日本は閉塞観に溢れている。財政赤字、社会保障、失業、環境問題──。だが、子供の数が飛躍的に伸びることは無い。高齢化は進むだろう。画期的な技術革新が起こり産業競争力を高めることはありえない。そこから制度設計したら我々はきっと楽になるのだろうという思いを、「定常型社会」というコンセプトで理論化したのが本著の功績である。
新しいボランタリーなコミュニティというものは、今日のセクター論のキーワードである。公共や市場との連続性という論点もよくあるものであるが、著者の理論の特徴は、営利と非営利の軸とは別に、貨幣的価値、非貨幣的価値というものを提示したことだろう。また、現代の社会をどう捉えるかという第一章で、これまでの経済学における対立軸を超える視点を提示している点に説得力がある。 筆者があとがきで記しているように、四十歳前後から下の世代の共感を呼ぶだろうが、企業や役所の管理職に塊となっている世代(個人的には閉塞感の源のように考えている)には、この理論は受け入れがたいものなのかもしれない。
筆者の今後の関心は、アメリカは科学国家というべきものを形成したのではないかということや、科学の成熟化ということにあるようで、次作が期待される。 成長=絶対的価値ではなくなった成長・拡大を大前提としてきた経済(福祉ですら経済成長を前提としていた=ケインズ主義的福祉国家)がいま大きな転換期を迎えている。すでに需要は成熟ないし飽和状態に達しつつある上、今後日本は世界に類を見ない少子高齢化社会を迎え、一方で地球資源は有限であることが誰の眼にも明らかだ。そこで著者は成長を絶対的な目標としなくとも十分な豊かさが実現される社会として「定常型社会」というコンセプトを提案している。具体的な内容については賛否あるところだと思うが、このような視点に立ってみることは決して無駄ではないはずである。
個人的には著者の洞察力や説得力にはいつも感嘆させられているし、語り口にも好感を持てる。著者には他にも好著が多く、40歳を過ぎたばかりという若さからも今後の活躍を期待できる。 新たな発想に基づく提案福祉国家と環境問題を結びつけて考える発想は、ケインズ主義的福祉国家が終わりなき成長を前提としていたのとは大きく異なり、新たな政策構想の道を開くものである。出てくる提案自体は、常識的な範囲を出るものではないが、相対立すると思われていた福祉と環境の実現、成長に依存しない社会の形成という発想は、多くの人の参考になると思う。
これも、母の国である日本人への愛と、こうやって上手に国際社会を生き抜いてもらいたい・・・という、期待でしょうか?私は最近の台湾の外国音楽進来状態を見ますと、台湾頑張れ!と思いますが、うまく言えませんが、日本人も台湾人も、ずぶとく!!世界をまたにかけて生きましょう!!お互い人網をはりめぐらせ、助け合い成功していきましょう!
なんだかヤル気がでてきました。 中国人はナニワ商人?ウマいたとえだな、と思いました。日本人・中国人気質の徹底比較。こういう本がやまほど日本にはあるのに中国には日本に関する本なんてほとんどないとか意外な指摘多し。会社・家族に対する考え方の違いとかカネへの思いとかコンパクトかつ鋭いマトメです。