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文学・評論

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ファントム―ツヴァイ (角川スニーカー文庫) 春の数えかた (新潮文庫) 模倣犯3 (新潮文庫) おさえきれない想い (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) 「いき」の構造 他二篇 (岩波文庫) 言いまつがい (新潮文庫) 神曲奏界ポリフォニカ ウェイワード・クリムゾン (GA文庫) 歳月〈下〉 (講談社文庫) 女たちよ! (新潮文庫) オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
ファントム―ツヴァイ (角川ス.. 春の数えかた (新潮文庫) 模倣犯3 (新潮文庫) おさえきれない想い (二見文庫.. 「いき」の構造 他二篇 (岩波.. 言いまつがい (新潮文庫) 神曲奏界ポリフォニカ ウェイワ.. 歳月〈下〉 (講談社文庫) 女たちよ! (新潮文庫) オリエント急行の殺人 (ハヤカ..

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ファントム―ツヴァイ (角川スニーカー文庫)

[ 文庫 ]
ファントム―ツヴァイ (角川スニーカー文庫)

・虚淵 玄 ・リアクション
【角川書店】
発売日: 2002-11
参考価格: 540 円(税込)
販売価格: 540 円(税込)
ファントム―ツヴァイ (角川スニーカー文庫)
虚淵 玄
リアクション
カスタマー平均評価:  4
最高のグッドエンディング
パソコン版、PS2版供に、大団円みたいなエンディングがなく、物悲しい雰囲気で終わるエンディングばからいだった。しかし、小説ではこの点が見事に解消されており、非常に納得のいくエンディングになっている。パソコン版をプレイした人もこのエンディングのために買っても損はしないだろう。

春の数えかた (新潮文庫)

[ 文庫 ]
春の数えかた (新潮文庫)

・日高 敏隆
【新潮社】
発売日: 2005-01
参考価格: 420 円(税込)
販売価格: 420 円(税込)
春の数えかた (新潮文庫)
日高 敏隆
カスタマー平均評価:  3.5
生物学者が書いた情緒深いエッセイ
 生物学者が書いたエッセイであるが、難しい理論は書かれていない。学者ならでの視点を持ちながらも、身の回りの自然や生物・昆虫の生態について、生活者の視点から観察した本。くせのない美しい文章であり、ところどころ上品な挿絵もあり、生物の知識のない人でも、楽しみながら、すらすら読める。  また、著者は、わからないことは「わからない」と正直に書いている。生物学の世界の奥深さが垣間見えるとともに、著者の姿勢にすがすがしさを感じる。  私がこの本を読んで一番感じたことは、「自然」とは何かということ。著者が述べているように、太古のままで人の手の加わっていない自然というのは、人間にとって心地よいものではなく、多くの人は人里や里山のような中間的な自然を「自然」と呼んでいることに、改めて気付いた。我々が何気なく使う「共生」についても、生物個体間の厳しい競争が行われている現実が書かれている。  日ごろ、「温暖化問題」とか「環境」とか「エコ」のような抽象的な言葉で、世界を認識しがちであるが、この本で少し違った視点を得ることができたような気がしました。
理系なのにこの文章のうまさ、引込まれます
大在学中に教養講座で日高先生の講義を聴いて、面白かったので、以来のファンです。日高先生の弟子の竹内久美子さんの本も面白い。 日高先生は理系なのに文章がうまい。一般人でもすーっと読めるように書いてくれる。専門家で、やさしい言葉でわかりやすく書けるって、すごいことだと思います。 たくさんの「へえ!」が詰まっていて、さらにやさしい温かい気持ちになれる本。 その中で一番印象に残ったのは、「幻想の標語」と「エコトーン」。「自然と共生」なんてのは幻想であると。自然は、共生しているように見えても、常に競争し、戦略的に生きているモノたちの戦いの場である。人間は自然といるとホッとするけれど、その時の自然というのは原生林ではない。本当の自然は恐ろしくてホッとするどころではない。人間がホッとするのは、人間の営みと、自然の境界線、「里山」「エコトーン」なのだと。ビオトープを作ったり親水公園を作っても、所詮それは人工物であって真の自然ではない。。。考えさせられ、共感しました。
植物や虫たちの不思議な魅力がいっぱい♪
誰に教えられるわけでもないのに、春になると虫たちが行動を開始し、 植物は花を咲かせる。年によって、春が早く来るときと、遅く来るときが ある。その年その年の微妙な違いを、自然の中で暮らす虫や植物たちは どうやって知るのだろう。読めば読むほど不思議さを感じる。生き物たちの 何気ない行動にもちゃんとした意味がある。そのことはだいぶ解明されて きたけれど、人間がどんなに研究しても、どんなに考えても、分からない ことがまだまだたくさんある。読んでいて自然の神秘さを感じずには いられない。虫はあまり好きではないけれど、たまにはじっくり観察して みるのもいいかもしれない。
著者に好感が持てる
 日本エッセイストクラブ、なる団体の賞を授かったエッセイであるのだけれども、そういう肩書きはどうでもいい。  読めば引き込まれる着眼点と文体のリズム。  面白い本だ。  著者は1930年生まれ、京都大学教授、滋賀県立大学学長を経て、総合地球環境額研究所所長を務められているという経歴の先生。  では何の研究をしているかといえば、「虫」が好きで、日本燐羽学会(つまり蝶とか蛾の研究をしている学会だ)の会長を務められているという方でもある。  虫の生態系、植物の性。  人間の身近にいながら、十把一からげにされている微小な生き物達の生き様を一つ一つ紐解いて、子供のような純粋な好奇心が読者にも伝染してくる。  ・・・ん、ちょっと硬くなったので文章を紹介しましょう。 -------------------  モンシロチョウの幼虫が休眠サナギになって翌春まで眠ってすごすことになるか、それともすぐチョウがかえる非休眠サナギになるかは、日長ではなく、温度できまる。だから、暖かい年には、秋おそくにまたチョウが出ることがある。その結果、ずいぶんおそくまでモンシロチョウがいることになる。  なぜこんな違いが生まれたのだろう? ----------------  いや、どっちでもいいよ。  ・・・といってしまえば済むところを、 「なぜ?」  と言って探求していく姿勢が凄い。  でも、多くのエッセイはたいてい、「○○ということが分かってきたのだ。凄い発見だ。ではなぜ○○なのか? それは未だに謎である」と余韻を残して終る。  結局よくわからない、のだけれど、そういう「分からない」の積み重ねが世界の奥深さを感じさせて、また楽しい。  虫や植物の生態、とともに学者らしい「純粋な好奇心」が感じられて、自分も「どうしてだろう?」という目線で身近な自然を見てしまうようになる本。  表紙の絵も素敵で、お勧めです。
ちょっと物知りになれました。
 高名な動物学者の手によるエッセイ集です。平明で分かりやすい文章の中に、様々な動物学的エピソードが盛り込まれていて、「へぇ」ボタンを押したくなります。
 中でも「幻想の標語」と題された一編では、『自然と人間の共生』『生態系の調和』と言う考え方自他の誤りを明快に指摘していて、小気味いいですね。世の中の生物は種として生き残ろうとしているのではなく、遺伝子が生き残るために、その宿っている個体(つまり生物の一個体)を操って「子孫=遺伝子」を作っているというのです。したがって、一見バランスよく共存しているように見える生物界も、実は調和を保っているのではなく、遺伝子同士のエゴの妥協の到達点にすぎない。花は何とかして昆虫に花粉を運ばせたいから花にとっては不必要な蜜を作るし、昆虫も花粉を運ぶ気なんて全然ないけれど、蜜を取るときに勝手に付いてきてしまうから、やむなく運ぶだけ。互いに徹底的に利用しあっているだけで、お互いの共通理解も意思疎通もない、というのです。おもしろい。なんでも、この『利己的な遺伝子』説はドーキンスというイギリスの動物行動学者の創り出したそうです。
 個人的に好きなのは、動植物が春を知る方法です。日長時間で知るもの、積算温度で知るものがるらしい。また、冬の寒さに当てないでおくと、さなぎは成虫になれずに衰弱して死ぬ話も印象的でした。すごく文章がうまいわけではないのだろうけれど、筆者の知識と動植物に対する情熱が伝わる本でした。

模倣犯3 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
模倣犯3 (新潮文庫)

・宮部 みゆき
【新潮社】
発売日: 2005-11-26
参考価格: 700 円(税込)
販売価格: 700 円(税込)
模倣犯3 (新潮文庫)
宮部 みゆき
カスタマー平均評価:  5
一気に読んでしまいました
三巻では犯人側からの出来事が完結し、ようやく一巻の終わりに追い付きます。 犯人が狂気に駆り立てられる描写がとてもよく描かれており、続きが知りたくて一気に読んでしまいました。四巻での新たな展開がとても楽しみです。
宮部氏の代表作
2002年度版このミス10 1位。 2001年文春ミステリーベスト10 1位。 第55回毎日出版文化賞特別賞 第5回司馬遼太郎賞 2001年芸術選奨文部科学大臣賞 「火車」「理由はいらない」とならぶ、宮部氏の代表作。 個人的には、この三作品のなかで、一番好きな作品である。 若い女性を狙った連続バラバラ殺人という猟奇的な事件、マスコミを利用した劇場型犯罪をメインに据え(作者独特の文体ゆえ、怖さはない)、犯人や被害者のみならず、被害者の家族、加害者の家族、事件を報道する側等の視点から作品を展開している。単なる「謎解きの」ミステリーの枠に留まらず、現代社会がかかえる「闇」を描き出すことに成功しているところが、この作品が高く評価される所以だろう。 この事件から10年後の前畑滋子を主人公にしたスピンオフ作品が2005年夏から2006年夏に新聞に連載されており(新聞紙上のタイトルは「楽園」)出版が待たれるところである。
虐げられ続けた人間が持つ強さや優しさがいつまでも心に残る1冊
第1巻の巻末でわずかに描かれた、犯人と思われる若者2人の事故死。2人のうち高井和明が無実であることは、第2巻の前半で既に分かっています。ではなぜ彼が栗橋とあのような形で、一緒に死ぬことになったのか、本巻ではそれらが全て明かされます。 第2巻では、事件の従犯である栗橋が、殺人に手を染める過程が描かれました。第3巻では、主犯のピースとともに快楽殺人を演出し、被害者遺族やマスコミにゲームを仕掛ける彼の内面が描かれます。被害者や遺族の気持ちを弄んで人殺しに耽る2人組の卑劣なやり口は勿論、第2巻同様延々と描かれる殺人鬼の病的な内面も、宮部さんの文章が巧い分尚更気持ちが悪い。無実の人間が巧妙な罠に嵌められる過程にも吐き気を覚えますし、本巻も第2巻同様、本書の中で私が嫌いな巻の1つ。しかし第2巻と違い、高井和明の内面の描写が盛り込まれた分、本巻には心に強く残る場面が数多くあります。 表面的には鈍重でひ弱に見える和明が、巻末で見せる意志の強さ。彼の必死の訴えは、連続殺人に耽るピースや栗橋の傲慢さを、木端微塵に粉砕する力を持っています。巻末では和明の生い立ちも描かれますが、虐げられ、苦しめられ続けた人間が、その過程で優しさや強さを培う描写は、外見では判断できない人間の本質を見事に捉えており、それを活き活きと描き切る宮部さんの文章の真髄が感じられます。犯行を止めさせようと、和明が涙を流しながら栗橋に懇願する場面、炎上しながら車が転落する場面、死ぬ前に2人の頭を駆け巡る無数の思い出。抑えた筆致で描かれる些細な1つ1つの描写が、今も私の心に焼き付いています。恐らく一生忘れられない描写だと思います。 巻末までの経緯が非常に気分の悪い1冊ですが、最期まで虐げられながらも懸命に生き続けた和明の哀しい姿が印象的だったので、前巻より評価を上げたいと思います。
社会が求めてるのは真実だの真心だのなんて安っぽいものじゃなくて、極上のストーリーなんだ。
友人の栗橋浩美に疑いをかける高井和明。 妹の高井由美子は、兄の不審な行動に疑問を持ち始め、探りを入れ始めますが…。  2巻から続きになっています。  犯人達の行動と被害を受けた女性達のこと、そして与えた被害なども詳しく描かれています。  この巻の最後  高井和明が犯人達に対して言う言葉が、圧巻でした。
面白いが、まだ先は長いか・・・
確かに読み始めると止まらなくなるくらい面白いのだけれど、やはり冗長的な所は否めないですね。個人的にはこの巻のラストに明らかにされるある事実は、かなりショックで、これはさすが宮部みゆきと感じましたが、そこまでにたどり着くのが長いですねえ。 しかしこの本は夜中に読むと、夢に出てくるかもしれないから気をつけたほうがいいかもしれません。描写がリアルなところがかなりあります。 この巻ではある男性2人の間のやりとりが中心ですが、なかなか読み応えがあります。この巻を読み終えるとかなり色々なことがわかってきます。がんばって読みましょう。

おさえきれない想い (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

[ 文庫 ]
おさえきれない想い (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

・ルーシー・モンロー
【二見書房】
発売日: 2009-07-17
参考価格: 920 円(税込)
販売価格: 920 円(税込)
おさえきれない想い (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
ルーシー・モンロー
カスタマー平均評価:   0

「いき」の構造 他二篇 (岩波文庫)

[ 文庫 ]
「いき」の構造 他二篇 (岩波文庫)

・九鬼 周造
【岩波書店】
発売日: 1979-01
参考価格: 630 円(税込)
販売価格: 630 円(税込)
「いき」の構造 他二篇 (岩波文庫)
九鬼 周造
カスタマー平均評価:  5
一見、堅そうですが、断じて「楽しい魅力あふれる最高レベルの本」です!
名著とは、こういう本のことを言うのであると思います。 「粋でイナセ」とは昔からよく聞く、気持ちの良い大人の人間という意味の言葉だったとなんとなく思っていました。実際、だいたいその通りだと思います。 しかしこの「いき」について、ここまで徹底的に正確に、徹底的に分析した著者はすごいとしか言いようがありません。 私はこういう説得力のある文章には、めったに出会えないと思いました。 一見、堅そうな内容の本のように見えますが、読めば誰もが「いき」な大人になりたい! と思うような、魅力ある楽しい内容です。 ビートたけしは、あるテレビ番組で「これからもっと『粋』な人になっていきたい」と語っていましたが、読書家であるたけしはおそらくすでに本書を読んでいることと思います。
抽象的知的作業の教科書。
「粋」とはいったい何であるか、というのを、ロジカルに究明しています。 その内容がどんなものなのか、というより、物事の考察の進め方において、非常に勉強になる本だと思いました。 1.まず本質を抜き取る 「粋だねえ」、というときに思い浮かぶのは、たとえばお祭りでの威勢のいい声だったり、凛とした正座姿だったり、地味な表地に派手な裏地だったりといろいろとがあります。 しかし、こういう現象を見つめるだけでは、一向に「いき」の意味にたどり着くことができません。 特に、「いき」のように、非常に広い範囲で使われ続けている言葉に対しては。 物事の意味を考えるときには、個別具体的な事象から、まず本質を抜き取る必要があります。 その本質の抜き取り方として著者が行っているのは、以下の2点です。 1)まず、ベースとなる概念をもってくる(宝石で言うと原石を持ってくる) 2)その概念を、他の視点をフィルターにして狭める。(宝石を削って宝石にする) 著者は、1)において、「いき」のベースとなるのはセックスアピール(媚態)とし、2)次いで、「意気地」と「諦め(運命に対してきっぱりとした姿)」によってフィルターをかけて、「いき」という言葉の意味を汲み取っています。  フィルターは、当然ながら、ベースとなる概念に関連したものでないといけません。著者が「意気地」と「諦め」をフィルターとして用いた理由は、セックスアピールというのは、不確実な運命の下でこそ存在しうるものだからです(たとえばすでに男女関係ががっちり固まっていて動かす余地がないのなら、セックスアピールの存在はあまりない)。 不確実性を耐え抜くために意気地が必要だし、時には運命に対して諦め(Let it be的な心境)る心構えも必要になるでしょう。 2.座標軸に配置する そして、次に、他の概念との位置関係を把握します。 渋み・野暮、意地・甘味、上品・下品、地味・派手を座標軸として、著者は「いき」の外延的構造をより明確にしようとします。  この座標軸を設定するにおいても、当然ながら、「いき」そのものへの理解が必要です。 そうやって、「いき」に関連する概念たちとの比較により、概念の意味はより明確化されていくことでしょう。 3.現場を見る そして、ここまでした後に、初めて、「いき」にあふれている現場について考えを巡らせるわけです。 すると、服装や声の出し方、美術など、すべての日本的なものに含められている「いき」という概念が、雑多な寄せ集めとしてでなく、一つの正しいロジックにしたがったものなのであることに気づくことになります。 知的作業をするときの教科書みたいな考え方の本でした。
この哲学的思考は秀逸であるが、西洋的分析で「いき」を捉えきれるか。
この論文では哲学者九鬼周造により「いき」の内包的構造、外延的構造、自然的表現、芸術的表現について、まさに西洋哲学的分析が詳細になされている。著者の主張のテーマは“序”で述べられている。すなわち、『生きた哲学は現実を理解し得るものでなくてはならぬ。我々は「いき」という現象のあることを知っている。しからばこの現象はいかなる構造をもっているか。「いき」とは畢竟わが民族に独自な「生き」かたの一つではあるまいか。現実をありのままに把握することが、また、味得されるべき体験を論理的に言表することが、この書の追う課題である。』と述べ、非常に優れた分析がなされている。西洋哲学風に、この論文書かれているが、著者は日本人であり、徹底的な分析ではない。現実をありのままに把握することを現象論的に論ずることは可能であろうが、論理的に「いき」を分析することは「いき」を破壊しかねなく、誤りであると現代論理学的観点からレビューアーは思う。しかしながら、約80年前に「いき」に関する非常に優れた考察がなされていたことは驚くべきことである。 この本の他の二篇を読めば九鬼周造の思想がお分かりになると思います。著者の文章、現代の普通の方には読みにくいと思いますが、特に、理系の分野の方に読んで戴きたい。文学、哲学系の方の読み方とは異なる感想をもち、多田道太郎氏の解説に書かれていること以外の思いを持つに違いない、I HOPE SO. この論文集は必読でしょう。
寅さんを連想!
本書を斜め読みして、「男はつらいよ」の寅さんを連想した。 マドンナにすぐ恋をして、江戸っ子のかっこよさにこだわり、すぐに恋をあきらめてしまう。媚態と意気と諦めの「いき」そのものといっていいかも。茶色の背広(縦縞ではないが)と青色のダボシャツも「いき」な色だ。 日本人の心に「いき」への憧れは根付いていることにあらためて気づいた。
気迫を感じる
「いき」のキーワードは「媚態」「意気地」「諦め」の3つ。 異性に対しての「媚態」を基調とし、 武士道の理想主義の表れである「意気地」、 仏教の非現実性としての「諦め」を内包したものが、 「いき」という概念であり、日本人特有の意識現象である。 著者の「いき」に対する考察力に気迫すら感じたこの本。 「いき」の要素を六面体にして表したところなど、 発想の仕方がすごい! ここまで踏み込んでものごとを考えられる著者の勇敢さ、 鋭さに驚いた。ぜひ参考にしたい。

言いまつがい (新潮文庫)

[ 文庫 ]
言いまつがい (新潮文庫)

・糸井 重里 ・ほぼ日刊イトイ新聞
【新潮社】
発売日: 2005-03-29
参考価格: 540 円(税込)
販売価格: 540 円(税込)
言いまつがい (新潮文庫)
糸井 重里
ほぼ日刊イトイ新聞
カスタマー平均評価:  4.5
期待しすぎたかな・・・。
いい間違いとかではなく、単に無知な人の会話オンパレード。 お子さんお持ちの方、小さいお子さんと暮らしている方なら分かるかと思いますが、 ちゃんとした発音が話せなくて「あのさぁ?」の発言が「あのしゃ?」になってしまっていたり、 「スピリット」が「しゅぴりっちゅ」と発音していたり・・・。 こんなレベルの短い会話がポコポコ載っている本。 おもしろいであろうネタの文章は1ページにドーンと載せているが笑えないものばかりが多い。
最高の一冊! 自宅で読むべし。電車の中とかでニヤニヤしてたら気持ち悪いから。
言い間違い。無条件に笑いを誘う、最高のネタです。とにかく面白い。頭を使わず、感性だけで読む本。だって、言い間違いなんて理屈じゃないですからね。   私も、実際の仕事場で、「日本のバブル崩壊」を「バルブ崩壊」って言い間違る人がいて、蛇口から水が噴き出るシーンを想像して、さらにこの本を思い出してしまって、もう仕事にならないですね(笑)。必ず「バルブ崩壊」って言ってしまう人の所へ行くと、最初に会った瞬間から笑ってしまって、仕事にならないです。ちょっと危険。
思わずププッと笑ってしまいます
たまたま開いたほぼ日刊イトイ新聞サイト。 ここにあった1コーナーが本になったものです。 ちょっとした言い間違いがとんでもないことに繋がっていたりして、思わず笑ってしまいます。 電車の中で読むのはある意味危険!?かもしれません。 それくらい面白い本です。
とにかく笑える!
どんなに落ち込んでても、悩んでても、これを読めばバカ笑いしてしまう。 この面白さは、読まないとわからない。 何度も繰り返し読んでいるが、いまだに、ページをめくる度、大笑いしてる私がいる。 というか、笑いすぎて、なかなか次のページにすすめない・・。 時にはバカ笑いすることも必要ですよ。 最近笑いの足りない方には、絶対オススの作品です。
がははと笑えます
買う気はまったくなかった。 が、パラパラと立ち読みしていたら、思わず吹いてしまった。 おもしろくて、つい笑ってしまった。 思いっきり笑いたくて、購入を決意。 人間、良いときもあれば、悪いときもアル。 楽しいときばかりではない。 気分が落ち込んだとき、悩みの渦に巻き込まれた夜には、 ぜひ、手に取るべきだと思う。 簡単に気分が持ち上がり、明日への希望が持てると思うから。

神曲奏界ポリフォニカ ウェイワード・クリムゾン (GA文庫)

[ 文庫 ]
神曲奏界ポリフォニカ ウェイワード・クリムゾン (GA文庫)

・榊 一郎 ・神奈月 昇
【ソフトバンク クリエイティブ】
発売日: 2006-01-14
参考価格: 620 円(税込)
販売価格: 620 円(税込)
神曲奏界ポリフォニカ ウェイワード・クリムゾン (GA文庫)
榊 一郎
神奈月 昇
カスタマー平均評価:  4
あえてキネティック版を読まないで読む
あえてキネティック版ポリフォニカを一切読まないで見ました。(というか、キネティックどころかシェアードワールド、他のポリ巻も一切知らずの身で読みました) その場合、キネティックやポリフォニカワールドを補完するための(世界観の説明)補足が多く書かれているため、それに対して嫌気をさすか、初めて読む人に対するフォローかという見方のどちらかでしょう。 あくまでフィクションであり、精霊など様なものが登場するため、ファンタジックなストーリです。しかし、それ以上にプロになったフォロンなど、まだ就業していないものが見るにしては、職業人=プロフェッショナルといいったようなものが(深読みでしょうが)垣間見ることが出来て、リアリティを子気味よく含んでいて面白いと感じました。
神曲楽士・フォロンの初仕事
複数作家が同じ世界観のもと、 それぞれ別シリーズを刊行するという、 〈シェアード・ワールド〉方式で描かれる 『神曲奏界ポリフォニカ』。 本書は、新米神曲楽士のタタラ・フォロンと、 その契約精霊であるコーティカルテを中心とした、 「ツゲ神曲楽士派遣事務所」の面々の活躍を描く 〈クリムゾン〉シリーズの第1巻です。 私は、アニメ版を観ていたので、この作品における 「神曲」や「精霊」といった用語の意味は知っていました。 しかし、仮に初めて『ポリフォニカ』シリーズを読む人でも、 本書を読み進めれば、そうした用語の意味は、 しぜんと理解できると思います。 本書は時系列でいえば、アニメ版よりは過去、 フォロンが神曲楽士として、初仕事に臨む際の エピソードが取り上げられています。 本シリーズの主役である2人は、 生真面目で優しいフォロンと、 “ツンデレ”なコーティカルテという、 いわば「定番」のカップルなので、 個人的には、脇役に注目しています。 天才肌でありながら、公私ともに 他者への配慮を欠かさない、ユフィンリー所長や、 気弱そうに見えて芯はしっかりした、過去に「訳あり」の ユギリ姉妹の妹・プリネシカが、なかなかいい感じです。 彼女達の過去話や、サイドストーリーを読んでみたくなりました。
音楽の表現がダメにします。
私は本作品を本書を手にするまで全く知りませんでした。 書店の一角を占拠してまで売られていたので買ってみましたという経緯。 そんな私が感じたこと。 まず、主人公とヒロインのキャラ設定や関係は個人的にツボですね。 最近何かと話題にされるツンデレってやつですか。 なので期待しながら読み進めたわけですが、程なくして興ざめしました。 すいません。 自分はどうしても音楽を表現する擬音がダメです。 もう一気に読む気力が失せてしまいます。 本作品は音楽が重要な要素のようなので、その表現に果敢にチャレンジしてるのかなぁ? という筆者の気概みたいなのは感じられなくもないですが、 もうちょっと上手く表現できないものでしょうか。 それと、後で知ったことですが、本書は別メディアの続編ということらしいですね。 どうりで??な箇所が多々あると思いました。 また、別シリーズも平行して展開しているとか。 物語の広がり、ディープさには関心を持ちますが、 擬音表現を見るに耐えかねる私には手を出す気にはなれません。 本作品は本書が最初で最後のお付き合いということになりそうです。
音(神曲)の表現…
 主人公らの職業(?)が神曲を奏でて"精霊"を呼び寄せる"神曲楽士"という設定で、そこは"楽士"というだけあって音楽―神曲が本書では重要な軸となっています。なので、キャラクターが何やら特別な楽器を使って神曲を奏でるシーンが頻繁に出てきます。こう言ったシーンで個人的に難点と思った箇所が一つ。"音(音楽)"の表現が、イメージし難いということです。作中では、音や神曲のリズム(?)が文字で書かれています。個人的には、それがかえってイメージし難くなってしまった一因でした。  その一点だけ気にはなりましたが、世界観だとかストーリー自体は面白かったと思います  ゲームが元のようですが、結構丁寧に書かれているのでゲームをプレイしていない私でも、世界観なんかも汲み取り易かったですし。後半の戦闘シーンも、敵に追い詰められたり追い詰めたり―一進一退といった感じで良かったです。この戦闘場面が良かったおかげで、最初は読んでいてストーリー展開に起伏無いな?と不満に思ったことが、読み終わる頃には気にならなくなってましたしね♪  最後に、おそらくゲームをプレイしてから読むと、さらに物語を深く楽しめるのではないかと思います
アニメ化も決定!
まずこの本を読む前にキネティックノベルの体験版をプレイしてみると この世界観がなんとなくつかめると思います。 そして少しでも気に入ったなら迷わずに買いましょう。(笑 私は文庫版からですがキネティックから入った方が、より読みやすいと思います。 内容は他の方も言われているように「精霊」と「神曲」を組み合わせたものですが、 それをうまく組み合わせた広大な世界観とキャラクターに引き込まれました。 それ故に専門用語も多いですがかなり読みやすくすんなりとストーリーに入れます。 今春にはアニメ化も決定していてさらにはポリ黒、ポリ白、ポリ青と世界がどんどん 広がっているので今、新しいラノベを探しているならオススメのシリーズです。

歳月〈下〉 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
歳月〈下〉 (講談社文庫)

・司馬 遼太郎
【講談社】
発売日: 2005-02
参考価格: 750 円(税込)
販売価格: 750 円(税込)
歳月〈下〉 (講談社文庫)
司馬 遼太郎
カスタマー平均評価:  5
司馬遼ファンならぜひ
司馬遼太郎のすごさを思い知った一冊です。まるでそのシーンを見ているかのような臨場感、読者を主人公に惹きつけて離さずにクライマックスの”裁判長、私は・・・”のところでは号泣ものでした。ライバル大久保のこともほぼ感情交えず淡々と語っているのがさすが。作者の愛を感じる一冊です。
味わい深い作品
江藤という人物。 論理舌鋒鋭く、議論では誰もかなわない。 一方で、書生のように純粋な一面を持っている。 希代の権謀家と思われている、 それは江藤の一面を見た誤解である。 著者の目は、江藤の純粋な面を見逃さない。 敗者としての自覚もないまま、 日本の未来を思い描きながら、 あまりにも不当な裁判によって、 弁論の余地もなく裁かれてしまう。 大久保に対して、純粋でありすぎた江藤に 対する著者の理解が味わい深い。
司馬さんの労作。素晴らしい取材能力。
 この「歳月」という本自体は、私の高校時代からあったものですが、当時 は一冊でしかも文字が小さかったので、全二巻に分かれ、文字が大きくなっ た点は大変ありがたいものです。とても読みやすいです。  幕末は、わずかな志士活動だけで脱藩の罪となり、長い間、囚われの身と なり、暗い世界で過す罪人から、明治維新で世の中が一変し、解き放たれ、 明治政府に出仕するや、眩いばかりの明るい世界に出て、今までの失われた 時、「歳月」を取り戻すかのように、昼夜、馬車馬のように働く司法卿・江 藤新平卿。  佐賀の江藤新平卿。初代司法卿、警察制度の整備、法の整備充実、法の下 の平等を唱え、近代日本の法治国家の建設に尽力のあった人。急進改革派ゆ えに悲劇的な最後を迎えた人とも言えそうです。人権思想、平等思想に目覚 めた100年早く生まれすぎた天才的な人間は、当時の凡人達には、とうて い理解されない運命なのです。  彼の理想とする未来の社会観、国家観が、彼自身の頭の中ではもう既に出 来ってしまっているのです。(政敵・大久保利通さんとは構想が違うのだが )だけど当時の周りの人には判らない。天才肌ゆえに、周りがバカに見えて 仕方がないですよね。  もし、現代人がタイムマシンに乗ってこの時代にワープしたら、同じよう に、この時代の周りの人間がバカに見えてしょうがないでしょう、誰でも。 それと同じです。  佐賀市に旅行に行ってみました。 勿論、故・「江藤新平」卿に会いにで す。 彼の事がもっと身近に感じられるようにと。一応、江藤新平卿は、地元では 「佐賀の七賢人」の一人として称えられているようですが、佐賀市には、こ れほどの大人物なのに、「大隈重信」と違って、資料館がどこにもなく、本 行寺にお墓があり、後は神野公園に銅像が建っているだけでした。資料が、 手がかりが少なすぎます。愕然とすると同時に、とても残念で寂しく思いま した。  司馬遼太郎さんの佐賀での取材も、相当大変だったと推察されます。司馬 さんが佐賀の県立図書館の資料館に閉じこもって古文書を読みまくっていた という話も頷けるというものです。  それだけに、書き手である司馬さんの取材能力、情報収集能力がモロに出 た作品だと思います。物悲しくも素晴らしい作品です。ぜひ「歳月」(上) (下)巻とも揃えて読んでみてください。  
江藤対大久保
廃藩置県を進め、司法制度を革新し、警察組織を強化し、近代法治国家としての基礎を造った江藤新平が主人公。江藤の立身は上巻で語り尽くされてしまい(なにしろ当時で5年ほど)、下巻はその落ち目から非業の死までをカバーしている。私利がなく、明晰な理想があり、行政能力もあるという点でバックグランドが似ているが故に必要以上に大久保利通の目につき、しかも江藤の薩長切り崩し策が見え見えなため忌み嫌われ、罠にはめられてゆく。その罠にまんまと乗るかのような江藤の行動が次々に描かれ、彼の情報力、政治力(世渡りのうまさ)のなさをまざまざと見せられ、万人が予想したように佐賀の乱にのせられ、敗れ、読者としてはがっかりさせられ続けました。が、大久保の江藤排除運動をファナティックに描き、江藤へ暖かい視線を送る著者の視点は印象的。あとがきも味があって読み応えがあった。
江藤の無念さを存分に晴らしたであろう傑作!
 『歳月』の下巻は、1873年10月14日の征韓論を議する廟議の前後が描かれる”転変”の章から始まる。いかにも司馬遼太郎らしい、その場に居たかのような詳細さで語られ、緊迫感が伝わってくる。  明治という時代に合わせたかのように世に現れ、江藤新平という異才が必要とされる仕事(=初代司法卿)で基礎を築きつつも、志半ばで最後は非業の死を遂げる。下巻は、その生涯(41歳)の最期の約6ヶ月間を描くことに費やされている。  最終章で、作者は”江藤にとって意外であったことは…”という言葉を4度重ねつつ、江藤自身の心境に読者をも同調させて行き、最期は本当に呆気無いような終わり方をする。私は続きを欲する余り、『翔ぶが如く』第4巻を求めに走ったのでありました。 (本書を読み終わって思ったのは、日本にとって”法”の精神は輸入品であり、今に至るも変わっていないことに改めて思い至りました。)

女たちよ! (新潮文庫)

[ 文庫 ]
女たちよ! (新潮文庫)

・伊丹 十三
【新潮社】
発売日: 2005-03
参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
女たちよ! (新潮文庫)
伊丹 十三
カスタマー平均評価:  4
才能の開花
 彼が、この作品を書いた時に、この作品を評価したのは、「山口瞳」先生くらいしかなかったのではないかという印象を持つ(本当は違いかもしれないが)。  その後の彼の活躍と悲劇的な死はどうにも納得いかないけれども、この本に書かれている「男の美学」からは分からないわけではない。  この本が出たときの筆者の評価は、ほとんどなかったと思うが、その後の映画監督としての生き様の原典として、理解できると思う。  この本のおかげで、「左ハンドル」の車に乗るのは、みっともないことだと思うようになった。
ホンモノとは、何かを学ぶ
「ヨーロッパ退屈日記」よりは、若干勢いがないと感じる人も多いはず。でも、独特の価値観を押し付けでなくさらりと断定して憚らない切れのよさは健在です。題名を気にせず、(といっても気になる人はいないか)誰でも楽しめます。料理と、服装についての美的感覚は、やはり見習うべきでしょうか。ホンモノとは、何かを学ぶ上でも読んだほうが良い本の一冊です。
軽やかに
似非欧米文化の氾濫する我が国に対し、本物を愛する姿勢を示す本です。
直接には、ファッションや料理など表層的な文化を扱っているにすぎませんが、そのような次元を突き抜けて、我が国の文化全体に通ずる批評が展開されています。
つまり、我々は西洋文化を表面的には受容したけれど、その本質は何ら獲得していないのではないか、我々は猿真似をしているにすぎないのではないか、と。

とはいっても、このように深刻ぶって、重々しく語ることは、この本に全く相応しくないでしょう。
ここから学ぶべきは、眉間にしわを寄せることなく、むしろにやにや笑いながら、軽やかに批判していく精神なのですから。


オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

[ 文庫 ]
オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

・アガサ クリスティー
【早川書房】
発売日: 2003-10
参考価格: 777 円(税込)
販売価格: 777 円(税込)
オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ クリスティー
Agatha Christie
カスタマー平均評価:  4.5
不朽の名作
やはり年月が経っていても良い作品ですね。オリエント急行という、とても上品な雰囲気が伝わりますね。内容的にもとても考えられた作品だと思います。ミステリ入門者の方にはお勧めです。トリックは素晴らしいですね。
会話の面白さ
*原書のレビューです。リンクされてて訳書の方にも出ちゃうみたいですが、興味のない方は読み飛ばして下さい。 ポアロの長編8作目、映画化もされたクリスティー代表作の1つです。 あまり英語力ないのですが、心配していたほどは難しくなくてラッキーでした。(訳書読まずにいきなり原書を読む場合は、多少フランス語の知識があった方がいいです。初級程度でいいと思いますが。他の本より、ポアロのフランス語率が高いので) 文体の印象は明晰で無駄がない感じ。 それが会話部分になると、一転して生き生きする。クリスティについては多くの翻訳者さんが「会話で人物を描写する力の凄さ」を語っておられましたが、原書で読んでみて正に体感!です。(アメリカ人や、使用人階級の人物など、多分にステレオタイプ化されているのでしょうが話し方が全然違うので面白いです。ハードマン氏に至っては、俗語が多すぎてもう何を言っているのかわからない…)乗務員が3ヶ国語で食事を案内するシーンなども、訳書とは違った風情があって良かった。 翻訳を読んでこの物語が気に入られたら、原書の方もお読みになってみてはどうでしょう? そしてまだお読みになっていない方は、原書でも訳書でも、ぜったいオススメですので、ぜひ 読んでみてください。
釈然としない、3つの謎。
クリスティーと言えば、サスペンス作品の傑作「そして誰もいなくなった」と本格推理の傑作「アクロイド殺し」、それに本書の3つがとくに人気があるが、前2作品はともかく、本書については私は釈然としないものがある。 まず、ハバード夫人の手荷物に入れられていた凶器のナイフ、あれは何のために入れられてたんだ? 凶器を隠滅するためでもなかったのだろうし、だからといってハバード夫人に大騒ぎをさせたかったわけでもなかろう。 次に、これが一番不可解だが、なんで犯人はハバード夫人の車室から隣のラチェットの車室に出入りしたんだ? 犯人は、偽の車掌の制服を用意できたぐらいだから、車室のカギも用意できただろうと本文中に語られており、また実際にカギを手に入れてラチェットの車室に出入りできたはずなので、わざわざハバード夫人の車室からラチェットの部屋に侵入した理由がわからない。 それと、これはどうでもいいといえばいいのだが、ラチェットの秘書、ヘクター・マックイーンって結局何者だったんだ? 私は以上3点が釈然としないので、この作品を傑作とは認めがたい。
小説よりも映画の方が面白い
イングリッド・バーグマンとローレン・バコールが出演してるという理由で映画を先に観ました。 これが本当に素晴らしく、原作も読まねば!と手にしたのですが。 …あれ? 何かあまりスリルもなく、面白くもないのは何故…。 この作品はいわゆる密室殺人ものですが、 密室を視覚で捉えるのと想像でまかなうのとでは、緊張感に歴然とした差があります。 しかも舞台はオリエント急行。 この豪華さを味わうには、やはり文字では限界があるんです。 映画は原作に忠実に作られてるので物足りないと感じることはないと思います。 申し訳ないですが、映画を観る方をお薦めします。
初めての推理小説だったが・・・
アガサ・クリスティーの超有名推理小説。 私は推理物と言えば、マンガの「名探偵コナン」ぐらいしか読んだことがなかったので 入門作品としてこの超有名作品を読んでみたのだが、結論から言うとちょっとがっかりした。 というのも、全員の証言が出そろった時点で動機の部分以外の大体の展開が読めてしまい 推理の部分に入っても、予測の範疇を超えるような展開があまり出てこなかった。 更に推理そのものも、状況証拠から論理的に導き出される結論という類のものではなく、 「適当なことを言っていったら、実はその通りだった」 という感じ。正直、ポアロは最初から全てを知っていたのではないかと疑いたくなってしまう。 この後に読んだ「ABC殺人事件」などは傑作だと思ったのだが、 この作品がそれらと同列に語られる理由はいまいちよく分からない。

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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク