時代劇を支えてきた大部屋役者さん。その壮絶で逞しい役者人生に思わず拍手を送りたい。福本氏へのインタビューと取材がちょっとごっちゃになってちょっと全体としてはまとめ方が浅いのだけれど、時代劇ファンなら必見です。 彼のファンです!!いつの頃からか、テレビドラマに出ている一人の俳優の存在が気になり始めた。その人は、ほんの何秒かしかテレビに映らない時もあった。時代劇でも、出てきたと思ったらすぐに斬られて消えていった・・・。だが、あちこちの番組に出ていたのだ。「あ、また見つけた。」そう思っていた。彼の名は福本清三。NHKのドキュメンタリー番組で、彼の名前や、役者としての生活を知った。今回読んだこの本は、テレビでは知ることの出来なかった彼の別の面を知ることが出来た。十数年前からファンクラブがあるということも知った。やはり見ている人はしっかり見ているのだ。数少ない貴重な役者の一人だと思う。 時代劇を見る楽しみが増えました!暇つぶしに書店で手に取った本ですが、近年稀に見る大当たり!でした。まず、軽妙な語り口が面白く、でもその語っている内容は結構胸にジーンと来るところもあって一気読みしてしまいました。 単なる自叙伝では決してなく、読後は、何かホッとして読む方の肩の力が抜けて、「まあ、ボチボチ行こか・・」と思わせるような本です。どっかで見た顔、でも名前も知らない・・・一般の人はほとんどがそういう日常生活を営んで一生を終わっていくのでしょうが、華やかな芸能界の中で、ひっそりと、でも、それこそが人生で、それもいいんじゃないでしょうか、とゆっくりと語りかけてくれるような本です。読みはじめから思わず声を出して笑ってしまうので、電車の中ではご用心かもしれません。 福本さん!最高!!やっぱり福本さんです!この方がいないと始まらない!時代劇はスターさんだけでは作れない。斬られ役がいなくては!福本さんのように魅力の塊な人がいなければ!この本を読めばわかりますが、福本さんは根っからの斬られ役であり人格者です。幼少時代からファンです。これからもずっとずっとファンです!!
体壊さずに、いつまでも頑張って頂きたいです。
「そうそう、私もそれで、絵から遠ざかってしまったよ!」とうなずいたり、線描きを推奨する理由について、絵画の歴史から説くくだりには目からうろこがぽろり、となりました。人生の楽しみが、またひとつ、増えました!
この本の単行本が出た頃の寺島靖国は、現在のように気取ったところがなく、ジャズ界の権威に対抗して突き進んでいくドン・キホーテのようだった。故野口伊織氏への対抗意識が活き活きと描かれた「オペレーション・パラゴン」の項なんて、何度読み返したかわからないくらい面白かった。
でもいつの間にか、この人は自分が「権威」になってしまって、ジャズ界の大御所を気取ったような本しか書かなくなった。残念である。 独断と偏見。そこがいいジャズの神様コルトレーンをを好きでない。と言い切るのは天皇制批判より勇気が要ること?だが、さらりと言ってのけるのは、人生のほとんどをジャズに入れ込んでいる寺島さんならではの発言だ。実際、名盤と言われているものでも、聴かれないアルバムは多い。寺島さんのこの本で取り上げられているのは、ズート・シムズ23枚、スタン・ゲッツ17枚に対して、ジャズの巨星マイルスは5枚、コルトレーン2枚、ロリンズ5枚のみ。「ジャズは曲から聴け」ともの主張は凡百の評論家にはない視点。思わず共感してしまう。やはりジャズは独断と偏見で聴きたい。1001枚の丁寧な紹介。それでこの値段は安い!!(松本敏之)
これまで自分が実際に、あるいは映画などで見て感動した場所が廃墟であったことが、この本でわかった。