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ODA(政府開発援助)―日本に何ができるか (中公新書) 愛国者は信用できるか (講談社現代新書) さらば外務省!――私は小泉首相と売国官僚を許さない (+α文庫) 学校ではあつかえない世界史 (KAWADE夢文庫) 郊外の社会学―現代を生きる形 (ちくま新書) 現代アラブの社会思想―終末論とイスラーム主義 (講談社現代新書) 9・11―アメリカに報復する資格はない! (文春文庫) 続 スカートの風―恨(ハン)を楽しむ人びと (角川文庫) 少年事件に取り組む―家裁調査官の現場から (岩波新書) リヴァイアサン 3 (岩波文庫 白 4-3)
ODA(政府開発援助)―日本に.. 愛国者は信用できるか (講談社.. さらば外務省!――私は小泉首相.. 学校ではあつかえない世界史 (.. 郊外の社会学―現代を生きる形 .. 現代アラブの社会思想―終末論と.. 9・11―アメリカに報復する資.. 続 スカートの風―恨(ハン)を.. 少年事件に取り組む―家裁調査官.. リヴァイアサン 3 (岩波文庫..

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ODA(政府開発援助)―日本に何ができるか (中公新書)

[ 新書 ]
ODA(政府開発援助)―日本に何ができるか (中公新書)

・渡辺 利夫 ・三浦 有史
【中央公論新社】
発売日: 2003-12
参考価格: 777 円(税込)
販売価格: 777 円(税込)
ODA(政府開発援助)―日本に何ができるか (中公新書)
渡辺 利夫
三浦 有史
カスタマー平均評価:  4
ODAとは何か
日本の景気後退にともない政府開発援助ODAの額を減らせという議論が沸き起こるのは当然のことである。しかしながらことはそう単純ではない、なぜならば日本は国際社会の一員として果たすべき責務というものがあり、世界二位の経済大国だからである。グローバルな視点というものを国際関係レベルで設定するのか、利己主義的国益レベルで設定するのか。money is now,education is forever.の言葉が示すとおり援助総額で評価するのではなく、発展途上国が自立できるような支援を模索する必要があるだろう。
ODAの基礎を学ぶにはこれ
大学で無知のままODAについて研究しようとしたのはついこの間。 現在ODA関連の本が多く出版されている。私は多くのODA評論書や論文を読みあ さっていた中でこの本に出合えた。本当に幸いだった、如何せん無知であったか ら偏った評論や基礎を抜いた論文などでは私には頭を悩ませるだけだったのだから。 さてこの本は2004年初頭までのODAの基礎知識、動向、国際関係論が書いており、 非常にわかりやすい内容になっている。また政府側に立ったり批判側に立ったり せず、客観的多角的視点によってODAを分析している。単にODAに限定した知識だ けを提供するわけではなく、「民間投資の潤滑油としてのODA」や「世銀等の開発 計画と日本のそれ」など幅広い視野に立っていることも特筆すべき点である。大 学などの論文制作に関しては本書だけで書くことは出来ないが、一般生活をする 上では充分である。(それ以上でもあると思うが) 補足だが、5年前の情報なだけに最新のODAの本も読むことをお勧めする。 最後に読者を惑わせることなくODAについて考える余地を与える本書を良書と私は呼ぶことにした。
論拠に乏しい。
曖昧な主張をもっともらしく見せるために、都合のよいデータだけを列挙しているように読める。 東アジアのODAの成功の根拠としてGDP等の数字を挙げているが、地理的要因や政治的要因、国内情勢の大きな違いを全く考慮に入れていない。相手国の開発段階が違えばODAのGDP伸び率に対する影響が違うのは当然のこと。 これらの主張はすべて、「経済成長を促す目的以外のODAは浪費である」かのような視点から生まれている。 ガバナンスとODA有効性の関係についても、「どちらが正しいとは言い切れない」とするにとどまっている。 基本的に、資本主義を絶対とする議論から抜け出せていない。生活水準をGDPなどの数字でしかとらえておらず、実際問題としてODAがどこにどう使われていて、そのうちの何がどう問題であるかには全く触れられていない。 戦略的ODAは、政府開発「援助」ではない。「投資」とでも呼び名を変えるのが正しいのではないかと思わされる。
最新情報を踏まえた良書
著者が政府のODA改革に携わっただけあって、最新の政府与党の報告書も踏まえた内容に仕上がっています。 ODAの歴史的経緯から、求められた役割の変遷を述べ、現在のニーズに合わせた供与基準、評価方法の在り方を提示するという構成になっています。 世銀や欧米との比較も述べられており、互いの戦略・思惑の違いから生じる仕組みの違い、評価基準の違いも概観されており、情報集としても使えると思います。 世論の懸念に応えつつ、若干援助関係者への配慮が見えつつも、冷静に援助の今後を見据えた議論が展開されており、批判派にも推進派にも参考になると思います。減点なし、文句なしでお勧めします。
日本のODAを大局的に概観している
ODA関連の就職を受ける際に読みました。本書の他の本と異なる特徴は、建設的な意見・提案が述べられている点でしょう。他の本が、一部の成功事例を賞賛したり、一部の失敗事例を批判しODA政策全体を批判している中で、バランスの取れた書籍だと思いました。 本書は、1章の日本型ODAの特徴から入ります。そこではODAの理念やいままでどのような援助を行ってきたのかについて述べられています。2章では、米国と世界銀行の援助政策について振り返り、それと対比させる形で日本のODA政策について考えを深めます。さらには第3章で、ODAを受け取る側である途上国の課題からODAのあるべき姿を模索し、民間投資を誘発する「触媒」としての機能を重視したODAを推奨しています。第4章では現存するODA批判を、4つに分類し(1.環境・住民移転問題、2.商業的援助、3.借款の割合の問題、4.曖昧な供与基準)、それぞれについて反論しています。第5章では、日本が今まで重視してきた東アジア地域での日本のODAが果たしてきた役割と、地域の新たなる課題を上げています。そして最終章では、日本にとってのODA政策の意義、そして改革について言及し、特に批判の集中している対中政策について言及しています。 筆者の全体的な主張としては、今までのODA政策を東アジアの発展の事例をあげプラスに評価し、これからも民間投資誘発を目指したODAを東アジア地域に行うべきであると述べています。

愛国者は信用できるか (講談社現代新書)

[ 新書 ]
愛国者は信用できるか (講談社現代新書)

・鈴木 邦男
【講談社】
発売日: 2006-05-19
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
愛国者は信用できるか (講談社現代新書)
鈴木 邦男
カスタマー平均評価:  4
右翼の大物が書いた、右翼批判本
著者が右翼の大物だというのは、読む前から知っていました。 どんな極右な言動をするのか…と思って読み始めましたが、 そうした期待は良い意味で裏切られました。 若い頃から「愛国」を大声で叫んできた著者が「愛国心」とは何か?を自らに問いかけつつ、 ネットをはじめとした「右向け右」な現状に疑問をぶつける。 つまり「ネット右翼」と呼ばれる人々読んで欲しくて書いたのだろう。 彼らからの反発を期待しているようにも思える。 もっと、ネット右翼からの批判・罵倒のコメントが多数寄せられているとばかり思っていたので。 ということは著者が一番読んで欲しいと思った「ネット右翼」の皆様はこの本を読んでいないということでしょうか。
真っ当な意見
自分の気に入らない言論を吐く人物を、「ウヨク」だの「サヨク」だのの二元論で直ちに他者化してしまうような低劣な議論がはびこる昨今において、一服の清涼剤とでも言うべきエッセイ。私は、よく「反日」とか「サヨク」とかレッテルを貼られることがあるが、2、3の細かな点を除けば、著者と全く同意見である。どれが本物の「愛国心」かなどを競ってみても、結局は内ゲバにしかならず、不毛なことこの上ない。ナショナリズムを煽ると、それは必ず自分達にブーメランのように帰ってくることになる。
題名にだまされた感じ
 勝手に「愛国」と声高に叫んでいたものの変節ぶりや、調査で最近のネット右翼らがどう考えているのか等の内容だと見当をつけて読み始めたので、三島は兎も角、天皇に焦点を合わせ、大きくページを割いている本書は、正直期待はずれでした。  著者が学生時代に運動していた頃、行動を共にしていた右翼の同士は多くが普通の勤め人となり、著者に「まだやってんのか?」と声をかけます。  安保で盛り上がった学生運動者が、今では体制の補完物として管理する側に回っているのも、運動理念自体を信念をもって遂行していたのではなく、難しい事は分からないがとにかく騒げると、祭り感覚で参加していたからなのでしょう。  西南戦争後、西郷のようなカリスマが出現し再び内乱が起きぬよう、明治政府は、大久保利通や伊藤博文でなく、天皇を担ぎ出してカリスマに仕立て上げ、民主主義と結びつきかけた愛国心を、天皇を愛する事=愛国心として利用するようになっていく。  私が、支配者でないものが愛国を唱える事に違和感を持つのは、それが続いているからであり、彼らが国内で騒音を撒き散らし、反対の声をあげるものを脅しているにもかかわらず、日本の石油確保の為に義勇兵としてイラクへ行く者も、中国や韓国で部品を製作したり商業展開を行なっている企業製品の不買運動も、外来語の廃絶を訴える者も、モスクワの赤の広場へ「北方領土を返せ!」との街宣も、在日米軍基地に突入覚悟で抗議行動を起こす者もいない現状が、彼らの言行不一致を証明しているからだ。  藤原正彦の言うような「祖国愛」への言葉の差し替えでなく、姜尚中の言う「愛郷心」を先ずは、皆が住みよい地域への変革という形で具現化した後の集大成として、愛国心があるならば、受け入れやすいのではないかと思う。  お任せ民主主義に慣れきってしまい、汗をかけなくなってしまった大多数の人が、それに沿って行動できるかは疑わしいが。
愛国心という言葉と天皇という存在は似ている
著者の鈴木邦男氏は少し前に「ハンセン病元患者宿泊拒否事件」で有名になった酒井徹氏のサイト(と言うより酒井氏が鈴木氏のサイトに間借りしている)で知りました。右翼の大物という振れ込みとは逆のリベラルな言動には当時から興味を持っていたのですが、最新刊が出たと言うことでこの本を手に取りました。教育基本法改正案が国会で審議されている今、遅きに逸した感はありますが、多くの人に読んでいただきたい本だと思います。 氏は三島由紀夫の思想を軸に、「愛国心」と言う言葉の危うさを穏やかに語っています。長年の右翼活動から体で学んだ柔軟な思考が、自然な説得力を生んでいます。氏は「愛国心の奪い合い」「愛国心はならず者の最後の避難場所」等の言葉でソフトに表現していますが、要は「愛国心」という言葉は、使う者によってどんな理不尽なことでも正当化できる、危険な言葉だと言っているのです。 氏が言うように、高々200年の歴史しか持っていない多民族移民国家であるアメリカならば、愛国心を教えることは国体の維持という点で重要なことでしょう。でも、日本では国を(郷里を)思う心は自然に持っていて当たり前の感情です。学校で教えなくともオリンピックになれば日の丸君が代に違和感を持つ人などほとんどいない社会で、ことさらに「愛国心」を教育する…。そのことの胡散臭さがはっきりと見えてきます。 後半で語られる天皇についても愛国心という言葉と全く同じ危険性があると思います。しかし今も昔も「天皇」が「愛国者」によって好き勝手にいじくりまわされている、という話をしながらその危険性に触れないのは、やはり右翼の限界でしょうか。まあ今の時代、いじくりまわされて本当に困っているのは当の天皇陛下くらいだとは思いますが。
旧くて新しい愛国心論
「にわか愛国者、アマチュア愛国者、おたく愛国者に、本当の愛国心を教えてやろう」という動機を元に、右翼であり自称日本一の愛国者である著者が日本の歴史や天皇制、そして自らの過去の告白を交えながら愛国心を論じたタイムリーな本である。 「愛」という言葉は、キリスト教をもとにした明治時代につくられた訳語であり、「日本人の情緒的表現の最高のものは、恋であって愛ではない」といった三島由紀夫の言葉をもとに、愛国心という言葉の中身を小気味よく「解体」していく。「上からの愛国心」「下からの愛国心」「愛国心の争奪戦」といった歴史的視点による考察は、なるほど実に理解しやすい。そして各場面で、愛国心やそれにまつわる言説や行動をしっかり複眼的に論じている。「愛国心はならず者の最後の避難場所である」といった著者にすると最も敬遠するべき言葉に対しても、一定の理解を示しながら、そこから言葉の中身を汲み取っていく姿勢は評価するべきであろう。 それにしても、終始一貫しているのは著者の寛容さであり、意見の対立する側からも何かを積極的に学ぼうとする姿勢である。「天皇制抜きの愛国心もあるだろう」として共産党も認めている。つまり必然的に「正論」「諸君!」を代表とする排外主義的愛国心に注文をつける内容となっている。 タブーだった愛国心論争も雪解けし、保守系の専売用語ではなくなった。「愛国心は心の中にもっていればいい」と主張する著者の意見に合わせて、この本を読んで、暇があればひとりひとりがこっそりと「愛国」とは何かをぼんやり考えれば、そこに何かしら新しい発見がでてくるかもしれない。

さらば外務省!――私は小泉首相と売国官僚を許さない (+α文庫)

[ 文庫 ]
さらば外務省!――私は小泉首相と売国官僚を許さない (+α文庫)

・天木 直人
【講談社】
発売日: 2006-03-21
参考価格: 720 円(税込)
販売価格: 720 円(税込)
さらば外務省!――私は小泉首相と売国官僚を許さない (+α文庫)
天木 直人
カスタマー平均評価:  4
感情的な文章は頂けないのだが・・・
それでも広く多くの人に読んでみて欲しい本。 特に注目してほしいのは、著者と小泉元首相との確執などではなく、外務省内の実態だ。 複雑怪奇な国際情勢の中で日本はどのように進むべきか、どうやって生き延びていくのか それを考えて外交を実行していくのが外務省の任務だと思うのだが、実際は・・・ ところで著者がアラブ寄りだという批判があるようだが、アラブに何をしても構わない というような国と、考えなしに歩調を合わせるのは、やはり危うい。 もちろんアラブ諸国と対立する国とコトを構えるのが良い訳ではないが、情勢がどのように 転んでもある程度大丈夫なように策を講じておくのは、日本にとって絶対必要なことだ。 政権(=日本国政府ではない)がどんな方針を打ち立てようが、そういう綱渡りを やりとげることこそが、外務省のお仕事なのだから。 (政権に楯突いた外交官を省内の多様性の確保という意味で温存するべきなのに、 切り捨てていくようでは、外務省ひいては日本外交の未来は暗い)。 そういう意味では、非常に少数の国とだけ深い関係を結び、その他の国との関係を 徹底的に軽んじた当時の外交は、やはり国益を損ねてしまった、とは言えそうだ。
興味深いが・・・
元外務官僚ならではの内部事情などを知ることが出来て、大変興味深く読んでいきましたが、段々と不愉快にもなっていきました。 読み進むにつけ著者の偏った視点などを感じる事も多々あり、単に週刊誌レベルの告発本のような低レベルの安っぽさを感じました。 著者の問題意識と正義感、もっと違う表現方法もあったのでは?  これでは勿体無いと思います。
外務省の実態がここにある
異端の外交官天木氏は、小泉首相のイラク戦争における米国支持の姿勢に批判的な 意見具申を二度にわたり送信したため、平成15年9月に実質的な免職処分を受ける。 憤激冷めやらぬ天木氏の外務省への逆襲が本書で、単行本は20万を超えるベスト セラーとなった。本書は外務省の怠慢と傲岸不遜、横行する公金横領を暴露した上、 外務官僚の実名を挙げて、その歪んだ精神を公に晒してみせる。「伏魔殿」とも云われ、 その腐りきった体質が人口に膾炙されて久しいが、34年奉職し、その裏も表も知り 尽くしたエリートの語る実態はおぞましいの一言に尽きる。あらためて憤りを 覚えるし、何がここまで外務省をダメにしたものか、思いを致さざるを得ない。 なお本書の最後に上げられている筆者の政策提言を、私は賛同するものではない。 徹底したブッシュ批判、小泉首相らの米国追従政策への嫌悪、アラブ寄りの姿勢、 平和憲法の礼賛、天皇の戦争責任への論及などに見られるように、反米・反日の 左翼・リベラル的な政治思想の持ち主であることが分かる。これは「チャイナ・スクール」 にも通じるものだ。決して正義感だけの人物ではないことは踏まえる必要がある。
外務省は伏魔殿
「外務省は伏魔殿」と田中真紀子元外務大臣は言いましたが、なるほどその通りだと改めて感じました。国益よりも省益を重んじ、権力には従順に、減点されないことを旨とし、意見も述べないのでは何のための組織なのだろうと思いました。 しかし、ことは外務省に限ったことではなく、そういった問題を抱える官僚組織と、それをコントロールできない政治家の問題は深刻です。さらにその監視役であるべきマスコミも機能していないという現状は重症です。 文中に石原都知事が当時の森首相に「君が一番偉いんだから強引にやったらいい」と焚き付けても、「なかなかそうはいかない」というくだりがありましたが、ここにも官僚の壁があるのだなと感じました。
小泉の欺瞞政治に筆誅を下した告発の書
副題に『私は小泉首相と売国官僚を許さない』とある本書は、イラク派兵に反対の意見を具申した著者が、駐レバノン大使を不当にも首になった怒りを込めて、いかに日本の政治が狂っているかを告発した書だ。中を読めば著者の怒りが伝わってきて、こんな国にしてしまった日本について身震いし、売国政治家の跋扈に対して情けなくなる。本書が単行本として出たときに、表紙裏に免官状のコピーが印刷され、天皇の署名も内閣の印鑑も押してなかったのを指摘し、藤原記者がベストセラーの『小泉純一郎と日本の病理』の中で、これは政府が急いで首を切るために、公文書を偽造したものだと論じていたが、新聞も雑誌もその疑惑を追及しなかった。ところが、今度でた文庫本ではそのコピーもなくなっていて、政府の言論弾圧がこれほど酷いのか、それとも出版社が及び腰になったのかの疑問を感じさせる。「小泉首相から政治を取り戻そう」と訴える著者は、『あとがき』で「歴代首相の中で小泉首相ほど、政治と国民を舐めてかかった政治家はいない」と書くが、その小泉は無能だったのに任期いっぱい好き放題をして、しかも高い支持率を維持し続けたのだから、日本が亡国に陥るのは当然のことでもあった。何という情けないことだろうかという点を思い知り、日本がまともでなくなったことを理解する意味で、多くの有権者に読んで欲しい本である。

学校ではあつかえない世界史 (KAWADE夢文庫)

[ 文庫 ]
学校ではあつかえない世界史 (KAWADE夢文庫)

【河出書房新社】
発売日: 2005-02-16
参考価格: 540 円(税込)
販売価格: 540 円(税込)
学校ではあつかえない世界史 (KAWADE夢文庫)
 
カスタマー平均評価:  4
面白いけど
面白いけど、下ネタが多いですね。 どこからこういうネタを探してくるのかわかりませんが、これだけいろいろ集めて一冊で面白く読めるのはいいと思います。 文庫で安いし。 でも知ってる話もちらほらありました。
確かに学校ではあつかえない
歴史上の偉人達の裏の顔についての興味深く面白いエピソードがいっぱい。中でも性生活についてかなりのページが割かれている。「短小」だったナポレオン、200人以上の女と寝たユゴーなど、これまで崇高な存在だった偉人達が人間臭い、親しみ深い存在に見えてくる。今まで「世界史なんて退屈だ」と思っていた人にぜひともおすすめしたい。
偉人に隠したい過去あり!!
かなり過激な過去が・・・。歴史の裏側のゴシップ記事を読んだって感じです。ナポレオンやクレオパトラからヒッチコックまで幅広い年代の有名人たちの隠された性癖からあやしい趣味だとか!!かなり面白いです。こんな授業だったら毎回寝ずにうけるだろうな!って感じ

郊外の社会学―現代を生きる形 (ちくま新書)

[ 新書 ]
郊外の社会学―現代を生きる形 (ちくま新書)

・若林 幹夫
【筑摩書房】
発売日: 2007-03
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
郊外の社会学―現代を生きる形 (ちくま新書)
若林 幹夫
カスタマー平均評価:  3.5
印象的なエピソードと効果的な団地などの写真
これが「社会学」であるのかどうか私にはわからないが,郊外に関するさまざまなエピソードを 5 つの章にまとめている.新書なので印刷はあまりよいとはいえないが,団地などの写真が効果的に配置されている.区別のつかない建物や部屋がならぶ団地に関するエピソードとして安部公房の「燃えつきた地図」や「ウルトラセブン」の「あなたはだぁれ?」という話がとりあげられているのが印象にのこった.
生きることの条件としての郊外
著者は、これまで郊外について言われてきた言説を大きく2つにわけます。まずは社会学者達による、伝統やコミュニティの不在の指摘。つぎに建築家達による、オリジナルで優れたデザインの不在の指摘。 こうして大きく2つの視点から批判される郊外ですが、著者は自らが郊外地居住者であるという視点から、郊外で生きることこそが現代人の生きる条件なのだと議論します。そして、たとえ浅くても、そうした郊外で積み重ねられてきた記憶を辿っていこうではないか、というのが全体のテーマです。 あとは、優秀な著者のことですので、時折引っ張ってくる文化論や統計データも説得的で、勉強にもなります。「生きることの条件としての郊外」論の視点が、一通り身につくと思います。
建築様式を超えたポストモダニズム
 無理矢理「動ポス」的に読むとすれば、都市を「郊外」からポストモダン的に定点観測した著書といえるかもしれない。  地方出身者の「都会的な生活」への憧れと、都市出身者の「都市には無い理想的な生活」への憧れを一手に背負い込んだ「郊外」。さらにそこには核家族という新しい家族像への期待も混じり、郊外は一つの「大きな物語」としての機能を持つようになった。  しかし、1980年代以降「郊外」が一般化するに従い、そうした理想は物語としての機能を失う。ニュータウンの建築様式が画一的なモダニズムから、装飾をほどこしたポストモダニズム的になっていったのもこの頃からだった。それはどこかで見たような「地中海風」とか「イタリア風」と言った記号を消費する、データベース的建築様式である。そして人々の行動様式もまた、一つの価値観を共有しようという「共同体志向」から、単に住む場所を偶然にも共有するだけの「共異体志向」へと変化している。  通底する筆者の方向性を汲み取れば非常に示唆的であり、面白い。新書だが、時間をかけて読み込む必要がある。
比較分析を!
都市社会学の第一人者による郊外論。 郊外は都市の存在を前提とした自立的でない空間であり、だからこそ住人にも場所にも必然性がなく、その記憶は忘却される と主張している。 それ自体は良いのだが、せっかく第一人者なら、マトリクスを用いるなどしてもっと明解で論理的な考察を加えてほしかった。例えば、郊外が都市を前提とした空間なら、郊外だけでなく都市空間との属性ごとの比較があればよりわかりやすいし、また東京の郊外をカテゴリー化して分類するくらいの意気込みがほしかった。

現代アラブの社会思想―終末論とイスラーム主義 (講談社現代新書)

[ 新書 ]
現代アラブの社会思想―終末論とイスラーム主義 (講談社現代新書)

・池内 恵
【講談社】
発売日: 2002-01
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
現代アラブの社会思想―終末論とイスラーム主義 (講談社現代新書)
池内 恵
カスタマー平均評価:  4.5
イスラーム理解の必読書。
アラブの文献を丹念に読み解き、その民衆の思想、現在の思想を浮き彫りにした、俊英の労作。 今アラブでどのような本が読まれているのか、そしてどのような本が読まれないのか。反ユダヤの 原因はどこにあるのかを論理的に記述していく。英語の文献だけでアラブを語る論者が多い昨今、 イスラームを理解するのに必読書と言えよう。
日本ではほとんど紹介されないエジプト思想家の動向が新鮮
エジプトの動向に強いが、エジプト = アラブなのだろうか。エジプトは長く続いた軍事独裁体制と個人崇拝の強化、古代から続く輝かしい国への自負など、複雑な政治的、社会的バックグラウンドがあると思うが、そのような事を切り捨てて、乱暴にエジプト思想家の思想を、アラブ社会思想と述べてしまっているように読める。ただ、貿易センタービルへのテロ事件のとき、アラブ(およびペルシャ語圏)の多くの民衆が、あれはイスラエルの仕掛けた陰謀だと答えたという話を聞くので、アラブ社会への陰謀史観の蔓延は確かにあると思う。また、日本ではあまり紹介されない思想家を数多く紹介してくれており、この部分は十分刺激的だ。更なる研究が望まれる。
共存はありえるのか
結構読みにくい本です。この作品の論旨をたどるには相当の基礎知識が必要とされます。特にナセルの非同盟運動、70年代前後のパレスチナゲリラの運動があまりにも印象が強く残っている私には。著者は、袋小路に陥っているアラブ社会の知的状況をその状況的な並びに本質的な矛盾を中心に描きます。そして私たちとは隔絶した他者を赤裸々に描いていきます。所詮はイスラム世界においては、穏健派も過激派も、イスラムと非イスラムの価値的な平等を是認することがないという著者の指摘は絶望的ながらも慧眼です。日本のメディアにはこの悲劇的な対立の認識が根本的に欠落しているようです。fallaciのrage and prideとの併読をお勧めします。
これは世界の終わりか?
 もし悪魔がいるとすれば、悪魔はこの世界を狂気に陥れるために、まず宗教世界を乗っ取るだろう。キリストにもムハンマドにもなりすませば、世界を一挙に破滅させることができるからだ。アッハッハと笑った顔が、突然凍りついてしまう、笑えない笑い話。本書の読後に感じたのはこれだった。
 著者は、現代アラブの思想状況が、極端な閉塞状況にある、と断じる。例えば、反イスラエル感情に酌量する余地はあっても、知識人までもが安直な反イスラエルを唱えるのは、知性の自殺行為に等しい。巷説のイスラエル陰謀史観に、社会的な権威者までもが、冷静な分析の努力を欠いて同調することも、知性の怠慢である。それは自らの主体性において解決すべき問題を、外部の責任に転嫁することであり、真の変革の意識を妨げる。なぜこんな袋小路に陥ってしまったのか?
 著者は、1967年の第3次中東戦争でのアラブの大敗北を起点に、思想潮流が急進的マルクス主義とイスラーム主義に分極したことを描出するなかで、分極化がいまだ着地点を見出せず、その残滓が漂っている状態にある、と言う。その上で湾岸戦争以降のアラブ世界に蔓延する終末論こそ、分極化の果てに陥った思想の袋小路の象徴とみる。終末思想とは、来世を待望することで真の問題解決を先送りし、自己責任を他に転嫁するという、思想の疲弊状態を示している、と言うのだ。
 最後に著者は「時代の趨勢に抗って懸命の思索を続けた知識人」を待望している。私も同感だが、ただ16世紀の宗教改革の時代も一種の狂気の時代だったことを思うと、エラスムス的知性よりも、ルター的なパワーの方が時代を推し進めていったわけで、そうしたことが、アラブを含むイスラーム世界に巻き起こっているのではないか、という感も否めない。
異なった思考をする人々を理解するために
自分とは違う論理・思考をする人を理解することは難しい。
自分の考え方・論理から自由になることが困難だからである。

最近、イスラムとキリストという2つの宗教がぶつかっているが
お互い自分の思考回路から自由になれない、と感じている。
自分自身もイスラム的思考・イスラム教の思想をまったく知らず
同時に理解もしていないため、理解努力の一環で読んでみた。

読了した今もなお、彼らと彼らの宗教を理解できないでいるが、
なぜ理解できないかその理由は理解できた。日本で第一線で活躍する
イスラム学者として、今後ますます重要な位置を占めるであろう
著者の名作と感じた。


9・11―アメリカに報復する資格はない! (文春文庫)

[ 文庫 ]
9・11―アメリカに報復する資格はない! (文春文庫)

・ノーム チョムスキー
【文藝春秋】
発売日: 2002-09
参考価格: 590 円(税込)
販売価格: 590 円(税込)
9・11―アメリカに報復する資格はない! (文春文庫)
ノーム チョムスキー
Noam Chomsky
カスタマー平均評価:  3.5
ひどい翻訳で読む気が失せる
9.11直後のチョムスキーのインタビューを集めたもので、スピード出版されたためか、やっつけ仕事の翻訳の悪さには辟易する。チョムスキー自身も多くの先例を元に模索している状態で、明確な考えに至っていない時期のもので、しかもほぼ同時期に行われたインタビューをいくつも並べているので、かなりrepetetiveになっている。ニュース性の高いうちに,原書で読んでおく本であった。
たしかにひどい訳
 英語の原文を読まなくてもこの拙劣な訳はすぐ気付くと思います。薄い本なので原書を読むのが吉でしょう。
 しかし、チョムスキーの他の著書も翻訳されているこんにち、わざわざこのインタビューを読む意味はもう薄れてしまっているとおもいます。
合成の誤謬
著名な言語学者でありながら、反米論者としても有名な思想家であるチョムスキーが9.11と米国について語ったインタビューが掲載されている。

建国以来、米国は他国を攻めるようなことはあっても、自国が本格的に攻められることはなかった。攻撃の矛先が初めて米国に向いたという意味で、9.11は未だかつてない出来事であった。しかもそれは得体の知れないテロリスト集団によるものであり、9.11は米国のみならず世界を震撼させた。

しかし、それとアフガン空爆に踏み切るのとは別問題である。米国に反撃する権利はない。これがチョムスキーの主張である。この本では、ICJがニカラグア事件で米国を「テロ支援国家」としたことや、米国のスーダン空爆によって特効薬を製造していた工場が破壊され、結果的に多くの被害をもたらしたことなど、具体的事例をもとに、気持ちのいいくらい強烈な対米批判がなされている。

確かに米国はしばしば国際法を破るし、常に人道的な行動を取っているわけではない。ただ、ある事例を取り上げて国全体の性質を断定することによって、著者は合成の誤謬に陥っているのではないだろうか。
翻訳はさほど気になりません
翻訳が稚拙だとの、意見が有りますが、さほど気にはなりません。
寧ろ、ジャーナリスティックな観点から早い翻訳を試み、
文庫化したのを誉めるべきかと思います。

チョムスキーは横(市民団体)の繋がりが政治を
変えていくといってますが、それは如何なものか。
寧ろ考えるのはマクロポリティックスだと思います。
翻訳が・・・。
英語版を読み、その後日本語版を読む機会があったのですが、あまりの翻訳の酷さに驚いてしまいました。翻訳過程で意味が変わってしまっている点もありますが、日本語としておかしい部分があまりに多く読みづらかったです。翻訳者の方はこのテーマに関して詳しい方ではなかったのでは?洋書はテーマによっては翻訳の過程で翻訳者の考えが反映されてしまう事も多々あるように思います。やはり洋書は可能な限り原書を読んだほうがいいですね。内容もインタビュー形式の為か“より”深くまで言及されておらず、911後にこの様なテーマに興味を持った方や何も知らずに親米の方へのきっかけ作りのような内容に感じます。より詳しい事例等を知りたければ、本書の中で紹介されているような専門家の著書の方がよいかもしれませんね。


続 スカートの風―恨(ハン)を楽しむ人びと (角川文庫)

[ 文庫 ]
続 スカートの風―恨(ハン)を楽しむ人びと (角川文庫)

・呉 善花
【角川書店】
発売日: 1999-03
参考価格: 520 円(税込)
販売価格: 520 円(税込)
続 スカートの風―恨(ハン)を楽しむ人びと (角川文庫)
呉 善花
呉 善花
カスタマー平均評価:  4.5
他国を理解する努力は時として辛く苦しいが、収穫も大きい
91年に発刊された呉善花女史の第二作のテーマは日韓の"いき違い"である。 日本人と韓国人は全然違う。習慣が違う。文化が違う。考え方も人間観も違う。 戦後民主主義的な教育を受けてきた日本人は「人は皆同じ。国は超えられる」と 単純かつ能天気に信じ込んでいるが、これほど傲慢と独善に満ちた態度もない。 国によって、民族によって人はまったく異なる。その前提を本質から理解せずして 相互理解などできないのだ。私はそのことを本書からあらためて学んだ気がする。 本書には筆者が体験を通して実感した、文化的背景からくる誤解の実例がふん だんに登場する。韓国人男性と交際経験のある女性から、私がしばしば聞くのは 「韓国人は食べ方が汚い。幻滅した」というものだったりする。それでわかれたと。 だが韓国ではそれが標準的食べ方であったりするのだ。文化的違いが、相手の 人格の判断材料につながってしまう現実。我々でもそうなのだから、反日教育を 植えつけられた韓国人なら、それはもっと顕著だ。日本人のふるまいを曲解して 「差別だ!」と思い込む韓国人は多い。知性に富み、日本で長く生活した筆者で あるからこそ乗り越えられた壁も、実際には高く厚いのだ。日本を理解するために 筆者が通った苦難の道と努力から、我々が学ぶことも多いのではないだろうか。
政府関係者も本書を参考にしては・・・?
前作に続き読んだ。
前作は文化の違いなどが書かれていた。
しかし、当時と現状の違いがあるので「参考に」程度ではあった。
本書は韓国の人の内面などについて書かれているので、参考程度ではなく、「ほぼそのまま」だろうと思って読めた。

日本が韓国(朝鮮)を侵略したという事実だけを理由に、韓国の人が日本を恨んで・嫌っているのかと思っていたが、本書を読むとそうではないことがわかった。

韓国に感心を持っている人はもちろんだが、政府関係者や韓国とつきあっていく企業の人などは本書を読んでおくといいと思った。
日韓の文化比較、びっくりすることが多い
 処女作の「スカートの風」は日韓の文化比較の他に韓国出身のホステス事情という内幕ものの要素があったが、本書は文化比較に限定してこと細かく説明している。友人関係・夫婦関係・ビジネス関係における日韓の習慣の相違と、すれ違いが描かれる。また、日本にはない「恨」(ハン)の概念の解説も詳しい。

 本書の中で最も印象的だったのは、ライフルを持って立て籠もった犯罪者の投降を呼びかけるために犯人の母親が呼び出されて拡声器から自分の息子に呼びかけることへの感想だ(176頁)。日本では良く行われていることだが、著者が、「韓国ではこのような母親の行動は絶対と言ってよいほど起こらない」と言い、「いいようのない怒りがこみ上げて来る」と書いているのには、びっくりした。著者は「社会では悪くとも自分いとって悪い子であるわけがない」と言っている。儒教精神が韓国の方が日本より強いこと(論語には「親は子のために隠し、子は親のために隠す」とある)、および日本の母親の影響力の強さから来ることなのだろうが、このパラグラフを読むまで私は母親による説得はてっきり全世界で行われているとばかり思っていた。
『行き違い』を克服して対等で健全な関係を
新鮮な驚きと感動を与えてくれた著者の処女本『スカートの風』に続く本書にもまた、見かけは全く区別のつかない日本人と韓国人(韓国人が『朝鮮人』と呼ばれるのを嫌がっていたとは)の文化的・慣習的違いの無知による「行き違い」について胸落ちのすることが沢山書かれている。

私の通った高校のある山口県萩市は知る人ぞ知る古い伝統ある陶器・萩焼の町であるが、藩主毛利輝元によって招致・厚遇された朝鮮人陶工らは、人間国宝・11代三輪休雪のようにいまも綿々と続く大陶芸家の宗主家として尊敬されている。一昔前は私も左翼思想に染まって「どうせ『招致』じゃなく『拉致』して来たんだろう」くらいに思っていた。が、呉氏のいうように韓国では「技術者」「工芸家」などが軽蔑されているということを知ってから、作家が作品一つ一つに「伝統の技」と「魂」を込め、そのことに誇りを持つという伝統がある日本で才能を遺憾なく発揮した陶工たちは、むしろ幸せだったかもしれないと思うようになった。日本では庶民に至るまでそういう素地があったからこそ、世界の『技術大国』として認知されるまでになったのだと思う。そうではないからと韓国を馬鹿にするのではない。「日本にはこういういいところもある」「これが日本人のやり方・考え方だ」と自信を持つことは卑屈でない対等の国際関係を目指すものにとって基本的姿勢であるべきだろうと思うのだ。
自分を知るにも良い一冊
もともと本書はどちらかというと韓国人の異質性について語られている部分が大きいが、日本人と韓国人との違いを指摘する箇所から、日本で育った私の様な日本人は自分達の異質性に気づかず、どこへ行っても自分たちは理解される物だと考えがちであるがそうでないことを理解させられる。

もちろん、日本人とは違った韓国人の考え方を知るにも良く、彼らとつきあうならば事前勉強としてとても良いだろう。


少年事件に取り組む―家裁調査官の現場から (岩波新書)

[ 新書 ]
少年事件に取り組む―家裁調査官の現場から (岩波新書)

・藤原 正範
【岩波書店】
発売日: 2006-02
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
少年事件に取り組む―家裁調査官の現場から (岩波新書)
藤原 正範
カスタマー平均評価:  4
誠実な調査官の姿が見えます。
元家裁調査官による一冊。 少年の立ち直りにかけた半生を振り返り,決してうまくいかなかった事例が多かったことなどを正直に淡々と描き出す中で,少年非行の背景や実態を示しています。 少年が環境によっていかに左右されるか,少年の置かれた立場に深く共感しながら処遇決定に関わる調査官の姿は,かなり誠実に感じました。 付添人活動についてほとんど触れていない点で,★一つマイナスにしました。

リヴァイアサン 3 (岩波文庫 白 4-3)

[ 文庫 ]
リヴァイアサン 3 (岩波文庫 白 4-3)

・ホッブズ
【岩波書店】
発売日: 1982-01
参考価格: 945 円(税込)
販売価格: 945 円(税込)
リヴァイアサン 3 (岩波文庫 白 4-3)
ホッブズ
カスタマー平均評価:  4
ここから神学についての議論が始まります!
 (第2部からの続き)  第2部の第31章の段階ではさほど明確にはならなかったが、第3、4部で大々的に聖書が取り上げられ、ホッブズがその解釈作業に深々と入り込んでいくのは、ローマ・カトリック教会のヨーロッパ全土に及ぼす権力が、「自然法」にも「神の法」にも背いていることを撃つためである。第3部の表題は「キリスト教のコモン-ウェルスについて」となっているが、「キリスト教のコモン-ウェルス」とはカトリック教会のことだ。  教科書的なホッブズ理解においても、「教会権力に対する国家権力の優越を説いた」というのは、ホッブズの思想の要点のひとつである。  カトリック教会は、(『リヴァイアサン』第1、2部に示されたような仕方で結ばれた)社会契約によって「主権」を獲得してはいない。また、旧約聖書におけるユダヤ人のための「神の王国」、新約聖書におけるキリストが支配する「神の王国」のいずれにもカトリック教会は該当しないし、ローマ法王が「奇蹟」を伴って神の啓示を告げているわけでもない。そうである以上、カトリック教会・ローマ法王の権力は、ヨーロッパ各国の「国家主権」に優越するものとして認めるわけにはいかない。人々は、もっぱら国家主権に対してのみ服従すべきなのである。  ここで注意しなければならないのは、ホッブズの政治思想は必ずしも非宗教的・反宗教的な態度をとるものではなく、むしろ、(王が統治する)俗なる世界についての政治理論と、(神が統治する)聖なる世界についての神学理論を、何とかして総合しようと試みているように思われるという点だ。  ホッブズがそんなことを明確に意識していたかどうかは分からない。それにホッブズは、当時の彼を取り巻いていた抜き差しならない政治的、社会的状況のなかで、ある意味では日和を見ながら書いていたようなところもあるようなので、『リヴァイアサン』自体もどこまで本気なのか分からないといえば分からない。  しかし、ともかく我々に残された『リヴァイアサン』という書物の後半は、「政治学と神学の総合を試みたもの」として読むのが、最も理解しやすいアプローチだろうと私は思うのだ。(たとえば43章を参照)  ところで、この第3部に到ってはっきりするのは、『リヴァイアサン』から「信仰の自由」や「基本的人権」を読み取ろうとする訳者序文(解説)が、おおよそデタラメであるということである。  たしかにホッブズは「信、不信はけっして人間たちの命令から生じるものではない」「信仰は神のおくりものであって、人はそれを、報酬の約束や拷問の脅威によって、あたえることもとりさることも、できない」(211頁)と述べてはいるが、これは当り前のことを言っているにすぎない。  ホッブズが言いたいのは、政治的主権者──それがキリスト者であろうと異端であろうと不信心者であろうと──に対する絶対的服従が、「神の法」への服従と一致する、ということである。「信仰の自由」やら「基本的人権」の尊重を導こうとしているのではなくて、ホッブズの主眼はあくまで、カトリック教会の振るう権力が「神の法」から逸脱したものであることを暴くという点に置かれている。  さらにいえばホッブズは、たとえば「リヴァイアサンへの附録」の第2章では、無神論者は追放されるべきだとも述べているのである。  「国家権力に対して基本的人権、とくに信仰=良心の自由をつらぬこうとするホッブズの努力は、この本のいたるところににじみでている」などという訳者の解説は、曲解もいいところである。 (第4部へ続く)

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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク