本書のメインは3章、歴史的名著『一般理論』の解説ですが、1章、2章において、当時の英国の背景とケインズの半生を描き、彼が『一般理論』を執筆するまでのプロセスが理解できます。この部分だけでも経済学史として味わい深いものとなっています。その後のケインズ経済学が資本主義社会に与えた影響も4章で記してあり、経済学の発展とその力がよくわかります。
ケインズ入門でもあり、経済学史入門としても成り立つ、名著だと思います。 名著中の名著金字塔である。長い間読まれている。ケインズ知るためにぜひ読んで欲しい。
機械の登場によって排除される労働者、 親の強欲によって資本家に売られる児童労働者、 家庭のために苛酷な環境の中で働く「婦人」などなど。 これらを現在に当てはめますと、
コンピューターによってリストラされる労働者、 「先進国」の発展のために搾取される「後進国」の資源と子供たち、 低賃金および上司(特に男)から嫌がらせを受ける「女性」労働者、 などのようになります。 労働者の教育のところで考えさせられたことがあります。 それは普通教育は「絶対必要」だということです。
6歳から15歳の労働者が「大人」になると、「必然的に」悪漢になると マルクスは述べています。現在、普通教育を廃止せよ、という声が聞かれますが、 我々はどうして普通教育が誕生したのかを考えそして それの導入の過程を振り返る必要があるのではないでしょうか。 一連の流れを考えますと、やはり普通教育は存続すべきです。
資本論(2)を読んでいるとき、過去だけではなく現在の問題点も浮かび挙がりました。 カールマルクス主義にもとづく資本論資本論の古典中の古典書、現代の資本主義の終焉が近い世界経済の行く末に一筋の活路と光明が本書に提示してあるかもしれない、経済学専攻の学生必読のマルクス主義の経済学を学べる資本論