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文学・評論

アイテム一覧
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小説・鋼の錬金術師―砂礫の大地 (Comic novels) 延長戦に入りました (幻冬舎文庫) 伯爵と妖精―運命の赤い糸を信じますか? (コバルト文庫) プリズンホテル〈3〉冬 (集英社文庫) 虚空の旅人 (新潮文庫) 蒼穹の昴(3) (講談社文庫) すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫) 海 (新潮文庫) OUT 下  講談社文庫 き 32-4 言葉を育てる―米原万里対談集 (ちくま文庫)
小説・鋼の錬金術師―砂礫の大地.. 延長戦に入りました (幻冬舎文.. 伯爵と妖精―運命の赤い糸を信じ.. プリズンホテル〈3〉冬 (集英.. 虚空の旅人 (新潮文庫) 蒼穹の昴(3) (講談社文庫) すべてがFになる―THE PE.. 海 (新潮文庫) OUT 下 講談社文庫 き .. 言葉を育てる―米原万里対談集 ..

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小説・鋼の錬金術師―砂礫の大地 (Comic novels)

[ 新書 ]
小説・鋼の錬金術師―砂礫の大地 (Comic novels)

・荒川 弘 ・井上 真
【エニックス】
発売日: 2003-02
参考価格: 900 円(税込)
販売価格: 900 円(税込)
小説・鋼の錬金術師―砂礫の大地 (Comic novels)
荒川 弘
井上 真
カスタマー平均評価:  4.5
ファンにはいいと思います。
そこそこ面白いです。『ハガレン研究所DX』とかを買うよりは値段との折り合いが良いかと。
正直内容的にはよくも悪くもない感じですが、鋼キャラが出てくるだけでも嬉しいです。少々口調が気になる部分もありますが、「あー、そんな感じ」と喜んだりか「え、そんな」とびっくりしたりとか、求めたものはそれなりにあったと思います。
オリキャラもなかなか設定が美味しく、狙いどころは上手いと思います。全体的にキャラクター解釈が甘いですが、そのぶん安心して読めるかと。特に兄弟が好きな方は楽しめるのではないでしょうか。

『第十三倉庫の怪』は輪をかけて気楽。こちらは軍部の皆さんがわいわい言ってるのお好きでしたら楽しめると思います。
はまりますね(笑)
 すっごくおもしろい!
 小説って言えば重苦しい感じがするけどさすがハガレンです。
 エドとアルの会話がマンガと同じく笑えますょ
 19歳のエド!かっこいぃ→☆
 見るしかないです。ホント。
 第十三倉庫の怪はマスタング大佐やホークアイ中尉の
 いつも見れない姿が見れますv
 読んでみなくちゃおもしろさは分かんないので・・・

 ぜひA読んでみてください!
ヒドイ・・・
この文章力でベストセラーは納得できません。
話のネタはおもしろいのだろうけども。
同人誌の方がレベル高いと思います。技術的に。
荒川先生の挿絵とおまけあとがきだけが魅力としか思えん・・・。
漫画も小説も、最高の本!
ハガレンのマンガ、小説、どれから読んでもすぐに入り込めちゃう本です。この本は、ネット公開されているプロローグを読むだけですぐにほしくなっちゃいました。小説が嫌いな人に読んでほしい一冊です。特に、鋼の錬金術師の漫画を読んでいる人に。
やっと増刷できましたね。
どこのサイトも、予約待ちだったのですが、やっと、
読むことができました。

それなりに面白いのですが、やっぱり、漫画の迫力に迫るものがない。
原作とは別のお話ってことで、仕方がないのでしょうか。
あとがきと19歳のエドは一見です。

マスタング大佐はじめ、東方司令部の面々が出てくる、

「十三倉庫の怪」は、予想通りのオチでしたが笑えました。


延長戦に入りました (幻冬舎文庫)

[ 文庫 ]
延長戦に入りました (幻冬舎文庫)

・奥田 英朗
【幻冬舎】
発売日: 2003-06
参考価格: 520 円(税込)
販売価格: 520 円(税込)
延長戦に入りました (幻冬舎文庫)
奥田 英朗
カスタマー平均評価:  4
笑えない
奥田氏のエッセーということで期待しすぎたせいか まったく楽しめなかった。 笑わせようという意図がみえるのも辟易した。 小説が面白い人のエッセーは面白くないという典型例。
抱腹絶倒、というわけではないけれど、暇つぶしに読んでクスクス笑うには最適のエッセイ集
村上春樹が「海辺のカフカ」でレッドへリングという言葉を紹介している。 興味深くはあるが、話の中心命題からは少し脇道に逸れたところにあるもの。 この本はそんなレッドへリングで溢れている。 剣道の話題では防具の臭さを、レスリングの話題では乳首が見えるタイツについて、ボクシング世界戦でいつもリング下で観戦している熱いオジサンは何者か、などなど。 抱腹絶倒、というわけではないけれど、暇つぶしに読んでクスクス笑うには最適のエッセイ集。 個人的には「子供の頃足が速かった男は大人になっても自信過剰になる傾向がある」説に大いに同意する。僕も著者同様、人生の黄金時代は運動会でリレー選手に選ばれていた小学校高学年だった。
奥田英朗のユーモア小説の原点
奥田さんが作家デビューする以前に雑誌に掲載していたスポーツエッセイ34篇をまとめたもの。 あまり知られていない作品みたいだが、なかなか面白かった。 あとがきにあるように、あらゆるスポーツに「茶々を入れている」爆笑本。 「冗談です」と何度も出てくるが、それでもその着眼点のユニークさには脱帽してしまう。 いくつか紹介すると、 ・「ア」と「イ」で始まる名字の選手はトップバッターに適している ・小学生のときの50メートル走のタイムで性格診断ができる ・沢村賞の由来となる「伝説」は実は怪しい さぁ、なぜでしょう?知りたい方は読んでください。 つい「変わった見方」でスポーツを見てしまう、とも奥田さんは仰っているが、 他人とは違ったところに目をつけてそこから話のネタを拾ってこれる、 そういうセンスが後の「イン・ザ・プール」から始まる伊良部シリーズにも生かされていることは言うまでもないでしょう。 スポーツファン、奥田さんファン、共に必見です。
スポーツの見方を変えてみる
スポーツに関するエッセイ集ですが、通常のスポーツ物とは違う目線から見たものがかかれています。 よってちょっと変わったスポーツの見方で、面白い本です。 但し、純粋なスポーツについて読みたい方にはお勧めできません。
思わず笑ってしまう。
電車の中で何度も笑いそうになって困ってしまいました。全部で34のコラムで構成されており、一つ一つに頷けます。特に「曖昧な日本と優勢勝」というコラムでは国際社会の中の日本人と特徴を捉えていて面白い反面、非常に考えさせられるテーマでもあると思いました。 1日あればすぐに読めてしまいますが、ちょっと一休みしたいときにちょっとづつ読むのもいいのではないでしょうか?

伯爵と妖精―運命の赤い糸を信じますか? (コバルト文庫)

[ 文庫 ]
伯爵と妖精―運命の赤い糸を信じますか? (コバルト文庫)

・谷 瑞恵
【集英社】
発売日: 2008-08-01
参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
伯爵と妖精―運命の赤い糸を信じますか? (コバルト文庫)
谷 瑞恵
カスタマー平均評価:  4.5
アニメを見てから
放送中のアニメを見て小説を読みたくなり、 試しに短編集としては一番新しいらしいこの本を購入。 予備知識はアニメ1?5話のみですが、問題なく読めました。 ハマってしまって、現在1冊目から読んでいます。 アニメからの流れで試してみたい方にオススメです^^
甘さが詰まった短編集
本編は暗くなってしまっていますが、こちらは甘い短編集。 表題作「運命の赤い糸を信じますか?」を含む3作が収録されています。 「不思議な贈り物と従者の受難」 妖精からの不思議な贈り物を受け取った、エドガー。 「使用禁止」と書いてあるにも関わらず、使用してしまいます…レイヴンが。 今作はレイヴンにスポットが当てられています。 「運命の赤い糸を信じますか?」 妖精フェアリーゴッドマザーの魔法のおかげで赤い糸が見えるようになってしまった。 婚約者のエドガーの指には何本もの赤い糸が結ばれていて… 成程…そういうことか!というラストでした。 エドガーの幼馴染ロタや画家のポールも登場します。 「リボンは勝負のドレスコード」 書き下ろし作品。 妖精界からリディアの前世での恋人だったという人物が現れ、エドガーに決闘を申し込んでしまいます。 どの作品も短編というだけあって、随所にエドガーとリディアが甘甘としています。 結婚に迷うリディアの乙女心も描かれています。密度の濃い短編集ではないでしょうか。
婚約期間の、あまめ短編集
妖精と人間のかけはしである妖精博士のリディアと 過酷な運命を乗り越え、伯爵位を獲得したエドガーのお話。 今回は二人の婚約期間の短編集、3作入りです。 エドガーの従者・レイヴンが中心のお話、 「不思議な贈り物と従者の受難」、 妖精の持ち込んだトラブルにまきこまれたリディアとロタ。 赤い糸が見えるようになった二人は エドガーの指に複数の糸を見て。。。??という 表題作「運命の赤い糸を信じますか?」。 ラストは書き下ろし。 「リボンは勝負のドレスコード」です。 リディアを前世の恋人の生まれ変わりだといって エドガーに決闘を申し込む、昔の人のお話。 今回は二人の婚約期間のあまめのお話。 本編の続きは気になりますが、こういうお話、好きです♪ エドガーのお屋敷でういちゃっているレイヴンの日常が おかしかったです。 エドガー命のレイブンはかわいいけど、上司だったら嫌だなあ。 今秋からアニメ化、マンガ化もはじまるそうです。

プリズンホテル〈3〉冬 (集英社文庫)

[ 文庫 ]
プリズンホテル〈3〉冬 (集英社文庫)

・浅田 次郎
【集英社】
発売日: 2001-09
参考価格: 580 円(税込)
販売価格: 580 円(税込)
プリズンホテル〈3〉冬 (集英社文庫)
浅田 次郎
カスタマー平均評価:  4.5
「死」というテーマ・・・・!?
プリズンホテル第三作目。 「冬」という題目であるため、とても繊細で、冷たくて、悲しくて、キリッと引き締まったストーリーという感じを読み終えた後に持ちました。 「死」というテーマを今回は貫いていて、いろいろ考えさせられるシーン、台詞が随所にちりばめられています。 ・ウェートレスの死 ・マリアの勤めている救急センター  ・安楽死を選択した医者  ・いじめで自殺を図る少年  ・清子/孝之介の愛の表現→「死」? ・登山家の「死」に対するポリシー とても難しいテーマですが、浅田先生の筆力でぐいぐい読ませます。 ただ、私の読解力がないせいもありますが、  ・マリアと医者の愛情表現のすれ違い  ・孝之介の清子に対する愛情表現の異常さ はどうも理解できませんでした。(あまりに非現実的。。。。?) 相変わらず、読み始めると読むのを止めるのが大変な程、とても読みやすく、面白い小説であることは間違いないです。(ただ、「夏」「秋」よりは落ちるかなあ。。) あとは「春」編を読み、完結です。読むのが今から楽しみです。
ドイツ教養文学をバックボーンとした泣き笑い満載の素晴らしい極道小説!!
まだ、浅田次郎を読んだことのない人も、読んだことがある人も、いつかはこの「プリズンホテル」を読まなければならない。人生の笑いと悲しみがいっぱいつまっていて、最後には涙と鼻水が一本の川となってあなたたちの顔の笑いジワの痕(あと)を流れていくことになるからだ。  しとしとと、しみじみと始まる話ではないのだ。極道がたくさん出てきて、こましゃくれた子どもも出てきて、少々荒っぽい流れもあるけれど、浅田次郎が作家として自信を持つことが出来たという一作だ。その証拠に、この第一巻である「夏」から書きはじめた浅田次郎は、最終編となる「春」までの間に、「日輪の遺産」、「蒼穹の昴」、「鉄道員」などの代表作となる名作を生み出しているのだ。  みんなこうはみえても、結構好き勝手な人生を生きてきた。  強がりもあっただろう、見得もあっただろう、世間知らずもあっただろう。自分ばっかりが強がっていてもそれは他人様から見たら喜劇であり、それがいつしか哀しみと本当の自分への愛へとつながっていくのである。  この「ドイツ教養文学をバックボーンとした泣き笑い満載の極道小説」(浅田次郎)は、時間さえあれば何度でも読み返してみたいと思うワシにとっての最強小説なのである。
<冬>に合わせた透明感溢れる出来?「清子=聖母」
シリーズ第三作。<冬>と言う副題に合わせてか、前作のような奇想天外な仕掛けはなく、浅田氏特有の純情路線の透明感溢れる作品で、同時に次作における大円団の伏線ともなっている。 プリズンホテルを訪れる客は相変わらず様々で、各々悩みを抱えている。救命救急センターの婦長、人呼んで「血まみれのマリア」。何千人の死に直面している。患者を安楽死させた事で悩む医師平岡。数々の危機に遭遇した天才クラマー武藤。仲蔵までがガンを気にして右往左往する。"死"が一つのテーマとなっている。彼等は皆悩み、人生に疲れ倦んでいる。だが、プリズンホテルと言う異界を訪れ様々な出逢いと経験をする事で、彼等に活力と人間性が戻って行くのだ。全体をユーモアで包みながら、温かい人間観察を見せる作者の手腕である。一方、シリーズの主人公のエキセントリックな作家木戸の傍若無人ぶりは相変わらず。清子をいつものように苛めるかと思えば、少女のために縫ぐるみを繕ったりする。ハッキリ言って切れている人物である。そして、清子は前述の客達とは異なり、辛い思いをしながら、人生を諦めたりせずに、"あるがまま"に受け止める。清子こそ聖母だと思えて来る。木戸の相手が出来るのは清子だけだと読者に思わせる。そして、結末で作者が用意しているものは...。 全体の構想がズバ抜けている上に、木戸や清子の性格設定、登場人物間の錯綜した関係、客達の秘められた事情、小刻みなギャグの連発によって無条件に楽しめる娯楽小説になっている。特に本作は人生に疲れ果てた人達がプリズンホテルを訪れる事で勇気を得る展開になっており、これにより読む者も勇気を与えられる快作。
文句なしの傑作
前作に比べボリュームは少ないものの、内容は外すことなく面白かった。 特に浅田氏の他作でもお馴染みの血まみれのマリアまで登場したほか、有名な登山家、(複雑な事情を有した浅田氏酷似の)小説家は相変わらず話を盛り上げてくれる。 また、いじめを苦に自殺を図ろうとする少年も登場するが、いじめを苦に自殺する学生が多い中、そうした悩みを持っている学生に送りたい気持ちである。 浅田氏得意の登場人物の勘違いを背景とした会話を面白おかしく描く技術は本作でも十分に発揮されており、かなり自信を持ってお薦めできる作品である。 いよいよ同作の春(4巻)を読み始めるが、読み終えるのが惜しいような気持ちが生じるほどの傑作!
血まみれのマリアまで出しますか?
 浅田次郎の小説は、「蒼穹の昴」のように、読み終わったあとで「これで完結はないだろう、続きはないのか」と思わせるあまりの奥行きの深さがあった。  他方、「きんぴか」は、健ちゃんが5代目を本当に襲名するかと言うような問題点を残しつつも、「完結」していた。  作者は、このあたりを見過ごして、「きんぴか」を同じ設定のこの小説に持ち込んでしまった。  「きんぴか」で・・・自慢じゃないが1996年の合本晩の初版を買った人間だ・・・・築き上げた世界を、また使うとはどういう神経であろうか?  才能ある人間だが、彼は、少し調子に乗りすぎて、編集者に騙されて書きすぎてるのでは。

虚空の旅人 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
虚空の旅人 (新潮文庫)

・上橋 菜穂子
【新潮社】
発売日: 2008-07-29
参考価格: 620 円(税込)
販売価格: 620 円(税込)
虚空の旅人 (新潮文庫)
上橋 菜穂子
カスタマー平均評価:  5
チャグムの成長ににんまり
 「精霊の守り人」シリーズの文庫最新刊です。  「精霊の守り人」の主役だった新ヨゴ国の皇太子のチャグムが再び主人公となります。前三作のファンの方なら、「おぉ、、チャグムが立派に成長している」とちょっと感動してしまうと思います。   さて。物語の舞台は、ヨゴ王国周辺を離れて、南の大洋に面した新しい国が登場します。そして、その新登場の国の新しい王の即位式にあわせて、諸外国の人々も登場、そしてまた南の海洋の果ての大陸を統一した帝国までもが暗躍という形で登場します。言い換えれば、今まではチャグム、バルサ、トロガイ、タンダたちの生まれ故郷やその周囲だけだった物語が、一気に広がりをもって厚みをもちました。おそろらくは、彼らの運命が,最初の半島だけにおさまるものでなくなり、また、旅人や守り人の物語が他の各地でも起きるのでしょう。  そういう意味ではこの巻を楽しむだけでなく、先に繋がる大きな楽しみを約束してくれた巻でもあります。で、話戻して、今回のお話では、チャグムがその即位式に新ヨゴ皇国の帝の名代としてやってきたところ、王位継承の儀式の裏で、巨大な侵略の魔の手が王国に伸びていました。第二王子に呪いをかけて第一王子を殺させようとしたり、配下の島々の長を寝返るように秘密交渉をしたりと、ただ単に力押しの武力で攻めてくるよりも厄介な搦め手で攻めてきます。話の行きがかり上でその陰謀に立ち向かう事になったチャグムが、部下の星読のシュガに語る彼なりの帝としての心構えがすごくよかったです。  帝として国をおさめる為政者である以上、人を見殺しにしなくてはいけないこともある。だが、自分には、そういう時でも黙ってやらずに必ずそれを事前に教えて欲しい。そういう覚悟の為政者になろうとしているところに、理想だけでなく現実をも見ようとしているチャグムの成長がしっかりと見えました。こういう少年が経験と智慧をつけて為政者となっていく国はきっと立派な国になるのでしょうね。   あぁ、日本とはえらい違いだ。と全然関係ないこともちょっと思ってしまうような本読みでした。  しかし、、、これで文庫は全部読了。あとまだハードカバーが6巻もあるんですよねぇ。文庫落ちまで我慢できるかなぁとそれが心配。
今までとは違います。
シリーズ4作目になって「守り人」から「旅人」になりました。今までは女用心棒バルサが主人公の話。今回の「旅人」は皇太子チャグムが主人公です。バルサはチャグムの記憶の中でしか登場しません。 バルサで守り人シリーズに親しんでいるせいか、今作はちょっと今までと違う感じがしました。14歳になったチャグム、チャグムの相談役として側に仕えるシュガ。2人の成長と変化。それに世界も広がります。 舞台となる国は違いますが、1作目の精霊の守り人のあとに続くストーリーとして、守り人シリーズだと感じさせられます。闇の守り人で登場したカンバル王と王の槍の登場は世界の繋がりを感じさせます。 サンガル王国で再びナユグの世界を感じるチャグム。王国内で動き始める陰謀、遠い南の大陸からの侵略が始まろうとしています。同じ年のタルサン王子との出会いでチャグムの皇族としての心の闇と希望を感じさせる作品です。今まで違うのは、この先に戦争という脅威があるということ。激動の波がこの先に迫っているという事実が、早く続編を読みたい!という気持ちにさせます。ゆったりと流れていた時間が急速に加速しだし、今後のバルサとチャグムをどう飲み込んでいくのか、気になって仕方ありません。
力と虚空
このシリーズ、ここまでは、一定のパターンで物語が進みます。 著者の筆力は確かで、数ページで読者を独特の世界観のなかに引きずりこみます。 主要人物がナユグに引き寄せられてゆくかのように。 今回も、一気に読みきりました。 楽しめる作品です。
チャグムの、皇子としての成長
守り人シリーズ、第4作。 「旅人」で終わるこの作では、 新ヨゴ皇国の皇子・チャグムが中心です。 皇子として、友好国であるサンガル王国の 新王即位式に出席するため、出かけるチャグム。 海の民の国、サンガル王国の自由さ、 王族の仲の良さに惹かれるチャグムですが ひそかにたくらまれる反乱に巻き込まれ。。。 他国との外交が表にたち、 これまでとはすこし印象の違うお話でした。 チャグムの、王族としての成長と バルサがチャグムに与えている影響の大きさが印象的でした。 このお話ではバルサは登場しないにもかかわらず チャグムの中で大切に生きているバルサの言動が バルサを感じさせます。 サンガル王国の女性の連携は、 萩原規子の「西の善き魔女」を思いだしました。 解説を読むと、お二人とも同じ作品に影響を受けているとか。 不思議なつながりも楽しかったです。
苦難のなかで、14歳のチャグムが人間として大きくなっていく姿に、ぐっときます
 『精霊の守り人』の冒険から三年がたち、14歳になった「新ヨゴ皇国」の皇太子チャグム。彼と、星読(ほしよみ)博士のシュガが、招かれたサンガル王国で危難に遭遇する物語。「守り人(もりびと)」シリーズ全体のなかでは、第4巻。バルサではなく、チャグムが主人公の「旅人」シリーズとしては、第1巻となります。  チャグムの成長と、彼の人間味あふれるあたたかさにふれて、胸がじんとしましたね。今回、女用心棒のバルサは登場しませんでしたが、チャグムの行動の背後に、バルサとの身分を越えた心の絆を感じて、そんなところにもぐっときました。チャグムとシュガの間に、生死をともにするほどの強い信頼関係が結ばれたのも嬉しかったです。  チャグムのよき補佐役を務めているシュガ。『精霊の守り人』の初めの頃とは、印象が全く変わりましたね。チャグムに付き従い、彼の言動に触れるうちに、シュガも人間としてでかくなっていってるんだなあと、その変化が好ましく感じられました。

蒼穹の昴(3) (講談社文庫)

[ 文庫 ]
蒼穹の昴(3) (講談社文庫)

・浅田 次郎
【講談社】
発売日: 2004-10-15
参考価格: 620 円(税込)
販売価格: 620 円(税込)
蒼穹の昴(3) (講談社文庫)
浅田 次郎
カスタマー平均評価:  4.5
清朝末期と日本の幕末には共通の壮大なドラマがある
地主の次男、梁文秀(史了)とその地の貧民の子、李春雲(春児)。 科挙登第を経て国政を担うこととなる史了と、宦官という 方法で内廷のトップまで上り詰めた春児。 二人の男(!?)を通して、清代末期西太后が実権を握っていた 王朝内部の動乱とそれにかかわる人々の思惑を描いた 壮大な歴史小説。 読み進めていく中で感じたのは、日本の幕末との 共通性。もちろん、時間的共通性もあるんだけど、 欧米列強のプレッシャーを受けながら、従来の 権威をいかに保つかという苦心と、国を存続させるためには 改革を進めなければという維新の思いとのせめぎ合い。 違いは、日本が明治維新という中からの改革で国体変化を 成し遂げたということと、日本が列強の側に加わってきたと いうことか。やっぱり中国は大きな国過ぎて、紫禁城の 中にいては危機感が伝わってこないのか。 現代の中国も変革が必要な時期に来ていると思うけど、 そこはやっぱり歴史を学んで、中から変わっていって もらわないと。「党」という「王朝」も絶対ではないのだから。 結局、4月の北京旅行前に読むことは出来ず、旅行の 帰りから読み始めたこの本。途中で出てくる地名だとか、 建物の名前は、実際行ったことで具体的にイメージしながら 読めました。そういった意味では、行ってから読んで よかったのかなと思いますが、読み進めるにしたがって、 あっ、ここも行ってみたかったななんて思うところも また出てきたりして。 なので、来月の休みのときにまた北京に行ってみようかと 思ってみたりもして。
李鴻章の香港の交渉が秀逸
袁世凱の暗殺失敗、李鴻章の香港の交渉など、内に外にストーリーが展開するところが面白いですね。
愛が深い故の悲劇
本巻で、これまで清朝を支え続けた恭親王と李将軍が表舞台から退場し、紫禁城では西太后派と皇帝派の争いがもはや止める事が出来なくなってしまいます。 前巻でもそうでしたが、この巻でも全般的に示されているのが、皇帝に対する西太后の限りない愛。本来ならば、天命を失った清の幕引きを降ろす役割を担うのは、皇帝の役割のはずなのに、「あの優しい子にそのようなむごい仕打ちをさせられようか」と、自らが非難の的になることを省みず、その役割を代わりに果たそうとする西太后。 直接の親子でもないのにも拘らず、いやそれだからこそ、西太后と皇帝の情愛の深さには感動しますし、その一方で、彼等の周りにいる延臣達の殆どが、2人の気持ちを理解することなく、逆に二人を苦しめるように事態を悪化させていく有様に暗然とした思いを受けます。 あと、改革派の旗手として現れた康有為ですが、史実でもああいう性格だったらしく、インタビューした日本の新聞記者が「ああいう人間だから、事を成せなかったのだ」と、あきれ返ったという逸話を残しています。
李鴻章が八面六臂の大活躍
いよいよ第三巻ですが、この巻では清朝が欧米列強に蹂躙され、 翻弄される様子が描かれます。 そこで、李鴻章なのですが、第三巻の見所はやはり李鴻章の政治手腕 ではないでしょうか? 特に香港の割譲に関しては、英国への「割譲」ではなく「貸与」と した英国側との交渉の場面が、たいへん凛々しく描かれます。 99年後(この辺の数字の意味については小説を是非読んでください) 英国によって繁栄した香港が中国に返還される。 まさに敵国に富ませた香港が99年後に中国に返還され、その富を そっくり貰い受けるという戦略。すごいではありませんか…。
皆から慕われ、星の力を借りずに出世する主人公
 清朝末期時代を描いた歴史小説の第3巻。  第11代光緒帝が即位しても西太后は政治の実権を手放しません。西太后に引退を迫る「変法」勢力と、西太后が引退すると失脚してしまう守旧派が勢力争いを展開していますが、その間に、列強諸国による中国の植民地化が一段と進みます。英国から香港の割譲を迫られた清朝廷は、李鴻章を全権大使に任命し、なんとか「99年租借」で決着をつけました。  主人公の文秀は「変法」勢力の中心人物となり、もうひとりの主人公の春児は西太后の側近の宦官として、敵対する政治勢力に身を置くことになります。  宦官となった春児には、もう守るべき家族がありません。寂しさを埋め合わせるように孤児院を経済的に支援したり同僚の借金返済に力を貸したりしますが、次第に皆から慕われるようになりました。  老いた宦官から「神様ってのは、こういうもんだ」と抱きしめられ、イエズス会の司教から「春児は、主イエスの現し身です。デウスがこの貧しい国の民のためにお遣わしになった、天の使徒ですよ」と賛嘆されます。  第2巻で昴の宿星など無かったことが明かされた春児でしたが、星の力を借りずに宦官の頂点に登りつめる日がいよいよやってきました。  文秀と同じ年に科挙の試験に合格した二人の友人にも、重要な役回りが回ってきます。  一人は光緒帝の伯父が死ぬときに「西太后を殺せ」という命令を受けました。  もう一人は、乾隆帝の霊から「真の龍玉を守護せよ」という使命を与えられます。  いよいよ第4巻は清朝末期の動乱に突入します。  この物語の壮大な伏線である「真の龍玉」とは何なのか、主人公たちがどのような運命をたどるのか。  あー、早く第4巻が読みたい!

すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)

[ 文庫 ]
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)

・森 博嗣
【講談社】
発売日: 1998-12
参考価格: 770 円(税込)
販売価格: 770 円(税込)
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)
森 博嗣
カスタマー平均評価:  4
テンポが悪い…
なんでだろう? テンポが悪くてすぐ眠たくなります。 人物描写が稚拙すぎてキャラクターが生きてないロボットみたいで愛着ゼロだから会話がつまんないキャラクターの動作にしても客観的に描いているから、遠くから見てる感じがテンポを下げてるし出てくるキャラクター1人1人がつまらん少女マンガかロボットみたいな登場人物ばかりでさ。リアリティもないから躍動感もない情緒もない例えるなら一方通行の学校の教科書みたいで非常に退屈です酷評したけど正直な感想です中途半端な作品を書きまくらないで一冊一冊のクオリティにこだわったらどうですか?
世界観を楽しむ
子供の時、「推理クイズ」なるものを熱心に読んでいたときは ”どれほど奇抜なトリックか?”が興味のほとんどだった。 しかし、その後ミステリを読み進めるにつれてそれよりも 物語の世界観や雰囲気そのものを楽しむように変わってきた。 その意味で本書はとても面白い。 理系ミステリと呼ばれる著者の本領が発揮されている。 一般人とかけ離れた感覚の研究者が登場人物として出てくるのだが その描写が読んでいて楽しい。 理系的な哲学問答(現実と幻想、自然の美しさに関する考察)や 時計の文字盤という慣習に対しての批判、そういったディテールそのものが 世界観を作っている。日常的でないので、作り物の世界・リアリティを 感じないと思う人もいるかも知れない。 出てくる登場人物が、一般人の感覚とかけ離れているし 舞台も人工的でその意味ではまったくリアリティがない。 殺人事件だというのに、それほどシリアスになったり神経質にならない というだけでも違和感を感じるかも知れない。 しかし、その人工的な世界観を楽しめるのであれば 自分は理系の人間ということもあるが、この小説によって新しいミステリの 魅力を発見できるだろう。
ミステリーの新しい形
ラジオやレコードなどを用いた小説は数多くあれど、これほどコンピュータを大々的に扱った推理小説はこれが初めてだろう。 この本が発売された1996年といえば、コンピュータがそれほど普及していない時代だ。 それから10年以上の月日が経ち、PCやネットワークが一般家庭にも広く普及しているが、そんな現代においてもコンピュータにそれほど詳しく無い人には敷居が高い作品だと思う。 また、作中で言及している未来像がまさに現在の世界と一致している点も興味深い。 ある程度の知識が無くては100%は理解できないかも知れない、まさに現代を代表する理系ミステリーだ。
すべてがFになる、というキーワード
森博嗣のすべてがFになる。面白かった。 個人的に一番面白いと思ったのは、 すべてがFになる、というキーワード。 この小説の核心にふれる表現でありながら、 読まない限りこのキーワードからは絶対にその根幹には辿り着けない。 その危うさと読んだ後に来る納得感で、 面白さがジワリと湧いてくる。 ただ、二人の主人公のキャラクターが曖昧であったり、 展開のスピード感が足りなかったりして、 物語にのめり込めなかった感はある。 推理物として読もうとすると、工学的な知識が必要になるから若干読みづらいかもしれない。 心理的な描写や展開も少ないので、感情移入のしづらさもある。 しかしながら、逆にその工学的な知識と論理性が、 この小説に比類ない味わいと奥行きを与えていることは間違いない。 この手の小説が書ける人というのはかなり限られてくると思う。 理系の人とか東野圭吾が好きな人とかは、 結構好きになれる作品だと思う。
常識から離れる快感
これだけの(境界)条件から、科学的に再現可能な他の回答が考えられますか? 物語の終盤での主人公の一言。これがこの小説の特徴を一言で捉えている。 瀬名秀明が巻末で解説している通り、通常ミステリー小説では感情的な動機で殺人が起こる。読者は殺人の動機を探して読み進めるのだが、逆に起こったこと全ての原因をそれで説明しようとして思考停止になってしまう。 この小説では殺人に感情的な動機が存在しない。だからいつもと同じ調子で読んでいた私は途中もどかしい気持ちになったが、謎が解けた時、常識、つまり自分の経験から離れる快感があった。 森博嗣の作品はこれが初めてだったので、ミステリー小説の常識の枠で読んでしまったが、頭を柔らかくしてトリックに挑みたい。

海 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
海 (新潮文庫)

・小川 洋子
【新潮社】
発売日: 2009-02
参考価格: 380 円(税込)
販売価格: 380 円(税込)
海 (新潮文庫)
小川 洋子
カスタマー平均評価:  4.5
心と気持ちがリフレッシュ
 日常の中に、ほんの小さな事件が起こる、という感じの短編集です。  個人的に気に入ったのは、「ひよこトラック」と「ガイド」です。どちらも小さい子供ががんばる話です。  さっぱりとした読み味なので、心と気持ちがリフレッシュされます。
いい子のドロップ
7つの短編が収録されています。 「海」「風薫るウィーンの旅六日間」「バタフライ和文タイプ事務所」 「銀色のかぎ針」「缶入りドロップ」「ひよこトラック」「ガイド」 どれも違った魅力があるけれど、根本的なものでつながっている気がします。 私は「缶入りドロップ」と「ガイド」が特にすきでした。 「缶入りドロップ」では、幼稚園バスの運転手さんと子どもたちの交流が描かれています。 ほのぼのとした日常が、たった2ページで巧みに表現されていて微笑ましいです。 「ガイド」には不思議な職業の方が登場していて、物語に溶け込んでいます。 日常の中にほんのり異界が見え隠れする感じの書き方がうまいです。 巻末には、小川洋子さんへのインタビューも載っています。 個々の短編について語られているのでおもしろかったです。
真骨頂
 死,や性性の影がチラつくミステリアスな作風の多い著者の作品にしては珍しくユーモラスなものも含まれている短編集(ミステリアスなものも当然含まれている).各作品とも素晴しい出来なのだが中でも「缶入りドロップ」と「ひよこトラック」には驚かされた.  たった数ページで並の作品を軽く凌ぐ余韻を残してくれた缶入りドロップ.小道具をうまく使いながら本質は別のところにあり,強い印象を残してくれたひよこトラック.これぞ芥川賞作家などという肩書きが矮小なものに思えてしまう小川洋子の真骨頂といえるだろう.  収録されていたインタビューで,小川さんは,遠い未来,著者の名前すら分からなくなった本だけが残り(或いは本すらもなくなって)も言葉だけは響き続ける.そんな文章が理想という趣旨のことが書いてあるが,彼女はまさにそれを体現している.文章を読んだだけで誰の作品かすぐ分かり,心に響き続ける.そういう力のある数少ない作家の一人だ.
うれしい文庫
「ひよこトラック」が好きです。 単行本(2006年刊)を読んだ時、トラックの荷台に詰まったヒヨコが成すマーブル模様のイメージが強烈でした。 そんなトラックを見た女の子の気持ちを想像して楽しくなったりします。 今は縁日でカラーヒヨコが売られることもなくなったという事実も、この作品にノスタルジックな印象を付加します。 口をきかない少女を見守る初老のホテルマン。 2人の繋がりがあたたかく、この話の後も2人がずっと仲良く居られたら良いのに。 と短編だけに、後のことまでいろいろ考えてしまいます。 文庫には、著者のインタビュー(聞き手:フリーアナウンサー北村浩子)と解説(千野帽子)が収録されています。 インタビューで聞き手が「バタフライ和文タイプ事務所」について”コメディのような味わいがある”と言っていて、ビックリしました。そうかな? これで380円なのが、すごい。 別にいつも値段を気にしているわけじゃないけれど、久しぶりに400円未満の本を買った気がします。
心と心が通い合う、澄んだ響きの美しさ
 年齢も境遇も違う人間が、ふとしたきっかけで知り合い、心を通わせるひとときを描いた短篇、掌篇が七つ、収められています。彼らの心が触れ合う様子は、それぞれに違う色をした球が、小説世界の小箱の中で出会い、ふっと寄り添い、共鳴し合うかのよう。ふたつの心と心に、最初はぎこちないけれど、やがてあたたかなものが通じ合い、しんとして、澄んだ響きを奏でるようになるのですね。そこに、本短篇集の一番の妙味を感じました。  収録作品のなかでも、格別、「ひよこトラック」の一篇が、心にしみじみと染みましたねぇ。一言もしゃべらない六つの少女と、六十近いホテルのドアマンとが、孤独な心と孤独な心を通わせていくお話。ふたりがこっそりと秘密を共有するその密やかな親しみを凝縮するものとして、少女の小さな掌(てのひら)から男の手へと渡されるあるものがあります。このあるものが、一個の宝石の煌めきのように、男の心に忘れがたい思い出を残すところ。素敵だったなあ。  2006年10月に刊行された短篇集の文庫本。著者の短篇集は初めて読んだのですが、「ひよこトラック」という短篇を読むことができたことに、感謝です。

OUT 下  講談社文庫 き 32-4

[ 文庫 ]
OUT 下 講談社文庫 き 32-4

・桐野 夏生
【講談社】
発売日: 2002-06
参考価格: 650 円(税込)
販売価格: 650 円(税込)
OUT 下  講談社文庫 き 32-4
桐野 夏生
カスタマー平均評価:  4
一気に読みました
次々に展開されるストーリーに引き込まれて一気に読めます。 3人称の叙述がそれぞれの登場人物の視点から交互に展開されるのは、数人の手記の形をとる「グロテスク」に繋がるものがあります。 人物の造形、描写、プロットの構成、全てが素晴らしく、物語の世界に読者を引き込んで放しません。話が進むにつれて次第に主人公の心の奥底の世界が深く展開され心理小説の様相を呈してきます。あくまでも心の深部にフォーカスしていく進行は素晴らしいです。ただそのぶんラストの話の展開のリアリティーが弱くなっているのが残念でした。
上巻のみの感想?人間心理の闇を抉った快作
「本格ミステリの枠は窮屈で」と中間小説に転向した作家の作品には見るべきものがない、と言う私見を覆した秀作。冒頭に、夜勤の弁当作りのパートに嫌々携わる主婦達の姿を持ってきた事で、「これは倦んだ主婦達の物語」と宣言する堂々とした構成。事件に係る主婦4人の性格設定も良く考えてある。全員、家族や自分の見得のため、生活に困窮しているのはご都合主義かとも思ったが、そうではなく、社会ので生きる人達を対象とした物語なのだ。 殺人を犯したお嬢様キャラ弥生より、死体の始末を"仕事"と捉えて引き受け、淡々とこなす主人公役の雅子は底抜けに不気味でクール。殺人後、その弥生の精神が鈍磨して行く様も、また不気味。私はまだ下巻を読んでいないが、お邪魔キャラ邦子はいずれ殺されるのであろう。"師匠"ヨシエは寝たきりの老姑を看ているが、作者は介護問題を語ろうとはしない。あくまで、人間の心の奥に潜む悪意・不可解さを描こうとしているのだ。私は新聞の記事で、作者が家に篭りっきりで執筆していると聞いたが、弁当工場の描写や死体解体の場面、特に人体を解体するとポリ袋幾つになるとかの描写などは取材や調査が行き届いていると感心した。全体として、あり得ない設定なのだが、場面毎の状況設定や心理描写が巧みで、読者を物語に惹き付ける筆力にも感心した。女性の男・人生に対する鬱陶しい感も良く出ているが、返す刀で女性心理の闇も氷の刃で刻んでいる点にも好感が持てる。主婦4人が"連帯感"ではなく"壁"を持っている点にも着目すべきであろう。 犯罪捜査の過程のサスペンスで読者を惹き付けるタイプの小説ではないので、結末がどう転んでも良いようなものだが、やはり展開は気になる。下巻を楽しみにしたい。下巻のキーは佐竹の復讐譚と宮森の純愛、そして猫か。
妻に殺されない為に男性は必読w
年収200万以下のパートのおばちゃんが、 金ピカのロレックスをひけらかし、 ベンツ乗り回すヤクザを退治してしまう痛快なノワール。 魅力的なおばちゃんや婆さん描かしたら、 桐野夏生 は世界一ですな。 沈着冷静冷酷非情のヒロインの雅子様(43歳)に燃え萌えですぅ! 雅子様って、ネーミングやばくないか?w さりげなく南京大虐殺批判もしているので、 将来発禁になると思うので、すぐ読めww
弁当工場、殺人、死体解体、ヤクザなどが盛りだくさんで怖い話だが、超お勧め
刺激が強すぎて、途中から読むのが怖くなるほどだった。雅子からの仕事を引き受けたヨシエ(師匠)と同じ気分で、やるべきか、やっぱり止めようか、(怖いけど読みたいし)読者の気持ちも揺れ動き、やがて、次の仕事もやらせてくれとヨシエが言う頃には、読者も耐性がついて何でも来いと思うのだが、それを上回る恐怖が途中で用意されている。この恐怖感には嘔吐感が伴う。 弁当工場に勤務する外国人労働者の過酷な生活をテレビで見たことがあったが、この「OUT」を読めばかなり詳細なことまで分かる。読者は主人公の雅子や、チームを組んでいるヨシエ、邦子、弥生たちの生活苦と、それぞれに崩壊している家庭を垣間見る。どうしようもない閉塞感の中で、雅子は弥生の窮状を助ける。助けた理由は、この生活からの脱出につながると直感が働いたからかもしれない。目次では最終章の第7章が「出口」である。OUTの意味はそれである。 素晴らしいエンターテイメントだ。人の心、工場や浴室などの描写は映像が頭に浮かんでくる。心から一読をお勧めする。
これはミステリーなのか?
特に後からはっと気付かされるトリックもあるわけではなく、淡々と物語が進行。何が面白く、何でミステリーとして多くの賞をもらっているのか不明。時間を無駄にした。

言葉を育てる―米原万里対談集 (ちくま文庫)

[ 文庫 ]
言葉を育てる―米原万里対談集 (ちくま文庫)

・米原 万里
【筑摩書房】
発売日: 2008-09-10
参考価格: 777 円(税込)
販売価格: 777 円(税込)
言葉を育てる―米原万里対談集 (ちくま文庫)
米原 万里
カスタマー平均評価:  4.5
器を感じます
いろいろな世界の人との対話の中で、米原さんの大きな器を感じました。また相手の意外な一面がかいま見られ、楽しく読ませていただきました。対談にあたっては、通訳の時同様に相手の方をリサーチされていることがうかがえ、米原さんの人となりを見る思いがしました。
やっぱり米原さん!
面白いです。 プラハの学校時代の話、その影響、 通訳者としての仕事、その心構え。 「絞め殺したくなる」といった表現すら、愉快な感じがします。 本当に、貴重な方を亡くした、社会的な損失だと改めて思いました。 残念です。もっといろいろな本を書いて、遺して欲しかったです。

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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク