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[ 文庫 ]
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ラーザリューンの少年術師―迷夢の宝珠 (コバルト文庫)
・みなづき 志生
【集英社】
発売日: 2009-07-01
参考価格: 540 円(税込)
販売価格: 540 円(税込)
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・みなづき 志生
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ (ガガガ文庫)
・虚淵 玄
【小学館】
発売日: 2008-07-19
参考価格: 630 円(税込)
販売価格: 630 円(税込)
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・虚淵 玄 ・広江 礼威
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カスタマー平均評価: 4
主人公は 遅ればせながら読みました。虚淵さんはやはり「さすが」の人物ですね。ブラクラの空気そのものが虚淵さんに合っていた、というのもあると思いますが。
ともかく、良好なノベライズだったと思います。
一読して、主人公はブラック・ラグーン号やホテル・モスクワ、三合会の面々ではなく、むしろそれらと対峙した敵キャラクターである、元スペツナズのヘロイン中毒凄腕狙撃手・スタン、拳銃遣いのネットアイドル・ジェイク、碧眼のNINJAマスター・シャドーファルコンだったのではないかと感じました。
前者二人は自分を見失っていますが、迷走の果てに、一種の「欠落の回復」に到達して、綺麗なラストを迎えます(個人的な見方ですが)。
特にスタンの物語は良かった。挿絵に描かれた、生きてるんだか死んでるんだか分からないボロボロの姿からしてグッと来てたんですが、それだけじゃなくて薬中だったり愛銃がSVDだったりでキュンキュンきます。
ちなみに残りの一人は、なんていうか、その、全部を見失ったままどっかにホップステップジャアアアアアアンプ!!!します。最高です。こいつ大好き。このまま月まで飛んでいってほしいですね。
ブラクラが好きで、また虚淵さんのファンでもあるなら、読んで損はしないように思います。
内容は良いです。 ストーリー展開、内容などは良かったです。あえてケチをつけるなら、もう少しストーリーにパンチが欲しかったです。インパクト的には最初の方があり、最後にかけて尻窄みになってしまってるような印象を受けました。あと、ラグーン商会のメンバーがサブキャラ(バラライカや張、小説オリジナルキャラクター)の引き立て役になってしまってる印象も受けました。もっと全面に主役感を出しても良かったと思います。ですが作品は読みやすく、いい内容ですので読んで損はないと思います。
まさにブラックラグーン外伝。虚淵玄のハードボイルドワールド。 NITRO+のシナリオライタ、虚淵玄によるブラックラグーンのノベライズ版。コミック原作者の広江さんのご指名ということで、ノリノリで書いております.まるで原作者が乗り移ったかのように何の違和感もなく、書き上げるのはさすが虚淵玄ですね。ただ、レヴィのSM嬢姿はちょっとやり過ぎかと・・・・・。
原作ファンにも虚淵ファンにもおすすめ 本作はコミック版を原作とした『ブラック・ラグーン』マルチメディア展開の一つとして、ニトロプラスの虚淵玄を迎えた小説版。
ラグーン商会が不承不承で引き受けた依頼は、なんと三合会の張暗殺の手引きだった!?
三合会、ホテル・モスクワを巻き込んだ大陰謀にいつの間にか巻き込まれたラグーン商会の面々はどう行動するのか?
謎を解く鍵は、バラライカの過去だった…。
魅力的なオリジナルキャラクターの面々をゲストキャラに迎え、今回もレヴィの、張の、バラライカの銃弾が炸裂!
原作の持ち味を生かしてこれだけのものを書けるのは流石。
二次創作小説を書いてる自分も、こんなの書ければいいなぁ…と素直に思える出来でした。
また是非虚淵センセイには広江センセイとのタッグを組んで欲しい、そう思います。
原作ファンにも、『Fate/Zero』で虚淵センセイを知った方にもお勧めできる一冊です。
後半に行くに従って ロアナプラの世界観を再現しつつ、後半部分から良い意味で大暴走。コミカルな登場人物達がレギュラー陣をうんざりさせる所が面白い。展開も二転三転して楽しめました。姐御達の持つ狂気がシリアスに。張さん達はどこかコミカルに。よく練りこまれて楽しめる娯楽小説です。
ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ (ガガガ文庫 う 1-1)
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[ 文庫 ]
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ぴにおん!〈3〉 (MF文庫J)
・樋口 司
【メディアファクトリー】
発売日: 2009-05
参考価格: 609 円(税込)
販売価格: 609 円(税込)
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・樋口 司
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カスタマー平均評価: 4.5
意表を突く設定に緻密なストーリーが絡んだ見事な内容 前巻の執筆時に本巻のことも視野に入れていたのだろうか。前巻の『ヒカル騒動』の要所要所で二葉が姿を見せなかった理由が本巻で判明する。しかし、それも「現在・過去・未来」を巧みに活用する今回の本筋ではない。ニーナの能力がさらに進化(?)して巻き起こされる6月9日から11月3日まで物語である。『涼宮ハルヒの退屈』あるいは『涼宮ハルヒの消失』を読んだ時に近い高揚を覚えた。そもそも『ハルヒ』に触発、あるいは影響下にあると思われる本シリーズだが、それでも良く出来た物語だと感心する。前半は『ヒカル騒動』の裏側で与四郎とニーナが二葉を巻き込んで困ったことになる展開。実はこの最中、さらに困ったことになるのだが、ここで見事なのは、前巻の裏ストーリーで読み手の意識も前巻に飛ばしておきながら不意打ちに本巻内のもう1つのネタが出てくることである。そして未来で「おぉ」という人物の登場を挿んでまた過去へと目まぐるしく変わりながらその時、11月3日を迎える。ここに至ると『その日がやって来ました』という松平アナウンサーの声が聞こえてきそうなクライマックス感があるのだが、結末は「あれ、そんなもん?」という感じが正直しないでもない。それでも、まぁ、よくやったよ与四郎クン、というものではある。所々の設定に少々の無理というか、あれだけ『禁則事項』的に未来のことを語るべからずだった割に「未来のために現在を行動する」ようなところがあって「?」を感じなくもないが、物語が大変面白かったので良しとする。そして今回はニーナが実に良い!最高のキャラである。何と言うかお友達になりたくなる良い娘として全編で笑わせてくれる。同居してるだけあって与四郎とのやり取りも気心を許した自然さが出ていて良かった。そして何気に二葉のツンとデレが強力だったりする。
細部を緻密に考えてる! 今回はニーナの話。
実は超能力という意味ではニーナはスケールが違う、だから能力を消すなんて、とニーナの母がヨシローとの仲を裂きに来るのですね。そしてその時・・・・。
その後、ニーナの超能力、瞬間移動は演繹すれば時間旅行としても使える、という事実を立脚点として話が展開していきます。
そして最後に(珍しく)ヨシローが男を見せます。
それにヨシローへの女性陣の激ラブ率が上昇しているので(二葉も見ようによってはかなり・・・です)割に読み易いのではないでしょうか。
で、とにかく話がよく考えられているんですよ。前巻でのしょうもないコネタが今回の重要な伏線として現れる現れる。
何もここまで細かく辻褄あわせなくても・・・・という所まで詳細に合わせてます。
芸の細かさに脱帽です。
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[ 新書 ]
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海賊とウェディング・ベル―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)
・茅田 砂胡
【中央公論新社】
発売日: 2009-03
参考価格: 945 円(税込)
販売価格: 945 円(税込)
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・茅田 砂胡
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カスタマー平均評価: 5
やっぱりキング&クイーンが最高 わたしは、スカーレットウィザードのファンで、主人公カップルが大好きなので、
天使も狼もラーも正直どうでもいい人。
このシリーズもジャスミンたちが出ないと読まないくらいなので、
今回のこの新刊はとっても楽しくて最高でした。
秘密がなくなったのでキングも女王もラブラブだし。
切なる希望としては、デルフィニア組とスカウィ組と別シリーズに分けて。
もっと女王と海賊とダイアンの活躍が読みたいです。
こういうのが読みたかった! 久々に読みたかった茅田先生の作品に出合えました。この爽快感と魅力こそが私がファンになった理由だと思い出しました!これまでは正直、以前の輝きが曇ってきているように感じていたのですが、一気に取り戻してくれた気がします^^
今回はジャスミンとケリーの(ほとんどはジャスミンの)物語です。ジャスミンの様々な魅力がふんだんに盛り込まれた作品になっています。ケリーやダンは少しだけの登場となっていますが、それでも彼ら本来の良さがしっかりと表現されています(特に母のために体を張るダンは頼もしかった^^)
新しく登場するキャラクターもそれぞれの個性で物語を引き立ててくれており、また再登場を期待したいほどでした。
少しでも手に取ってみようかと考えている方には是非にとお薦めします!惚れ直しだぞ、姐御!!
キング・オブ・パイレーツの遺産 この一連のシリーズの中でボクが一番ワクワクするのは、キングのストーリーなのです。何かをするために翔ぶのではなく翔ぶために翔ぶという、手段が目的になってしまったような生き方。彼自身とダイアナ・イレブンスだけという、その世界構成の単純さ。純粋性。そういったものにしびれてしまう。並の人間にはまねできない、ということは十分承知の上で。
今回もやはりジャスミンが大活躍して、海賊を子分にしたり駆逐艦を乗っ取ったりするのだけれど、最後の最後にケリーに向けられる尊敬というか敬意は、利害とか社交辞令とかそういうものの全く混じらない、きれいな結晶ではないかと思うのだ。そして、そういうものを平気な顔をして受け取り、簡単に手放せてしまえる自由さ。それに憧れる。
金銀黒はまったく登場しない、政治力もほとんど使わない、人間的技術と魅力の勝負のお話。
腹筋が・・・ やられました。中盤以降、特に後半部分、笑いすぎて腹筋が痛いです...(笑
この本はクラッシュブレイズシリーズですが、今回はリィを初めとするいつもの天使達は一切出てきません。その代わりに「大峡谷のパピヨン」以来の女王と海賊シリーズ(勝手にシリーズ作ってしまいましたが)第二弾!!
「?パピヨン」の時も久々に文句なしに痛快!と思いましたが、今回は更にその上を行く作品!
とにかくジャスミンの良さが前面に押し出ています。序盤では母が蘇って来るまではどうにもイマイチだった息子も「おお!!さすが44歳!」と、4歳ではないぞ!(笑)という頼もしさを感じさせてくれる場面があり、中盤、後半ではジャスミンならではの相変わらずの無茶ぶりがこれでもか!と息もつかせぬまま迫ってきます。そして往年のキングの伝説がチラチラと蘇り、キングオブケリーの魅力も相変わらず。夫婦仲の良さも相変わらずでほほえましい(笑 そして今回のゲストの中の一人として出てくるおじいちゃんがまたいい味だしてて素敵でした。
冒頭に書いたように、いつものメインメンバーはというと、女王と海賊、そしてダイアナのほかは、ちらっと友情出演ばりのアレク(笑)のみしか出てきません。もっとも、台詞も登場場面もいっさいないのに、話の中でもイラストでも、影の主役ともいうべき存在感を放っているのがジンジャーなんですが(^^;(・・さすが大女優です(^^;)。が、それ以外は本当にまったくの出演なし。このシンプルさが☆5つの評価となる爽快さを作っているのかもしれません。
スカーレットシリーズファンも、それ以外の方にもお勧めしたい後味の良い笑える一冊です。
やられた。 どうせ今回も金銀黒の大活躍なんだろーな、「海賊と?」なんてまんまなタイトルで惹きつけといて空振りだろーな、と思いつつも惰性で買ってみましたが、見事に裏切られました。金銀黒一切なし。ほんとに海賊と女王だけでした。海賊より、女王が圧倒的に多かったですが、まあそこは「ウェディング・ベル」だけに、女性が主役になるのは当然でしょうか(笑)。
この二人は、基本的に高スペックな自分の能力(とパートナーの力量)だけを駆使してくれるので、爽快感と共に納得のいく展開です。常識はずれの能力持ちですが、それは過去作品できちんと説明されていますし。天使達のようなファンタジックな存在・力ではないのがいいですね。
久しぶりにスカーレット・ウィザードを読み返したくなりました。クラッシュ・ブレイズはもういいと敬遠してきた方々にも、今作ばかりはお勧めしたいです。
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[ 文庫 ]
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ダンタリアンの書架1 (角川スニーカー文庫)
・三雲 岳斗
【角川グループパブリッシング】
発売日: 2008-11-01
参考価格: 580 円(税込)
販売価格: 580 円(税込)
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・三雲 岳斗
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カスタマー平均評価: 4.5
ラノベ版「世にも奇妙な物語」 幻書とよばれる不可思議な力を持つ数々の本。それは時に人に幸をもたらし、時に人を破滅へと導いていく。
一話完結で物語が進んでいきます。ダークな内容が多いですが、主要なキャラクター達には好感が持てるため、とっつきやすく読みやすい本だと感じました。
黒の読姫と呼ばれているヒロインは、どう見ても薔薇の三番目の乙女です。本当にありがとうございました。
揚げパン…… 三雲岳斗先生の新作です。ヒロインは三雲作品らしくぺったんこ。 しかし、どこかのじょうろを使う薔薇乙女に近いものがあり、非常に好感が持てました。可愛いですよ。そして、内容ですが、幻書という書物をテーマにした短編形式の話です。僕はヒューイとダリアンの掛け合いも好きですが。
本とマニアックな萌えが魅力のファンタジーです かつて所領の半分を1冊の稀覯本と引き替えにしたほどの蒐書狂(ピブリオマニア)である亡き祖父から、古ぼけた屋敷と蔵書全てを引き継いだ青年ヒューイ。その条件は1つ、“書架”を引き継げ──
遺品整理で屋敷を訪れたヒューイは、本が溢れた地下室で静かに本を読む、漆黒のドレスとも甲冑とも呼べない奇妙な衣装を着た少女を見つけます。
この少女、ダリアンと“書架”との関係は実際に作品を読んで確かめていただくとしまして、彼女がまあ何とも何ともというキャラクターをしています。まず着ている衣装が独特ですし、事あるごとにヒューイに罵詈雑言を浴びせるわ、屋敷の本を全部読み尽くしたからと夜が明けないうちにヒューイを叩き起こして本を買いに出るわ、そのくせ揚げパンなど甘い物に弱いという具合でまあ──
狙ってますねぇ(笑)。
もうこれだけで惹かれた人も少なくないでしょう。まあ私はこれだけじゃ決めませんよ。買うのを決めた要素の一つではありますけど(汗)。作中に登場する禁断の知識が記された様々な“幻書”という要素も読んでいて恐ろしくも楽しいですし、私も本好きの端くれとして感じるところがありましたから。
すごく読みやすかったです。 私は、小説って苦手でほとんど読めません。たとえば、『しにがみのバラッド。』ですが、レビューか何かで文章が読みやすいとありましたが、私には続きませんでした。しかし、この『ダンタリアンの書架』は、すごく読みやすく楽しく読ませていただいています。最初は、イラストで買ったのです。すごく、可愛いなという感じで。私は、すごくお気に入りです。が、私は『ダークファンタジー』というのを知らずに買ってしまったため、ホラーが苦手な私には少し怖いですが。すごく読みやすく、お話の最後にはあったかなエピソードもあり思わず、笑みがこぼれてしまいます。ぜひ、読んでみていただきたいです。
微妙な作品・・・・ 私は三雲岳斗さんの本を好んで読んでますが、他の著書と比較すると微妙な内容の作品ですね。
新シリーズということですが、短編集のような感じで各話完結のためストーリー性が感じられません。ストーリーを重視する私としては、そのあたりが微妙ですね。しかし、主人公・ヒロインのキャラがたっているので、その点は面白いと感じました。(ヒロインの主人公に対する毒舌とか・・・)
三雲岳斗さんのファンの方なら、購入しても損は無いと思います。しかし、初めて三雲さんの本を読まれる方には、あまりお薦めできません。
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[ 文庫 ]
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やってきたよ、ドルイドさん! (MF文庫J)
・志瑞 祐
【メディアファクトリー】
発売日: 2008-10
参考価格: 609 円(税込)
販売価格: 609 円(税込)
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・志瑞 祐
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カスタマー平均評価: 4.5
テンポを楽しむべし。 全編通して感じたことは、この主人公、男の演じている女の子キャラだなぁというところ。場の空気を読みすぎていて、性格もさばさばしていて、どんな物語に放り込まれても合わせられてしまうポジティブさ。ドロドロしている感じが全くない。しかしこの物語の売りはテンポの良さ。主人公の理解が早いから分かっているものとさくさく進む。深く考えず臨場感を楽しむ方向で納得しました。
ハイテンション、ドタバタコメディ 意外と面白かったです。
ジャングル黒ベエじゃなくて、美少女ドルイドさんが巻き起こすドタバタ劇です。
地上最強の生物、ニワトリ四天王やメカドルイドと戦ったりして、バカバカしいですが
テンポがよく、文章がおもしろくて最後までサクサク読めます。
主人公が女性で、そこはかとなく百合描写があり、ドルイドさんはアニメ好き。
なんか最近の流行をてんこ盛りした感じがありますが。
それはそれでいいでしょう。
なにも新しい機軸ってのはないんですが、読ませる力はありますので。
しかしMFの新人賞で佳作は、どうでしょう?
もっと上の賞をあげてもいいんじゃないでしょうか。
最近ヒットが出てないMFを救うかもしれない作品なのに。w
楽しい雰囲気の作品 久し振りにライトノベルを読みました。
楽しい雰囲気の作品で、難しいことを考えずに読めました。
ほんわかした学園ものの雰囲気に、ドルイドという設定が活かされています。
イラストも可愛かったし、続きがもっと読みたいと思いました。
少し堅い感じがしました 主人公は学級委員長で活発な世話焼き娘です。
ヒロインは森の動物たちと友だちだったり自然の力を利用した魔術を使ったりできるドルイドという一族の金髪美少女です。
そのヒロインがクラスのマドンナ的存在との争いがきっかけでひと騒ぎになったり、無理矢理決められた婚約者が追ってきて、またひと騒ぎ起こし、その婚約者が作ってきたアンドロイドとのバトル的展開があったりといったお話です。
ヒロイン中心のストーリー展開で、一応の主人公はつっこみ役でありヒロインの良き友人といった感じです。
映画や漫画のパロディボケが多いので、元ネタがわからないのが続くと少しウンザリしてしまうかもしれません。
ジャンルはドタバタコメディ+ちょっとバトルでしょうか(私見)
日常系っぽいですが日常系ではないような雰囲気です。
さくっと! 非常に読みやすいシンプルなストーリー構成と文章。魅力あるキャラクター、そしてちょっとおかしな『敵』
まさにスタンダード・オブ・ライトノベルといったところでしょうか。
学園モノですが、男の子が「あまり」出てきません。もちろんストーリーには絡みますが、主人公として活躍するのはかわいい女の子3人組です。これがまた一味違った情を感じさせます。
ドルイドさんことシャレイリアの仲間である動物達の描写も、もっと描けたかな、と思います。
まだまだ続編を書ける構成だと思います。彼女らの新たなストーリーも見てみたいですね。
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[ 新書 ]
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恋について (Holly NOVELS)
・木原 音瀬
【蒼竜社】
発売日: 2006-07-20
参考価格: 900 円(税込)
販売価格: 900 円(税込)
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・木原 音瀬 ・大竹 とも
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カスタマー平均評価: 4.5
後半はハラハラ ノンケ同志。
序盤は「ホントにこの二人くっつくのかな?」って思ったほど普通にお話はすすんでいきます。
木原さんは友情から恋に移り変わる過程が本当に自然でうまいです。
後半は付き合ってからのお話。
このお話がもー!ハラハラドキドキしながら読みましたよ。
ようはすれ違いになってしまうんですけど、攻めが「美しいこと」の廣末とかぶるヘタレ攻めでイライラさせられました!
けど一気読みしちゃいました。おもしろかったです。
ノンケで大人でヘタレで・・・ 美形でない、エリートでない、金持ちでない、ゲイでもない。
しかも大人同志。さらに片方は結婚1年目(少なくとも最初はそう思われている)。
これで一体どこがドラマになるのでしょう。
しかしさすがは木原さん、じんわりと良いお話になってます。
男女の恋愛でもあるような、臆病な大人の恋愛模様のお話です。
非常に心理描写が巧みで、笹川も朝霞も、本当にいる人みたいにしっかりと実在感があります。
仕事での担当とお客の関係から始まり、一度は接近したものの、すれちがいばかりの二人。
ヤキモキさせます。朝霞を見つめる笹川のギリギリさが切ない。
木原さんのお話の中では一番身近に感じられ、読後感もよいので、何度も読み返しています。
大竹ともさんのあっさりとした絵柄も、とてもよくマッチしていると思いました。
巻末に大竹さんのミニ漫画もついてます。いい感じです。
これで大竹ともさんのコミックスを探し回るハメに陥りました。
心がほかほかになります。 社会で働きながらも大切な人を見つけていくお話。ヘタレ攻様の煮え切らなさに本気で腹が立ち、一度目の読後感は最悪でしたが、そこまで心乱されるなんて、木原さんが本当にすごい証拠!ついつい気になり2度3度と読み返す度に色々な真実や味わいを見つけさせられてしまい、気付けば毎日読んでしまってました。やたらに不幸とか、突出した人物設定などなくとも木原さんの小説に対する真摯さがどこまでも丁寧な情景描写に現れていて心に染みます。初めて二人がキスしてしまうシーンは、絵空事ではなく現実の誰かの日常を見ている気がする程すごく良い意味でリアルです。素朴で、ほのぼの。幸せ。読みおわるとこっちがほかほかになります。大好きな作品です。
タイトル通り『恋について』書いてある小説 所謂、激情を交わすタイプのものではなく、劇的な展開もアクの強いキャラも激しい性描写も全く出て来ない、男同士ということを除けばごくごくありふれたどこにでもあるようなお話、という感じです。なので“木原さんらしさ”とか、一般的なBLを求めていると肩すかしに合ったような気がすると思います。
それでも恋というのは本来こういうもので、うだうだぐだぐだ煮え切らない感情や状況を抱えていて、相手の気持ちがわからなくて、疑い出したらキリがなくて、苦しくて切なくて…。一本のメールや電話で一喜一憂したり、相手のせいにしたり周りのせいにしたり。精神的な距離の問題をクリアしたと思ったら物理的な問題が出来たり、またその逆だったり。そうやってぐだぐだ疲れてしまうのが恋の醍醐味だとも思うんです。そういう煮え切らない感情を抱えているということは、そんなに悪いことではないのだな、恋はひとりでするものではないのだな、と思わせる小説だと思います。
色っぽいシーンも抑え気味なのが妙にリアルだったと思いますし、挿絵の大竹さんのイラストも合ってると思いました。彼女はもっと評価されてもいい漫画家さんだと思います。へタレ攻が好きな方にはお薦めです。ergo -木原音瀬コレクション- でコミック化され、オマケにショートがあります。あの空気をまんま、目に映る漫画にするのは凄いな…と思いました。静かで内に秘めた恋情をしっとりと読みたい方に。
CPをまだ詳しく知りたくない人は抜かして下され まさに恋についてのとてもリアルな話でした。この一作中のCPは同世代の公務員×ブライダルコーディネーターですが、メンタルをどこまでも深く描いた話なので、気持ちの面や収録シーン外での受攻は断定できません。二人の気持ちも展開ごとに襲い攻的だったり誘い受的だったり、最後まで先が読めずハラハラドキドキ…胸が本当に痛くなります。でも今回は木原サンにしては痛シーン無しです。胸は打たれても衝撃は少ないので、いつもながらの文章表現の秀逸さを新ためてゆったりと楽しめます。一気読みせずにはいられない逸品だと思います(>_<)
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[ 文庫 ]
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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 3 死の礎は生 (電撃文庫 い 9-3)
・入間 人間
【メディアワークス】
発売日: 2007-12-10
参考価格: 620 円(税込)
販売価格: 620 円(税込)
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・入間 人間
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カスタマー平均評価: 4.5
不幸 今回はにもうとがとてもいい味出しています。他にも魅力的なキャラはいっぱい出ましたが、やっぱりにもうとが一番です。途中からのデレっぷりはそういう視点から見なくとも最高でした。願わくばこのまま、にもうとがいるまま話が続いてほしいなと本心からそう思いました。けれど...最後の選択の時。どっちを選んでも壊れるのに、どっちを捨てても終わるのに。きつかったです。みーくんの、いや僕の本質に訴えかける問いでした。改めてこの現状の幸せの背景の不幸を認識しました。
あちら側の世界を描きながら、現実世界からそれないバランスがいい。 PTSDでぶっこわれたまーちゃん世界を受け入れながら、ひたすら現実世界をいきていこうとするみーくん。そんなみーくん自身も児童虐待を受けているのに、犯罪者の子と罵られ、自殺者の弟と笑われ、危険人物と恐れられながらも、嘘という防波堤をきづきながら、まーちゃん命を貫こうとがんばります.死んでいたと思っていた妹がいきていた?実は彼の過去にさらに重い現実があったことを知り、ますます暗い展開に。殺人の真犯人、ラストの展開、そしてアンハーピーエンド! 殺伐として救いがない展開ながら、魔法も超能力も出さずリアルにまとめているところが好感度UP。続きが楽しみです.
もどれない、もどれる、もどれない 行方不明だったみーくんの妹が登場。いきなりミンチ殺人の容疑者扱いです。
みーくんの妹は、みーくんにとって過去の象徴のようなもの。シアワセとは言い切れなかったかもしれないけれど、監禁事件で壊れる前の関係を今に届けられる唯一の人物。一方で、まーちゃんは壊れた後の象徴。明らかにまーちゃん側に寄っているみーくんの選択が変わるか否かという点が一つの見所かもしれない。
今回は二人の学校での人間関係にも注目。
「願わくはいつか、その死の礎となる生に至りますように。」 今回は妹(「にもーと」)が出てくる話です。つまりは「あにーちゃんと、にもーとの話」です。私も、もうちょっと妹の描写が欲しかったです。わりとあっけない登場でした。ちなみに純粋で可愛い妹を想像しちゃいけませんよ。マユがバレンタインなので、みーくんにチョコを渡したりします。あと柚々、八事、河名などが出てきます。皆女の子です。マユがトラウマを思い出し「かみさまかみさま…」と言うシーンでは切なくなりました。「マユはサンタを信じていたし、七夕も信じていた。そして神様のことも。」あの日の絶望感は、どれだけのものだったか…。しかしマユはこれからどうなるのでしょう。みーくんも。その辺は気になります。相変わらず暗く重く痛ましく終わりましたが、私は恋日先生と、みーくんの会話がこの3巻を読んで好きになりました。すごい会話(?)ですよね。でも冗談の中に恋日先生の真面目さがあって、「君はまだこれから大人になっていくんだから」と…何かよかったですね。最後もみーくんの言葉で終わり、みーくんの気持ちの欠片が伝わってきました。しかし辛い事件などが毎回起こるよりも私は二人のメンタルとこれから(未来)が気になるので…、やっぱり血みどろな部分は読んでてつらい。…でも続きも読みます。
そろそろ苦しくなってきたかな・・・ 前巻から逆コナン(?)みたいな展開になっている感じ。
文章のキザったらしさは相も変わらず、内容は、まぁ、
腹八分目とちょっと物足りない感じ。
妹様が出てきます。もう少し描写が欲しかったかもデス。
当初の設定からか、多少無理感が否めない。
次巻はどうなるやら。
まぁ、そこはかとなく期待をするかしないかして待っていましょう。
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[ 文庫 ]
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風の王国―うつつの夢 (コバルト文庫)
・毛利 志生子
【集英社】
発売日: 2009-06-02
参考価格: 590 円(税込)
販売価格: 590 円(税込)
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・毛利 志生子
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カスタマー平均評価: 5
あ、厚い(熱い)…… シャンシュン編も一段落といったところでしょうか。
分厚い1冊になってます。とにかく読み応えあり。楽しみにしていましたが、想像以上でした。
いよいよシャンシュンでの戦の模様です。ガルが大活躍ですね。彼のファンとしては嬉しい限り。相変わらず冷たくて利己的ですが、そういうところが彼らしい。
翠蘭はガルとは対照的に、熱く活躍してます。本当に息つく暇もなく事件が起こるけど、ちゃんと乗り越えていくのがすごい。
戦の描写は情け容赦なく、目に浮かぶようでした。コバルト文庫であることを忘れるすごさです。
今回は特に、リク・ミギャ王にスポットが当たっていたように思います。今まではただのぐうたらな王様という印象だったけど、実は全然違っていて、少しほろりとするようなところもありました。辛い立場だなあ…。最後の方では早く助けにきてあげて!という感じで、そわそわしながら読みました。
諸悪の根源である王太后も、悲しい目に遭っているんですよね。翠蘭が「もし自分がリジムに会わなかったら、嫁いだ先で誰にも愛されなかったら、王太后と同じようになっていたかも」と思っていますが、本当にその通りだと。いや翠蘭のことだから、どんなに辛くても耐えていたかもしれないけど、やはり苦しいことばかりだと心がすさむのも事実…。
ラブなとこはありませんが、読み応えはたっぷり。まさに怒涛の展開です。
チベットの歴史には全然興味なかったんだけど、いつの間にかハマってしまう面白さ。あんなにとっつきにくいと思っていた名前もすっかり覚えてしまってるし。物語の力だなぁ。
次も翠蘭には困難が待ち構えている模様。どんなことが起こるのか、どんな人々が生きているのか、とても楽しみです。
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[ 文庫 ]
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バッカーノ!1931 臨時急行編―Another Junk Railroad (電撃文庫)
・成田 良悟
【アスキーメディアワークス】
発売日: 2009-01-07
参考価格: 578 円(税込)
販売価格: 578 円(税込)
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・成田 良悟
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カスタマー平均評価: 4.5
表紙だけで(泣) 私は大森監督のすんばらしいアニメから入って、ノベルの方も読むようになったクチ。本書では、作者の相変わらずの誤字脱字に笑ってしまいながらも、ほのぼのとした気持ちになれた。OVAでは、いきなり出て来たグラハムに「?」でしたが(アニメ版は、私は唯一杉田だけミスキャストだと思っている。グラハムはそうじゃないだろう!)、本書で詳細が分かった。アニメは大人味、ライトノベルはライトな味だが、ライトなだけに、「きゅん」度は本書の方がOVA部分より上かな。文法の間違い探しや、時代設定の無理発見など、ついつい穿った読み方をしてしまうけれど、そんな大人女子の私でも、やっぱり面白いですな、このシリーズ。今回は、表紙のア氏の手とミ嬢のかわいらしい肩を見ただけで何故か涙ぐんでしまった。本当に好きです、この二人。
パズルのピースがハマる快感がよみがえる! 「ちょっと、列車ジャックしようぜ?」
懐かしいキャラクター大集合!
今作は第2作目にあたる<鈍行編><特急編>で語られなかった事件や思惑そして後日談が描かれている。それにしても個人的に列車編および登場するキャラはどれも大好きで、その後がかなり気になってたのでこの完全完結版はすごく嬉しい。
しょっぱなのラッドのヤバげな発言でゾクゾクするスタートを切った本書だが、後日談ということもあってか、それぞれキャラクターの内面を重点的に描いている。特にシャーネの心の葛藤はかなり複雑で列車編よりも人間味にあふれた描写が多く、かなり好感が持てる。それと対照的にフィーロの葛藤(全部エニス絡み)は読んでて笑える。というか恥ずかしい(笑)。もちろん、あのふたりが出会えたのかどうかもわかります。
出演者
ラッド、グラハム、ヒューイ、シャーネ、レイチェル、ジャグジー、ニース、フィーロ、エニス、クレア・・・というかメインキャラほぼ全員!
それぞれにまんべんなくスポットが当てられる構成はさすが成田良悟。アニメの番外編の内容と重なる所もあるが、それよか細かく描かれているので新鮮な気持ちで楽しめるかと思います。シャーネも妙に乙女チックなので(?)激しくオススメです!
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