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政治・社会

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定常型社会―新しい「豊かさ」の構想 (岩波新書) 仕事のなかの曖昧な不安―揺れる若年の現在 (中公文庫) 次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた〈下〉謀略・金融篇 (5次元文庫) 世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち (講談社プラスアルファ文庫) 父親の力 母親の力―「イエ」を出て「家」に帰る (講談社+α新書) 日本共産党の研究 (3) (講談社文庫) 「世間」とは何か (講談社現代新書) 騙してもまだまだ騙せる日本人―君は中国人を知らなさすぎる (知恵の森文庫) 市民政府論 (岩波文庫) 日本共産党の研究 (2) (講談社文庫)
定常型社会―新しい「豊かさ」の.. 仕事のなかの曖昧な不安―揺れる.. 次の超大国は中国だとロックフェ.. 世界覇権国アメリカを動かす政治.. 父親の力 母親の力―「イエ」を.. 日本共産党の研究 (3) (講.. 「世間」とは何か (講談社現代.. 騙してもまだまだ騙せる日本人―.. 市民政府論 (岩波文庫) 日本共産党の研究 (2) (講..

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定常型社会―新しい「豊かさ」の構想 (岩波新書)

[ 新書 ]
定常型社会―新しい「豊かさ」の構想 (岩波新書)

・広井 良典
【岩波書店】
発売日: 2001-06
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
定常型社会―新しい「豊かさ」の構想 (岩波新書)
広井 良典
カスタマー平均評価:  4.5
スロー・ライフでいきましょう・・・
 持続可能な社会の実現を叫ばれる今日、大いに議論すべきいくつかの論点を述べております。  <変化しないもの>にも価値を置くことができる社会とは、放っておけば変化してしまうものに対して、変化しないように努力するという意味を拾ってみるとなかなか面白い着想です。  すぐそこに迫っている超高齢化社会(=環境親和型社会)に到るまでに、考えなければならない宿題がいくつかあることを考えさせられました。
興味深い
先行研究を引用しつつも、筆者独自の社会観や社会変動観が提示されており、非常に興味深く読むことができました。 資本主義を、共同体からのテイクオフと捉え、現代は再び共同体へとランディングすることが必要であるという4章の部分は特に目を引きました。共助の重要性が説かれている本はあまたありますが、ある種の原点回帰の時期に来ているという筆者の主張は斬新だと思います。そこから、成長および欲望の無限拡大から、『定常型社会』への転換の必要性を説くところは、非常に明快でした。 物質的な消費を抑制しつつ、量的拡大を目指さず、変化しないということに対して評価を与える社会。そしてそれは、決して単純な禁欲のような倫理によるものではない。『定常』であるということは、創造性を失うということではなく、持続可能な創造社会である、私はこんな風に読みました。
優れた知見の創出
 我々は経済成長を諦めるべきではないかという漠然とした思いを、理論として明らかにしてくれた好著。

 日本は閉塞観に溢れている。財政赤字、社会保障、失業、環境問題──。だが、子供の数が飛躍的に伸びることは無い。高齢化は進むだろう。画期的な技術革新が起こり産業競争力を高めることはありえない。そこから制度設計したら我々はきっと楽になるのだろうという思いを、「定常型社会」というコンセプトで理論化したのが本著の功績である。

 新しいボランタリーなコミュニティというものは、今日のセクター論のキーワードである。公共や市場との連続性という論点もよくあるものであるが、著者の理論の特徴は、営利と非営利の軸とは別に、貨幣的価値、非貨幣的価値というものを提示したことだろう。また、現代の社会をどう捉えるかという第一章で、これまでの経済学における対立軸を超える視点を提示している点に説得力がある。
 
 筆者があとがきで記しているように、四十歳前後から下の世代の共感を呼ぶだろうが、企業や役所の管理職に塊となっている世代(個人的には閉塞感の源のように考えている)には、この理論は受け入れがたいものなのかもしれない。

 筆者の今後の関心は、アメリカは科学国家というべきものを形成したのではないかということや、科学の成熟化ということにあるようで、次作が期待される。
成長=絶対的価値ではなくなった
成長・拡大を大前提としてきた経済(福祉ですら経済成長を前提としていた=ケインズ主義的福祉国家)がいま大きな転換期を迎えている。すでに需要は成熟ないし飽和状態に達しつつある上、今後日本は世界に類を見ない少子高齢化社会を迎え、一方で地球資源は有限であることが誰の眼にも明らかだ。そこで著者は成長を絶対的な目標としなくとも十分な豊かさが実現される社会として「定常型社会」というコンセプトを提案している。
具体的な内容については賛否あるところだと思うが、このような視点に立ってみることは決して無駄ではないはずである。

個人的には著者の洞察力や説得力にはいつも感嘆させられているし、語り口にも好感を持てる。著者には他にも好著が多く、40歳を過ぎたばかりという若さからも今後の活躍を期待できる。
新たな発想に基づく提案
福祉国家と環境問題を結びつけて考える発想は、ケインズ主義的福祉国家が終わりなき成長を前提としていたのとは大きく異なり、新たな政策構想の道を開くものである。出てくる提案自体は、常識的な範囲を出るものではないが、相対立すると思われていた福祉と環境の実現、成長に依存しない社会の形成という発想は、多くの人の参考になると思う。


仕事のなかの曖昧な不安―揺れる若年の現在 (中公文庫)

[ 文庫 ]
仕事のなかの曖昧な不安―揺れる若年の現在 (中公文庫)

・玄田 有史
【中央公論新社】
発売日: 2005-03
参考価格: 620 円(税込)
販売価格: 620 円(税込)
仕事のなかの曖昧な不安―揺れる若年の現在 (中公文庫)
玄田 有史
カスタマー平均評価:  2.5
寝ながら読む本
20世紀末の状況分析を21世紀になってから批判するのは卑怯かもしれないけど、当時からわかっていたことを意図的に無視しているトンデモ本。結論ありきで分析が歪められている。単行本発売から5年もたって実態が世間に見えてから文庫化したのが信じられない。まず、進学率の変化に全く触れていない。就業者数に対する分母を15歳以上人口でとるのは高校生もフルタイムで働けということか? 大学生のアルバイトも20代前半の常用雇用者比率を下げるし。ホワイトカラーの雇用不安を意図的に小さくしようというのはいかがなものか。次に雇用状況の変化が見えていない。解雇自由化が国会日程にのってきたのですが。年功賃金もどんどん廃止されているし。もっというと派遣・請負の問題にまともにふれていない。海外への生産移転にどう対応するべきだったかもみえない。そして公務員という言葉がほとんど出てこない。著者自身が特権に守られたいと自覚していたのだろう。定年延長で既得権はより強固になったし、給料もいいしね。バブルと少子化で若者の就業問題はもう大きなことではなくなったし、これからもそうありつづけるだろう。そしてそのことは、この本の功績ではなく、データを適当に講釈する経済学者なんて無視してきた私のような人々の努力によるものだといっておこう。
敵を間違えていますよ。玄田さん。
 中高年から職を奪って、若者にあたえようとするとうるとは? 現実「自殺者」は中高年のほうが多いのですけど、それにハローワークに行った所で、年齢制限に引っかかり、求職もままならない。若者の方が、どちらかといえば、優遇されていますよ。  これ以上職を中高年から奪ってどうする?町を見れば解かるではないか?中高年のなんと警備員。しかも道路工事の交通整理ががり、ガソリンスタンドのアルバイター。駐車場の掃除係。  本当の「敵」ははっきり言って、工場移転、産業空洞化を積極推進している企業側にあるのに。
若者問題の根の深さを感じます。
本書は詳細なデータを用いながら、揺れる若者の現状を述べている。経済学者として論を論じているのと同時に若者に対するエールを送っている本とも言えよう。 今の日本の労働問題は、失業率にカウントされないNEETと呼ばれる存在や仕方なくフリーターになっている人が問題だと著者は述べる。なぜ、そうなっているかというと、中高年を守るために、新規雇用を抑制して、新規雇用の間口を狭めているからである。また、間口を狭めた結果、多くの若者が希望する職業に就けない。高所得や能力開発の機会を提供する雇用機会が失われている結果、フリーターが増えているのだ。それは、仕事格差が大きくなっている。つまり、機械的な仕事(アルバイトと取って代わるような仕事)とやりがいのある仕事に分化しつつある。 今の社会は、全て勝ち組負け組に分化されるのかなと思う。勝ち組の人は、やりがいのある仕事にありつけ、自分の能力を上げる事ができやすいのに対し、負け組の人は、機械的な仕事しかもらえなくて、自分の能力を上げるような仕事ができづらい環境におかれる。今でもそういう社会になっているということは、何10年たったとしたら、勝ち組と負け組とでは、大きく差がつけられていることでしょう。
働くという既得権
専門書であるが、記述は至って、平易であり、統計調査データに基づく考察が、多く、客観性が高く感じた。特に、ニートやパラサイトシングルについては、自分も本人たちの自助努力と。親の過保護という誤解を考え直した。マスコミがとりあげる完全失業率は職探しをしている人と就労者の母数の中での職探しの人のパーセントである。ところが、非労働者4162万人(2001年現在)のうち4人に1人は働きたいと思っており、251万人は過去1年求職活動をしているのであった。この251万人は、失業者にはカウントされていないわけだから、心情的失業率なるものを定義して失業率を捉えるならば、失業率はもっと大きいものになることになる。マスコミは、今の経済=中高年層の失業率、雇用に注力しているが、まさに働き甲斐のある仕事という既得権を若年層や専業主婦層から奪ってはないだろうか。

次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた〈下〉謀略・金融篇 (5次元文庫)

[ 文庫 ]
次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた〈下〉謀略・金融篇 (5次元文庫)

・ヴィクター ソーン
【徳間書店】
発売日: 2008-08-07
参考価格: 720 円(税込)
販売価格: 720 円(税込)
次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた〈下〉謀略・金融篇 (5次元文庫)
ヴィクター ソーン
Victor Thorn
カスタマー平均評価:  2
訳者のあとがきは不必要
上巻が大変おもしろかったので期待して読んだが、だんだんとグダグダな感じに…。 つまらなくなってきたなと思いながらもとりあえず読み終えた。 上中下仕立てだったら間違いなく、下巻は買わないだろうな?。 ハードカバーの文庫版ならばいらない部分を切って焼き直した方がいいかも。 そんなモヤモヤした気分の中、あとがきを読んだら 余計になんとも言えない気分が込み上げてきた。 訳者の驕った意見など聞いてないよ、と。 本編以外は読まないことをお勧めします。

世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち (講談社プラスアルファ文庫)

[ 文庫 ]
世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち (講談社プラスアルファ文庫)

・副島 隆彦
【講談社】
発売日: 1999-03
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち (講談社プラスアルファ文庫)
副島 隆彦
カスタマー平均評価:  4.5
3年前からアメリカの次期大統領はオバマだと公言していた副島さんは、やはり只者ではない。
本書では、1980年代を中心にに活躍した全米の100人以上の知識人を右か左かなどのイデオロギーによって系統的に紹介してくれています。アメリカは日本と違い政治思想が百花繚乱状態ですので、日本人の感覚や学者の感覚で向うの保守、革新を捉えようとすると大抵失敗します。本書はおおまかな見取り図を描いてくれるおかげで非常に理解は早まります。政治家、学者、思想家をきっちりとそのバックボーンも含めて描いてあります。巻末には人名による索引もある。また、雑誌やテレビ番組の紹介もある。巻頭にはこれらの知識人の相対関係を示したチャート図まであり、手軽な辞書的な使い方が便利であると思います。
米国を理解する上で必読の書
米国の政治だけでなく、経済を含めその全体の動きを理解するうえで必須の書ではないだろうか。できればもう少し図解を入れてほしいが。当本の改訂版(近年のオバマ等も含め)を望みます!
世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち
アメリカの世論を動かす代表的な政治家へ知識人たちを手際よく紹介した本です。 自分にとってことに秀逸だったのは、「4章 『法』をめぐる思想闘争と政治対立の構図」でした。 アメリカの法学界の保守派は大きくは自然法派と自然権派に分かれている。 自然法派は「人間社会には、それを成立させて、人間を人間たらしめている自然のおきてがある」と考える派であるが、本当にそんなものがあるかということについては、この2500年間、少しもはっきりしない。 しかし西洋政治思想史では尊重されてきた考え方で、トマス・アクゥイナスは「この『自然のおきて』を定めるのは、やはり神である」と説明し直してヨーロッパ思想の本流となった(p.193)。 とか、 自然権派は自然のおきてがあることは認めながらも、人間は生まれながら何人も奪うことのできない権利を持っており、それは自然のおきてよりも優先されるのだ、という主張をする派である。 イギリスの思想家ジョン・ロックが「市民政府論」で主張した考え方だが、その岩波文庫版は後半の第二論文のみであって前半部はいまだに翻訳さえ完了していない。 つまり日本に「自然権」の思想は、まだキチンとは上陸していないため、日本人にはほとんど理解されていないのだ。 等、斬新な指摘が400ページにわたっていっぱいです。 これを読むと日本人の論理的な思考力の思想の弱さに恥ずかしくなります。 快著でした。知識人の香りを楽しみたいなら必読!!
80年代の米国の知識人を系統的に網羅したユニークな本。しかし間違い多し。
良いところ 1980年代に活躍した全米の100人以上の知識人を右か左かなどのイデオロギーによって系統的に紹介。巻末には人名による索引もある。また、雑誌やテレビ番組の紹介もある。文庫本なので安い。巻頭にはこれらの知識人の相対関係を示したチャート図まである。 悪いところ 間違いが極めて多い。しかも小さな間違いでなく、信じられないような根本的な間違いが多い。すべてを指摘する余裕はないが例えば1ページ目を例にとるとジャックケンプの紹介で、「74年のある日ワシントンで、経済学者のジュードワニスキーとアーサーラッファーと三人でいっしょにレストランで食事をしながら雑談していた。この時、アーサーラッファーがテーブルの紙ナプキンに、「税率が下がれば生産が上がって、税収がふえるんだよ」という図を描いた。これが後に、ラッファーカーブと呼ばれるようになった減税優先経済学の関数式である。」とあるが、この有名なナプキン事件はジャックケンプでなくディックチェイニーと起こった話である。ジュードワニスキーは経済学者でなく、経済学には素人の新聞記者である(この点は重要)。ケンプとワニスキーがあったのは76年であり、ラッファーはその場にはいなかったのでこの話は成立しえない。またラッファーカーブは関数式などではない。サプライサイド経済学は非常にうさんくさいペテン話レベルの経済学だが24ページ目にはアメリカが誇った本物のサイエンスだったとか書いてある(この点は本物の経済学者のポールクルグマンによる本を読むとわかる)、などなど。 私はたまたま経済学を習っていたのでこれがわかるが、あなたが軍事や国際政治に詳しかったら、もっと多くの間違いが見つけられると思う。
チャート式 米国思想家
米国では「政治思想」は生きている。現実に政財界を動かし、時に大きな変革に導く。米国が初めから「理念の国」だからだ。一方、日本では政治思想は大学のみに棲息する多分に非現実的な不人気学問である。日本国の成立が理念とは無縁だったからだろう。とくに60年代以降、我が国の政治思想家の影響力は無くなった。したがって、アメリカ帝国の一属州でもある日本は、本書で紹介されている思想家達の思想の栄枯盛衰の波をもろに被ることになった。 とっつきやすいのが本書の長所だ。総花的で深みには欠けるが、大多数の日本人にとってリバータリアンという言葉さえ初耳だろう。 80年代の日米貿易摩擦は米国では明確に貿易「戦争」と認識されていたようだ。これは「軍事的に完全に支配被支配の関係にある国家間の経済戦争」であり、初めから勝負は見えていた。例外時=戦時など、において国家意志を決定する主権者は「実力」を持つものである。で、日本の主権者である米国人にしたい放題にされている。その際、基本戦略を策定するのが本書で紹介されている思想家(の中の勝者)なのである。

父親の力 母親の力―「イエ」を出て「家」に帰る (講談社+α新書)

[ 新書 ]
父親の力 母親の力―「イエ」を出て「家」に帰る (講談社+α新書)

・河合 隼雄
【講談社】
発売日: 2004-11-21
参考価格: 880 円(税込)
販売価格: 880 円(税込)
父親の力 母親の力―「イエ」を出て「家」に帰る (講談社+α新書)
河合 隼雄
カスタマー平均評価:  4.5
ままならない事を、学びのチャンスとして楽しむという事
前半は割と読み流したのですが、 後半は引き込まれるように、多くの箇所に横線を引きながら、 多くのページの角を折りながら、 興味深く、また共感しながら読みました。 一読するだけではもったいなく、現在、再読中です。 日本の未来にとって、たいへん大切な方を 昨年、私たちは失ってしまったんだなぁ、というのが 第一の読後感でした。 これから私たちが、河合さんの御意思を継いで、 人間社会を立て直して行かなければならない、 「ちゃんと」子供たちを育てて行かなければならない、 自分たちも努力して行かなければならない、 と改めて思いました。 「ちゃんと」と言っても、 それは、ただ単に「正しく」とかいう意味ではなく、 子供たちの「こころ」や「情緒」というものを大切に育てて行くという事。 モノのように、マニュアルに基づいて育てるのではなく、 「子供は思ったようには育たない」ということを前提として、 ままならない事を、親も子も学びのチャンスとしてとらえ、 お互い成長していこう、というスタンスでやって行く事。 そういう事が大事なのだと 河合氏はおっしゃっていると思います。 また、日本では昨今スピリチュアルブームですが、 河合氏の本を読むと、なるほど、と思わせられます。 モノは溢れている今の日本の中で、 論理的でないこと、目に見えないことは蔑視されがちですが、 多くの人は「何か違う」という空しさを感じ、 モノで心は満たされない事をわかりつつあります。 そんな中、当たり前とも言える道理を説きながら、 夢もあるスピリチュアリズムというものに人は心を引かれるのでしょう。 問題が山積みの日本で、 まだまだ河合氏にはご活躍して頂きたかったと思いますが、 きっとこれからは、空の上から見守ってくださり、 ときには何かを通して助言等いただけるのではないでしょうか。 まずは、自分の子供たちと よろずの神様に手を合わせる習慣をつけようかと思ったりします。
子供を良くする無料で最良の施設、それが家庭です、という結びの言葉が光った。
 明治から現代にいたる日本の家庭、父親と母親の役割、それぞれ良かった点、悪かった点について、これほど鋭く本質を見据えて読み切った著作に、私は以前お目にかかったことがありません。ことごとくおっしゃる通り!と、ひたすら共感しました。  例えば、次のような考え方。 ◆昔のようにものが不足し不便な世の中の方が、子供は親のありがたみを感じ真っ当に育つ。  (これからは、贅沢を制限する感覚を養っていかねばならない) ◆昔の日本の父親は強かったという意見があるけれど、それは単にいばっていただけで父性原理としては実はとても弱かった。  (世間の笑い者になるな、というのはむしろ母性原理)) ◆これからの日本には、過去にない全く新しい父親像を作る覚悟が必要だ。  (家の外では農耕民族の辛抱強さ、家の中では砂漠遊牧民の厳しさ) ◆日本の親は、子供達の無意味な競争に無駄な金を使っている愚かさに早く気づくべきだ。  (もっとそれぞれの子供の個性に目を向けるべき)  一見使われている言葉は平易ですが意味するところはとても深く、一回さーっと読んだだけでは全てを正しく理解できないかもしれません。 私は2回続けて読み、ようやくその深い造詣にしみじみと触れたような気がします。  時間をかけてじっくり味わって読んで頂きたい本です。
家族問題から見た日本社会
 若い人にも読んでもらいたい一冊である。  家族問題に関する質問に対して著者が答える、という形式で本書は書かれている。平易な言葉で書かれているので、読者は著者の講義を受けているような感覚となる。  家族とは何なのか、父親・母親の何が問題なのか、子どもにとって良い家庭とは、家族の問題にどのように対応すればよいか等の質問に対する著者の回答は、家族、親子関係に影響を与えている社会の変化にも言及している。このため、著者の回答は、実際の子どもを持つ読者はもちろん、日本の社会の変化に関心を持つ若い人々にも参考となるのではないか。  「家族のあいだの温かい人間関係に支えられてこそ、本来の自分らしさを生きられるのです」(47頁)、「昔は、大人になるための情緒とか、そういう面での訓練がありましたが、いまはそちらのほうが極端におろそかになっています」等の著者の主張は傾聴に値する。何度も読んでみたい本である。
河合センセらしい一冊
家族の問題に臨床の最前線で取り組んでいるカウンセラーの方々からの質問に対し、河合センセが答えるという構成で、日本の家族問題を論じられています。 質問に答えつつ語られていることは、「昔ながらの『イエ』というものが崩壊し、祖父母と同居することで保たれていた秩序が、戦後には核家族化し崩壊した。家族内で問題が起こる例として、昔であれば『イエ』にあった機能(祖父母の躾など)がなくなったために起こっていることがある。そのような問題に直面した時には、まず今ある状態をマイナスからゼロに戻すということではなく、将来的に問題が起こった経験をプラスに転じるためにはどうするかを考えるべき。そして、それは「イエ」がなくなった今、新たな「家」としての家族の中で考えていくべき」といったことです。 そのための家族、夫婦、父親、母親についての考えが各章で語られています。 これらの文章には、昔の「イエ」という概念ほど明確化していない、これからの「家(家族)」についての方向性が示されていると思いますが、明確な形が示されているわけではない中で、自分達がしっかりと構築していかなければならないと痛切に感じます。 ウチの子ども達はまだ小さいですが、その子ども達に自分なりの考える父親像を見せていきたいと考えさせられました。 そんな前向きな気持ちにさせてもらえる一冊だと思います。
家族、夫婦関係に悩んでいる時に
 心の問題の本が売れる時代になってきていますが、著者は、神話とユング心理学、西洋と東洋(日本)を繋ぎ縦横無尽に文化論、家族論、男女論、光と影を多数の著書(含対話本)で記しています。重複も多いのですが、日本の家族(夫婦)の変遷のなかで自分を見直す時に役に立ちます。東京タワーと云々の映画、著書が(懐かしさの作品)が売れている昨今に新しい視点を得られる著作だと思います。

日本共産党の研究 (3) (講談社文庫)

[ 文庫 ]
日本共産党の研究 (3) (講談社文庫)

・立花 隆
【講談社】
発売日: 1983-01
参考価格: 650 円(税込)
販売価格: 650 円(税込)
日本共産党の研究 (3) (講談社文庫)
立花 隆
カスタマー平均評価:  3.5
日本共産党に騙されないために。
日本共産党の戦前の通史です。共産党批判に欠かせない話題がそろっています。宮本顕治による同志殺しも文献を挙げて詳細に解説しています。日本共産党に関する興味はこの三分冊を読めば満たされるでしょう。是非全冊そろえるべきです。
疲れた。
宮本顕治を筆頭として、日本共産党という組織が有する闇黒、閉塞性を本書を読むことで知ることができる。どのような組織も組織として機能するうえで、不健全な歴史、暗部というものを抱え込むが、共産党はその破壊活動の対象が巨大であることからか、未熟ながらも若しくは未熟であるがゆえに、嫌悪感を覚えるほど自己中心的である。

「世間」とは何か (講談社現代新書)

[ − ]
「世間」とは何か (講談社現代新書)

・阿部 謹也
【講談社】
発売日: 1995-07-20
参考価格: 777 円(税込)
販売価格: 777 円(税込)
「世間」とは何か (講談社現代新書)
阿部 謹也
カスタマー平均評価:  3.5
東西の個人と社会そして「自由・平等・平和」の成り立ち
自分のなかに歴史をよむ (ちくま文庫 あ 4-3) は著者がヨーロッパ社会に興味を持ち、西洋中世史を志すようになった経緯をとおして、ヨーロッパ中世史を人間関係の変化から読み解いています。たとえば、なぜ自然科学や資本主義がヨーロッパに誕生し、発達したか。二つの宇宙(ミクロコスモス、マクロコスモス)の章では、なぜ中世人たちは、占星術を深く信じていたかや、神殿をめぐって「アジ?ル(避難所)」が語られます。唐突ですが、高校生が発した質問「鎌倉以降天皇の力が弱くなりながらもなぜ現代まで存続できたのか。」「なぜ、平安末、鎌倉という時代に優れた宗教家が多く現れたのか。」という問題に答えようとして、網野善彦は日本中世のアジ―ルについて「無縁・公界・楽(平凡社)」を書いたわけですが、この大きな質問は、この「無縁」原理がキリスト教会によって制度化され、ヨーロッパにのみ、なぜ自由・平等・平和の思想が生み出されたかということにつながっていきます。さて、人間関係といえば、人間と人間のあらゆる関係の総体を社会(society) と呼びますが、阿部氏は日本にはヨーロッパ社会と異質の、「世間」があることを指摘しました「「世間」とは何か(講談社) 」。日本の学者の大多数が日本社会を「社会」という言葉で論ずるとき、実際の日本社会「世間」とのずれを全く理解していないことを指摘しました。また、社会は、個人から成り立っていますが、日本おける個人のあり方とヨーロッパにおける個人のあり方は根本的に異なっています。ミッシェル・フーコーが指摘しているようにヨーロッパにおける「個人」の成立にカトリックの「告解」が深くかかわっていますが、阿部氏は、さらに中世人が告解をとおして「男と女の関係の問題」を「自覚」する中に個人の誕生を見たのです。(「西洋中世の男と女」筑摩書房)。
世間は何かは人それぞれ
社会と世間との違いはわかったが、現代一般に使われている世間の解体はされずに終わってしまった。
「世間」は空気のように見えない、感じない
***** 阿部謹也氏が亡くなった。享年71歳。 ドイツ中世史を専門とする阿部謹也は『ハーメルンの笛吹き男』で知られるが、 彼の名前が広く一般に知られるようになったのは『世間とは何か』が上梓 されたのちだろう。彼の「世間論」をアカデミズムは無視した。自身が「世間」 の住人である学者たちにとって阿部の指摘する「世間」は空気のようなものなの で対象化できなかったせいだ。阿部を支持したのは、この日本社会が妙に生き にくいと感じていた一般読者だった。 喫茶店で携帯電話を取り出し、大声でしゃべっている中年男性がいた。 高価そうなスーツ姿、滑舌の良い声で完璧な敬語を使っている。どこから見ても 経験豊富で有能な営業マンにしか見えない。取引先らしき相手への丁寧な対応は 模範になるようなものだった。しかし、すぐ周りにいる人間へのこの男の配慮は ゼロであった。この極端な落差はいったいどこからくるのか。電話の向こうの相手 には常識をわきまえた適切な対応ができるのに、すぐ隣にいる人間への配慮が どうして欠如してしまうのか。 この日本社会がなにやら生きにくい、周りの人間の言動が理解しがたいと普段から 感じることの多い人にとって『世間とは何か』『日本社会で生きるということ』は 必読書である。
我々が生きる日本社会の特質
本書は、ドイツ中世史を専門とする著者が、 「世間」という日本社会に連綿と息づく社会的特質を 様々な文献を手がかりとして描き出したものである。 既にレビューも数多く、書くべきところは殆ど無い。 よって、ここでは重複を避けるため私的感想のみを述べるに留まろう。 蛇足と理解しつつ、本レビューを読んで頂きたい。 思春期を迎え青年期に入るなり、若干の海外生活の経験がある私(ごとき)は、 日本で暮らす事にある「生き辛さ」を感じてしまった。 「自分が正しいと思う道を突き進め」などと、 「個人」を尊重した価値規範を基にのたまわれる口当たり美味な少年時代の教えは 現代日本社会においてはある種弊害となる。 実際には、正しいと思った事をこの場所で突き通すには覚悟と根性と才能が必要である。 何故必要なのか? 何故突き通せないのか?  その答えが「世間」という日本社会構造の存在とその作用である。 詳しくは本書にて。 注記しておくが、 私はこの「世間」にある「生き辛さ」を感じてしまったが 著者も指摘するように、「世間」は「安心」も与えてくれる。 少年時代に教授された個人主義を典とする甘美な思想に酔いしれ、 青年時代の「生き辛さ」の大海においても二日酔い状態だった私だが、 成年時代の今では酔いも醒め、その「安心」の大海の漣に片足の踝程まで浸している。 盛年の盛りを取り戻すべく、今また酒を手に取りチビチビと盛っている(実際には下戸だが)。
世間の謎
 多くの実例を元に日本に残る「世間」というものを解きあかした名著。  ある意味それは空気といってもいいかもしれない。  いまだに日本人の間に残っている「空気を読め」という言葉などもそうだ。  少なくとも日本人にはシロクロをはっきりつけるという意識は学者でもいまだに存在しない。  罪をおかしていなくても疑われた場合世間を騒がせて申訳ないと謝罪しなければならない。  特に後半の漱石を中心に分析した項は日本人がいまだに近代を迎えていないと痛感させられる。  日本の自称近代人や自称西洋学者たちが見てみぬ振りをしようとしたものをまざまざと見せ付けてくれる。

騙してもまだまだ騙せる日本人―君は中国人を知らなさすぎる (知恵の森文庫)

[ 文庫 ]
騙してもまだまだ騙せる日本人―君は中国人を知らなさすぎる (知恵の森文庫)

・邱 永漢
【光文社】
発売日: 2002-07
参考価格: 540 円(税込)
販売価格: 540 円(税込)
騙してもまだまだ騙せる日本人―君は中国人を知らなさすぎる (知恵の森文庫)
邱 永漢
カスタマー平均評価:  4.5
日本人と中国人の考えかたがわかる
日本人の尺度で測ると中国人は平気で嘘をつく!? 中国人はお金に対しすごく欲求をもっている。人をだしにくことにも何のためらいを持たない人もおおいらしい。12億人もいるなかではやはりそれくらいの貪欲さがなければ商売なんて、できないんだろうな思った。 しかし、中国人と仲良くなればすごく感謝の嵐を自分が味会うことになるだろう。 中国進出を考えている方に一度は読んでおいたほうがいいかも。
中国人の考え方、気質、日本人との違いを教える良書
刺激的なタイトルだが、内容と照らして嘘はない。著者は台湾系の血を受け継ぎ、自身も中国でビジネスをしたり、中国への進出を検討する企業の相談に乗るコンサルタントを行っており、日本人の書いたものより視点がより細かく具体的で興味深い。 中国人と日本人はかなり違う。見た目や国同士が近いことで誤解してはいけない。何よりも大切なことは、まず、相手を知ることだ。本書を読んでみて、改めてそう思う。 先日読んだ「フラット化する世界」によれば、2012年までに中国のためにサウジアラビアがもうひとつ必要になるとのことだ。本書は少し古い本ではあるが、世界的に見ても中国の動静は年々注目が集まっており、その成長と規模と存在感の大きさを考えると、中国人の国民性や考え方、日本人との違いを理解することは大きな意味があると思う。
中国人と日本人は正反対?
中国人が拝金主義だという話はよくきく話しではあるが、そのわけは、生存競争が激しい事と政府を信頼していないからであるらしい。
ここに書いてある事がほんとだとするなら、私は中国人とは仲良くなれないと思う。いつだまされるのか不安を抱かずにはいられないからである。
昨今日本でも成果主義等といい、会社が従業員を平気できりすてるようになると、日本でも拝金主義があたりまえになるのではないだろうか?
また株式の有り方にも違いがでている、配当性向が中国株が高い理由がわたかったような気がする。これほど金利が下がってくると、外国株の配当の高さが魅力である。これからの日本の株式市場にもこういった傾向になっていくであろう?愛社精神が強いのは日本だけであるようである。
私も台湾人なのですが・・・
実は邱永漢さん自身は、台湾人の父と、日本人の母との間に生まれた、
台日ダブルなのですね。
以前彼の本を読み、てっきりコテコテの中国人だとばかり思っていたので、驚きました・・・。
邱永漢さんは、中国人になりきって、色々書いてるところがすごいと思います。

これも、母の国である日本人への愛と、こうやって上手に国際社会を生き抜いてもらいたい・・・という、期待でしょうか?
私は最近の台湾の外国音楽進来状態を見ますと、台湾頑張れ!と思いますが、うまく言えませんが、日本人も台湾人も、ずぶとく!!世界をまたにかけて生きましょう!!
お互い人網をはりめぐらせ、助け合い成功していきましょう!

なんだかヤル気がでてきました。
中国人はナニワ商人?
ウマいたとえだな、と思いました。日本人・中国人気質の徹底比較。こういう本がやまほど日本にはあるのに中国には日本に関する本なんてほとんどないとか意外な指摘多し。会社・家族に対する考え方の違いとかカネへの思いとかコンパクトかつ鋭いマトメです。


市民政府論 (岩波文庫)

[ 文庫 ]
市民政府論 (岩波文庫)

・ロック
【岩波書店】
発売日: 1968-01
参考価格: 693 円(税込)
販売価格: 693 円(税込)
市民政府論 (岩波文庫)
ロック
John Locke
カスタマー平均評価:  4.5
「当たり前」の無かった時代の話
啓蒙主義の幕開けを告げるエピックメーキング的著作、ロック『市民政府論』。 近代初頭のこの手の本を読むときにいつも悩まされてしまうのは、書いてあることが今ではあ まりにも「当たり前」であるということだ。市民政府がなぜ必要なのか。人々の所有がなぜ尊 ばれなければならないのか。それら今では当たり前で、その上で僕らがあぐらをかいている 強固な自明性の地盤そのものを疑うことは、あまりにも難しい。それら「当たり前」のことに ついて、なぜロックが懇切丁寧に論じるのかというと、しごく簡単。当時はそれらが「当たり前」 でなかったからだ。これは、僕らの享受する当たり前が、当たり前になり始めたころの話。 とはいえ、それらロックから現代まで通ずる問題意識の中でも、未だに解決されないものがある ということは興味深い。例えば育児問題。生まれた我が子を支配する親の権力(=父権)は、 寄る辺なき存在として生まれる我が子を養うという「義務」と同伴するのだ。子どもが自立す れば親は支配はできないし、育てる義務を放棄したとすれば、そこで支配する権利も剥奪され るべきなのだ。そのことを約300年以上も前の人が書いていたことに驚嘆を覚えるとともに、 未だに育児放棄や虐待が起きているということにやりきれなさを覚える。 また「立法府の解体」についてもラディカルである。立法府とは最高の権力であるが、それが 立法にそぐわぬ決議や法律を作った時点で、現立法府は変容し「解体」したとみなし、新しい 政府を生むべきだと、彼は説く。 反対にこの時代と僕らの時代の隔たりは、訳者が解説で明かす通りその「所有」のあり方に見 いだせるだろう。自分の労働の対価として得た所有物への所有権は、何人も侵害できない。人 権を個々人の幸福の追求としてではなく、永久不可侵の所有権を基盤に描いたため、人の命は 奪えてもその人の持っていたものを奪うことは許されない、という少々今から考えたらおかしな論 が展開されていることには、注意が必要だ。 今と照らし合わせながら読むと、よりいっそうな理解が深まる政治社会論の古典。
偉大なる古典
是非、手にとって読みたい本の1つです。 この本と一緒に「社会契約論」も読むと良いと思います。 時間がないという方は、第1章・第2章を読むことをお薦めします。 ロックの思想の根源がそこに書いてあります。 人間の平等・政治権力、そして自然状態についてです。 特に、自然状態と自然法の考え方が、後世に与えた影響は計り知れません。 ルソーの社会契約の本質も、この考えが土台にありますので。 全編を通して読むと、あるべき政府の根本を理解することが出来ると思います。 立法、司法、行政と明示されていはいませんが、第9章以降に3権分立の考えも表れます。 この本をきっかけにすることで、他の様々な啓蒙思想の本が読みやすくなると思います。 官僚や政治家に都合の良い政府となった、この国の政府の在り方を見つめ直し、 批判する力をつける1冊になる力強い本です。
政治参加、それは例えば本を読むこと、物語を知ること
 歴史において市民革命を知らぬままに「近代」的な法形式、政治形式を取り入れてしまった この国においては、市民が知的に革命を経験することによってのみ、その歴史の不在や矛盾を 補うことができる。そのために必読の一冊。  本書は『政府二論 Two Treatises of Government』の第二論文の翻訳。ロック本人の英語は あまりに悪文で、頭痛なしには読めない代物。  理解にはまずなによりも、トマス・ホッブズの前提が欠かせない。まずはそちらから読まれる ことを強力にお勧めします。  その上で、ロック的特質のハイライトと言えば、何を措いてもかの高名な「抵抗権」の議論。 他のレビューが言及するように、ひとつには、アメリカの建国理念と現行の合衆国憲法の理解に 不可欠なお話。無論、日本国憲法が想定する政治システムを把握するためにも限りなく有効。  各人が賢き市民たること、それこそが「近代」の不可欠の要素。そのための前提をなす 重要な一冊。
読みやすい古典。
自然状態、自然権、社会契約、立法府の最高機関性、抵抗権といった概念が本来どういう意味であったのかを理解するためには、原典である本書を読むのが一番だと思う。所有権の絶対性や正当防衛、親族関係について論じた部分は、現代アメリカ保守層の倫理観を理解する上でも有益である。17世紀の本なので敷居が高く感じられるかもしれないが、読んでみれば分かるとおり、何も難しいことが書いてある訳ではない。速読すれば1日で読了できる程度のものである。時間対効果は極めて高いと言えよう。 なお、他のレビュアーも指摘するとおり、「しかも」を逆説の意味で使い、関係代名詞をすべて「?するところの」と訳す等、岩波文庫版の訳文にはやや不自然な所がある。それでも全体の理解には差し支えない。 また、ロックは同じことを繰り返し長々と説明しているので、一文一文を丹念に精読していると途中でウンザリしてしまうかもしれない。少なくとも最初に読む際は、パラグラフごとの要旨を拾い読みするつもりで速読した方がよいと思う。
アメリカ独立宣言の根拠となった不朽の古典
 著者は先ず、人が生来持っている権利の存在を肯定(前提)する。それは、人は生まれながらにして平等であり、生存する権利を持ち、労働により獲得した財産の所有権を持っていると言うものである。  次に、政府とはかくあるべしという理念の存在を導く。政府というものは、その構成員(市民)の福祉を目的にしたもので、構成員(市民)が承認した「法」に基づいて運営され、個人の所有権を市民間及び外部から守る役割を担うべきものであり、それを市民政府と呼ぶ。従って、市民は自身が承諾した法の下に自分の権利を政府に委託するが、政府が市民の福祉や所有権を守ることができなければ政府を変える権限ももつ。ここで言う「所有権」は財産だけではなく生命も含まれる。  「自然法」、「権利」、「権原」、「政府」、「所有権」、「戦争状態」、「父権」と「君権」の関係、法を守る「義務」とその根拠、生まれながらの「平等」、「奴隷」状態と政府設立の「自由」等々、民主主義国家の基本になる概念が提示されている。アメリカ独立宣言の根拠(ただし、所有権の代わりに幸福を追求する権利が採用されているそうだが)となった不朽の古典。

日本共産党の研究 (2) (講談社文庫)

[ 文庫 ]
日本共産党の研究 (2) (講談社文庫)

・立花 隆
【講談社】
発売日: 1983-01
参考価格: 620 円(税込)
販売価格: 620 円(税込)
日本共産党の研究 (2) (講談社文庫)
立花 隆
カスタマー平均評価:  4
『立花氏、骨太で本気』
(「第一巻」からの続き)  本書の考察主題は、「戦前における活動の検証と理解を基に、執筆当時(1976-77)までを積み重ね、概観すること」である。しかし、共産党の特徴の多くが、「戦前に依存している」という著者の判断から、構成の主軸は、戦前の歴史となっている。そしてその中で、適宜解説を行い、執筆当時における関連や伏在を示す、という方針である。だから、一直線的な論証というよりはむしろ、樹状図的と言った方が良いかもしれない。因みに、対象とした年代は、ロシア革命(1917)辺りから、1937年位まで――主軸としてだが――である。地域情勢も、この活動の場合重要である。勿論中心は日本であるが、その次は旧ソビエト――本部、もしくはヘッド・クォーターがあったのだから――である。中国については、詳しくは触れていない。  本書は、過去においてラディカルな活動を行った集団の歴史を知る、ということに加えて、さまざまな知見を与えてくれる。これらが本書の美点である。  二つほど示すと、現代日本とも符合するインテリ層の「アキレス腱」の共通性や、一つの動機に、集め・集まる人々に宿る「日本的ユニークさ」などである。小生は組織集団に関心があって本書を手にしたが、得るところ多かった。  このように、多層的受容を可能にするのは、双方の側からの綿密な調査(参考文献・インタビューはおよそ1400点を超える!)と、第一巻で示した方法の故だろう。  これらがあいまって、非常に刺激的、かつ緻密で「説得的」な本書が生まれたと思われる。 大いに推薦 (因みに小生は、“カール”より“闘莉王”、“レーニン”より“浪人”モノが好みです)
明治官僚体制の最も忠実な後継者日本共産党
この政党の独善性と体質の古さが嫌で日本共産党をやめた人間がいる。地方分権が叫ばれる時代に民主集中(実際には民主はなく集中のみという者もいるが)とかまるで聖書の神の国の引き写しのような理想とそれに説得力を持たせたキリスト教神学とどこが違うのか宗教と政治を両方した者からは理解に苦しむ。ある面この著作はその回答の一つといえる。ファシズムと共通するので批判勢力として必要な政党だとは思うが。
日本共産党の歴史を知るには便利。
日本共産党の党創立から壊滅までの戦前の通史の第二巻です。立花隆の文章は読みやすい。読者を退屈させないため随所に挿入されている日本共産党批判が明解です。
人間とは?
   日本共産党の部外者による、すべての日本人のための、日本共産党史といえる。この三部作により、日本の中で、共産党という組織が如何に形成され、またどのような人間のもとで活動してきたのか。日本共産党の歴史の暗部を明かし、また共産党という組織の閉塞性と独善性を表している。

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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク