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ボランティア―もうひとつの情報社会 (岩波新書) 特捜検察の闇 (文春文庫) 学歴社会の法則   教育を経済学から見直す (光文社新書) 合コンの社会学 (光文社新書) 心の対話者 (文春新書) ときどきイギリス暮らし (ちくま文庫) オタクはすでに死んでいる (新潮新書) 好きになってはいけない国。―韓国発!日本へのまなざし (文春文庫) ハル回顧録 (中公文庫BIBLIO20世紀) 情報操作のトリック―その歴史と方法 (講談社現代新書)
ボランティア―もうひとつの情報.. 特捜検察の闇 (文春文庫) 学歴社会の法則 教育を経済.. 合コンの社会学 (光文社新書) 心の対話者 (文春新書) ときどきイギリス暮らし (ちく.. オタクはすでに死んでいる (新.. 好きになってはいけない国。―韓.. ハル回顧録 (中公文庫BIBL.. 情報操作のトリック―その歴史と..

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ボランティア―もうひとつの情報社会 (岩波新書)

[ − ]
ボランティア―もうひとつの情報社会 (岩波新書)

・金子 郁容
【岩波書店】
発売日: 1992-07
参考価格: 300 円(税込)
販売価格: 300 円(税込)
ボランティア―もうひとつの情報社会 (岩波新書)
金子 郁容
カスタマー平均評価:  4
情報社会を予言する
今日、市民社会論、非営利組織論が興隆の感を見せている。本著が書かれたのは1992年であり、その中では間違いなく先駆的な著として位置づけられる。
本著の主題は情報とネットワークであり、ボランティアは事象にすぎない。1992年という時代を考えれば事象としてのボランティアに焦点を当てる意味もあったのかもしれないが、そのハゥ・トゥーや体験談を求めて読むのならこの書でなくても良いだろう。本著はサブタイトルにあるように情報社会を予言する社会論である。
今日、経済や社会の閉塞感のなかで、様々な分野で第三の道が模索されている。いわく、資本主義でも社会主義でもなく、保守主義でもリベラルでもなく、国でも民間でもないという。その先にあるものを語るのに、事象以上のものを捉えられない論者が多い中で、バルネラブル(傷つきやすい)をキーワードにその構造を解き明かし、情報社会における人間の関係性を描く論理には一定の説得力がある。
自立した強い個人が経済や社会の主役になるというのが、第一のセクターが語る第三のセクター像だ。このことを考えるとバルネラブルというキーワードは逆説的にも読めるのだが、それが今日の市民社会の現実であるとすれば、自己責任論に対して倒置的な視点を提示したといえる。
 企業の社会的責任論に触れた部分は、メセナ活動がバブルのあだ花として想起される今日やや隔世の感を抱く。バルネラブルというキーワードが新しい関係性を構築するほど強いメカニズムを持ちうるかという点について議論もあろう。個人的には、情報社会において、国や企業、コミュニティーへの帰属の意識がどのように変化していくのかという議論に関心がある。しかし、日本の市民社会を語るために読んでおいて損は無い一冊である。
ボランティアに興味ある人はもっと最近の本をお勧めします。
 私もボランティア活動に参加しているのでどんな本なのかなと思って図書館で借りてみました。

 ボランティアの説明や実例はもちろん書かれていたけれど、ボランティアが話の中心ではなく、情報とボランティアの関係を説明していたところが多かった。

 10年以上前に書かれているので、ボランティアの認識も今とは違っていると思うので、最近の本も読んでみたい。
冴えに冴えた洞察
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特捜検察の闇 (文春文庫)

[ 文庫 ]
特捜検察の闇 (文春文庫)

・魚住 昭
【文藝春秋】
発売日: 2003-05
参考価格: 550 円(税込)
販売価格:
特捜検察の闇 (文春文庫)
魚住 昭
カスタマー平均評価:  4.5
正義って何かね?
世の中に「正義」は存在しない。 それを教えてくれる一冊。
暗い闇にメスを入れた力作
 真理とは何か。 15年以上前に、政治学者と弁護士に聞いたことを思い出した。  政治学者は、「真理とは立場によって、そして見方によって常に複数存在する」と答えた一方、弁護士は、「真理なんてものはない。作り上げていくものだ」と答えた。私自身は、政治学者の意見に近いし、弁護士の発言に、果たしてそんなものだろうかという疑念を持ち続けてきた。もちろんこの話は弁護士の話ではないし、自分の過去の経験を一般するものではない。しかし、その弁護士の発言を久しぶりに、本書を読んで思い出した。 「検察の「正義」自体、我々が考えているほど純粋無垢に光り輝いているわけではないのだ。検察の捜査は上層部や政界からの圧力、ひどい時は情実などに影響されたいわば「妥協の産物」であり、ときとして腰砕けのまま終わってしまうのである」という後書きに中島氏の発言も、本書を読んで分かったことである。  どの組織にも、どんなチームにでも淀んだ闇の部分があるかもしれない。その闇を表に出す作業をした、著者の仕事ぶりを評価したい。いったいこの闇はどうなくなるのだろう。チェックする機能を果たす仕組み作り、そして職業という仕事の枠を超え、人間としてどうか判断できる仕事人の存在、そして時に良い仕事をすれば適格に評価し、また悪い仕事をすればそれを表に出すジャーナリスト、そしてそれらを評価する我々にかかってくるのだろう。
憂鬱な事実
 最近のニュースに触発されて、この本を手に取った。  検察官、といってもしがない生活を細々としている身には縁がないし、ごく最近までこれといったイメージすらなく、深く知る機会さえなかったが、2009年3月からのマスコミ報道によって俄かに存在感を示してくれた。振り返ってみれば国内的に最大級のニュース供給者でもあり、いわゆる「正義」を行動によって定義しようとする主体でもあり、法務省の管轄下にある国家公務員でもあり、改めてその影響力の大きさに気づかされる。  本書は、検察の中の検察とも言える特捜検察について、田中森一氏、カブトデコム社、安田好弘氏、それぞれへの捜査、取調べ、起訴、公判に至るまでの取り組みを辿ることによってその拠って立つ「正義」への疑念を主張している。また、中坊公平氏が世論の力を背景にして、公然と国家保障付きの錦の御旗を振りかざして行った債権回収の危うい手法についても明らかにしている。最後の章では、司法制度改革が経済界と自民党の主導で進められ、判検密着と弁護士の権力への擦り寄りがより強まっていることへの危惧が記されている。  この著作は2001年に発行されたもので、終章での著者の危惧は悪いほうへ成就してしまったかのようだ。将棋で言えば、ほぼ詰んでしまった局面にも思えてくる。正直言って、非常に憂鬱を感じる。このような状況を変えること、自分たち一人ひとりにできることはあるのだろうか。5月からは裁判員制度も始まる中、重い事実を突きつけてくる一冊。重くても、事実は事実だ。
「国策捜査」はあるのか、ないのか?小沢一郎秘書逮捕で改めてクローズアップされるテーマですね
 高知白バイ事件でまざまざと見せつけてくれたように、「検察が正義だっ!」なんて、何の疑いもなく思っている人は、もはや、そう多くはいないのではないでしょうか。もし、しかし、そんなこといわれたってにわかには、信じられない人向けには、本書を読まれるといいでしょう。  この本では「悪徳弁護士」の烙印を押そうと、田中森一、安田好弘の二人の弁護士が嵌められてゆく事件を追っていますが、国はやろうとすればなんでもできるということを実例をあげて説明しています。震え上がる内容ですがこれが現実です。これはそのまま高知白バイ事件にも当てはまり、なんら違いはありません。まさにこの一文で総括されています。本書は、「あとがき」でこう締めくくっています。 ・・・ 検事や弁護士や裁判官はそれぞれにきちんと独立し、お互いに批判し合い、相手の行き過ぎをチェックし合ってはじめて司法のシステムはうまく機能する。それを忘れて三者がなれ合い、国家の政策と一体化すれば、法の正義は失われてしまう。私(著者)がこの本で最も言いたかったのはそのことである。
拷問検事
本書で一番インパクトのある場面。 「田中森一の自宅に経理部長から電話が入った。 「先生、もう怖くてたまりません。今、調べが終わったところなんですが」 経理部長は舌がもつれて言葉がハッキリしなかった。 「どうしたんや?」 「実は検事に顎を殴られて、歯は折れるし、ものが言えんのです。これからすぐ虎の門病院に行きます。」 経理部長は虎の門病院にそのまま入院した。顎の骨にヒビが入り、全治一ヶ月以上の重症だった。...経理部長がこの検事から調書へのサインを求められた際「よく読んでからにする。」と答えると「なめるんじゃない。」といきなり殴られたという。」 この経理部長はこの検事からそれまでも千枚通しを投げつけられたり、記録で頭を殴られたり拷問されて調書を取られていた。 この事件を田中は公表しようとしなかったので解任された。一方、特捜部はこれを検察首脳にも隠していた。 次に驚いた箇所は 「「その時、拓銀の顧問弁護士だった元高検検事長が拓銀の依頼で札幌地検に手打ちを申し入れたが、地検は応じなかった。そこでもっと力のある元検事総長に頼んでなんとか強制捜査を免れようとした。」 ヤメ検とは、検察人脈を利用して情報を取ったり取引する弁護士と定義できそうだ。 付記;ヤメ検のなかにも被疑者・被告人の人権擁護につくす立派な弁護士もいることを「国家の罠」という本を読んで知った。また東京と大阪のヤメ検のあり方は異なっているらしい。弁護士もヤクザの用心棒のようになったらお終いだろう。

学歴社会の法則   教育を経済学から見直す (光文社新書)

[ 新書 ]
学歴社会の法則 教育を経済学から見直す (光文社新書)

・荒井 一博
【光文社】
発売日: 2007-12-13
参考価格: 777 円(税込)
販売価格: 777 円(税込)
学歴社会の法則   教育を経済学から見直す (光文社新書)
荒井 一博
カスタマー平均評価:  4
なるほど
経済学というのが全くわからない人間です。そのため経済学に明るい他の方のレビューのように、本書に対して適切な評価というのは出来ません。しかし、この本で扱われている内容が学校教育という「かつて来た道」であったため、経済学的なものの考え方というのが初めて納得できました。その意味で非常に面白い内容の本です。 教育を資本や投資として捉えることは、考え方だけでいえばビジネス書などでよく見かけるのだが、それを専門家が概念・用語を正確に使用して丁寧に説明したり、同一の事柄に対する異なるアプローチを紹介し多面的な説明を為すことで、この事柄を単純化して済ましたりはしません。学校教育を卒業した今だからこそよく理解できる内容です。 ただ統計的な事実を率直に書いてるので、コンプレックスが刺激される人には嫌な文章かもしれません。そういう方には中高生でも理解できるようなごく基本的な統計の本を読まれることを薦めます。 ついでに言うと、副題のほうが本書のタイトルにふさわしいと思う。「学歴社会の法則」という題名で、初めは「今更学歴社会をああだこうだと批判するアホな本か」と勘違いしました。違いました。極めて真面目で誠実な本です。 ★4にしたのは、私自身が今IT系の勉強をしていることもあり、英語が読めるか読めないかの違いは極めて大きい、という実感を理由としたためです。例えば表示されたエラー内容が英文でそれをGoogleで検索すると英語のサイトばかりが引っかかる、など。背景はともかくとして実際問題としては、英語が読めるだけでネットから入手出来る情報量は大きく異なります。またPCとネットを使うことでかつてよりも安価に学習素材が入手出来る(特に音声付きの教材)。言い換えると投資額が減少しているということではないでしょうか。現状では英語の投資効果はやはり大きいと考えます。ちなみに今行っている英語学習はDSの『えいご漬け』です。
学校選択性・英語教育などについての新たな知見。
教育学研究で従来より問題視されてきた学歴の問題。 この本は、そんな問題に焦点を絞り、 経済学の視点からその問題の本質を明らかにしてくれる。 教育学者は往々にして経済学的な視点に疎いところがあるので、 こうした文献が増えてくることは歓迎すべきことだと思う。 この著書の見所は、 中盤以降語られる学校選択性・英語教育・少人数学級の分析。 特に学校選択性については、 経済学的な分析だと「推進すべし」となりがちだが、 この書では経済学的に損失が大きいとしており、印象的だった。 他方、最後のほうでは数学と英語の受験指導の問題に触れているが、 試験問題を載せないなど、具体性に欠ける点は否めない。 (本書は縦書きであるため、試験問題を載せること自体も困難だが…) それでも、基礎・基本の必要性を経済学的に示したり、 教科書の分量や執筆者の専門分野に言及したりと、 それなりに納得させられる部分も見られる。 今後、こうしたアプローチがより教育界に浸透してほしいと思う。 教育問題について考える人に勧めたい一冊である。
やや古い議論
全体としてやや消化不良という印象。 前半の学歴コスト論は、ある程度知的好奇心のある人ならたいていは知っている範囲。 中盤の教育改革部分は古さが否めず、どちらかといえば典型的日教組論に近い。 教育改革の本丸は格差拡大ではなく、公立校の再生による格差の是正であるのだ。 ただ、終盤の勉強論だけはまあまあ見るところもある。
経済学という視点
教育のいろいろな問題を教育学の視点で見ています。 教育を、経済的効果があるのかないのかというとらえ方は、違和感もありますが、一定の説得力はあるように感じました。 教育バウチャー制度、いじめ問題、不適格教師の問題、少人数学級の問題、授業評価制度などについても触れられています。 特に目新しい説を述べているわけではありませんが、経済学で説明されれば、納得できる部分が出てきます。 「道具・体系・独創」という学習方法は、傾聴に値します。 知識や体系を学ばなければ、思考力を鍛えることは不可能だといいます。 そのことから、著者は大学入試は、高校で習う全科目を課すべきだという意見です。 総じて言えば、著者の意見は、いま進んでいる「教育改革」とは逆の方向を目指しているようです。 これからの教育はどの方向で進むべきか考えてみる上で、いい勉強になりました。
「学校は人的資本を形成するのか?」を読んでいないようです
「学校は人的資本を形成するのか?」の評価がなかったので、拍子抜けしました。 院生の間で話題となった「学校は人的資本を形成するのか?」がウェブ上で読めるようになってから、長い期間が経ちました。著者の齋藤氏は現在、要約版もウェブ公開しています。シンプルなアイディアと実証分析を用いて、従来の賃金格差の分析や人的資本論を否定する齋藤氏の分析に対して、教育の経済学の専門家がどのような評価をしているのか?が、3年間気になっていました。 荒井氏の新刊が出たということで、読みましたが、一切「学校は人的資本を形成するのか?」に言及されていません。また、本書の中では大きな誤解を招く平均的大卒・高卒賃金差を使った大学教育の収益率を示しています。どうやら、荒井氏は「学校は人的資本を形成するのか?」を意図的に無視しているのではなく、読んでいないようです。「人的資本」や「学歴 賃金」で検索すれば、必ず見つかるこの分析を読んでいないというのは、情報収集の方法が偏っているようにも思います。 一方、バウチャー制度や学級規模に関する経済学的な整理には一読の価値があります。

合コンの社会学 (光文社新書)

[ 新書 ]
合コンの社会学 (光文社新書)

・北村 文 ・阿部 真大
【光文社】
発売日: 2007-12-13
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
合コンの社会学 (光文社新書)
北村 文
阿部 真大
カスタマー平均評価:  4
「合コンは制度である」という観点がそんなにすごいか?
多くのレヴュアーが、 「『合コンは制度である』という著者の主張に目からうろこが落ちた」 などと絶賛しているが、果たしてそうか? 数回合コンに参加した経験があれば、本書で書かれている内容は、 至極当然のことと受け止められるはず。 「合コン」という軽薄な語と、それとかけ離れている「制度」という堅めのキーワードを、 巧みに結び付けて何となくアカデミックに展開している(その点は上手)だけで、 「目からうろこ」などの驚きは、はっきり言ってないし、正直その意見には笑ってしまった。 本書に書かれている面白さは、 「そうそう、合コンってそういうもんだよね」、「私もこうだった」という、 「あるある」的なものを、社会学というちょっと学問的な切り口で切って見せたという点が、白眉なのである。 決して「制度」云々ではない。「制度」云々を称えるのは、 まんまと商品戦略のキャッチコピーにはまっているだけでしょう。 新書としては軽めの部類に入るので、読みやすく、 知的好奇心をくすぐってくれる1冊ではあると思う。
合コンを題材にした社会学(的)パロディ
1?5章はひたすら合コンに関するインタビューである。ただし、対話形式ではないのでどの文脈で言っているのか分からないところがある。編集次第で操作可能ってところか。しかしながら、ここで書かれていることは合コンに参加した経験があれば、誰しもが感じるところではないだろうか。特に新しい、奇抜な視点というわけでもない。 6章、7章が社会学っぽいところである。1?5章の話しを理論化しようとするのであるが、これは正直言って、先のインタビューなしでも説明できるものである。本書は新書であるから、さほど高度な説明は必要はないにせよ、たぶん筆者の師匠筋に当たる人の理論をほんのちょっと持ち込むにとどまっている。 社会学に縁のない人にはいいかもしれないが、少しで及んだ経験のある人にはかなり物足りない。ノウハウものとしても、どうなのかな。 合コンを題材にした社会学的パロディというところか。
名前負けか
合コンを制度と論ずるこの本のスタイルに、えらく感銘を受けられているレビュアーの方々がい るが、社会学者に言わせれば国家だって制度であるし、学校や家族だって制度になる。社会学で はそのように、何でもかんでも制度やシステムになるわけで、合コンを制度と称したこと自体そ こまで称賛されるようなことではない。 それから疑問に思った点があるのだが、この本では合コンを「運命の出逢い」の(あるだろうと 参加者に幻想を抱かせる)場として取り上げているが、この認識ははたして一般的だろうか。職 場恋愛はできあいの出逢いであるのに対して、合コンは運命なのか?そもそも出逢いたいから合 コンに行くのであって、それを運命の出逢いの場として捉えている人なんて、少数派だろう。大 多数の人は、合コンに来た時点で、運命じゃないじゃん、と思うはずだ。だからこそ、結婚する 際の二人の馴れ初めを合コンと表するのがはばかれるのではないだろうか。 合コンというのは日常とは異質の空間であって、金持ちであってもイケメンであっても、その場 を制する合コン勝者にならなければ合コンで異性と付き合うことはできない。たとえ付き合うこ とになったとしてもその後に二人っきりでデートなどをすると、合コン時とのギャップにお互い が冷めてしまい、結局付き合えないということ。要は合コンしたって異性とはうまくつきあえな いし結婚なんて夢のまた夢だよ、という話。 ちなみに本書を読書会でとりあげたが、反応はいまいちだった。社会学の本っていうのはだいた い、「まぁそりゃそうだろうねぇ、ごもっとも」ということしか教えてくれない。本書はその典 型。それでも興味があるなら読めばぁ?という感じ。 タイトルが人の気を引くだけに、内容が名前負けしたか。
素晴らしい
制度としての合コンをよく分析していると思います。 しかし、注意しておかねばならないのは、ここでの合コンは社会人が行うもののみが対象となっていること。 学生やフリーターが行うものは、また別の要素が入っているかもしれません。 ジェンダーの視点からも論じていますが、もう少し踏み込んで欲しかったかも。 また、結論というか、制度としての合コンに個人がどう対応するか、という対策のところでは、 提示されたものが非常に曖昧で、実際に何をしたら良いのかがいまいち分からない。 しかし、新書という紙幅では、その対策を示すのではなく、合コンという制度の特徴などを明らかにすることに重点が置かれたのでしょう。 その面では、間違いなく分かりやすい内容となっています。 (学術研究に接したことがないと少し読みにくいかもしれませんが。) この本の論の限界性について指摘する文章がありますが、合コン論だけではなく、社会学という学問を知ってもらうこと、社会学的に社会を見ることについても提起しているように思います。
うーん、ごく限定された人たちの社会学かな?
当方、学生時代に何度となく合コンなるものを体験した口だが、 たぶん、合コンがちまたで堂々と語られるようになったのはここ10数年のことと思われる。 それ以前は、合ハイ(合同ハイキング)やダンパ(ダンスパーティ)が 学生を中心とした若者の出会いの場として自然発生的に存在していた。バブル前の1980年代のことである。 当時、合コンは結婚相手を探す場ではなかった。 結婚相手はきちんと紹介者を介して探せばいい。 他大学や他の会社の人とそれとなく出会える場があれば…、といった感覚の気軽な飲み会として存在していて、 当然、本書で語られるようなシステマティックな様相を呈していなかった。 つまり、本書が「社会学」と銘打つのはおこがましいのではないか?と声高に言いたい。 自分の身近な友人と思しき人々だけのインタビューを集め、大した分析もなされず、 この内容が「団塊ジュニアの合コンの一面」に過ぎないという自覚に欠けている。 読みすすめながら、この幼稚な内容に苛立ちを覚えたことは否めかった。 まぁ、それでも着眼点の面白さに星2つをつけよう。 合コンの社会学について正しく語る本に出会いたいものだ、と読後の消化不良を覚えながら改めて、強く思った。

心の対話者 (文春新書)

[ 新書 ]
心の対話者 (文春新書)

・鈴木 秀子
【文藝春秋】
発売日: 2005-09-20
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
心の対話者 (文春新書)
鈴木 秀子
カスタマー平均評価:  5
初歩的なカウンセリング技術の解説です
 哲学的な題名に遠慮していたのだが、内容は初歩的なカウンセリングの技法であり、コンパクトにまとめられているので読み易い。いわゆる一昔前の心理学の本に「傾聴」という言葉がよく使われていたが、最近では「アクティブ・リスニング」と表現している本や、指導者が増えてきたように思う。技法習得の方法・応用そのものは、以前と変わらないのだが、横文字で言うと新鮮に聞こえる。  カウンセラーへの訓練の第1歩は、「聴く」ことの難しさを体感し、「どのような姿勢で聴くのがベストか」を把握する訓練を繰り返すことにある。それが何のためか、どのような効果をもたらすのか、その具体的な技術習得に向けての初心者用解説書である。このお値段でお得感高し。

ときどきイギリス暮らし (ちくま文庫)

[ 文庫 ]
ときどきイギリス暮らし (ちくま文庫)

・井形 慶子
【筑摩書房】
発売日: 2001-04
参考価格: 630 円(税込)
販売価格: 630 円(税込)
ときどきイギリス暮らし (ちくま文庫)
井形 慶子
カスタマー平均評価:  4.5
実は自分探し、幸福探しの心強い賛歌でした
「英国礼賛」の、暮らし方、風俗習慣、または、紀行文?
と思っていましたが、読んでみたら、違ってました。
期待以上の、人生哲学書に出会えた感じがします。

著者が、20-30代の頃の、英国人の恋人や日本人のご主人
など、様々な人々と出会いながら、自分探し、幸せさがし
をしていく、人生という旅において、日本と英国を自分の
なかで租借しながら、自己実現をしていく、そんな「生き方」
の本でした。

特に、英国人の彼氏と結婚寸前まで行きながら成就しなかった
時のいきさつは、細かな描写もあって、かなり興味深く
読みました。

通り一遍の英国本ではなく、人間と民族、国の、時代とともに
代わりゆく風俗習慣、考え方、文化、生活・・その息吹を感じ
人生を考える、そんな貴重な時間を与えてくれた本です。

特に、著者は文章がうまく、その表現力をもって、読者に
わかりやすく、その心象風景が伝わってきます。
イギリスがなぜ好きか良く伝わる
家族そろってイギリスが好きです。
それが同じ気持ちで描かれている。
日本に暮らす井形さんの生活実感が軽やかで読みやすく
私にとってあーあこんな風にイギリスを旅するのもいいかなと思えた。
国際恋愛の形も人それぞれ〜とわが青春を思い出しました。
こんなエッセイをもっと書いてほしい。
疲れた日に気負わず読める作品です。
本当にときどきだ。
イギリスに数年住んでいる人には???と思う事が多々ある内容ですね。『ときどき』しかイギリスに来ない人にありがちな出来事をすごくよく書いているとは思いますが...
私には彼女の恋愛に対する幻想をなぜこんなにもイギリス暮らしと結びつけているのか理解不能です。
時々がいいんです
結婚をしてイギリス行きをあきらめました。
かつての恋も,ロンドンで働く夢も,だから、
この本のタイトルに思わずドッキリ。
時々旅行でかつての夢を思い出していた私にとって
心が軽くなる言葉がたくさん見つかりました。
「いつかイギリスに暮らすわたし」と共に…
この本の前作と共に改めて読んでみました(実は彼女を知ったのはここ2、3年なので…)
彼女の著作に溢れるイギリスへの思いの原点を垣間見た気がします。これから彼女の著作を読んでみようかという方には、ぜひ読んでもらいたいです。


オタクはすでに死んでいる (新潮新書)

[ 新書 ]
オタクはすでに死んでいる (新潮新書)

・岡田斗司夫
【新潮社】
発売日: 2008-04-15
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 714 円(税込)
オタクはすでに死んでいる (新潮新書)
岡田斗司夫
カスタマー平均評価:  3
不愉快だ
少し読んでみたが、何この上から目線は?と言うのが感想です。読んであまりいい気分はしなかったですね。
もっとも未熟な世代
自分は第3世代に当たるようです。 昔、壊れたps2を修理してくれた修理屋の親父さんはいわゆる第1世代オタクで、非常に人当たりが良く、オタク的だなあと実感させてくれた方でした。第2世代の方とはまだ接した機会が少ないので語りにくいです。 さて私の世代ですが、確かに会話はある程度まで出来ても、あるラインを超えそうになるとどちらとも言わず黙して語らなくなります。まあ、この本にあるとおりかなと思います。 でも内向的ならまだしも、排他的なのは良くないのでしょうね。自己完結ですし。それは最悪です。 この本の良い点は「オタクは自力本願の宗教であり、その作業は自分でするべき」ということをちゃんと書いている点で、それはまさに修行だなと思います。 不満点は「萌え」しか今の世代は興味を持たないみたいに書かれてる部分。それなら私だってオタクじゃありませんって!
タイトルが、ちょっと良くない…
ちょっと、失礼と思えるタイトルだったので、レビュりました。 僕個人の意見を発言させていただきます(^-^) たしかに、オタクといわれる人種(僕もですが)は、 あまり良いイメージがありませんね。 ロリコン 根暗 引きこもり不潔 悪趣味 性犯罪ネット荒らしなどなど… ですが、いちがいにオタクは、すべて悪い人ばかりではありません!!!! 普通な格好の人でもオタクな人も居ますよ!ギャル系の格好でもオタクな人も居ますよ! いまだにオタクというのは、なかなか偏見がとれないみたいですが、 だれでも、オタク的要素持ってるはずなんです!! 野球ばかり見る野球オタク 服をたくさん集める服オタク 家電が大好きな家電オタクなど 本格的に、オタクな人もいれば、一部だけの隠れオタクな人も居ます(^ω^) オタクじゃ悪いのかなぁ??? 趣味や個性を持っちゃダメなのかな?? 自分のやりたい事、好きな事、物が無い人なんて居ないよね? みんな何かしらオタクなんだよ!!!! 著者様の、この作品のタイトルは、 オタク全般の方々に向けて、書かれているのですかね??? そうだとしたら僕は非情に残念です…(;_;)(泣)
岡田氏の言うオタクがいなくなった。
一気に読みました。 岡田氏の言うオタクが世にいなくなったという事でした。 昔のオタクは自分の好きな事が理解されなくても良い、 でも好きなことには追求するし布教もするという意欲。 例えばAさんがSFオタクでBさんがミリタリーオタク。 お互い好きな物を理解できなくともおのおの好きな世界を 追求すれば良いじゃないといった考え 今のオタクは萌えが解らないのはオタクじゃない! 好きな声優がいて彼女を有名にしたい!と口では言うが 行動力が無い。昔は学際に呼んだりしていたのに今の子は そこ迄しない 等。 うーん、読んで思ったのは昔のオタクは積極性があったのですね。 と感じましたし、今のオタクはやたらジャンルにうるさい人が多いな、、と。 例えば最近大きな本屋行った時に ジャンプマンガの「リボーンがおもしろくない、何処がいいの?」との発言に 「私はマジであんたの好きなDグレの方がつまらん、何処がいいの?アレ。」 とケンカしていた女子二人(良い歳した大人) (いいじゃないの好きな作品理解されなくても、、) 彼女らを思い出しましたよ。 オタクは今も健在ですが彼が言う昔のオタクがいなくなったという 話が近い気がします。
岡田氏のオタク決別宣言に興味があるのなら
自分がオタクと呼ばれていた頃に比べて、今のオタクといったらと新旧オタクの比較はまだいいけど、いつからカテゴライズされる側からする側に回ったんだと、華麗なる変身は「いつまでもデブと思うなよ」の外面以前に内面から始まっていたんだと気づかされる。 だから何なんだよと読後感はいまいちだったのは、上司のお酒に無理矢理付き合わされたようなものだからか。

好きになってはいけない国。―韓国発!日本へのまなざし (文春文庫)

[ 文庫 ]
好きになってはいけない国。―韓国発!日本へのまなざし (文春文庫)

・菅野 朋子
【文藝春秋】
発売日: 2005-03
参考価格: 590 円(税込)
販売価格: 590 円(税込)
好きになってはいけない国。―韓国発!日本へのまなざし (文春文庫)
菅野 朋子
カスタマー平均評価:  4
普通の韓国の人たちの日本観をレポート
 著者は、もともと韓国に全く興味がなかったが、留学していたカナダで出会った韓国人男性に一目ぼれしたことをきっかけに韓国に興味を持ち、1995年から1年間、韓国の延世大学に語学留学した経験をもつ。  この本で、著者は、J?POPや日本アニメをこよなく愛する若者たち、日本に住む韓国人女性ノンフィクションライター、日本バッシング本「悲しい日本人」の著者など、さまざまな韓国人を取材し、韓国人の日本観が今どのようになってきているかを伝えている。 そのポイントは、 (1) 文化・経済面では日本に強い影響を受けており、多くの人が日本を強く意識している。 (2) しかし、J?POPなど日本のアーティストに熱をあげている若者たちであっても、過去の植民地支配の歴史に基づく反日教育やマスコミの反日報道によって、「国としての日本は好きでない」「日本は『好きになってはいけない国』と思っている。  私は、この本を読んで、取材対象がJ?POPファンに偏りすぎており、韓国人全体の姿を伝えているのかという点が気になった反面、普通の韓国の人たちの微妙な感情を知ることができ、たいへん参考になった。  まじめに、ていねいに取材している姿勢も好感がもてる。  読んで損はない本と思います。
特異な国ではなく生の韓国
新聞記者などのある意味フィルターが掛かった韓国像ではなく、 生の若者の韓国を地に足がついたルポタージュで明らかにしたレポート 文化には越境能力があるということ。そして韓国の文化も日本に越境してきている など、いろいろな二つの国の姿が描かれている
韓国との超越できない厚い壁
韓国人の一般認識は、日本の文化は好きだけど、 日本は好きになってはいけない国なのだと。国家 の意思として反日教育を推進している韓国との間 には超えられない厚い壁が存在していることが分 かりました。その意味で文化交流の延長線上に、 真の友好は存在し無いことを実感した一書でした。
韓国の若者のナマの声を感じる
この本が優れているのは、やはり実際に韓国で、彼の国の若者たちに取材したルポルタージュであるからだろう。 他の日本人著者による韓国本の中には、資料や報道などに基づいた机上の韓国論などがあるが、どうしても話が国家・民族といった括りになってしまい、個人個人の実像からは離れてしまう。 一方、本書は限られた人数ではあるが、韓国に生きる若者の実際の声を聞き、それをもとに著者の考えも書かれている。 歴史の問題もあり、なかなか日韓の関係がすぐにうまくいくとはいえないかもしれないが、本書のようなアプローチで互いの国民がコミュニケーションできれば、未来に希望がもてるのではないだろうか。
読みやすくて考えさせられる本
韓国の(特に)若者は、日本の文化が好き。でも日本という国は嫌い。 結局はこんな結論に行き当たってしまうのですが、ジャニーズが好きだという女の子を中心に取材し、多少専門的知識も入り・・・ 上手くは言い表せないのですが、読みやすいのに考えさせられる本でしした。

ハル回顧録 (中公文庫BIBLIO20世紀)

[ 文庫 ]
ハル回顧録 (中公文庫BIBLIO20世紀)

・コーデル ハル
【中央公論新社】
発売日: 2001-10
参考価格: 980 円(税込)
販売価格: 980 円(税込)
ハル回顧録 (中公文庫BIBLIO20世紀)
コーデル ハル
カスタマー平均評価:  4.5
ハルノートは誤訳の産物
 大戦前から大戦後までのアメリカと欧州の動きがわかる書。大戦中からすでに冷戦は始まっていたこともわかる。  なぜ日本と日本人を開戦前からここまで敵視していたのかが不明だが、それ以前の日本の動きである三国同盟と中国・仏印侵攻などが絡んでいるのだろう。かつては清国に広大な特別地域を確保していたアメリカが、日本の中国・仏印侵攻が原因で敵視するというのも勝手な話だ。  日本の敗戦後、インドネシアは再度植民地にされそうになり、オランダと戦火を交えたのだから、ハルの「武力による領土拡大は行うべきではない」という思想は裏切られたのだが、一言も触れていない。  対米交渉に当たった来栖氏の回想録では会談は和やかな雰囲気だったとか歓迎されたと書かれているだけに、ハル氏の内面とのギャップに驚かされた。  国際関係を重視しているが、それも根本は自国の国益が第一という外交畑の基本を守っていた人物としては評価できる。諸外国との交渉や判断については自分を美化しているきらいもあるが。  ハルノートについては、数回前の交渉の段階では当時の日本にとって非常に有利な条件が提示され、それでも日本はより多くの譲歩を求めていた。これらは日本から暗号で指示されていたのだが、アメリカには筒抜けだった。  ハルノートという最後通牒にアメリカが一気に転じるのは、通信傍受→日本語を翻訳というレベルで、戦争が近くなったことでその部門から日系人が排除されたことによる「大誤訳」が原因と言われている。同音異義語の翻訳すら間違える状況では日本語の細かい表現は正しく翻訳されなかった。「最終案」が「最後通牒」と誤訳されるような状況だったのだ。  また、この回顧録には重要な文言が含まれている。アメリカは日本の真珠湾攻撃を知っていた、と当時の国務長官が述べている。その上で日本からの文書の手交が遅れたことを「日本の策謀」と断じている。  さらに、「宣戦布告前に奇襲する国に対して交戦規定を守るべき理由がない」とも言っている。その結果が民間人への空襲であり、原爆の投下だったのだ。あらかじめ日本の攻撃を知っていてこの発想が生まれるのは異様である。  最後に記されている民主主義と国際協調に関する未来への提言は「理想論」ではあるが、実に名文である。この部分だけは素直に受け取ることをお奨めしたい。
A級戦犯がノーベル平和賞?
 「ハル=ノート」が、事実上、日本に対する宣戦布告であり、真珠湾攻撃を導き出した「最後通牒」であったことは、戦後の、特に最近の「進歩的文化人」の影響を排した文壇で取り上げたれているし、さかのぼって、その存在自体を否定すべき「東京裁判」でも鋭く指摘されていたことである。  「ハル=ノート」は、今まであまり強く言われなかったが、実質的にアメリカ側からの日米開戦の「宣戦布告」であった。  太平洋戦争の責任者がA級戦犯として処罰されるのであれば、私は、 コーデル=ハルは、東条英機と同格かそれ以上と考える。  彼は、その後うまく立ち回って、日米数百万人の損害を出したことについての責任を問われることなく、生涯を終わる。  それは、歴史的に正しいのであろうか?  間違ってる!!!
貴重な記録
日本を徹底的に敵視しているのは悲しいが、当時の時代背景を考えるとやむをえないだろう。それはそれとして……この本全体から感じられるのは、世界の自由を守ろうとする勇気だ。その点ではチャーチルの『第二次世界大戦』にも匹敵する書物だと思う。スターリンを褒めるなど今から思えば不思議に思える点もあるが、そういう時代だったのだろう。のちの世界自由貿易体制とのちの国際連合の設立−現代世界繁栄の根本と言えるだろう−の立役者の一人はハルだったのだなとわかる好著だ。
ほかの史料と併せ読むと面白い
フランスへの航空機緊急輸出、英国への駆逐艦譲渡、国際連合をめぐる動きなど実に面白い。 ルーズベルトやチャーチル、モーゲンソーとのからみや考え方の違いが興味深い。

情報操作のトリック―その歴史と方法 (講談社現代新書)

[ − ]
情報操作のトリック―その歴史と方法 (講談社現代新書)

・川上 和久
【講談社】
発売日: 1994-05
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
情報操作のトリック―その歴史と方法 (講談社現代新書)
川上 和久
カスタマー平均評価:  3
情報操作からは逃げられない
現代人は情報とともに暮らしていると言ってもよいでしょう.そして,情報に基づいて行動を決めています.したがって,その情報を操作することによって人々の動きをコントロールできるというのは,そのとおりでしょう.これは情報化社会といわれる現代に始まったことではなく,ローマ時代などでも支配者による情報操作は行われていたようです. 情報によってコントロールされるのは人間ですので,当然のことながら人間の心理状態というものが関わってきます.本書では,このような心理状態の解説に始まって,情報操作の歴史,マスメディアによる情報操作の威力などについて解説しています. テレビや新聞で報道していることはおそらく間違いないだろうと信じてしまいます.それではいけないと思いつつも,全ての情報のウラを自分でとることはできません.何とも無力感を感じてしまいます.
朝日新聞と慰安婦問題
現在、国際社会では「日本国は国策として女性を強制連行し性奴隷とした」という話が常識となっている。そうなった最大の原因は、朝日新聞の「政府・軍による強制連行」の嘘話の大宣伝である。その朝日新聞は現在、「官憲による強制連行があったかどうかは枝葉であり、問題の本質から目をそらそうとしている」と言っている。人間ここまで汚くなれるのだろうか?ならば朝日の記者は世界中に飛んで「実は政府・軍による強制連行の証拠は一切無いんだ」と誤解を解くべきだろう。それが責任のとり方じゃないのか?朝日の記者にだって少しは良心があるのだろう?
内容は興味深いが、やや総花的
 マス・メディアの特性、政治と情報操作、“やらせ”、広告の効果など情報操作に関する理論や歴史が網羅的に紹介されていますが、分析が甘く、いわゆる総花的な本になってしまっていると思います。この手の本なら谷岡一郎『「社会調査」のウソ』のほうがずっと読む価値ありますね。
情報操作を知れるこの1冊
「情報操作とは何か」から始まり、情報操作の歴史、
情報操作と政治との関わり、そして日常と情報操作の関わりを
湾岸戦争やナチスドイツなどといった具体的事例を交えながら
わかりやすく紹介している。その中で真実と異なる事実が
どのようにつくられていくのかを見ることができる。

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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク