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大貧帳―内田百けん集成〈5〉   ちくま文庫 YASUJI東京 (ちくま文庫) 若き女職人たち (集英社新書) 落語名人会 夢の勢揃い (文春新書) 日本のゴーギャン 田中一村伝 (小学館文庫) 世界最高のクラシック (光文社新書) 王蛇as浅倉威―仮面ライダー龍騎文庫写真集 (双葉文庫) 高樹沙耶―メガロポリス・トーキョー (激写文庫) まあだかい―内田百けん集成〈10〉   ちくま文庫 17歳のポケット (集英社文庫)
大貧帳―内田百けん集成〈5〉 .. YASUJI東京 (ちくま文庫.. 若き女職人たち (集英社新書) 落語名人会 夢の勢揃い (文春.. 日本のゴーギャン 田中一村伝 .. 世界最高のクラシック (光文社.. 王蛇as浅倉威―仮面ライダー龍.. 高樹沙耶―メガロポリス・トーキ.. まあだかい―内田百けん集成〈1.. 17歳のポケット (集英社文庫..

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大貧帳―内田百けん集成〈5〉   ちくま文庫

[ 文庫 ]
大貧帳―内田百けん集成〈5〉 ちくま文庫

・内田 百けん
【筑摩書房】
発売日: 2003-02
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
大貧帳―内田百けん集成〈5〉   ちくま文庫
内田 百けん
カスタマー平均評価:  4
今、借金苦にある人には両刃の剣
 戦争や災害、若い頃からの借金苦など、多くの不幸に見舞われた自分の人生を突き放して客観視し、他人事のようにしかし飄々と生きた百鬼園。彼の書く随筆は、どれもユーモアの底にズ太く冷めた底知れぬ達観のようなものがある。この達観とユーモアは、今まさしくキツイ人生を送っている読者には、生きる勇気さえくれるものだ。  そんな百鬼園ファンの僕は、他の彼の随筆には五つ星をつけてきたが、この本だけは星を三つつける。なぜか。僕も借金苦を背負って食べるものに困り、住まいを追われた経験があるからだ。そんな僕にとって、この本に書かれていることは目を背けたい自らの経験である。この本は、当たり前だが彼の実体験だけにリアルすぎたのだ。  他の随筆でも散々借金の話は出てくるのだが(笑)、借金話だけを集められたこの本が期待した程楽しめなかったという体験を通して、僕には百鬼園程のズ太さが無いということを知った。もし僕がこういう境遇でなかったら、他の彼の随筆同様、大笑いできたと思う。
百閧ニ言えば貧乏
 百閧ニ言えば貧乏というほど百關謳カはまさに貧乏マスターです。本職である士官学校の先生のほかに、法政大学教授、文筆業など複数の仕事を掛け持ちして世間一般の人の何倍もの収入を得ていながら、なぜか百關謳カのところにはいつもお金がありません。

 コートや背広は摺りきれて継ぎあてだらけ、帽子もぼろぼろで他人のお下がりを頂戴しながら身なりを整えます。しかも、お下がりをもらうというのに、もらうときの態度が全く下手に出ていません。むしろ逆に、あなたは自分にお下がりをくれなければならないとでも言いたげに、巧みな話術で相手からお目当てのものをせしめてしまいます。

 また、この『大貧帖』の主題でもある借金に話が及べば、その振る舞いはまさに神懸りです。なぜ百關謳カはこれほど巧みに借金をし、なおかつその借金を背負いながらこれほど飄々と暮らしていけるのでしょうか。借金というものがあまりにも日常的なものになってしまっているからなのか、それとも根っからそういう性格なのか、この随筆集を読む限り、百關謳カは金というものに対して動じるということが全くありません。
 貧乏とは何か、借金とは何か、そして金とは何か、そんな哲学的ともいえる百阯ャの深い思索に基づいた「実録借金地獄のしのぎ方」そんな趣の危なくもおかしな随筆集、絶対にお勧め!!


YASUJI東京 (ちくま文庫)

[ 文庫 ]
YASUJI東京 (ちくま文庫)

・杉浦 日向子
【筑摩書房】
発売日: 2000-03
参考価格: 567 円(税込)
販売価格: 567 円(税込)
YASUJI東京 (ちくま文庫)
杉浦 日向子
カスタマー平均評価:  5
孤独の描き方が絶品
表題作、「YASUJI東京」では、 井上安治という明治時代初期に活動した画家の絵に惹かれ、 彼の芸術活動について思索する現代の女子学生の姿が描かれます。 多くを語らない淡々とした筆致ながら、 “東京”という街に焦点を当てることで、 そこに蠢き、蠢いていた数多くの孤独を浮かび上がらせる手腕が見事です。 杉浦さんの一つの特色であると思われる、 <“人が存在する限り、当然そうであらざるおえない状態としての孤独”を、 まさに当然のこととして描く才能>が、 本作ではそのテーマと相まって、存分に発揮されています。
妙になつかしく、奥ゆかしくて品のある「東京」にたゆたうことができる一冊
 幕末の元治元年(1864年)、浅草に生まれ、明治二十二年(1889年)に25歳で亡くなった風景画家、井上安治(いのうえ やすじ)。彼と、師の小林清親(こばやし きよちか)の描いた東京の風景画を通して、百年以上も前だけれど、昔なつかしい等身大の東京が影絵の如く浮かび上がってくる連作短篇集『YASUJI東京』。  岡本綺堂の「青蛙(せいあ)堂鬼談」(『影を踏まれた女』光文社文庫所収)の風情が漂う三つの小品「術(じゅつ)」「梅殿桜殿(うめどのさくらどの)」「白犬(しろいぬ)」と、江戸時代の幻術使い・霞鏡斎(かすみ きょうさい)が活躍する「鏡斎まいる」の三連作を取り上げた『単行本未収録集』。  本文庫は大きく、以上の二つの章によって構成されています。  表題作にもなった『YASUJI東京』の12の連作集が、変わりゆくなかに変わらずにある「東京」という街のたたずまい、なつかしい風情を感じさせてくれる、なんとも絶妙で味わい深い逸品。  とりわけ、<安治の網膜に映った風景。たしかにこれは絵ではない。まして写真でもない。百年の時を貫き東京が見える。 ――窓だ。>と記された一頁にやられました。「なるほど。YASUJIの描いた東京は、窓かあ」と、はっ とし、そして、すとんと腑に落ちましたですね。  妙になつかしく、奥ゆかしくて品のある、そんな「東京」風情にたゆたうことができます。  名品『百日紅』『百物語』があまりに素晴らしすぎるので目立たないけれど、杉浦日向子漫画のほっこり、ゆったりとした気分が満ちている一冊。うーん、いいっすねぇ。
百物語みたいです。
江戸期を扱う作家は決して少なくはありませんが、それらの作家と、杉浦日向子は、微妙に、ある意味、まるで違うような気がします。彼女はただ江戸期の空気感が好きなんだろう。ほとんど肌の感覚で、「悪くない。」と感じていて、だから、自らの周囲を江戸の空気に染め上げる。それを他人様に押し付けようなんてこれっぽっちも思ってない。思ってないにも係わらず、魅惑されてしまう者は、ものの見事に魅惑させられてしまう。ただ、この作品は非常に奇妙な作品です。杉浦日向子が、井上安治という明治初期の名も知れないような画家の絵に出逢い、まるで匂いを嗅ぐようにその絵を凝視している。この空虚感。これが、つい昨日までは265年も続いた江戸だったはずなのに、もう跡形も無くその江戸が無くなってしまった・・・ 光景なのだろうか。・・・ ただ、ぽつねんと立ち尽くしてしまっているようなその感覚。
素の東京
「安治はすっぽり抜け落ちている。。。」 
「安治は目玉と手だけだ。。。。思い入れがない。。。意味の介入を拒んでいるかのようだ。。。(中略)安治の網膜に映った風景。たしかにこれは絵ではない。ましてや写真でもない。」

芸術家と職人の違いはなんだろう?それは、画家と絵師との違いに通じる。そして、安治こそは、明らかに後者である。(そして杉浦氏その人も)

本書は、単なる伝記ではない。安治という夭折の(少なくとも私にとっては)無名の絵師の絵を追いつつ、その作風をそのほかの同時代の絵師との比較をからめながら、再評価していく。そして、それらの絵から安治という人物を浮き上がらせてゆく。こういうときの杉浦氏の視点は、斬新で、それでいて、とても温かい。

杉浦作品の中では珍しく、そこには「江戸」はない。そこにあるのはまがいのない「東京」だ。安治は幕末の「東京」を描いた。淡々とした「東京」を描いた。そこには派手さはない。花もハレもない。にもかかわらず、安治に惹かれてゆく現代っこのカップルの目と口とを借りながら、安治の作画姿勢を浮かびあがらせてゆく過程は絶妙だ。


若き女職人たち (集英社新書)

[ 新書 ]
若き女職人たち (集英社新書)

・阿部 純子 ・伊藤 なたね
【集英社】
発売日: 2002-09
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
若き女職人たち (集英社新書)
阿部 純子
伊藤 なたね
カスタマー平均評価:  5
男の世界で働く女たち
職人の世界は厳しい。その世界に飛び込んでいった女たち。厳しい世界の中で彼女たちがはいることにより、また違う感性が出る。私には勇気はないけど、デジタルの世界の中で職人の世界がいつまでも残って欲しいと思う。

落語名人会 夢の勢揃い (文春新書)

[ 新書 ]
落語名人会 夢の勢揃い (文春新書)

・京須 偕充
【文藝春秋】
発売日: 2005-10-20
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
落語名人会 夢の勢揃い (文春新書)
京須 偕充
カスタマー平均評価:  5
ある東京人の落語との関わりの記録、だから題名が変
とにかく、文章が良い。落語のような、リズムとメロデイーのある、無駄の無い文章。そして、戦後直後の神田、日本橋の描写。その後の高度成長期の東京。落語の話なのに、セピア色の東京の景色が、次々と走馬灯のように現れる。そして圧巻は円生の描写。他の本ともだぶる部分はあるが、円生のマンションに読者も一緒に訪問したかのような錯覚を味わった。 読者は著者とともに、戦後の落語の歴史を、識るだけではなく、追体験しているかのような気持ちにさせられる。だから、どうしてこの題名なんだろうか。落語のガイド本か、と思って敬遠している人がいたら、残念。
半生記=戦後落語史
本書は、数々の落語レコード&CDの名盤を制作してきた著者による半生記兼、 戦後の江戸落語の第1次ブームから、現在も数々の大名跡襲名などで維持されつつある、 第3次ブームまでを回顧した充実した一冊です。 東京・神田に生まれた著者は、戦後まもなく、物心ついた頃から寄席と名人芸に接してきた。 子供の頃に探し当てながらも、ついに敷居をまたぐことは叶わなかった、 黒門町の名人、桂文楽の品格ある自宅。 レコード会社に移って、満を持して挑んだ三遊亭円生との「百席」レコード制作。 スマートながら、伝統にしっかり根を下ろした至芸を見せてくれた、古今亭志ん朝。 型破りな個性で、今や孤高の天才と称される、柳家小三治…。 これら、軸となる名人たちを、レコード制作の「仕事」人の視点から分析すると同時に、 ご自身の50年以上の寄席通いの中から、珠玉の高座の模様を、 一「趣味」人として回顧する…。 このように、落語に親しんだ方にとって興味深いエピソードに満ちた1冊であり、 また、寄席からホールへ、名人から個性派へ、というトレンドの分析にはうなずかされます。 しかし、私には、著者の感じる寂寥感のようなものも、そこはかとなく伝わってきました。 それが象徴されるのが、本書の最終章のエピソードでしょう。 著者と同年齢で、幼少の頃から寄席で修行を積んできた、ある噺家の逝去が描写されます。 古き良き寄席落語の灯がまた一つ消えた…。そんな著者の思いが感じられます…。
名プロデューサーの幸せな人生
 落語ファンであれば、「円生百席」のみならず、多くの落語家のレコーディングプロデューサーとして活躍した著者を知らないものはいないだろう。  彼無しに誕生しなかったかもしれない、あるいは誕生してむ水準を保てなかったかもしれない「作品」は相当多いのではなかろうか?  落語ファンとして尊敬と感謝を申し上げたい。  しかし、何よりも、私が、この本を読んで最初に感じたのは、「軽い嫉妬」である。子供の頃から、寄席の生活に触れ、長じて、仕事として大好きな寄席に通い、大好きな噺家と一緒に仕事をする。こんな幸せな人生はないのではなかろうか?  そうした充実感が、この本からはにじみ出ている。
飛切り 大当たり!
久しぶりに一気に読まされた。文字通りの名人列伝が、その時代の政治・経済の寸描と合わせて展開される。とくに三遊亭圓生の「百席」が生れる初対面の描写など噺を地でいくような筆力だ。同世代の著者の想いがよく伝わってきて、落語界への応援歌を唱和したくなった。落語好きはもちろんだが、落語を知らない人にも戦後の庶民文化史として読んでもらいたい。 
聴こえてくる名調子、甦る相貌
面白かった。
著者は円熟期の三遊亭圓生に人情噺のスタジオ録音企画を持ち込み、その余勢を駆って『圓生百席』へと発展・成功させたCBSソニー(当時)の名プロデューサー。『円生の録音室』という著書もある。
圓生との出会いとその後、志ん朝、小三治まで口説いていく後半部分は確かにクライマックスだが、前半部分、神田に生まれて落語好きの父の影響で小学生時代から寄席通い、さらにホール落語通いへと深化していく落語好きの青少年時代の話も秀逸。金馬・文楽・志ん生といった、圓生に先行して大看板になった名人たちの芸風への、一般的評価とやや異なる視点も、説得力がある。
伴走者の自慢になりがちな郷愁譚でなく、ストイックな経験談の中から、時代の空気も伝わり、まことに興趣にあふれる1冊だ。

日本のゴーギャン 田中一村伝 (小学館文庫)

[ 文庫 ]
日本のゴーギャン 田中一村伝 (小学館文庫)

【小学館】
発売日: 1999-05
参考価格: 630 円(税込)
販売価格: 630 円(税込)
日本のゴーギャン 田中一村伝 (小学館文庫)
 
カスタマー平均評価:  5
まさに狂気。だが魅せられる
幼少の頃から絵の才能にあふれ,東京美術学校(現東京芸大)に入学しながら,数ヶ月で退学し,絵を売れば十分な生活ができたであろうが,それをせず,50歳で奄美大島へ渡り,大島紬工場の職工として最低賃金以下の収入で極貧の生活をしながら絵を描き続け,画壇では見いだされることなく島で孤独に死んだ鬼才の画家の評伝。 知人の医師は田中を「あの人が,医師になっていたら,おそらく名医になっていたでしょう。あれほどの才能を持ち,あれほど勉強する人を私は知らない」(p116)と評し,本人はある人に宛てた手紙の中で「私の絵の最終決定版の絵が(中略)なんと批評されても満足なのです。それは見せる為にかいたのでなく,私の良心を納得させる為にやったのですから」(p176)という。単に口で言うのは容易いが,全てを投げ打ってそれを成し遂げる迫力が本書から強く伝わる。 奄美の田中一村美術館で実際にその絵を見た時,絵に全くの素人の私でも圧倒された。実物をご覧になることをぜひお勧めする。 ただ「日本のゴーギャン」というタイトルは,よくテレビなどで日本人を紹介する時に使われる「和製○○」みたいでどうもしっくりこない。
真実への道
絵を描くことを通じ 誰もが見つけるべきである
何かを見つけたのではないだろうか
好きなことに ひたすら打ち込む事でしか
見つけることの出来ない真実

これは その真実を見つめ描き続けた人の話である

1人の画家としてまた 人間としての
「田中一村」を見ることができる読み物です
絵画に興味のある方だけではなく
読んで頂きたい1冊である


世界最高のクラシック (光文社新書)

[ 新書 ]
世界最高のクラシック (光文社新書)

・許 光俊
【光文社】
発売日: 2002-10-17
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
世界最高のクラシック (光文社新書)
許 光俊
カスタマー平均評価:  4
淡々とした境地。最後に到達するべき文章の純粋さ
今まで、刺激的な文章を書いてきた筆者が大変「普通に」書いた本。

知らない人の言葉よりも、知っている人の言葉のほうが理解できる。その人の人格や考え方を知っているから言葉の意味をフォローしているのである。言葉の意味はわからんがとにかく凄い自信だ、という格言の通りです。

許氏の前作までをある程度読んでからのほうがしみじみわかる。
小説家と違って作家というものは、実にこの書き方について意識しないといけないねという話。

同じこと書いてると飽きるし(志鳥)、先に行き過ぎてもついていけないし、さてどうしたものか。
哀悼の辞という批評家の倫理
「世界最高」といういうのは大袈裟で、疑わしい、曖昧な言葉だ。だから、あえて著者は使ったという。そこに批評家の倫理性が求められるからだ。
 著者のいう倫理とはみずから選んだ作品に責任をもち、これからもその作品の在り方を問いなおすことを忘れないという意味だ。しかし、それだけでないと私は思う。
 まず、この本は指揮者ごとに作品が論じられる。すると指揮者の評価と作品とが切りはなせず、指揮者の評価もしなければならない。これはかなり倫理的だ。自分にとって最高の作品を作った人間を評価すること。それはいきおい指揮者への信奉となりかねないが、ファンレターは批評ではない。といって、たんなる迎合や、しかつめらしい節度では世界最高のための言葉にならない。どうしても倫理の言葉が必要なのだ。
 また、章立てが示すように本書は「クラシックへの指揮者の思い」で内容を区分する。その価値の絶対を信じて演奏に臨んだフルトヴェングラーから、その価値に疑念をいだかざるを得ない現在のラトルまで全部で五章に分かれている。が、これはクラシック演奏小史とみることができる。そして、歴史を語るにも倫理が必要だ。なぜなら、歴史とは終わったものたちをある観点から組織化するという一種の暴力なのだから。
 この本の調子が著者の他書に見られないような,いわば物故した友人を哀悼するようであるなら、その原因はまさにこれらの倫理性にあるのだと思う。故人を褒めたたえるのが愛情ある弔いの辞とは限らない。たとえば、三木清に対する林達夫の「三木清の思い出」、正岡子規に対する漱石の「子規の画」がある。
 本書をクラシックの死を想定したものとみなすのは、クラシックへの侮辱であろうか、筆者への過褒であろうか。
これはただの推薦本ではない
「芸術として優れている」状態とはどんなことなのか。それをこの本は教えてくれる。たまたまこの本はクラシックを扱っているが、映画でも絵画でも、名作には言われるだけの理由がある。名作の理由を説明されてはじめて、それがとんでもなくすごいものだと気づくときがある。芸術的に鑑賞する体験を教えてくれる本だ。
許光俊の評価を知ってから読め。
許光俊という評論家は、毒舌の面白さがあって評価されている節がある。がしかし、少し考えて欲しい。なぜかというと、お気に入りの指揮者を手放しで褒めちぎり、意に添わない指揮者には冷たいのだ。これは宇野功芳に匹敵する独善なのだ。実演に触れて感動したものを中心に評価する、そういう人だということを、クラシックを聴いてみようかな、という人はまず知っていなければならない(無論、評論家というのは主観でしか語れないものだが)。

さて、そうした認識を持った上で本書を読むと、やはり目に付くのは贔屓である。指揮者によって紙幅の使い方が圧倒的に違う。あくまでも自分の好悪によっている結果だ。自分が感銘を受けたかどうかだ。

それがわかれば、私は何もこの本を読まなくてもよいような!気がする。「最高」というのは結局主観に堕するもので、ならば、「最高のクラシック」は聴く人それぞれあってしかるべきではないかと。

つまり、読む人が注意しなくてはならぬのは、副題に「許光俊にとっての」というのが隠れているということだ。そうしないと、純粋な人は、「これがいいんだ。これ以外のものは聴く価値がないんだ」と思い込んでしまうかもしれないから、一応警鐘を鳴らしておくことにする。
進化か、それとも変節か
著者はこれまで、チェリビダッケやヴァントなど、直に演奏を聴いたことのある演奏家についてのみしか語ってこなかった。録音でしか聴けない演奏家については一切論じないというスタンスだったのだ。ところが本書では、筆者はフルトヴェングラーやトスカニーニなど、往年の大指揮者について初めて語りだしたのだ。しかも、いつもの斜に構えた文体はなりを潜めており、凡庸なタイトルといい、筆者特有の「毒」がすっかり削ぎ落とされているのは驚きであった。勿論、その切り口は筆者らしい理論づけがされており、評論としての完成度は高いのだが、著者の歯に衣着せぬ批評に価値を見出す向きには少々物足りなさを感じるかも? これを進化と取るか変節と取るかは、意見の別れることだろう。


王蛇as浅倉威―仮面ライダー龍騎文庫写真集 (双葉文庫)

[ 文庫 ]
王蛇as浅倉威―仮面ライダー龍騎文庫写真集 (双葉文庫)

【双葉社】
発売日: 2002-12
参考価格: 800 円(税込)
販売価格:
王蛇as浅倉威―仮面ライダー龍騎文庫写真集 (双葉文庫)
 
カスタマー平均評価:  5
小さくても力持ち
小さいサイズだからって、馬鹿にしてはいけません。
写真・対談が充実しまくりです。写真もいい!!色んな角度やシーンから撮られた萩野さんが見られます。この内容でこの値段は、買い!!ですよ。小さいので、持って歩いていつでも萩野さんと一緒というのも、どうでしょう!?

高樹沙耶―メガロポリス・トーキョー (激写文庫)

[ 文庫 ]
高樹沙耶―メガロポリス・トーキョー (激写文庫)

・篠山 紀信
【小学館】
発売日: 1988-12
参考価格: 693 円(税込)
販売価格:
高樹沙耶―メガロポリス・トーキョー (激写文庫)
篠山 紀信
カスタマー平均評価:  4.5
時代を感じます。
今非常に有名な女優なので、ファンならまず買いです。 たしかに彼女の顔、体は綺麗で色香もある。しかし、もし彼女が無名のタレントで、今この程度の写真集が出ていたとしたら果たして売れるだろうか。ヘアは当時の事情から不可能でも、着衣の写真と裸体の写真とにいまいち関連性やまとまりがなく、取って付けたようなバラバラな写真編集。極めつけは最後数ページにわたる雑誌の広告ページ。カメラマンやモデルの技術、努力を出版社が完全に台無しにしている。はっきり言って駄作。しかし、高樹沙耶の色香のみに支えられて星3つ。(笑)彼女はすばらしい。
是非手にしてほしい一冊です。
彼女の裸は他の女性にはない独特な雰囲気があります。なかなか妖艶な感じです。個人的にはとても気に入ってお世話になってます。
沙耶に入れたい
若いタレントよりも、むしろにじみ出るような魅力がある。奥ゆかしい、というようなキャラのタレントではないが、着物姿だと若い頃より円熟した今(この写真集より18年くらい経っているが)の方が一番魅力的だ。若いタレントなら、願望で一発やりたいと思うだろうが、沙耶には毎晩すっぽりと入れてやりたいと感じさせる魅力がある
顔も体の良い
随分お世話になりました。
いやらしい裸
充分オカズになります。

まあだかい―内田百けん集成〈10〉   ちくま文庫

[ 文庫 ]
まあだかい―内田百けん集成〈10〉 ちくま文庫

・内田 百けん
【筑摩書房】
発売日: 2003-07
参考価格: 1,103 円(税込)
販売価格: 1,103 円(税込)
まあだかい―内田百けん集成〈10〉   ちくま文庫
内田 百けん
カスタマー平均評価:  4
まあだかいーまあだだよ
映画のまあだだよの百聞先生はおそらく黒澤監督の恩師の立川先生の面影が色濃く反映されてるのではないでしょうか?まあだかいーまあだだよ 蝦蟇の油も読むと面白いですよ。
この編集はちょっと
この文庫全集が出るまで、一部の本以外はちょっと手に入れにくかった内田百間の本。装丁もきれいだし読みやすい活字だし、喜んでそろえたが、新仮名遣いに変えてあるのはまあしょうがないとしても、同テーマの随筆・小説を1冊に収録というこの編集はちょっとどうかと思う。特にこの「まあだかい」ではタイトル通り一年に一回の宴会「摩阿陀会」(と「御慶の会」)の題材のみを集めた随筆集だから、同じことの繰り返しで少々飽きてくる。同じイベントについて書いたものを年代ごとに追えて遍歴がわかるのは興味深いが、資料みたいな感じでどうも楽しくない。著者があまり過去の自作を読み返さない人だから随筆中によく記憶違いが出てくるのもやたら気になってしまう。 ちくま文庫版はこれはこれとして、旧版を揃える気になった。ちくまのおかげで知名度が増したせいか、古本がやや活発に出回るようになっているので。 蛇足だがこれは黒澤映画「まあだだよ」原作ということになっているが、あれを著者が観たら怒るというか気味悪がると思う。というか私が気味悪かったのだが、映画の登場人物は著者に似てまったく非なる人物像になっていることは、読めばすぐわかる。
「もういいよ」になるまで
 黒澤明監督の遺作となった「まあだだよ」の元になるのがこの本です。
 かつての教え子達に還暦を祝ってもらってもまだまだ死にそうにない百關謳カ、未だか未だかで「まあだかい(摩阿陀会)」。見方によってはものすごく失礼なネーミングですが、この遠慮のなさに百關謳カと教え子達との間の気の置けない関係が伺えてなんとも微笑ましいです。

 この本では、十数年に渡って毎年行われたその「まあだかい」での出来事が中心に描かれています。

 還暦をすぎても乾杯でビールの大ジョッキを一息に飲み干す百關謳カ、年をとって足が悪くなり、「まあだかい」に行きたくても行けなくなって寂しがる百關謳カ。内田百闔ゥ身の手で軽妙に綴られるそんな一コマ一コマに、古き良き時代の師弟関係が生き生きとうかびあがります。

 内田百閧ニいう人は非常に多面的な人物ですが、そのなかでも教師としての百閧見てみたいという方にはぜひお勧めの一冊です!
 最後に、普段我々が何気なく使っている「嫌だから嫌だ」というフレーズの由来がじつは内田百閧セったということがこの本の解説を読むとわかります。


17歳のポケット (集英社文庫)

[ 文庫 ]
17歳のポケット (集英社文庫)

・山田 かまち
【集英社】
発売日: 1996-06
参考価格: 590 円(税込)
販売価格: 590 円(税込)
17歳のポケット (集英社文庫)
山田 かまち
カスタマー平均評価:  5
君を忘れない
思春期や高校受験といった困難な時期に描かれた詩や絵は 僕の心の奥に突き刺さった。 迷ったり恋をしたり、もがきながら生きるかまちに いつしか自分自信を重ね合わせて読んでいた。 ああ!かまち!かまち! もし君が今生きていたら この狂ったような世界を君はどんな風に描いただろう? 君はこの世界がどんな風に見えるのだろう? 世界に疑問を持って生きているすべての人にこの本を読んでほしいです。
感性を揺さぶられる作品集
かまちは「何かを表現する」という行為に関して、神童であり天才でした。 そしてあまりにも早熟で、わずか17年間の人生を奇跡のように駆け抜けました。 かまちの残した膨大な作品に触れるとき、僕は10代の頃の自分の感受性を取り戻します。 かまちと共に悩み、苦しみ、喜び、哀しみ、怒り・・・心の奥底に封じ込めたはずの若い心の叫びが、目の前にありありと甦ります。 それは、彼の絵や詩が死後30年近く経った今でも一切風化せず、またその若々しい思想の芽が微塵も失われていないためです。 かまちの絵や詩は決して完成された芸術作品ではありません。 若々しく荒々しい激情がストレートに表された、非常に原始的ともいえる作品ばかりです。 しかしだからこそ、彼の作品は真っ直ぐに我々の心に飛び込み、我々の心をかき乱し、失いかけている「純粋」を思い出させてくれるのです。 本物の芸術家とは、かまちのような人のことなのかもしれません。 ただ、残念ながら今かまちの作品を観ることのできる機会は非常に少ないと思います。 恐らくここで紹介する本も増刷されることはないでしょう。 そして山田かまちという若き天才がいたことは、我々の心の中から次第に忘れ去られていくのかもしれません。 大人が若かった頃の感受性を失っていくように・・・。 芸術に触れることの喜びや大切さを忘れないためにも、僕はずっとかまちの作品を胸に抱いて生きていきたいと思います。 昔の自分自身を忘れないためにも。 この本は大切な宝物です。
「17歳の真実」
「嘘をついて おとなっぽく ふるまってやれ」絵も詩も心を表すかのように混沌としているが、「17歳」とはつまりこういうことなのではないだろうか? ・・・・いや、そもそもこうあるべきなのだ17歳とは!!

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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク