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男と女の法律戦略 (講談社現代新書) 相手の心を絶対に離さない心理術―本当は教えたくない21の★切り札 (王様文庫) 「ニート」って言うな! (光文社新書) 黒いスイス (新潮新書) 冤罪はこうして作られる (講談社現代新書) 人道的介入―正義の武力行使はあるか (岩波新書) 群衆心理 (講談社学術文庫) マックス・ヴェーバー入門 (岩波新書) 超訳『資本論』 (祥伝社新書 111) 日本人の法意識 (岩波新書 青版 630)
男と女の法律戦略 (講談社現代.. 相手の心を絶対に離さない心理術.. 「ニート」って言うな! (光文.. 黒いスイス (新潮新書) 冤罪はこうして作られる (講談.. 人道的介入―正義の武力行使はあ.. 群衆心理 (講談社学術文庫) マックス・ヴェーバー入門 (岩.. 超訳『資本論』 (祥伝社新書 .. 日本人の法意識 (岩波新書 青..

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男と女の法律戦略 (講談社現代新書)

[ 新書 ]
男と女の法律戦略 (講談社現代新書)

・荘司 雅彦
【講談社】
発売日: 2004-12-18
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
男と女の法律戦略 (講談社現代新書)
荘司 雅彦
カスタマー平均評価:  4.5
最近スモッグで食事が非常にまずい中国の仙人より(ロンドンのバルチィック海運指数が10000台から700いくらに急降下したので食事の改善をきたいしている。)
批評,批難はバカでもできる。バカに限ってそれをやりたがるということを判ったうえであえて言わせてもらえれば著者は西哲、文学者の言葉、中国の故事等を多用しているみたいですが(斜め読み、飛ばし読み)なのでハッキリしない点もありますが百計は一誠にしかずという事をあまりご理解されてないようで策略を使いすぎると必ずブーメランのように自分にはねかえってくるものです。過労もそうですがそれも体調をくずされた一因では?(あくまでも小生の想像ではありますが違っていたらごめんなさい。)それと戦略と戦術を勘違いしているようで戦略とは大きいもので戦術とは小さな具体的な方法でこの本の正式なタイトルは男と女の法律戦術になるのでは?読後感、正直、 小生には余り為になる本ではなかったです。期待していただけに残念。 ヘミングウェイの海流の中の島々、(老人と海の原本、メキシコ湾のガルフストリーム、許されない男と女の激烈な愛、南海の大自然、) こちらの方が人生観180度変わっていいと思うのでお薦めします。
不倫・離婚に関する法律戦術のわかりやすい指南書
 豊富な弁護士経験を横糸に、経営戦略論(孫子・クラウゼビッツ・ポーター)およびゲーム理論を縦糸に、わかりやすく具体的に不倫・離婚に関する法律戦術を指南している。
 例えば、妻が離婚するときに、夫の住宅ローンの連帯保証人になっていたらそれを解消しておくこととか、子供の養育費は離婚するときに一時金で一括処理しておいたほうが良いとか実践的なアドバイスが盛り沢山だ。
イマイチだなあ
内容は良いことも書いてありますが・・・
弁護士さんとしてはそれなりに腕も良いと思いますが・・

一言で言えば、マンガより読みにくく、専門書ほど役に立たない。
悪い部分だけが表に出ていて、
「使えないなあ」というのが実感です。
爆笑しながら戦略が身につく一冊
こんなにわかりやすくて面白い文章を書く弁護士さんがいたなんて、驚きでした。最初は、爆笑もののエピソード満載のエッセイ風の本をして読んでまして、事実そういう側面もあるのですが、いつのまにか「戦略」的な考え方が理解できてくるという凄い本です。それも、男女間のトラブルだけでなく、人間関係全般についての「戦略」に応用できそうなことばかり。取り扱い件数日本一の弁護士さんならではの、とても楽しめて役立つ本でした。
現代の駆け込み寺!
法律関係の書物を読むと、多くの場合、条文と解釈の羅列に頭痛を催しますが、そういった類の本ではありません。1日で読め、楽しめます。山本周五郎の「赤ひげ診療譚」にも似た、連作小説の風味あり。弁護士である筆者の許に飛び込んでくるメール相談者たちの生の声に誠実に応えつつ、普通の人々が理不尽な現実や法律に翻弄されることなく、自分自身の「戦略」で胸を張って生き抜くための指針と勇気を与える好著。


相手の心を絶対に離さない心理術―本当は教えたくない21の★切り札 (王様文庫)

[ 文庫 ]
相手の心を絶対に離さない心理術―本当は教えたくない21の★切り札 (王様文庫)

・ゆうき ゆう
【三笠書房】
発売日: 2006-11
参考価格: 580 円(税込)
販売価格: 580 円(税込)
相手の心を絶対に離さない心理術―本当は教えたくない21の★切り札 (王様文庫)
ゆうき ゆう
カスタマー平均評価:  5
切り札!
相手の心を絶対に離さない―の文庫版です。 安価でコンパクトになっているので一冊手元にあってもいいんじゃないでしょうか。 内容も、とても分かりやすく読みやすいものになっていると思います。 この本のありがたいところは、よくよく考えるととりわけ斬新な内容とはいえないかもなあ的なところはあるのですが、項目別に仕上がっていて、改めて読むことで常に意識できるようになるという点です。いわれてみれば・よくよくふりかえってみれば…ということでも、最初から意識することで、結果が違うと思います。 ということで、いいんじゃないでしょうか。 あらかじめ「切り札」を持っていることって!

「ニート」って言うな! (光文社新書)

[ 新書 ]
「ニート」って言うな! (光文社新書)

・本田 由紀 ・内藤 朝雄 ・後藤 和智
【光文社】
発売日: 2006-01-17
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 840 円(税込)
「ニート」って言うな! (光文社新書)
本田 由紀
内藤 朝雄
後藤 和智
カスタマー平均評価:  4.5
ニート問題に迫る
「ニート」とは、働かず、就学もせず、求職行動もとっていない若者を指す言葉で、日本では2004年頃より使われ始め、その急増が国を揺るがす危機のように叫ばれている。今や、ニートという言葉は、悪い若者ということを代表した言葉になっている。経済、福祉、法の問題として取り組むべきものが、若者層の甘えと親の過保護といった教育や心の問題にすりかわることにより、現状が把握できずに、対策が立ち遅れている。そういう現状を踏まえた上で、本書は冷静にニート問題について論じている。 やはり、企業の正社員採用における新規学卒者の特権を弱めて、フリーターなどの非正規雇用や無業の人たちにも企業の正社員採用を促進するといったことも重要だと思う。また、正社員と非正規雇用との断層を緩やかにしていくことも重要だと思う。その断層とは、処遇や社会保険などの格差と非正規雇用から正社員への移動障壁である。若年層の教育の問題も確かに重要ではあるが、それよりも問題なのは、若年層の構造的失業や雇用の問題であり、若年層の中で階層化されることである。それは若者個人ではなかなか解決できる問題ではないと思うので、企業や政治や政府が解決することなのではないか。 社会問題にすべきなのは、若者ではなく、若者を問題化する社会的勢力とその悪影響である。マスコミがあおりにあおって、大衆の不安と憎悪が膨れ上がり、教育的価値が他の価値が上回り、それを政治が利用することで、反市民的、戒厳令的、強制労働的な条例や政策や法改正がエスカレートしていきます。やはり、個人や家庭に責任を押しつけるのではいけないと思う。
ニート論にトドメの一冊。
刊行直後に買って読んだが、他の人のレビューに触発されて、今更ながらですが、レビュー。 当時は「ニート」=怠け者の若者というような印象でテレビなどでたれ流しされており、非常に違和感を感じていた。また、ニート論者たちの主張は丁寧に取材をするものの、社会施策や雇用環境の変化に踏み込まない、煮え切らない印象を強く持っていた。そんなときに、書店でこの本を見つけて読んだ。 ニート論やニート論者を厳しく批判している部分に目が行くが、その主張の展開は、統計などを論拠としており、しっかりした論文である。 また、NEETとニートの違い、言葉の作られた目的などの違いも良くわかり、非常に勉強になった。 冒頭のニート論者批判に戻るが、個人的意見としては、溜飲が下る思いであったし、ようやく、雇用情勢や社会施策を若者雇用の悪化の視点から批判的に検討できる人がでてきたとの印象を持った。  雇用と労働者の関係はよく、イス取りゲームによく例えられる。イスに座れなかった人たちを見ればそれなりに、「能力が低い」か「意欲が弱い」といった要因が目に付く、一方、イスが減らされているという事実に目をむけると「イスが減ったから、減った分だけ座れない人が出てくるのは当然」となる。  従来のニート論は「座れなかった人」に焦点を当て、丁寧に取材するのは結構なのだが、それ以外の要因への模索が無かった、もしくは少なかった。そのため、結局、自己責任論を補強する役割した果たさなかったといえる。  社会問題の焦点が「格差」から「貧困」に移り、働く貧困層やネットカフェ難民が取りざたされる昨今、雇用環境や社会施策に視界を広げて若者の就業状況を考える視点は常識となりつつある・・、と思える。
もっと具体的に言えぃ!!
ウェブ上で偶然出会い、意気投合した三人の論者による共著。 本書のタイトルは『「ニート」って言うな!』。三人ともが、イギリス発祥の言葉「ニート」が玄田有史に よって日本で紹介される際に微妙な誤解が生まれ、今もなおその誤解が説かれぬまま流用されていると いう問題意識を共有してはいるものの、それぞれが独自の問題設定や切り口を持っているため、このタイ トルに込められた意味も微妙に異なってくる。 本田由希氏的に言えば、 (若年層の就労問題を考えるにあたり不都合なカテゴライズだから)「ニート」って言うな!なわけであり、 内藤朝雄氏的に言えば、 (パラサイトシングル、ひきこもりに次ぐ若者叩きの単なる道具だから)「ニート」って言うな!なわけである。 この二人目までは面白く読めるのだが、三人目の後藤和智の担当した章は酷かった。いや、ちゃんと調べて まとめてあるのだが、結局人の紡いだ言説をまとめることに終始しており、そこから何も見えてこない。 思うに本書のデキは、ちょうど冒頭から読むにつれ徐々に劣化していくように出来ている。最初の 本田氏の執筆箇所は大変面白かった。続く内藤氏担当の章もメラニークラインを援用して、高齢世代の 「若者叩き」を、若年層に対する投影同一化で説明する部分など、なるほどとうならせる部分なのだが、 それらを鑑みての施策を論ずる最終の第六節「自由な社会とはいかなるものか」は抽象的すぎて、何が何だか という感じ。 例えばこれ「自由のなかで生のスタイルの完成度を高めていくことは、自分に馴染んでいくことでもあります。 たとえば、自分はなにが好きでなにが嫌いか、なにを愛しなにを憎むか、どんなときに幸福でどんなときに 不幸か・・・・・・、といったことがぴたっと身についていて、それに従って動いていると的確に幸福感がわいて くる――こういう状態を、自分に馴染んでいる状態と呼ぶことが出来ます。」(213p)。それまできわめて プラクティカルでわかりやすい説明が続いていたのにこの節ははっきりいってわけわからんかった。 ということで、本田氏の章を4、内藤氏の章を3、後藤氏の章を2と評価して、総合的に本書は星3つ。
ニート問題は国策の誤りにより発生
最近若者のNeet問題がよく取沙汰されている。 この問題の原因は、労働環境の変化によるところが大きい。 彼らは、はじめから働きたくなかった訳ではなく、職を求めても正社員としての採用先がなく、 やがて失望とともにNeetとなっていったのだ。 多くの企業が、雇用形態の変換を行い、正社員を減らし、パート・アルバイトを増やしたからだ。 しかし、これは、企業の雇用形態の変化の問題ではなく、その背景にある規制緩和という国の施策の問題だ。 つまり、彼らは国策の生んだ歪に陥った犠牲者なのである。 しかし、彼らに対する世間の視線は厳しい。 「勤労意識の少ない者」「怠け者」「自己責任」などの言葉とともに、彼らを指弾する。 ひとたび、Neetの環境にいる者が犯罪を起こすと、学者やジャーナリストは、あたかもNeet全体が犯罪予備軍で あるかのような論調で解説し、マスコミはそれをセンセーショナルに取り上げる。 しかし、Neetとは、決して彼らの怠惰ゆえ自業自得で陥った境遇ではなく、景気の変動と産業構造の変化、 それに伴う規制緩和という国策により発生した問題なのだ。 Neet問題は、まずもって国の経済政策に原因がある。 個人の勤労意欲や能力の問題ではなく、ましてや家庭でのしつけや、教育の問題などでは決してない。 国は、Neet問題を経済の分野から解決しなければならない。
反若者論
反・現代若者論の代表的な一冊だろう。 若者の実態を描いた良書。 ニートなんて増えていない。 若者論の製造工程。 トンデモ若者論。 だが今若者たちにとっての本当の問題とは 何なのかということはあまり示されていない。 それでも多くの人に読んでもらいたい。

黒いスイス (新潮新書)

[ 新書 ]
黒いスイス (新潮新書)

・福原 直樹
【新潮社】
発売日: 2004-03
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 714 円(税込)
黒いスイス (新潮新書)
福原 直樹
カスタマー平均評価:  4
「永世中立」と「スイス」
この本は、日本で印象の良い「永世中立国」、スイスを批判的に紹介した本です。 内容は、歴史問題、監視社会、移民問題、マネーロンダリングの問題などですが、マネーロンダリングなど、スイス特有の問題はともかく、他の問題は、多かれ少なかれ、他の国にも、あるような問題だと思います。 ただ、日本、アメリカ、中国などを批判した本は数多く出版されており、相対的にスイスを「理想の国」だと思っている人がバランスをとる、という意味では参考になる本だと思います。
理想の国と言われるスイスも、普通の国でした
という本。 内容の逐一な解説は他のレビュアー方にお任せするとして。 とりあえず、まぁ、普通の国ならこのくらいの事は多かれ少なかれあるでしょう。 初耳な話ばかりだけど、驚くにはあたらない。 でも、安易に非武装・中立なんてのを叫ぶ人には読んでおいてもらいたいですね。 そういう人に限って読んだりはしないんでしょうけど(^^; ---- ところで。思わせぶりな本のタイトルはなかなか秀逸。 「黒い沖縄」「黒い京都」なんてよく売れそうw
黒いスイス、白くない日本
騙される日本の自称文化人が悪い、とだけ 狭いコミュニティの幸せを考えるなら取引以上の関わりを持つ余所様は排撃する それが「大人の国」のえげつないところである そういう意味ではスイスは自分たちの共同体に害にならないと気づけば 面倒なので排撃はしなくなるわけである 翻って日本はどうか 自覚をした上でえげつないことをしているわけではない だからだらだらと排撃や微妙な悪事は続くやもしれぬ その辺とこが
スイスを正面からとらえる
この本を手に取った時点で、その人はスイスに関してある程度理解している人だと思われます。老若男女問わず多くの人に読んでもらいたい一冊です。スイスに関するイメージを正確なものにしてくれます。
タイトルがいやらしい
いやらしいといってもエロは関係ない。(当然か) うけ狙いがミエミエだということ。おかげで購入に躊躇いを感じてしまった。 (新書・文庫サイズで国の歴史に関する本はたいてい即買いする。) 内容に関しては、とかく幻想を持たれがちなスイスもごく普通の国ですよといったもの。 黒いといわれ、少々ダークな表現をされていることには作家の意図を感じなくも無いが、 読み手が割り引けばよいだけのこと。 とにかく手のひらサイズで外国を知ることができるこの類の本、ドンドン出て欲しい。 特に中南米の国々希望。(←アフリカ同様とっても少ない)

冤罪はこうして作られる (講談社現代新書)

[ 新書 ]
冤罪はこうして作られる (講談社現代新書)

・小田中 聰樹
【講談社】
発売日: 1993-04
参考価格: 777 円(税込)
販売価格: 777 円(税込)
冤罪はこうして作られる (講談社現代新書)
小田中 聰樹
カスタマー平均評価:  3.5
冤罪を学ぶための基本書
他の本である程度冤罪について学んだ読者にとっては、本書はつまらない本と感じられるだろう。 この本で述べられている冤罪が生まれるメカニズムは、他書でもよく取り上げられている常識的なものばかりであり、本書から目新しい冤罪の原因を学ぶことはできないからである。 しかしそれは裏を返せば、本書が、これまでの冤罪に関する議論をきれいに分類し総まとめした有益な基本書であることを意味することにもなる。 このような性質からして、この本一冊で冤罪に関する議論の勘所を的確におさえることができる。これから冤罪について学びたいという読者はまずこの本から入ると良いと思う。 この本を読み終えたら、秋山賢三『裁判官はなぜ誤るのか』や、浜田寿美男『自白の心理学』に進まれることをお勧めします。
冤罪研究の入門書
福島で占領下、発生した「松川事件」の映画を見て、「冤罪」全般に興味を持ち、この本を読んだ。

「冤罪」が捏造?されてゆく経過がわかりやすく書かれており、
冤罪研究の基本書としては格好である。


人道的介入―正義の武力行使はあるか (岩波新書)

[ 新書 ]
人道的介入―正義の武力行使はあるか (岩波新書)

・最上 敏樹
【岩波書店】
発売日: 2001-10
参考価格: 777 円(税込)
販売価格: 777 円(税込)
人道的介入―正義の武力行使はあるか (岩波新書)
最上 敏樹
カスタマー平均評価:  4.5
求められる真摯な思索
 およそ戦争なるものは人類のあらゆる営みの中で悪の最たるものとの考え方の下、戦後の国連体制では自衛と集団安全保障以外については、全ての戦争・武力行使は押しなべて禁止されています。  しかしながら、世の中から戦争はなくなりません。もし仮に、隣国で罪無き人々、特に女性や子供たちが、民族的属性だけを理由として殺されていくとしたら、そして、武力を行使するしかその事態を防ぐことができず、しかも自分にはその能力があるとしたら、我々はどうすれば良いのでしょうか。戦争は悪であり、戦闘行為とは言え、人が人を殺そうと思って殺す、理由の如何を問わず、そんなことは許されるはずはない、それをしてしまったら、19世紀さながらの弱肉強食の世に戻ってしまう。そんな考え方もあるでしょう。また、逆に、罪なき人々の命が奪われていくことを放置せざるを得ないのであれば、何のための平和であり安寧なのか、個人としても倫理的に耐えられるのか、という意見もあることでしょう。  いずれにせよ、武力行使を伴う人道的介入の問題は、法とは何か、国家とは何か、人権とは何か、そして人の世の平和とは何か、そうした根源的な問いを含んでおり、また、法的・倫理的・価値論的に各個人のアイデンティティをも試す問題と言えましょう。  本書は、こうした重い問題を正面から取り上げ、きわめて平易な語り口のなかに、著者なりの悩みと考え方を示しています。問題への取り組みの姿勢には、極めて真摯なものを感じました。著者の結論には些かナイーブに過ぎる面があるように思われるものの、今後の世界の在り方を考えていくうえで、是非とも一読をおススメしたい一冊です。
人道的介入の理解のための「形」を与えてくれる一冊
私は、人道的介入にあまり知識がなかったので、この本のおかげで少しは人道的介入の「形」についていろいろ見えたと思う。 その意味でこの本のもつ意味は大きい。 著者は、今までの人道的介入の事例を挙げ、繊細に議論を行っている。 その中で武力的介入のみならず、非武力的な市民的介入、そして当事者の「和解」を目的とした介入に焦点を当てている。 しかし、国際機構を「国々の利益が対立する場」との観点から捉えた場合、筆者のいうような人道的介入ができるのだろうか? えらそうなことを言って、すいません。
確かに良書。が、しかし
他の方々が述べるように、本書は「人道的介入」という行為について事例をあげ、わかりやすく述べつつ、自己の主張をしっかりと織り交ぜている。彼は基本的に「世界政府」という意味での国連という存在を尊重しているし、国際化社会においては尊重されねばならないというスタンスをとっていると思う。本書はあくまでそのスタンスのうえでのものだ。だが、必ずしも国連礼賛というわけではない。 むしろ、国連が国連としてあるべきためにどうすればいいのか、という提案をしている。だが、どうしても私には彼の言うことが理想的すぎやしないかと思えてしまう。レーニンが唱えたような、理論的には可能でも実現することがありえない理想郷のように聞こえてしまう。 しかし、人道的介入というものについて、問題点を浮き彫りにし、読者に考察を促すという点で、本書は非常に有用だ。同時に、国連という存在について、日本でももっと議論がなされてもいいのかもしれない。
人類が背負う重い課題
人道的活動を行っている、国際赤十字にせよ、「国境なき医師団」にせよ、その思想的背景にはキリスト教的ヒューマニズムがあるはずである。もとより国連という組織そのものが、キリスト教的観念論の産物である。、国境を越えた共通善の構築に向けた動きの出自は、そもそも西洋であって、これにはカント以来の長い歴史がある。この書物の欠点を先取りして言えば、そうした人道主義の背後にある宗教思想的背景にあまり触れていないことである。これは、入江昭教授などの書物にも言えることだ。戦後パール・バックなどが行った戦争孤児の救済や、キリスト教世界主義の動きと、ジョージ・ブッシュなどの原理主義的聖戦論との相克は国境が文字通り喪失しつつある今日、より先鋭化しつつあると言える。もうひとつは、憲法改正問題と、自己犠牲がセットになると、「正戦」の方向に国家が引っ張られる可能性があり、著者の言う、人道主義的介入の思想はわが国においてははなはだ脆弱である。先のイラク人質事件での「自己責任」論議や、理念なき改憲の動きなどを見ていると、ここは相当慎重かつ詳細に議論されねばならない。以上が、欠点といえば欠点だが、もとよりたいした欠点ではなく、今後多くの日本人が、本書が提起する問題に正面から向き合うことを余儀なくされるであろう。重い課題である。
とても勉強になった。
この本を読んで大学のレポートを書いた。人道的介入という言葉すらよく理解してしなかった私だが、この本を読んでかなり理解してきたと思う。一般的な人道的介入の定義(かなりあいまいなものだが…)や、実際の事例など、細かく載っている。最近のイラク問題にもつながるものなので、読んでおくとためになると思う。教授には批判的に読んでレポートを書きなさいと言われたが、正直批判できるところが少なく、困った。それくらい的を得ているのである。

群衆心理 (講談社学術文庫)

[ 文庫 ]
群衆心理 (講談社学術文庫)

・ギュスターヴ ル・ボン
【講談社】
発売日: 1993-09
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
群衆心理 (講談社学術文庫)
ギュスターヴ ル・ボン
Gustave Le Bon
カスタマー平均評価:  4.5
内容は古典とは思えません。
裁判員制度が始まる前に読めてよかった。そこで今後起こるであろう事が19世紀末にすでにまとめられていたことに驚きました。 目次から内容を思い出せるようになっているのがいい。後半に陪審員制度・選挙・議会・犯罪についてそれぞれ書かれているが、人間性は洋の東西そして時代を問わないことが分かった。 小泉政治の特徴だといわれたワンワードポリティクスの有効性や先日のアメリカ議会での銀行救済案に絡む政治的問題が1世紀前に説明されていたのにはびっくりした。
群衆心理について、また指導者心理についての本
 ここのカスタマーレビューを見て興味が沸き、地元の書店を回ったがどの書店にもなく、Amazonで買った1冊。  内容は、タイトルどおり群衆と捉えられた集団の性質、思考形態と行動形態、様々な場における群衆の分析に全体が当てられているが、読み方を変えれば、当時の指導者階層が群衆をどう捉えようとしていたのかが全体に読み取れる。「群衆」という名付け・概念・捉え方自体が社会の上層、貴族階級を代表とする支配者層から下層の人々への規定の仕方であるし、読んでいるうちに上層階級の意識・無意識に触れることが出来る。また、群衆の人心をどう掌握するかという技術・秘密、例えば断言・暗示・反復・感染のプロセスや、群衆は人物や出来事、事柄を個別的に認識したうえで自分なりに他と関連付け、比較して考えることはせず、与えられたイメージを感受し、それらのイメージを基に連想することしかしない・できないので、彼らには加工・編集されたイメージ・シンボルを与えて特定の連想を誘うように、特定の印象を抱くように、特定の意見が群衆一人一人の信条になるように誘導するのが非常に有効であること、指導者は知的であることは不必要であるばかりか有害であること、狂気を帯びるほどの確信に溢れた人物が望ましいこと、穏便な人物を罵倒することで周りの人々への威厳をを獲得したナポレオンの振る舞いなどが、数多くの実例を使って示されている。ここで展開されている議論は、他の人たちの上に立って統制・管理する人たち全てにとって必須のガイドブックになっていると同時に、統制者・管理者の統制・管理に服する立場の人たちにとっては、自分たちがどんな風に把握・統制・管理されているのかを知ることが出来る必須のガイドブックになっている。 この書物の持つ効果は、当分失われそうもないと思う。
ある種のサイコスリラーとしても楽しめるかも
 個人としてはまことに知的、理性的、道徳的な人でさえも、一度群集が形成され、そこに 巻き込まれるや否や、その性質とはおよそ対照的な暴力性や非合理性を表現するに至る。 ――そんな群集心理に鋭い筆致で切り込む1895年の画期的著書。  二度の大戦を経験した20世紀に先立って、「群衆の時代」へと向けられた知識人の危機感を 先取りした一冊、とも読める。  ここでは詳しくは書かぬが、個人と集団の心理を対象にしたことを理由にしばしば 比較される、同時代の社会学者エミール・デュルケームおよびガブリエル・タルドの議論も 併せて押さえておくと、やはり興味深さは格段に増す。  また、現代において彼の名が論じられるのはもっぱら社会科学のフィールドにおいてのこと。 しかし、そもそもル・ボンは医学や人類学の知識を下敷きとした人物。そうした点から彼の 議論に光を当てた、菅野賢治『ドレフュス事件のなかの科学』は快作。
指摘が正しすぎて怖くなる
群衆がどのように考え動くのかを扱った社会心理学の古典。 しかし今読んでも決して色あせていない。 群衆の非論理性、熱狂し冷めやすい性質、暴力性。 そうした群衆は選挙でも町でも議会でもどこでも見られる。 群衆は今日の社会のいたるところに存在している。 そして指導者は群衆をいかに扱うか。 有名な「断言・反覆・感染」こそが群集を動かす。(+威厳も) 群衆は正しい論理では決して説得されない。 人種とか遺伝とかが出てきていささか古臭く感じるところもあるが、群集の性質は昔も今も変わっていない。 今日の大衆社会において必読ではなかろうか。
補足
断言とは……「議論することの拒否」を意味する 合理的にくどくど説明しないで短い言葉でズバッと言えば言うほどますます威厳を持つ 反復とは……論証も何もされていないその非合理的な断言を何度も何度も繰り返し唱えて聞いている人間の頭の中の「既成事実」にしてしまえ 感染とは……さらにそれを他のさまざまな人間に思い切り宣伝し宣伝させることによって内容のない形だけの「世論」にしてしまえ

マックス・ヴェーバー入門 (岩波新書)

[ 新書 ]
マックス・ヴェーバー入門 (岩波新書)

・山之内 靖
【岩波書店】
発売日: 1997-05
参考価格: 819 円(税込)
販売価格: 819 円(税込)
マックス・ヴェーバー入門 (岩波新書)
山之内 靖
カスタマー平均評価:  4
「ウェーバー学」の呪縛から逃れたウェーバー研究の名著
従来の「ウェーバー学」の呪縛から逃れている名著。何よりも数多ある「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」の解説本の中でを、著者の「言葉」で縦横に語ってくれる。晦渋で読者のことを考えないウェーバーのあの文体ではなく、本書の著者の易しい言葉で語ってくれる。本書の特徴は、ニーチェの影響を強調し、また、ウェーバーが生涯かけて「キリスト教世界」の精神的な呪縛から解き放たれていく姿を指摘することだ。ウェーバーの諸著作の根底には、「西欧中心主義」などはなく、またそれを支えるキリスト教精神文化の無意識の支持などもない、もっと開かれた相対性があると言うことだろう。そしてウェーバーのこうした「脱却」はニーチェの影響と「神経症」との葛藤によるものだとしている。同意したいが、留保が付く。ニーチェの影響はあったのだと思うが「影響」という言葉は注意深く使いたい。人は共感しても影響はなかなかされないものだ。ニーチェの影響に就いては、控えめにみたいと思う。「病気」の問題は、多くの解説者が記すが、具体的な内実がわからず、本書でも上手くフォローできているとは思わない。「古代農業事情」を軸にマイアーとの関係からウェーバーの視座の展開(より開かれた相対性)の説明は、類書が無く見事だった。フーコーとの類似性は、「意図せぬ歴史の展開」という点では、分からないでもないが、やはり対立点が多いと思い同意できない。行為を「理解する」ことがウェーバー社会学の根幹だが、フーコーの思想では、そうして理解したつもりでも、「知の考古学」によって過去の人が現代人とは異なる概念のセリーに生きているのが垣間見られるとき、当初の「行為の理解」は、「誤解」であることが発覚するからだ。
資本主義がなんとなく息苦しい方に
たまたま自分が外資系の会社にいて、本国(イギリス)が常々要求してくる極端な合理化に対して辟易していたところに、現在の世界的な景気後退という事態が起こり、一つ資本主義というものを相対化してみたいという想いで手に取った一冊です。 浅学が故にマックス・ヴェーバーという人は西欧型の資本主義を礼賛する理論を打ち立てた人という理解でいましたが、このような理解こそ著者の批判するところのもの。マックス・ヴェーバーは資本主義がもたらす官僚秩序や「精神のない享楽人」に対して強く警鐘を鳴らしていたのであり、これに対峙すべき価値観としてニーチェの「生」の哲学に共鳴していく様が明らかにされていきます。これには蒙を啓かれました。 ただ最終章で、これからの時代「受苦者の連帯」が重要だという話が出てくるのですが、あくまで個人における「人間的な高貴さの追求」に価値を置くヴェーバー/ニーチェの話の流れからは、いささか唐突な締め方であり、違和感を感じました。
著者独自の深堀解釈付マックス・ヴェーバーの簡潔入門書
 マックス・ヴェーバーの主著『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を一通り読んだ後に、この先人の思想についてもう少し知りたくて手にとってみたのですが、期待に違わぬ内容を持つ本でした。『職業としての学問』等良く一般人にも知られている本だけではなく、『古代農業事情第三版』なども読んでみたくなります。  通説的解説の部分も簡潔で分かり易いことに加えて、著者のマックス・ヴェーバーに対する深掘解釈も面白く読めました。例えば、ヨーロッパ近代の合理化について、その強調点は(キリスト教文化が内包する)合理化の普遍性であり、むしろその普遍性にこそ恐るべき運命的な力が宿っている、というところにあるのだ、などの解釈です。精密さよりヴェーバーがほんとうは何を考えていたのか、ということに迫る道筋を提示してくれていて、一般人としては嬉しいところです。  著者は、”私たちは、グローバルな規模で受苦者としての連帯を構築してゆくように、状況によって強制されているのです”と記していますが、この記述は、優れた先人の著作から、現代の諸問題解決の術を学ぶ方法例として、「古典の読み方入門」とも言えるものだと思います。
入門書としてはつまらない
ウェーバー学問の概要を捉えたいと思い本著を手に取ったのですが、私のような初学者をターゲットにしたいわゆる『入門書』ではありません。内容は正統派ウェーバー解釈:著者の解釈論:ウェーバーの伝記=1:1:1といった内訳で、とりわけ他のレビュアーさんが書いているように、『ヨーロッパ賛美と言われる旧来のウェーバー解釈は本質からの逸脱』という著者の解釈論を中心に論理が展開されます。ですが、プロ倫くらいしか呼んだ事のない私のような薄学者には著者の解釈論はなんら訴えるものはなく、正統派ウェーバー解釈に割かれる分量に物足りなさを感じるほかありませんでした。 学者はこういった正統派解釈に対してナナメから構えるようなテーマ設定をよくしますが、本著のような「?入門」というタイトルではしないでいただきたい。やるならその辺の学会でやってほしいものです。 ウェーバーはそんなに難しくないですし、入門編としてはやはりプロ倫あたりの邦訳を読むのがベストではないでしょうか。
評価は難しい。
大塚氏などの従来のウェーバー解釈に真っ向から異論を唱えるラディカルな一冊。ただ、社会学的背景に通暁しておらず、従来ウェーバーという思想家がどのように解釈されてきたかについて何ら前提となる知識を持たない者の目からすると、本書は極めて常識的な判断(特にThe Protestant Ethicに関しては)を下しているようにも見え、むしろ、ウェーバーを近代合理主義の信奉者と捉えるのが古典的解釈であったということのほうに意外性を覚える。私は『プロ倫』をTalcott ParsonsによるRoutledge版の英訳で読み、重要と思われる箇所についてはドイツ語の原典とも照らし合わせたが、言葉の意味を虚心坦懐に追う限りでは、到底ウェーバーが清新さを失う以前のプロテスタンティズムを礼賛しているようには思われなかった。近代理性に対して警鐘を鳴らすとまでは言わないものの、せいぜいが、物事の本質を冷徹に看破しようとする中立的な学者、というイメージであった。もちろん、そういう私の読み方自体が、現代の風潮に多分に影響を受けており、言葉をありのままに追うつもりが、実は大いに先入見(ウェーバー解釈以外のところでの先入見)に毒されてしまっていたという可能性もありうる。ゆえに、これから大塚久雄氏のウェーバー解釈などにも目を通し、従来の解釈と本書で提示されている解釈を対置させ、考察を深めたいと思う。いずれにせよ、考える契機を与えてくれるという点において、この本はやはり好著である。

超訳『資本論』 (祥伝社新書 111)

[ 新書 ]
超訳『資本論』 (祥伝社新書 111)

・的場 昭弘
【祥伝社】
発売日: 2008-04-23
参考価格: 882 円(税込)
販売価格: 882 円(税込)
超訳『資本論』 (祥伝社新書 111)
的場 昭弘
カスタマー平均評価:  3.5
ゼミ形式で『資本論』を読む感じ
 本書は経済学の金字塔『資本論』の第1巻を冒頭からほぼ順序立てて解説したものです。  『資本論』は労働者に向けて書かれた本であるにもかかわらず、その難解さ、分量の多さに多くの人が読了することなく挫折しがちです。本書は『資本論』を読む際のガイドブックとしての意図を持って書かれたと、著者は述べています。新書判で350ページほどの分量。あの『資本論』をよくぞここまでコンパクトに要約し、解説したものだと感心してしまいます。  本書を読むと、まるで読書会かゼミナールに参加しているかのような気がしてきます。『資本論』からのマルクスの叙述の引用、著者による解説、そして激励。読者がくじけないように、歴史的背景やあるいはその後の展開、マルクスの意図や『資本論』全体に置ける位置づけなどを散りばめて、読者の興味が尽きないように丹念に書かれています。抽象的な考え方に面食らいながら、読む側も半分騙されながら読み進めてしまいます。何より、『資本論』の内容、資本主義社会の法則がわかる喜びが大きい。私は「なるほど」の連続でした。  本書は『資本論』に向き合ったことのある人、これから向き合おうという人にぜひとも勧めたい一冊です。そして続いて『資本論』本体もお勧めしたいと思います。
分かりやすくはなっていないが
あまりにも駆け足で資本論第1巻を通観しているせいか、これを読んでも「なるほど、分かった!」と得心するには至らない。けれど、さらっと読めるので前後行ったり来たり読み返しやすいし、何よりも「あ、これは原著を読まなきゃいかんな」という「やる気」が湧いてくる。その意味で、この本を読んでも資本論が分かるわけではないけど、資本論へのとっかかりとしては良書であるように思う。
う?ん・・・・・・
 期待はずれでした。まず、著者の日本語がひどい。何を言っているのかわからない箇所が多い。知らない単語がいきなり出てくる箇所もかなりあります。  たまにマルクスの引用が登場しますが、「なぜここでこれを引用するんだ?」と思う部分が多い。  剰余価値論のところが特にわかりにくく、そのせいで全体が意味不明になってしまっています。   お薦めしません。
はっきりいって読みにくいです。
レビューをみて購入しましたが この本はわかりにくいですね。 あまりおすすめできません。 観点は2つ。 ひとつは著者の日本語が読みにくいこと。 主語がなくつづられている文章などはその最たるもので、 何について語っているのかよくわからない場面が結構あります。 あとすごく気になったのが意味不明な「?なわけです」の連発。 ひどいときには1ページで5回くらい出てきたような・・・。 もうひとつは、初めて目にする専門用語が あたかも既出で説明がすんでいるかのごとく出てくるところ。 意味を文字から推測して読み進めていくのですが 定義づけできていないために何度も読み返すことになります。 あげくのはてにネットで意味を調べることに・・・。 この本は難解といわれる資本論に興味が持てるよう 素人にもわかるよう書かれているものだと思っていましたが 見事に期待を裏切られました。 これで本当に読み手を意識しているのかな? 読者に事前学習を期待するような新書は 少なくとも私には必要ないです。
原本から跳躍して、彼方へと消えていくだけ
『蟹工船』に超訳『資本論』ときた。俄かのサヨクブームである。これは喜ばしい。前者の既成政党絡みにはいろいろと問題があるが(小樽の小林多喜二記念行事は某既成サヨク政党の宣伝活動に利用されていたらしい)、後者については、そのデキはともかく大いに疑問を抱かざるを得ない(デキについて言えば、超訳が“跳躍”や“チョイ訳”になっていないことを祈ったものだ。勿論評者は本書を自腹で購入し、読んだ上でいっているのだ)。 それでは何が疑わしいというのか。まずこの新書、超訳カルチャーに対してである。これは数多くの自己啓発ビジネスカルチャーの片棒を担いでいるのではないか。しかも、マルクスをネタにしてである。大多数の自己中啓発書は、読んでいる者がいかに喜んでいても、儲かるのは書いた本人だけであり、小銭とはいえ散財した上で思考停止に陥る類のものであるのと同じように、ヒューマニズムにまぶした跳躍本で跳躍できるのは一時の己の頭だけ、いわばトリップするのであってこの複雑怪奇な現実に対する理解はさっぱり進まない。本来良心をたっぷりと持ち合わせた学者先生は、こういうちょろいお金儲けで少々懐は潤い、本筋の研究は疎かになる。読者は見えやすい現実ととっつきやすい理論解説にわかったような気になって安堵し、時には脂下がる。何という現実か? ハッキリ言おう。こんな超訳では『資本論』から何ひとつ学べないし、ますます我々の思考はビジネスカルチャーに塗れていくと。我々の敵は、こうしたスタンスのカルチャーそのもののはずではあるまいか!

日本人の法意識 (岩波新書 青版 630)

[ 新書 ]
日本人の法意識 (岩波新書 青版 630)

・川島 武宜
【岩波書店】
発売日: 1967-05
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
日本人の法意識 (岩波新書 青版 630)
川島 武宜
カスタマー平均評価:  4.5
日本人の法意識と哲学思想(宗教的思想)の関係を考える契機に
日本人の明治維新までの伝統思想と西洋的近代法は異質であり、異質な思想の上に接木状態で近代法が輸入、形成されたことが本書で分かりました。また、日本人の法意識と近代法のずれから生じた過去の表層的な現象も数多く知ることが出来ました。 しかし、近代法、西洋の法律は、西洋の哲学思想の基盤と不可分の関係にあるのでしょうから、日本人の法意識を論じるに際しては、その基盤となる日本の哲学思想(宗教的思想)にまで言及してほしかったという点で本書に物足りなさを覚えました。 本書は、「日本人の法意識」にプラスの価値判断を行っている訳ではなく、逆に、「むすび」の章を読む限り、「前近代的」な「過去の遺物」になる可能性の高いものとして低く評価されているようにも読めなくありません。 しかし、本書で紹介されている日本人の法意識から生じる諸々の現象は、本書が補足程度に引用している「聖徳太子の十七条の憲法(和を以て貴しと為す)」に根拠を見出せるばかりか、他にも、私の考える限りでも、「自他不二」(自他対立、競争意識を止揚し、他者の上にも自分の責任、義務を見出し、自他の絶対安住の境地に至る)とか「不立文字」(脳の機能のごく一部でしかない顕在意識の統制下にある言語、文字での表現を絶対視しない。それどころか、我が身の行動を顧みない空虚な思想を忌み嫌ってあえて言語、文字を避ける)といった禅的思想にも、「法度禁令よりも道徳斉礼を尊重」といった儒教的思想にも根拠を求めることが出来ます。すなわち、本書で紹介されている日本人の法意識の基盤には、本書で言及されていない奥の深い日本人の伝統的叡知、日本の古典的書物にあるような哲学思想があるという事実に読者は光を投じる必要があると思います。 では、日本人の法意識の根拠となった伝統的な哲学思想(宗教的思想)を明らかにしたところで、近代法に即した権利意識、訴訟意識が希薄で泣き寝入りしてしまう被害者に対しての問題解決手段として、訴訟とは別に、伝統的な哲学思想(宗教的思想)がどのような救済的役割を提供できるのか。その疑問への答えとしては、著者が日本人の短所として見ていた現象を長所としてプラスに評価しなおすことにヒントがあるように思えますが、問題認識は残ります。 しかし、それでも、西洋の法律を絶対視して日本の哲学思想を西洋の法律に服従させる形でずれの解消を図ろうとしないこと、自国の哲学思想の中から叡知を見出し、それをも尊重して法律を組み立てること、本書に垣間見えるような伝統的な哲学思想と軍国主義思想の同一視を止めることは大切だと思います。 本書は、近代法とずれている日本人の法意識にプラスの価値を見出すという試みはされていませんから、プラスの価値を見出したい方は、本書を足掛かりとして、その意識の基盤となる日本の哲学思想にまでご自身で考えを巡らせつつ読まなければいけないと思います。
読み応えのある古典
・数ある岩波新書の中でも、いまだ名著の誉れ高い1冊。 法,権利と権力,憲法,裁判とは何かといった法学の根っこの部分に関して、 多くの作品や事例を引用しながら説明がなされていきます。 興味深い逸話をふんだんに盛り込み、そして法律の基礎を平易に 知ることもできる、今も昔も読み応えある一冊といえます。 ・ただ、数十年の時代の経過はさすがに無視できないでしょう。 本書が議論の対象としているのは、明治から昭和の前半までですので、 世紀をまたいで日本国民の法意識は、明らかに変化してきていると思います。 本書の切り口に対する歴史的意義は評価できても、 もはや結論を現代にそのまま当てはめることはできません。 著者も、時代の経過とともに権利意識は確実に高まるだろうといっています。 その一部の記述がイメージとして一人歩きしているのではないでしょうか。 また、西洋人と比較して特に法意識が低いということはないのではないか、 統計的な大規模調査に基づかない推論にはやや疑問の残るところもあります。 この点に関する代表的な論説としては、『日本人の法観念』と『裁判と社会』を 挙げることができるので、興味のある方は合わせて読まれるといいかと思います。 ・個人的には、表題に関わらず、“日本人の法意識”は今ではあまり参考に ならないと思います。本書の真髄は、戦前の封建主義的社会の問題性を 描写したという高度経済成長期の啓蒙書としての歴史的意味と、 今でも妥当するしっかりとした法律の基礎解説にあると思います。 戦前日本との比較によって、近代法を浮き彫りにする本だといえるでしょう。
新たに得られる知見はおそらく皆無だけどやはり古典的名著
正直、本書によって新たに得られる法についての知識だとか考え方は全くと言って良いほどないと思います。なぜなら、全部どこかで聞いたことがあるような話ばかりだからです。(私が意味するのは、筆者が何らかの主張をする上で用いた根拠などの事実は初めて知ったことばかりでしたが、主張自体はすべてどこかで聞いたことがあるということです。) しかし、そうした聞いたことがある話の発祥はと言えばおそらく筆者なのでしょう。その意味で、本書は現代人の抱く「法意識に関する常識」(日本人は訴訟嫌いだetc)に絶大な影響を与えたという点で古典的名著と言うことができると思います。 確かに本書を読了後、新たな知見が得られた気分には全くなりませんでしたが、我々が普段から抱いている数々の「法意識に関する常識」が、日本人が権利義務の内容を確定的にしたがらないという事実と、(例え内容が確定したとしても)権利義務の規範性に対する意識が低いという事実から系統的に整理されているため、読むとちょっと頭がスッキリすると思います☆
付言
多くのレビューにあるとおり、日本人として必読の書だと思います。 法学部の学生でなくても、是非、読まれるべきでしょう。 他のレビューに付け加えて言うべきことは… 川島武宜の神髄に触れたい方は、『所有権法の理論』を是非読むことをお薦めしま す。古書でしか手に入りませんが、法を考えるにあたって、非常に重要です。
黒白をつけたがらない日本人の法精神
本書の要旨を一言でまとめれば、「日本人は黒白をつけたがらず、曖昧さと和でもって解決したがる」ということだろう。 以下、本書の内容を 権利: 欧米では、些細なことでも自分の権利は徹底的に主張し、それを皆当然のこととする。 日本では、正当な権利であるにもかかわらず、権利を主張すると周りから白い目で見られることが頻繁にある。 法律: 欧米では、法律はできるだけ厳格に叙述し、内容を確定的にしておく。 日本では、法律はわざとあいまいにしておき、内容を不確定にして解釈や融通の余地を残す。 慣習法: 欧米では、裁判で法律に書かれていない事柄が必要になった場合、慣習法という考えが用いられる。 日本では、同様の事態では、できるだけ現行法の拡大解釈で持って乗り切ろうとする。 所有権: 欧米では、実物を現在所有している人と、所有権のある人とが、厳密に分離されている。 日本では、所有権がなくても、現物を所有している人が、さも権利を持っているかのごとく、つまり他人のものなのに自分のもののように、取り扱うことがよくある。 契約: 欧米では、契約にはできるだけ恣意的解釈の余地をなくして、事後のトラブルを避ける。 日本では、契約はあいまいにしておき、問題が起きるとその場その場の都合で解決させようとする。この場合、タテ社会の権威性が幅を利かすことが多い。 裁判: 欧米では、白黒をきちんとつける 日本では、白黒つけたがらず、喧嘩両成敗にしたがる。 日本では、和の解決を望むため、調停が非常に好まれる。ただし、調停においては、権威が幅を利かす。 民衆は、きちんと白黒をつける裁判や調停を望むようになってきている。 しかし、裁判官や調停委員の方は、白黒をつけない玉虫色の解決を望む。 今の日本にもなお当てはまるところが多い。 古さを感じさせない一冊である。

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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク