本書は入門編だが、多分、読んで終り、の人が多いだろう。この手のノウハウ本は、実践してのみ、価値が上がる。また、実践してこそ、自分なりの「問題解決手法」が見つかる。
読んだだけの人は、買値以上のものにはならないが、本当に実践して、身につければ、とんでもなく、安い本である。 僕はもちろん、少しは実践しています。(買値以上の効果が出ていると思う。) 入門書として最適です。 本書は、各種の問題解決技法を分かりやすく、かつコンパクトに紹介した一冊ですが、技法の紹介だけでなく、読み進むにつれて、思考をどのように進めていけばいいのか、また、どのような点に注意すれば効果的に考えることができるのか、などが習得できる「考え方」の参考書です。
ただ、あくまで本書は技法の紹介書なので、具体的な手法の習得には、それぞれの専門書を参考するなり、実際的な訓練が必要なことはいうまでもありません。念のため。 初学者向けの導入書「問題解決」や「情報整理」というのは永遠のテーマのようで、常に同種の本が出版され続けている。旧くは川喜田二郎氏の『発想法』や、梅棹忠夫氏の『知的生産の技術』、新しくは野口悠紀雄氏の『「超」整理法』などがベストセラーになった。パソコン上でも各種アイデアプロセッサ(アウトラインプロセッサ)や KJ 法を実現するツールなどが公開されている。本書は、これら旧くからの知恵をコンパクトな本にまとめたところに意義があるだろう。文中で「筆者独自の手法」として語られている部分については、多くの人が独自の手法として実行してきた方法であるように思われる。初学者においては本書をスタートに各種参考文献/原典に当たっていくという方法が良いと思われる。