかったこの謎に、御手洗潔が挑む!! 西洋占星術に基づく神秘主義的奇想と、日本全国に及ぶスケールの 大きな連続猟奇殺人という詩美性とインパクトを兼ね備えた本作の謎。 用いられているメイントリックは、人口に膾炙したミステリの警句を発展 させたもので、作中において、ある詐欺の手口と類比的に図解されます。 一週間というタイムリミットのなかで、御手洗は神秘と猟奇のヴェールに覆われたこの トリックをなかなか見抜けず、苦しみますが、タイムアップぎりぎりで直観するやいなや、 ものの数十分のうちに犯人の居場所までつきとめてしまうという離れ業をやってのける 展開が痛快です。 奇想溢れる大胆な犯行と、あまりに世俗的な動機の間に埋めがたいギャップが あるというのも、処女作にして著者の資質がよく表われており、味わい深いです。
悔しい。色々と悔しい
本当に悔しい。僕は運が無かったのかもしれないけれど、金田一少年の事件簿の所為でこの作品を存分に十分に堪能できなかった。似たようなトリックが使われていたっていうかもろにそれだったような。できれば脳をいじってその部分を切り取ってもう一回読みたいけど続編を読んだ方が経済的にも肉体的にも安全かなと思ったのでそうします。
めくるめく世界
一度挫折していました。「電話帳」を読むかのよう、という冒頭の十数頁。 殺された平吉が残したという文章です。 しかしこれが終わってからが御手洗氏の登場。ホームズ批判と俄然面白くなります。 そして二人は、何と京都、大阪・上新庄などへ。 これは関西人にはたまりません。 それはともかく、「電話帳」の頁が終わると、めくるめく御手洗ワールドです。 犯人は・・・!まさに答えがちゃんと読者に示されています。 私はまったく分かりませんでしたが。

12万円で世界を歩く (朝日文庫)

[ 文庫 ]
12万円で世界を歩く (朝日文庫)

・下川 裕治
【朝日新聞社】
発売日: 1997-02
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
12万円で世界を歩く (朝日文庫)
下川 裕治
カスタマー平均評価:  4.5
貧乏旅行の参考書。旅のイメージが湧きます。
沢木耕太郎の「深夜特急」が小説として面白いとするならば、「12万円で世界を歩く」は実用本として面白さがある。文中には多数の写真と共に旅の交通手段や費用が詳細に掲載されており具体的な旅のイメージが掴みやすい。 ヒマヤラ・トレッキング、神戸から揚子江への船旅、北京発ベルリン行き列車の旅、神戸からアテネ、シルクロードの旅などなど、こんなことも出来るのか、こんなことも出来るのか、と目から鱗的な面白さあり。 ただし、本作品は、週間朝日の貧乏旅行連載記事を本にまとめたものであり、「電波少年」的なのりでとにかく企画のコースを走破しようというところばかりに力点がおかれ、旅本来の面白みに欠けるところがある。沢木耕太郎だったら100頁くらい費やしたところが、僅か数行で終わっていたりする。さらりと読み流すところに面白さがあるのかもしれない。
笑撃!12万ぽっきり
12万円って積み立てたお年玉でまかなえる金額じゃあ?りませんか!1ヶ月バイトすれば到達できる給料じゃあ?りませんか!時代はこの本から流れていますが、旅行者にとっては勝負しやすい時代じゃあ?りませんか!きりつめた費用じゃないと見れない物もあるはずさ、YOU行っちゃえば、ガムテープを忘れずに。ラディカルなこの本にはプライスレスな価値があるざんす。
赤貧旅行
赤道直下、ヒマラヤ、カリブ海、乏しい予算で訪れた国は数知れず。タバコ一本、ビール一杯もサイフと相談。トラブルに巻き込まれたり、人の親切が身にしみたり…。そんな旅だからこそ見えてきた人々の素顔や生活と旅の喜怒哀楽を語りつくす、これぞビンボー旅行のバイブルだ。12万円の内訳付き。 普通の人間には真似できない、極貧旅行!!
航空運賃が高い
1990年に出た単行本の文庫化。  貧乏旅行作家として知られる下川氏の実質的なデビュー作。12万円で世界各地を旅行するという過酷な企画。本書をきっかけに、下川氏はアジアを題材とした紀行文を発表するようになったという。  1988-89年に『週刊朝日』に連載されたもので、全12篇が収められている。東南アジア、ネパール、ニューヨーク、キューバ、中国などを訪れているのだが、とにかく航空運賃が高い。それで予算のほとんどを使い切ってしまい、後は極貧生活になる。現在ではだいぶ状況が変わっている(航空運賃の値下げ)が、工夫と根性でなんとかなるものだと教えられた。  雑誌連載ということで、各章がずいぶん短いのが残念。  12回の旅で、同行したカメラマンは10人にのぼる。みんな、二度と嫌だと言って逃げ出したんだろうな。
サラリーマンにこそ読んでほしい
本書を初めて読んだのは高校生のときでした。 社会人になった今でも、読み返すと旅に憧れた日々を思い出します。 「よし、お盆に有給ぶつけて、ちょっとでも長い旅に出ようか」 そんな気持ちにさせてくれる一冊です。

