業界の人間関係や嫌がらせなどの話も、かなりリアルに書いているように思われるが青島さんの文章に陰湿な暗さは感じない。
第一部が「作曲家になるには」、第二部が「音楽についての薀蓄」第三部が「実際に、曲を作ってみよう」という構成。
第二部は控え目だが、基本的に全編、かなり笑える。
作曲家は「受け口が多い」、「私も含めて容貌怪異」とか、自分の曲を改竄されて「我は征夷大将軍なるぞ」と叫ぶシーンを勝手に入れられたとか、読んでいる間、何度も爆笑した。
是非、オススメ。 作曲と作曲家の楽しいエピソードが満載著者は芸大の大学院を首席で卒業し、大学院在学中に作曲したオペラが成功して作曲家になったという人物です。こう言うと、今は芸大の教授などを務めていてもおかしくはなさそうですが、あくまで独立した音楽家として、作曲のみならず指揮者、ピアニスト、評論家、エッセイストとして八面六臂の大活躍をしています。
本書は、そんな著者が思い切り才筆をふるってものした一冊です。全3部構成になっており、第1部は自分が作曲家になるまでを子供の頃から現在まで振り返った回想、第2部はオーケストラ曲、ピアノ曲、オペラ、合唱曲など、さまざまなジャンルの名曲が誕生するまでの秘密、第3部は「あなたも作曲ができる」として、作曲術の基本中の基本を説明しています。
以前から「音楽家はサービス業」と公言している著者だけあって、第1部からあちこちに面白いエピソードや逸話がたくさん盛り込まれ、読んでいるうちに何度もつい声に出して笑ってしまいます。また、病気がちだった子供時代や、偉い人のいじめなどに悩まされた若い頃の思い出についても、決して暗い感情をあらわにせず、冗談交じりに記しているのも好ましいと思います。第3部では、「もしあなたが同僚の結婚式でお祝いの曲作りを頼まれたら」という設定で作曲のベーシックな方法を解説していきますが、これも画期的で、軽妙な文章を楽しみながら自分でも曲が作れるような気がしてきます。
狭い意味でのクラシックファンだけでなく、少しでも音楽に興味がある人、音楽について読みたいけれども何を読んだらいいのかわからない人にぜひお勧めしたい本です。
そこらへんの平凡な作曲家の伝記本とは異なり、内容はなかなか充実しています。
カラー写真も豊富。しかし破格に安い(初版当時のまま???)
私は最近、映画を観るようになったので、まだそれほどの本数を観た訳ではないが、ベスト200に選ばれている映画は、ほとんど知らない映画ばかり。 だから、紹介のコメントを読んでいても、なんだかピンと来なくて、おもしろくなかった。 後半も、知らない映画の話題ばかりで、なんだかよくわからない。
後半の後半になって、小林旭、エルヴィス・プレスリー、クリント・イーストウッドについての話題になって、興味深く読むことができた。 でも、ベスト200に選ばれている映画は、機会があったら観てみたいとは思う。 1970年代以前の映画に興味のある方に、オススメの本です。 私は小林信彦の映画評を信用する50年代・60年代の映画・喜劇人・テレビの事を総合的に書かせれば やはりこの人が一番 同時代を生きてきた経験に裏打ちされているから後付けの知識だけで作品を論じている人とは一味も二味も違う”七人の侍”を見に行き休憩時間にトイレも行けないほど混雑していた等は、実際に映画館で封切り当時に見た人にしか言えない言葉,私もこの本を読み何本かの映画を見なおしました。 鑑賞歴 うん十年!映画鑑賞歴 うん十年の小林信彦が選ぶ、20世紀の洋画・ 邦画のベスト200作品を網羅した本です。 読んでから見るか、見てから読むか(どっかで聞いたようなフレーズですが) 映画がさらに好きになること請け合いの本です。