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原智恵子 伝説のピアニスト (ベスト新書) 李香蘭 私の半生 (新潮文庫) 地球音楽ライブラリー 松任谷 由実 阿房列車―内田百けん集成〈1〉   ちくま文庫 ニセモノ師たち (講談社文庫) リラックマ だらだらシールブック イコノロジー研究〈下〉 (ちくま学芸文庫) 淀川長治 究極の映画ベスト100 (河出文庫) 東洋の理想 (講談社学術文庫) 西部劇を読む事典 (生活人新書)
原智恵子 伝説のピアニスト (.. 李香蘭 私の半生 (新潮文庫) 地球音楽ライブラリー 松任谷 .. 阿房列車―内田百けん集成〈1〉.. ニセモノ師たち (講談社文庫) リラックマ だらだらシールブッ.. イコノロジー研究〈下〉 (ちく.. 淀川長治 究極の映画ベスト10.. 東洋の理想 (講談社学術文庫) 西部劇を読む事典 (生活人新書..

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原智恵子 伝説のピアニスト (ベスト新書)

[ 新書 ]
原智恵子 伝説のピアニスト (ベスト新書)

・石川 康子
【ベストセラーズ】
発売日: 2001-11
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 714 円(税込)
原智恵子 伝説のピアニスト (ベスト新書)
石川 康子
カスタマー平均評価:  3.5
しなやかに生きる・・・そして。
21世紀どんな生き方をしても、とくに女性にとって、心地よいかといえば
必ずしもそうではないと思えるのです。
そしてこれからも期待できないのではないでしょうか。しかし、半世紀以上も前に、自由にそしてしなやかに生きた女性がいたと思うだけで、わくわくします。

才能豊かだったからだけではない、なにか思い切りの良さとか、自分にとって何が大切なことかとか、的確な判断で目の前にあるチャンスを逃すことなくグローバルに生きた女性にあこがれます。ただし本当の孤独をのりこえてこそ、とも。
異文化の中で自分を見失わずに生きることの強さにあこがれます。
文化をたどる手がかり?
原智恵子は、幼いころから単身でヨーロッパに渡り、
研鑚を積んだ経験から、勝気で大陸的な性格を持ちあわせていました。
当時の日本人女性として求められた奥ゆかしさ、控えめな性格でないことを理由
に(あるいは、あるひとりの男性の嫉妬を理由に)、日本の音楽界からは次第に
「抹殺されていく」運命にありました。

(どんなに、ヨーロッパ(パリ)で、輝かしい功績をおさめようが、素晴らしいプレイ
ヤーであろうが)
同時期に、比較対照としての存在として現れたのが、「安川加寿子」でした。
「原智恵子」を知らなくても、「安川加寿子」なら大方の人が知っている、
という事実こそ、当時のそして今日まで続く、「音楽業界の闇」を物語っているのです。

本の後半。

愛する二人の息子と離れ、20歳年上のチェリスト「ガスパール・カサド」と再婚し、
彼が亡くなるまでのわずか8年間の充実した音楽家生活、そして彼と過ごした思い出
深いフィレンチェを出、日本に戻って、ひとり老人施設で生活し、亡くなるまでの様子。
その克明な描写に心打たれました。

「芸術」への志を曲げずに生きようとした、ひとりの音楽家の女性の半生を、戦中戦後の
文化の発展過程を背景に知ることの出来る、重みのある本でした。


李香蘭 私の半生 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
李香蘭 私の半生 (新潮文庫)

・山口 淑子 ・藤原 作弥
【新潮社】
発売日: 1990-12
参考価格: 700 円(税込)
販売価格: 700 円(税込)
李香蘭 私の半生 (新潮文庫)
山口 淑子
藤原 作弥
カスタマー平均評価:  4.5
女優・李香蘭
日本と中国の危険な橋のあいだに立ちながら、スターとして名を馳せた女優・李香蘭の自伝。 幼い頃、テレビで沢口靖子さんが李香蘭の役を演じていたドラマを見たことがあり、その話中で、戦争で疲れた兵士たちの前でひとときの慰めを与えようと「荒城の月」を歌うシーンが印象に残っていた。大人になってからあのシーンを思い起こして、ああ、あのような人こそが真の「女優」なのだな、と思ったものである。 本書を読んで感じたのは、彼女は、想像を絶するような激動の時代や世相に「揺さぶられた」のではなく、常に「自分の信じたことにのみ身を傾けてきた」ということだった。その堅固なまでの彼女の性格というか信条への固執は、ひとりの人間としてはやや高圧的かとも思ったが、そうであったからこそ、彼女はあの時代に華を与えることのできた「女優」であったのだ。女優の姿とはこういうものなのだろうと思った。どれほどの危機に晒されようとも、常に「自分」を持って世の中と接する。これは戦時中という時代が彼女をそのように作り上げたのではなく、彼女自身がもともと持っていた強さなのだろう。 また本書では、あの「男装の麗人」川島芳子についての意外すぎる記述もあり、個人的にそれらの部分は興味深く読めた。
祖国と故国の間に咲いた蘭の花
日経新聞「私の履歴書」に連載中(2004年8月)の著者の半生記。続きが待ちきれなくて買ってしまいました。

著者の数奇な運命についてここで述べるのは控えさせてもらいますが、時代に翻弄されながらも自分を見失わずに生きる姿勢は凄いと思います。心無い人は「中国人だと思っていたのに騙された」というのでしょうが、抗日の激しい時代を中国人の中で成長しなければならなかった少女がこれほどまで中国人になりきるべく努力をしなかったら、後に国策映画に利用されることもなかったでしょう。

間近に知る日本人実力者や満鉄・満映関係者、中国を愛し理解した日本人知識人の苦悩、中国の演劇関係者の話など当時を知る上でとても興味深かったです。

終わりの(本名に戻ってから)部分が駆け足になってしまっているのが残念。(この本は李香蘭の時代を書きたかったのでそうなっているのだと思いますが。)私としてはその後の話をもっと知りたいです。


地球音楽ライブラリー 松任谷 由実

[ 単行本 ]
地球音楽ライブラリー 松任谷 由実

・雲母社
【TOKYO FM出版】
発売日: 2002-12-26
参考価格: 2,000 円(税込)
販売価格: 2,000 円(税込)
地球音楽ライブラリー 松任谷 由実
雲母社
カスタマー平均評価:  5
初のオフィシャルデータブック 価値有り
Wings of Winter, Shades of Summerまで、アルバム1枚ずつのジャケットの写真(表のみ)と、曲名、クレジットの他に、各アルバムに2人ずつ思い入れを書いている。
また、ベスト盤のデーターも乱発されたアルファ盤まで含めて収録。
シングルも全紹介。1993年に発売されたアルファ盤のCDSのリストも含まれている。
さらに提供曲のリスト、ビデオ作品も収録。

プロモーションビデオの一覧もあり。
全ライブの記録とコメント。代表的な関係者のリストとコメント。
最後には、楽曲から関連作品を逆引きできる索引まで有り。
それほど厚みが無いコンパクトな新書サイズの本ですが、内容は充実しています。


阿房列車―内田百けん集成〈1〉   ちくま文庫

[ 文庫 ]
阿房列車―内田百けん集成〈1〉 ちくま文庫

・内田 百けん
【筑摩書房】
発売日: 2002-10
参考価格: 1,155 円(税込)
販売価格: 1,155 円(税込)
阿房列車―内田百けん集成〈1〉   ちくま文庫
内田 百けん
カスタマー平均評価:  5
代表作
 「内田百閧フ最も有名な代表作は?」と聞かれたら、黒澤明監督の手によって映画化された『ノラや』や『まあだかい』と並んでこの『阿呆列車』が上げられるでしょう。

 この本には全部で九本の随筆が収録されているのですが、これらの随筆を読むときには自分とゆかりのある土地や、かつて自分で行ったことのある土地を探して、自分の記憶の中にあるその土地の風景と、百關謳カが描くそれぞれの土地の風景とを照らし合わせて読んでみるのも楽しいかもしれません。

 建物や町の様子は変わっていても、ずっとそこを流れている川や、ずっとそこにある山など、そういった自然の姿は百關謳カの頃も、我々が生きている今もそれほど変わっていないのだということに気付くと思います。

 それから蛇足になるかもしれませんが、百關謳カの列車の旅に同行する「ヒマラヤ山系」という男性、この人がどのような仕事をしている何者であるかは他の百閧フ作品を読んで見るとわかります。
ヒマラヤ山系とは・・・?
「ノラや(新しいほう)」を読んだ後に、「阿呆列車」を古本屋で見つけて読んだ。
旧かな遣いで書かれたものは、初めのうちこそ読みづらかったけどだんだんなれてくると、百閧ウんの文章は、この文体で読むからこそ、より味わい深く感じるのかも知れないなあと思いました。

「電車の中でよむと思わずわらってしまうかもしれない」って書いてあったけど、本当に吹き出してしまった・・・
しあわせ
 すばらしい作家でありながら永年気軽には手に取りにくい状況にあった百鬼園先生の作品集が筑摩書房から発刊という新聞記事を最初に読んだときは、まさに小躍りせんばかりの心持ちでした。「ノラや」「御馳走帖」「百鬼園随筆」など各出版社から細ぼそと出されていたものをかき集めて読んでいたあの苦労をもう味わわなくてすむのですから。惜しむらくは文体が若者向けにという配慮なのでしょうが新仮名遣いであること。それから全集ではなく集成というのも寂しいかぎりです。最近川上弘美が人気ですが、そうした作品がお好きな方ならぜひともはまると思います。とらえどころのない、けれども端正な世界をお楽しみ下さい。。


ニセモノ師たち (講談社文庫)

[ 文庫 ]
ニセモノ師たち (講談社文庫)

・中島 誠之助
【講談社】
発売日: 2005-07
参考価格: 600 円(税込)
販売価格: 600 円(税込)
ニセモノ師たち (講談社文庫)
中島 誠之助
カスタマー平均評価:  5
ニセモノ師への愛
2001年に講談社から単行本で出ている本の文庫化。 単行本と同じ内容のはずなのだけれど読者の評価に差があるのはなぜなのでしょうか。文庫に合った内容なのかもしれません。 著者の言うニセモノとは写し、名品に学んだ現代作陶を時代を偽って売るものであって必ずしも粗悪品を意味しません。 著者はレベルの低いニセモノを憎みますがニセモノを買った方が詐欺だ金を返せだと騒ぎ立てるのも骨董趣味になじまない下品な行為と憎んでいるようなのです。 その他骨董という業界の不文律や逸話の数々を披歴してくれます。 中でも圧巻は店にこもってガラクタから多宝塔や猫の木彫りを完全に自己流で創作する老骨董商とその作品のてんまつ(ばらしても怒らない客)です。これをナベゾかミウジュンの絵で表紙にして欲しかったな。 骨董という新製品が出ない宿命の市場で作品を供給する行為の必然性やそれにたずさわる人達への愛を感じます。 著者が骨董商から引退してまだ間も無い頃なのでメガネの奥のちょっと悪い目つきが残っていて最近の著作にあるような甘さが目立ちません。 阿佐田哲也をちょっと思わせるような悪漢小説の風格があります。 あとがきはなぎらけんいち。
だましだまされ
 2001年に出た単行本の文庫化。  骨董業界には偽物が付き物だ。数が限られており、新しくつくることも出来ない。一方で金のある購買層はいるから、偽物でうまく騙すことが出来れば、ものすごい儲けになる。  本書は、中島氏の見聞きし、体験してきた偽物について熱く語ったもの。巧妙な手口、骨董界の闇の部分、偽物をつくる技術が色々と紹介されており、けっこう勉強になる。  面白いのは、著者の偽物に対する態度。けっして言下に否定したり、弾劾したりはしないのだ。また、知人の買ったものが偽物と分かっても、はっきり口に出したりはしないらしい。業者同士でも騙しにはルールがあるともいう。このあたり、独特な世界であり、興味深い。  偽物を通して中島氏の半生が語られているのも貴重。
これは面白い!!
著者については、テレビの「何でも鑑定団」以上のことは知らないし、骨董にそれ程興味がある訳ではないし、買ってみたこともない。そんな人が読んでもこの本は面白い。 テレビでのあの語り口そのままの文章(口述筆記?)で綴られる、骨董の世界におけるニセモノの話であるが、若い頃から養父について骨董を見続け、そして独立して商ってきた著者の体験談は、やはり、その世界に長く棲んできた者でなければ書き得ないものである。 著者の語り口はソフトだが、ニセモノを巡って行われる駆け引きや騙し合いはかなりえげつない。そして、読んでいるうちに、結局誰が被害者だったのか解らなかったりもする。実名を挙げているものもある。よくここまで書いたなぁという気がする。書けないようなもっと凄いものがあるのかもしれない、という想像もしてしまった。 この作品の中では、自身が騙された事例も挙げているのだが、その顛末も含めて著者は目利きに絶対の自信を持っている。そこがチョット鼻につかないでもないが、そこまでの自信がないとこんな作品も書けないし、この世界を渡り歩いていけなかったのだろう。 著者はあとがきで、「完全無欠なホンモノしか存在しない社会は、人間のいちばん大事な活力を奪うものでしかありえない(以下略)」と記している。確かにそうかもしれない。
魑魅魍魎が跋扈する骨董・古美術商の世界の面白さ
私事で恐縮だが、「開運何でも鑑定団」なる番組を観出したのはつい最近。 中島誠之助氏が古伊万里や染付の権威だとは、この番組を観るまで全然知 らなかったどころか漫画「美味しんぼ」の原作者、あるいは作画だと思い 込んでいた。 ソーセージをかじりながら「うーん、いい仕事していますねぇ」なんてい かにも、「美味しんぼ」に出てきそうなセリフではないか。 真剣に、このCMの人は雁屋哲氏か花咲アキラ氏のどちらかで、あんがい 歳をとっているんだなと思っていた。 それはともかく、なんとなく観出した「鑑定団」。 中島氏の鑑定の口調は骨董に対する深い造詣に裏打ちされた論旨明快で説 得力にあふれたもので、ダメなものはダメ、偽物は偽物とはっきり断定す るが、聞いていて嫌なかんじはしなく、しかも「たとえ本物でなくてもこ れを買われた方にとってはずっと大事にしてきた宝物。これからも大切に してあげてください」とフォローする人柄は優しい。 そんなテレビでの氏の口調とほぼ同じ文体なので、読み始めたらすんなり と頭に入ってきて、読むページが大いに進んだ。 ご自分のお父上が骨董に手を加えて人を欺いた手口なども紹介しており、 功成り名遂げた今では、普通なら隠したがる過去を開陳している。 正直で誠実な人なんだと思う。 狸とキツネの化かし合い、あの手この手で欺いたり欺かれたりのこの世界 の裏側を実に生き生きと描いていて、最後まで一気に読めた。 南青山のニセモノ名人のジイサンの話は笑いの中にペーソスがあふれ、特 に秀逸。 価格以上に「いい仕事していますねぇ」と言いたくなる本。 そして絶対、俺は骨董には手を出さないぞ、とも思った。 そんな金もないけど。
つねに相手を称えて、同時に自分を売る
 著者本人がまんまと騙されたニセモノの話や、有名な贋作事件、そして著者の父がしかけた手の込んだニセモノの数々。
 たくさんのお話ひとつひとつがとても興味深く面白いもので、一気に読んでしまいました。
 ニセモノそのものの精巧さもさることながら、売るための舞台装置として、
「お屋敷を借り、お手伝いさんまで雇っている…。」
 という、大掛かりなものまで紹介されていて、面白いです。

 「ニセモノを骨董商同士でやり取りして、あとで分かった場合も、
『目が利かなかったのだから』
と買った本人の責任であるという不文律がある。」

 といった、素人からは、うかがいしれない世界も紹介されていてとても興味深く読みました。

 騙したり騙されたりといったお話なのに、明るい気分でと読みすすめられるのは、その世界に身をおいている著者の
「信用と目筋で責任を持つ」
という姿勢や、
「日本文化の真髄は骨董商に伝えられているという誇り」
文章に出ているからなのでしょう。

 骨董の佳器を眺めながら
「いい仕事だねえ」
と酒を飲んでいた著者の父親の描写などを見ると、骨董に対する愛情が伝わってきてしみじみします。

 骨董そのものに、詳しくない私でも、骨董に対する愛情が伝わってきて、とても楽しめる本でした。
 とても面白かったです。


リラックマ だらだらシールブック

[ 文庫 ]
リラックマ だらだらシールブック

・コンドウ アキ
【主婦と生活社】
発売日: 2004-11
参考価格: 580 円(税込)
販売価格: 580 円(税込)
リラックマ だらだらシールブック
コンドウ アキ
カスタマー平均評価:  5
勿体ないです、使うのが。
シールは、使いやすいように分類されています。
・なかよしシール  ・おやつシール  ・くつろぎシールなどなど。
どれもこれも可愛くて、そしてナイスショットな場面ばかりで、使うのが勿体ないですが!
スケジュールシールやべんりシール、インデックスシールを貼った手帳や壁掛けカレンダーを見るたびに笑みが・・☆
スケジュールシールは8枚ずつ付いて、便利ですよ♪
リラックマ・コリラックマ・キイロイトリが好きなら満足できます!

イコノロジー研究〈下〉 (ちくま学芸文庫)

[ 文庫 ]
イコノロジー研究〈下〉 (ちくま学芸文庫)

・エルヴィン パノフスキー
【筑摩書房】
発売日: 2002-11
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
イコノロジー研究〈下〉 (ちくま学芸文庫)
エルヴィン パノフスキー
Erwin Panofsky
カスタマー平均評価:  4
話題のイノコロジーを理解できる。
最近では絵画を見るのにも感覚だけでなく、理解することでより絵の見 方が深まるという考え方が一般的になりました。こうしたことからか ”絵画の見かた”という本が多く出されています。イタリア美術関係の 知識を得たいと色々物色して読んでいると必ず、パノフスキーのイコノ ロジー研究が参考資料としてあげられています。日本の学者の本で見た 解釈の大本はパノフスキーだったのか、と感じさせるところが多々あり ました。 パノフスキーは難解なイコノロジーを多少一般向けにこの本を出したよ うです。序論で氏のイコノロジーの理論を理解しやすく解説してくれて います。 本論では、”盲目のクビド”や”時の翁”の多くの事例からイコノロジ ーとしての見方を示してくれています。また、ルネッサンスにおける新 プラトン主義の意味をミケランジェロとの関係で解析するなど、イタリ ア美術の鑑賞、理解にはイコノロジーという学問によるところが大であ ると認識させるに十分な充実した内容です。 ルネッサンスからバロックにかけてのイタリア絵画では、何事にも寓意 がこめられているといわれますが、それを読み解くにはこうした学問的 成果が大きな意味を持っていると思います。 モノクロですが図版も多く挿入され論点の理解を助けてくれます。 ただ、素人には、背景となる知識がないので、なかなか本当の理解には 高い壁です。
入門書ではないのでご注意
基本的な理論は「序論」のみで、あとは実践の結果についての記述がメインなので、理論に基づくパノフスキーの思考過程を追いかけながら読み込まないと、「へえー、そうなんだ」で終わってしまいます。ある程度の基礎知識と、読み込むための時間と根気は必要かと。
イコノロジー
 『ダ・ヴィンチ・コード』ダン・ブラウン(著)に代表されるように、絵画のモチーフやテーマの裏に隠された意味を探る、といったある意味ミステリー的な趣向によって「イコノロジー」という単語がより日常に近いレベルで登場するようになったのは、なんとなく面白い現象な気がします。

 著者、エルヴィン・パノフスキー(Erwin Panofsky 1892-1968)はイコノロジーの生みの親とされるアビ・ヴァールブルク(Abi Warburg 1866-1929)の研究を継承し、その発展の立役者として知られているとのこと。

 パノフスキー氏のこの著書は、一般的な読者を対象にしたものということで、有名な作品や図像に絞って丁寧な解説が加えられています。特に氏のイコノロジー自体を解説した「序論」は、体系的にイコノロジーを理解するのにうってつけの内容となっています。

 改めてここに記すまでもありませんが、作品の意味・内容を扱う上での手法として【第一段階:自然的主題】、【第二段階:伝習的主題】、【第三段階:内的意味・内容】という三段階の解釈はとても論理的で理解し易いものがあります。氏の「帽子を取って挨拶する紳士」というとても日常的なモチーフを、この三段階の解釈で説明する下りは一読の価値があります。

 どちらかと言えば、美術作品に隠された謎があってそれを推理する、といった理解の方が幅を利かせている感もありますが、氏の唱えるイコノロジーとは作品の意味・内容を理解する上での視点、あるいは姿勢を述べたものであることが、この著書からは感じられました。

 また鎌を担いだ老人として表される「時の翁」(Old Father Time)や「盲目のクピド」(Blind Cupid)などの成り立ちからは、単なる美術解説書などでは得られない知的興奮が味わえます。
イコノロジーそれは宇宙です
この本は内容もあまり確かめもせず、タイトルのみで購入した本でしたが、内容も面白く私のお気に入りの本になってしまいました。

図像があらわしている「動き」を、何を意味しているのか? を読み解くためにいろいろな文献を漁りその図像の題材を考察するのがイコノロジーです。

著者の研究題材は多岐にわたり、いろいろな見方があるのだなと感心させられます。

イコノロジーを齧ってみたいと思っている方は、この本を読んでみてはいかがでしょうか?


淀川長治 究極の映画ベスト100 (河出文庫)

[ 文庫 ]
淀川長治 究極の映画ベスト100 (河出文庫)

・淀川 長治
【河出書房新社】
発売日: 2003-09
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 714 円(税込)
淀川長治 究極の映画ベスト100 (河出文庫)
淀川 長治
カスタマー平均評価:  5
100選
タイトル通り、100本の映画を紹介する本ですが、全体のページ数は200ページ余り。1映画2ページずつ、1ページが映画の画像とスタッフ、出演者やあらすじなどの解説、もう1ページが淀川さんの解説となっています。取り上げている作品は風とともに去りぬのような世界的な超大作からイラン映画まで、ジャンル、年代、国籍の幅広さに驚かされました。 解説は淀川さんの喋り口調をそのまま活字にしたような感じで、とても温かみがあります。解説の内容としてもただあらすじを追ったり、ここが面白いなどという話はあまり無く、監督の意図や作品の意図を説明することに重点が置かれていて、作品を見る上でとても参考になります。 その一方で、「この二人の関係性はホモを感じさせます」「この方はホモなんですね」など、偏ったところにこだわって言及しているところが微笑ましいです。ただ、生前淀川さんが大好きだった『シュワちゃん』の作品は一作も取り上げられていません。
さすが!!鋭い感覚
他の方の映画評論本も何冊か買ったのですが、やはり一番的確に書かれているのは淀川さんの本でした。監督の一番伝えたい事をキャッチして重点を置いて語っているからでしょうか。分かりやすく、読んでいるこちらがすぐその映画を観たいと言う気持ちにさせられます。特にサイレント?トーキーの初期の映画については淀川さん自身の思い入れが強いものも多く、事実傑作とされる映画がたくさんあります。この本を読んだ後は、ぜひこれを観なくては!!と思わされる映画に出会うこと間違いありません。
面白いが気になる点も
独特のいかにも淀川さんという文章に飽きることなく読めます。 また、ベスト100にしては意外な映画が結構入っていたりする点も この本を興味深いものにしていると思います。 ただ、実際の映画のストーリーと異なる記述(多くは単なる勘違い と思われる)が散見される点が残念。 『オリーブの林をぬけて』の振り返って走ってくる青年が少女に なっていたり、『鳥』のジャングルジムに群がるカラスがカモメに なっていたりetc… また、ストーリーの前後関係や台詞の間違いも散見されます。 しかし、淀川さん曰く「映画は頭で見たら、つまらないね。もっと 感覚的に見てほしい」とのことですし、その通りだと思いますし、 ま、ご愛嬌ということで良いんじゃないでしょうか。
1000本見れない人にオススメ。
ベスト1000はあるのですが、それはちょっと厳しいかなっておもってる人にはオススメです。文庫のわりには少し値段が高い気もしますが。

東洋の理想 (講談社学術文庫)

[ 文庫 ]
東洋の理想 (講談社学術文庫)

・岡倉 天心
【講談社】
発売日: 1986-02
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 840 円(税込)
東洋の理想 (講談社学術文庫)
岡倉 天心
カスタマー平均評価:  4
悔しいけれどこれが傑作…
芸術の歴史を学びたく、本書を手にしました。
この本が書かれた時代と現代とでは、情報量が違う為、
読む中で、これはちょっと…と違和感を感じる面も多々ありましたが、
著者の情熱の熱さに納得させられつつ、
なぜ現代には良い芸術が育たないのか、
そしてなぜ岡倉天心を越えた芸術史観が現代に育たないのか、
を感じました。
単なる情報の歴史ではなく、
人間としての情熱あふれる芸術史観が、他には見当たらない以上、
これを傑作と言わざるを得ません。
その悔しさに、創造意欲が掻き立てられました。

西部劇を読む事典 (生活人新書)

[ 新書 ]
西部劇を読む事典 (生活人新書)

・芦原 伸
【日本放送出版協会】
発売日: 2003-10
参考価格: 945 円(税込)
販売価格: 945 円(税込)
西部劇を読む事典 (生活人新書)
芦原 伸
カスタマー平均評価:  4.5
映画好きにはお勧めです
仕事で東京へ出張へ行った帰りはいつもなにか本を読まないといられない僕は某JR駅でこの本に出会って以来、何度も何度も読み返しています。元々西部劇を含む昔のクラシック映画が大好きで衛星放送で放映される映画を録画するのも常にレンタルビデオ屋には置いていない昔の
映画ばかり録画しては見るのを楽しみにしている僕にとってまさに出会うべきして出会った本といえます。アメリカの開拓史についてや実在の人物達の波乱万丈な人生について詳細に書いてあるこの本を読めば西部劇を見るうえで大いに参考になるはず。映画ファンにはぜひお勧めの1冊です。機会があったらぜひ一読あれ。
タイトルにたがわぬ内容の入門書
 著者は1946年生まれの旅行作家。少年時代から西部劇に熱中し、映画館に通いつめたそうです。本書に登場する西部劇映画の数はかなりのもの。病膏肓に入るといった感の強いこだわりの一冊といえるでしょう。

 400ページを越える本書は、西部劇を引用しつつアメリカ合衆国の開拓史をたどる第一章から始まり、西部劇に出てくる英雄・悪党・先住民族を切り出して紐解くかと思えば、「西部劇ビデオ100選」と「西部劇スター名鑑」を編み上げるといった具合に、手を変え品を変えて西部劇の魅力を多角的に紹介していきます。各章の間で記述に若干の重複はありますが、それは特段気にはなりませんでした。

 著者自身が「本書はあくまで西部劇の入門書」で「評論」ではないとあとがきで書いていますが、その点にむしろ好感が持てました。かりに西洋哲学を振りかざして大上段から映画「評論」を400ページも展開されていたら、おそらく読んでいてげんなりさせられていたことでしょう。衒学的にまとめた一冊ではなく、軽い読み物にまとめ上げたことが良かったと思います。

 大部の書物にしたことを逆手にとってパラパラ漫画を載せたのは、著者の遊び心が伺えて楽しくなります。

 シェリフとマーシャルの違いについて解説してくれている箇所や、南北戦争時の南軍のリー将軍が実は奴隷解放論者であり、思想的には北軍に近いものを持ちながら出身地である南部を敵にはまわせないとあえて南軍に身を投じた人物だった記述などは特に興味深く読みました。

 私のように映画は好きだが、どちらかというと西部劇には疎い類いの人間には、この程度の入門事典風のつくりがレベル的にもあっていたということでしょう。楽しく読めました。


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