がこのコンパクトな新書は、必要となった背景、米国を中心とする「これはやらないと大変なことになる」という経緯、そして、日本における日本ハムや雪印など、記憶に新しい事件をきっかけとした従業員の方々の真剣な取り組み等痛切な事例を、限られた紙面の中で、実践にあたって必要なことがしっかりと伝わるように記されている。
まず、問題を把握したい。そして、実践に移さなければならない。全社をそのように向かわせなければならない。そのような立場の方たちにとって、短時間で、深い洞察と実践のコツのつかめる好入門書となっている。 コンプライアンスの重要性を知らしめてくれるコンプライアンスの現状を知りたくてこの本を購入した。CSR等の最新の情報も折り込んでありたいへん役に立った。入門とは言えないが決して初学者にも無理ということはなく、実務的な「どのような体制を敷いたらよいのか」という部分に重点を置きまとめている。コンプライアンスを広い意味で捉えており、倫理的なものも含め「法令遵守活動」という意味で定義している。インテグリティ=「誠実さ」でありコンプライアンス経営は経営のインテグリティを確固たるものとすることが目的である。経営の基盤でありこれは最も重要とすべきものである。