月の影 影の海〈下〉 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート

[ 文庫 ]
月の影 影の海〈下〉 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート

・小野 不由美
【講談社】
発売日: 1992-07
参考価格: 557 円(税込)
販売価格: 557 円(税込)
月の影 影の海〈下〉 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート
小野 不由美
カスタマー平均評価:  4.5
上巻は読んでいて少し辛い
十二国記シリーズ第一作目。蓬莱にいた景王陽子が慶国に戻るまでの話。 上巻は陽子が異世界に連れてこられるところからはじまる。景麒につれてこられた異世界で一人孤独に異形の魔物と戦う様はなんとも痛ましかった。妖魔に追われ疲労し人に助けを求めても裏切られ、どんどん誰も信じられなくなっていく陽子を見るのはとても辛い。陽子に付きまとい惑わす猿も陽子をどんどんと追い詰めていき上巻は本当に読んでいるのが辛くなる。上巻では陽子は徹底的に打ちのめされている。 変わって下巻では陽子が旅の途中で出会う楽俊が陽子を救う。人を完全に信じることができなくなった陽子は楽俊をはじめは信頼できなかったが、徐々に心を許していく。楽俊の存在が陽子を救っていくのだが、楽俊のものの考え方は読んでいて勉強になった。 「前略・・・だから信じてもらえりゃ嬉しいし、信じてもらえなかったら寂しい。それはおいらの問題。おいらを信じるのも信じないのも陽子の勝手だ。おいらを信じて陽子は得をするかも知れねえし、損をするかもしれねえ、けどそれは陽子の問題だな」 この台詞の前後を読むと、楽俊という人物がとてもすごいと思う。こんな考え方をできる人なんてそういないだろう。 その後陽子たちは雁国に渡り延王に会うそこで陽子は慶国の王になることを考え始める。 下巻では楽俊が非常にためになることをよく言うので、大げさな話だが人生を生きるうえで必ず役に立つと思う。ちなみに楽俊は十二国記を読む上で必須となる知識もよく語るのでよく読んでおくとシリーズを読む上で非常に役に立つ。 十二国記を読むとよく思うのは国とはなんなのかということ。国の代表は国民を大切に守らなければならないのに実際はそうも行かない様子。世の政治家には十二国記を読んで国とはなんなのかをよく考えてもらいたい。
うん、よかった。
うん、よかった。 序章が、終わった。って感じの終わり方。 よっしゃ、これからだー。 がんばれ、陽子! って、思わずいいたくなる。 物語の随所でいろいろな伏線が張られてる。 先代の慶王、海客の延王。これらはまた違う話へと続く。 上巻のいらいらが、見事昇華されました。 SFファンタジーといえば、早川文庫って勝手に思ってたけど(偏見ごめんなさい) 日本もなかなかだと、思えた1作です。
上巻を読んだ後、救われる下巻。
上巻読み終えました?お疲れ様でした。 辛かったんじゃないですか? 「人は醜い……」と人間が嫌いになりませんでしたか?アタシはなりました。 でも、下巻を読んで……救われました。 陽子が好きになりました。楽俊はもっと好きですが……。 こんな運命が自分に降りかかることはないですが、毎日少しずつでも 頑張ってみようかな……もうちょっと人を信じてみようかなって気になります。 そして気づいたら、十二国記シリーズの虜になってしまいました。
引き込まれます。
小野不由美さんの本は悪霊シリーズより大体全て読んでいます。 飽きることなく一気に読んでしまう、素敵な作品ばかりです。 こちらは十二国記のはじめですが、月並みですけど本当に面白いです。 読んで何が残るとか難しいことを考えて読むより、一気に情景を思い浮かべながら読むと引き込まれてラストまであっと言う間に読めてしまい、次の作品に手が伸びます。苦難がありながら最後にはまとまる、典型的だけどすっきりする内容が単純な私は大好きです。 ファンタジーって最近はあまり読まなくなってましたが、この作品を思い出したので色々読んでいきたいです。現実離れできて気分転換になります。
内容ないよ
 私なりのあらすじを書くとすると、周囲に合わしている女子学生が、  ある日、突然、学校に進入してきたパツキンの男性に 「あなたを守りにきました」と言われ、さらわれ  気が付くと、異国にいたという話。  異国へかあ、なんかこの展開…  あのブレイブレストーリー並みの王道を突っ走っております  嫌な予感がしつつ読み進め、読み終えた今。  感じたことは、異世界へ行くまで学校にいた期間が短すぎるんですね。  短すぎるがゆえに、展開が速い!  という利点もありますが、  この作者は、どうやら学校の友人関係の黒い部分や  家族関係の黒い部分を描きたかったらしく  ならば、もう少し現実世界での生活にページをさくべきではと思いました  それから、戦闘描写ですが、  後書きにあるよう、あまりファンタジーを読まないらしく  読んだものも、かなり古臭いもので、苦手なようで  稚拙で、かつ、短すぎました  終わり方も、別に普通で  ダレン・シャン や その他作品に見受けられるような  起爆剤がありませんでした。  不発的印象を受けました。  文体についてですが、結構力あると思います  ということで、この星二つは、この文体の分です。  ストーリー的には、これはないな、ということで0点です

模倣犯1 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
模倣犯1 (新潮文庫)

・宮部 みゆき
【新潮社】
発売日: 2005-11-26
参考価格: 820 円(税込)
販売価格: 820 円(税込)
模倣犯1 (新潮文庫)
宮部 みゆき
カスタマー平均評価:  4.5
第1巻。被害者の慟哭
本書は、著者の最高傑作とも称される長大なミステリー小説の第1巻(第1部完結)です。 物語の核となる、いびつな犯人の起こした凶悪犯罪を、 不幸にも巻き込まれた被害者遺族の観点から概観し、 第2・3部の基礎となる情報が与えられる1冊ともいえます。 「被害者」としてスポットライトが当てられるのは、 孫娘・古川鞠子の身を案じる実直な豆腐屋店主・有馬義男、 家族を失い、父の友人宅に寄宿する、傷ついた高校生・塚田真一の二人。 二人は現代型とも言える、劇場型の凶悪犯罪に巻き込まれ、 忌まわしい犯人や、一見善意でも、結局他人に過ぎない周囲の人々に、 神経をすり減らされ、翻弄されていく…。 例えば、真一に接するライター・前畑滋子にせよ、 所詮、己の自己実現のために真一を利用しようとする側面は否めないでしょう。 被害者の立場には誰も代わってやれないという、残酷な真実が浮き彫りにされています。 とりわけ、剛毅な有馬義男の過酷な体験は、読んでいて胸が詰まります。 終盤、諦念と我慢を重ねてきた義男の慟哭は、悲しみに満ちていて、読むのが辛かったです。 以前、単行本の上巻で挫折した記憶があるのですが、 「楽園」が本書の続編と知り、また、安価で5巻「大人買い」したのを期に、再読中です。 第2部は、いよいよおぞましい加害者へスポットが…。 どう話が転がるのか、楽しみでもあり怖くもあります。
全巻、読みたくなってしまいました。まだ五分の一なんて。
かなりの長編なので読むのを遠ざけていましたが、思い切って一巻を読んでみました。 これは面白いです。次の頁がめくりたくて仕方なく、残りの頁数がどんどん少なくなっていくのが惜しいと思った本は久し振りです。 濃厚な人間描写と複雑な人間関係は宮部みゆきの真骨頂ですが、それに加えてのサスペンスとしての要素が見事です。たくさんの謎が散りばめられ、それらがどのように収束して結末へ向かっていくのかものすごく気になります。 あと四冊もあるなんて不思議な感じがするのですが、いったい物語はどう展開していくのでしょう?これから二巻を読んでみようと思います。
初宮部作品
原稿用紙3551枚の超大作であるが,スリリングなストーリー展開により,宮部ワールドにすっかり引き込まれ,一気に読破してしまった. 宮部作品は初めてだったが,登場人物の豊かな心理描写,背景の細やかな描写,全編に散りばめられた謎を解く鍵,どれをとっても一流の作家であることが窺える. 本作品を通して,警察の思い込み捜査による冤罪,加害者よりもひどい仕打ちを受けてしまう被害者とその家族,といった現代社会のひずみを痛烈に批判している. ただ,犯人の自白によって,真犯人が判明するという,結末には少し物足りなさを感じてしまった.
教師一家惨殺事件の設定が残念
「教師一家惨殺事件」の設定は「模倣犯」という長編サスペンスに本当に必要だったのか? 長編にするためには必要だったかもしれませんが、どうせ入れるなら、もっと納得のいく設定で書いて欲しかったです。 塚田真一を執拗に追いかける樋口めぐみや、犯人である樋口めぐみの父の動機にリアリティが無さすぎる・・・ きっと最後のほうで本編の事件と密接にからんできて、「教師一家惨殺事件」の設定が重要になってきてくれると・・・わずかな期待をしていたのですが、裏切られました。 模倣犯がもしも連載ではなかったら?「教師一家惨殺事件」のような”おまけの設定”や無駄な登場人物とその背景が省かれて?5星の作品であったと思います。
やっぱり、少し長い・・・その割には・・・
宮部みゆきさんの作品は好きでよく読みますが、長いと感じたのは今回が初めてです。犯罪の残忍さはとても詳細に描写され、ヒロミの内面についてもいやというほど描かれているのですが、ピースの内面について説明不足のまま終わってしまったかな・・・という印象ですね。 長いからというだけでなく、もう一度読みかえしたいとは思わない作品です・・・

男たちへ―フツウの男をフツウでない男にするための54章 (文春文庫)

[ 文庫 ]
男たちへ―フツウの男をフツウでない男にするための54章 (文春文庫)

・塩野 七生
【文藝春秋】
発売日: 1993-02
参考価格: 660 円(税込)
販売価格: 660 円(税込)
男たちへ―フツウの男をフツウでない男にするための54章 (文春文庫)
塩野 七生
カスタマー平均評価:  4
自己弁護
半分あたりまで付き合ったのだが、読み進めるに耐えられず本を置いた。 男たちへ…? 本当にそうなのかな。 これを痛快と感じる方もいらっしゃるのでしょう。 男性へ。 買うなら少なくとも最初の一章でいいから立ち読みしてからを強く勧めます。
魅力的な男になりたい
副題にあるように、女性にとって、というより塩野七生さんにとって魅力的な男とはいかなるものか、というテーマにそった文集である。あくまでも軽いノリの文章だし、ここに書かれていることを鵜呑みにして真似をすればいい男になれるわけでは決してない、と文中にも指摘してもある。それでも、男の私としては、半分くらいはマジで読んでしまい、このような知的で魅力的な女性からイイ男と見られるようになりたいものだなあと思った次第である。 自分にあてはめてみると、ファッションについては、‥‥うーんこれは将来的な努力目標とさせてもらいましょう。内面的なことや行動面のことでは、男は楽天的であれ、ということに大いに共感した。男から見ても、例えば部下が惚れ込んでしまう上司とは、困難な状況に立ち向かいつつも常に楽天的な姿勢を持つ器の大きな人物である。そのような男に、なりたいものだ。 本書には、著者の女性としての感性が伸び伸びと表現されている。これを読んでから、「ローマ人の物語」を読み続けてみると、なるほどこれはローマの歴史を飾った数々の魅力的な男の物語なのだなあ、と思えてきた。特に現在読んでいるユリウス・カエサルには、塩野さんぞっこん惚れ込んでいるようだ。そういう意味では公平な歴史とは言いがたい面もあるのかも知れないが、読むのにはおもしろい。
男の本質に迫っているとは言えない
雑誌に連載されていたエッセイを集めた本というのは作者が日頃からよく考えていたことを述べているものと締切に間に合わせるために適当な味付けをしただけのものが混在するのは仕方ないもので、この本も半分くらいは女の視点から男をこんな風に批評するのかと感心するものもあるが、残りは男の外観とか男の心理の表層的なところまでしか切り込んでいないものがあり、不満を感じる。本来、男は女が男をどう見ているか、その深い部分に触れたときは新鮮な感動を覚えるものがあり、逆に女も男について同じことが言えるだろう。そういうものがここにはあまりない。最初に丹波哲三、向田邦子、和田勉の鼎談の紹介が出てきて、これは面白かったが、後は男に関する女の意見として参考になるものはあるにせよ、感心するほどではない。  「ローマ人の物語」というあれだけの大作を仕上げた人がこれほどミーハー的であったというのは失望した。
読み進むうちに『ウーン‥』と唸らされる。 読むべき一冊。
 鼻につく箇所も沢山あるが、しかし、「ナルホド」と思わせる主張とそれを読者に分り易く伝える論理展開や文章構成の巧みさが素晴らしい。
いいね塩野さん
通っていた大学の講師がこの塩野七生氏を推していたので読んでみた。その先生も「俺もいろんな人たちにこの人の本を読んでおけと言われたんだよ」と仰っていたので、これは読んでおかなければと読んでみました。 歴史小説は重厚で重い感じがしましたので、この本と「再び男たちへ」を購入。予想通りスラスラ読み進められて塩野初心者にはこれから入ってよいのではと思います。 男性に対しての辛辣な意見も勿論ですが「私たち女性はいつも男性を尊敬していたのです」の一言には泣かせるものがありました。 頑張れ男の子!と女性達からエール。これは男性に産まれた人間は真摯に受け止めるべきメッセージではないでしょうか。 「これから」頑張りたいと思います(笑

模倣犯2 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
模倣犯2 (新潮文庫)

・宮部 みゆき
【新潮社】
発売日: 2005-11-26
参考価格: 620 円(税込)
販売価格: 620 円(税込)
模倣犯2 (新潮文庫)
宮部 みゆき
カスタマー平均評価:  4.5
第2・3巻=第2部。歪んだ友情物語?
本書と第3巻は、全体の第2部を構成しています。 第1巻=第1部で被害者の観点から描かれた物語を、 裏から再び眺めようという試みであり、恐るべき凶悪犯罪が立体的に立ち上がります。 非常に面白い構成であり、第3部でどう止揚されるのか、興味深いのですが、 第2部は、大半を、唾棄すべき思い上がった犯人の描写に注いでおり、 世の中をなめ切った彼らの言動は不愉快極まりないです。 一応犯人の側の「事情」も語られますが、とてもじゃないけれど、 被害者の無念に見合うものとは思えず、終始重い気持ちで読み進めました。 ただ、正直な感想として、断片的に、昔、犯人の感情に似たもの、 すなわち親兄弟や世間に対して幼稚で不遜な感情を抱いた記憶もあり、 そういったことへの後ろめたさも、ほんの少しですが覚えてしまいました。 また本作の、現代社会における「失踪」女性の要素は「火車」をほうふつとさせ、 家族の機能不全が生み出したモンスター的な青年の要素は「理由」を思い起こさせました。 第3部、物語がどのような着地をするのか。 第2部で不快な思いをしただけに、カタルシスを期待したいところですが…。
一巻が光なら、二巻は影。
一巻で起こった出来事を、まったく逆に犯人の視点から追った内容でした。 まるで一枚の絵を裏側から見ているようでとても興奮してまいました。こういう心憎い演出は好きです。 しかし前半の人物描写がやや退屈であり、余計だと思う部分もありましたので星4つです。 三巻はすぐに読みます。だってまだ犯人側からのお話が一巻の終わりに追いついていないんです。
現代社会がかかえる「闇」
2002年度版このミス10 1位。 2001年文春ミステリーベスト10 1位。 第55回毎日出版文化賞特別賞 第5回司馬遼太郎賞 2001年芸術選奨文部科学大臣賞 「火車」「理由はいらない」とならぶ、宮部氏の代表作。 個人的には、この三作品のなかで、一番好きな作品である。 若い女性を狙った連続バラバラ殺人という猟奇的な事件、マスコミを利用した劇場型犯罪をメインに据え(作者独特の文体ゆえ、怖さはない)、犯人や被害者のみならず、被害者の家族、加害者の家族、事件を報道する側等の視点から作品を展開している。単なる「謎解きの」ミステリーの枠に留まらず、現代社会がかかえる「闇」を描き出すことに成功しているところが、この作品が高く評価される所以だろう。 この事件から10年後の前畑滋子を主人公にしたスピンオフ作品が2005年夏から2006年夏に新聞に連載されており(新聞紙上のタイトルは「楽園」)出版が待たれるところである。
全巻の中で最も気持ちの悪い1冊
第1巻では、巻き込まれた人々の視点から殺人事件が描かれましたが、第2、3巻では同じ事件が殺人犯の視点から描いています。第1巻は文句なしに素晴らしいものでしたが、第2、3巻は私の好きな前巻の登場人物が一切登場せず、延々いかれた連中の異常心理が描かれるので、途中で何度も投げ出したくなるほどに気持ち悪い。後から考えれば、事件の全体像や結末への流れは分かり易くなり、被害者たちへの理解にもつながるので、第2、3巻にも十分意味はあります。同じ事件を2度描くことへの批判もありますが、事件に巻き込まれ、人生を破壊される人たちと、凶悪事件を引き起こし、他人の人生を破壊する人でなしは、同じ土俵で描くべきではないでしょう。しかし、それらを差し引いても、第2、3巻はできる限り思い出したくない、本書の中で非常に嫌いな巻です。 第2、3巻では、2人組の犯人のうち、従犯の男の内面を描いています。この男が殺人に手を染めるのは本巻の後半からですが、前半の歪み切った内面を見る限り、彼なら殺人にいつ手を染めてもおかしくはありません。優しさや思いやりなどかけらもなく、平然と人を騙し、傷つけ、利用する。少年時代のトラウマ等、確かに人格を歪ませる要素はありますが、それでもなぜこれほど心のない人間になったのか、理解できません。彼に理解など示すべきではないですし、宮部さんの文章も突き放すように冷淡なものです。ただ一つ理解できるのは、彼がとことん見下げた人間であることだけです。人間なら誰でも備えているはずの根本的な何かが、どうやらこの男には欠落しているようです。 こういう最低の人間に限って、自尊心だけは強いものですが、彼の歪んだ自尊心を満たすように、パニックに陥った人々を描いた巻末も、平凡な語彙で見事に描かれてはいますが、その分後味が悪い。いずれにせよ第2巻は、本書の中で最も嫌いな一冊です。
これもまた本能の放つ警告だった
 一巻の最後に遺体で登場した人物達の生い立ち。  そして、連続殺人が起きるまでの経緯 がえがかれています。  じわじわと危険な人物に変貌していく、この巻の主人公  その主人公の、ガールフレンドや家族達の姿。  殺された女の子や、女性達の様子などが主人公の視点で描写されている巻です。  さらわれた女性が心理的にいたぶられる様子が、恐ろしいものでした。

ファントム―アイン (角川スニーカー文庫)

[ 文庫 ]
ファントム―アイン (角川スニーカー文庫)

・虚淵 玄 ・リアクション
【角川書店】
発売日: 2002-05
参考価格: 630 円(税込)
販売価格: 630 円(税込)
ファントム―アイン (角川スニーカー文庫)
虚淵 玄
リアクション
カスタマー平均評価:  4
名作PCゲームを小説で
PCゲームからDVD、PS2とへ移植され、もはや名作となったゲーム「ファントム 〜PHANTOM OF  INFERNO」の小説版です。その原作を元に話が展開していきます。

ゲームをプレイしたことのある方なら知っているでしょう。そこに漂う切なさ、絶望感、悲しさ、そして愛を。望まずに暗殺者となった主人公の行き先に明るさはありません。笑うところなどありません。

これは「ゲームの小説」としてではなく、一冊の物語として読んでみることをお勧めします。その方が、そこにある悲壮感をより感じ取ることができるでしょうから。


ロシアは今日も荒れ模様 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
ロシアは今日も荒れ模様 (講談社文庫)

・米原 万里
【講談社】
発売日: 2001-02
参考価格: 520 円(税込)
販売価格: 520 円(税込)
ロシアは今日も荒れ模様 (講談社文庫)
米原 万里
カスタマー平均評価:  4
面白くてためになる
面白いとともに風邪の治療に関する挿話は大変に参考になった。ウオッカを含浸させたガーゼに火を付けて暖めこれを患者の頸に巻いて一夜で風邪を治したというロシアの民間治療の話は有益。 ウオッカの代わりに使い捨てカイロを使用する筆者の提案は特許もので、これを参考に爾来風邪の早期治療に役立てている。頸の保温からさらに一歩を進めた強制保温のアイデアである。 豚インフルエンザ対策にマスクと使い捨てカイロを用意して旅行することを奨める。高価で副作用のあるワクチンやタミフルなどよりは遙かにお勧め。 インフルエンザワクチンは35度以下でないと製造出来ないのだから、それを逆手にとって鼻腔や喉を35度以上に保って治療法とする基本アイデアをウイルス学者はなぜ強くPRしないのかとも思う。
ロシア人は面白いんです
著者はすでにお亡くなりになったらしいですが、この方相当エリートの出なんでしょうが、非常にお茶目な人だったように思います。しかし、通訳なのにこんなに暴露して大丈夫なんですかね(笑)その辺もロシア人の許容範囲なんでしょうか?ずっと昔何かの番組で「ロシアにはお笑いがない!」とかっていうのをやってたのを思い出しました。なんの根拠でそんな番組をやってたのかわかりませんが、その番組でいいたかったのは、「ロシア人は堅物で面白いことを言わない、でもウォッカを飲むとむちゃくちゃおもしろい」って言う感じでした。 この本ではたくさんのロシアのジョークが乗っていて、「お笑いがない」っていうのはウソかなーー、と思いますけど、飲ませたら面白い!というのはきっとそうですね。 私にもロシア人の知り合いいますけど、自分勝手なヨーロッパ人と比べるとよっぽど日本人に近くて(おそらくモンゴル系の血筋がロシアにも入っているのもあるかもしれません)まじめで、やさしくて、とても付き合いやすい人種です。飲まなくても面白いし。 この本でロシア人の心の豊かさを学んで見ましょう。日本は経済的には豊かかもしれませんが、著者が言うように貧しい国かもしれません。
広大な土地に、無能な政治家。その結果は・・・・。
ロシア語通訳の第一人者、米原万理の著作。 せっかく共産主義から脱したのに、資本主義になったら、洗練された近代資本主義にならずに、原始資本主義になってしまったロシア。 1998年に書かれた本だが、今もあんまり変わっていないみたい。 ロシアに同情してしまいます。 結局、国の上層部が腐っているから、市民に幸せが訪れない。 資本主義になって、どうして物があふれないのか不思議です。 よほど幹部が腐っているのでしょう。 でも、こんな話も乗っています。 ロシア娘が日本に来た。 あまりに商品があふれているので、泣いてしまった。 「私の生きている間は、ロシアではこんな光景がみれないだろう」と。 娘は豊かな日本に住み着いた。 久しぶりに訪ねて、訊いた。 「日本はウサギ小屋でしょう」 ロシア娘は言った。 「いいえ、ゴキブリホイホイです」 このくだりが妙に頭にこびりついてしまった。
ロシア現代史を爆笑する
2006年05月29日、米原万里さんが逝去された。わずか56歳での旅立ちだった。 筆者は米原氏のよき読者だったわけではないが、最近二作を続けて読んでいたので一抹の感慨がある。 筆者としては、読売文学賞ほかを受賞した『不実な美女か貞淑な醜女か』より、本書のほうが楽しめた。米原氏自身名エッセイストであることは間違いないが、同時に引用の名人であることが本書を読めばよくわかる。引用されたどの本も読みたくなってしまうのだ(その多くが品切れであるのが残念!)。 ロシアという国(歴史的にはキエフ公国)は、ぶっちゃけて言えば、禁酒の掟があるから宗教としてイスラームを採用しなかった国なのだ。だからとりわけ酒にまつわるエピソードやアネクドート(小咄)が多いのは当然。酒飲み国・日本も、爆笑ネタの提供量では足元にも及ばない。 一方、まじめなネタにも溢れている。ゴルビー(ゴルバチョフ)人気が日本でのみ異常に高いことは以前から知ってはいたが、90年の段階でペレストロイカとグラスノスチが、すでに人々の呪詛と悪罵の対象となり果てていた、というレポートは今更ながら傾聴に値する。 また、ロシアの軍隊で自殺者が異常に多いというニュースを,比較的最近読んだことがある。その「伝統」はソ連時代から受け継がれていたのだ! 理由は新兵いじめ、異民族出身者間のリンチなど。鬱屈した過剰な権力は内向する。日本の旧軍隊と同じことだ。 本書でアネクドートにはまった人向けには、川崎 浹『ロシアのユーモア――政治と生活を笑った300年』( 講談社選書メチエ)が手軽に入手できる。また、さとう好明『アネクドートに学ぶ実践ロシア語会話 』(東洋書店)は、せっかく良い企画なのに、アクセントの位置を示す(それさえしてもらえればロシア語の発音は正確にわかる)という労を惜しんだがために、使い勝手の悪い語学書になってしまった。制作者の一考を促す。
遠くてととっつきにくい国だと思ってたけど・・・
全く知らなかったソ連、そしてロシア。今まで遠くてとっつきにくい国だと思ってたけど、こんなに面白いところだとは知らなかった。 資本主義の販売欲を無視したような、ぼろぼろの箱の中にある超高級品。肝臓がアルコールの中をぷかぷか浮いているような酒豪たちと歴代の支配者たちの対アル中政策にも笑ってしまった。お手洗いの汚さ、(うえっ!)もインパクトがあったし、日本人とは究極的ともいえる思考回路も新鮮!抑制されて全く自由がなかったような思っていた旧ソ連時代の人々の生活は言われる程悪くなかったのだという事や、人々の逞しさや、知識欲などが垣間見れて非常におもしろい。 作者の個人的な情報については、名匠ロストロポービッチ氏のお茶目な素顔にとてもほほえましいものを感じ、エリツィンやゴルバチョフの知られざる一面を発見できた。 通訳としての米原さん、わざと誤訳をあえてした話、「狐肉」のはなしは米原さんの方が一本とられた形だが、「コニャック」の方は、とっさにあんな機転の聞く頭の回転のはやさに脱帽! この本に数々のロシアのジョークが引用されていてそれがどれもとても高レベル!米原さんの文章のユーモアもこういったジョークから学んだのかもしれない。 ロシアとの距離が縮まった一冊でした!

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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク