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[ 文庫 ]
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月の影 影の海〈上〉 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート
・小野 不由美
【講談社】
発売日: 1992-06
参考価格: 557 円(税込)
販売価格: 557 円(税込)
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・小野 不由美
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カスタマー平均評価: 4.5
上巻は読んでいて少し辛い 十二国記シリーズ第一作目。蓬莱にいた景王陽子が慶国に戻るまでの話。
上巻は陽子が異世界に連れてこられるところからはじまる。景麒につれてこられた異世界で一人孤独に異形の魔物と戦う様はなんとも痛ましかった。妖魔に追われ疲労し人に助けを求めても裏切られ、どんどん誰も信じられなくなっていく陽子を見るのはとても辛い。陽子に付きまとい惑わす猿も陽子をどんどんと追い詰めていき上巻は本当に読んでいるのが辛くなる。上巻では陽子は徹底的に打ちのめされている。
変わって下巻では陽子が旅の途中で出会う楽俊が陽子を救う。人を完全に信じることができなくなった陽子は楽俊をはじめは信頼できなかったが、徐々に心を許していく。楽俊の存在が陽子を救っていくのだが、楽俊のものの考え方は読んでいて勉強になった。
「前略・・・だから信じてもらえりゃ嬉しいし、信じてもらえなかったら寂しい。それはおいらの問題。おいらを信じるのも信じないのも陽子の勝手だ。おいらを信じて陽子は得をするかも知れねえし、損をするかもしれねえ、けどそれは陽子の問題だな」
この台詞の前後を読むと、楽俊という人物がとてもすごいと思う。こんな考え方をできる人なんてそういないだろう。
その後陽子たちは雁国に渡り延王に会うそこで陽子は慶国の王になることを考え始める。
下巻では楽俊が非常にためになることをよく言うので、大げさな話だが人生を生きるうえで必ず役に立つと思う。ちなみに楽俊は十二国記を読む上で必須となる知識もよく語るのでよく読んでおくとシリーズを読む上で非常に役に立つ。
十二国記を読むとよく思うのは国とはなんなのかということ。国の代表は国民を大切に守らなければならないのに実際はそうも行かない様子。世の政治家には十二国記を読んで国とはなんなのかをよく考えてもらいたい。
素晴らしい! 彩雲国と一緒に友達に勧められました。
こちらは素晴らしいです。
上巻であまりの重さに辛くはなりましたが、
それでも物語の深さにはまって読み続けました。
そして下巻にかけての展開で、私は泣いてしまいました。
今出ているシリーズ全て買うことに決めました。
私は大人よりも子供達に読んでもらいたいと思います。
今を生きるヒントを与えてくれる作品だと思いました。
命を棄てる程の絶望 この巻は主人公が生きる事を諦める程の絶望を味わいます。 その容赦の無さには脱帽です。 次巻では漸く少しずつ成長していく主人公を感じることができます。 諦めずに次巻も読んで下さい。 きっと大切な何かに気付かさせてくれる筈。 購入して2カ月で5回は読みました。 現在のCG技術が有れば映画化しても良い作品として世に残せると思える程、良い作品です。
ありじごく 活字から離れていたので、ふと思い立って購入。
読み終えて全シリーズ注文しました。
今は著者の本を買えるものは全部買っています。
ばらまかれた伏線が中盤から収束していく時の怒濤の感じは楽しいです。
そこに行くまでに読むのをやめた人は人生の半分を損してますよ?。
読み始めたらアリジゴクのようにやめられなくなります。
気付いたら徹夜してしまって仕事行った時は疲れた…。
読み終えたらシリーズの読破をおすすめします。
夢中になった 最初に読んだのはもう何年も前ですが、
たまたまテレビをつけたらやってたNHKのアニメを観たのがきっかけで、この小説を読みはじめました。
普段漫画ばっかで小説とか本とかあまり読まない私でしたが、
数ページ読んだだけでどんどん物語に引っ張られ、かなり夢中になって読みました。
親に「早くごはん食べなさい。」と言われたほどです(笑)
月の影 影の海〈上〉では暗い展開が続きますが、私はそういうの全然大丈夫なので最後まで楽しめました。
後々には場を和ませてくれるキャラや、別のお話では思わず笑ってしまうような明るいノリの魅力的なキャラ達も続々登場してきますよ^^。
全シリーズ面白かったので妹にも読ませたら夢中になって読んでくれて、姉にも読ませたら全シリーズ読んでくれて「雁国主従の話(東の海神 西の滄海)が一番好き」と言ってくれました。
とても好きなシリーズですのでお勧めです!
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[ 文庫 ]
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夏と花火と私の死体 (集英社文庫)
・乙一
【集英社】
発売日: 2000-05
参考価格: 440 円(税込)
販売価格: 440 円(税込)
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・乙一
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カスタマー平均評価: 4
1日で読んじゃいました おもしろくて一気に読みました。
これがデビュー作とは・・・・・
優子もよかったです。
でもたまになんだかよく解らない描写がありました。
単に私が知らないだけだったのですが・・・・・・ww
斬新ですね。
16歳でこれはすごい 200ページほどの文庫ですが、非常に読みやすく字のサイズも大きいため、すらすらと読めてしまいます。
この作品、何がスゴイのかというと、作者が16歳の時に書かれたのだということ!
表題作の「夏と花火と私の死体」はストーリー構成が抜群で、ややご都合主義になりながらも、それを上手く利用して良質なサスペンスに仕上げています。
どうすれば読者をハラハラドキドキさせることが出来るかを作者はよくわかっている。
「わたし」の一人称という斬新な手法も良い。16歳という補正を抜きにしてもお勧めできる作品です。
「優子」の方は雰囲気がどこか陰鬱な感じで、サスペンスというよりミステリーっぽいかな?
個人的にはこれはあくまでオマケですね。
うーん 乙一さんの他の作品のGOTHやZOOは割と好きだけど、この作品は何か好きになれない。
確かに当時17歳にしてはうまいし、斬新な書き方ではあるけど・・・。
死んでるとはいえ、主人公の視点から書いてるのにあまりにも淡々としすぎているからかも。
ラストも真実は謎のままって感じでスッキリしない。
好きな作家さんだけに残念・・・。
うまくもなくまずくもない 展開が早く、読みやすい。
だらだらとした文章が嫌いな人には向いているのではないだろうか。
だが、キャラの年齢設定と、その行動とが少しかみ合っていない気がした。
また、多少無理に繋げたというか、常識などを押し曲げて書きたいように流れをつくった部分がないとは言い切れない。
死体が主体となるので、その流れをつくるためにすぐ死んでしまった!くらいの勢いはあったかと(^^;
そういう展開をはやくするために端折ってしまった部分さえなければ、もっとよかったのになと思う。
総合的にいえば、デビュー作としてはよい。
小説を読んだというよりも… 何だかドラマか映画の脚本を読んだ感じです。 「優子」も同じく。うまく出来てますがあまりにも淡々としてるので、何とも深い感想が見当たりません。読んだ後に色々と肉付けしたくなる小説です。だから映像化されることが多い作家さんなのかな?☆は普通ってことで3個。
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[ 文庫 ]
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雨降ノ山―居眠り磐音江戸双紙 (双葉文庫)
・佐伯 泰英
【双葉社】
発売日: 2003-08
参考価格: 680 円(税込)
販売価格: 680 円(税込)
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・佐伯 泰英
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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ララピポ (幻冬舎文庫)
・奥田 英朗
【幻冬舎】
発売日: 2008-08
参考価格: 630 円(税込)
販売価格: 630 円(税込)
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・奥田 英朗
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カスタマー平均評価: 4
お見事! 文章は無類に上手い!
一見脈絡もないような話が、徐々に関連性を帯びてきて、最後に「ララピポ」の意味が明かされ、それがテーマとも言えるような運びはまったく見事としか言いようがない。
もし難点を挙げるとすれば…… 個人的意見だが、惚れ惚れする様なキャラが登場しないことだろうか。
誰もかれも、本質的には憎めないキャラなのだが、あまり友達になりたくない人間ばかりである。
エロくて、面白い。 エロいから面白いのではなく、面白いからエロさが爽快に表現された作品です。ララピポはオムニバス形式で関係者が順に主人公になっていきます。そして人間の裏側をエロスで表現していて非常に笑っちゃいます。みんなどこかに問題を抱え、壊れる寸前ってのがまた後を引きますね。読んでるとドキドキな場面がたくさん有るので楽しく過ごせること間違いなしです。ただ電車内で読んでると回りの眼が気になります...後ろから覗かれない様に気を付けましょう。
連鎖するおもしろさ 性に溺れる登場人物たちの物語が、
次々と連鎖し、交差しあうのが、
実におもしろいです。
登場人物の視点が変わると、
それぞれの思惑が違って、
それもまたおもしろい。
それぞれがコンプレックスや悩みを抱えながら、
目先の快楽に溺れ人生をダメにしていく・・・。
でもそれを他人事とは片づけがたい、
日常の延長線上にある物語がある意味恐い。
性的なものだけに極端に傾斜しているとはいえ、
今の日本の社会の一面を映し出した鏡ともいえる作品。
ある、底辺の文学 さすがです。
なんというか、
底辺の文学、と言えばよいのでしょうか?
連作短編集。
それぞれが、
社会の端っ子で生きている。
そして、そのことを自覚している人たち。
引きこもりのフリーライター、
キャバクラのスカウトマン、
ゴミ屋敷の主婦、
嫌と言えないカラオケボックスのバイト、
官能小説家、
テープリライターの女。
他者との距離感をうまくつかむことができず、
自らの世界で、物事を丸く収めようとしてしまう。
そのやり方もまた、
独りよがりであり、
孤独の要因も、自身にあったりする・・・。
そして、
何よりも共通なのが、
あきらめている、ということ。
生きる力が湧いてこない、
なんとも、苦笑してしまう小説。
だいたいみんな、
いよいよの瞬間に、
「ま、いっか、
そんなに大した人生じゃないし、
これから楽しいことが待っているわけじゃないしな」
と、思っちゃう。
肩肘張らず、
楽しめるし、
何より、
“この人たちよりは、まし”
と思えてしまい、なぜか励まされる。
人間とは、不思議な生き物ですね。
奥田英朗らしい、
緻密な布石や仕掛けが、
最後まで飽きさせません。
そして、
なんとも愛すべき、適当な人々。
タイトルもまた、適当な意味だったり・・・。
おススメです。
サイコー!に下品です でも、すっごくおもしろい。
迷いがない。キレ、抜群。
書いてて、楽しかったんだろうな?、きっと、筆者も。
こういう題材は、下手するとどうしようもない作品に仕上がると思うけれど、
さすが、奥田英朗。職人芸的巧さ。
悲痛な時代、こういうの読んで笑い飛ばそうぜ。
でも、読んだ後、この登場人物達を心底バカに出来る人ってどのくらいいるんだろう・・・ってくらい、人間の、隠し持つ、下品さを思いっきり表層に浮き立たせている。
だから、逆に笑ってすまされないところも持っている作品。
浅くて、深い。
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〓東(ぼくとう)綺譚 (岩波文庫)
・永井 荷風
【岩波書店】
発売日: 1991-07
参考価格: 483 円(税込)
販売価格: 483 円(税込)
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・永井 荷風
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カスタマー平均評価: 4.5
わたくしはほとんど活動写真を見に行ったことがない 永井荷風と言えば、どうしたってこの作品が頭に挙がる。
「わたくしはほとんど活動写真を見に行ったことがない。」
この最初の一節に私は心をひかれた。
小説というものは未だ言葉の結ばれてあるものと信じていた少年時代、私にはこの一節こそが必要であったのだと思う。
現代的なものを忌むための一節。
活動写真というハイカラな文化は、荷風散人にとって、呪詛の対象でしかない。
厭世的な荷風の一節は、美しい女性・お雪との出会いと別れをともに可能にする。
決して、出会いだけではなく、別れだけではない。
それら二つをあわせもつ効果が、この一節には表れている。
私も現代的なものが嫌で、早く昔に帰りたいと思っていた。
その頃に出会った本作。
小説を読み始めた私には理解できない文体も少なくなかったが、当時もっとも記憶に残った一冊となった。
古き良き時代の情緒 荷風が投影された「わたくし」こと大江匡は、小説『失踪』の主人公種田純平の行動と心理の取材と、隣の部屋のラディオがうるさいという理由の為、向島は玉の井の私娼窟で出会ったお雪という女性と出会い、足繁く数カ月通うことになる……。
この作品は、荷風の幾分厭世感にも近い、古き良き時代への懐古心というものが如実に表現されていました。現代的なもの、新しいもの、見掛倒しなものに、荷風は些か嫌気が差していたのでしょう。銀座などの東京の中心ではなく、浅草という東京の周辺地方に自然と向かう大江の様子を通しても、そういった感情がヒシヒシと伝わってきました。また、大江とお雪の関係性が非常に美しく、会話も綺麗で、本来あるべき日本人の情緒ないし人情を感じることが出来ました。経済的な利益に惑わされずに、おでん屋を開こうとするお雪の生き方にも、頗る共感しました。
話の途中で、話し言葉ならまだしも、本来「わたし」と書くところを「あたし」、或いは「だけれど」と書くところを「だけど」と書くことに、大江が抵抗感を持ってるという表現がされていましたが、私はそれを今の時代の、卑猥な言葉とも言えぬ言葉が氾濫したネット社会における書き言葉に対する、私個人の抵抗感と重ね合わせて考えてしまいました。昭和初期で既に失われつつある日本に危機感を覚えていた荷風が、現代の殆ど完全に欧米化された日本の様や、このネット社会で用いられている言葉を観たならば、一体どんな気持ちがするのでしょうか。
それと、谷崎の『痴人の愛』を読んだ時もそうでしたが、私は一時浅草で仕事をしていた為、場所を想像しながら読めました。そして何よりも、頻繁に埋め込まれている木村荘八氏の挿絵が、それを後押ししてくれました。いずれにせよ、短い中に、哀しく美しいノスタルジーを感じられる名著です。
静かな感情 静かな感情が緩やかに流れている物語でした。東京の下町を舞台に老小説家とお雪との情の交流を綺麗に描いています。決して激しく交わることのない二人の感情。それが時間が進む上で近づいていきますが、決して交差することはないのです。
墨田川の辺で数多く起こったであろう、「綺譚」の一つ。昔の東京人の粋をいろいろな場面で感じることが出来ます。
映画と比較して この作品は津川雅彦と墨田ユキで映画化されましたが、映画も情感あって、
ただ肉体を売り買いしている人肉市場ではなく、荷風の文章が持っている
情感まで伝えているような気がしました。小説としては、もういい歳の
上品なオヤジが若くてきれいなユキに惹かれて行く筋立てが、気持ち好いです。
挿絵も素晴らしいし、何度も、どこからでも入れます「抜けられます」。
下町がますます好きになる! これを読むと、『男の人も情をもつのだあア』と安心する。
お雪さんにも語り手の大江氏にも感情移入するから、胸が苦しくて一気に読めなかった。
一度読み終えてからは何度も読み返すことになった。
荷風先生の文章は超!魅惑的。
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冷静と情熱のあいだ―Rosso (角川文庫)
・江國 香織
【角川書店】
発売日: 2001-09
参考価格: 480 円(税込)
販売価格: 480 円(税込)
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・江國 香織
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カスタマー平均評価: 3.5
運命を感じれるお話。 優雅な生活の中にもどこか満たされない部分を持って生活していたアオイ。その思いが、元彼からの1通の手紙で大きくなる。もう会えなくなったカレと約束した場所で会える事を期待して・・・。
人を傷つけまいとした行動が逆に相手を深く傷つけてしまい、2人の間に壁を作ってしまう主人公に惹かれました。こんな主人公の女性と巡り会えたら一瞬で恋に落ちると思います。心のどこかに闇を持っているって魅力的です。
冷静と情熱のあいだ 昔から好きな本です☆読んでて切なくなります(/_;)女性目線で書かれてるので、女性は共感できる部分が多いと思います★
ダラダラしている…、と私も思ったな 他の人のレビューに、ダラダラしているっていうのがあったけど、同感。途中で挫折することって少ないんだけど、これはダメだったなあ。三分の一くらいまで読んで、あまりの展開の遅さにイラっとして放り投げてしまいました。
情熱の赤 冷静と情熱のあいだ。
辻仁成さんと江國香織さんの別れてしまった男女の10年の物語をそれぞれの視点で描いた
同名タイトルの同時執筆作品。
私は江國さんの作品から読みました。
あおいという女性像は、深い湖のような静かさと青白い炎の両面を合わせ持っているような、
江國さんらしいキャラクター設定だと思いました。
あおいには海外で暮らしていたこともある江國さん自身も混ざっているような気がします。
同時執筆という実験的作品がどうなるのか興味津々で読みました。
実際の恋愛も別々の人間が出会うところから始まるわけで、実際の恋愛に近しい形で執筆がなされたのだと思います。
現実も二人で一つの人生を生きていても、そこに二つの物語が生まれるのだと妙に納得しました。
実験は成功だったと思います。
江國香織と辻仁成の実験作。軍配はやはり江國香織。 江國香織と辻仁成がともに、主人公の「あおい」と「順正」の立場で書き上げた恋愛小説。二人の異なる作家が、一つのストーリーを同時進行系で書いてゆくという、非常に危うく実験的な作品ですが、男の視点、女の視点がとてもはっきりしていて、面白かったです。私は先に青、次に赤をよみましたが、やはり江國香織という天才的な作家の、心の描写のまえに、辻作品はストーリーテラーになってしまったという印象でした。けっして、江國さんのベストとはいえないと思いますが、なかなかこのようなかわった作品に接することはないので、一読されることをお勧めします。ただ、映画は駄作ですので、見ない方がいいです。大根役者二人のせいでムードぶちこわしですから。
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行かずに死ねるか!―世界9万5000km自転車ひとり旅 (幻冬舎文庫)
・石田 ゆうすけ
【幻冬舎】
発売日: 2007-06
参考価格: 630 円(税込)
販売価格: 630 円(税込)
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・石田 ゆうすけ
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カスタマー平均評価: 5
まだ読んでる途中ですが、旅したい症候群発症 某動画投稿サイトの旅動画に関連商品として載ってたのを見たのがこの本との出会いでしたが、
買ってとても良かった!!
まだ、読みかけですが、レビューしてるみなさん曰く著者の話にグイグイ引き込まれていきます。
普段あまり活字本は読まないのですが、そんな自分でもこの本は著者の涙あり笑いあり苦労ありの旅模様が自然に浮かんできてまるで自分が行ってきたかのような感じになります。
著者の卓越した文章力もありますが、7年の歳月をかけただけあって内容は濃くかつ無駄な文章がないのでスイスイ読めとても面白いです。
ただ、欲を言えば7年分を1冊に収めたためどうしても話が若干断片ごとになっており出来事のもうちょっと詳しい内容を教えて欲しかったのと、もっと他の話(旅模様)も読みたかったです。
普段から旅がしたいと思っている自分ですが、これを読んでより一層旅がしたくなりました。
というか自分はこれを読んで旅とはほど遠いかもしれませんが、ひとり旅行に出かけることにしました。
旅に興味がある人、実際に旅した人、旅する予定の人はもちろん、そうじゃない人も是非読んでみてください。
本の面白さはもちろんのこと、きっと旅や旅行に出かけたくなるかと思います。
今すぐにでも旅立ちたい! 旅行気分を高揚させるには十分な内容。
感傷的な表現が多く、
関西人特有の「オモロイエッセイ」としては少し物足りないが、
その分旅行中のリアルな体験とその時の筆者の興奮した気持ちがすごく良く分かる。
旅行好きなら(沢木さんの「深夜特急」にハマった人なら)楽しめること間違いない。
出来ればもっと長編でいいから各国の話をもっと深く書いて欲しかった。
他の著書も是非読もうと思う。
純粋に面白い^^ あまりにワクワクして一気に読破しました。
かっこいい男の冒険って感じで、将来僕も一人旅に出たいと思いました。
この本に出会えて感謝です。
自転車って凄い ロードバイク等自転車に関心を持っている時に、
表紙の自転車の写真に惹かれて購入しました。
7年間の自転車による旅で起こった出来事が時系列で
1冊の本にまとまっています。
到底、7年の旅行記が1冊の本にまとまる筈も無く、
本書は体験した出来事のトピックスを抽出してまと
めてあるもので一気に読めました。
自分の力で9万5千キロも進むことの出来る自転車
という乗り物の素晴らしさも感じました。
著者は現在、自転車の月刊誌「CYCLE SPORTS」に
コラムを連載中です。
自転車の可能性!! 関西空港の書店で購入して一気に読みました♪
とにかくスケールが違います!
アラスカから出発して北米から南米へ、その後ヨーロッパからアフリカそしてユーラシアを横断して日本まで帰ってきます♪
出来れば、「深夜特急」並みの長編にして欲しかった。
残りのページが少なくなると旅が終わってしまうような寂しささえ感じました。
自転車本としてももちろんですが、旅本としても最高に面白い一冊です。
また、解説で椎名誠氏も書いていましたが著者は文章がとても上手いです。
この後このたびの食事編とも言える「洗面器でヤギごはん」もしっかり取り寄せました。
旅本としては深夜特急と並ぶくらい面白かったです。
もちろん僕も持っていたマウンテンを修理して乗り始めました。
妻にもマウンテンを買いました。
今では週に5日位は20キロ程度走ります♪
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Devil May Cry (角川スニーカー文庫)
・後池田 真也 ・カプコン
【角川書店】
発売日: 2002-04
参考価格: 600 円(税込)
販売価格: 600 円(税込)
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・後池田 真也 ・カプコン
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カスタマー平均評価: 4
ダンテの過去 PS2ソフト「Devil May Cry」のサイドストーリー的小説で、ゲームそのもののノベライズではありません。後池田ダンテは、元のダンテの性格も持っていますが、かなり破天荒に弾けており、とても楽しいものです。文章も読みやすく、すいすいと読めます。ゲームとは違ったダンテに出会えるでしょう。
エボアボ誕生秘話 カプコンのゲーム原作小説というとスト2時代からいろいろ挑戦していますが、これはその数十冊の中でもおそらくベスト5に入るでしょう。ゲームをプレイした人間ならこそ見たいあんな場面やこんな場面がちゃんと入っており、この手の本で毎度悩まされる作者の一人上手や下手な蘊蓄垂れ流しにもなっておらず、カタルシスがあります。
とにかくダンテがカッコいい、しかしそんなカッコいいダンテが手酷くやられる、それでもとにかく最後はダンテが邪悪この上ない敵をぶっとばしてスカッと勝利する、という図式、まさにゲームで我々が体験するそのままと言えるのが良いのでしょう。
ダンテの愛銃エボニー&アイボリーに刻印された「トニー・レッドグレイブ」の名の謎解き、名を隠し再起の時を待つという英雄譚のお約束の踏襲等、細かな仕込みも魅力的なものばかりでした。
DMC3発売前には田中プロデューサーが「今回は国内でだけ発表されていた神谷著の小説(これは誤りで、同氏は監修)をベースにするから!」と海外インタビューでまで話題にもしていた、つまり一目置かれていた一冊です。DMC3という違う時間軸ができてしまった今でも、なお色あせる事のないしっかりとした作品と言えるでしょう。
小説版 良い作品だと思います。
Devil May Cryの時間軸としては、ゲームを3・1・2とすると3より前の話になります。
この作品でダンテの愛銃エボニー・アイボニーが出来るまでの過程がわかります。
しかし、原作ゲーム1・2・3をプレイした後にこの作品を読むと所々で矛盾があります。
その矛盾で★4つです。
悲劇として読むDMC これは間違いなく良作だと思います。
下記の人はノリや台詞がB級映画っぽいと言っておりますが、
そこがイイんです!
ダンテと包帯男、ガンスミスのばあさん、少女と落穂拾いのおっちゃんが
繰り広げるドラマが最高に泣けます。
ダークでバイオレンスな雰囲気もDMCの世界にあっています。
設定が実際のゲームと少し違いますが、逆にそこからスタッフさんたちがどうやってゲームを面白くするのかという試行錯誤の過程が見られて面白いと思います。
ゲームであったような派手なアクションは小説というメディアの都合上、完全には表現し切れていませんが、ダークな雰囲気を強調することでカヴァーできています。
一読する価値は絶対にあります。
うーん… 評判が良いのにつられて購入してみましたが、私には合いませんでした。
ゲームでは表現しきれない主人公の日常の顔や意外な側面などの細かい人物描写を小説で読むことができるわけですが、これは小説化の醍醐味の一つですよね。特にアクションゲームではそういった面をゲーム中では殆ど見ることがかなわないわけですし。それを期待して小説を買う人も少なくないんじゃないでしょうか。
この小説でも主人公の「日常の顔」やら「意外な側面」やらのエピソードが多くでてくるのですが、そのひとつひとつがどうも陳腐…。どのエピソードも設定もB級映画やら漫画やらでよく見かけるようなもので残念でした。たとえ土台が定番でも表現が独創的であったり深く掘り下げられたりしていれば十分引き込まれますが、全体的になんともあっさりしていて退屈でした。
あと、個人的にはキザ(挿絵とかも)で感傷的な印象を受けました。DMCはもっとドライで豪快でタフなイメージなのですが…。
余談ですが、最近始まったアニメはゲームよりも小説のイメージに近いですね。(別にストロベリーサンデーが出てくることを指してる訳ではないですよ^^;)
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乃木坂春香の秘密 (電撃文庫)
・五十嵐 雄策
【メディアワークス】
発売日: 2004-10
参考価格: 620 円(税込)
販売価格: 620 円(税込)
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・五十嵐 雄策 ・しゃあ
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カスタマー平均評価: 4
無感 これは読み終わった後絵がなければ、全く無感動に終わるでしょう。
愛すべき登場人物たち 秘密を持ってしまった「2人」のラブコメディ.
予定調和でもあるが,
主人公が少しずつ成長していく姿がほほえましい.
脇役も魅力的.安心して読める物語.
無理して読む必要ありません あまりの評価の高さにびっくりしましたが、文章を楽しみたい方は読むべき作品ではありません。
読みやすくてよいと評価されている方が多いようですが、なんの深みもおもしろみもない比喩表現を連発されてもイライラするだけで少しも楽しめませんでした。
ライトノベルってそういうものだよと言われるかもしれませんが、一般小説でもライトノベルでも文章表現を楽しむというのは共通のはず。自分はどちらも楽しめるタイプの人間だと思っているのですが、正直ここまでレベルが低いと自分の中でライトノベル自体の評価が下がってしまいそうです。
とはいえ、アニメ化もされた人気作ですのでこういった作品が好きな人の方が圧倒的多数なのは間違いないと思います。ラノベをよく読むという方は一度手にとってみてはいかがでしょうか?単純にストーリーが気になるというだけならアニメで十分かなと思いますが
アニメより原作を。 アニメ開始に際し、新聞に本作の寸評が載っていたのがきっかけで、
原作を読んでみようと思いました。
一気に既刊8巻まで読みましたので、この作品に入ろうとする方の
参考になればと思い、1巻というよりは、作品全体のレビューを
させていただきます。
この作品は、他の皆さんのレビューにもあるようにかなりのラブコメ路線で、
ファンタジーな世界や、エスパーのような特殊な人間が活躍する展開はあ
りませんが
「今まで普通に暮らしてきた主人公が、ヒロインとの出会いをきっかけに
非日常の世界に巻き込まれていく」
という意味では、他のライトノベルと全く同じです。
ヒロインが超お嬢様である以外、アキバ系(秋葉原の描写等)に関しては
結構リアルにかかれており、主人公とヒロインのやりとりも微笑ましく、
「普通のラブコメ」を期待した私にとっては面白かったです。
しかしそれも最初のうちで、メイド隊、ツンデレ、ツインテール、不思議系、
セクハラお姉さん、妹系と、「いかにも」な展開が目白押しです。
作品のコンセプトは
「普通の男の子とアキバ系女の子の恋」
なのかもしれませんが、その描写は最初のほうだけ(少なくともこの第1巻)
で、巻が進むにつれてどうでもよくなってますね。
ヒロインがアキバ系であることを忘れしまいそうです。
(正直な話、ヒロインはそれほど「アキバ系」ではないと思いますけど。)
文章については、一人称で進むあたりは「ハルヒ」と似ている感じです。
この1巻が抵抗無く読めるなら、残りの巻も大丈夫だと思います。
ライトノベルは文章の好き嫌いが出ますので。
奇抜な展開、予想外の結果を期待する方にはオススメできない内容です。
正直な話、展開は容易に読めてしまいます。
また、女の子が一杯で、鈍い主人公はかなりのフラグを立てている感が
ありますが「他の子に惹かれながらもやっぱりヒロインが好き」という
展開は期待できそうに無く、初めからヒロイン一筋です(たぶん)。
またヒロインはツンデレではないので「気持ちとは裏腹に」という展開も
ないでしょう。
今後は「主人公とヒロインの気持ちのすれ違い」のような展開を期待した
いところです。(そういう展開が好きなので)
「ワクワク感」ではなく、「ホンワカした癒し」が欲しい人にオススメ
します(今のところ)。
最後に、どちらかというと否定的なレビュー内容ですが、私はこの作品が
気に入っています。
(でなきゃ、8巻一気に読破しないです)
長文失礼しました。
いまだかつて無いほど「普通の」お嬢様 えぇっ?秘密ってその程度ですか?!??!?
と言うぐらい、普通の秘密を持った、普通のお嬢様である乃木坂春香ちゃんと綾瀬裕人君のラブストーリー。
お話としては「可愛い」恋物語をそっと覗いている感じで面白い。ただ、通常のラノベによくある「スーパー・ファンタジー」「能力・インフレーション」を期待したので星が1つ減っています。
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[ 文庫 ]
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模倣犯〈5〉 (新潮文庫)
・宮部 みゆき
【新潮社】
発売日: 2005-12
参考価格: 780 円(税込)
販売価格: 780 円(税込)
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・宮部 みゆき
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カスタマー平均評価: 4
この本、読んで良かった。後世に残る傑作です。 二千ページを超える大作の完結巻です。
あまりの面白さに、寝ずに読んでしまいました。
読み終えた後は全身の力を抜かれました。魂を抜かれたかのよう。この本は、凄いです。
読者には明らかにされている事実を徐々に登場人物達に浸透させていく手法も見事ですし、それぞれが知恵を絞って犯人の嘘を見破っていくあたりは本当に興奮されられました。
終わりのほう、老人と犯人の対峙の場面は、泣きました。ラストも泣きました。
犯罪に対する世間のあり方や筆者の思想もきちんと描かれており、人間関係には血が通い、仕掛けやミスリードも存分に味わえます。エンターテイメントとしてもミステリーとしてもこれだけの完成度を誇るおはなしはそうあるものではありません。
世の売文業の皆様、くだらない小説を出す暇があったらこの本を読んで少しは勉強して欲しいものです。今更ですが作者の力量は本当に恐ろしいです。宮部みゆき氏を超える女性作家は、しばらく現れないのではないかと思います。
また五冊それぞれの表紙がとても良いですね。この物語を実に巧く表現しています。
社会悪が引き起こす惨劇 非常に長かったが、最後まで飽きずに楽しめた。
第一に、やっぱり上手い。ひとつの事柄を色々な登場人物の側面から違った角度で丁寧に描き切る、そのテクニックは秀逸。
最初は淡々とした群像小説なのかな、という印象を受けるが、それぞれのストーリーが徐々に交わり、そして重なり、
ひとつに終結してゆくラストはとにかく圧巻の一言。
そんなにうまく事が運ぶのか?と思わないでもないが、しかしそのマイナスを差し引いても有り余るお釣りがくる力作。
犯罪者の心理、被害者遺族の心理、取材する者、警察、その他第三者の心理、
決して相容れることのない互いの主張とその苦しみ、心情をこれほどまでリアルに臆することなく突き詰めた作品は初めて読んだ。
それぞれの傷を抱えながら、そして更に傷つけ合いながらも、正しい道を模索してゆこうと必死でもがく登場人物たちの姿に心をえぐられる。
犯罪そのものの惨劇、犯罪者心理の生々しい描写、それらは当然理解なんて域を超えているし、向かっ腹が立つ。
しかし、実際に犯罪はこうやって起きるんだ・・・と、その点は否応なしに納得してしまうほど丁重に描かれていて、
この人はやっぱり社会派ミステリーの秀逸な書き手であり語り手なんだな、と思わずにはいられなかった。
十分なエンターテイメント性で楽しませてくれながらも、心に深いものを訴えてくる素晴らしい作品だと思う。
全部を読んで やはり長いですが、もし長くても長いだけの必要性があるなら良いと思うのです。
ですが中盤で、もう既に亡くなった人の話を延々と読まされても、結局その人は
何も出来ずに亡くなっているのです。
そんなに詳しくこの部分を書く必要があるんでしょうか?
読者はやり切れないモヤモヤを抱え込まされて、先に進むしかありません。
その後にも更にボロボロになって死んで行く人もいますが、作者は全く救いの手を
差し伸べません。
さすがにここまではしないだろうと思いましたが、その人の死なんて、作品には
大した部分ではなかったのでしょうね。
ですが、作品中その親族達の事を考えると、大変気が重くなります。
フィクションですが、そういう事まで考える読者もいるのです。
ノンフィクションだとしたら仕方がないと思いますが、フィクションであるこの
作品で、ここまで人を殺して作者が伝えたかった事がさっぱり分かりません。
現実は厳しい?誰も他人は助けてくれない?人殺しは日常茶飯事だ?
はっきり言って、宮部みゆきはこれ以降読む気が起こらなくなった作品です。
長編小説 宮部さんの著書である「火車」を数年前に読み、
濃厚な内容と緻密な文章に感動しました。
今回はこの長編小説を一ヶ月かけて読み終えました。
残酷な事件が生々しく描かれていて、
身震いしたときもありましたが、
少々強引にストーリーを進めているような気がしました。
あと、カバー裏表紙のあらすじは不要だと思います。
空虚な文章 あまりにも安易に人間が死にすぎている気がしてならない。
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