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文学・評論

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夏草の賦 [新装版] 上 (文春文庫) 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ〈中〉 (角川文庫―スニーカー文庫) マネーロンダリング (幻冬舎文庫) 『空海の風景』を旅する (中公文庫) 殺人現場は雲の上 (光文社文庫) これが私の優しさです―谷川俊太郎詩集 (集英社文庫) パン屋再襲撃 (文春文庫) たいした問題じゃないが―イギリス・コラム傑作選 (岩波文庫) ゼロの使い魔(2) 風のアルビオン (MF文庫) マクベス (新潮文庫)
夏草の賦 [新装版] 上 (文.. 機動戦士ガンダム 閃光のハサウ.. マネーロンダリング (幻冬舎文.. 『空海の風景』を旅する (中公.. 殺人現場は雲の上 (光文社文庫.. これが私の優しさです―谷川俊太.. パン屋再襲撃 (文春文庫) たいした問題じゃないが―イギリ.. ゼロの使い魔(2) 風のアルビ.. マクベス (新潮文庫)

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夏草の賦 [新装版] 上 (文春文庫)

[ 文庫 ]
夏草の賦 [新装版] 上 (文春文庫)

・司馬 遼太郎
【文藝春秋】
発売日: 2005-09-02
参考価格: 570 円(税込)
販売価格: 570 円(税込)
夏草の賦 [新装版] 上 (文春文庫)
司馬 遼太郎
カスタマー平均評価:  5
四国土佐から天下を狙う戦国の英雄
信長が美濃をおさえてその力を大きくして いこうとしている時代に、四国土佐の中の 一豪族として生まれた長曾我部元親の半生 を描かれた作品。 土佐を統一し、土佐の兵をまとめ東へ北へ 領土を拡大し、信長の勢力を倒しながら 四国を統一する。圧倒的勢力の信長軍と 戦いながら四国統一を果たす長曾我部元親 の戦ぶりはとても爽快で読んでいて気持ち がいい。 ただ上下巻の作品だが、後半、京をおさえ、 近畿・中部地方を中心に広範な領土と多数 の兵をもつ信長のあと台頭した秀吉の軍に、 なす術もなく、土佐一国にまで領土を割譲 させられた元親の無念にとても感情移入し て泣きたい気分になります。 最後まで元親の心情の変化がとても生き生 きと描かれており、四国統一を果たした戦 国の英雄の人間味あふれる歴史物語です。
長曾我部盛親の心の中
英雄的な父親が築いた自家を滅亡させたドラ息子、という程度の認識でした。しかし、長曾我部家内の政治的混乱、急速に展開する世の中、常に後手後手にまわってしまう政策、関ヶ原では東軍に参加したいのに西軍に入らざるを得なくなってしまう不運等々、とにかく盛親が気の毒になってしまう前半。関ヶ原後は 22万石すべてを没収され、あっという間に京都で浪人に。前々から元大名が浪人になってどう生活したのか興味があったので、つねに監視の目のある盛親の塾教師としての生活は興味深く読んだ。この本の面白いのは、盛親の心の中が手にとるように分かること。15年を超える浪人時代、そして大坂の陣で盛親が何を考えたかが、司馬遼太郎の暖かい視線で描かれている。緊密な主従関係にありながら、大阪では闘うことになる盛親と弥次兵衛の最期は圧巻。
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臆病だからこそ考えて考えて策を練って最善の策を採り、行動に移る時は勇猛果敢に攻めて心血を注いでほぼ四国一円を切り取った直後に土佐以外を召し上げられるという元親の無念さが伝わってくるようでした。 長宗我部びいきになってしまいます。
人生の不条理
文庫本上下巻。司馬遼太郎は本作において長曾我部元親を家康ほか一流の戦国武将に匹敵する天才と評している。しかし巡り合わせが悪く、その点悲運の武将として描いている。 長曾我部元親の悲運は、土佐という当時の僻地に生まれ、統一に十数年を費やした点にある。その間東海・近畿地方では信長の台頭が著しく、地方の大名たちは大きく水を開けられてしまったのである。この点から司馬は、頼朝、信長、秀吉、家康ともに天下に号令するためには東海道に生まれる必要があるという法則を示している。 なお元親は、中央政権に対して鋭い感覚を持っていた。本作での記述かどうか記憶は定かでないが、司馬は地方の大名で他にこのような感覚を持っていたのは大友宗麟ぐらいであるとも述べている。 元親は、信長に接触する際の窓口として明智光秀に接近した。しかし光秀は信長との関係が決して良好ではなく、これも不運であった。もとより信長には元親の領土や命を保証するつもりはなく、信長が四国征伐のために大坂に大軍を集結しているという情報を得たときの元親の絶望についてもよく描かれている。なお、この四国征伐は信長の死をもって中止され、元親は命拾いをした。 しかし結局は秀吉の軍門に降ることとなった。秀吉は基本的に人殺しが好きではなく、元親も比較的円満な合併のような形で臣従する形となった。 ただ、そこから親会社の小役人的社員の高圧的態度に悩まされる子会社社長の悲哀を味わうことになる。九州征伐の際の戸次川の戦いでは、仙石秀久の拙劣な作戦によって嫡男信親を失うことになる。元親の助言は聞き入れられなかった。これ以後元親は、政治はもとより人生に対する意欲を失っていく。晩年はお家騒動が発生したりしている。 戦国時代の隠れた名将ともいえる人物にスポットを当てた意欲作である。
長宗我部元親と妻の物語
長宗我部元親が,長宗我部家を相続してから,四国をほぼ統一するまでの話が,上巻です。 中央の歴史で言えば,織田信長が岐阜に進出した直後から本能寺の変の直前までの時代の話 です。 主人公は元親ですが,妻の「菜々」の視点での記述も多く,菜々と元親の会話や, 菜々の視点を使って元親を立体的に描いています。 菜々は,明智光秀の家老である斉藤利三の妹であるため,明智家の人々やその主家である織田 家の人々が自然な形で登場します。 四国の物語ではあるものの,四国に閉じた一地方の物語になってしまうのを防ぎ, 日本史の中に元親を位置づけて描くことに成功しています。 脇道にそれての講釈や蘊蓄話が多すぎることもなく,テンポ良く進んでゆきます。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ〈中〉 (角川文庫―スニーカー文庫)

[ 文庫 ]
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ〈中〉 (角川文庫―スニーカー文庫)

・富野 由悠季
【角川書店】
発売日: 1990-03
参考価格: 520 円(税込)
販売価格: 520 円(税込)
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ〈中〉 (角川文庫―スニーカー文庫)
富野 由悠季
カスタマー平均評価:  5
組織と個人
いよいよ核心に迫っていく展開。 ハサウェイとギギの身の上が語られる。 クエス亡き後にハサウェイを支えた少女ケリア。 その少女ケリアの身の上を救う為に英雄である父を優遇する 連邦に背を向けたハサウェイ。 しかしそのハサウェイも父の名によって組織にスカウトされたに過ぎない。 結局ケリアにも背を向けハサウェイはクエスが慕ったシャアと同じ道を歩む。 一方ギギはハサウェイを追う為にパトロンを捨て家を出る。 利用するのはケネスの居る連邦軍。 人は事を起こすのに組織が必要なのか? 組織に関わらなければ生きていけないのか? 一つ判る事は組織は個人を確実に利用するが個人を確実に幸せにする事はない。 ハサウェイもケネスも地球上に生きている全ての人々も 社会と組織の上で動く手駒にしか過ぎないのかもしれない。
リアリティ溢れる傑作
・宇宙世紀を描いた初代ガンダムの流れを正当に汲んでおり、その後の  ZやZZから宇宙世紀の他作との矛盾もなく自然に読むことができます。 ・逆襲のシャアのように不可思議のうちの終幕ではなく、リアリティのある悲劇で幕をとじています。 ・それでも躍動する命や人と組織のあり方、人と地球、宇宙のつながりなど思慮に富んだ作品だと思われます。
決定的な一冊。
「絶対アニメ化しない」という条件下で書かれた異色ガンダム外伝小説の二巻目。

この二巻で決定的に反地球連邦政府マフティー:ナビーユ:エリンと対マフティー専門キルケー部隊、どっちが「究極的」に勝つのか予想が付いてしまう。マフティーとケネス、器が違いすぎる。ギキの存在の重さと死んだら負けという事に気付かない様では戦争、紛争には勝てません。「死にたがってるのか…」しか思えなかった>マフティーの行動。

星五つ
マフティーとハサウェイ
「逆襲のシャア」以後、連邦軍大佐ブライト・ノアの息子ハサウェイとして、反地球連邦軍を指揮するマフティーとしての衝撃的な人生を描いた作品。

ぜひ読んでみて下さい。
マフティーとハサウェイ
「逆襲のシャア」以後、連邦軍大佐ブライト・ノアの息子ハサウェイとして、反地球連邦軍を指揮するマフティーとしての衝撃的な人生を描いた作品。


マネーロンダリング (幻冬舎文庫)

[ 文庫 ]
マネーロンダリング (幻冬舎文庫)

・橘 玲
【幻冬舎】
発売日: 2003-04
参考価格: 760 円(税込)
販売価格: 760 円(税込)
マネーロンダリング (幻冬舎文庫)
橘 玲
カスタマー平均評価:  4.5
最高のエンターテイメント
これほど時間を忘れて読みふけられる作品は久々であった。 内容はおそらく著者の実体験を踏まえたものなのか、随所に実際的で詳しい説明がされていて、またそれはそれで新鮮な知識として役に立つ。 何より自分がこれほど容易に同化できるとは驚きで、最後まで楽しかった。 星5つとしたいところだが、途中で不自然に展開した箇所があり、しかも不自然ゆえに先読みできてしまった点が少々不満で、ひとつ減点としたが、それは人によって感想は違うだろう。 総合的に大変すばらしい作品であるとお薦めできる。
驚愕の金融小説
香港、日本、そしてカリブ海のタックスヘイブン国が舞台の金融小説。驚愕の金融小説。 超詳細な合法マネーロンダリングの方法に加え、人間の愛と欲望が描かれていて、読者を興奮から離させません。 556Pの長編小説だが、あっという間に読了してしまった。
面白い、申し分なし。
橘玲氏の本は数多く読んでいるが、本当に面白い。ビジネス書籍類でもこの小説でも気に入りました。うまいところを指摘する面など氏の本は投資の面でも参考になる。そのくせ知識をひけらかすようなイヤミの全くない氏の本はとうとうほとんど買ってしまった。氏はインテリジェントだがざっくばらんな人間性の良さも伝わってくる。マネーロンダリングは小説式だがまさにそう、そうすればいいのだと思わずにいられかった。小説として読んでも悪くない。退屈しなかった。氏の本は今後も楽しみにしようと思う。
とりあえず、橘玲は、小説を書くべきでない
小説なので、役立つ必要も、実際に存在する必要もないのですが、 マネーロンダリングの具体的な方法や、いろいろなテクニックを書いていて初めて、 橘玲のもともとのファンは、リアリティを感じて納得するのではないでしょうか。 そういうリアリティはないですので、氏のもともとの読者向きではないといえます。 ただ、一般の読者には、そんなこと長々と書いては興ざめなのでしょう。 一般の読者が読むと「マネーロンダリングという凄いものが世の中にあるんだなー」 と感心するでしょうが、 氏のファンが読むと、「突っ込みが甘い。もっと手口も含めてリアリティがたりない」 と思われるのではないでしょうか。
金融ビジネスの危うさ
小説という形ではあるが、そこには 筆者の金融の豊富な知識がちりばめられており、勉強にもなったし、面白かった。 金融ビジネスにはモノとカネのやりとりではない、一種不思議な商取引の 危うさ、難しさ、そして魅力があります。 近々始まるであろうCO2排出権ビジネスもそうですが、実態のないものの 取引に翻弄される人間のあさましさを感じました。 小説としてちょっと物足りなかったのは麗子の人物描写がタンパクで、 ただ美しいとしか書いてないのでうまくイメージできませんでした。

『空海の風景』を旅する (中公文庫)

[ 文庫 ]
『空海の風景』を旅する (中公文庫)

・NHK取材班
【中央公論新社】
発売日: 2005-08-26
参考価格: 720 円(税込)
販売価格: 720 円(税込)
『空海の風景』を旅する (中公文庫)
NHK取材班
カスタマー平均評価:  5
「空海の風景」の理解の一助となり、ともに、楽しめる1冊です
本書のタイトル通り、司馬遼太郎氏の著作「空海の風景」にゆかりのある土地である讃岐、奈良、室戸岬、長安、博多、東寺、高野山等を訪ね、空海も見、聞いたであろう風景を通して、空海に迫ろうとするドキュメント番組を出版化したものです。嬉しいのは、まさに、司馬氏が執筆にあたり訪ねたであろう土地を、家に居ながらにして、追体験できること。若干ですが、モノクロ写真も掲載されており、空海の風景の理解の一助になります。 思えば、信仰心もない私が、会社の研修で高野山にたまたま行ったのがきっかけで、「街道をゆく」の高野山みち、「空海の風景」そして、本書と訪ね歩いてしまいました。やはり、空海というのは、宗教家としてはもちろん、人間としても、それだけ魅力に溢れた人なんだろうなあと思いました。また、これらの本を再読したいと思います。
空海の現代における意味を考える
 司馬遼太郎が1970年代に発表した作品『空海の風景』をあらためてひもとき、映像として取材し記録し直そうとしたものである。2001年9月からNHK番組の企画がスタートしたという。  活字原作をもとにしたドキュメンタリー映像作品は原作をなぞっていけばいいという安易なものではなく、かえって独自取材によるドキュメンタリー番組より厄介とも言える。しかし、今だからこそ司馬遼太郎の視点で捉えようとしたのである。 「空海はながい日本歴史のなかで、国家や民族という些々たる特殊性から脱けだして、人間もしくは人類という普遍的世界に入りえた数すくないひとりであったといえる」(『空海の風景』十三)そういう空海を天才と呼ぶ司馬遼太郎である。  この長編の冒頭は、空海の生誕地、讃岐(香川県)である。想像し難い遠い過去を描くのに、現代(1970年代)から「外光」を当てようとした。讃岐には池が多い。その多くは空海が掘ったという。善通寺境内にそびえる大楠。樹齢1200年と言われね幼き日の空海が植えたとも、登って遊んだとも伝えられる。  その後、奈良、室戸、福建、長安、博多、東寺、高野山…。司馬遼太郎の最高傑作の舞台を訪ね、その思索の跡を導きとして「人類普遍の天才」空海の現代における意味を考える(雅)
真言宗の入門としても
 50分2回のドキュメントを作るのに、ここまで調べてるとは流石にNHKだと感心しました。

 空海の生涯、真言密教の正統後継者になった経緯、最澄との関係、それに現在も息づいている真言宗の教えについてハラハラドキドキしながら一気に読んでしまいました。巻末の参考文献の冊数にも圧倒されます。

 圧巻は、真言密教の教えにまで深く立ち入って解説している事です。私は真言宗なのですが、ここまで深くは知りませんでした。

 司馬遼太郎の「空海の風景」よりも数段読みやすいです。
司馬「空海の風景」理解に役立つ
 
NHKスペシャルの取材記録。
私自身はこの番組を見逃してしまったのですが、
それでも本書は十分楽しめます。

なぜ司馬遼太郎は「空海の風景」を書いたのか、
そして作品の中で何を訴えたかったのか、
理解するのに大変役立った。

本書の最後に登場する、
東北のおばあちゃんの話
(弘法大師は東北へ行かなかったのに
自分の村に来たと信じている)
には、涙が出そうになりました。

また、弘法大師が唐へ上陸した場所では
弘法大師が熱心に信仰されていること、
そして弘法大師帰国後、中国では密教が
絶えてしまったことなど、勉強になりました。
 


殺人現場は雲の上 (光文社文庫)

[ 文庫 ]
殺人現場は雲の上 (光文社文庫)

・東野 圭吾
【光文社】
発売日: 1992-08
参考価格: 460 円(税込)
販売価格: 460 円(税込)
殺人現場は雲の上 (光文社文庫)
東野 圭吾
カスタマー平均評価:  3.5
「旅は道連れ?」の結末だけ納得できず
本作は、著者の姉の職業に触発されたという、 凸凹フライト・アテンダント・コンビの探偵物語です。 系統としては、「浪花少年探偵団」に類似した、ユーモア路線です。 ちなみに、終章の「狙われたエー子」の幕切れは実に爽やかであると同時に、 「しのぶセンセにサヨナラ」(講談社文庫)をほうふつとさせます。 飛行機や空港を舞台にした事件。 刑事の捜査に首を突っ込まずにはいられないのが、 エリートのエー子とおっちょこちょいのビー子の、凸凹コンビ。 特に、東大中退!のエー子の推理が冴え渡ります。 ただし、「忘れ物に御注意ください」のオチがキツメなのと、 タイトルに掲げた「旅は道連れミステリアス」のオチが被害者に酷なのが、 個人的に減点対象となってしまいました。 近年、著者がこの手の作品を書かれなくなったのが残念。復活を期待したいです。
東野圭吾のミステリーとしては物足りないかな
 東大中退の才色兼備・早瀬英子(通称エー子)と入試から面接までギリギリのボーダーラインで通過し、訓練学校の成績はビリだった・藤真美子(通称ビー子)の二人のスチュワーデスが巻き込まれる様々な事件を、絶妙なコンビネーションで解決していきます。(ほとんどがエー子が解決するのですが・・・)   トリックがそんなに難しいものではないので、難解なトリックを期待して読むとがっかりするかもしれません。 ほかの方のレビューにもありますが、軽く読めるという感じです。
暇つぶしにどうぞ
某局で放映されているスチュワーデス刑事のように軽い読み物のような気がします。主人公は、成績優秀なエー子とちょっととぼけたビー子である。性格は、対照的で、凸凹コンビとして、いろいろな事件を解決することになる。まあ、気軽に読めるかなという印象ですね。
お気楽ミステリ
航空会社のスチュワーデスを務める通称エー子とビー子を主人公にした連作短編集です。東野圭吾の姉がスチュワーデスなのだそうで、彼女から仕入れた逸話を膨らませて事件を作ったのだそうです。『ウインクで乾杯』『浪花少年探偵団』の系統に連なるお気楽なシリーズなので、彼のシリアスな作品が好きな人には向かないかも知れませんが、彼はこういう作品を書かせてもじつにうまいと思います。 残念なのは250ページ程度しかない薄めの作品集であることです。『浪花少年探偵団』もそうでしたが、読み終わった後にもっと読んでいたいという気持ちに駆られます。但し、国内線を舞台にしたこの作品は、国内線での旅行中に読むのにちょうど良い長さに意図的に設定されているという気もします。
一緒に謎解きをしよう!
7つの事件。エー子とビー子の二人がどたばたしながら、事件を解決に導いていく。この二人の会話が絶妙で面白い。扱う事件も、後味の悪いものではない。肩ひじ張らずに、気楽な気持ちで楽しめる作品。読みながら一緒に謎解きをしてみてはいかが?

これが私の優しさです―谷川俊太郎詩集 (集英社文庫)

[ 文庫 ]
これが私の優しさです―谷川俊太郎詩集 (集英社文庫)

・谷川 俊太郎
【集英社】
発売日: 1993-01
参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
これが私の優しさです―谷川俊太郎詩集 (集英社文庫)
谷川 俊太郎
カスタマー平均評価:  4.5
やさしいか?本当に・・優しいか?
優しさって何でしょうか?言葉の優しさって何でしょう?柔らかい声でしょうか?甘い囁きでしょうか?温かい真実の心でしょうか?そして男の子の優しさって何だろう?谷川俊太郎って本当に男の子です。いつも男の子でいよう。男の子なんだ。そうだ!僕は男の子で一生終わってやる!そんな決意をした詩人です。 男の子には辛い悲しい事が一杯ある。それを詩にして笑ってやる。泣いても涙なんか流さない。悔しくても、苦しくても、ひとりぼっちでもゼッタイ男の子は負けないんだ。「宇宙はどんどん膨らんでゆく。それ故みんなは不安である。二十億光年の孤独に、僕は思わずくしゃみをした。」 我男の子故に我あり。男の子はくしゃみをする孤独である。谷川俊太郎の無垢で光輝く新鮮な言葉と背筋が凍るような純粋さが、この詩集をただの文庫本から空に羽ばたく白い鳩のように高く、海を旅する白い帆を風に靡かせた一人乗りのヨットのように遠く漕ぎ出し、あなたの心に深く静かに、そして鮮やかな記憶と映像を残してくれます。
・∀・)ふんふん
「これが私の優しさです」

・・・・タイトルがいい。
この一節だけで谷川の詩の世界が体感できる。
「夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった」もおすすめ。
詩の世界への入口
詩の素人の自分が初めて手にした本でした。休暇を取って、山奥の温泉に行った時に読みました。なにもない自然の中での時間を至福なものにしてくれました。
優しさと孤独と
 好きな初期の作品が、収録されているのに引かれて購入しました。谷川氏の言葉の端々に溢れる透明感がとても好きです。人や動物、自然、物に注がれる優しい視線とともに、人はそれでも独りという厳しさ。優しさの底に湛えられている悲しみや寂しさ、それがあるからこそ優しくなれることを改めて感じます。

 最近CMにも使用された「朝のリレー」は、電車で宙吊り広告になっていたのに目を奪われ、後から谷川氏の作品と知りましたが、収録されていて得した気分です。
優しく在りたいひとへ
誰かに優しくしてもらいたい時、この本と出会いました。読後、胸に暖かなものが残って、誰かに優しくしたいと思いました。癒すとか癒されるということではなく、自分自身が優しく在るための言葉たちです。


パン屋再襲撃 (文春文庫)

[ 文庫 ]
パン屋再襲撃 (文春文庫)

・村上 春樹
【文藝春秋】
発売日: 1989-04
参考価格: 450 円(税込)
販売価格: 450 円(税込)
パン屋再襲撃 (文春文庫)
村上 春樹
カスタマー平均評価:  4
何といっても「ファミリーアフェア」
何といっても「ファミリーアフェア」でしょう。1985年の刊行ですので、バブル(1986年?)前夜のどことなく抜けた雰囲気、シリアスにならない都会的なタッチ、それでいて家族間のそこなかとない親愛と目線を高くしない主人公の自省の感もあって、大いに憧れたものです。80年中期にはこうしたキャラが時代の雰囲気だったし、社会的にもアクセプトされたのだと思います。 かなり気障ですが主人公のセリフや描写に思わずニヤリとさせられる作者の技量は流石だと思います。恐らく、このストーリーは映像化してもあまりその魅力の本質は伝わりにくいのではないでしょうか。文章であるが故に伝わるものがある、非常に技巧性の高い作品だと思います。 村上氏自身が言うところのドライブが利いた短編小説の秀作。1993年Knopf 社で編集、出版された短篇選集『The Elephant Vanishes』(2005年、「象の消滅」 短篇選集 1980-1991として日本でも発売)にも短編代表作のひとつとして収録されています。
村上春樹はこんなに詰まらなかったのか、と一寸、驚いている。
トレーディングの方は完全自動化に移行しつつあるので、本ばかり読んでいるが、 この短編集は、記憶では今回初めて読むものだと思う。しかし、爆笑の太田光に 触発されてヴォネガットの『タイタンの妖女』を途中まで読んだだけでレヴューを 送ってくるいい加減な連中と、同様、私も2編を読んだだけである。 少なくとも、今の所は。 『パン屋再襲撃』は、押井守の『立ち食い師列伝』に影響を与えたところ 大である事は大方の人の知る所だと思う。「食う」と言う行為が 「飢えを満たす」事と密接にリンクしていた時代が終わろうとしていた1985年の 日本を象徴しているかの様な作品。この後、「飽食の時代」と言うよりも 「グルメの時代」に為っていく訳だが作品で描かれているのは、「暴食の一夜」である。 正確には「暴食」へと駆り立てる「暴力性」と言っても良いかも知れないし、 バブル期の「狂熱」の先鞭とも読み取れる。「呪い」を払拭して「無気力」と 「怠惰」をブレイクスルーするものが、アナーキーな「暴力性」とも言えるか。 1980年代当時のオブローモフが、彼の妻の「オーヴァー・ドライヴする欲望」に 付き合わされて引きずり回される話とも、読める。バブル期の女性の行動パターンが 既にこの時点で、主人公の妻に其の儘、表れている感がある。 『象の消滅』は、象と初老の飼育係が「異界」へと姿を消してしまう話。 やはり、1985年の作品だが、数年後に書かれた諸星大二郎『妖怪ハンター』の 『異界の客人』を髣髴とさせる。個人的には、稗田礼二郎のシリーズでは この『異界の』が最も好きだが、『象』の主人公は「便宜的な此の世」に残って 日常をやり過ごし、唯、時が流れ季節が移り行く様を表して、本編は 終わる。日本的無常観を書き表した作品として読むと、「時の流れの無常」と言った 陳腐な事、この上ない一品に為ってしまう。この作品で「異界」を垣間見せる程度でも 良いから、描いて見せて欲しかったものである。若しかしたら、諸星大二郎も押井守同様、 本編にインスパイアされて、『異界の客人』を描いたのかも知れない。 『ファミリー・アフェア』は、私の知る限りでは、村上作品の中で最も阿呆臭い一作。 「やれやれと僕は思った」と言う決まり文句が頻発するので、村上春樹作品の語り手は 冗長的で自分の事ばかり一人称でダラダラ語りすぎると言うイメージは 恐らく、この作品によって定着して仕舞ったと言えよう。 They are what they are. 他人の人生の事は自分には関係ないと考えて生きている主人公は 成り行き上、血の繋がった妹と暮らしている。5年間も、である。 「家」「血縁」「血族」が片方にありながら、其れを断ち切る事無く 「個人主義」に徹しようとする「滑稽なる1985年のオブローモフ」の 姿。こういう人間は、「やれやれ」所ではなく、もっと死ぬほど「ウンザリするぜ!!」と 言う生活を5?7年位送った方が、本当の個人主義が身に付くし、一人で 生活しなくては駄目である。そうなって初めて、孤独が「通常状態」の 人生を「謳歌・享受」出来るのだ。しかし、実に「くだらねー!」一作だ。 世代論的に言えば、85年の時点で27歳の主人公は、1958年生まれか、 1957年生まれである。旧人類と新人類との境界線上の世代だが、 如何にも、「駄目なタイプの新人類モドキ」のカリカチュアの姿を 具現化している。『駄目になった王国』に倣って言えば、『最初から 駄目だったし、王国にすらならなかった、共同体だか何だか 判らない様な、有象無象の集合体』と言うべき「人生」、或いは そう言う「生き方」。昨今の社会状況を鑑みると、「烏合の衆」と言うより 「学級崩壊」的な人生、と言えよう。 『双子と沈んだ大陸』について。『ファミリー』が「楽園の向こう側」なのに 対して「楽園の此方側」の情景から始まる。キヨサキ風に言えば、『ファミリー』の 「僕」がEクワドラント、『双子と』の「僕」はBクワドラントに属する。 しかし、笠原メイと一緒にオフィスを出た後、例に拠って例の如く 「一人称のグダグダ」が始まる。正確にはメイと分かれた後、より顕著に なり、何度か訪れた事のある小さなバーでバーボンを飲み始めると 完全に「酔っ払いの戯言」。「やれやれと僕は思った」が、この時点で登場。 本書に収録されている先の三作の時代背景が1985年と言えるが、 本作は二部構成になっていて、1974年と、その3年後。 1977年の11月の時点で「僕」が語る夢がポーの『黒猫』を 思い出させる。4部作との「不吉なリンケイジ」を暗示している。 字数制限があるので他は一括してレヴュー。『ローマ帝国』は冷風ドライヤーの 風の様にドライな作品なのに対して『ねじまき鳥』は女性の胎内の様に ウェット。前者の媚薬の象徴が「牡蠣鍋」と言う日本的日常に密着した メタファ。それ程エッチではない。後者で繰り返し登場する「女達」が 「僕」の人生をどこかで狂わせた「死角」が自分自身の頭の中ではなく、 「女の中のどこか」である事を暗示する。 更に、続きのレヴューは、気が向いた時に、また書く「予定」である。
不思議さん
村上春樹氏の初期の短編集。 比喩が上手な村上さんの作品に対しては 陳腐でチープな表現かもしれませんが 相変わらず 不思議過ぎます。 なんていうか およその常人には行き着かないであろう方向に物語が進むのです。 それがたまらなく好きなのですが。
「わからないものはわからない。」でいいという人生。
「ねじまき鳥クロニクル」のプロトタイプが収録されている。「パン屋再襲撃」はボリスと中尉の挿話の原型。人が人に呪いをかけて、無気力人間にしてしまう話。但し喜劇調。呪いとは、人のアイデンティティーや自己像、自分という「物語」を修復不能なまでに粉々にしてしまうこと。 「ねじまき鳥と火曜日の女たち」はクロニクルと似た話だが、問題を抱えているのは奥さんではなくむしろ旦那のほうだろう。「風の歌を聴け」4部作の主人公と同じく1970年代版オブローモフのような「余計者」。世界に何の意味も脈絡も見出せず、したがって何もやる気が出ない。 「象の消滅」は猫や主人公がパラレルワールドに入り込む挿話の原型だろうか?一種の奇蹟譚。奇蹟体験で人生の「無」意義に目覚める。世界の全く了解不能の「不条理性」(p11)に接して、世界と人生の意味を完全に喪失し女の子と付き合う気力も失せてしまう。「ファミリー・アフェア」は婚約者を義理の兄が嫌う。またクロニクルの主人公同様どこか無気力で「人と人とがぶつかり合う本当の大人の生活」から逃げている。「双子と」は「ピンボール」の続篇。主人公はリアリティーと自明性と意味の欠落した対象喪失型の悲哀感のなかで、世界から疎隔され続ける。双子は「閉じ込められる」。笠原メイ登場。「ローマ帝国」は満州国崩壊に該当するのか、な?日常生活も世界史的事件も主人公にとっては同じように無価値でどうでもいい。世界の「便宜性」に合わせる生き方、感じ方の探求?ともいえる。 4部作とクロニクルをリンクさせる作品集。
質の高い短編集
カンガルー日和が短編集だとすれば、パン屋再襲撃は中編集と位置づけられそうです。 どの編も完成度が高く、読み終わった後に充実感を感じます。 そう言う意味では彼の長編著書が好きな方でも十分満足できる作品となっているでしょう。 また、「双子と沈んだ大陸」は村上春樹の"僕”シリーズの長編4作品に関わる短編作品となっていますし、 「ねじまき鳥と火曜日の女たち」は題目通り“ねじまき鳥クロニクル”に関わる短編作品となっており、 彼の長編作品を読んだ人にとっても興味深い作品となっています。 もちろん、彼の本を読んだことの無い人でも、彼の魅力を感じるには十二分な作品であることは 間違いないでしょう。 作中には"ワタナベノボル”や”笠原メイ”も登場するので、彼のファンにはたまらない一冊です。

たいした問題じゃないが―イギリス・コラム傑作選 (岩波文庫)

[ 文庫 ]
たいした問題じゃないが―イギリス・コラム傑作選 (岩波文庫)

【岩波書店】
発売日: 2009-04-16
参考価格: 630 円(税込)
販売価格: 630 円(税込)
たいした問題じゃないが―イギリス・コラム傑作選 (岩波文庫)
 
カスタマー平均評価:  4.5
平談俗話のなかに人間観察が光る、これぞエッセイの醍醐味!
 20世紀初頭の英国で活躍したガードナー、ルーカス、リンド、ミルンの4人の名エッセイストの肩の凝らない選集です。全32篇。四者四様の発想の違いと文章の芸を味わうことができる。しばしば「イギリス流のユーモアと皮肉」などと十把ひとからげに形容されますが、本書はおそらく、その恰好のサンプルをわかりやすく提示しているといえるでしょう。  かつて受験勉強のときに原仙作著『英文標準問題精講』(旺文社)のお世話になったことがある私のような世代には、なつかしい書き手ばかり。あの頃は内容をきちんと理解する余裕がなくて、おもしろくもなんともなかった文章ですが、いまじっくりと読んでみると、意外にも機知と諧謔に富んでいて含蓄があることに気づかされる。  とりわけ、わが国では『くまのプーさん』と『赤い館の秘密』の作者として知られているA・A・ミルンの才気煥発ぶりが、私の大のお気に入り。  英文を和訳する際にユーモアと風刺の微妙なくすぐりを的確に表現することは、なかなか骨の折れる作業ですが、さすが行方昭夫先生だけあってお上手に訳しておられます。安定感のある瀟洒な訳文。私には大いに参考になりました。  いきなり、こういう翻訳書が登場することがあるから、岩波文庫の毎月の新刊は隅に置けないですね。滋味深くて愉快な一冊。特に、おとなの読者のみなさんにおすすめしたいと思います。
ある年齢以上の人たちにとってはとても懐かしいのかも
二十世紀初頭にイギリス活躍した四人のコラムニストのコラム選。 題名の「たいした問題じゃないが(Not that It Matters)」はミルンのエッセイ集の題名より採ったとのこと。 ・ガードナー(A.Gardiner)7編  バスの車掌さんのサービスに感激した話は、ボブ・グリーンが書いた長距離バスの運転手の話を彷彿とさせた ・ルーカス(E.Lucas) 8編  bakerとbankarの一時違いの誤植でまきおこった話 ・リンド(R.Lynd) 9編  このコラムで驚いたのは、スーツに切符用のポケットがあったらしいってこと ・ミルン(A.Miline) 8編 彼らコラムニストの黄金時代は二十世紀初頭から両大戦間ぐらいまでで、第二次大戦後はなぜか急速に人気を失ったそうな。今日ではミルンだけが「クマのプーさん」の作者として名を残してるぐらい。 で、日本の英文学界では、彼らは本国以上に人気があったそうで、旧制高校や新制大学での英語テキストとしてよく使われていたそうな。 「天声人語」が類似なものとして挙げられてたけど、もしかしたら初代の執筆者達は、旧制高校時代にこれらのエッセイを読み、これらのエッセイから影響を受けたのかもしれないけど、その後の、現在の「天声人語」はこれらとはかけ離れたレベルとなっていると思うんですが・・・
余裕ある時代の余裕ある文学の好訳
ジェイムズやモームの読みやすい翻訳で定評のある行方氏による、英国20世紀のエッセー の訳。ガードナー、ルーカス、リンド、ミルンのエッセーは、日本では大学受験から教養課程の英語の素材としてかなりの時期読まれた。英語授業の実用化が求められる中、ほとんど 読まれなくなってしまったけれど、試しに現在の学生さんに読ませてみると結構面白がるようだ。余裕ある時代の余裕ある文学の良さがかれらのエッセーにはあり、その良さが行方訳で巧みに伝わってくる。かつて四人のエッセイストの作品を読んだ方々にも、また四人の名前も聞いたことがない若い世代の人々にも、是非薦めたい。

ゼロの使い魔(2) 風のアルビオン (MF文庫)

[ 文庫 ]
ゼロの使い魔(2) 風のアルビオン (MF文庫)

・ヤマグチ ノボル
【メディアファクトリー】
発売日: 2004-09-25
参考価格: 609 円(税込)
販売価格: 609 円(税込)
ゼロの使い魔(2) 風のアルビオン (MF文庫)
ヤマグチ ノボル
兎塚 エイジ
カスタマー平均評価:  4
さすがに面白すぎるな
MFの看板作品で、ラノベ界ではおそらく禁書などを上回るはず。 世界観が壮大で面白いので、5回も6回も読めてしまいます。その度に新しい発見が出来るし感動する場面が続出する。 爽快に読めて感動・笑いを切らない文章力はかなり魅力。想像領域に結びつきやすいんですね。動きのない他のラノベ文章と違い、文学的要素はほぼすべて省いてあります。 キャラは完璧、ストーリー構成は桁違いに高く、発想もおそらく最高クラス。ありがちなものとは一線を画す。ものすごい伏線が影で動いているような雰囲気が読めば読むほど見えてくる。アルビオン戦が主題ですが、感動が止まらない。前半はこっけいで面白い。ここまで純粋に話を運ぶ著者のサービスもかなり良い。 文章は叩かれるけど、ラノベってそんなもんだろ? と割り切っている自分は問題なかった。むしろ感動も笑いも断ち切らないスクリーン的文章力は他の作品以上に魅力を覚える。 とにかくひたすら面白い。ラノベでここまで面白いのはほとんどない。
作者成長に期待
2巻でも「・・・と思った」顕在、やめてほしい。文章がだめでも買ってしまったのはやはりストーリー構成がわかり易く没頭して行きやすいからだろう。テレビドラマと言う感じにサクサクストーリーが進展して行き次々と読みたくなってくる。そうまでファンタジーの世界に引き込んでくれるにもかかわらず文章がだめな所が口惜しい。因みに感情移入は難しい。
憧れと現実
才人に好感のようなものを感じながらも、素直になれないルイズ。そして、ルイズに惹かれながらも、他の女性たちに眼や心がふらふらする才人。そんな二人の下に、トリステインの王女アンリエッタが訪れ、隣国アルビオンの王子から、手紙を返してもらって欲しいと打ち明ける。王女の護衛であり、ルイズの婚約者であるワルドやキュルケ、タバサたちとともに戦地であるアルビオンへ旅立つのだが... 昔あこがれたワルドが、自ら婚約者と名乗って現れボーっとなるルイズと、生まれ、育ち、強さなどなど全てにおいてワルドに劣等感を感じさせられる才人。憧れの存在と今現実に気になる異性の間で揺れるルイズの感情の揺れ動きがいい。プライドが高くて潔癖系の彼女ならこうでなくちゃとうなずける展開。今後も楽しみ。
男の子はいつだって、女の子を守るヒーローでありたい!!
「ああ!顔見ていると、どきどきすんだよね!理由なんかどうだっていい!だからルイズは俺が守る!」さっき、よしながふみさんの『大奥』の2巻を読んだんだけれども、あのような、ジェンダーの倒錯や変換を超えた傑作を読むと、こういうのはシンプルだよなーと思ってしまう。けど、、 シンプルはいつだって骨太で強いものなのだ!ということも、忘れてはならないなーと思う。僕たち男の子は、いつでも英雄になりたいんだ。英雄は、大きくいって、@世界そのものを救うか、A自分愛する女の子を守るのどっちかでしかない。理由???そんなのドキドキするからにきまっているじゃないですか(笑)。男性の生きる理由は、世界を救うか、愛する家族を守るかどっちかでしかないもんですよ、シンプルに考えるとね。馬鹿みたいに苦しい仕事や日常を行きぬけるのも我慢できるのも、愛する人の笑顔があるからですよ。まぁ、この愛するものを守るって感情と、前回書いた佐藤優氏のような国益・・・・マクロの次元や使命に仕えるってのは、常に相反するんだよね。中世の個人がまだ個人でありえた時代が、ファンタジーモノの舞台になるのは、この個を守るという行為と、全を守るということを、たった一人が抱え込む可能性が一番わかりやすく描き出せるからなんだよなー。ルイズを守るってのは、トリステインという国家を守ると同義といってもかまわないもんね。・・・・・・・最近、何を見ても、絶対領域・・・とわが家では、素早いツッコミがはいります。
人気シリーズ第二巻!
 今や流行語になりつつある「ツンデレ」が、色濃く表れている人気ファンタジーシリーズ第二巻!  前作から引き続きツンデレヒロイン、ルイズに振り回される主人公サイトの前に、ルイズの婚約者ワルド子爵が現れる。    この突如現れた、恋のライバルに戸惑うサイトの様子は注目です。    ヒロインの婚約者が登場という展開はよくあり、今さらと思う方が多いと思います。  ですが、決してベタベタでつまらない内容ではなく、物語の流れにうまく乗せて書かれていますから、楽しんで読むことができます。  さらに本編では、アクションの場面が非常に強く描かれていて、RPGやゲームの戦闘シーンが好きな方は、特に入れ込んで楽しむことができます。  そして本作は、ギャグやラブコメの要素が強いのですが、二巻は全シリーズを通して見ると少なく思えます。  一巻目と同じ乗りで読むと、若干の違和感を感じるかもしれません。    

マクベス (新潮文庫)

[ 文庫 ]
マクベス (新潮文庫)

・シェイクスピア
【新潮社】
発売日: 1969-08
参考価格: 380 円(税込)
販売価格: 380 円(税込)
マクベス (新潮文庫)
シェイクスピア
カスタマー平均評価:  4.5
マクベス夫人のモデルは誰なのか?・・・シェイクスピアの深遠策謀な反骨
この本の素晴らしさは他のレビュアーの方が書かれていますので 個人的に疑問に思っている事を書きます。 この本のあとがきではマクベスはシェイクスピアがジェームス1世(元々スコットランド国王 ジェームズ6世、エリザベス1世死後イングランド国王も兼ねる)のおべっかの為に 作られたと推測されているのですが果たしてそうなのでしょうか? 確かにスチュアート王朝の始祖バンクオーも出てくるのですが あっけなく死んでしまいます。 普通なら将軍バンクオー(実は伝説の人物)の話の方が題材として妥当だと思うのですが。 実は「マクベス」はスチュアート家礼賛と見せかけてシェイクスピアが ジェームズ1世を出し抜いた作品じゃなかったかと最近思えてきました。 マクベスの奥さん…マクベス夫人は夫をけしかけ王を殺させて王位を簒奪させる。 このマクベス夫人に良く似ているのがジェームズ王の母親メアリ・スチュアートなのです。 生まれながらの女王メアリは側近を殺された恨みから夫を情夫のボズウェルに殺させ 彼を王位につけさせた。―そしてスコットランド内乱で敗北しイングランドに亡命、 エリザベスによって幽閉させられた後はエリザベス暗殺計画に加担した罪で処刑されています。 一連のメアリ事件の事実は違ったのではないかと近年の歴史家は言っていますが あの当時のヨーロッパでは紛れも無い出来事なのです。 エリザベス女王はイングランド女王として国民の絶大な人気を博していました。 その後継者ジェームズはスキャンダラスなスコットランド女王で エリザベス暗殺を企んだメアリの息子なのです。 イングランド国民として面白いわけがありません。 国王礼賛に見せかけてシェイクスピアは後ろで舌を出すようなドラマ「マクベス」を作り 溜飲を下げたのでしょうか? 少なくともマクベスを観たジェームズ王はマクベス夫人を見て 自分の母親の姿を思い浮かべ忸怩したのではないかと思います…それほど似ている。 そう思って読むと第四幕第三場の “地獄のようなスコットランドと天国のようなイングランド”も シェイクスピアの痛烈な嫌味に思えてきます。 と、まあ色々推測を書きましたが マクベス自体は予備知識なくても十分楽しめます。 でもスコットランド史とイングランド史を調べて読むとより面白く赴き深く楽しめます。 (実際のマクベスは良い王様だったそうですが) 裏切りと謀略が日常茶飯事の世界・・・。
名著というけどほんと暗い
読むと気分がめいる。 言葉のいいまわしはかっこいいです。
シェイクスピアをはじめて読んだ
シェイクスピアの作品をちゃんと通して読んだのは始めてだ。 三魔女のそそのかしに逆らえないマクベスの弱さが生む簒奪劇。 王権を手にしつつ自分が殺したダンカン王や同僚の武将バンクォーの死霊に悩まされる。 三魔女の存在が暗示するものは、マクベスの野心という名の内なる力と、自分の力ではどうすることもできない運命という外的な力の二つがあるような気がする。 内からも外からも誘惑に負けやすい人間というものをよくあらわしている物語だ。 読み物としては、難解でもなく、テンポもいい。セリフ回しも歯切れがよくて舞台にかけるにはピッタリだ。 むしろ解説の方が難解に感じた。 まぁ、言ってることはなんとなくわかるけど。 とにかく「ハムレット」が対比に使われている。 そうか、そのうちハムレットも読んでみることにしよう。
きれいはきたない。きたないはきれい。
マクベス。魔女の予言。誰もかれもがマクベスにその手を汚せとささやく。 「きれいはきたない。きたないはきれい」という魔女のなぞの言葉・・・・。 それは完全無欠な人生を歩むには、邪魔者を殺しその手を汚すしかなく、 その手を汚したくなければ完全無欠な人生など歩めはしない(王にはなれない)という強迫なのだ。 それがマクベスの鍵となる文句。その強迫に操られてマクベスは死ぬ。
人間の本質と弱さを突く
シェイクスピアの作品は、実際の演劇を見てから読むに限る。舞台での台詞のテンポと臨場感を一度経験しておくと、文学として読む作品に生命が宿る感覚を覚える。 どの作品もそうだが、マクベスも、シェイクスピアの人間の本質と弱さをシニカルに描いた作品と言うべきだろう。無闇に人生訓のようなものを導き出すのは良くないが、やはりどうしても、シニカルな視線の中に、学び取らねばならないものを感じてしまう。この作品では、魔女の囁きにそそのかれ、独善的となり、高揚した主人公が、冷静さを失ったゆえに、結局は身の破滅を導く、というストーリー。治世というレベルでなくとも、あらゆる人生の場面で、こんなことはあるものだ。 それにしても、やはりシェイクスピアの詩のような言い回し、巧みな比喩には、美しさを覚える。このような美しさ、それも”冷徹な美しさ”こそ、天才のなさる業だろう。

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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク