そういう人達を見ていると、この内田百閧ニいう人は本当に根っからの変わり者なのだと思います。それというのも、この『百鬼園先生言行録』は著者である内田百閧ェ日常の細々したことについてただ考えていることを書いただけという極めてシンプルな随筆集なのですが、その文面からは、滲み出るような変わりものぶりが伺えます。
本当に変わっている人というのは、本人はどんなに普通にしているつもりでも、その変わり者エキスが滲み出てしまうものなのだなぁということをつくづく感じました。 真の変わり者、真の偏屈を堪能したい方はぜひどうぞ!!
監督の作品を初期からずっと観ていくと、ハッピイエンドはおどろくほど少ない。『学校』シリーズはいつも厳しい社会に出ていく直前で終っている。寅さんにしても、本当の最後は不幸な「野たれ死」であったかもしれないが、その一歩手前でいつも終っていたのかもしれない。『人生の地獄』の中にある『ふとある幸せな時間』。その「リアルさ」にわれわれは癒され、元気を貰っていたのかもしれない。『家族』『故郷』を観れば更にはっきりする。
著者は子供の頃おじさんに「寅さんが男の中の男なんだよ。大きくなればきっとわかる。」といわれたそうだ。女性がいうのならともかく、医者をしているりっぱな大人がいうのである。若い人は「どうして風来坊が」と思うであろう。しかし人生も後半にかかった私などはこの言葉は「その通り!」と思うのだ。