リヴィとその叔母夫婦、祖父母たちの悲しみがうまく表現されています。全員あの事件には心を閉ざし、口に出すこともなくときが流れた。リヴィもまたこの事件のことを知りたく思っても、周りに気を遣って聞きだせずにいます。その心のうちや、ノアが現れてからの動揺がうまく表現されていて飽きることなくノーラホリック状態になってしまいます。 悲劇のつづき・・・リヴィの幼き日、母親のジュリーが目の前で殺された。犯人は父親のサム・タナー。二人とも女優と俳優として名をはせていた。それから約20年後、当時事件を担当していた刑事の息子ノアがりヴィの前に現れる。20年前のこの事件のことを本に書くつもりだったのだ。
リヴィとその叔母夫婦、祖父母たちの悲しみがうまく表現されています。全員あの事件には心を閉ざし、口に出すこともなくときが流れた。リヴィもまたこの事件のことを知りたく思っても、周りに気を遣って聞きだせずにいます。その心のうちや、ノアが現れてからの動揺がうまく表現されていて飽きることなくノーラホリック状態になってしまいます。 An exciting story!面白かったです。しかも嬉しいことに原書の英語はそんなに難しくありません。本当は星3.5位かな〜と思いました。ノアとオリヴィアの情熱的な恋愛と恐ろしい「モンスター」との対面が一番の見所なのですが、個人的には家族との温かい会話のシーンがお気に入りです。クライマックスはどきどきしてページをめくるのが止められず、徹夜してしまいました。ノアがカッコよ過ぎという意見がありますが・・ノアはそれで良いんです(笑)。オリヴィアも子供の頃の悪夢に負けじとたくましく成長します。とてもドラマティックなお話です。何故星5つではないのかと言うと、読んでる時は引き込まれたのですが、読み終わるとそれほど印象を後に引く本ではなかったからです。でも、ノーラロバーツをまた読んでみようと!思いました。 読後に爽やかさが残る一冊リーバーズ・エンド。舞台となる山奥のにある自然の家の名前であると同時に、ストーリーの根底にある主題を暗示している題名だ。だが、ストーリーはハリウッドから始まる。きらびやかなハリウッドスターのサスペンス・ラブストーリーかと思わせる書き出しだが、話の中心はその娘とその事件を担当した刑事の息子へと移っていく。事件当時4歳の少女と9歳の少年が成長し、事件の傷が癒えないままのオリビアと、父親の仕事を通して事件を別な角度から探っていこうとするノアが、惹かれ合っていく。と言っても、単なるラブストーリーにとどまらないのがノラ・ロバーツの小説の読ませどころだろう。二人の最初の出会いから、再会までの二人の成長ぶりや、その後、二人がお互いに惹かれ合い影響し合って変わってゆく様は、読んでいて心地よい。また、その合間合間に起きる出来事から、話は意外な方向へ展開していく。余計なお世話のように思えるノアの調査の故に、何年も前の事件がジグソーパズルを組み合わせるように次第に明らかにされていく。殺人を取り上げているのに、暗さや生々しさが感じられないのは、登場人物たちの親子関係や友情が、とても好感が持てるものだからだろう。また、深い森林中の自然描写が美しく、読んでいて自分も森林浴をしたような気持ちにさせられる。話の展開にハラハラしつつ、主人公の心の成長に共感し、二人の間に芽生えた愛情の行方に期待しながら、一気に読んでしまいたくなるだろう。読後に爽やかさが残る一塊。