カスタマー平均評価: 4
一番詳しく書かれているとは思いますが…。 チカチーロについて書かれてある本は結構読んでいるつもり
ですが、この本が全てにおいて一番詳しく書かれているので
はないかと思います。しかし、正直どうでもいい内容も多かった
です。担当刑事さんの経歴なんて正直全く興味ありませんでした。
こういう部分を削っていけばだいたい半分くらいのページ数で済ん
だんじゃないか?とも思います。というかチカチーロについて書いた本は
担当刑事等についてもやたらと詳しく書かれたような物が多い気がします。
なぜ!?
ただ、事件の内容等についてはかなり詳しく書かれてあるのでチカチーロに
関する本の中では一番オススメだと思います。
ソ連の時代背景がわかる本 犯罪についてよりも日本とかなりかけ離れた生活、民族文化をも細かく説明されており、
時代背景が良くわかるものとなっている。
日本の平均的住居が下水などそういう面でも恵まれていたのだなあと、
あまりの差に驚いてしまった。
ただ犯罪重視の情報を求めて読む人には、まどろっこしいと思われる内容だ。
じつに客観的に解りやすくお国情勢を描いた部分が読みづらくもある。
犯人のチカチーロは8年間に50人以上もの命を奪った異常殺人者であるが、
幼い子に教師時代にいたずらをしていた事などで訴えていれば、
前歴がついて捜査の対象にされただろうと、犯罪を食い止められなかったことが残念だ。
捜査に手違いが重なったため、犠牲者を出し自分の欲望を満足させてきたというのは、
本当に悪運が強いというか。犠牲者が報われなく思えた。
ただチカチーロが多重人格というのは、間違いだと思う。
刑務所で、自分の罪を脅迫まがいに告白させられたり、独房で考えさせられたりして、
裁判の時、いろいろ変な行動を起こしたのは、段々と気が狂ってしまったのでは?と思った。
連続殺人事件の全貌が明らかになる。 ノンフィクションです。 1982年ロシアで起きた連続殺人、なんと8年間に50人以上もの命を奪った異常殺人者、 アンドレイ・チカチーロの素顔を暴く、驚愕の犯罪心理ノンフィクションです。 逮捕され、裁判が始まり、法廷には鉄格子の檻の中に収容されているチカチーロの画を 覚えている方もいるのではないでしょうか・・・。 私はずっとそれ(檻の中にいるという事)が、彼が凶暴な為にしているのだと思ってました。 ところが違って、遺族による復讐から守る為のものだったのです。 確かに傍聴席の被害者の身内からは罵声が飛び交ったり、檻に近づく者もいたようです。この本は社会情勢をはじめ、被害者一人ひとり、又は事件を担当した捜査官に至るまでの 性質について実に丹念に書かれています。 犯罪心理の方に興味がある私としては、ソ連邦崩壊の社会情勢については難しかった、 というか飽きてしまったというか・・・ロシア人の名前も聞き慣れないせいか大変でした(T_T) それよりも事件について知りたい気持ちが先なので、流し読みしてしまった・・・(汗)。 まぁ次からは少し余裕を持って読めるかな〜といったところですかね。 しかし、よくもまあ8年間も捕まらずにいたな…というのが正直な気持ちです。 全く目撃者がいないんですから、これだけ殺人を犯して、信じられません。 チカチーロの生い立ちから普段の振る舞い、正常なのか人格異常なのかなどの 犯罪心理を暴く辺りは興味深いところでした。
怖いです。 どうしてこんなにも怖い人がいたのだろう、と思ってしまう。 その時代のロシアの社会が、よくよく伝わるもどかしさ。 読み勧めるにつれて犯人像がわかるかといえば、そうでもない。 ココがとにかく長い。進む犯行。う〜ん…と唸ってしまう。 一気に進む事件解決と、犯人の障害はなんとも…
異常が生まれるところ。 異常な快楽殺人者は、病んだ都会で生まれるものと思っていた。 しかし、ロシアである。森の中である。 人と人とのつきあいが濃く深いはずの田舎である。 そして1980年代である。 何故この時代なのか。 大量殺人鬼は、昔から存在したのに、認知されていなかったのだろうか。 それとも切り裂きジャックのような1000年に一人の異常者が、たまたま生まれたのだろうか。 52人もの犠牲者。 チカチーロは1994年に死刑執行された。 ロシアは1996年に死刑執行を停止している。 もし2年遅かったら、牢で生きていたのかもしれない。 しかし、こういった異常な殺人者を牢で生かして、更正させることが公共の福祉に貢献するとは、私には思えない。 人権とは、大勢の犠牲を覚悟で一人を守ることではないと思う。 殊にその一人が、人権を無視した振る舞いをしていた場合には。 この本を元に「チカチーロ」という映画ができた。 チカチーロが死刑執行された1994年の公開である。 私はまだ見ていない。
|