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東アジア「反日」トライアングル (文春新書) 民法のすすめ (岩波新書) 言語と社会 (岩波新書 青版 950) 新・スカートの風―日韓=合わせ鏡の世界 (角川文庫) イスラム過激原理主義―なぜテロに走るのか (中公新書) 明治・大正・昭和政界秘史―古風庵回顧録 (講談社学術文庫 (619)) 宗教は国家を超えられるか 近代日本の検証 (ちくま学芸文庫) 「大人」がいない… (ちくま新書) 若者が『社会的弱者』に転落する (新書y) わが朝鮮総連の罪と罰 (文春文庫)
東アジア「反日」トライアングル.. 民法のすすめ (岩波新書) 言語と社会 (岩波新書 青版 .. 新・スカートの風―日韓=合わせ.. イスラム過激原理主義―なぜテロ.. 明治・大正・昭和政界秘史―古風.. 宗教は国家を超えられるか 近代.. 「大人」がいない… (ちくま新.. 若者が『社会的弱者』に転落する.. わが朝鮮総連の罪と罰 (文春文..

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東アジア「反日」トライアングル (文春新書)

[ 新書 ]
東アジア「反日」トライアングル (文春新書)

・古田 博司
【文藝春秋】
発売日: 2005-10-20
参考価格: 746 円(税込)
販売価格: 746 円(税込)
東アジア「反日」トライアングル (文春新書)
古田 博司
カスタマー平均評価:  5
イスラエル・パレスチナと同じ構図
中近東に位置するイスラエル・パレスチナの2000年以上に亘る、そして今も、これからも続く果てしない対立、あたかも電極の同極同士が反発しあうような構図が、これを読んで自分たちも同様な関係国を有していたのだと気付いた。他人のことはよく解るが、自分のことはなかなか気付かないと骨身にしみた。このことは自分たちが受けてきた教育にも問題があるように感じられる。歴史教科書問題は政治問題化し、タブーと教師にも認識されていると推察する。しかし、自国の歴史を知ることが重要であることと同じくらい、隣国、アジアの正しい(隠し事のない)歴史を学校で教えることはお互いの理解を深められ、また、更なる友好のため、経済・文化発展のためにも正しい行動指針と考える。しかし、著者が言うように長い時間と地道な努力、我慢・辛抱が果てしなく続くのだろう。でもそういった作業・行動なくしては真の友好国とはならないであろう。著者の書で初めて隣国のことが理解できた。
「反日」は止まらない
著者の古田博司氏は、かつて日韓歴史共同研究のメンバーだった。つまり、筋金入りの朝鮮史の専門家である。 それだけに、「反日」をかかげる中国、韓国、北朝鮮に共通する思想的背景についての解説は、論理的かつ説得力がある。最後まで読めば、三国の過去、現在、未来を冷徹に見つめた批判書であることがわかるが、「彼らの最近の行動は、あまりにも見苦しい」といった舌鋒するどい表現は、いささか煽動的なきらいがある。著者はいまも南北朝鮮の映画や歌謡曲を熱心に鑑賞しているというから、つきあいが長く深いだけに愛憎なかばする心境なのだろう。 著者によれば、どの国にとっても、近代化への結束のエネルギーを得るには「忘れ得ぬ敵」が必要だという。日本もかつて西洋列強に伍していくために国のかたちを急ピッチで整え、結局勢いあまってアジアの覇者をめざした。その歴史の功罪はさておき、「中華」のプライドを傷つけられた三国――朝鮮にも「小中華思想」がある――が、わが国を「忘れ得ぬ敵」に選んだのは事実である。したがって、いかなる政治的な対処をしようとも、彼らが心理的な満足を得るまでは「反日」は止まらないのだ。 実際、北京五輪の成功によって自信の生まれた中国では、「反日」の空気はすっかり冷め、言論にも余裕が生まれているという。ぜひとも順調に民主化の道を歩んでもらいたいが、それに失敗すればまたいつでも「反日」の熱はぶり返すことだろう。深い泥沼のなかにある北朝鮮は言うまでもなく、「日本と戦っていまの国の礎を築いた」という苦しい嘘をかかげている韓国は、どこかでカタルシスを味わわないかぎりは、いつまでも因縁をつけてくるだろう。このことをしっかり認識した上で、日本は三国とのつきあい方を考えなければならない。
現代日本において魯迅の精神を継ぐ
とにかくアツいなあ…というのが、本書を通読した上での第一印象である。 正直、著者が熱く語っていることのかなりの部分が、評者にとっては「どうでもいい」ことであるので、かえってこうしたテーマを冷静に考えることができた。巷に掃いて捨てるほどある受け売りの嫌韓論・嫌中論と本書が一線を画するのは、著者の知性と五感とをフルに使って組み上げられた血の通った議論であるからだろう。自らレッテル貼りに手を染めている以上、読み手からのレッテル貼りや決め付けから自由になることは難しいだろうが、できれば虚心坦懐に読んだ上で、その論ずるところを吟味したいものである。 それにしても、こんな風にアツく語って、次の世代を担うことになる若い読み手が、そのアツさに共感して受け売りを始めたとしたら、それは現代日本における「阿Q」現象に他ならないのではないだろうか。そんな精神的勝利法で優越感を得るような人々の誕生を、著者は別に望んではいないと思うのだが。
中国の部分は精彩を欠くが・・・
中国・韓国・北朝鮮。 反日を国是とする東アジアの「反日」トライアングル国家である。 中国・韓国・北朝鮮には最早何も期待できないのか。 著者は期待の裏返しの絶望にあるように感じる。期待して裏切られる。 そしてこのトライアングルは反日が国是であり、歴史段階が進まない限りは反日の動きがやむことがあり得ないことを喝破する。 しかし、道徳性と歴史の関連はこのトライアングル国家のみの問題であろうか。 日本も中華の文化伝統の一端を継承する文化圏である。歴史に客観性よりも正しさを求めがちな傾向は同様ではないか。 過去の「あった」姿よりも過去の「あるべき」姿を追い求める。伝統に道徳性を求める心性は日本にも根強く残っている。そこに反日トライアングル国家の思惑に嵌ってしまう隙ができてしまうのではないか。 著者は朝鮮研究の専門家である。深く朝鮮を愛する人間である。 そのためか、筆が朝鮮に及ぶや鮮やかである。特に抗日の実績のない韓国が北朝鮮に正当性で劣ることを東アジア史の該博な知識を基に詳述する部分は見事である。反面、中華主義を中心とする中国についての論究ではいまひとつ切れが足りない。時代論のような理論的な部分も少々退屈さを感じてしまう。著者の筆はその本領である朝鮮、それも事実を積み重ねる実証において最もその輝きを放つように感じた。
反日に対して毅然と戦う覚悟を決めましょう!
 一章を読んでいて、北に関して「体制を維持していく上で核とミサイルを廃棄することは無い・・・」、南に関して 「在韓米軍の見直しとか、撤収とか絶えず大威張りするが、本当は徹するといわれると慌てふためくのである。」の箇所を 読んだ時、的中しているので思わず噴出してしまいました。  北朝鮮・韓国・中国とも中華思想をベースに国家主義ナショナリズムを加味した「反日」は、著者の言う如くなくなら ないのは読んでみて納得しました。  3か国とも言論の自由の無い国ですし、韓国の反日の根拠も学術研究レベルでは 根拠が無いことが明らかになって来ている様ですし、「反日」に対して毅然とした態度を取ることが必要だと思います。  新書で200ページ程度で良く纏まっていますので「反日」の概要を理解する上では良書だと考えます。

民法のすすめ (岩波新書)

[ 新書 ]
民法のすすめ (岩波新書)

・星野 英一
【岩波書店】
発売日: 1998-01
参考価格: 819 円(税込)
販売価格: 819 円(税込)
民法のすすめ (岩波新書)
星野 英一
カスタマー平均評価:  4
やさしくはないので注意!
大学1年の時に教授に薦められて読んだのですが、はっきりいって 理解できませんでした。あくまで著者の民法哲学を著した本であって、 初心者が読む本とは言いがたいように思います。 ある程度民法を含めた法律全般を勉強した人が読むべきです。 そうでないとかなり難しいと思います。 内容の程度は高いと思われるので、新書よりも、論文や単行本で 出されるべきだったのではないでしょうか。
市民社会の法とは(;'Д`)ハァハァ
東大名誉教授であり、かつて千葉大学教授でもあった民法の泰斗による『民法のすすめ』は民法こそが、我々の市民社会の構成原理であると論じている・・・?! 。法といえば、憲法か刑法をまず思い浮かべる方もおられるが、この本では法、および市民社会についてのイメージを深めるべきであるっ?!
民法を題材にした法学入門
著者は十数年前に人気を博した民法学者で、確か敬虔なクリスチャンだったと思いますが、本書でもそういった倫理観が色濃く反映されています。大学の一般教養で開講されている『法学』という講座で、民法をモチーフに近代市民社会を支えるル−ルや理念を解説するための教科書といった感があり、これから民法を学習しようという方はもとより、ある程度は学習が進んだ方が民法を色々な角度から鳥瞰したいという目的にいいでしょう。
市民生活の根幹である民法への平易な招待状
 一昔前まで、一般的に、日本人は「法律」と言う言葉を聞くと民法ではなく憲法のことを連想しがちであると言うくらいに、民法に対する関心は余り高くなかったものです。そのような現状に対して、民法が社会の中で如何に重要な役割を果たしているものであるか、と言うことを平易な形で書き表わされているのが、この新書のコンセプトでした。

 しかし、色々法律関係のテレビ番組が放映されている現在おいても、テレビ番組では法律が何故必要になっていることについての哲学的な問いは為されていないのが現状ですから、法律が何故必要とされているのかについて、現在でも、この本を読む価値が減じたわけではありません。

 日本人が抱く「法」に対するイメージと西欧人が抱くright,droit,Recht,deritto「法=権利!」との違いが生じていく過程とか、近代民法が念頭としていた「人間像」の誕生とその修正の過程、そして近代民法が念頭においていた家族像とその変容過程が、この新書では詳しく描かれています。

 「抽象的な『計算高い人間』」から「具体的な『愚かさも含んだ人間』」へ、「青年男性中心の『家父長を中心とした家族』」から「男女間及び親子間の平等を体現する『多様な家族』」へ、推移していく現在の情況についても、電子技術やバイオテクノロジーの発展に対して法は如何に対処すべきなのかについても、民法学者の視点から、著者は一定の指針を与えています。

 急速な都市化、テクノロジーの高度化によって、旧来の「共同体」の機能が不全に陥り、新たなる「市民社会」を形成することが要求される中で、この本をヒントに上のような問題に皆さんなりに解答を用意されることが要求されることでしょう。
「市民社会の法」
民法の入門書であるが、民法を「市民社会の法」として近代国家の成立によって身分関係が撤廃された状況における私人間のルールとして歴史的・社会的に位置づけているのはわかりやすい。

また、法律が規制する一方なのではなく、ルールによって保護を行っているというのももっともである。また成立当初想定していたのリベラル的な「強く賢い人間」から「弱く愚かな人間」へと対象が変化していった流れも示唆的である。

しかしいずれにせよ、こうした法なり近代国家が成立するのは、全体のことを考える個人が必要であり、日本においてはこうした個人のあり方が相当に弱いのは特徴である。それを解体したのが戦後民主主義か?


言語と社会 (岩波新書 青版 950)

[ 新書 ]
言語と社会 (岩波新書 青版 950)

・P.トラッドギル
【岩波書店】
発売日: 1975-01
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
言語と社会 (岩波新書 青版 950)
P.トラッドギル
カスタマー平均評価:  4.5
社会言語学に興味がある人は必読!
簡単に言うと言語と社会との関係を取り扱う学問が社会言語学という分野なのですが、この本は「社会言語学ってどうゆうことやるの?」と思っている人に特にお勧めです。この本を読むとこの領域のすべての内容がつかめるというわけではないのですが、どんなことを勉強するのかということに関してはつかめるはずです。また、この手の本は洋書が多いので、洋書の入門書ではあまりよく分からなかったという人(私自身もそうですが…)にとってこの本は大いに参考になるはずです。
流暢な標準語の持つ機能とは?
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言語学に興味のある方へ!!
私は大学の言語学概論のレポートのために6冊くらいの参考文献を読んでみました。そのなかでも、この「言語と社会」が一番話がよくまとまっていてわかりやすかったです。言語と社会の関係を知りたい方はこの本の第一章の社会言語学を読んでみてください。他の参考文献を幾つも読むよりもこれだけでわかる!って感じです。ただ、小見出しがないのでどこに自分の知りたい情報が載っているかは自分で読んで理解しなければならないのがちょっと面倒ですね。


新・スカートの風―日韓=合わせ鏡の世界 (角川文庫)

[ 文庫 ]
新・スカートの風―日韓=合わせ鏡の世界 (角川文庫)

・呉 善花
【角川書店】
発売日: 2000-01
参考価格: 520 円(税込)
販売価格: 520 円(税込)
新・スカートの風―日韓=合わせ鏡の世界 (角川文庫)
呉 善花
呉 善花
カスタマー平均評価:  5
『近親憎悪』的反日感情、何気なく違う国民性
ステレオタイプにはめ込むつもりはないが、英国人との結婚8年目にして思うに、呉氏のいう韓国人のお国柄は、見かけがそっくりな日本人よりも、むしろ欧米人のそれに近いものがあると思う。おそらく中国人も同じ範疇に入るのではないだろうか。

『以心伝心』とか「相手が知っているはずのことはいう必要がない、むしろそれは失礼に当たる」という日本人にありがちな感覚は、言葉を少なくし、その分よくいえば気の遣い合い、悪く言えば腹の探り合いということになる。そういうことの得意な人は「気が利く」人だし、不得意な人は「察しの悪いトーヘンボク」ということになろう。

しかし、韓国人もそうらしいが、欧米人もまた中途半端、曖昧、どっちつかずに耐えられない人たちのようだ。日本人にしてみれば目の前にあるものを「これは何々だ」と説明するようなことは煩わしいこと、不要なこと感じるが、欧米人は黙っているのは「意地悪く無視している」か「理解していない」かのどちらかと見る。そして「怒っている」にせよ「解らない」にせよ、そうはっきり言え、と迫るのである。

勿論、日本人にも韓国人や欧米人にも個人差はあるし、日本人の性格が一番いいと言っているのではない(日本人と話しているほうが気が楽なのは確かだが)。確かなことは、呉氏のような「日本にいるときは日本人のやり方、考え方をわかる努力をする」という態度なくして、異民族間・国際間の摩擦は一向になくならないであろう、ということだ。

呉氏の「もののあはれ」や神社神道の日本の古代的自然信仰との結びつきへの理解は並みの日本人以上だと思える。日本人も呉氏のように韓国文化を理解できれば良いのだが、韓国人のいわれなき反日感情を鎮めることが先決で、その為には「従軍慰安婦問題」等の誤解を学術的アプローチで冷静に議論して解いてゆくことがまず必要であろうと思う。
「近くて遠い国」へのいざない
韓国は日本人にとって「近くて遠い国」とよく言われてきました。私にとっても残念ながらまさにその通りでした。マスコミの報道を目に耳にしたり様々な本を読んだりするたびになかなか理解が及ばないと感じることもたびたびでした。そんな私があらためて韓国に興味を持ったのは著者の別のある書によるものでした。そのおかげで私は韓国という隣国を改めて見つめ直すことができ、その中で「スカートの風」の存在を知りました。すぐに読みました。韓国という「遠い国」にずいぶんと近づくことができました。この「新スカート」が出てとても期待をして読みました。いろいろな面から韓国を考えることができるようになりました。これらの書で日本との今までの歴史、交流からこれからの国家間のおつきあいの展望など多くのことを学びました。言語も日本語と同系統とか。言葉は文化のエッセンスとも言います。初歩ですが韓国語にも挑戦して、より深くお国をわかりたいと思っています。今の私は言い古された言葉ですが「近いからもっと近い国」になるよう自分なりに考えていこうという気持ちでいっぱいです。


イスラム過激原理主義―なぜテロに走るのか (中公新書)

[ 新書 ]
イスラム過激原理主義―なぜテロに走るのか (中公新書)

・藤原 和彦
【中央公論新社】
発売日: 2001-10
参考価格: 798 円(税込)
販売価格: 798 円(税込)
イスラム過激原理主義―なぜテロに走るのか (中公新書)
藤原 和彦
カスタマー平均評価:  5
イスラムの印象が変わる
とにかく面白いのがイスラムの死後感。 イスラムでジハードによって死ねば「たくさんの女に囲まれて何不自由なく暮らせる」という当たり前の死後感があるというのを初めて知った。どこまで行っても男を振り回すのは「性欲」というのを知って少なからず笑ってしまう。結局それかい!!と突っ込みたくなるが妙に親近感を感じてしまう。それを理解してしっかりと利用するものと、あっさり利用される側がいる。彼らの正義感のみにスポットを当てていると見間違う過激派の素顔が垣間見れる。
イスラム原理主義の歴史的経緯や思想的系譜を丹念に掘り下げた秀逸な書籍
イスラム世界に関連する書籍は数多くありますが、その中での原理主義の位置付けをまとめた書籍は少ない。日本では原理主義やテロリズムを「欧米vsイスラム世界」の文脈で強引に捉えがちですが、それ故イスラム原理主義の実像が極めて見えにくい。その点本書は、イスラム原理主義の多様性や歴史的経緯、思想的系譜にまで踏み込んでいるため、同時多発テロから5年を経過した今でも、十分な読み応えがあります。 とは言え、本書ではビンラディンら原理主義国際派に関する記述は少なく、大半はエジプトのイスラム集団とジハード団の記述で占められています。しかし共産主義を考察する際にソ連の考察が不可避なのと同様、イスラム原理主義やアラブ民族主義の誕生地であるエジプトの諸事情を考察するのが極めて重要なことは確かです。実際、サイード・クトゥブのジャーヒリーヤ論は勿論、反ユダヤ主義や民主主義否定の思想は、世界中の原理主義組織に忠実に受け継がれています。一方でイスラム原理主義には、ウンマ内部のジハード論やシューラーのように、アラブ民族主義の持つ社会主義的特徴が数多く見られますが、これらを見る限り、イスラム原理主義が独自の革命理論であり、ビンラディンが原理主義運動のトロツキーに等しいという指摘は大いに頷けます。 なお、自由主義文化人へのテロにおける穏健派と過激派の連携、選挙における穏健原理主義勢力の二桁議席獲得など、本書ではテロを容認しがちなエジプトの矛盾が見て取れますが、これはイスラム世界全般の矛盾にも通じるものです。しかし、アラブ民族主義が衰退し、少なくともテロに対するエジプト国民の支持が消失した以上、原理主義自体もいずれ衰退するのは明白です。原理主義の思想的系譜を理解し、一般のイスラム教徒の支持を断つ上で、エジプトの歴史的経緯を知ることは大いに意義があります。
フセインとアサドらバース党の功績
イスラム過激原理主義に走るのは多数派スンニ派の急進派である。中東の長い歴史の中で少数派のキリスト教やアラウィー派、ドルーズ派は多数派スンニ派の迫害を受けてきた。そこでキリスト教徒のミシェル・アフラクとスンニ派のビタールによって宗派とは関係ないアラブ主義世俗政党のバース党が作られた。それまで迫害を受けてきたアラウィ派、ドルーズ派にとって福音であった。スン二派もキリスト教徒もドルーズ派もアラウィ派も平等に扱われる。アラウィ派のアサドがシリアで始めてスンニ派以外で権力を握り後に追われるがドルーズ派も中枢に位置した。レバノンでもドルーズ派が権力を始めて握る。スン二派のフセインも女性の社会進出を促しキリスト教徒も平等に扱い特にアサドから追われた党創設者キリスト教徒のアフラクを丁重に迎える。西洋的な物差しだけでエジプト、メソポタミア文明を糾合したアラブ世界をはかるのは危険である。
9・11テロ以前の章立てながら
 本書は9・11テロ直後に出版されたが、内容は9・11以前のものである。その分「古い」が、9・11に規定されていないだけ、逆に「新鮮」ともいえる。
 第1章では、97年エジプト南部(上エジプト)で日本人を含む外国人旅行者が多数犠牲になった凄惨な「ルクソール事件」が詳細に取り上げられているが、著者はそこにイスラム原理主義の到達点(腐敗)と同時に分岐点(展望)をみている。それが、後半の第5章と第6章から第7章への展開によって、武闘派の活動から和平派が台頭するまでを経過を追って詳述されている。
 前半では、第2章と第3章で、原理主義思想について、81年のサダト暗殺とその裁判の経過を通して語られていく。そこに浮上するのが「ジャーヒリーヤ論」を信奉する「イスラム集団」と「ジハード団」である。「ジャーヒリーヤ論」とは、「ジハード論」と並ぶ、西欧型民主主義を否定したイスラム法に基づく神権社会の建設をめざす革命理論である。この理論に基づいてシャリーア(イスラム法)の全面適用とカリフ制(預言者ムハンマドの代理人による統治)の実現をめざす「イスラム集団」について、かれらがどのような背景から生まれてきたのか、第3章で説明されている。イスラム原理主義は、ナセルのアラブ民族主義の挫折を経て、サダト・ムバラク体制と対峙するかたちで形成されてきた「アラブ民族主義の代替物」とみることができる。その到達点と分岐点が「ルクソール事件」だったのだ。
 なお全章の中間に置かれた、「国際派」ビンラーディンを取り上げた第4章は、現在からみると、図らずも9・11テロへの「前史」となっており、、最終章(第7章)に「和平派」への期待を滲ませた章立てに対して、皮肉な位置を占めている。
エジプトにおける過激主義
一言にイスラム原理主義といっても様々な立場がある。
そして最も極端な部分に過激原理主義が位置する。
穏健派から過激派まで日本ではいっしょくたんに語られがちなイスラム原理主義について丁寧に解説されている。

イスラム集団、ジハード団といった過激主義集団の誕生から記述が始まり、エジプトにおける地域性の過激主義への影響、冷戦からポスト冷戦期への世界の枠組みによる過激主義の国際化、エジプト政府との戦いなど過激主義の歴史をなぞりながら過激主義の本質を鋭く分析している。

エジプトこそが過激主義の大母胎であり、エジプトと過激主義を追跡することは過激主義全体を知ることであり、ひいては現代国際社会を知ることにも繋がっていく重要な視点である。


明治・大正・昭和政界秘史―古風庵回顧録 (講談社学術文庫 (619))

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明治・大正・昭和政界秘史―古風庵回顧録 (講談社学術文庫 (619))

・若槻 礼次郎
【講談社】
発売日: 1983-01
参考価格: 1,523 円(税込)
販売価格: 1,523 円(税込)
明治・大正・昭和政界秘史―古風庵回顧録 (講談社学術文庫 (619))
若槻 礼次郎
カスタマー平均評価:  5
興味深い
第一次世界大戦のころを読んでみた。 いろいろと知らないことが書いてあった。 清浦内閣が組閣に失敗したのは、海軍大臣を得られなかったからだ・・・。 また、大隈内閣の内側からの記述が興味深い。 加藤高明外務大臣と、参戦の経緯。 21か条と元老とのやりとり。 大浦事件についての身内からの描写等々。 座右において時々参照したい本だ。
明治・大正・昭和政界秘史
 若槻礼次郎といえば高校で、日本史を専攻した人ぐらいしか知らないだろう。しかし彼は、二度にわたり内閣総理大臣を務めた経歴を持つ。当時、超一流の政治家だった。そして彼によって書かれた本書もまた超一流の歴史資料である。あるいは純粋にサブタイトルにならい、回顧録ということもできる。要するに、どちらにとることもできるということは、それだけ若槻がすごい政治家ということの裏返しととれる。
 「ばんざい」の由来から始まって、大隈重信、原敬、桂太郎、西園寺公望、浜口雄幸、吉田茂、鳩山一郎、近衛文麿、東条英機など。本書に出てくる人物は聞いたことはある人ばかりなのだが、肝心の若槻がもっともマイナーである。そういうちょっと影がうすい。しかし、超一流の政治家である彼の残した本書は、歴史の舞台裏を若槻が冷静に書いたまさに秘史録である。
 戦前からのえらい人にしては珍しいことに、文体も現代的で非常に読みやすい。
宰相経験者による貴重な回顧録
はっきり言って、戦前の政治家の中で若槻礼次郎の存在感はかなり薄いと思う。政策や人間的魅力で注目を浴びることはなく、かと言って「帝国日本の悪の象徴」といったイメージで糾弾されるわけでもない。だがこの本の存在を軽く見てはもったいない。そもそも日本では、功成り名を遂げた政治家が後世の評価にも耐えるだけの資料的価値を持つ回顧録を執筆する伝統が、残念ながら存在しない。その中にあって戦前二度にわたり政党内閣を率い、その後は重臣として一定の重きをなしたこの人物による回顧録は、やはり貴重な資産だからだ。

島根の下級武士の家に生まれ困窮から中学を中退、一時は代用教員も勤めた若槻が、その後東京帝大・大蔵省を経て政党政治家に転進、ついに宰相の地位にまでのぼりつめてしまうというストーリーは、それ自体明治の立身出世主義の体現として面白い。政治史との絡みで特に興味深いのは、南満洲鉄道株式会社設立の経緯・桂太郎渡欧の狙い・第三次桂内閣総辞職の舞台裏・ロンドン軍縮会議の様子などについてそれぞれ回顧した部分だろうか。
解説で伊藤隆氏が指摘するように、若槻の文章は抽象性を排し実際的で飄々としたものなので非常に読みやすい。自らの若い頃についても衒うことなく若干のユーモアも漂わせながら率直に書き綴っていることに、多くの人が好感を持つのではないだろうか。ただ一方で、若槻は朝鮮統治や対外戦争がもった意味についてはほとんど無頓着なように見える。これを伊藤氏のように「戦後の価値観で戦前を見ようとしていない」と好意的に捉えるべきなのか、議論の分かれる点だろうが、とりあえずまずは多くの方に一読して頂きたい一冊。ちなみに内容の多くは、1949年から翌年にかけ、最晩年の若槻が雑誌に連載した文章が元になっている。


宗教は国家を超えられるか 近代日本の検証 (ちくま学芸文庫)

[ 文庫 ]
宗教は国家を超えられるか 近代日本の検証 (ちくま学芸文庫)

・阿満 利麿
【筑摩書房】
発売日: 2005-06-08
参考価格: 998 円(税込)
販売価格: 998 円(税込)
宗教は国家を超えられるか 近代日本の検証 (ちくま学芸文庫)
阿満 利麿
カスタマー平均評価:  4
宗教を利用する権力構造
 解説にもあるように宗教は国家を「超えられない」ようだ。本書では、特に明治維新後の日本が西洋に対抗する国家スキームを構築する際に、いかに宗教的な論拠を利用し、又日本人がなぜそのスキームを受け容れたのかを、神道や仏教に対する豊富な知見を用いて論じている。  維新を断行した明治の権力者たちは、西洋の強みがキリスト教にあることを見てとり、それぞれの藩や村の住人という意識しかない日本人を、統一した「国民」にまとめあげるために天皇制を疑似宗教として強化した。現代の日本人には想像し難いが、恐らく北朝鮮(大日本帝国の制度を真似ている)を見ると、あんな感じだと思う。傍から見ると滑稽でも中にいる人間にとってはシリアスで悲劇的だ。  そして「護国」のため仏教の寺院も加担する。殺生を戒めるはずの僧侶が兵士を戦場に送りだすことを擁護するのだ。本書は宗教が国家権力や支配層に利用されることを厳しく批判し、また日本文化の習俗が外来の宗教である仏教に融合してどのように国家宗教に影響しているかをわかりやすく解説する。著者は宗教学を教える大学教授だが、元々はジャーナリストであり、学者が著した書籍よりわかりやすい。  宗教学に関心のある読者はもとより、日本の政治思想史・政治学・社会学に興味のある一般読者には恰好の本である。
歴史学と宗教学
宗教学者として精力的な活動を続ける著者の本です。 特に異端的な宗教に関する扱いは著者ならではの手法です。が、 国家論となるとどうでしょうか。 「前夜」という雑誌では1868年明治元年から明治政府(国家)のキリシタン弾圧がはじまったかのように 述べていますが、その頃はまだ藩政がしっかりと残っています。 江戸幕府のキリシタン弾圧は江戸時代も延々と続いており、著者のあげる例は 本来歴史学者によって江戸時代最後のキリシタン弾圧として研究されています (こういう所が歴史学者に宗教学者が馬鹿にされる所なのかもしれませんが・・) 宗教問題は、江戸幕府が倒れたとたん、明治国家によって発現されたものではありません。 どうも、歴史的視点はかなりカットされており神道が明治になり突然大ブームになり 敗戦と同時に完全に抹消したかのような感さえうけます。 ある程度資料批判ができる人にはおすすめできるとは思います。
今の日本を考えるためには
本書では近代日本の、あるイデオロギーが作られていく様子が詳しく述べられている。 私はとりわけ、井上毅という人物の果たした役割が大きいと感じた。 彼が信教の自由について論じた、 「内想」は自由だが「外顕」は制限されるべき、という考え方は、 現代の日本社会に(宗教観に限らず)深く根を下ろしたのではないだろうか。 もちろん、ホンネとタテマエを使い分けるのは、井上毅以前に当然あったことではあるが。 しかし、本書を読んで、さらに最近のニュースを見ながら、 明治という時代が今に与えている影響の大きさを改めて考えた。
国家に包摂されない宗教のあり方を説く
この書物の眼目は、神道が国家神道として国家に包摂されていく過程を、江戸時代から存在した現世主義との関係で明らかにすることである。伊藤仁斎の他界・異界拒絶から、荻生徂徠の天道信仰を経て、本居宣長に至る天皇に絶対的根拠を求める「国学」の成立による、現世と天皇的権威の連続化などの中に、後の国家神道にいたる精神的系譜を見ようとする。私など、本居宣長の天皇の絶対的権威が現世を拘束しているという考え方は、西洋的な超越的神とは一線を画するが、一方フォイエルバッハなどが説いた、「神とは人間的なものである」という、神の世俗化と一脈通じるものがあるようにも思うが、どうだろうか。明治期に仏教各派が権威に擦り寄って行った過程や、神道を宗教ではなく祭祀とみなして事実上の国教とした弊害は、戦後60年が経過した今でも、我が国の精神風土を拘束する大きな問題として未解決なのだというのが、著者の意見である。なかなか、刺激的な読み物であり、今後この方面の思想も深めていく必要があることを認識できた意味で本書に感謝したい。

「大人」がいない… (ちくま新書)

[ 新書 ]
「大人」がいない… (ちくま新書)

・清水 義範
【筑摩書房】
発売日: 2006-01
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 714 円(税込)
「大人」がいない… (ちくま新書)
清水 義範
カスタマー平均評価:  4
大人と子供を深く考察
日本人よ大人になれ!とか日本の子どもは駄目だ!といった絶対的価値観をふりかざすのではなく、きわめて慎重に議論を運んでいく姿勢が目を引く。これぞ大人だ。全体像が分かるぐらいでは子どもで、その先の問題解決策を探っていく能力こそが大人の能力というのは身につまされます。
若くみえるのがいいことか
 中年女性に「年齢を重ねた大人の魅力がありますね」と言ったとしたら、嫌われること必見であろう。 「若く見えますね」と言う人が好かれる。筆者は、なぜ若いですねがほめ言葉になるか考え、 それは成熟しない国民性のせいだと結論づける。  そして、この「大人になりたくない」という感情をキーワードとして、日本人論を展開していく。 世界に広がる日本のオテク文化。成人式の騒ぎ。フリータ、ニートの増加等々。その上で、 筆者は混迷の度合いが増している現在には、「本当の大人」が必要であると解く。  各章は単独していてどこから読んでもいいが、纏まりがないのが玉にに傷であるので、星一つ減らして4にした。
とりあえず読んでみたらイイのでは…
他のレビューのご指摘の通り、真面目な大人の作者が真面目に語ったお話。 まとまりがつかず読みづらい点もあったけど、男の人の井戸端会議としてとらえて 気楽に読んでみるのには良いし、主婦の皆様、ある意味、参考になるのでは? 「そんなにわかってるんなら…できれば実際に、町内会や子供会、PTAに参加してみてから 論じては…?」 とつい思ってしまうのは私だけかな!? いい視点な内容だけに、そこのとこが物足りない感じがしました。
共感はできる
著者は,近年「大人」がいないことを指摘している. 「大人」とは年齢や体つきのことをさすのではなく,もっと精神面での事を指す. 教育力がないとか,自己抑制力がない,忍耐力がないとか,最近テレビでもよく聞く話題ではある. 著者は最近の若者文化を挙げるなどして,「大人でない」人の例を示している. 話の筋自体は納得のいくものだが,まとまりが無く,読みづらい. また,最近の文化についての著者の意見は,最近の文化を知らないのに意見している感がある. これらの点は不満だった.
真面目な人が考えた大人論
清水義範がぼんやりとした疑問を整理しながら書いていった日本社会の大人論は この人が真面目なだけに綺麗にまとまってます。 真面目に取り組まなければ導き出されないであろう結論は 清水義範が杞憂する大人になりきれていない人は読まないだけでなく 考えようとしない 社会が衰退するときこそ必要な大人の知恵 その知恵を使おうとしない人が、老人も含めて膨れているのが日本の現状に思う 清水義範氏が言おうとしてる問題を、この本を読み納得出来る人は もちろん大人であり、これからの日本社会でその大人になろうとしない人に囲まれる不安はどうすればいいのか? でも、言葉にする事がまず大事なのかもしれないが・・・

若者が『社会的弱者』に転落する (新書y)

[ 新書 ]
若者が『社会的弱者』に転落する (新書y)

・宮本 みち子
【洋泉社】
発売日: 2002-11
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
若者が『社会的弱者』に転落する (新書y)
宮本 みち子
カスタマー平均評価:  4.5
基本事項の整理なら
若者が困っている、子育ても大変、大学教育が空っぽなど、普段感じていることを まとめてくれてはいるのだが。表層的な域を脱していないのが残念。 上記の事実は、たいていの人なら気づいているレベルだろう。 まあ本書が世に出た5年間で内容が陳腐化してしまったというのもあるのだろうが。
消費だけが人生だ!?
この本は出版されたのが2002年となっており、フリーターという言葉は見られますがニートはまだ見うけられません。 状況はますます深刻化していると言えるでしょう。 若者に迎合するでもない、かと言って団塊世代として若者に説教をするでもない宮本女史の姿勢は立派だと思います。  一体日本の社会に何が起こっているのか、何がそうさせているのかを冷静にわかりやすく解き明かしています。 “子供のしつけをするためにはある程度子供を経済的依存の状態にしておくべきである” また団塊世代について“だが彼らは同時に不安も感じていたのではないか。 生活の全てを他者(市場)にゆだねていることについてー” など、鋭い考察が光ります。 ただ、“若者の没落をふせぐために社会がすべきことは何か”の章では、果たしてこれだけで本当に大丈夫なのだろうか、という不安がやはり残ります。  現在私が暮らしているアメリカの地方都市のある中学校でつい先日、女生徒の(学校で撮ったと思われる)ヌード写真が携帯電話を通して全校生徒にあっという間に広まったという事件が起こりました。 いずれ日本でも同じことが起こると思うのですが、生活に必要なものを生産・消費する社会が、いつの間にか何が何でも品物を売らなくては・買わなくては生き残れない?という社会にすりかわっているような気がします。 それでも“自分の生き方は自分が決める”という個人主義が徹底的に根付いているアメリカと比べて、家族や世間の目にがんじがらめに縛られている日本人のほうが、先行き不安は大きいような気がします。 こういう本はいくらあっても足りないくらいだと思います。 日本人全てが考えるべき問題でしょう。
社会のゆとりが失われたとき,友達親子はどうなるのか・・・
 失業率の上昇等により経済的な余裕のない若者も,潤沢な余裕資産を有する親と同居することで,比較的自由な消費生活を楽しむことができる。そして,昔とは異なり,そうしたパラサイト生活を享受し,社会参加の意欲を持たない「新しいモラトリアム」意識を持つようになる。その結果として,結婚せずパラサイト・シングルを楽しむことになる。  これらの分析を経て,筆者は,次のような懸念を抱く。 《経済社会のゆとりが,年若い消費者を大量につくりだし,友達親子を生み出した。しかし,社会のゆとりが失われたとき,果たして友達親子は生き残ることができるだろうか。親が手厚く保護することができなくなれば,消費者という社会的地位はあとかたもなく失われる。子どもたちは生活面・社会面で自立する能力を欠いたまま,厳しい現実に直面せざるを得ない。そんな未来が行く手に待ちかまえている可能性を,親と子はどれだけ自覚できているのか。》(150頁)  上記の分析を踏まえた(はずの)提案は,何だか尻すぼみのような気がする。  しかし,若者のパラサイト生活が何に寄って立っているのか,それがどれほど危うい基礎の上に成り立っているのかといった分析は,非常に読み応えがあった。
政治家の方は一体どう考えているのかしら・・・?
この手の本は教育関係者など(もちろん学生もですが・・・)一部の限られた関係者しか読まれていないことが大変残念だと思う。 高齢化社会に対する政策は一生懸命なのに(いい意味でも悪い意味でも)若者に対しては手薄感が否めない。 (ニートからも某TV番組で『現在政府の行なっているニート対策費用は意味がない』と発言され顔色が変わった国会議員がいたが・・・) 若者の話題はどうしても少子化と結びつくパラサイトシングルやフリーター・ニートなどはわがままだ・・。」とか、出生率の問題などに話題がいき「子どもを生まない女性に非難は集中する。 が、若者が社会的弱者になっている現状を国会議員の方々はどのよう思っているのだろうか?もう、家族や個人では対応できないところまで来ているのだ。求人率が上がれば解消できる問題でもない。 (選挙権がない人には冷たい。。とか???) 筆者の提言には例えば、大学の学費の自費負担などいろいろな意見があるとは思うが、大学生になる前に必読図書として読んで欲しい。
充実の良書。
放送大学で興味深い社会学の授業をしている先生の本。薄い新書なので楽に読めると思ったら、内容が濃くてずいぶん時間がかかってしまった。非常に良書だったと思う。 若者がなかなか親の家を出ず、結婚もせず、経済的にも社会的にも自立しないという現象を、社会経済的、心理的背景から解き明かしている。それも非常に納得性の高い記述が多い。 晩婚化には、なかなか解消しない企業社会における男性中心主義が影を落としている。長く働き続けても女性の地位も賃金も上がっていかないし、子供を持ちながら働くための社会的インフラも貧弱である。だから結婚して子供を持ったら女性は仕事をやめ、夫の収入に依存せざるをえない。すると、結婚したら夫だけの経済力で子供を産み育てなければならないという経済的プレッシャーから、男女ともに結婚に踏み切れない。むしろ親と暮らしていたほうが楽だ、ということになってしまうのだ。 そして、この男性中心主義の結果、能力もやる気もある大多数の女性が、社会で活躍する場面を奪われ、消費や趣味の世界に追い込まれているという。もったいない話である。 莫大な教育費が親の負担としてかかっている現状も、若者の自立を妨げている。EU諸国では、授業料減免や高い水準の奨学金を使って、学生が自分の負担で、熱心に授業に取り組んでいる。 一方、日本の大学生はあまりにも勉強しない。費用を親が出していることと無関係ではあるまい。いい成績を修めないと奨学金がもらえないようなシステムだったら、今以上に大学生は勉強するようになるだろう。莫大な費用を親が負担し、その結果当の学生がぜんぜん勉強しないのでは、壮大な社会的ムダである。日本ももっと奨学金制度を充実させて、学生が自分の負担で学ぶようにしたらいい。著者の主張に全面的に賛成だ。

わが朝鮮総連の罪と罰 (文春文庫)

[ 文庫 ]
わが朝鮮総連の罪と罰 (文春文庫)

・韓 光煕 ・野村 旗守
【文藝春秋】
発売日: 2005-05
参考価格: 600 円(税込)
販売価格: 600 円(税込)
わが朝鮮総連の罪と罰 (文春文庫)
韓 光煕
野村 旗守
韓 光煕
カスタマー平均評価:  4.5
日本の対応を考えさせられる
 朝鮮総連の国内外の工作活動に直接関与していた著者の、あまりにも詳細な証言と、日本政府の対応の甘さに驚かされる。総連は日本にあって反日洗脳教育を行っており、その行為自体を放置するどころか、税制面などでも優遇している政府の対応が理解できない。どうしても表に出せない事実もあると思われるので、著者の証言は工作活動のごく一部であると思われるが、著者が証言した事実一つ一つに対する政府の対応も記述してあり、唖然とするばかりである。著者の証言がなければ朝銀に税金が投入されていたことを考えても、この本の内容には一つ一つ考えさせられる。  公正な立場であるはずのマスコミにも総連の意向が反映しているし、総連幹部と一部政治家の癒着を伺わせる証言すらある。北朝鮮が自国民を飢えさせながら、軍事力を強化して挑発行為(挑発にとどまらない可能性もある)を繰り返している昨今、日本は国家として対応を見直すべきだと痛感させられる一冊であった。  経済の悪化により景気対策が第一であるという国内の風潮であるが、その間にも北朝鮮は東アジアにおけるかく乱を狙っているようである。経済も大事であるが、北朝鮮への対応にも気を抜いてはならないことを再考させられる。
朝鮮総連の指揮命令系統
朝鮮労働党内の3号庁舎に工作・謀略機関が集まっている。スーパー・エリート。仕事はテロ、麻薬、偽札など。3号庁舎は、連絡部、調査部、作戦部、統一戦線部の四つの部署で構成されているが、一番格下の部署が統一戦線部であり、ここに総連指導課という一課がある。ここの課長こそ朝鮮総連の元締めであり学習組の指揮命令系統を使って総連を動かしていた。つまり学習組は労働党の在日非公然組織でありメンバーは3号庁舎統一戦線部に所属する在日工作員。この学習組が総連の実体。中央本部と全ての組織幹部は全員学習組。全人事権を把握。(02年学習組は表向き解散。) まず中央学院で徹底的な洗脳教育を受ける。荒唐無稽な金日成伝などを暗記するまで読まされ、各自のプライバシーを暴きプライドを粉々にする自己批判と相互批判を通して頭のなかは金日成主義一色になる。その後工作員となった著者は、工作船の接岸場所を38箇所作った。現在100箇所以上ある。20?30人を工作船で密航させたが、その中には日本の大学の生物学者や化学者、オルグした韓国人留学生で後に韓国の国会議員や空軍幹部になった者も含む。本人も北へ工作船で渡り労働党の副部長から特別教育を施される。 在日工作員組織はさらに複雑に分化している。総連は統一戦線部所属だが、連絡部所属の組織や作戦部所属の工作員組織が他に50ほど存在した。 在日同様、総連も本国から搾取され続けた。学校などの資産を抵当にした借金、パチンコ、地上げなど直営事業の利益を貢いだ。 日本側の癒着も酷い。警察はパチンコ店のCRロムを調べず、新潟の税官吏はスーツケース(現金)を調べず、地上げ利益に税務署の査察が入る間際では政治家がストップさせ、北の資金になった。
朝鮮総連元幹部による懺悔の念の内部告発
本書は、朝鮮総連の中枢を担った元幹部が総連脱退後、ご自身が 関係した数々の非合法スパイ活動を綴った衝撃の内部告発書です。 著者は、同胞のためと信じてパチンコや地上げによる錬金活動、対 韓国・対日スパイ工作、本国北朝鮮への送金を行ってきたが、大韓 航空やラングーンテロなどを通して、自らの行動を客観的に振り返 り、結果的に同胞と自分を苦しめる犯罪活動に加担していたと認識 するに至ったのだと。自国を有利にするためならば、手段は選ばない 北朝鮮と朝鮮総連にあらためて強い怒りと恐怖を覚えました。
2003年、私たちは済州島」4.3事件55周年をむかえます。
済州島四・三事件は、私たち民族の現代史における最大の悲劇の一つですが、事件のものの凄惨さもさることながら、その後の半世紀以上にわたる事件の問題解決への道のりも苦難に満ちたものでした。 こうした不十分さへの反省を踏まえ、私たちは、このたびの55周年事業の取り組みを、在日社会のあらゆる組織や個人に開かれた和合の基礎の上に築くことを目指し、ここに済州島四・三事件55周年事業実行委員会の結成にいたりました。四・三の問題解決への取り組みは、民族の和解・和合の基礎のうえに行われるべきであるとともに、その取り組みの前進自体が在日社会の真の和解・和合に大きく貢献するものと、私たちは、確信してやみません。 また、四・三を東アジア史、世界史の中に位置づけ、分断祖国の解放後史、戦後日本史などを再検証していく一歩としていきたいと思います。 2003年1月 済州島四・三事件55周年事業実行委員会賛同人(2003年4月3日現在) 小田切督剛 小野悌次郎 関谷興仁  山中雅子  原田克子 高橋至彦 高元芳 丸川哲史 藤本治  清水澄子  松村和子 大下敦史 座間和緒子 村上尚子 石岡順  針生一郎 駒込武 川見一仁 今川徹  小西明子 本山謙二 榎本勝 杉原達(敬称略)             http://www.an-nyong.com/cheju43_55th.html 済州島四・三事件は、1948年4月3日に現在の大韓民国南部、済州島で起こった人民遊撃 隊の武装蜂起にともなうとされる虐殺事件。南朝鮮労働党が関わっているとされ、政府軍・警察による粛清と鎮圧によって、多くの島民が虐殺された。またこの事件は麗水順 天の抗争の背景にもなった。   ?中略? 流刑島だったことなどから朝鮮本土から差別され、また貧しかった済州島民は、新天地を求めて日本へ出稼ぎに行き、その一部は移住した。韓国併合後、植民地時代の初期に朝鮮から日本に渡った20万人ほどの大半は済州島出身であったという。日本の敗戦による韓国の独立によってそのほとんどが帰国したが、四・三事件の難を逃れた済州島民は再び日本などへ避難あるいは密入国し、そのまま在日コリアンとなった者も数多い。事件前に28万人いた島民は、1957年には3万人弱にまで激減した。(Wikipedia)
朝鮮総連の真の姿
朝鮮総連の内部、活動状況は「腫れ物には触れず」と言わんばかりにマスコミはこれを殆んど報じない。 本書は朝鮮総連という巨大組織の恐るべき活動を元総連幹部、韓 光煕氏が本書を通じて明るみにする。 韓 光煕氏は本当の意味で愛国者だった。しかし彼の活動は結果的に同胞を苦しめ、彼自身を苦しめる結果にしかならなかった。 朝鮮人、そして我々日本人の為にも総連の真実の姿を私達は知らなければならないのではないだろうか。 最後に身の危険もあるやも知れぬ内容の本を執筆する事に踏み切った韓 光煕氏に敬意を表すると共に、彼と御家族の安全を願います。

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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク