さらに、下手をすれば収拾がつかなくなってしまう膨大な量の情報を、《コンピュータで新聞を作る》という巨大なプロジェクトに遺漏なく関わらせたうえで、何の破綻もみせない構成力はみごとという他ない。
「朝日」「日経」「毎日」という日本を代表する新聞社が、時代の流れの中で見せる企業の趨勢を賭けた攻防は文句なしにおもしろい。だが何よりも、そのプロジェクトに何らかの形で関わった男たちの、仕事に賭けるありのままの生きざまにどうしようもなく惹きつけられ!る。