|
[ 文庫 ]
|
コミュニケーションのための催眠誘導 「何となく」が行動を左右する (知恵の森文庫)
・石井 裕之
【光文社】
発売日: 2006-05-02
参考価格: 580 円(税込)
販売価格: 580 円(税込)
|
・石井 裕之
|
カスタマー平均評価: 3.5
ピークは下り坂の始まり このような良書に最低点をつけなければならないのは
痛恨の限りだ。
テクニックに汎用性があるかどうかは別としても、
この本一冊の評価としては満点としても良い。
この10年間読んだ本のベスト10にも入れている。
しかし、この本からこの著者に入るのは危険だ。
この本が気に入る人は、実践内容に興味があるはずだから。
だから、本の評価と逆行して、警鐘の意味をこめて最低点をつける。
催眠テクニックのおかげで少しは日の当たる世間に出られたのに、
いまやそれをまっこうから否定し、本人だけが正解を知っている
心の行間のエーテルの生まれ変わりの・・・の世界に入っている。
なので、現時点でこの本で興味を持って関わるとがっかりすると思う。
コミュニケーションテクニックに関しては、
この後の数冊は補足程度に意味がある。
だが、そこが踏ん張りどころで、そこでやめておいたほうがいい。
今のこの人は病気だ。
一風変わったスピリチュアリズムや成功法則を渡り歩く事を
趣味にしているなら良い。
それしか言いようが無い。
もっとも、ファンは後続の本の音源の中で、
レビュー評価は読まないように暗示を入れられているので
何の影響も無いだろう。
波長をうまく合わせよう 石井さんの本はいいものとダメなものが結構ハッキリ分かれるのですが本書はテクニック系ではよかったとおもいます。
ラポールの話などはほかの本でも有名な話なのですが本書のPタイプとEタイプの区分ははじめて聞いた話しだったのでそれだけでも十分な収穫でした。理解するのと応用する・実践できるにはまた大きな溝がありがちなのですがそのあたりを差し引いても刺激になりよかったです。
(欲を言えばP/Eタイプだけに特化した解説もきいてみたいです。)
ダブルバインドのくだりも自然に出来ているひとは誘導が確かに上手ですね、いいか悪いかは別としてそういうテクニックを知って活用している人の方が一歩も二歩もリードしているのが現実ではないでしょうか、。
P/Eの波長の問題はこれから検証していきたいとおもいます。
名作の第二版だが、旧版読了者には不要 ベストセラーになってタイトル作が修正・加筆された文庫版となって
値段もお手頃で嬉しい限り。
旧版と続けて読んだのですが、内容的にはほとんど同じです。
*なので内容レビューは旧版に譲ります。
旧版を読んでない人には新版のこちらをお勧めします。
旧版を読んでいる人は、大幅な内容の追加はないので
特に必要ないです。
読むのを楽しみにしていたんですが・・・ 期待はずれでした。
確かに役に立ちそうなテクニックも書かれているのですが、
私個人の感覚としては「実践しにくい」という印象です。
普通の人では応用しにくいのではないでしょうか。
読んでいて
「へぇー、そうなんだ」
「ふーん、なるほど」
と感じる部分もあるのですが、
「読んでよかった!」といえるほどのことは書かれていませんでした。
評価は星3つです。
目玉 もうひとりの自分を誘惑しようじゃないか(^?^) 誘惑したいあなたを守りたい・・・
これがあってこそ
あなたを催眠に引き込めるかも?
この本は、ファースト・クラスです!
|
|
[ 文庫 ]
|
いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか (ちくま学芸文庫)
・ルドルフ シュタイナー
【筑摩書房】
発売日: 2001-10
参考価格: 1,260 円(税込)
販売価格: 1,260 円(税込)
|
・ルドルフ シュタイナー ・Rudolf Steiner
|
カスタマー平均評価: 4.5
そろそろ目覚めるときがきた ルドルフの本は、西洋文明というのがアメリカの物質文明であるという誤解を解く最良の書である。もともと西洋でも限られた宗教、宗派はこのような精神世界のパワーを認識し利用してきたのだ。戦後、日本が守ってきた精神世界を徹底的に破壊し、オカルトや迷信を根絶させようとした植民地政策から脱皮することが重要である。ルドルフが貢献した神智学協会のシンボルを見ればそこにはダビデの星である2つの正四面体がはっきり表示されている。ルドルフの功績は秘儀が一部の限られた人に伝承し世界を支配することを防ぐ意図があったわけである。黒魔術のヒットラーと対決し負けて暗黒のドイツの中で死んだルドルフは、21世紀の新たな思想家として脚光を浴びると断言する。オカルトを科学にした努力はもうすぐ報われるだろう。ヒットラーが悪用した神智学協会の上の卍はそもそもお寺卍と同じ意味であり古代文明から受け継がれた人類の重要なシンボルである。
難解な本です 繰り返し何度も読み返す、本だと思います。
ただし、かなりの思考能力が要求されるので、「実践的観点」であげられている「聖書」のヨハネ福音書、「マハーバーラタ」の抜粋である「バガヴァッド・ギーター」、トマス・ア・ケンピスの「キリストにならう」なども併せて読むと良いかと思います。心が満たされます。
誰にでもお薦めできる本ではないので星は4つにしました。
何のために「超感覚的世界の認識」を獲得しようとするのか? 超感覚的世界の認識獲得(蓮華の開花)の方法論を説く古典である。約百年前の1904年に書かれた本であるが、今もって新しい。一語一語に無駄がなく、内容が濃い。そして具体的である。
本書は、蓮華の開花方法を懇切丁寧に道案内する。性急な方法は書かれていない。シュタイナーによれば、時間はかかるが、安全で確実な方法である。しかし、私たちは、その先にあるものをしっかりと見据える必要がある。何のために蓮華を開花し秘儀参入するのか?
蓮華の開花は、その先にあるものを目指し修行している過程で表われる「副産物」であり、修行の進捗状況を表わす「バロメーター」と理解すべきであろう。蓮華の開花が与える能力を周囲に表明したいという思いもなく、その能力を使う必要性もない段階に達した者にしか蓮華は開花しない(あるいは、その段階に達していない者にとっての蓮華の開花は危険である)、という趣旨が随所にある。
著者の言葉を引用しよう。「自分自身のためにそれ(見霊能力等)を欲しがるものは、決してそれを手に入れることができない。(略)自分自信の欠点、弱点もしくは無能な点を誠実な眼で直視しなければならない。自分の何らかの弱点について自己弁護しようとする瞬間に、あなたは自分を高めていく道の上につまずきの石を置いたことになる。」「見霊能力は、この能力を微睡んだ状態のままにしておこうとするすべての特性(欠点、弱点等)が克服されたあとで、はじめて現れてくる。」
本書は、人格の陶冶に資する観点からも優れた著書である。高邁な人格の持ち主でなければ、超感覚的世界の認識は獲得できない(偶然、蓮華が開花しても無意味である)ことが、至るところに書かれており、そのための方法もまた懇切丁寧に道案内されている。
世界最高の名書のひとつ! この本は読む人を選ぶ。そんな表現がピッタリな本です。私はかの有名なセラピスト石井裕之氏のすすめで読み始めました。高橋さんの訳はシュタイナーの心と通じていなければここまで表現できなかった事でしょう!じっくり腰をすえて読んでみて下さい。1回ではシュタイナーが何を言いたいのか掴めるわけがありません。私は5回読んで初めて自己育成の基本を教えられました。これからも生涯かけて読みたい座右の書です。
衝撃的内容 超感覚的世界を具体的な比喩を用いて、感覚的世界に生きる人々に向けて書かれた本である。
西洋人であるシュタイナーが解脱や、悟り、輪廻転生をこれほどまでに具体的に体験的に著述している事に驚きを禁じ得ない。一度ならず、何度も熟読する価値のある一冊であると確信する。
|
|
[ 文庫 ]
|
闇の世界金融の超不都合な真実 ロックフェラー・ロスチャイルド一味の超サギの手口 (5次元文庫)
・菊川 征司
【徳間書店】
発売日: 2008-06-07
参考価格: 620 円(税込)
販売価格: 620 円(税込)
|
・菊川 征司
|
カスタマー平均評価: 4.5
世界史は意図的に“つくられる” 学校で教えている世界史は、けっして公平&公正な視点から書かれたものでなく、常に征服者に都合がいいようにアレンジされている。
中国史なんて、その最たるもので、あくまでも漢民族が中心の展開です。
少なくとも、史実の客観性というのは成り難いものです。
この本の題材は、自分自身、“追突”シーンをリアルタイムで見ていた「911」です。
著者はインターネットを主な情報源としているようで、もちろん本に書かれていることが完全なる事実と断言はできないと思います。
ですが、物事には多面性があることを考慮しても、多少は思い込みや思い違いがあるとしても、「なるほど!」と納得させられる落としどころはあります。
それにしても、「テロとの戦い」をブッシュと共に連呼していた小泉元首相の姿を思い出します。
「テロとの戦い」の大義名分の下で、社会の構造が組み直される、そんな何とも薄気味悪い時代でした。
アメリカや国際金融資本家に骨までしゃぶり尽くされないよう、報道は鵜呑みにしてはいけないんだ、世論というのは操作されうる軟弱なものなんだと、この本から少なくともそのくらいの示唆は得たように思います。
読んでみる価値はありますが、誰にでもすすめられる本ではないので、★は真ん中の3つです。
真実よ! 『真実を解き明かしたい』この気持ちがこの手の本を書くときの原動力になるのでしょう。
勤めて事実を積み重ね検証しようとする冷静な書き方に好感が持てました。
もちろん主題は『世界金融資本』ですから当時の細かな状況や詳細は語られませんがそれこそが真実を見抜く目を養うのだと思います。今後ともこの姿勢を持って取材を重ねて欲しいものです。一般人は感情に流されやすいものです。
『日露戦争当時日本帝国がロスチャイルドから戦費を借りていたなんて』目から鱗です。
そういえば『秀吉も堺の商人から戦費を借金していましたよね。いつの時代もどの国も変わりない!
電波不足 陰謀論だが、陰謀の主体が財閥クラスにすぎない微妙にリアリティーがあってしまっている。
もっと突き抜けた存在が「闇の世界金融」の背後にいたらもっとおもしろいのに・・・。
詮ずるところ、問題の核心は人間の欲望のコントロール 安部 芳裕氏の「金融のしくみはロスチャイルドがつくった」に比べると
やや荒削りな感じがするが、現在の金融システム、中央銀行の恐るべき実態、また、それを作った人々と反対した人々の歴史という一貫した内容は共通している。
誰がこのシステムをどのように作ったかということは、なるほど興味深い。
しかし、「金融のしくみは?」と併せてこれを読了したときに思ったことは、
誰が作ったにせよ、これは人間の「貪欲」・「支配欲」・「愚かさ」が作ったもの以外の何者でもないということだった。
問題なのは、それが世界を滅ぼすところまできてしまったということだ。
権力欲は人間を魅了し、そのうち、その欲望を抱いたものの生き血を吸い、命を滅ぼす。
カントによれば、「傲慢は阿呆」である。
貪欲は、不幸の根源のもっとも大きな一つである。
こうしたことは、無数の古今東西の賢人が指摘していることである。
であるならば、これらの「欲望」を根底とした金融システムを「共生」のシステムへと変革する鍵は、現代人の精神・生命の変革であろう。
40年前のローマクラブ発刊の「成長の限界」の卓見に今更ながら、驚いているところである。
著者の勇気を応援します 国際金融資本とは手強い支配層だ。
お金がなければご飯が食べられない現実の前で、不合理だと考えても片棒を担がなければいけないことも多々ある。個人の生活もそうだし、世界の中で生きていかねばならない国家の選択もまた然り。
飛びぬけた軍事力とお金を持つ米国(米国民でない)を操るブッシュ政権とその操り手(陰に隠れていて一般人からは見えない)が、イラクやアフガンの、意見を異にするイスラムの民は「殺しても」良いのだ、米国の金融産業のために日本の閉ざされた金融機関は郵便貯金も含めて「構造改革」されるべきだとか言ってくれば、当時の日本は不合理とは思いつつ付き合わなければならなかったのだろう。外国からの入れ知恵であるそぶりも見せなかった総理や大臣の当時の言動を回顧すると、よその国に親米政権を作るのが上手な米国にとっては日本も他の途上国と違いは無かったのだなと思い当たる。俺もすっかりだまされたなあ。本当にアホだ。
国際金融危機のお蔭で、世界で何が起こっていたのか調べる気になった。グローバリゼーションとかここ20年くらい流行ったテーマのものをいくらか読んでいるけど、この本は実証的に証拠を集める手間を惜しんでいなくてすごくいい。
その筋から睨まれそうな本を勇気をもって著した著者と、出版社を応援してす。
|
|
[ 新書 ]
|
心を鍛える言葉 (生活人新書)
・白石 豊
【日本放送出版協会】
発売日: 2005-10
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 714 円(税込)
|
・白石 豊
|
カスタマー平均評価: 4.5
一般の社会人にもためになる この手の本はいろいろ読んでいますが、
実例がたくみで、ああ、実践してみたいと思わせてくれます。
ああせえ、こおせえ、といううるささもないので
手元において、時折読み返しています。
「ココロ」を鍛える授業。 この本の著者はスポーツ選手の
メンタルトレーナー。
オリンピックを観てて思いますが、
スポーツ選手の精神力は
同じヒトとは思えないほど屈強。
どうしたら精神力を鍛えるコトができるのか
学校では教えてくれない、
「ココロの鍛え方」
著者は、タイガーウッズや
マイケル・ジョーダンといった
著名な選手名も挙げながら
メンタルのトレーニングの方法や
考え方のコツを解説しています。
さるきち興味深かったのは、
適切な目標設定。
「もっとよくなりたい」とか
「勝ちたい」とか
そんな目標は、まるで
「とにかくどこか行きたい」
と言っているようなもの。
JTBの窓口で
スタッフを困らせるだけなのよね。
国、期間、旅費などなど、
もっと具体的な設定が必要になってくるわけです。
著者曰く、目標は
SMART Goal Setting
であるべきだと説いています。
S・・・Specific 具体的で
M・・・Measureable 測定可能で
A・・・Achievable 達成できて
R・・・Realistic 現実的で
T・・・Time Phased 期限が限定
されている目標
こうした目標を持たない限り、
スポーツのトレーニングは
方向性を欠いたものになってしまうのでしょう。
適正な目標は、きっと
自分を鼓舞し、追い込み、
かつ、精神の安定をもたらすものであるはず。
さるきちが抱く目標って
高すぎたりするのよね。
で、勝手に玉・砕。
身の丈にあった
スマートな目標にしなくちゃね。
それから、
「頑張れ」。
これは、富国強兵の近代化の
歴史の中で生まれた言葉なんですね。
歯をくいしばり、
我慢を強いて、
お国のために、
頑張る
語源は、「眼を張る」。
即ち、「気をつけて見張っている」ということ。
もしくは、「我を張る」。
「自分の思うことを押し通す」 という意味。
これらが転じて、
現在の「困難に屈せず努力し続ける」 という
意味になったといいます。
どちらも緊張や堅さの意味を
内包していると思いませんか?
「頑張れ」って言われると
ついつい肩に力が入っちゃったりしてね。
一方で、
英語で「頑張れ」に当たる表現は
"Take it easy."(気楽に)とか
"Have a fun." (楽しんで)とか
状況によって違うけれど、
日本語の持つような
堅いイメージではなく、
やわらかくリラックスした状態を
意味するんですね。
困難な状況にいるヒトに対して
かける言葉を選ぶのはムツカシイことだけど、
日本語にも「頑張れ」にとって変わるような
気持ちがほんわかするような
表現があるといいのになあ、と思うのでした。
目から鱗 すごくわかりやすく、
ハッと気づかされる内容が盛りだくさんでした。
自分の心のコントロールがしやすくなりました。
すごくオススメです。
よりよい成果へ、言葉で変えることが可能!! ヨーガを習っている知り合いから、
NHKテレビ「日本語なるほど塾?心を鍛える言葉?」の
テキストを見せてもらい、
内容に感動し、作者白石豊氏の著書を検索してみると、
ありました!!同じ内容の書籍が!!
早速購入し、読んでみると、
テキスト以上の内容で、詳しく、そして読みやすく、分かりやすかったです。
「がんばれ!!がんばれ!!努力すればいずれ成果が出るぞ!!」
の時代は、古いのであって、
正しいメンタルトレーニングを続けることで、心が強くなり、
自ずと実力以上が発揮できるようになるのだそうです。
これは、単にスポーツだけのことではなく、子育てや学校、
人材育成などの教育現場でも十分に応用できることなのです。
その元となるのが何よりも適切な「言葉かけ」だそうです。
この本と出会えたことは、ボクのこれまでの人生で最大のサプライズとなりました!!
教育に携わる人、指導に当たる人、子育て最中の人、
全てのみなさんに自信を持っておすすめします!!
|
|
[ 新書 ]
|
発想法―創造性開発のために (中公新書 (136))
・川喜田 二郎
【中央公論社】
発売日: 1967-06
参考価格: 693 円(税込)
販売価格: 693 円(税込)
|
・川喜田 二郎
|
カスタマー平均評価: 4
すごく射程の広い本 知に関する総合的な著者の見解の(哲学)書。KJ法が行う知の構造化、共有化、内面化、重層化は、単に『発想法』というカテゴリーを超えた、新しい人間の進化の可能性を秘めている。
後半は、この2000年の間に人類が陥った「科学的」「分析的」思考の今日的な限界を超えるには、東洋的な「無の思想」によって切り開かれていくという見解が述べられる。このくだりは、著者の情熱が伝わって内容は今でもみずみずしく新鮮。
あえて、難を言えば、単に通読しただけでは、著者のグリップした深い射程を捉えるのは難しい。少なくともKJ法自体を理解するためには(複雑な事象など)図表表現による構造化で自分の脳みそが整理された経験を持って臨むと共感できると思われる。
みんなに知ってもらわないと効果半減 本当は★7つくらいあげたい一冊。
これまでKJ法と言うとカードをまとめてそこから何かを紡ぎ出す方法という理解だったが、実際はもっと大きな枠の話であるということが今回初めてわかった。そして書斎科学と実験科学、野外科学という3つの研究手法を『W型問題解決モデル』としてマッピングすることによって、非常にすっきりとした問題解決モデルをイメージすることができるようになった。これはそのままユーザー中心デザイン(UCD)にも繋がる話であり、高度経済成長真っ只中でこれが書けるという先見の明にただただ感服する。
おもしろかったのは、各章のトビラ絵がその内容をKJ法A型図で表したもので、しかもページ番号まで振ってあるのに気付いたとき。最初に見たときはよくわからないが、内容を読んでから再び見るとなるほどと納得できる。おかげで図とテキストの組み合わせで理解が進むという例をすぐに実感できた。
また40年前の当時から「この激動の時代に」とか「個別化が進んでしまった」とか、今も昔も現状問題認識のレベルが変わらないのは興味深い。ということは、これからの40年もこういった問題解決プロセスは役立つ可能性が高いのでは。
ひとつ懸案なのは、実際の業務等においては、参加者全員にKJ法についての共通認識がないと活用が難しいこと。明日の会議からいきなりKJ法でやります、なんてことはできないので。しっかりした継続的な習得プログラムを日本の教育カリキュラムに組み込んでもいいレベルだと思う。
悩める現代人の指南書 情報があふれている現代だからこそ、本当に知られなければならない哲学だと思います。
KJ法の概念、哲学、手法に触れることで、情報過多の現代人が多く抱えている悩み、「何が正しいか分からない」という状態から、自分なりの答えを導き出すことができるようになると思います。まだまだ専門家、有識者、企画者でないと知り得ないメソッドだと思います。文庫本で手に入るには考えられない価値ある情報だと思います。
普通の人がクリエイティブに生きようとするために この本は、創造性開発のための技法である「KJ法」について書かれた教科書です。KJ法をなぜ思いついたか、どのように使うか、使い始めると会議の仕方や情報へのアプローチがどのように変化するか、などなどについてとてもわかりやすく書かれています。
初版は1967年ですが、KJ法の有用性は全く失われていません。と言うか、本書でもその危険性については指摘されていますが、本書を最後まで読み終わらずに「KJ法とは…」と中途半端に使う人が多く、誤解されて広まっている面があり、残念です。
KJ法には「通常、頭の中で行っていることをカードにして並べるなんて面倒な…」という批判がありますが、そこにこそこの技法の神髄があります。天才たちのヒラメキをもっと意識面に移して外に吐き出し、普通の人がヒラメキに迫れることができるように書かれています。
クリエイティブに生きたい人へ、お薦めの本です。
天才の思考法、KJ法 思考法として世に名高いKJ法を紹介した古典。
発想法と名乗っているけど、この発想法とはゼロから何かを発想するための方法ではなく、膨大な情報をいかに整理して、いかに有益な情報を引き出すかの方法。たとえばブレーンストーミングをして、各人がばらばらに述べたとっちらかった意見を整理して、図式化、文章化していくための手法として有効な方法。
ユニークなのは、このKJ法は一見論理的な方法にみえながら、ある程度整理された情報を統合していく段階では、行う人のひらめきといった、非合理なことを重視していること。本書内でも、天才の思考法について言及されている箇所があるが、ひらめきや直感といった、天才の持つ属性を一般人にも使いやすく咀嚼した方法といえるのかもしれない。
一点物足りなかったこと。複雑な問題、学問の世界では、図式化・文章化すればすむかもしれない。ただビジネスの世界ではそれだけでは足りないんだな?。いかにソリューションに導いていくか、本書の方法のみではいささかもの足りかなった。続刊があるようなので、読むとしようかな。
|
|
[ 新書 ]
|
催眠術の極め方―瞬間催眠術を超えた伝説の技法が習得できる!
・林 貞年
【現代書林】
発売日: 2008-03-04
参考価格: 998 円(税込)
販売価格: 998 円(税込)
|
・林 貞年
|
カスタマー平均評価: 4
催眠とは・・・ あなたは、催眠の本を読んで
ただ満足してるってことは
なくはないよね?
じつは、
催眠は他人を操作するんじゃなくて
催眠に自分自身が入ることで
もたらす肯定的な変化であるってことに
気づかせてくれる
この本は、ファースト・クラスです♪
催眠攻略に役立つ これで林氏の本は読破しました。
全部わかりやすかったですね。
特に新書シリーズは催眠攻略の為にもっとも役に立つ本です。
私的にはまず「催眠のかけ方」を読んで、そのあと「催眠誘導の極意」を読んで、
最後に「催眠術の極め方」の順番で読むことをお勧めします。
初級、中級、上級と催眠が身に付くようになってます。
私は「催眠術の極め方」を読み終わったあと感動しました。
でも最初に「催眠術の極め方」を読むと難しく感じる可能性があります。三冊とも読みやすくわかりやすいです。
精神論が先行しすぎ この本についてのレビュー内容が良いので購入してみた。
個人的に「苦手克服法」に興味が有ったがアッサリ終わってしまいガッカリ。もとより素人に簡単に出来る技ではないが
どういうレベルの読者を対象にしているのかちょっと分からない。
8名のレビューを読んでの購入だったが読後にレビューを再読しての感想は「?」だった。
「今までで最高」 前作の『催眠誘導の極意』を読んだとき、
これ以上のマニュアル本はないだとうろと思いましたが、
さらにすごいテクニックと知識がたくさん紹介されています。
一章ごとの内容が凝縮されていて、
一つの章で一冊の本が出来るほど中身が濃いです。
実例が多いので、とても分かりやすく面白いです。
是非、一読をお勧めします。
催眠の秘法 プロの高度なテクニックが満載の本です。
このシリーズは毎回そうだが、ここまでテクニックを公開していいのか?と思わせる程、普通では公開しないような奥の手的な内容が惜しみなく伝授されています。
特に腕浮遊導入法は、まさに瞬間催眠を超えた恐るべき方法です。この方法を理論から手順まで分かりやすく書いています。
そのうえ催眠療法のやり方が詳しく書かれています。
潜在意識の活用法も宙に浮いた話ではなく、しっかり地に着いた内容です。
初心者でも、プロでもおもしろく読めて勉強になると思います。
|
|
[ 新書 ]
|
考えないヒント―アイデアはこうして生まれる (幻冬舎新書)
・小山 薫堂
【幻冬舎】
発売日: 2006-11
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
|
・小山 薫堂
|
カスタマー平均評価: 4
種、つなぐ、行動 本書から次のことを学ぶことができました。
アイデアを生むために重要なことは、種を見つける観察心・好奇心、それら種を有機的につなぐ遊び心、そして、その"つなぐ"を実現するための行動を起こす心。
これらを日常の習慣にできたら人生が楽しくなりそうです。読み終えた後に何かワクワクしたものを感じました。
これぞ、positive thinking ? 「カノッサの屈辱」、「料理の鉄人」等を手がけた著者がアイデアの出し方を綴ったもの。題名は勿論、小林秀雄「考えるヒント」のもじりだが、むしろエッセイとして読んだ方が楽しめるのではないか。多彩な人物(多くは実名)やエピソードに触れるだけで、心に安らぎを覚える。
著者はpositive thinkingが好みのようだが、読者はこれを素直に取るべきではないだろう。positive thinkingだから成功したのではなく、成功したから著者の過去の選択をpositive thinkingと捉えられるのである。こうすれば成功するという魔法がある訳ではなく、本書で書かれているのは成功した人の体験談なのである。なので、本書を読んでもアイデアマンになれる訳ではない。しかし、その体験談の中に読む者の心を和らげるエピソードが含まれているのである。読者は各々の嗜好に応じて楽しめば良い。
著者は有言実行の人でもあるらしい。「誤字脱字をチェックすることより、原稿の内容を濃くすることのほうが優先順位は上」と書かれているが、p.96の五行目の「決して安くない」は「高くない」の誤りだろう。これぞ、positive thinking ?
これ面白いの? なぜ新書にしたのかが疑問。自叙伝を書きたいなら、少し名は通っているのだし、芸能人のエッセイのようにサイズのよくわからないカラフルな本にすればよかったのでは?
新書は学問のためのものだと思うのだけれど、これは「僕はこうしてきたよ」というエッセイでしかない。研究も考察も何もない。本当に、ただのエッセイ。挿入されている写真も、はっきりいって必要ない。
言葉のセンスがいいからさらさら読めて、うまいと思わせる。ただし、陳腐。そして今風。大人が書くべき文ではない。
小学生の作文のほうがもっと希望があって夢があふれていて、面白い。
「神様にフェイント」というキーワードが面白い。 有名な深夜番組「料理の鉄人」や「カノッサの屈辱」などを、
手がけた放送作家の小山薫堂氏による、クリエイティブシンキングの方法。
「考える」という行為を能動的にするよりは、
自然の流れ・自分の思うままに「考えない」で、
行動することでいろんな偶然が生まれて、
結果としてさまざまな創造物が出来上がるという彼の持論。
アイデアは「考える」ことにより生み出されるのではなく、
ひらめいて振って降りてきたものを形にすることのほうが大切だと彼は考える。
彼が使っていた”神様にフェイントをかける”という表現がすごく好き。
たとえば、通勤電車がやってきたら、必ずいつも決まったホームの電車に乗る。
神様だってそうすることを期待してるはず。
けれども、神の意思とは反対に、
そこで反対側のホームの別の電車に思い切って乗ってしまえばいい。
こういうことでいろんなエピソードが生まれたりすることもあるんだ。
本当にやるかどうかは別として、やったらきっと面白い。
アイデアは「人」そのもの 日常をもっと面白くしたいとアイデアを出し続ける小山薫堂による
「アイデアの出し方」解説本です。
アイデアは「人」そのもの、だから、多くの人と会うことが大切。
また、第三者の視点も大切。岡目八目ってやつですね、なかなか
真似できませんが。
基本は前述のことを、小山薫堂本人がどのように活用したか、実例
を交えて解説してくれている本です。後半では、そもそもアイデア
を出す目的や価値観に触れます。
それは、確かに日常をもっと面白くしたいこともあるが、何よりも
「誰かを幸せにするか?」が一番大切、とのこと。この価値観には
とても共感します。ただ、誰かというと漠然としているので、周り
に居る、触れられる個人を具体的に想像したほうが良いでしょう。
なお、本書には、日光金谷ホテルの「Hotel in Hotel」を手掛ける
経緯が書かれています。巡り合わせは、後から読むと自然な流れに
なるものなのですね。
|
|
[ 文庫 ]
|
マキアヴェッリ語録 (新潮文庫)
・塩野 七生
【新潮社】
発売日: 1992-11
参考価格: 460 円(税込)
販売価格: 460 円(税込)
|
・塩野 七生
|
カスタマー平均評価: 4.5
16世紀⇒21世紀 16世紀の本だけ、今に通じる。
人間の本質は変わらないということだろうか。
20代で読んでいたらきっと分からないだろうことが、
働き出して10年の今、30代で読むと、
自分なりにいろいろと学べることが多い。
肝に銘じておくべき事柄が多々あり。
頭での理解ではなく、肌での理解ができる。
内容自体は素晴らしいのだが・・・ 人間の本質を見つめたマキアヴェッリの名言の数々。
内容自体は非常に素晴らしい1作。
塩野七生が語録としてまとめたくなったのはわかる。
だが、不要に解説をつけても仕方がないとわかってはいつつも、塩野七生の言葉を読みたかったこともあり、その分だけマイナスとした。
絶妙なエッセンス 私のバイブル、座右の書のうちの1冊。
たかだか420円で、下手なビジネス書数十冊の価値がありますよ。
君主論は読めなくてもこれなら読めるはず。塩野さんありがとう!
マキャベリ君主論抜粋 まったく偶然手に取った一冊ですがその強烈な主張に一気に引き込まれてしまった、
訳がうまいというのもあると思いますが400年の歴史を超えてここまで影響力を与えられることに妙に感動してしまう。
君主たるのも各あるべき口調ですが、ひとのこころはいつの時代も変わらないことを再確認させてくれます。
ひとを導く手段に光と影があるならば本書は影の主張です、かたく言うと性悪説的見解でそれならばこうせよというスタンスです。
読後にレビューを拝見したわけですが、20年以上前とかなり古い出版と原典なのにビックリするほどの評価数と高さに驚きました。
日本の2000年以降の行動視座? 当然ながら、一気にヨンデモヨシ、一日一世なども良いだろう。
大切なことは、原点が「君主論」と「政略論」に亘って素材を選んでいると云うことである。
サマリー形式である。その君主論等いずれか片方を読んでから、当書を読んでいくと、読み手の人生観、リーダーシップ論、会社経営の方針がすっとでてきそうだ!
いずれにせよ、現代日本の政治、経済はマキャベリの描いた共和制に好感持った雰囲気となっていっている(個人的見解)。
いつまでもアメリカへ尻尾を振る(あるいは共産党のように何度もカンでも反対する)政治だけではなく、既に進行しつつある「地方への権限委譲」の参考に当書簡を利用するも良しかな?
良書感謝
|
|
[ 文庫 ]
|
タオ・コード―老子の暗号が語り出す 性の五次元領域から迸る秘密の力 (5次元文庫)
・千賀 一生
【徳間書店】
発売日: 2009-02-11
参考価格: 660 円(税込)
販売価格: 660 円(税込)
|
・千賀 一生
|
カスタマー平均評価: 5
こんな風に生きられたら… 寒い寒い冬の季節に、短いスカートの制服で、
素足を晒して歩く女子高校生の姿を見て、うちの主人は言いました。
「どうして、こんなに寒いのに…風邪ひいてしまうよ。」
即答しました。
「みんな、頭がいいんだよ。男の人が【お金で女が買える】って思うのやめたら、
こんなに寒い日は、即座に暖かい長?い腰巻を着けて、足は全部隠して歩くよ…」と。
本当に素晴らしい本です。
ただ、一人の女性として
「一体、いつになれば、こういう日が来て、私は安心して子が産めるのだろう」と、
今の眼の前を見るに、絶望する気持ちにもなりました。
目からウロコとはこの事か? 私も最初この本を読み始めた時は、何かあまりにも物事を「性」=SEXで割り切り過ぎな感じを受けたものでしたが、それは私の「性」に対する浅薄なイメージで勝手に想像していただけの話で、老子や筆者が言わんとしていた「性」とは(道教の道の事にも当てはまる様ですが)宇宙に存在する万物の持つ「性質」の「性」の事でして、決して卑猥で刹那的な快楽の話ではありません。万物が持つ「性質」とは何か?という問いに対して、老子は男性原理(垂直形状の働きを持つ)と女性原理(円運動に関する働き)の2つの側面を持ち尚且つ、この2つの働きが調和される時、新たな創造が成されると説いている。
例えば、今自分で考えて見たのだが、この私たちが住んでいる地球だって高速で回転(円運動)する事により、地球の中心に対して引力(核にたいしては垂直形状の働きを持つ)が働く・・・その事により、あらゆる生物がこの地上に住める訳だ。正しく女性原理と男性原理の見事な調和により、この地球は生きた星として活動している。老子はあらゆる万物はこの2つの原理が見事に調和された事により存在していると説いている。(男女の性的結合はこの普遍的原理の一部の表面的な現われに過ぎない・・・と説いている。)さらに、刹那的とはいえ、男女の性的結合には確かに一種の「恍惚感」がある。・・・しかし、人が求めるべき「恍惚感」とはそんなものではない、もっと大きな普遍的な「愛」?を感知する事だと老子は説くのだが、時の権力者には理解してもらえないだろうと、彼が本当に説きたかった真意は「暗号化」されて隠されていた・・・というのが本書のメインテーマです。
筆者はこの老子が説く「恍惚感」(若しくは一体感)=「大道」を頭ではなく、命で実感した!と言葉を慎重に選びながら、私たちに伝えようと試みています。・・・本書を読みながらふと、昔読んだトルストイの次の言葉が記憶に甦って来ました。
「理性的な意識の中で人は、自分の出生など全く考えず、他の理性的な意識との、時間や空間を超越した融合を意識する。その時、他は己の中に入り、己は他に融合するのだ。」・・・・・
尚、http://masa3277.konjiki.jp/「徒然熊の部屋」という私の管理するH.Pでは何冊か面白い本を詳しく解説してますので、よろしければご覧下さい。
神秘学の奥義。 中身を書店でパラ見したとき、最後のほうに性器信仰のオブジェがあり、ギョッとして途端に本を閉じたくなった。
が、内容が老子の解説であることと、本著の中で語られる「性」がエロティックないやらしさのことではなくて、宇宙の神秘であり真理であるという主旨の内容に、即買いすることになった。
性をテーマにしているが、本著での性とは、超意識への覚醒を導くための宇宙の神秘のことである。
それを、男女のセックスになぞらえて解説しているだけなので、セックスのハウツー本では間違ってもない。
個人的に、ちょうどユングの元型論でアニマとアニムスといった女性性や男性性のことを研究していたところだったので、そういった心理学的な知識とも内容が一致していたのに驚かされた。
人間が進化するには、女性性と男性性の統合であるというのは、錬金術や道教の仙道でも言及されている。
そしてそれは、特殊で難解な知識やトレーニングは必ずしも必要ではない。
私たちに必要なのは、もっと自然でカンタンな「性」の真実の知識だけだったのだということを、本著では知ることができる。スピリチュアルにハマっている人ほど、本著には驚愕させられると思う。
660円の安い本だし、ぜひ一読してもらいたい。
オカルトに抵抗がない方なら、
仙道錬金術 房中の法―あらゆる超能力を開発し 真の達人(アデプト)へと変身する究極の仙道最奥義! (ムー・スーパー・ミステリー・ブックス)
も参考にしてみてほしい。性を人間の進化に応用した本著が、より深く理解できることを保証する。
恩書といえる存在 私にとってこの本は恩書といえる存在です。ここまで明確かつわかりやすく性の崇高さについて書かれてある本は過去なかった。いままで私たちは「性は伏せておくもの」「語るのは恥ずかしいこと」といった「洗脳」をされてきたんだと思います。老子という人のちゃめっけも伝わってきて、ずいぶんと身近に感じるようになりました。著者の人類愛もすがすがしく伝わってきます。とにかく、これはオススメです!
|
|
[ 文庫 ]
|
木のいのち木のこころ―天・地・人 (新潮文庫)
・西岡 常一 ・小川 三夫 ・塩野 米松
【新潮社】
発売日: 2005-07
参考価格: 900 円(税込)
販売価格: 900 円(税込)
|
・西岡 常一 ・小川 三夫 ・塩野 米松
|
カスタマー平均評価: 4.5
繰り返して読んでしまう名著です
法隆寺金堂、薬師寺金堂など復興を果たした
「最後の宮大工」西岡常一氏、魂の言葉。
法隆寺大工の口伝として心に残ったのが、
「神仏をあがめずして社頭伽藍(しゃとうがらん)を口にすべからず」
「家宅は住む人の心を離れて家宅なし」
「堂塔建立の用材は木を買わず山を買え」
「木は生育の方位のままに使え」
「木の癖組みは工人たちの心組み」
「仏の慈悲心なり、母がわが子を思う心なり」
これは商売や人を育てることと共通しているな、と。
コンピューターや機械が普及し便利になっても、
最後に判断するのは人間であり、1300年続く
英知の結晶は、すべて口伝によって受け継がれて、
自分の頭で考え、経験によって学んできたものが
生きると説きます。
木を生かすのも人、人を生かすのも人、棟梁の
大事な仕事として木の癖(個性)を知って、
それを無駄なく活かす方法を考えることが重要
(あとから現れる性質を見極める)というのは、
子育てにも人の上に立つにも必要なことではないかと思う。
飛鳥時代に建立された後、
室町江戸時代の修繕の酷さは、慢心や費用(道具に
頼りきっていたり、ただ修理すればいいと木の
性質を見極めることまでしていない)、自分たちが
造るものに対して最善を尽くすといった心構えが
少し足りなかったんではないかとも書いています。
心づかいがなくなって、人の指示だけに従って仕事を
していた跡が、後々になって悪い状態で現れる、と。
木(人)があればいいのではなく、その環境や後々の
ことまで考えて生かしていく先人たちの経験と知恵
…口語で語りかける文章は、スッと心に入ってきます。
儲け云々よりも心構えを大事にているお話です。
本の力。人の力。 この本に出会えて本当に幸せです。『本物』ってこういう人の事を言う。
確実です。
本当にこの本に書かれている事が正しい事かどうかは分からない。
でも本物だということだけは分かります。
自分の仕事に生かす 天:西岡 常一さん目線から、自分の仕事に関する
責任・知識・技術・後進への教育についてのご自身の考えが述べられています。
地:西岡 常一さんのお弟子さんで、宮大工の技術継承のための集団”鴫工舎”
をつくった小川三夫さんの目線から、同様のテーマでご自身の考えが
述べられています。
とくに技術的要素のある仕事をされている方へ。 面白いと思います。
”人”は個人的にはあまりおもしろくなかったです。
技術の伝承 西岡常一、その弟子の小川三男、そのまた弟子の若い人たちの聞き書きをまとめた合本。
二人の棟梁(西岡、小川)の考え方は決して同じではないが、時代に合わせて、技術を伝承
していこうという姿勢は素晴らしいと思います。
人の癖さえも、あまり直そうとせず、どちらかというとありのままに個性のままに人を使って
いく。これは普通の企業ではなかなかできないですよね。
若い人の話が意外と面白い。その時にいたほぼ全員に話をさせているわけですが、このことに
より、当時の斑鳩工舎の雰囲気がよくわかります。面白いのは自分たちが素人集団でこんな
大きな建物が本当にできるんだろうか?などど同じようなことを言っている。
あまりみんな怒らないし、マイペース。チームワークがいいんでしょうか?やはり親方の姿勢
なのか?
間違いなく日本が世界に誇る文化遺産、法隆寺にもう一度行ってみたくなりました。
手で考えてきた人たちの言葉 法隆寺最後の宮大工、西岡常一の語る<天>。
その弟子、小川三夫の語る<地>。
さらに、小川の作った鵤工舎に集う弟子たちが語る<人>の三部構成からなる本。
手や身体を使って考えてきた職人たちの言葉は、
頭や本で考える学者の言葉よりも、
実質的なものだということを思わされるような本。
人生論や仕事論であるのはもちろん、
法隆寺大工の口伝は、親や教育者など、
師といわれる立場の人にとっては
必読の教育論でもある。
|
|