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ニッポン―ヨーロッパ人の眼で見た (講談社学術文庫) フランス絵画史―ルネッサンスから世紀末まで (講談社学術文庫) 満月 空に満月 (文春文庫) Girly★Rock Mini YUKI モーツァルト (講談社学術文庫) Girly★Swing Mini YUKI 中島敦全集〈3〉 (ちくま文庫) チャイコフスキー・コンクール―ピアニストが聴く現代 (中公文庫) 尾崎翠集成〈下〉 (ちくま文庫) 私たちは繁殖しているレッド (角川文庫)
ニッポン―ヨーロッパ人の眼で見.. フランス絵画史―ルネッサンスか.. 満月 空に満月 (文春文庫) Girly★Rock Mini.. モーツァルト (講談社学術文庫.. Girly★Swing Min.. 中島敦全集〈3〉 (ちくま文庫.. チャイコフスキー・コンクール―.. 尾崎翠集成〈下〉 (ちくま文庫.. 私たちは繁殖しているレッド (..

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ニッポン―ヨーロッパ人の眼で見た (講談社学術文庫)

[ 文庫 ]
ニッポン―ヨーロッパ人の眼で見た (講談社学術文庫)

・森 とし郎 ・ブルーノ・タウト
【講談社】
発売日: 1991-12
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 840 円(税込)
ニッポン―ヨーロッパ人の眼で見た (講談社学術文庫)
森 とし郎
ブルーノ・タウト
カスタマー平均評価:   0

フランス絵画史―ルネッサンスから世紀末まで (講談社学術文庫)

[ − ]
フランス絵画史―ルネッサンスから世紀末まで (講談社学術文庫)

・高階 秀爾
【講談社】
発売日: 1990-04
参考価格: 1,260 円(税込)
販売価格: 1,260 円(税込)
フランス絵画史―ルネッサンスから世紀末まで (講談社学術文庫)
高階 秀爾
カスタマー平均評価:  5
高階秀爾普段着の秀作
高階秀爾は多くの書を世に出しているが、この本は、氏の最も得意とする分野であるだけでなく、肩肘張らず、リラックスして著した一冊といえると思う。若書きの気負いは無く、それまでに蓄積した膨大な知見を、きわめて楽しげに孫に昔話を聞かせるような口調で語りかけてくれる。ページ数は多いが、その気負いの無いリラックスした語り口からつむぎだされる物語に多くの読者は魅了され、一気に読み終えて心地よい読後感を味わうことになるだろう。 氏は中央公論社から「近代美術史?ゴヤからモンドリアンまで」という上下2巻からなる名著を出しており、私もかつてそれで美術史の手ほどきを受けた。その書には作品と向き合い、その作品を徹底的に解剖する病理学者のような鋭いまなざしを感じたが、本書では、少し作品と距離をおいて、歴史的背景を交えながらフランス絵画の辿った道筋を語る余裕を感じる。本書には知的に対象に迫る美術史家の意気込みよりも、美術史という大海の航海をあまた経験した船長が自分の目で見て自分で感じたことを率直に話す視点が多く残されており、とても読みやすい。普段着の氏を垣間見るようなすがすがしさを感じる一冊であり、氏の著作の中でも、書いている氏と書かれた内容の間に何の介在物も無い名著といえる。もちろん、書かれている内容に不満はない。他書を読むにしても本書は割愛することのできない名著であると断言できる。
フランス絵画についての最高の入門書
フランス絵画をルネッサンス(フォンテーヌブロー派)から19世紀末(ナビ派、象徴派)までを、とても読みやすい文章で詳しく解説してある。フランス絵画の本というと印象派、後期印象派の本が圧倒的に多く、それ以外の時代も含んで扱った通史として数少ない貴重な一冊です。 サイズは文庫だが350ページ以上ありドラクロワ、モネ、ルノワール等、誰でもが知っている画家から、美術ファンの間では知られているが、一般の人には知られていないであろうシャンパーニュ、シャルダン等が続々登場します。ルーブル美術館の予習用として読みましたが、おかげで開館から閉館までフランス絵画の展示室にいる羽目になりました。フランス絵画の一冊目、現地に行く人にお勧めです。 巻末の索引、図版目録、参考文献(主に洋書)も文庫としては充実しています。今後もフランス絵画の基準書となる一冊です。
フランス旅のお供に。
フォンテーヌブロー派から始まるフランス絵画史を実に分かりやすく解説している良書。
図版も要所に載せられており、巻末の50音別画家及び作品、所蔵先に関する索引も、後にオンライン・イメージ検索するのに重宝する。
文庫につき、携帯にも便利。お勧めです。

満月 空に満月 (文春文庫)

[ 文庫 ]
満月 空に満月 (文春文庫)

・海老沢 泰久
【文藝春秋】
発売日: 2003-10-11
参考価格: 480 円(税込)
販売価格: 480 円(税込)
満月 空に満月 (文春文庫)
海老沢 泰久
カスタマー平均評価:  4.5
井上陽水が出来るまで
海老沢泰久の本は、以前にジャイアンツV9時代のエース、堀内恒夫を描いた作品を読んでいた。 ヤクルト・西武の元監督、広岡達朗を取材した作品も読んでいて、クールで簡潔、余計な装飾のない文章に惹かれていた。 スポーツライターのイメージがあった海老沢氏が、ニューミュージック界の巨人、井上陽水をどう料理しているのか、興味を持ち、購入。 読みやすく、買ったその日のうちに読了した。 井上陽水独特のシュールな作詞が、どのように創作されるのかが、丹念に取材されており、とても興味深かった。 世間によくある、所謂、取材対象のミュージシャンの礼賛本ではないので、井上陽水のファンじゃない人も面白く読めると思う。 肩の凝らない本なので、是非とも読んで戴きたい、文庫本。お薦めである。
海老沢の本です
海老沢の「あの」文体で陽水のメジャーになるまでの半生を書いています。当時の陽水のメジャーになるまでのめくるめくような展開が、表現を抑えた一見淡々とした文体を通じて、コクと味わい、感動とともに伝わってきます。 そのメジャーさ故、陽水がスタンダードになってしまい、今の世代からは興味が薄い内容なのか、発行日が古い割に、版も新しい。熱烈なファン以外の人に適した、単なるサクセスストーリではない興味深い伝記です。

Girly★Rock Mini YUKI

[ 文庫 ]
Girly★Rock Mini YUKI

・宇都宮 美穂; 大森 克己
【ソニーマガジンズ】
発売日: 2004-03-01
参考価格: 924 円(税込)
販売価格: 924 円(税込)
Girly★Rock Mini YUKI
宇都宮 美穂; 大森 克己
カスタマー平均評価:  5
有希
希望が有りますように。。 そんな思いが込められた名前。まさしくその通りだと思う。 みんなに希望を与えている。ステキな名前だな。 恋も友情も大事にするから周りに恵まれていて、いい仕事ができるんだ。
ロマンチックな少女は、恋をして、夢を追いかけ、家族に愛され、そして歌姫になった
磯谷有希こと、YUKIの少女時代からJAMで大成功するまでを綴った半生。 PHOTOは、24歳当時のクリップで、まだあどけないく、「ロリータ・パンク」と呼ばれた頃か。 ロマンチストで、頑固なまでに自分をつらぬき、負けず嫌いなところもある、 函館の、普通な女の子が、上京し、歌姫となるまでを、ドライな文体で、淡々と 綴った、YUKIの半生。それに思いをはせながら、このMINI本を見るとき、センチで、 ロマンスを感じることができ、ファンが、ますますファンになる。 歌う彼女の姿を思い、同時に、少女からの彼女の半生を重ねるとき、今後の YUKIの個性の活躍への期待が倍増します。
yukiさんを尊敬します
yukiは、明るく天真爛漫で怖いもの知らず、子どもの頃からずっと人気者だったんだろうなぁと、勝手に想像していた。しかし、この本を読んで、そんな僕の勝手なイメージは覆された。学校でのいじめ、デビュー前の職場での嫌味、インディーズ時代に受けた心無いファンからの中傷・・・。軽々と気楽に生きてそうなイメージのyukiにもつらいことがいっぱいあったんだって思った。それでも妥協せずに自分の道を探し続けたから掴めた成功だったんだなと思う。僕もyukiさんのように、妥協せずに、自分の人生を生きていこうと思った。

モーツァルト (講談社学術文庫)

[ 文庫 ]
モーツァルト (講談社学術文庫)

・吉田 秀和
【講談社】
発売日: 1990-12
参考価格: 1,008 円(税込)
販売価格: 1,008 円(税込)
モーツァルト (講談社学術文庫)
吉田 秀和
カスタマー平均評価:  5
モーツァルトへの熱い思いを感じる
昭和30?40年代頃に、吉田氏が芸術新潮などで書かれたモーツァルト記事をまとめたもので、楽曲への熱い思いと造詣の深さを感じます。音階の捉え方や、氏の思い出や楽譜の引用などを交えて綴られる文章は、曲を新たに聴く刺激を与えてくれます。 モーツァルトの全体像を捉えることに試みていますが、章間が途切れ途切れです。記事の総集だけではこの天才は掴みきれないのかもしれません。「モーツァルトの手紙」と併せて読むことをオススメします。
不朽の名作
 モーツァルト生誕250周年の今年、今後様々な「便乗本」が出てくることだろうが、そんな中にあって吉田秀和氏の本書はいよいよ輝きを増すことだろう。  内容的には過去のモーツァルトに関する評論をまとめたものなので、さすがに古くはなったが、古い名演奏が今でも聴き継がれているように吉田氏の音楽に対する確かな耳とそれを的確に、流れるように綴った文章は色あせることがない。格調高い語り口は今なお新鮮である。  モーツァルトに関心を持ち始めたとき、本書に紹介されている演奏を片端から聴いたことが懐かしい。そしてその選択が今でも正しかったと思っている。  吉田氏はもうかなりの高齢となってしまったが、惜しむらくは氏の後継者が育たなかったことか。威勢のいいはったりや耳に優しい文章をを並べることはできても音楽の本質に深く切り込める評論家がいかに少ないことか。
柔らかい心で書かれたモーツァルト
 嘗て新潮文庫と中公文庫から出ていた多くの吉田秀和の本が、現在本屋の棚に並んでいないのは寂しい限りである。全集が売られているせいかもしれないが、この著者のように真に文化の担い手としての力量をたたえ、日本の戦後文化に多大な影響力を持った人の文章が読まれなくなるということに、現在の我が国の文化の衰弱を感じ取るのはわたしだけだろうか。

 日本語でこのような音楽論を読めるということにまず驚き、感謝したくなるような一冊である。映画「アマデウス」に描かれたモーツァルトのイメージにふりまわされないように。天才的な聴覚的感性と構成力を備えた、それゆえに粗雑な音楽が創ろうにも創れなかった人間。吉田が論じる音楽は、それを創りだした作曲者の人間像に迫り、その産物である楽曲を演奏するものの内面に言及し、ひいてはそれらの背後にある文化や人間生活の実相に及ぶ。そこでは音楽は一つの専科ではなく、もはや普遍的な「もの」である。その一方で、アインシュタインの「死とはモーツァルトが聴けなくなることだ」という言葉に素直に共感できる柔らかい心がこの著者にあることも忘れてないけない。
我が音楽の師匠なり
 吉田秀和の文章は、楽しくて人を裏切りません。相撲の話でも、セザンヌの話でも、いつも文章は生き生きしています。モーツァルトとなればなおさらです。(感嘆符が3つもついた文章のユーモア感!!!)

 吉田秀和がモーツァルトについて書いた時、前には小林秀雄の「モォツァルト」がありました。たたみかけるような名文で悲劇の天才を論じた小林秀雄のエッセイには、妖しい魅力があり、毒がありました。多くの音楽ファンが小林秀雄の毒の虜になり、悲劇的な短調のモーツァルトが世に定着しました。吉田秀和は、そのような環境の中でモーツァルト論を書き始めました。
 オペラに目もくれない小林に代わって「フィガロの結婚」や「魔笛」の魅力について語り、短調部分だけでなく長調の部分にこそ透明な哀しみが潜んでいることを解き明かし、何よりも無駄のない音符の配列の妙に天才のゆえんがあることを力説してくれました。18世紀のヨーロッパという時代背景についても、目配りがきいていました。

 モーツァルトファンにとっては、今でもバイブルのような本です。


Girly★Swing Mini YUKI

[ 文庫 ]
Girly★Swing Mini YUKI

・YUKI
【ソニーマガジンズ】
発売日: 2004-03-01
参考価格: 924 円(税込)
販売価格: 924 円(税込)
Girly★Swing Mini YUKI
YUKI
カスタマー平均評価:  4
YUKIが考えていたこと
MINIは、いいのですが、写真や文字がちっちゃくて、目が悪い ワタシには、かなり解読が大変。特に、「YUKIの果てしないたわごと」 は、かなりおもしろいのですが、こちらも文字の判読が大変。 でも、そんなことはどーでもいいこと。 YUKIが、いろんなことがあっても、まわりにふりまわされることなく、 自分の意思のままに、自由に生きている様子が、とってもよくわかる シリーズの第1弾です。 それにしても、イラストといい、びっちりな書き込みといい、 YUKIが、「小さいけれども、小宇宙化」した、様々なもの、人に どれだけ熱意と興味があるか、がわかり、彼女の繊細な歌詞、曲が うなづける一冊です。彼女の当時の交友関係にも興味。
もっと肩のちから抜け、自分!!
アーティストって、もっとカッコつけてるかと思ってたのですが、このYUKIって人は、全くそんなことはない。そして、自分とすごく向き合ってる。
そして他人に自分まるごとぶつかってる。だからいつも彼女のまわりに人が
たくさん居ているのでしょう。
彼女から、そんなことを感じました。自分もそうなりたいと強く思いました。それが、たのしく、らくに生きる方法だと。

中島敦全集〈3〉 (ちくま文庫)

[ 文庫 ]
中島敦全集〈3〉 (ちくま文庫)

・中島 敦
【筑摩書房】
発売日: 1993-05
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
中島敦全集〈3〉 (ちくま文庫)
中島 敦
カスタマー平均評価:  4.5
文庫本3冊で全作品が読めるのでぜひ買って欲しい
この巻のイチオシ名セリフは子路が死ぬ間際に言う「見よ!君子は、冠を、正しゅうして、死ぬものだぞ!」。 この巻は、中島敦の、彼の短い文学人生における一つの到達点。すぐれた中国ものを収録。 ・弟子(間違いなく論語を読みたくなる作品) ・李陵 ・名人伝(欧米では名人といわれる人間のこういうあり方はありえないでしょう) 後半は、中島敦の分身である三造が登場する「北方行」を含む未完成の遺稿群が収録されている。
全集で読む愉しみ3
 1,2に引き続き他文庫(作品集)にないものから、全集の醍醐味をご紹介したい。

 まずは、未完の長編小説「北方行」から。主人公(?)三造とイギリス人トムソンとの出会いは打打発止の渉り合いだった。1930年前後を舞台とした小説で、三造のように毅然として西洋人と向き合った日本人を、私は寡聞にして知らない。同じくこれほど等身大に描かれた西洋人も知らない。この長編は他にも、中国人、日中のハーフ、朝鮮人といった出自の登場人物たちで彩られる。作品としては、やや未熟とされるものの、作家の卓見は十分にうかがえる。

 次に、「章魚の木の下で」は、中島敦の生涯で唯一のエッセイである。執筆時期は1942年末だが、彼は文学に「代用品はいらない」と敢然と断言する。文学者の良心というべきだろう。

 他、「無題」は2巻の’過去帳’のネガなので、併せて読めば面白さ倍増。「セトナ皇子」、「妖氛録」はお話の玉手箱から最後に出てきた、怖くて不思議な短編。
 更に、「新古今集と藤原良経」、「鏡花氏の文章」、「断片」ながらドストエフスキーとスタンダール、鴎外の作風分析などには、文人の眼を思わせる鋭さがある。
 尚、完全無欠の名作「弟子」、「李陵」、「名人伝」は他文庫にも、もれなく収められており、ここで言及するのは蛇足だろう。


チャイコフスキー・コンクール―ピアニストが聴く現代 (中公文庫)

[ 文庫 ]
チャイコフスキー・コンクール―ピアニストが聴く現代 (中公文庫)

・中村 紘子
【中央公論社】
発売日: 1991-11
参考価格: 720 円(税込)
販売価格: 720 円(税込)
チャイコフスキー・コンクール―ピアニストが聴く現代 (中公文庫)
中村 紘子
カスタマー平均評価:  4.5
歯に衣着せぬエッセイです
ピアニスト業界にも及んでいる大衆化の悲喜劇を伝える一種の現代文明論的エッセイ。コンクールの審査員でもある筆者ならではの、きわどいエピソードも豊富で、コンクールの内幕を知るにも格好の一冊。
硬派な国際ピアノコンクール・ドキュメント
チャイコフスキー・コンクールはピアノ部門だけでなく弦楽器や声楽部門もあるが、この本はピアノ部門に特化していることに注意が必要である。(作者がピアニストなので当然であるが)
それにしても、これが初の著作とは思えないほどの情報量と文章の質に驚く。特に旧ソ連が絡んだ描写は、筆者でなければ体験できなかったであろうことが満載であり、あの時代のロシア音楽事情を知りたい人は必読だと思う。文体は非常に堅く、文学評論を読んでいるような気分になる。その後に出版された軽いタッチのエッセイ集とは別人のようにも思える。旦那様(作家の庄司薫氏)や編集者のアドバイスもあったと思うが、もう少し親しみやすい語り口でも良かったのではないか。しかし、ピアノ音楽について書かれた本として文句なく超一流である。時に辛らつな表現もあるが、すべてはピアノと音楽への愛ゆえなのだということが、しっかりと伝わってくる。
ご本人の演奏に関しては様々な問題があり、第一線のピアニストとしては評価できないというのが本音の人も多いと思う。しかし、日本人ピアニストが世界に出て行く契機となった人でもあり、先駆者でなくては見えない事情なども克明に記されており実に興味深い。
なお、この本が重すぎると感じる人は同じ作者の「ピアニストという蛮族がいる」をおすすめする。変人の多いピアニストたちを、これまた愛情豊かに書いた本である。
二次予選までか
解説が吉田秀和、しかも(当然)ほめている。すなわち、「筆の立つ」女性の音楽家として、「ピアノの名手であると同じくらい、文章の名人」であると文章をほめ、内容についても(内幕ものとして、ソ連音楽界事情の報告として、人間の歩みの記録?として)ほめている。ピアノはプロだが執筆には素人であるはずの著者にとって、これほど心強い味方はいない。

しかし、「はたして吉田氏は著者を、ピアノの名人だと思っているのだろうか」という不埒な疑問が浮かんだ途端、この賛辞の巧妙さがみえてくる。吉田秀和は国内最高の知名度を誇るこのピアニストの音楽を、どこかでほめていたかしら?また本書の解説で、吉田氏自身の経験として、「ウィットにとんだエピソード」(裏話)を「私はむしろ遠慮したかった」と書いていなかったっけ?等々。
本書は、コンクールの裏事情を生々しく伝えており、読み物としては大変面白い。また、<VIII 「ハイ・フィンガー」と日本のピアニズム>の章は、日本の音楽教育の問題点を浮き彫りにした出色の評論である(何故かこの章は文章としても際だっている)。しかし、私は著者の文章力を、格別優れているとは思わない。上手な素人、または不慣れな才人、といったところである。コンクールでいえば、才能を感じさせるが未熟な若者、といった趣。この時点での著者が、プロの作家たちと文章力で渡り合うには、無理がある。
もちろん、これだけの本を書くことの大変さを、私は知っている。並の人にできることではない。余技としては立派なものであり、内容の貴重さを考えると、本書の存在意義は十分であろう。
音楽好きならぜひ読みたい一冊
この本は、チェルノブイリ原発事故の年、1986年に、モスクワでチャイコフスキー・コンクールの審査員を終えた後、作者が1年以上にわたって雑誌に連載した文章をまとめたもの。’89年に大宅壮一ノンフィクション賞を受賞したという作品だけあって、文章は明快で読みやすいし、内容は濃い。チャイコフスキー・コンクールといった格の高いコンクールの内幕の様子をさらしだし、読者の野次馬的な興味を保つ一方で、そういった審査中の複雑な思い、西洋クラシックの歴史やロシアや日本での西洋音楽の成り立ち、現在のアマチュア・ピアニストの氾濫に対する作者の思いにいたるまでも描かれている。特にわたしが感心したのは、西洋クラシックのピアニストである作者が、日本伝統の「舶来崇拝主義」を否定も肯定もせずに事実として受け止めている正直な姿勢。欲をいえば、「女性ピアニスト」としての思いを、もっと深く掘り下げて欲しかった。
ピアニストから見たコンクール
あまたの音楽コンクールが音楽家の登竜門として機能していることは、部外者にもよく知られている。近年では、あまりにその数が増えすぎて収拾がつかないほどだ。学問や科学の世界での雑誌の増加とどこか似ている。本書は、日本を代表するピアニストである著者が、もっとも伝統あるコンクールの一つであるチャイコフスキー・コンクールに審査員として参加したさいにものしたエッセイ。たんにコンクールの記録ということを超えて、著者が批判する「ハイ・フィンガー奏法」や日本人の演奏様式の特殊性にまで話が及んでいるのが興味深い。文章もこなれていて読みやすい。ピアノやコンクールに関心を持つ方はもちろん、中村紘子ファンにも薦めたい一書。


尾崎翠集成〈下〉 (ちくま文庫)

[ 文庫 ]
尾崎翠集成〈下〉 (ちくま文庫)

・尾崎 翠
【筑摩書房】
発売日: 2002-12
参考価格: 1,155 円(税込)
販売価格: 1,155 円(税込)
尾崎翠集成〈下〉 (ちくま文庫)
尾崎 翠
カスタマー平均評価:  4
チャップリンとの共通性
昭和5、6年の「尾崎翠の世界」の集大成というべき「第七官界彷徨」から続く小野町子のシリーズのような独自性のある作品群は、この下巻にはありません。 しかし、彼女の作家活動の初期の素直な作品が、いろんなジャンルに渡って揃っています。その中には、先の作品の芽生えのようなものが所々で感じられます。 中でもチャーリー・チャップリンについて書いた「杖と帽子の偏執者」を読んでみると、何となく彼女の世界の本質と共通性が見えてくるようです。ユーモアとペイソスの綯い交ぜた作品です。初期の作品に見られる叙情性に軽さを持ち込み新たな作風を生み出したような気がします。後に筆を置いた後も、獅子文六や北杜夫の作品を求めたのも、それに通じるのかも知れません。

私たちは繁殖しているレッド (角川文庫)

[ 文庫 ]
私たちは繁殖しているレッド (角川文庫)

・内田 春菊
【角川書店】
発売日: 2004-06-23
参考価格: 620 円(税込)
販売価格: 620 円(税込)
私たちは繁殖しているレッド (角川文庫)
内田 春菊
カスタマー平均評価:  3.5
一日一日大切に
内田春菊の妊娠・出産・育児マンガ第四弾。 第三子出産から、上の二人の子ども含めての成長記、今までに 無いほどのめまぐるしさ! と言っても嫌な意味では無く、三人の子どものそれぞれの キャラクタ?や育ち方が本当に様々。 それを冷静に、時々突っ込みをいれながらテンポよく描いて いるのはやっぱり凄い。 そしてあとがきマンガ(あとがきがマンガ!)では第四子の 妊娠エピソード。 色々な面で大変なのに、それでも子どもが欲しいと言う 気持ちが切々と伝わってくる(気がする)。 本当のあとがき(文章のみ)には、『ここんとこなかなか 妊娠しないんで、もしかしたらもう繁殖しないかもしんない んだけど、初めての家族旅行も行ったし、まあ一日一日を 大切にくらしてます。』とある。 毒の強さはあるけれど、やっぱり最後まで共感を覚える1冊。 シリーズ全て通して読んでほしい、かなりオススメする星4つ。
一本気の通った子育て
 子育て偽善者を斬る内田春菊が爽快です!  それもそのはず。  なぜなら、まず、内田春菊の子供のしつけの仕方が正しい。  しつけに、ちゃんと筋が通っているのです。  そして、愛情もちゃんと通っています。  こんな子育てって、かっこいい・・。  初めて子供が欲しいと、思ってしまった本です。  
出産&育児じゃなくて、家族作りってことかな…
今までの「わたはん」とはちょっと違って、家族を作るってことにウエイトが置かれたかな。 大変だよね、どこのご家庭も。まなじサラリーマン家庭じゃないんだものね。 でも子ども達が潤滑油役になってくれたってコトだよね。
育児本としては離れてきているような・・
1〜3は純粋にちょっと型破りな妊娠・育児本として結構楽しんでましたが
もう妊娠系の話題も少なくなり(3人目の出産だから話題が減るのもあたりまえですが)なんだか現夫へのお惚気や前夫への恨み節等、子育てとはちょっと離れた所に話題が増え育児本の一つとして読みつづけていた私としては残念な展開になってます。
都合の良いところはエッセイとして機能させていて都合の悪いところは「フィクションだから」という、いい加減さが今回は特に気になりました
自分の作品をお惚気はともかく、反論する術の無い人に対する批判や愚痴の発散場所にするのはどうかな・・
なんだかなぁ。
本編までは、多少の我慢で楽しく読めた。けど、あとがきまで読んで、どっとイヤーな気分になった。
著者の小説犬の方が嫉妬深い≠燗ヌんでたから、最初は良かったねって気持ちで読んでたけど、愚痴や身勝手な不満がだんだん鼻に付いてきた。前作までは、健気に我慢してる雰囲気が薄々漂ってたから主人公の側で読めたのに、今作は今までの我慢の反動なのかなぁ。気持ちは判らないでもないけれど…、共感できないし、他人の愚痴には付き合いたくないな。子供たちを守りながら、仕事するには、こんなに肩に力が入っていないと務まらないのかな。主人公を虐げてきた人たちに似てきたように主人公が似てきたんじゃないの?って思ってしまう。繁殖もいいけど、ちょっと休息を入れて自分を省みないと、『常識を知っている非常識な人』から『自分の非常識な常識を振り回す常識の無い人』になっちゃうよ。。。愚痴の垂れ流しは治療のタシにはならないよ。
って、このお話はあくまでもフィクションだったっけ?

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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク