よく知られた欧米の財閥のほか、ふだん意識することもないアジアなどの財閥も紹介されている。各財閥の成り立ち、それぞれの得意分野、財閥同士の関係がわかりやすくまとめられ、日本企業との関係についても触れられている。いくつもの日本の大企業が海外の大財閥と手を結んでおり、門外漢としては興味深かった。グローバル化は思いのほか進展しているのだと感じられた。 雑学のレベルで見ても大変面白い。学生時代、企業集団や産業構造をテーマに卒業論文を書いた思い出があり、この手の本に常に興味をそそられるのですが、大企業、銀行をはじめ自治体まで統合・収斂する現代社会に身を置く社会人としては、目を通しておきたい『パワー総覧』です。
また、ジーメンス(=シーメンス)、LVMH、YAHOO!、マクドナルド、ブルーバーグ社など、超有名企業・企業集団の創業者の生い立ちや、起業のきかっけ、日本とのつながりなどが取り上げられていますので、雑学のレベルで見ても大変面白い本と言えます。