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渚フォルテッシモ〈5〉 (MF文庫J)
・城崎 火也
【メディアファクトリー】
発売日: 2009-05
参考価格: 609 円(税込)
販売価格: 609 円(税込)
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・城崎 火也
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カスタマー平均評価: 4
ツンデレ女王の終焉 あとがきに『とりあえず、これで一区切りとなります』とあるのは、今回の『土志紀編』が、ではなく本シリーズが(オトナの事情で)一区切りという意味のようである。いかにもお別れというあとがきを読むに連れ何とも残念無念な雰囲気が漂ってくる。出来る限り一冊で纏めましたという性急な印象を残す第5巻である。あくまで私見だが、本シリーズは学園モノに魔物退治までは良かったと思う。しかし、渚の「歌手」や朱理の「小説家」という設定が今から思えば余分だったのではなかろうか。これらを活かしたエピソードもあるにはあったが、あまり多方面に話を膨らませると物語全体の焦点がぼやけてしまう。逆に空美や香流には生徒会という設定がありながら、大地や渚が生徒会に絡まないので活かせないし、かといってUMA同好会で毎回UMA探しをする訳にもいかないだろう(そもそも地味過ぎるし)。さらに魔物退治にも関わらないとなればこの2人は活躍の場が無いのである。こうした手詰まりが発生したのではと根拠もなく推測してみる。ただ、渚のツンデレ破壊力はシリーズを通して絶大で充分に楽しませて貰ったし、本巻にしても大地のポジションが唐突にUPしたものの主人公としてヒーロー然とした活躍も出来て良かったと思う。本編はこれから夏休み!というところで終わるが、巻末に番外編として短編【夏休みのひととき】が収録されている。
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機械じかけの竜と火焔の翼―双竜記〈2〉 (電撃文庫)
・安彦 薫
【アスキーメディアワークス】
発売日: 2009-06-10
参考価格: 704 円(税込)
販売価格: 704 円(税込)
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・安彦 薫
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カスタマー平均評価: 4
王都奪還を目指すリュクサリア軍だったが・・・ 収録内容
序章
遠征から戻ったレクス卿、彼の新たなる任務は・・・「工房」の三機士がリュクサリアへ・・・
第一章 蒼紅の砦に立てる旗は
ウェンズロー会戦から一夜が明け、砦では貴族達の思惑が・・・
第二章 宴の花を取り合う者腹は膨れず
会戦から一週間、勝利を祝う宴が開催され、会場で貴族と会うイアンは・・・
第三章 鼠の住処は埃の匂い 猫の住処は血の匂い
会戦後、オルガンド軍のマンフレートは娘メイの為に・・・しかしメイは・・・
第四章 挨拶は残酷な響き似て
部隊が揃い、王都への進軍を始めたリュクサリア軍だったが・・・
第五章 止まない雨と少女の涙
ヴィクトが心配していたカーマイン峡谷へ差し掛かったリュクサリア軍は彼の杞憂どおり・・・
第六章 その獅子を起こしてはならない
謎の人物に救われたイアンとフランシスカ、しかし彼の正体は・・・
終章
王都へと到着したリュクサリア軍は・・・
「偽りの王子」モノ双竜記の第2巻の登場、今巻では今後に大きく関わる新キャラが多数登場! 更に今後に繋がる伏線も・・・
ファンタジー巨大機巧鎧戦記健在なり 好評につきシリーズ化ということで、世界観固めと女性の少なさを補うべく新キャラ続々登場です。この勢いで人増やすと、偉い貴族のオッサン達はどんどん死んでいきそうですが…。もちろん、王都奪回目指して話もゆるりと進みます。ということで、1巻のオーソドックスな続編といえます。他の作家だと聖刻群狼伝の国取り物語編や護樹騎士団が好きな人は、読んでみる価値アリ。
今回は戦闘控えめで新キャラ登場や伏線作りが主体なので、周囲の雰囲気に飲まれた主人公は人見知りしてうじうじとしてますが、きちんと活躍の場も用意されていますので期待してあげましょう。
ファンタジーの戦記ものとしてはオーソドックスな話ですが、それだけに今後が楽しみです。
なお、月15作品とか出ているレーベルの新人作家なので意外と置いている店がなく、探して書店をハシゴしました…。
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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 善意の指針は悪意 2 (2)(電撃文庫 い 9-2)
・入間 人間
【メディアワークス】
発売日: 2007-09-10
参考価格: 599 円(税込)
販売価格: 599 円(税込)
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・入間 人間
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カスタマー平均評価: 3.5
いつも通りに 前作と内容的には変わらない。
相変わらず壊れているまーちゃんと、嘘の塊であるみーくんの物語。
そこに殺人事件だか傷害事件だかが発生し、その根幹ではやはりまーちゃんの過去の誘拐事件が関わってくる、という感じの。
物語的に完結していた前作を、どうやって続編繋ぐのかな、と思っていたので、正直なところは感心した。
巧い、と表現した前作に比べればやや小ぶりながらも、繋ぎの作品と見れば素晴らしいの一言に尽きる。
ただやはり前作の圧倒的破壊力に比べてしまうと、どうしても纏まって見える。
それは悪くないのだけれど、決して良いと呼べるものでもない。
ぜひとも、前作をぶち抜ける、アッパーなロゥテンションを見せてほしいものだ。
サブタイトルが的を得ている。 デビュー作の続編ってのが一番難しいところでしょう。それなりに続編になっていて感心しました。入院した病院でまーちゃんが発見した死体。またまた、みーくんの悩みの種は増える訳ですが、ストーリー展開、解決編ともになかなかいい出来です。ただ、前作に比べるとインパクトにかけ、まーちゃんがただの幼児退行になっているのは残念でした。
事件の動機は 前巻でかなり閉じた結末を迎えたので、正直言ってどのように展開させるのか分からなかったのだが、新たな人物が登場してきました。長瀬透。みーくんの元彼女という設定。
こうなると、みーくんは幼少期の事件後、どういう立ち位置で生きて来たのか良く分からなくなってくるなあ。まーちゃんらぶと言いながらも、浩太&杏子誘拐事件が起きるまではその存在と関わることなく、長瀬らぶで生きていた時代もあったことになってしまう。そうなると、みーくんは本心では今でも普通の生活がしたいのだけれど、色々な事情があってそれができないから、代替案としてまーちゃんとの暮らしを求めているんじゃないの、とも思えてくる。でもそれって、まーちゃんの記憶が戻ることを恐れていることと矛盾するしねぇ。まあ、透が登場してくるのには、それなりの理由があるわけだけど。まだまだ過去にとらわれ続けます。
お話的には、(恋日先生の実家の病院に)入院中のみーくんと、後追い入院したまーちゃんが病院で(自然死ではない)死体に遭遇する、というもの。
過去の事件に関係する展開もあり、新たなキャラとして看護師さん(おそらく、らぶみさんと言う名前だろう、きっと)も登場するという、前巻の正統的な続編。
「謙虚な僕らに幸あれ。」 1巻が読めて、続きも読みたくなった人なら2巻も読めると思います。今回は元カノが出てくる「病院」での話でした。元カノの妹さんが、ちょっとおマセで可愛かった。みーくんの本当の名前も明かされます!なるほど!!確かに女の子向けの名前だね……しかもひらがなだそうで。(みーくんは、自分の本名が大大大嫌いなんです)みーくんの掛け声の「はいよ」「はいよぉ」「どっこいしょ」にはウケました。あと文庫本のカバーを外すと仕掛けがあるのは電撃文庫では珍しいのでは??(わかんないけど)
文体はともかくも、純文学! シリーズ第2弾のこの作品、入間氏という人は、実はとんでもない逸材なのかもしれない。
人は誰にでもなれる、翻って、人は誰かにしかなれない。
それがこの小説の主題。
「……ほんと、僕は誰なんだろうねえ」
まさにこのひとことこそが小説のハイライトとなる。
ついに名の明かされることのない僕の前に現れる元カノ、長瀬透。彼女と僕との間で
交わされるコミュニケーションはすべて名前を入れ替えるかたちで行われる。こうして、僕は
「透」を引き受けることによって、辛うじて、僕でいられる。
彼女の登場によって、マユと僕との関係もたちまちにして明かされる。
つまり、僕は道真の「みーくん」を引き受けることによって、辛うじて、僕でいられる。
そして、マユはマユで、「みーくん」の存在によって、辛うじて、「まーちゃん」として、
「壊れた」相を抑え込むことができる。
僕がなぜ「嘘つき」であらねばならぬのか、という問題もこの構造によって説明がつく。
つまり、語るべき真実、僕を僕として語りうる人格などというものがそもそも僕にはない
のだから、必然的に僕は嘘つきであるほかない。だからこその「嘘つきみーくん」。
実によく練られた構造だ。
別にこれは「心の闇」などという抽象論ではない。人格というものはすべからく、他者に
対する共依存性、可塑性において成り立つ。そのことをエキセントリックな舞台装置で表現
しているに過ぎない。この大風呂敷をどう回収するのか、入間氏の腕の見せ所。
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とある魔術の禁書目録(インデックス)〈2〉 (電撃文庫)
・鎌池 和馬 ・灰村 キヨタカ
【メディアワークス】
発売日: 2004-06
参考価格: 599 円(税込)
販売価格: 599 円(税込)
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・鎌池 和馬 ・灰村 キヨタカ
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カスタマー平均評価: 2.5
インデックスを巡る この巻はインデックスを巡る戦いです。まぁとにかく熱い。当麻は格好いい!!片腕を切り落とされた時の当麻のハったりは最高だった
1巻のハードな後日譚 1巻にして重大な障害を背負ってしまった主人公は、どのように周囲と接していくのか?日常生活はどう変わるの?
驚愕するような強大な力を前に、チームあるいは手駒としての主人公たちはどう動くのか。
強力無比の力を振るうキャラクターってどんな人なんだろう。何の為に暴れるんだろう。単独で破壊的な力を行使することは、強い自我やアイデンティティか必要。
そういった後続の巻に引き継がれていく世界の枠組みを拵えたのがこの作品のように思います。故にどうしても作者のエチュードという意味合いが強く感じられてしまい、読み終わると何やら得体の知れないすっきりしない印象が残ってしまいました。5巻やSSのような組み立てにしたほうがキャラクターが活きたような気もします。この時点ではまだインデックスのアクションも迷走中で、お姫様のような頼りない存在です。7巻以降は魔道図書館として活躍する彼女ですが、同じ人物とは思えません。ネセサリウスとしてアウレオルスに対峙させたほうが面白い場面になったのではないかなあ・・・
ただし、作者の作る枠組みに魅力も感じるのは事実で、そういった意味では、錬金術「アルス=マグナ」、アウレオルスの破天荒で、それにどう対処するのか?というサスペンスで読ませられます。
この巻のエピソードは後続のお話でも引用されることが多いので、3巻以降も読もうという方は読んだほうがよいと思います。ただし、今回のメインは敵役の男と完全無欠の錬金術の謎なので、いつものような華はありません。姫神はヒロインとして機能はしていませんので、彼女に期待してはいけません。
欠点は多いですが、シリーズを読むなら読んでおいたほうがいいという点で、点数は付けにくいですが間をとって3点としておきます。
いや?レビューというものは・・ みなさんは、レビューで作品の文章力が甘いとかほざいてますけど一応作者の鎌池先生はプロの小説家なんです。
それを否定するのは予想ではありませんか。
文章がどうこう言うのはレビューではない・・・
レビューは、作品自体がいいのか悪いのか論議するもの。
文章が悪いというあなたこの先生より、素晴らしい作品が書けますか・・・
いや書けません。何か月もしぼって描いた作品なのだから文章が悪いといった作者を馬鹿にするのはレビューではないとだけ言っておきましょう。
いや、だからね… 一巻のレビューでも書いたんですが、作風を生かせてない+文章力が甘いです。自分、アニメから入った口だし全巻読み終えた訳ではないんですが、この時点では「熱血!やっつけ小説の巻き!!」のように感じる。主人公の行動理念がよく解りませんでした。急にヒートアップして敵をボコボコにして、ゴリ押し終演…もうちょっと、やり方がないかのぅ…いや、なんだかんだでお前世界感設定やキャラ設定にハマってんだろ?って言われれば否定出来ないですが…ね
やっつけ小説。 一言で言うなら「なんでもアリ」。ただ勢いに任せて書いたという感じで、話の照準もバラバラ。主人公が記憶喪失という設定も全く生かされていないばかりか、準ヒロインの姫神の存在も希薄。(インデックスに至っては空気。)見切り発車にも程があるだろうと。敵の能力もめちゃくちゃで、おいおい、と苦笑してしまいます。
そしてこのシリーズ全体に言えると思うのですが、設定やストーリーは大体「どこかで見たな」と思うものばかりです。
シリーズを読破したいなら通らなければいけない道ですが、正直二巻でこれでは・・・。
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“文学少女”と神に臨む作家 上 (ファミ通文庫)
・野村 美月
【エンターブレイン】
発売日: 2008-04-28
参考価格: 630 円(税込)
販売価格: 630 円(税込)
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・野村 美月 ・竹岡 美穂
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カスタマー平均評価: 4.5
底の見えない暗さと、小春日和のような温かさ “謎の美少女作家”だった井上心葉(このは・♂)と、自称“本を食べちゃう程すべての物語を深く愛している「文学少女」”の天野遠子をメインに、文学作品を彷彿とさせる事件を描いた作品の最終話・上巻です。
これまで謎だった遠子先輩と流人の家庭(生活)と、2人の両親の関係が「狭き門」になぞらえて語られていきます。
物語全体の起承に当たり、状況説明と登場人物の「狭き門」に対する配役、これまでに展開されてきた伏線の収束がされています。
事件の直接的な当事者の大半が既に死亡している事、遠子先輩が置かれてきた状況の異常性(まだ心葉からの視点のみですが)、そして流人が語る“過去の自分”、「背徳の門」の内容といったスパイスが、これまでの物語とは違う「なんとも言えない不気味な雰囲気」を醸し出している様に感じます。
その中にあって、心葉とななせのバレンタインの会話や、風邪で寝込んだ遠子先輩と心葉のやりとりといった暖かく柔らかい部分がとても際立って見えました。
遠子先輩は心葉にどんな想いを抱き、どんな夢を見たのか。知りたい、続きを読みたいのですが、この物語が完結してしまうのはとても寂しいですね。
“文学少女”と、狭き門。そして、終わりが始まる。 想像の遥か斜め上を行く展開と、あの終わりには、「ぐあー気になる!!」と、読了後思うはずです。自分は先に「このラノ2009」で既に知ってしまったから最悪でしたが!!(自棄)皆さんも似た失敗はなさらぬように!!本気モードと化した流人が怖い。恐すぎます。エゴモードと化した遠子先輩が可哀相すぎる。デレモードに入ったにも関わらず、琴吹さんが不憫すぎる。そして心葉が……「作家になる」という覚悟。それが今回のテーマでしょう。美羽の一言は、一応小説賞に応募を考えていた自分に「待った」をかけました。読者とは、冷たい存在だと。叶子さんの一言は、心葉だけでなく、そう考えていた読者の心にも陰を落とします。これらの展開がどうハッピーエンドへ向かい、誰が誰を救うのか。全て、下巻で決着です。
文学少女にまつわる物語 二月。遠子の卒業が近づく中、少しずつ距離を縮めていこうとする心葉とななせ。そんなある日、かつて心葉の担当編集だった人が訪ねて来る。再び井上ミウに戻るよう、促しに来たのだった。しかし、既にミウを振り切った心葉は、その誘いを断る。その夜、突然、家に押しかけてきた遠子は、なぜミウに戻ろうとしないのかと問い詰める。遠子は担当編集と知り合いだったのだ。
徐々に明らかになる遠子と流人の家庭の事情。手段を選ばず心葉を作家に戻そうとする流人の暗躍。一度は振り切ったはずの亡霊が、天野遠子の物語として、再び心葉にからみついてくる。そんな中、ただ一人、書かなくてもいいと言ってくれるななせ。ななせの優しさに包まれた心葉を、流人はどうするのか…という感じで下巻に続きます。
読者を裏切らない文学少女シリーズ、卒業編 『“文学少女”と神に臨む作家 上』です。
ついに文学少女シリーズも最終話ですが、上下巻となっています。上巻は完全にヒキなので、上下揃えてから一気に読んだ方が良いと思います。
今までは、心葉の周囲の人物に起こった事件を、文学少女たる遠子先輩が推理ならぬ「想像」で解決してきましたが、今回は遠子先輩が渦中の当事者。
作家、というものについてが、もう一つのテーマです。
作家とは、『狭き門』をくぐる孤高の存在。そして作家と読者との関係。ネタバレになるため多くは語れませんが、なかなか考えさせられます。
流人くんがキレまくっていて、すごいです。
琴吹さんの部屋に訪れた時の場面が、とてつもなくあまあまで良かったです。シリーズを通してツンデレだった琴吹さんの、デレの収穫ともいうべきでしょう。
上下巻の上としては、あくまでもヒキなので★4としておきます。
直球勝負の最終エピソード開始 最初から本筋です。これまで周囲の事にちょっかい出して進まなかった作品ですが、これは直球勝負です。主人公の心の葛藤がとても気になりますが、タイトル通り上巻であり感極まった状態で次巻へ続くとなってしまいます。2巻に渡る長編ですが脱線無しのため頭の中は話の整理が大変です。なのでここで一呼吸して後半に備えたいと思います。
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[ 文庫 ]
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ガーディアン・ガーデン―乙女の守護者 (ティアラ文庫)
・時田 ゆか
【フランス書院】
発売日: 2009-07-03
参考価格: 520 円(税込)
販売価格: 520 円(税込)
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・時田 ゆか ・壱河 柳乃助
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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ナルキッソス (MF文庫 J か 5-1)
・片岡とも
【メディアファクトリー】
発売日: 2008-07-23
参考価格: 609 円(税込)
販売価格: 609 円(税込)
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・片岡とも ・ごとP ・いくたたかのん
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カスタマー平均評価: 4.5
原作やろう えっと、まず思ったのが、読む前に原作してからの方がいいと。やってなかった場合「誰やねんこいつ」と言いたくなったりするかもしれません。というかむしろ原作やった人向けにかかれているのかもと思いました。まあでもストーリーは好きなのでそこまで減点対象にはする気はありません。問題は絵です完全に人選ミスだと。別にごとPさんの絵が個人的に嫌いな訳じゃないんです。ただ……あんな健康な絵描いちゃだめでしょうと思いました。雰囲気は絵に左右されやすいので、ライトノベル化したこの本では致命的です。特にラストの写真とかもう
一概に悪いとは言えない・・・ 深い作品だと思います・・・
セツミが選んだ道、阿東の行動・・・一概にいけないとは言えない・・・
実話ではありませんが、現実に起こりうる事だと思います。
良く感じようも悪く感じようも、まずは一度お読みになる事をお勧めいたします。確実と言える事は、必ず皆さんの心に何かを残す作品だという事です。
以下にここは改善したほうが良かったのではと思った事等を記載します。
・表紙、如何でしょうか・・・もう少し一般の人達にも手に取りやすいものにすれば良かったのではと思います。私はPC版・Docomo版共に知っていたので気になりませんでしたが・・・
例えば、PC版のOP画面に表示される白を基調とした背景に「narcissu」の文字と、「眩しかった日のこと、そんな冬の日のこと。」の文だけを載せる等・・・
一度は 他の方も言っているように疑問や人によっては気に入らない表現等があり他に方法がある気もするがとにかく一度読んでみて欲しい。読めばわかる。
私は(文句なしで)好きです 本を開いてすぐのイラストがスク水だったのでかなり驚いたのですが、なぜもっと良いイラストにしなかったのか・・・。これだと実際の内容とのギャップがかなり激しい気がするのですが。―――まあそこは好みによるでしょうから敢えてこれ以上は言いません。ただ死を待つだけの時間・・・ これを自分の立場に置き換えると非常に辛いですね・・・。最後に主人公がとった行動は良くも悪くも“笑顔で見送る&自分もいつかは見送られる”だったので、物語としての結末は終わっても、実際にはまだ話が続いているような印象を受けました。主人公のとった行動は果たして適切だったのか、もっと良いやり方があったのではないか、と思ってしまいますが、追い詰められた若者たちの決断・死への思いなどについて、非常に考えさせられた内容です。もっと大々的に広告すれば良かったのに・・・勿体ない。世に埋もれるような作品ではないです
??? ゲーム版がとてもよかったので購入しました。
数あるノベルゲームの中でも最高峰とも思えるほど感動したゲームです。
でも、この小説版はどうなんでしょう。
ゲーム版をそのまま媒体を変えただけで、小説としての完成度はかなり低くなってしまっています。
取って付けたような追加エピソードも少し興ざめでした。
それでもラストはやっぱり感動したけど・・・
ゲーム版をプレイできる環境にある方は、そちらをお勧めします。
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[ 文庫 ]
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L 3 詐欺師フラットランドのおそらくは華麗なる伝説 (富士見ファンタジア文庫)
・坂照 鉄平
【富士見書房】
発売日: 2009-06-20
参考価格: 651 円(税込)
販売価格: 651 円(税込)
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・坂照 鉄平
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カスタマー平均評価: 4
あれ・・・ 3巻、でました。
今作も変わらず面白かったです。あんまり中身を書くとネタバレになるので書きませんが、
まぁ、2巻の最後で乗っている車みたいなやつが故障して、立ち寄った町には詐欺師の天敵、保安官が――的な話です(どんな話だよオイ)
ただ気になったのは、明らかに画調が違います。というか、描く人が変わってます。
バーンが数歳若くなってるし、ブロックがスゲー怖い。筋骨隆々の熱血じゃなくて陰気くさいネズミ男っぽくなってるし。
そういう意味で今回☆3付けたかったのですが、次作どうなるか(絵を含めて)期待を込めて☆3.6みたいな感じで☆4にしてます。
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[ 新書 ]
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大正野球娘。―土と埃にまみれます (トクマ・ノベルズEdge)
・神楽坂 淳
【徳間書店】
発売日: 2008-08
参考価格: 860 円(税込)
販売価格: 860 円(税込)
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・神楽坂 淳
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カスタマー平均評価: 4.5
いよいよ試合!乙女たちがグラウンドを駆け巡る? 人数も無事に9名揃い、特訓もこなしてきた。自信を付けていざ試合に臨む
「大正ガールズ」の面々。
が、やはり男子の投げる球は速かった。
本番特有の緊張感も加わって三振の数の方が打った数よりも多い。
主砲の巴の活躍で先制をしたものの、まともに9回を投げた経験のない
投手のお嬢が徐々にバテ始める。
こちらも打てないが、相手もこちらを打ち込めず一応は接戦の如きシーソー・ゲーム。
交錯する恋心が男子チームの足並みを乱すのに対して、
団結力しか取柄はないと言っても過言ではない少女たちに恋は二の次である。
起死回生とも言うべき奇襲作戦が成功し、リードしたまま最終回の相手の攻撃を迎える。
しかし、後の世で広く語り継がれるであろう野球を例えた名ゼリフ
「野球とは筋書きのないドラマである」
は野球黎明期においても全く変わらぬ形で舞台の役者たちを彩り、そして翻弄するのである。
それにしても、齢14にして既に婚約者が普通にいたりで、
結婚を意識せずにはいられない「大正ガールズ」たち。
現代ほど女性の進路に選択肢がない時代だからこそ、いずれ嫁ぎ妻となり母となる姿に
ある種の「憧れ」であり「期待」ともう一方での「諦め」が交錯するのであろう。
「原始、女性は太陽であった。今、女性は月である。」
と言ったのは平塚雷鳥であった。
大正ガールズたちの胸の内にたぎる熱いマグマのような情熱は、
長きに渡る苦難の時代を経て、噴火のときを待つ全女性の
「階(きざはし)」とも言うべき嵐の意思である。
仮面の裏は? 料理・お菓子へのこだわり描写。丁寧な文体。出版社。そしてこの本の著者紹介文
「やっぱりお寿司が好き」神楽坂先生の正体はもしかして・・・。
「萌○○○っ○」とはちょっと違った、でも凛とした少女達の頑張りは健在の傑作。
ただ、新書でラノベという先行きが読めないレーベル展開に、やや不安を覚えます。
今買っておかないと後悔するかも!!大丈夫、買って後悔する事はありませんから。
リアリティ溢れる展開の最後に不自然なエピソードが残念 07年春刊行の第1弾巻末に「今夏」と続刊予告が出ていたが、じつに“1年遅れ”で第2弾登場である。
大正14年の情景描写は変わらずしっかりしている。お馴染みの女学生たちが友情のために結集し、特訓を重ね、慣れない野球に真摯に取り組む姿は好印象だ。個性や特徴を生かしてポジションや打順が決まっていく様子にも無理がない。
その好意的な気持ちが、明らかな不利を承知で果敢に男子チームに立ち向かっていく、肝心の試合の描写でグラつく。
07年の某Gの開幕戦にヒントを得たらしい一発で相手の度肝を抜き、後はエースの“超遅球”で幻惑しつつ逃げ切りを図る・・・。こうした設定や構成、展開は、ドラマ性を高める手法としてよくあり、これはまだいい。
問題は終盤だ。
アマゾンの紹介文にもあるからネタバレには当たらないと信じて書くが、主軸を打つ巴という子が、なんと“目隠し”をして打席に立つのだ。そして、こうしたシチュエイションではお決まりの結果に・・・。
文字通り「九仞の功を一簣に虧く」エピソード。一気にシラケた。
せっかく、超人だの魔球だの秘打だのとは無縁の、リアリティ溢れる物語だったのに、台無し。
巴は薙刀少女で、集中力を研ぎ澄ます「心眼」の心得がある。だが、目を開けていてもそうそう打てそうにない速球を、いくら気を集中すると言っても、目隠しで打てる、と考えること自体が不自然だし、そもそもこの巴はそんなキャラだという印象がなかったので、余計違和感があった。
彼女たちの魅力や努力に免じて、ここだけを捉えて大減点という無粋はしないが、当初の約束から延ばしに延ばし、待たせ続けた結果がこれでは、ガッカリだ。もう少しやりようがあったろうに、と思うが。
メディアミックス構想が進展してついにアニメ化されるそうだが、くれぐれもおかしな設定や展開にしないでくれ、と願っておく。
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[ 文庫 ]
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神曲奏界ポリフォニカ ジェラス・クリムゾン 神曲奏界ポリフォニカシリーズ (GA文庫)
・榊 一郎
【ソフトバンククリエイティブ】
発売日: 2008-07-15
参考価格: 672 円(税込)
販売価格: 672 円(税込)
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・榊 一郎 ・神奈月 昇
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カスタマー平均評価: 5
嵐の前の静けさ トルバス神曲学院の講師として生徒達と海に浮かぶメガ・フロートを訪れたフォロンとコーティカルテ。
そこでは奏始曲に関わる恐ろしい陰謀が待っていた。
久々の新刊は前回に勝るとも劣らない激闘の予感。
今作はその前編です。
カティオムとシェルウートゥ、フォロンとコーティカルテを通して精霊と人間の良好な関係が、反精霊団体など精霊を快く思わない人間の存在で精霊を巡るもう一つの世界の顔が語られます。
シャドアニ視点の場面では精霊の性欲なんてことも話に出てきます。
あとはフォロンが天才たる所以など、全体的に世界観を掘り下げるエピソードが多く、作品全体からは「静」の印象を受けますが、逆に後編で待つであろう「動」への期待が膨らみます。
キネティック版で登場したミゼルドリットが新たな秘密をひっさげて登場。
今作では明らかになりませんが、冒頭からコーティカルテの意味ありげな発言が。
海の上という舞台や、終盤学生達が置かれる状況などもキネティック版最終話を彷彿とさせます。
かなり待たされただけあってボリュームたっぷり。読み応えがあります。
新キャラリュネアの動向など後編も目が離せません。
10/5追記
後編、そこまで激闘じゃありませんでした。
後編が楽しみ 今回の特長はなんといってもキネティック版以来のミゼルドリットが登場すること。
彼女の登場によって、いつもよりさらにニヤニヤと頬がゆるんでしまうことは間違いないと思う。
もちろんフォロンとコーティの絡みはいつもどおりにおもしろい!
今作ではシリアスなシーンは最後に少しあるだけ。後編でどう展開するのか楽しみだ。
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