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緒方貞子―難民支援の現場から (集英社新書) 石の扉―フリーメーソンで読み解く世界 (新潮文庫) 道徳感情論〈下〉 岩波文庫 白 105-7 菊と刀―日本文化の型 (講談社学術文庫) 「心理戦」で絶対に負けない本―敵を見抜く・引き込む・操るテクニック こんな日本でよかったね─構造主義的日本論 (木星叢書) 自白の心理学 (岩波新書) 不可能性の時代 (岩波新書) 戦争論〈上〉 (岩波文庫) セックス格差社会 恋愛貧者 結婚難民はなぜ増えるのか?  (宝島社新書)
緒方貞子―難民支援の現場から .. 石の扉―フリーメーソンで読み解.. 道徳感情論〈下〉 岩波文庫 白.. 菊と刀―日本文化の型 (講談社.. 「心理戦」で絶対に負けない本―.. こんな日本でよかったね─構造主.. 自白の心理学 (岩波新書) 不可能性の時代 (岩波新書) 戦争論〈上〉 (岩波文庫) セックス格差社会 恋愛貧者 結..

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緒方貞子―難民支援の現場から (集英社新書)

[ 新書 ]
緒方貞子―難民支援の現場から (集英社新書)

・東野 真
【集英社】
発売日: 2003-06
参考価格: 693 円(税込)
販売価格: 693 円(税込)
緒方貞子―難民支援の現場から (集英社新書)
東野 真
カスタマー平均評価:  5
凄い。
とにかく読んでおいたほうがいいです。 こういう政治家がいたらいいのにな?・・・と現状を見ていて心底思いました。
世界に誇れる日本人のお一人が緒方貞子氏だ。
緒方貞子氏の仕事振り、その考え方、姿勢に深く感銘し尊敬する。クルド難民、旧ユーゴ紛争、ルワンダ難民、アフガン難民支援、同時多発テロにイラク戦争と、1990年から国連難民高等弁務官として世界の難民支援を指揮した10年間の重責にただただ「すごい方」と思う。国際政治を研究するに相応しい環境と由緒正しい家系にあった方が、ここまで悲惨な難民支援という世界に足を踏み入れた日本人は少ない。女性外相が髭の次官を叱りつけるのとは訳が違う。女性防衛相が米国やパキスタンに行くのとは訳が違う。緒方氏は記者会見で「Call me Madame Sushi」とは言わない。本書の巻末に、1999年3月Washington D.C.での講演、「日本、アメリカと私・・世界の課題と責任」の和訳に触れることが出来る。米国と日本への警鐘を鳴らすその内容は圧巻である。また集英社編集部の訳がとてもうまい。尚、本書は著者の東野真氏のインタビューで構成されている。本当は緒方氏の著書を読みたいものだ。また各地の難民のことも日本人はあまりその背景を知らない。よって文春新書の「新・民族の世界地図」が最適と思うが、併せて読むとより理解が深まるのでお薦めだ。
小さな巨人
本書では前国連難民高等弁務官の緒方貞子さんの活動を紹介・分析している。文中、彼女を「小さな巨人」と呼んでいる箇所がある。読みすすめていくうちにそれが彼女を一言で言い表す言葉であろうと感じた。 彼女を長としたUNHCRの職員は、難民に対して常に彼らの傍らにいるという姿勢を通した、砲弾の飛び交う戦地でも、飢餓状態のキャンプでも。武装勢力に脅されたりすることもたびたびであり、職員が命を落とすケースもあった。非武装の人道支援団体としては、武装勢力に対抗する手段は会話と説得のみである。 それを十年貫き戦い通した緒方さんはまさに「小さな巨人」と呼ばれるにふさわしい存在であり、彼女が日本人であることをもって自分は日本人であることを誇りに思えた。 本書は彼女の高等弁務官の経歴と女史へのインタビューを中心に構成されており、時折周辺の人々の当時の彼女に関する回想などを交えながら進んでいく。 後半の一部に高等弁務官を引退した彼女が日本政府に対して苦言を呈した発言があって、現在の日本の欠点を的確に表現していると感じた。 日本が救済するために認定した難民は、過去二十年で三百人程度なのにエンターテイナーとして訪日する外国人は毎年十万人近くいる点を挙げて、「エンターテインメントの方が難民より優先されているのか」と指摘する。 最近読んだ本の中では最も感銘を受けた。一人でも多くの日本人が本書を手に取ることを願ってやまない。
人間の生き方、そして私に何ができるのか?
緒方さんがUNHCR弁務官として活躍されていた期間、海外に住んでいたのだが、コソボやその他様々な地域で活躍する緒方さんの姿がテレビ(海外メディア)で紹介されていた。
そしてそれまで、難民とはまるで別世界の事であり、何をもって難民とするのかも理解できていなかった、難民に対する関心もでてきた。
ニュースでは内戦やそれによる悲惨な状況に置かれている人々の姿が映される。しかし彼らに何もできない私はあまりにも無力である。私にとって彼らの姿は「悲しみ」である。しかし、それらは実生活で直面する問題に比べほんの小さなひっかりにすぎない。学校でレポートを書いたコソボの事などもう忘れかけてる自分がいる。

就任中世界中の難民キャンプを飛び回り奔走した緒方さんの行動力を駆り立てていたものは「怒り」であった、という言葉には、本当に現場で活躍する彼女の真剣さが現れている。

彼女の柔和ながらも凛とした物腰、行動し、弛みなく挑戦して、真剣に弁務官としての自分の責務を全うしたその姿を心から尊敬する。

この本はNHK記者のインタビューをもとに、関係者の証言を加え、書かれたものである。そして最後に彼女がアメリカで行った講演が収録されている。
それを読むと、私には益々、難民問題を解決する事の困難さを痛感してしまうのである。

緒方さんという女性の行き方、難民の事はもちろん、そして現代社会が抱える様々な問題、未来の事などを考えるのにもぜひ読んでおきたい。
憧れの人
緒方貞子さんほどすごい日本人はいないと思います。ただ純粋に人を助ける事に人生をささげた人。。。

この本には緒方さんが国連難民高等弁務官だった時の活動とその後の9.11とアフガンについてが書かれています。

去年の3月に学校の政治経済の時間にNHKで放送された、「難民と歩んだ10年〜緒方貞子・国連難民高等弁務官〜」を観て、緒方貞子さんのすごさに鳥肌が立ち、緒方さんを夢見てアメリカにやってきました。緒方貞子さんとは、私をアメリカに来させるほど私に影響を与えてくれた人物です。私の国連で働きたい!という夢は日に日に大きくなっていくばかりです。

NHKに国連報道最優秀賞をもたらした「難民と歩んだ10年」の製作者である東野真氏が著したこの1冊、ぜひぜひみなさんに見ていただきたいです。
そして人間の価値について考えて欲しいです。この世に、虐げられていい人間なんて1人もいないんです。誰であろうと尊厳を持ってあつかわれるべきなんです。その事を考えさせてくれる本です。

本当にオススメします!!!


石の扉―フリーメーソンで読み解く世界 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
石の扉―フリーメーソンで読み解く世界 (新潮文庫)

・加治 将一
【新潮社】
発売日: 2006-01
参考価格: 620 円(税込)
販売価格: 620 円(税込)
石の扉―フリーメーソンで読み解く世界 (新潮文庫)
加治 将一
カスタマー平均評価:  3.5
でたらめばかりか
歴史、成り立ちの部分はまずまず興味をもてたが、明治維新がメーソンの仕業でその黒幕がグラバー、龍馬はそれに操られていた、しかし、その痕跡は秘密主義のメーソンだから、すべて消されて、一切に証拠はないと。それでも著者は、証拠がないからとそれが事実ではないと言えるだろうか、そんなことはないと言い切る始末。それでは、世の中のでっち上げは何でも事実と主張できる。このへんの根拠薄弱な主張に一気に読む気がなくなりました。 神秘めいたメーソンの響き、ますます、うさんくさい団体としか思えなくなり、がっかりした。
真実味を感じ、常識として持っていたい知識を得られる
とても優しいことばで書かれています。なんせ作者自身がフリーメーソンとどのように関わっていったのかが、作者(メンバー?)のこどばで書かれている事は珍しい、最初は現代のメイソンについて本当かなあって疑いましたが、まさしく本当のようだとネットなどで調べてみて作者の嘘のない言葉に、えええーーーと驚きました。日本にロッジがあって入会できるんだ・・・・おおお、もし、私が女性じゃなかったら、読後すぐにでも、いや読中に調べ、このロッジ良さそうと思ってあるロッジに電話してメイソンへの入会を希望していたところです。
江戸時代にも長崎和蘭経由で啓蒙思想が流入していたことが分かる
江戸時代にも長崎・和蘭経由で啓蒙思想が流入していたことが分かる。
フリーメーソンとは何かを読み解く参考書
かのヒット作である『ダウ゛ィンチ・コード』でフリーメーソンなる言葉を初めて聞きました。この本では、フリーメーソンがどのように生まれ、発展し今日に至ったのかを、歴史に沿って丁寧に解説しています。フリーメーソンって秘密結社とは聞くけど何なんだろう?と疑問に思う人にうってつけの一冊です!世界中や日本史の裏側を知りたい方や、フリーメーソンについて知識を得たいと思った人に最適の一冊だと思います。
フリーメーソンはやっぱり怪しい秘密結社でなきゃ
石工の組合から生まれたといわれるフリーメーソン。秘密結社というイメージが強いですが、現在では友愛の団体として活動しているそうです。が、神秘的秘密的雰囲気に包まれていて、なかなか本当の姿が見えてこないような気がします。著者は、その歴史をひもとき、メンバーにインタビューをし、サスペンス小説や映画では悪役・狂気の集団として扱われることもあるフリーメーソンについて少しでもわかってもらおうというのが本書の主旨。 このテの本にありがちな、あれもこれも、何でもかんでもフリーメーソンのおかげ、フリーメーソンがやったこと、という傾向が本書にも見られますが(何しろピラミッド建設からアメリカ建国、さらには日本の明治維新までもがフリーメーソンの影響ということになっている)、まあ、読み物としてはおもしろく読めます。 残念なのは、「これは書くワケにはいかない」とか、「理由があって書けないが」とかいうところが見られるところ。読者は、その「書けない理由」が一番読んでみたいところなんだけどなぁ。なぜハッキリ書かないのか?書けないのか? 本書を読んで、やっぱりフリーメーソンは何か怪しい秘密結社だという思いが強まりました。

道徳感情論〈下〉 岩波文庫 白 105-7

[ 文庫 ]
道徳感情論〈下〉 岩波文庫 白 105-7

・アダム スミス
【岩波書店】
発売日: 2003-04
参考価格: 903 円(税込)
販売価格: 903 円(税込)
道徳感情論〈下〉 岩波文庫 白 105-7
アダム スミス
Adam Smith
カスタマー平均評価:  1
翻訳が悪い?
何を言っているのかさっぱり。学術的に究めるには、これがいいんでしょうか??
後で、未来社から出ている『道徳情操論』を見つけました。こちらの方が一般人には格段に理解しやすいのではないかと思います・・・。

菊と刀―日本文化の型 (講談社学術文庫)

[ 文庫 ]
菊と刀―日本文化の型 (講談社学術文庫)

・ルース ベネディクト
【講談社】
発売日: 2005-05
参考価格: 1,313 円(税込)
販売価格: 1,313 円(税込)
菊と刀―日本文化の型 (講談社学術文庫)
ルース ベネディクト
Ruth Benedict
カスタマー平均評価:  3.5
ブランド名が先行した日本論の古典
日本論として最も売れたと言われているため読んでみたが、現代ではあえて読む価値はないと思う。 第一に、戦前の日本を分析しているため、分析内容が現代と一致しない箇所が多い。 例えば、「日本人の階層秩序の信頼が、人間関係や国家関係の基本となっている」と指摘しているが、これは現代社会にはあてはまらないだろう。現代は階層制度の信頼がほとんどないけれども、人間関係上の階層は依然として存在している。 第二に、細かい分析内容(「恩」や「人情」、「恥」など)に誤りが多い。 例えば、「人情」は、恋愛、性的享楽、酒に酔うなどと捉えており、何をどう捉えているのかよく分からない。 戦前の日本人の全体像はそれなりに捉えているだろうが、おそらく現代人の多くは苦笑しながら読むしかないだろう(もっとも『菊と刀』を参考にしたアメリカの統治政策の結果と言えなくもないが)。 この著書の出版が日本論の先鞭となったことは理解できるし、その点は高く評価してもよいと思う。しかし、多数の日本論が出版されている現代では、その分析内容から見てもあえて読む必要はないだろう。 外国から日本を分析した本というなら、『日本、理の書』のほうをおススメしたい。 この著書は、ブランド名のみが先行し、内容がいまいちな古典と似ている。
日本人の礼儀正しさは世界1位
この本は太平洋戦争末期に米国陸軍局の依頼で書かれたものということだから、当然、戦後日本の占領政策に都合のいいよう書かれている筈である。実際、記載内容にそのような傾向が見られる。 日本人は「恥の文化」、欧米人は「罪の文化」と規定して、欧米人が優れていると主張しており、日本人は人が見ていないところでは恥ずかしいことも平気ですると言いたいようだが、果たしてそうだろうか? 最近行われた外国の某旅行会社のアンケート調査では、日本人が世界の観光客の中で一番礼儀正しいという結果が出ている。また、日本の治安の良さが世界でもトップクラスであることは周知の事実である。 明らかにこの書は日本人に劣等感を植え付け、占領政策をやりやすくする為のものだと考えるべきだろう。
日本人のイメージを誤解しておりませんか
そもそもルーズ・ベネディクトは日本研究の専門家ではなく、占領政策のひとつとして本論文を書いたという。主な情報源は収容所の日本人移民で日本人を本当に調査したとは言いがたい。私も仕事柄外国人(とくにアメリカ人)と付き合うが、彼らの方が本音と建前をうまく使うと思う。日本人は世界でもその礼儀正しさの評価が高く、本書は日本人のイメージを大きく誤解させていると言えます。
『菊と刀』は、評価に値しないプロパガンダの本
「商品の説明」に「第二次大戦中の米国戦時情報局による日本研究をもとに執筆され・・・」と紹介されている。しかし、正しくは「日本が再びアメリカの脅威にならないように日本を改造すること」が目的で執筆されたのが、この『菊と刀』だ。つまり、無警戒に『菊と刀』を読むのではなく、日本を悪者にするために意図的に書かれたプロパガンダの書であることを念頭に読む必要がある。『菊と刀』は「日本人には菊をめでる一面と刀を崇拝する一面の矛盾する二面性がある」と指摘している。この本では「日本人のように幼児期に甘やかされて育った子供は、思春期に多くの拘束を受けるようになると、大きなトラウマが生まれ、成人すると一気に爆発する」と述べられており、これがいつのまにか、「ホンネとタテマエの二心ある日本人」というマイナス・イメージが作られてしまった。しかし、実際は西洋人の方が「ホンネとタテマエ」を実に巧みに使い分けているのだ。世界中でホンネとタテマエの差が最も少ないのは、日本人である。この本は、いまだに「日本人研究の書」と高い評価を受けているが、それは現在でも日本人がプロパガンダされ続けていることを意味しており、注意すべきだと思う。
文化人類学の政治性について考えるための本
一部の「日本人」から「日本人の性質全体」を語り、 日本内部の多様性を封殺する。 そして、理解する主体と理解される対象の厳然たる区別。 もしこの本が今日でも価値を持ちうるのであれば、「日本人についての理解」というよりも、 文化人類学の政治性に関する議論のたたき台としてではなかろうか。

「心理戦」で絶対に負けない本―敵を見抜く・引き込む・操るテクニック

[ 新書 ]
「心理戦」で絶対に負けない本―敵を見抜く・引き込む・操るテクニック

・伊東 明 ・内藤 誼人
【アスペクト】
発売日: 2003-08
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 840 円(税込)
「心理戦」で絶対に負けない本―敵を見抜く・引き込む・操るテクニック
伊東 明
内藤 誼人
カスタマー平均評価:  4
心理学的武装
「心理戦で絶対に負けない本」が普及版となって、買い求めやすくなった。  先ず言おう。この本に書かれている内容は実際に使える武器となる。  営業、プライベート、恋愛等の人間関係に実際に使える心理学的武器となる。犯罪者から身を守るために武器を持つことは護身のために必要性があるかもしれない。だが、我が国の社会生活、つまるところの人間関係に於いては、スタンガンもナイフといった物騒な物は必要ない。  では、なぜ武器と成りうるのだろうか。それはこの書物を読めば自ずと理解するこができるはずだ。  内容は、心理学を軸としている。「フット・イン・ドア」、「ドア・イン・ザ・フット」、「ローボール」等の常套手段である心理学テクニックの説明を用いている。又、「恐怖アピール」という相手の心に恐怖を喚起させて説得する技術、言葉を巧みに用いて説得する「レトリック」、印象操作などを判りやすく記述している。  それほど、ページ数も多くないため三回も読めば、自分の頭の中に叩き込めるだろう。そして、それを現実の社会生活で実践する。正に正統派の心理学的武器というスキルを持つことができるのである。  理論、理屈で固められた内容ではないため、非常に読みやすい。こういった心理学を持ちいったテクニックを覚えておき、実践するとしないでは貴重な人生に僅かな損をもたらす。いや、時に大きな損をもたらすかもしれない。  是非、この書物を何度も読んで、自分の血肉としよう。   そのとき、あなたは複雑な人間関係に於いて新たな武器を武装したことになるのである。
あまり参考にはならない
まずケンカに負けない本とは まず相手がケンカしていい相手なのか を考えてほしい。 ケンカして得になるならばいいが たいていのケンカは得にもなるが 自分の不利な立場になる場合もある。 また、この中に書かれているないようは どうやら巷にあふれている戦略っぽい ナチスやらなんやら、もう50年前の話されても困る。 最新のを入れてくれ。すぐに使えるだれも知らない。 また相手がそのローボールとかを知っていたら。逆効果 にしかならない。 かなりの酷評だが役に立つと思うほうが間違っている。
心理テクニックの概略はつかめます
 心理テクニックはセールスや交渉の現場において十分に活用しているつもりでしたが、まだ知らないテクニックがあることに気づき、心理学の奥の深さに驚きました。  中でも、好印象を与えるための「印象操作」、相手の本心を探る「プロファイリング」のテクニックは参考になります。相手のちょっとした仕草で感情が分かれば、かなり優位に交渉を進めることができそうです。  本章は一般的な心理テクニックの基本を解説していますのでセールスパーソンには少々物足りないかもしれませんが、心理テクニックの概略を学ぶのであれば十分だと思います。
即実践できる
タイトルに強烈な印象を持ち購入してみましたが
読みやすく、即実践できる内容が多いので
皆さんにお勧めしたい本です。

より詳しくなりたいと思う方には
同じ著者の「説得技術のプロフェッショナル」もお勧めです。
なぜ、いつも私は騙されてばかりいるのか?
冒頭から風俗詐欺の生々しい心理戦から、説得の三大テクニックなるものを解説しています。
「フット・イン・ザ・ドア」、「ドア・イン・ザ・ドア」、「ローボル」等々
おそらく、私たちの普段の日常生活の中で、人に何か頼みごとをするときに使っているテクニックというと少し大げさですが、同じような会話をしていることに気づかされます。
例えば、最初から「10万円貸して?」というのではなく、「今月ちょっとピンチなんだけど1万円なんとかならない?」と頼んでおいて、借りることに成功したら、次回にまた貸してもらえる成功率が高まるというものです。
これは最初の承諾が人間の心を拘束する現象で心理学では「コミットメント」と呼びます。
これを応用したのが、「フット・イン・ザ・ドア」で、相手に何か承諾させたければ、まず小さな承諾から初めて、徐々に要請を大きくしていくテクニックです。
実は先ほどの会話の例には「ロー・ボール」というテクニックも入っています。
アメリカでは、人の心を数値化するのが実にウマイと感じさせられます。本書に出てくる実例も、ほとんどは海外で実際に行われたテスト結果を参考にしています。
なぜ、いつも私は騙されてばかりいるのか?こんな方にもオススの一冊です。


こんな日本でよかったね─構造主義的日本論 (木星叢書)

[ 単行本(ソフトカバー) ]
こんな日本でよかったね─構造主義的日本論 (木星叢書)

・内田樹
【バジリコ】
発売日: 2008-07-12
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
こんな日本でよかったね─構造主義的日本論 (木星叢書)
内田樹
カスタマー平均評価:  4.5
至高の思考体験
いい本は読んだ後に、物事の見方や考え方に影響があるわけですが、 この本は、読む過程でどんどん思考が活性化されていきます。 概要を読んで、あまり意味はなく、読むプロセスそのものに意味がある本です。
俯瞰的あるいは立ち位置を変えて眺める重要性
例によって内田さんのブログから編集者がまとめたもの。 1章 制度の起源に向かってーーー言語、親族、儀礼、贈与 2章 ニッポン精神分析ーーー平和と安全の国ゆえの精神病理 3章 生き延びる力ーーーコミュニケーションの感度 4章 日本辺境論ーーーこれが日本の生きる道 こんな流れで進むわけです。 出来の悪い中年オヤジとしては読めない漢字や意味が分からない言葉に翻弄されながら分かる範囲で読み込むしかないわけである。 今回のお勉強としては。 両論併記の適否の一定間留保、誤りから学ぶこと、「格差社会」とはいうのは、格差が拡大し、固定化した社会というよりはむしろ、金の全能性が過大評価さらたせいで人間を序列化する基準として金以外のものさしがなくなった社会のことではないのか、現代日本の家庭では「苦痛」が換金性の商品として流通しているのである、人生はミスマッチである、真の愛国者は決して「愛国心」などということばを口にしない、等々である。
三丁目の夕日は日本に戻って来るのか?
大ヒットした映画『ALWAYS 三丁目の夕日』で 描かれた昭和30年代(1950年代)・・・・ 脱臭され美化された虚像であるとの批判が 実際の30年代を知る人々からなされているようですが、 内田氏の言う 「生活は貧しいし、国際社会でも相手にされない 三等国だけれど、全員が飢えるとき以外には ひとりも飢えないような暖かい社会。」という 一面は、豊かに描かれていたのではないでしょうか。 「格差社会」の是正を金で解決しようとする愚かさを 説いているあたりには、これからの時代を生き延びていく ための指針を見たような気がしました。 浅羽通明『昭和三十年代主義』と共鳴しています。
真にラディカルな思想家の日本論
内田さんの思想は倫理学者エマニュエル・レヴィナスに影響を受けているだけあって、「他者と共に生きる」とか「礼を重んじる」といった倫理的なことが書かれています。道徳とか倫理とか聞くと鼻白む人もいると思うけど、しかし一方で、というべきか、と同時に、というべきか、内田さんは発想の仕方と結論がそこら辺の自称ラディカリストさんよりもよっぽどラディカル(=過激・根本的)なことも書いています。しかもあくまで当たり前のことを書いてるかのような柔らかい文体で。 「改革をやめろという方がよっぽどラディカルでアクティヴなスローガンなのである」(269p)とか「「ただちに変革を」というような定型的な言いかたをこそひとつ「ただちに変革」されてはいかがであろうか」(255p)といった具合に。 ぼくは割と「人はもっと自分勝手に生きてもええんじゃないか」などと思っているんですが、各テクストのタイトルや書き出しの主張に「へ?」と思っても、文章を読んでるうちに内田思想独特の論理展開に引き込まれ、各テクストを読み終わる頃には「そうかも・・・」と納得させられてしまうのでありました。 内田さんの文章を読んでると、倫理とラディカルであることって矛盾しないんだなあというか、「矛盾を矛盾として生き、引き裂かれてあることを存在の常態とするような人間の成熟(228p)」みたいな話は何度か登場するのですが(55年体制支持とか愛国者は愛国を語ってはいけないとか)、これが内田さんの思想の根幹なのかもしれません。 いつも手の届く範囲において何度も読み返したい本です。
珠玉のユーモア・エッセイ集
一見すると、現代社会をまじめに批評した論考のようですが、よく読んでみると、そこかしこにナンセンスやパラドクス、論理的なズレが(意図的に)埋め込まれており、運良くその地雷を踏むと笑いのつぼにはまる、という仕掛けの本です。難しい言葉も多く使われていますが、そのぶんレベルの高い上質のユーモア・エッセイに仕上がっていると思います。 ユーモア・エッセイは性に合わないと言っていた友人も、この本のユーモアはわかる、面白い、と絶賛していました。

自白の心理学 (岩波新書)

[ 新書 ]
自白の心理学 (岩波新書)

・浜田 寿美男
【岩波書店】
発売日: 2001-03
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
自白の心理学 (岩波新書)
浜田 寿美男
カスタマー平均評価:  4.5
一見の価値有り
文中に拷問的な取り調べとあったが、まさに拷問としか言えないような取り調べ。 未だに、取り調べ時の映像・音声がないとのが不思議なくらいだ。 いかに、容疑者を犯人に仕立てる様がよくわかり、執拗な取り調べでやっていないのに 自分が犯人だとなりきってしまう心理が良く分かりました。 自分が被疑者になった時を想像するととても怖いです。
自白の心理学
『捜査記録には「さしもの袴田も、おえつしながら」自供したと記されているのだが、はたしてそれは真犯人の自白であったのだろうか。』p162より タイトル…極めてオーソドックス 構成…具体的事例のあいだに心理学的見地から被疑者の言動のメカニズム、取り調べ官の行動などを解説  法心理学の入門書にという動機で選んだのだが、教科書というよりは知的好奇心を満たす読み物という色が強かったように思う。  第一?三章の心理学の知識は非常に興味深いものがあったが、後半は単に過去の事件を順を追って説明しているだけで、心理学という形をとらずとも良かったのではないかと思う。  p101の「いまの苦痛と遠いさきの悲劇」は、まさしく虚偽の自白をしてしまう被疑者の心情を明確に論述している。
冤罪の構造
題名にある「自白」とは「嘘の自白」のことである。 なぜ、無実のはずの人が嘘の自白をしてしまうのか? 自分に不利となるような自白をなぜしてしまうのか? そして、尤もらしく見えてしまう嘘の自白はなぜ真実に見えてしまうのか。 この本はそのような「嘘の自白」の構造を追求した好著である。 宇和島事件、甲山事件、仁保事件、袴田事件の4つの冤罪事件を題材に嘘とはなにか、なぜ嘘をつくのか、どうして嘘の自白は一見尤もらしく見えてしまうのか、それらの嘘の自白を見破るための方法といった問題を論じていく。 一度放たれた言葉は一人歩きする。 一人歩きし始めた言葉は周囲の人々の思惑を吸い取って過剰に成長する。 そこに冤罪が発生する余地がある。 尋問に圧迫が存在するのは致し方ないことである。 無実であってもその場を逃れたいために嘘をついてしまう人は今後もいなくなることはないだろう。 これから必要なこと、それは嘘の自白を見抜くことだろう。自分を有利にするための嘘だけではなく、自分を不利にしてしまう嘘もある。どちらの嘘であっても真実を覆い隠していることには変わりはない。真実を明らかにするために嘘を見破る力が必要である。
追い込まれたときに人はうそをつく
 被疑者は自分の犯していない罪を『自白』するとき、被疑者は何を考え、なぜそこまで落ちていくのかを心理学的に分析した一冊です。  警察に捕まり取り調べを受けることはめったにありませんが、些細なことで「うその自白」を強要するようなことは日常よくあることではないかと思いました。
なぜ被疑者は虚偽自白するのか
冤罪を引き起こす原因の一つとして、被疑者による虚偽の自白がある。 通常私たちは、真犯人でない者が自ら真犯人であると自白するとは考えない。 自らに不利な嘘をつく理由がわからないからである。 この背景には、嘘は自分の利益のためにつくものであるという常識がある。 しかし、筆者はこのような常識を否定し、関係モデルにおける<そそのかすー支える>という嘘の構図を提唱する。 心理学者が虚偽自白のメカニズムに迫る好著!

不可能性の時代 (岩波新書)

[ 新書 ]
不可能性の時代 (岩波新書)

・大澤 真幸
【岩波書店】
発売日: 2008-04
参考価格: 819 円(税込)
販売価格: 819 円(税込)
不可能性の時代 (岩波新書)
大澤 真幸
カスタマー平均評価:  3.5
どうして不可能性の時代とよぶのか,わからない
この本からえられるものはおおいが,論理に飛躍がおおいため,消化不良のままでおわってしまう. 本のタイトルの 「不可能性の時代」 については 「虚構の時代の後に,現実を秩序づける準拠点となっているのは,この認識と実践から逃れゆく 「不可能なもの」 である. [中略] われわれが今,その入り口にいる時代は,「不可能性の時代」 と呼ぶのが適切だ」 と書いているが,これで 「不可能」 が適切な呼び名であるとは到底,納得できない.
同じこと
最近の社会学系の本には同じことしか書いてないですね。そろそろ文体の方法論とか《顔》の整形論とか、そういうワンクラスアップした段階で論じるべきじゃないでしょうか。幸いにも未だその領野はすべて開拓し尽くされてはいないと思います。この人の文体はぜんぜん魅力的じゃなかったです。サラリーマンとかのほうがそういうの得意なくらいじゃないでしょうか。
真に不可能なのは…
 理想、夢、虚構。  現実の反対語としてのこれら三者に従って、日本の戦後は概ね三つの時代へと区分されうる、とは 社会学者見田宗介の手によるあまりに有名なテーゼ。  こうした議論を引き継ぎつつ、本書の著者である大沢は1995年のオウム真理教事件等を契機に、 虚構の時代の終焉を見出す。  本書では、見田の区分への再検討が重ねられた上で、それらに代わる新たなる時代としての 「不可能性の時代」の到来とその諸相が説かれる。 「近代」の終わり≒「第三者の審級」の困難、不可能など首肯させられる点も多々ありはするものの、 総じて見れば、論理の粗がどうにも気になって仕方のない一冊。 「……なのではないか」というかたちで投げ出された仮説とも呼称し難い思いつきと、事件や小説、 映画など恣意的もはなはだしいサンプリングに従った論証とも認め難い自説の展開。  反証とツッコミだけでいくらでも本が仕上がりそうな、そんな一冊。  あからさまに破綻しているのは「酒鬼薔薇聖斗」の手紙、「透明な存在」をめぐる解釈。  レヴィナスを引用しつつ、大沢はここに自己を覗き見る他者のまなざしの不在を感知し、 「〈不可能性〉とは〈他者〉のことではないか」と結論づける。  違う。酒鬼薔薇において欠如しているのは覗き見られる自己そのもの。アルトゥール・ランボーの この上なく完全なことばに倣えば〈Je est un autre〉であることの狂おしさ、そのことが 「透明な存在」との表現に従って語られる。殺人を以て少年Aは己が暴力主体たるその可能性、 〈Moi〉たる可能性、自己同一の可能性に賭したのである。  実に、大沢の言う「偶有性」は彼の用語法における他者へと求められるべきではなく、 まず何にも先んじて、〈Je〉という名の他者へと向けられねばならない。(これがアキバ事件を めぐる語りであったならば、視線の不在はかなり妥当。ただし、酒鬼薔薇はこれにあたらない)  そしてそもそも他者の偶有性など問題になりようもない、レヴィナスの戯言に惑わされるなど ただの徒労、端からそんなことは自明に過ぎて論じる必要すらないのだから。  他者の偶有性に気づかずにあり続ける術、すなわち「透明な存在」が「透明」であるという この当たり前を閑却する術、それはただひとつ、バカであり続けること。  酒鬼薔薇の不幸、すなわち彼が悧巧に過ぎたこと、彼が非凡に過ぎたこと。  フロイトが象徴的に表現して見せたこの根源的な不可能性に気づいてしまったこと、この事態を 解決することが不可能であることこそが本来は問題とされるべきであったのだが、本書はあいにく その射程にない。  テーマ設定そのものが誤っている以上、さらなる論評には何らの意味も見出されえない。
うんざり
要約すればおそらく4,50ページ以内で終わる内容をどうでもいい引用をして膨らませたもの。ひたすらポストモダンの典型のような口吻で呆れた引用を連発して言葉遊びを興ずる。最初から最後まで説得力ある論旨が展開されるわけでもない。何だろうこれは。これほど面白くない新書は初めて出会った。当然だが買う必要なし。借りる必要もなし。時間の無駄。有閑な高等底辺遊民にも不要。 そういえば著者は東洋経済でも連載しており社会を切っていた。若者の労働の現状を真木悠介氏の疎外論で読み解く、なんてのをやっていたが最高に説得力ゼロだった。まさに「書生が社会を蝶々する」という有様。同じ京都大学でも佐伯啓思とは雲泥の差だと思う。
語り部としての大澤真幸の才気
 概して面白く読めたが その「面白さ」はあくまで著者が本書で語る「物語」の面白さであり それが本当なのかどうかについては 留保が必要ではないかと感じた。 例えば著者は「酒鬼薔薇聖斗事件」「地下鉄サリン事件」などに 時代を読み込もうとしている。 著者が読み込んだ「物語」は読んでいて説得力には満ちている。しかし一方 それらの事件が 果たして時代を代表するような出来事であったかどうかに関しては 同時代に生きた僕としては説得されなかった。  事件にまとわりつく「記号」を分析する知性には感心しても その記号は そもそも特殊ではないかという印象が最後まで残った。  ましてや松本清張のサスペンス小説「砂の器」を取り上げ 主人公の本浦を 「本裏」=「裏日本」と読み込んでしまう著者の「深読み」を考えてしまうと それ以外の著者の読み込みも もしかしたら同レベルに「面白く」かつ「深読み」ではないかと感じてしまうのだ。  その上でオタクを巡って 現代を読み込む手法に関しては 「そもそもオタクがこの時代を切りとる正しい切り口なのか」という前提を押えるという手続きに欠けている気がした。  現代の日本社会を分析するにあたり オタクという「特殊な記号」が どれほど有効なのかが僕には説得的ではなかった。  「オタク文化を読み解くことの面白さ」は本書でも十分に感じさせられるが それが 現代の日本のすべてとは思えない。今の日本を高齢化社会だと考えると その高齢者たちが オタクだとも思えず 従い 日本のある一定以上の人たちを外した日本論の有効性が ぴんとこないのだ。その意味でも 前記の手続きがほしいと思った。  著者の博覧強記と 語り部としての才気はすさまじい。それがある意味で裏目に出ている気もした次第だ。繰り返すが 大変面白い本ではあるのだ。

戦争論〈上〉 (岩波文庫)

[ 文庫 ]
戦争論〈上〉 (岩波文庫)

・クラウゼヴィッツ
【岩波書店】
発売日: 1968-01
参考価格: 798 円(税込)
販売価格: 798 円(税込)
戦争論〈上〉 (岩波文庫)
クラウゼヴィッツ
Karl Von Clausewitz
カスタマー平均評価:  3.5
じっくり読む名著
初めて『戦争論』を読んでいます。内容をまとめながらなので、半年かけてまだ<上>の3分の2くらいという感じです。でもこんな名著をこんな値段で読めるなんて本当に素晴らしいです。『事例の正しい使い方』や『相手を説得する方法』など、いまならば別々のビジネス書になっていることが体系立てて書かれていて無駄がありません。『戦略』と名の付く肩書きで身を立てて行こうと思われている方には、是非じっくりとお読みになることをお勧めします。 ただ・・文章が私には結構難しいです。日本語なのに辞書を引いたりすることもあります。
岩波文庫版に正当な評価を
 本書は戦争を研究する上で必須の古典だが、難解との定評がある。それもそのはず、この書は未完成で、クラウゼヴィッツの死後に編集・出版されており、全体的にこなれていない。しかも、日本人になじみの薄いフリードリヒ大王戦史や自身が参加したナポレオン戦争を題材に論が展開されているのである。  現在、日本語で読める完訳本は、私の知る限り中央公論文庫の清水訳とこの岩波文庫の篠田訳であろう(短縮版としては芙蓉書房版、徳間書店版あり)。  篠田訳・清水訳についてよく聞くのが、篠田訳はプロイセン参謀本部が「改竄」した第二版以降をテキストにしており、初版を復刻したものをテキストとした清水訳(もしくは芙蓉書房版)の方が、クラウゼヴィッツ本来の思想を伝えている、といったものだ。全部を読み比べたわけではないが、最も重要な改竄とされる第8篇第6章Bの内閣と最高司令官の関係については、どの訳も意味を大きく変えるものではないし、前後の文脈からも十分彼の言わんとするところが分かり、言われるほど気にする必要はないと思う。むしろ篠田訳は訳注が他の訳本より充実しており、また索引があり、メリットはある。  難解な本書であるが、まず第1篇第1章と第8篇を読むことをお勧めする。第1篇第1章はクラウゼヴィッツ本人が唯一完成した原稿と述べている章で、戦争論の基本的な方向性が分かる。第8篇は全体の総括であり、彼の実戦体験を反映したもので、表現が実にストレートである。その中の「フランス打倒計画」は必読であろう。パリおよびその背後に向け、ベルギー方面とドイツ方面から各30万の兵力で攻撃する計画において、彼は「二方面で攻撃的前進を行っている両軍の中間に横たわる全地域は、その儘にしておいてよい」と言い切る。普通、中間地域の防衛や両軍の連絡のことを心配するものだが……。このような大胆なセリフ、吐いてみたいものだ。
戦争論は難しいか?
戦争論は、非常に難解で難しいと言われる代物である。他のブックレビューを見て批判するのはよくないと思うが、18世紀における戦争実体と現代における戦争実体に当てはめて考えると実際に役立たない部分もある。また、戦争論は哲学的要素や歴史の引用などが含まれており、文庫本では読みづらいという部分も納得できる。特に、ナポレオン戦史、フリードリッヒ戦史を理解していなければ分からない点も多々ある。  しかし、戦争と政治との関わりやその目的と手段、理論と実践に関しては色あせることはない。むしろ、現代の戦略思想家といわれる人たちがクラウゼヴィッツ以上に戦争に関する論究をしているであろうか?また、戦争を考える上でクラウゼヴィッツ以上の物差しを提供した人物がいるであろうか?  孫子とクラウゼヴィッツを対比することは難しいが、私見では孫子とクラウゼヴィッツの言っている戦争に関する部分は、オーバーラップしている部分さえある。程度の差こそあれ、日本語による訳文ゆえ難解といわれる「戦争論」を理解するには1度や2度読んだだけでは無理なのである。また、篠田訳、清水訳など「戦争論」に関する訳本が多いので、訳者によって解釈の違いが出るし、日本人に馴染みの薄い哲学的要素が多分に駆使されているから読みづらいのは当たり前である。そのあたりは、解説本やガイドブックから攻めて事の本質に迫るしかないであろう。戦争論は何度も読み、理論と実践に関する部分から理解しないと先に進まない。また、戦史を研究する必要性もあり取り組むには一筋縄でいかないのが現状であろう。
戦争の本質を語る点では「孫子」に劣るとは思うが・・・
上中下の全三巻。戦争に勝つための将帥が持つべき理想や思想から始まり、細かい戦術や戦略とその効果性を説き、最後に国家全体で戦争に勝つための戦争計画について述べている。 一見その記述は細かく、実践的な印象を受ける。しかし、戦場が比較的本国から近かった近代ヨーロッパの戦争からの出典が多いためか、戦争に勝つ上で最も重要な要素である「補給と兵站」と「補給線の確保」についての章がないどころか記述自体がほとんどない。本文中で「経済的に戦力を浪費しないような兵力活用をしろ」と説いてはいるが、その中間が省略されている感があるのだ。その点において、戦争における補給の大切さを強く説き、「相手の輸送隊を襲って一日分の糧食を奪えば、それは自軍にとって十日分の価値があり、敵にも十日分の飢えと不安をもたらして有利に戦うことができる」とシンプルに書いてみせた「孫子」に比べて大局的な視点は薄い。局地的な戦術記述の部分が緻密なせいで大局的な戦略部分までも過大に評価されている感は否めない。逆に言えば、だからこそ「戦争は政治の一手段に過ぎない」ものであって軍単独で維持しがたく、緊急非常の迅速に収めねばならない難しさを持った「使わないにこしたことはない手段」だと述べているのかもしれない。 本書は近代の西洋諸国のみならず、旧日本軍、とりわけ陸軍士官学校での必須教科書のひとつであった。しかし、彼らは本当にこの本を「最後まで」読み、理解していたのかどうか疑わしい。特に下巻のP255以降の第八篇、特P312以降を本当に理解していたのかどうか怪しいものがある。持久力に乏しい日本軍への値千金の訓戒の言葉の数々が宝庫のように詰まっているのだ。戦争を長引かせないために陥ってはならない状況と諫言が数々の例を挙げて示されており、あたかもオシム日本サッカー代表監督の注意深い現実的な発言を思わせる。 足りない部分も確かに多いが、それゆえ冷静にかつ批判的に本書を読めば、逆に勝つために本当に大切な要素がおのずと見えてくるはずだ。この真価を理解していた旧日本軍の将帥はいったいどれだけいたのだろう。「論語読みの論語知らず」「悪貨良貨を駆逐す」といった言葉が思わず頭をよぎった。
考えさせられる偉大な本
仕事の上のことだけでなく、生活面の立ち居振る舞いの元にある自分の気持ちの持ち様についてもハッと考えさせられる。表題に(Perfect)とあるが、実はクラウゼヴィッツが挙げている諸例を省いた(Digest)版。それにしても、今の日本にクラウゼヴィッツのような人が欲しい。

セックス格差社会 恋愛貧者 結婚難民はなぜ増えるのか?  (宝島社新書)

[ 新書 ]
セックス格差社会 恋愛貧者 結婚難民はなぜ増えるのか? (宝島社新書)

・門倉貴史
【宝島社】
発売日: 2008-11-10
参考価格: 700 円(税込)
販売価格: 700 円(税込)
セックス格差社会 恋愛貧者 結婚難民はなぜ増えるのか?  (宝島社新書)
門倉貴史
カスタマー平均評価:  4
セックス格差と少子化問題
雇用が不安定で収入が少ない現状の社会においては、恋愛・結婚が難しいということを実際のアンケート結果やデータを元に解説していて説得力があった。収入が少ない独身者は、高収入の人間に比べてセックスパートナーを見つけることが難しく、その結果「セックス格差」が広がっていき、それが少子化問題にもつながっていくという考え方はもっともだと思った。一方、収入が多い既婚者の場合でも、労働時間が長くなることによってセックスレス化が起こるという問題もあり、少子化問題には「所得格差」が関連しているという説明も納得できるものだった。 また、他国の少子化・晩婚化対策への取り組みを紹介しながら日本での適用可否を考えていくところも興味深かった。フランスでは出産費用を無償にしたり、第2子以降への児童手当を支給するなどの対策を行っており、シンガポールでは政府が主催する官製お見合いによって縁結びをしようという取り組みをしているというのは知らなかったので勉強になった。
信じられない数字が書かれています。
大変興味深く読んだ。金銭的な貧富の差を論じる前に、我が国の国民がいかに禁欲的であるか、 生活実態として分かった。 特にものすごい数字は、成人の約8割が、性体験人数が10人以下という衝撃的事実だ。 いくらなんでも少なすぎるのではないかと、自分の目を疑る内容だった。 それにしても、一冊の本によくぞこれだけの性的な実態数字を載せたものだと、関心しきりである。 と同時に、もはや性生活は生活必需品ではなくて、嗜好品になってしまったと思わざるをえない。 いままで私自身の性体験人数(300人はとっくに超えた)を、特に多いとも思わなかったし、 この本を読むまでは、平均より少ない方だと思っていたが、見事に裏切られた。 これからは自重しようと、反省させられた一冊でもある。 そういった意味からも、一読する価値は大いにあります。
セックス格差の原因を矛盾なく説明
セックス格差の拡大という社会現象について、説得力のある解説をしています。また普段あまり目にすることのない統計や独自のアンケートを使って主張に厚みをもたせています。著者も指摘しているように性に関する統計を平均値としてみるのは困難なところもあると思いますが少子化問題に関する新しい視点を提供してくれます!
タイトルは目を惹いたが・・・
この著者は、やたらと「急増している」という表現を使っているが 「増えている」ことはわかっても「急増している」ことがわかる 資料がほとんどないため、かなり著者の主観のみが前に出すぎている気がした。 出典の信憑性が薄いものの、所得格差の問題と少子化の問題という日本が直面 する二つの大きな社会問題を見事に関連付けて説明しきっているのは素晴らしい!
合成の誤謬
皆が「より良い暮らしがしたい。」「幸せになりたい」と思った結果が、お互いの首を絞める事になっているなんて酷く滑稽な話です。一点、コンドームの使用率が下がっている理由が「コンドームを買う経済的な余裕が無い為」というのはちょっと違う気がした。そこまで貧しかったらそもそもSEXに至るまでのプロセスすらクリアできないだろう。自分が思うにAVやアダルト動画等が普及し、さらに過激化していった影響を受けて、(顔射とか)コンドームを使用しない前提の行為に抵抗がなくなっている事が問題なのだと思う。

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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク