新書と文庫本の専門店です。Amazon売上ランキング順にレビュー付き!

新書☆文庫ランキング

1,500円以上で送料無料! ※一部大型商品を除く     カートをみる |  ヘルプ
文学・評論
思想・人文
政治・社会
歴史
地理 ビジネス・経済 科学・テクノロジー アート エンターテイメント ヤングアダルト ノンフィクション 新書・文庫 全般
 

政治・社会

アイテム一覧
131 132 133 134 135 136 137 138 139 140
戦争論 下    岩波文庫 白 115-3 はじめての部落問題 (文春新書) 希望学 (中公新書ラクレ) 日本共産党の研究 (1) (講談社文庫) 自分探しが止まらない (ソフトバンク新書) 20世紀とは何だったのか―現代文明論〈下〉「西欧近代」の帰結 (PHP新書) 韓国現代史 (岩波新書) 入門 環境経済学―環境問題解決へのアプローチ (中公新書) 裁判官はなぜ誤るのか (岩波新書) 「心理戦」で絶対に負けない本 実践編―説得する・支配する・心を掴む
戦争論 下  岩波文庫 白.. はじめての部落問題 (文春新書.. 希望学 (中公新書ラクレ) 日本共産党の研究 (1) (講.. 自分探しが止まらない (ソフト.. 20世紀とは何だったのか―現代.. 韓国現代史 (岩波新書) 入門 環境経済学―環境問題解決.. 裁判官はなぜ誤るのか (岩波新.. 「心理戦」で絶対に負けない本 ..

  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24 
14 / 50


戦争論 下    岩波文庫 白 115-3

[ 文庫 ]
戦争論 下  岩波文庫 白 115-3

・クラウゼヴィッツ
【岩波書店】
発売日: 1968-01
参考価格: 987 円(税込)
販売価格: 987 円(税込)
戦争論 下    岩波文庫 白 115-3
クラウゼヴィッツ
Karl Von Clausewitz
カスタマー平均評価:  2
皆さん読んでて面白いですか?
ビジネス書などでもこの本を扱ったものがあるぐらいなのですが、
ほんとにこの「戦争論」を呼んで感銘をうけたのかなぁ、とよく疑問
に思います。最初の部分はともかく、大半は19世紀前半の技術を
ベースにしたテクニカルなお話で占められてるので、現代の一般人に
とってはあまり面白いものではないと思うのですが・・・

この岩波版「戦争論」がいまいちなのは以下の4点です。
1. 戦史の知識が必要では?
 これは読む側にも問題があるでしょうし、また岩波版に限ったこと
 ではないですが、ナポレオン戦争やフリードリッヒ大王の戦争に
 ついての記述があちこちにあり、それらを知らないと読んでも
 よくわからないのではないかと思います。訳注だけではつらいでしょう。
2. 地図がない
 事例として戦史が書かれている部分は詳細な地図が絶対必要ですね。
3. 文体がなじめない
 頻出する「かかる…」(関係代名詞の訳のようですが)などなど、
 篠田氏が他に訳しているカントもそうですがかなり読みずらいです。
4. 拠っている版の問題
 他のサイトで書かれていたことですが、ドイツ語版の初版と第二版
 とでは内容に無視できない差があるそうで、クラウゼヴィッツの意
 図を表しているという意味では初版がよいそうです。
 第二版で編者により改訂された文章は、クラウゼヴィッツの基本思
 想と反するような内容らしいです。岩波版は第二版の流れをうけた
 版をもとに訳しているとのこと。


はじめての部落問題 (文春新書)

[ 新書 ]
はじめての部落問題 (文春新書)

・角岡 伸彦
【文藝春秋】
発売日: 2005-11
参考価格: 767 円(税込)
販売価格: 767 円(税込)
はじめての部落問題 (文春新書)
角岡 伸彦
カスタマー平均評価:  4
偏りのない良書
 被差別部落出身の筆者が、感情的になることなく今も残る部落差別の現実について分析している。  被差別部落出身ということで、「もっと怒りをあらわにしてもよいのに」と思うほど、筆者は冷静である。そのことが逆に「もっと国民が部落差別に関心をもち、差別をなくしていかなければ」と強く感じた。  同和教育、同和行政についてはさまざま考え方があるが、本書は中立的な立場で、部落差別解消に向けての課題が記されている良書である。
はじめて用
部落出身の著者による、部落問題の入門書。 次々と明らかになる、団体による利権絡みの事件から部落問題に入ると、 部落に対して、暴力的な偏見を持ってしまう恐れがあるが、 本書はそういったネガティブな側面には触れず、 差別問題の1つとしての部落問題を「知ってもらう」という立場で書かれている。 部落問題についての意識は、地域によってかなりの格差がある。 著者は同和教育をするから差別がなくならない、という意見に反対している。 とはいえ、生半可な教育では、むしろ差別は広まるばかりである。 幸い本書は、部落についての偏見をうえつけないよう配慮されてはいるが、 同和教育の是非についての議論がやや足りないと感じた。 読みやすく、おしつけがましさも無いので、 これから部落問題に入る人にはお勧めできます。
これでもマシ?
著者の『被差別部落の青春』が,この種の本にありがちな悲壮感のない,素直な問題提起の本だったので期待したが,やっぱり理論的な限界を感じてしまった。はたして著者の言うように,今も残る部落差別や部落タブーの責任は,基本的に「部落外の人々にある」,などと言えるのだろうか?なぜ未だに部落差別が残っているのか。この本には,もう二?三十年も前から公然と囁かれてきた運動団体や同和行政の問題に応えようとする基本的な構えがない。世間の人たちは正確に,そういうことを見ているのだ。その中で部落差別も続いてしまう。もう二十年も前に『同和はこわい考』の著者である藤田敬一氏らが警鐘を鳴らしてきた運動側の腐敗・退廃に口をぬぐったまま,いくら部落をタブー視するなと言われても,「こわい意識」を持つ人々には説教強盗の説教のようにしか聴こえない。『同和はこわい考』が問題提起した「悪循環」を断ち切る道は,残念ながら今となっては,共産党系の人々の提案を正面から受け止めるしかないだろう。いまいましい限りだ。
考える材料を与えてくれる
同じ著者の『被差別部落の青春』が、 実際にどのような差別が行われているのかを、 様々な差別体験を紹介することを通じて伝えていたのに対して、 本書は、部落問題というものを分かりやすく説明している本である。 あくまで同じ著者が書いたものであるから、 それなりに重複する部分はあるが、 作品の性格は大きく異なっている。 本書によって、部落問題というものをより深く知ることができ、 それに関する知識が厚みが出る。 考える材料を多彩に与えてくれる本である。 個人的には第五章にある大学での講義の話が興味深かった。 このような講義なら、記憶に残るし、 自分で考えることも出来るだろうと思う。 そして、部落問題は、少なくとも小学校や中学校で扱うのは厳しいか、 とも少し思う。 あと、様々な文献が紹介されているので、 そういう意味でも価値があるのではないだろうか。
入門書としてはおもしろい
 士農工商が紀元前から中国で使われた四字熟語で「老若男女」と同様の「みんな」という意味であるとか、麻生太郎が野中広務について「あんな部落出身者を日本の総理にはできないわなあ」と発言したなど引用ながら分かりやすい内容に努めており、結婚差別を例に差別のメカニズムの解析をし、『サンデープロジェクト』で食肉のドンことハンナン・浅田元会長を取り上げた際の田原総一郎の発言とその後の謝罪についても切り込んでおり、解放同盟の抗議への疑問も呈しているところが興味深い。  部落差別の解消法については、ヒントが書かれているものの、決定打は読者がどう社会参画するなかで変えていくかに委ねられている。

希望学 (中公新書ラクレ)

[ 新書 ]
希望学 (中公新書ラクレ)

・玄田 有史
【中央公論新社】
発売日: 2006-04
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
希望学 (中公新書ラクレ)
玄田 有史
カスタマー平均評価:  3
退屈でした。
私の関心はどのようにすれば希望を持つことが出来るか?というところだったと思う。近年希望が無くなり閉塞感が募っていることへの問題意識だという。アンケートのデータを使っていろんな解釈を加えているが、その考察が面白くなかった。どれも自明のことのように感じ、目新しさはなかった。社会学とはそんなものなのだろうか? 本物の希望と偽者の希望の峻別が希望学の課題だそうだが、どうしてそんなことが必要なのだろうか。社会学ではなく、心理学等で扱うのが妥当な概念だと感じた。 社会学の研究方法を学ぶには良いテキストかもしれない。
東大の先生の傲慢と編集者の怠慢の産物
「希望」を含む本が増えていると本書も述べているが、はっきり言って本書の元になっている科研費(文科省の研究助成金)プロジェクトもそれに便乗したものです。インターネットを利用して行なったアンケート調査の対象が大変偏っていると言わざるを得ません。つまりサンプル(アンケートに答えた人)がどれだけ母集団(実際の社会)を反映しているかに大変疑問に思います。 難しい統計量や表を使ってアンケート結果を説明していて、まるで科研費の報告書のようで、大変がわかりにくい。普通なら編集者がわかりやすくなるようにあれこれ注文するが、さすがに編集者も東大の先生には弱いようです。その結果、最後まで読んでも結論が分からない本になってしまった。 文献リストは役に立ちます。
このままでは(ただの)社会学?
最初のほうで「希望と社会との関係を重視していく」と宣言されているから当然だと言われれば返す言葉もないが、この本を読む限り、「希望学」と銘打ったこの東大社研プロジェクトが「『希望』の社会学的研究」の域をどれほど踏み出ているのか、評者にはよくわからない。 基本的に調査データの分析と解釈からなる各章は、ところどころ興味深い示唆を見ることもあるが、個人的感想を正直に言えばあまり面白くない。読了までには多少の辛抱が必要だった。 (これなら、久米田康司の『さよなら絶望先生』を読んだ方がよっぽど…と思ったりもして。) この一冊で「希望学」そのものへの評価を下すのは時期尚早かも知れないので、そこは保留としたい。ただ、それにしても、「もう少し何とかならんかなぁ…」という思いは残る。
挫折は人生にやりがいを与える
希望を持つのもスキルである。と本文中の新井紀子先生の言葉にあります。そう、希望を持つのもスキルであり、学習が必要です。その根拠が本文中にクロス集計されて傾向としてあぶりだされています。 曰く、挫折は人生にやりがいを与える。挫折を整理して言葉で表現できれば、挫折しないより、希望をもてる。 つまり挫折自体は悪ではなく、最適化行動とさえいえるかもしれません。挫折を整理して言葉にし、カタストロフィを感じられることの方がずっと重要なのです。 期待されない子供は伸びないのです。 子育ての指南書としては感覚を裏づけられ、鋭い示唆に満ちた本ではありますが、残念ながら希望学は若い学問で希望の定義自体に苦しんでいるように思えました。序論の冗長さが玄田先生の「希望」との格闘を物語っています。 個人的には巻末の玄田有史先生と山田昌弘先生との対談が一番面白かったです。むしろ一般には多変量解析やχ二乗分析、オッズ比なんて興味がないと思うので、巻末の対談だけ読んでいてもいいくらいだと思います。ということでお子さんに読んでもらうのなら断然、巻末の対談ですね。
う?ん
言っていることはいいのだが、データ甘い気がする。一応データの説明があるが、わかりずらい。 まだ、調べていないところが気になるので、今後に期待したい。

日本共産党の研究 (1) (講談社文庫)

[ 文庫 ]
日本共産党の研究 (1) (講談社文庫)

・立花 隆
【講談社】
発売日: 1983-01
参考価格: 730 円(税込)
販売価格: 730 円(税込)
日本共産党の研究 (1) (講談社文庫)
立花 隆
カスタマー平均評価:  4.5
日本共産党の「歴史」
この本(全三巻)は日本共産党の成り立ちを描いた本です。 人間は他人に厳しく、自分に甘いといえばそれまでですが、日本の歴史を厳しく批判する日本共産党が、どのような歴史をもった団体なのか、この本を読めば理解できると思います。それにより日本共産党が主張する、平和、平等、自由などに説得力があるのか判断できるのではないでしょうか。 現在はソ連の崩壊などで共産主義が「民主集中制」のもとに、日本の軍国主義よりも、はるかに厳格な「一党独裁」の政治形態ということが理解されていますが、この本は、それ以前に書かれた本であり、立花氏の批判の正しさは歴史が証明したといえるのではないでしょうか。
推奨
出版からすでに四半世紀が経過し、本書の主要登場人物である宮本賢治氏その他すべての共産党幹部は物故者となった。立花氏が指摘するように、共産党が政権を握っていたならば、国民のあらゆる人権・自由が党指令に従属するという暗黒の社会になっていたであろう。ただし、戦前の共産党が分派やうらぎりに対して冷酷非情な報復を行ってきたことは、かれら自身が非合法下で直面した過酷な運命を考えれば自己や組織防衛の措置として当然といえなくもない。新憲法下で育ち、教育を受けた立花氏は、法によって発言や行動の自由を完全に保障された自己の立場と戦前の共産党党員の違いをどれだけ自覚されているのだろうか。
『立花氏、骨太で本気』
 立花隆氏という人は、日本においては稀有の、タフなジャーナリストの一人だと思う。それは本書も勿論だが、『田中角栄研究』や『中核vs革マル』、『農協』など、「無脊椎ジャーナリスト」達ならば、手をつけたがらないテーマに、積極的に取り組んでいるからだ。つまり、気骨が通っているとも言えることである。  しかし、いくら気骨が通っていても、本書のテーマが、政治運動の集団であり、それについての考察を行う以上、著者のスタンスの明確化は、読者を罠にかける意図をもたぬのであれば、行うべき義務であると思う。  この点について引用すると『…私は「反共分子」ではない。むろん「親共分子」でもない。』(はじめにp2)ということである。つまり、「共産党ベッタリ」でもなければ、「我共産党の天敵」という、両極どちらかに位置するものではない、という自己分析である。  次に読み手が懸念するのは、「社会観」である。というのも、共産党の寄って立つマルクス・レーニン主義的社会観の古典的基本は、「上と下」、「対立する2つの集団」が骨格となる。このポイントを立花氏は、どのように自己分析しているのだろうか?引用してみると『…多様な人間存在、多様な価値、多様な思想の共生とその多様な交流こそが、健全な社会の前提条件であると考えている。』(はじめにp2)  こういった基本を踏まえ、『特定のイデオロギーを持たない私が用いる方法は、もっぱらロジックス(論理)とセマンティクス(意味論)…』(はじめにp3)であり、これをフルに発揮したのが、本書というわけである。  では次に、第二巻スペースをお借りして、本書の構成や、大いに推薦する理由などをお伝えしたい。
立花ワールドの代表作
ジャーナリストとしての立花隆氏の傑作である。よくぞここまで古い資料(しかもほとんどが秘匿される分野でのもの)を集めて、それを丹念につなぎ合わせてストーリーにしたもんだと、驚いてしまう。
田中角栄研究の場合にはリアルタイムでの取材だったが、これはほとんどが戦前で、おまけにターゲットとなった宮本氏は当時まだ存命で、大変な圧力がかかったろう事は推測に難くない。
この本により、政治的には自民党だけでなく、共産党からも睨まれてしまうわけだが、「どちらにも与せず」という姿勢を貫く著者の態度に拍手。
日本共産党の戦前通史。
日本共産党の歴史を一般的な視点で知りたいひとには便利な書物です。立花隆の文章は読みやすいから三分冊でも苦になりません。個人的には立花隆に対する取材妨害のてんまつなどがおもしろかった。

自分探しが止まらない (ソフトバンク新書)

[ 新書 ]
自分探しが止まらない (ソフトバンク新書)

・速水 健朗
【ソフトバンククリエイティブ】
発売日: 2008-02-16
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
自分探しが止まらない (ソフトバンク新書)
速水 健朗
カスタマー平均評価:  3.5
現代人の自意識過剰
人間誰しも一度は通る自分探しの道ですが、問題なのがここで世間に揉まれて成長して自分の場所を見つけるのではなく、 前提条件としての個性や自由のはき違えをしてるせいで みんなからキャーキャー言われてお金も稼げてみたいなのが個性だと勘違いしてしまうことにあるんです。 そして、幸い才能があれば何か評価されるかもしれませんが 宝くじの当たりを待つような自己肯定などあり得ないので、大部分の人が自己肯定の寄すがを求めてさまよいます。 才能がある人のほうも、様々な事情によりコレは本当の自分じゃないかもしれないと心の休まる時がありません。 こっちもこっちで寄すがを求めて宗教や慈善活動にすがってしまう人が沢山います。 だからといってニヒルにもなれず自殺もできない、そしてそんな迷い人の懐を狙って口を開く様々なセミナーやらボランティアの類。 人の集まるところに搾取ありの世の中、ますますドンズマリですね。 ★が少ない人のレビュー見るとやはり自分語りをしがちであることからもわかるように、 やはりどこかしらモラトリアム的なものに惹かれやすいのが現代人の特徴みたいです。 ただネタを並べてるだけという批判もあるけれど、 こういうテーマに初めて触れる方にはむしろ解りやすいのではないのでしょうか? ネットに触れてて多くの情報を持ってるような人と違い、 案外世間はこの本のレベルにも達しておらず、まだまだ自分捜しというものに憧れる人間は多いものです。 J-POPなんかみると、いまだにヒットチャート上位の歌詞はモラトリアムと自分探し、そして自己啓発に親和的で過剰なポジティビティーばかりですから。
社会勉強
自己啓発ビジネスの認識とその多様性、そして出口のなさを自覚するのによい一冊。 若者には、社会勉強的に是非ご一読していただきたい。 現在はまっている人々にも是非お読みいただきたいが、なかなか届かないだろう。 大切な人生のリソース(時間とかお金とか人間関係とかまたはそれ以上の精神的なものさえ)むやみ無批判にこの業界に投資している人を見かける。 本来、自己啓発とは自分才能を開花させて人生を豊かにするのがの目的のはずである。 が、この社会では、結果的にそのビジネスに大金と時間とエネルギーを吸い取られて、人生がやせほそっている人々がいるような気がする。(それでも目をキラキラさせて「自己啓発」市場に通っている人々がいる。) この書に書かれていることや、この著者の切り口がよい悪い・真偽かではなく、 こういった書をパラパラ読むことで、自分の批判的精神を養い、ものを見る目を養い、自分にとってベストで繊細な判断能力を養っていきたいものだと思う。 それが結果的に自分の人生を豊かにすることに繋がると私は思っている。 (そういった意味では、こちらにあるカスタマーレビューの数々は、この本以上に一読するに値すると思えるほど、どれも思慮深くておもしろい。)
「自分探し」の落とし穴に転落しかかっているあなたへ
「自分探し」というものが、自己啓発と同じく一種のドラッグ、あるいは宗教的なものとして作用している現状を指摘しています。また「自分探し」の落とし穴に一度転落すると、そこからはなかなか抜け出せなくなってしまう点も強調しています。 「自分探し」の落とし穴に転落しかかっている方は、転落する前にぜひご一読されることをお勧めします。
自分探し真っ最中の人には理解できないかもしれないけど
著者より少し若いけれど、ほぼ同世代(むしろ就職氷河期の度合いはより酷く なっていた世代)の私には非常に共感するところがあった。 アジアの貧乏旅行もベタにやってしまったし、いまだに「自分を磨く」習い事に いそしんでしまう、そんな自分も「自分探しがとまらない」人の一人だと自覚を しながらも読んだ。中田選手の「自分探し」に「さむい」と反応しながらも。 上の世代の「自分探し」にはあきれるけれども、自分のやっていることも 形の違う「自分探し」とみなされそうだという葛藤。 大学時代からのモラトリアムが本来だったら就職している年齢でも続いている 「自分探し」世代。著者自身が卒業後一度も会社員的なポジションは経験していないと いう。自分自身も似たような立場にいる人間による自分探し批判論。 「ニートなんて甘え」「それでやっていけるからニートになってるんだから 親がもっと冷たく斬り捨てないと」というワイドショーのコメンテーター的意見ではなく 彼らを取り巻く「なぜ引きこもりや外こもりしかできないのか」という状況を 解説し、その上で「自分探しビジネス」「自己啓発という宗教」を正面から批判する。 30代半ばになり、自分も一通り通り過ぎてきたからこその批判。是非これは 青臭い情熱に肉体も精神も取り囲まれている学生さん(や、その頃の気持ちからいまひとつ 抜けきれない人)に読んでもらいたい。そしてわかった上で人生を踏み外さない程度に 「自分を探して」もらいたい、と思う。 しかし、情熱の渦中にある人には著者の気持ちは届かないだろうな。 「理由をつけたがって行動をしない大人にはなりたくない!」的な見方をされて しまうのだろうな。本当に読んで欲しい人に届かなそうなのが残念。
流行の「俗流若者論」に、「自分探し」ってネタを流し込んで「一著」挙がり
 『ケータイ小説的。』が面白かったので、同じ著者のこの本を遡って読んでみたのだが、その前に後藤和智の『おまえが若者を語るな!』を読んじゃったせいで、いろいろ気になる点が多くて乗り切れなかった……と言うか、たぶん後藤本を読んでなくても、論証にかなり難があると感じたと思う。  あとがきで著者は、「本書が生まれた経緯」に触れていて、「当初の企画は、終身雇用や会社中心主義が崩壊した社会における、新しい労働スタイルを取材して歩き、まとめてみるというものだった」と述べている。いかにもライターさん的な、安易なスタート。だから当然、「その企画は途中で行き詰った。現代の新しい労働スタイルなど、あまりに現実味がなかったのだ」…そうだろうナー。  「そこで、もっと現実的な方向に企画を変更した。終身雇用や会社中心主義が崩壊し、就職状況が悪化した中で自分探しに迷い出した団塊ジュニア世代の滑稽な姿をまとめてみようというものだった」……なんか、この新書シリーズの志の低さが窺えるような、やっぱり安易で不純なスタートじゃない? 著者と編集者が、「こういうハナシって、イケそうじゃない?」「ソレ、ソレ、ソレで行こう!」みたいな打ち合わせをしている舞台裏が透けて見えるような……「こんな若者には、もううんざり」っていう帯のキャッチも、ヤな感じ。  ただ、それでも本書が辛うじて読ませる内容になっているのは、おそらく次の1行に理由がある。「自分探しに迷う若者の姿であれば、目の前にいくらでも転がっていた。いや、鏡を見ればそれで済んだ」。つまりこの本は、著者の自分語りであるワケだ、ウン。  ま、習作ということで。

20世紀とは何だったのか―現代文明論〈下〉「西欧近代」の帰結 (PHP新書)

[ 新書 ]
20世紀とは何だったのか―現代文明論〈下〉「西欧近代」の帰結 (PHP新書)

・佐伯 啓思
【PHP研究所】
発売日: 2004-05
参考価格: 777 円(税込)
販売価格: 777 円(税込)
20世紀とは何だったのか―現代文明論〈下〉「西欧近代」の帰結 (PHP新書)
佐伯 啓思
カスタマー平均評価:  4.5
思想と並行する文明の軌跡の入門編
軽い入門書てきな感じで読みましたが、人にわかりやすく伝える意味でこの本は良書だと感じました。 噛み砕いてどういった思想が社会を連動させているのかを理解する意味では佐伯氏の今までの研究によるものだと思います。佐伯氏は社会経済学、社会思想史、政治思想を主に取り扱っているのでしょうから、当然、言及もバックグラウンドも読むにも面白かったです。 別に、哲学者の言っていることを深く理解しなくとも、彼らが何を言いたいのかを佐伯氏のこの本でも割と簡単にすくうことができる、私自身の一般教養は十分だと感じました。 しかし、彼はどうしても 研究の果てなのか それともアメリカテロによるものなのか 非常に反米姿勢が強い。この本を読む上で別に理にかなっていないことを話しているわけではないが、あまりにも真に受けると少々偏った考えを持つ可能性もあるので注意
タイトルは一般教養書的だが、面白い
大学の講義をまとめた20世紀思想史の入門書的な本なのですが、 ハイデッカー、ニーチェ、オルテガの思想を軸に、現代の人間が 今日直面している社会的課題をスパッと切り出す、非常に考えさ せられる、切れ味のある本でした。 読んでいて、自分がなんとなく日々漠然と考えている、仕事の価値や 生きがいをもつ難しさ、あるいは政治的な関心・無関心という個人的 な現象と、我々の社会が直面している本質的なニヒリズム、という 全体的な問題との関係を捉える視点を与えてくれました。 佐伯先生、実はかなり鋭い、という読後感です(失礼)。
思想史も学べます
上巻の区切りが良かったので、上下巻だとなかなか気付きませんでした。だって、「現代文明論〈上〉」の文字は小さいし、隅っこに書かれているし。 結論は、「現代文明の典型であるアメリカ文明に対して、もっと警戒すべきです」でした。途中の分析がとても勉強になったので文句は言いませんが。
進歩主義への問いかけ
 平易な文章で考えさせる内容が書かれている本。自由、民主主義、資本主義、などの概念を無批判に善と判断している人にとっては強烈な拒否反応が起こるかもしれない。  作者は大まかに言うと次のようなことを述べている。人間は権威からの開放を求め自由を求め続けた結果帰属する故郷を喪失してしまう。故郷を失った人間はもはや具体的な土地や共同体をよりどころとすることが不可能となり、普遍的な貨幣経済によりどころを持つようになった。そして貨幣を獲得するための方法論が自己目的化されマニュアルが反乱するようになった時代が現在社会の特徴であると結論付ける。進歩を求め続けた結果人間は耐えられない孤独を背負い込んでしまったのである。  故郷を喪失した孤独な現代人が目的実現の手段にすぎない貨幣獲得を自己目的化して生きてゆく倒錯した状況が現代の特徴であるとする作者の主張を読んで、自らの生き方を脅かされるような感情を抱く人もいるかもしれない。しかし作者は同時に状況を知ることで、状況を受け流してゆく柔軟性を持つ重要性を説いている。孤立した状況の内部に生きながら飲み込まれることを拒否する可能性を読者に伝えようとしている本に思えた。作者の人間の思考に対する信頼であろう。
「現代」を斬るための「必須教養書」、登場。
講義調で読みやすく、それでいて内容は極めて豊富で示唆に富む。
本書の議論から、それぞれの読者は、さらなる思索に駆り立てられるだろう。そのための知的発奮材料が詰め込まれた、たいへん刺激的な書に仕上がっているのがうれしい。
著者の専攻は社会思想史。現代社会論は、ともすれば極端なニヒリズムや、無い無いづくしのノスタルジックな呆談で終わってしまうことも少なくないのだが、本書にはそういった心配は無用。同著者の『「欲望」と資本主義』、あるいは本シリーズの上巻『人間は進歩してきたのか』、いずれも明快なロジックで、極めて錯綜した「現代」の思想状況を、毎度あざやかに料理してみせる著者の手腕には、脱帽させられる。
高校生・大学生はもとより、一般人の方にも薦められる、「現代人」の必須教養書。上巻も、むろん必読である。

韓国現代史 (岩波新書)

[ 新書 ]
韓国現代史 (岩波新書)

・文 京洙
【岩波書店】
発売日: 2005-12
参考価格: 819 円(税込)
販売価格: 819 円(税込)
韓国現代史 (岩波新書)
文 京洙
カスタマー平均評価:  5
被害だけではない日本からの恩恵
韓国現代史は在日と本国を分けて考えるべきです。 韓国は元々たいした文化が無い国で、数千年間に渡り歴代の中国王朝の属国のひとつでした。 ちょうど数百年にも及ぶ文化が崩壊し、町中にこじきとホームレスがあふれ、 非常に不衛生だった時期に、当時中国を倒して朝鮮を解放させた日本が 統治を行い、長い属国の歴史の過程で失われていたハングルを教え、苗字の無いものには苗字を与え、 戸籍を復活させました。 その結果教育の質が格段に上がり、治安や衛生が劇的に改善され、あらゆる文化が向上した結果今の発展があります。 日本の統治前後で朝鮮人の平均寿命が倍に延び、識字率(日本語とハングルの両方が)が10倍になったというデータがあります。 しばしば韓国人は戦争の被害者面をしていますが、一方で日中南北朝鮮、そして台湾の 5国の内、戦争で一番損をしたのが日本で得をしたのが韓国(当時韓国は建国していないので南側の朝鮮)だったりします。 こういう面を考慮してから歴史を読むと面白いですよ。
全く知らなかった者にとっても良書
周囲に韓国の友人がいるにもかかわらずほとんど知らないでいる状況を恥じて手にしました。 安価で手っ取り早く読める本として選んだのですが、読み進めるうちにどんどん引込まれていきました。非常に内容の濃い本でこの厳しい歴史を知らなかった自分をますます恥じてしまいました。 門外漢なので、専門的な視点からこの書がどのように評価・批判できるかはわかりませんが、隣国としての韓国についてとっかかりを得るうえで良書といえるのみならず、国家や大きい歴史という点だけでなく、日ごろ接している韓国籍の友人の背景にあるものに気を配る態度をつけさせてくれたことでも良書だったと思います。それはおそらく著者の厳しくも誠実な姿勢からくるものだとも感じます。 また、韓国という領域を超えて、この書にある鋭く深い視線を他の国々向けたらどうなのか、特に日本に向けた場合どうなのかということも考えさせられました。歴史的社会的に事情は大分異なるでしょうが、このような視線で日本人も自らをとらえなおす必要があるのではないかと思わせる本でした。
知っときましょう。
圧倒的伝聞で恐縮ですが、昔は、朝鮮半島関係の研究者って、韓国に 好意的な発言をしたら「裏切り者」って言われたんですって。 なんだかなーとは思ってはいたわけですが、でも、さもありなん。 結論ありきの社会主義・共産主義シンパはともかく、それなりに北の 優位を説く側にも、一理ないわけじゃなかったのね、と。 北のひどさはあちこちで喧伝されてますが、やっぱ李承晩以来、南も けっこうエグいんですなぁ。「この傀儡政権め!」って中傷宣伝は、 当たらずとも遠からず。 日本も含めた関係各国のせめぎ合いの挙げ句いろいろしわ寄せを喰ら った面はあって、ある意味慚愧の念を抱かないわけじゃないんですが、 でもキツいですな、南も。 一方、そう思えばこそ、ここんとこの韓国の変貌ぶりは驚異的。 独裁的な軍事政権であっても非難だけしてりゃ良いってわけじゃない 好例であり、社会って変えられるんだとの一抹の希望でもあり、たか だか30年程度で世の中如何に激変するかってことですねー。そんで、 日々の現在を生きている私たちには、なかなか「変わった」というこ とが見えないんだってことも。
韓国現代史を知るうえでの格好な入門書
 第二次世界大戦後の韓国の歩みは、解放と分断、内戦、貧困、独裁政治、クーデター、長期の軍事政権、民主化運動の弾圧、経済破綻、そして民主化へと、日本人には想像を絶するような苦難に満ちたものであった。 この激動の歴史の歩みの中で、権力によって人びとは、傷つき、殺りくで家族を失い、ちりぢりに離散し、飢えに苦しみ、街頭でデモをし、拘留され、拷問にあい、あるいは死を賭けして圧政に立ち向かい、と筆舌に尽くし難い試練の数々を強靭にくぐり抜けてきた。  しかも、韓国の人びとが苦しむ強権政治の延命に日本の政・財界が少なからず加担した事実を見落としてはならない。一例を挙げれば、本書で筆者が指摘しているように1971年の朴正熙と金大中とで闘われた大統領選挙の際に三菱は朴陣営に選挙資金として120万ドルを提供している。その結果、金大中は、僅差で落選したのだ。  そうして、いま、韓国では負の遺産を払拭すべく歴史の大胆な見直しがなさられているという。  本書は、こうした現代史の事実を、その前史から今日の盧泰愚政権の誕生に至るまでを克明に記述していて、隣国の韓国現代史を知るうえでの格好な入門書といえる。  韓国ドラマが空前のブームとなって韓国は日本人にとって身近な国となった。「しかし、韓国のスターたちの微笑みの背後に、人々が生き死にを賭けて築いてきた現代史の営みがあることに思いをめぐらせる日本人はやはり少ない」との筆者の指摘は、まさにそのとおりである。  ゆえに、筆者は1人でも多くの日本人に、隣国が歩んだ受難の道のりを伝えたいという思いから本書を書かれたのである。 一読をおすすめしたい。
読みやすく情報量豊富
私のような不勉強の輩にはありがたい、分かりやすい歴史鳥瞰本です。具体的なデータを紹介しながら、筆者の見解などバイアスはかけずに、事実を情報として提供してくれます。韓国の地理性や歴史的事件の経済・政治・外交的位置付けなど、読んだ後では知らなかったことが恥ずかしくなりますが、実際にはこうした形で分かりやすく情報提供してくれるメディアは希少だと思います。

入門 環境経済学―環境問題解決へのアプローチ (中公新書)

[ 新書 ]
入門 環境経済学―環境問題解決へのアプローチ (中公新書)

・日引 聡 ・有村 俊秀
【中央公論新社】
発売日: 2002-07
参考価格: 819 円(税込)
販売価格: 819 円(税込)
入門 環境経済学―環境問題解決へのアプローチ (中公新書)
日引 聡
有村 俊秀
カスタマー平均評価:  4.5
まさに入門として1冊
環境経済学に関する新書を何冊か読んだ上で、やはり1番読みやすく理解しやすい本。  経済学の簡単な入門から環境経済学に繋がる感じで書かれているため、経済学に関して予備知識の全くない方でも、ここから入門できる。  ところどころで入るコラムが本書全体の理解度の助けになっていて、具体例が多く、イメージ的に理解しやすくなっていると思う。ボールディング等、書かれていない内容も多々あるが、環境経済学の入門としてはそれらはあまり必要ないだろうと思われ、問題ない。  排出権取引制度等も書かれている。自分は理系で経済に関する講義は1つも受けていないが、それでも問題なく、読み進めることかできる。この本を通して他の環境経済学に関する本も読みやすくなった。
学生をはじめとして、経済学を知らない人を含め幅広い層を対象にして書かれている
我々人間全ては、その自覚がまったくなくとも、何らかの形で地球環境に影響を及ぼしている。コーヒー1杯のために、その裏には様々な背景があると説く。 人間は汚染者であり被害者でもあるということ、仮に技術開発が進んだとしても社会に普及しなければ意味がないこと、人々の考え方や価値観を一度に変えることの難しさ、豊かさの定義とは・・・。 本書は、経済学の「け」の字も知らない層の方々にも分かりやすいように、基本的な経済学の理論から丁寧に書かれいる。 今の世の中、「?をすれば・・・できる!」といった文句についつい引き寄せられがちだが、何をするにしても世の中そんなに甘いものではない。短かく簡潔に説明しろと無茶な要求をする側にも責任がある。文章が短ければ分かったようなつもりになってしまいがちだが、それはただの勘違いだ。(これは本書への批判ではなく、直接は関係のないことだけど)
入門書!
「環境経済学の基礎理論」、「日本の環境問題と環境政策」の二部構成。 経済学にあまり縁の無い自分だが、初歩的なところから丁寧に説明をしてくれるので非常にわかりやすかった。 本書ではミクロ経済学に絞って説明をしている。環境経済学をもっと幅広く知るには他の文献を併用するのが望ましい。 環境問題の解決のために経済学の理論を応用するという発想自体、自分には新鮮だったが、環境問題を見る重要な視点の一つであることには間違いないだろう。
外部費用と効果
環境負荷が小さい商品は価格が高い。
それは、技術が未発達・大量生産されていないという理由だけではない。
一番の原因は、汚染物質によって失われる単位排出量あたりの外部費用を無視しているからである。
大気を汚染することによって失われる経済効果(外部費用)を価格に反映させていないものが、旧来からの環境負荷の高い商品なのである。
環境負荷が少ないエコ商品は、外部費用が掛かるため、高価になる。
環境税の導入も企業が環境負荷を小さくしようとする経営努力を促すためのものである。
しかも、汚染した分だけ費用を徴収できるので公平と言える。
今の時代、一読する価値があると思う。
わかりやすい良書
 新書判の入門書として、記述も簡潔、内容も的確で、良書だと思います。ベースにしているのが古典派ミクロ経済学、つまり均衡動学です。いちおうこの前提は正しいというところから出発し、外部費用をどのように処理するかによって、最終的には市場原理そのものに解決させようとしているという発想であることには注意が必要でしょう。
 環境問題を考えるということは、「沈黙の春」以来、どちらかというと感情的な評価、対応が多かったような印象を抱いていますが(こういった問題に取り組んできたのがいわゆる左翼系のひとびとであったこともこの印象を強めています)、このように冷静かつ資本主義の論理の中で解決を模索するというアプローチは大変参考になると思います。
 次の専門書へ進んでみよう、という気を起こさせるよい本です。

裁判官はなぜ誤るのか (岩波新書)

[ 新書 ]
裁判官はなぜ誤るのか (岩波新書)

・秋山 賢三
【岩波書店】
発売日: 2002-10
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
裁判官はなぜ誤るのか (岩波新書)
秋山 賢三
カスタマー平均評価:  4.5
冤罪が量産される仕組みがよくわかる!
日本の裁判制度は構造的に冤罪を量産している。 冤罪で罰金5万円+会社クビ、冤罪で懲役13年、冤罪で死刑。 裁判官は、月300件の事件を抱えており、週3回の公判で各25件の処理を行わねばならない多忙な職業である。しかも成り手のほとんどが、エリート教育の育ちであり、さらに判事になった後も、職業的制約上社会交流がしづらいため、市民感覚にかける人が多い。迅速に事務処理数をこなすことが求められ、真実を細かに追及する余裕はないばかりか、転勤や出世がかかっているため、上の意向に反する判決は書きにくい。市民らしい活動も制限される。手続き請求への対応は事件の個別性によらず99・98%一律な対応となり、刑事訴訟の判決は、99.9%有罪になる。裁判官は、被告の証言よりも検察側を信用する傾向にある。一度、被告が警察や検察に強い嫌疑をかけられると、有罪を前提とした取り調べがなされ、それを補強するような自白をさせられる。被告に有利な証拠は裁判では明らかにされず、不利なものだけが提示される。取り調べには、被告側の弁護士は十分関与できず、無罪を立証するのは大変なことだ。判決において、「疑わしきは被告の利益に」の原則は厳密に守られているとは言えない。一度は嘘の自白をさせられてしまっても、裁判所なら真実をわかってくれるだろうと無罪を後から主張し直す例は、後を絶たないが、この考えは甘い。判事がよほど熱心でない限り、無罪は勝ち取れない。裁判所の質を上げるために様々な施策が考えられているが、設置済みの法科大学院、今度導入される陪審員制度などがそれだ。 以上要約です。 <参考> 警視庁の友人の一人は、上記の内容に沿った解釈をしているようでした。 弁護士の友人の一人は、上記の内容はステレオタイプであり、検察官も裁判官も、冤罪を出さないために相当気を使っているので違うのではないか。冤罪の多くは、弁護士がまともな弁護活動をしていないケースか、常習犯が余罪を拡大認定されてしまうケース、と語ってくれました。
冤罪大国日本!裁判官、検事、警察の無責任に嫌悪する。
周防監督の「それでも僕はやってない」で、日本の司法制度のいびつさを知り、より詳しく実情を知りたくなりました.ここの書かれているのは、元裁判官による驚きの現実。三権分立はたてまえで、検事と警察、裁判官はつるんでおり、立件されればほぼ有罪.無罪にすることは裁判官にとってマイナスになる?世間知らずの自称エリートたちに、真実が隠蔽された証拠のみをもとに裁かれる我々は、まさにできレースにのせられたまな板の上の鯉です.こんな裁判に弁護士など必要なのでしょうか?その弁護士も自分の主義や利益のために、平気で事実をまげ法律を操る. その姿の滑稽さはジム・キャリーの映画を彷彿とさせます.そのなかで息子は「弁護士は嘘つき(Lawyer is Liar)」とののしります。法科大学院が設立され、裁判員制度が導入されるなど日本の司法制度は転換期にきています.司法試験合格者がふえることで、自分たちの利益が減ると文句をいってる弁護士連盟の方々は、以前の日本医師会を見るようです.さらに冤罪をおかした検事、裁判官は何のおとがめもなし.医師は科学的根拠を平気で無視され、結果が悪かったといって逮捕されるのに?自分たちは事実をまげ、無理矢理、無罪の人間を犯罪者に仕立て上げる.マスコミに振り回され、自分の保身しか考えない彼らこそ断罪されるべき存在です.
裁判官をモチーフに司法制度の問題を指摘
元裁判官で現弁護士の著者が、自身の関わった冤罪事件の経験を通じて刑事裁判で冤罪が生まれやすい原因を分析しています。 日本の裁判官は抱える仕事に忙殺されて、個々の事犯を自分自身でつぶさに検証しない傾向にある為、 検察官の作成した供述調書を鵜呑みにしがちなんだそうだ。 また、著者は法曹一元で裁判官の民間人登用の必要性などを説く反面、裁判員制度の問題も同時に指摘しています。 色々な意味で岩波新書らしい本ですが、普段はベールに包まれ盲信されがちな裁判官という存在を考えるのに恰好の良書です。
裁判は絶対に正しいか?
裁判や司法などというと、どこか疎遠な感じを抱く人も多いと思います。そして、 あまり知らないし、自分とは関係のないことと感じるとともに、無謬性を信じてい る人も多いのではないでしょうか。 本書は、あまり語られることのない裁判官について、元裁判官の著者が実体験を含 めて、ありのままが語られています。 結論的にいうと、本書は、裁判官とて人間であり、絶対正しいとは限らないという ことを教えてくれます。また、それとの関連で、刑事司法制度をある程度理解でき ると思います。 刑事事件は、法律の中では比較的実感を持てる分野だと思うので、本書のように、 刑事司法を扱った本は親しみやすいと思います。 ただ、弁護士の方が書かれる本はどれもそうなのですが、本書は、事実の羅列が多 く、著者の主張が論理的に展開されているわけではありません。勿論、新書なので しょうがないのですが。
解決しない問題
なかなか一般の人には見えてこない裁判官の日常。 なんと、裁判官にもノルマ(のようなもの)があるのか! 驚くと同時に、空恐ろしくなる話だ。 日本の司法システムは病んでいるとしかいいようがない。 もっとも、これは難しい問題である。 著者の信条とする、 「疑わしきは被告人の利益に」 と、 「罪を犯した人を逃がしていいのか?」 という命題は、決して相容れないだろうからだ。 だが、司法制度の現状を知っておくだけでも、十分価値がある。 あまり言及はされていないが、予定されている「裁判員制度」の見方も変わってくるだろう。

「心理戦」で絶対に負けない本 実践編―説得する・支配する・心を掴む

[ 新書 ]
「心理戦」で絶対に負けない本 実践編―説得する・支配する・心を掴む

・伊東 明 ・内藤 誼人
【アスペクト】
発売日: 2003-08
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 840 円(税込)
「心理戦」で絶対に負けない本 実践編―説得する・支配する・心を掴む
伊東 明
内藤 誼人
カスタマー平均評価:  4
既出の情報ばかり
過去どこかで読んだ情報の寄せ集め。 初めてこのようなジャンルの本を読む人には入門書としてわかりやすいかもしれないが、何冊か読まれた方にはお勧めしない。 散々既出のお話ばかりで、ただの雑学本の域を出ないと思う。
自己分析にもいいかも
仕事上の人間関係の不安を解消したり、駆け引きに強くなるきっかけにはなるでしょう。また、普段気づかない自分の行動をいろんな角度から見直すことにおいてもいい本です。
ビジネスパーソン向け
 本書はビジネス現場での実践方法を主体に書かれていますので、ビジネスパーソンとしては前作より利用価値がありそうです。ただ、気になるのは、前作と同様に欧米の実験データが使われていることです。文化の違いは心理学に影響はないのでしょうか。  ただ、ここで採り上げている実験データを見る限り、10%前後の差で可否を決定していますので、心理学自体が実験データを重要視するものではなく、経験を通して語り継がれてきたことが先行しているのかもしれません。  そう考えれば、本書は心理テクニックの実例が満載ですので、参考書として十分に活用できます。後は実践していくだけです。
仕事に必要なエッセンス
「心理戦」で絶対に負けない本―敵を見抜く・引き込む・操るテクニックとともに買って読んでみました。
「心理戦」というとどうしても交渉ベタな私にとって一歩引いてしまっていたのですが、「相手に勝たせてあげる」ことも戦い(=心理戦)なのかなと実践しているところです。
困ったときや大きなヤマがきたときにまた読んでみようかなと思える本です。
納得の本
実際のビジネス交渉を例に出して具体的な心理戦の話を展開している本です。
交渉相手を心理的に安心させる方法、納得させる方法、優位に立つ方法など。
ビジネス以外にも適用出来そうです。
たとえば私の友人にも親切で人が良い人がいたのですが、なぜか高圧的、威圧的なイメージが付きまとう人でした。
しかしこの本を読んでその理由がわかりました。
読んでみる価値がある本だと思います。

  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24 
14 / 50

サブカテゴリ
    新書・文庫
   政治・社会
   政治
   外交・国際関係
   軍事
   法律
   社会学
   女性学
   福祉
   環境・エコロジー
   政治・社会 全般



特集
   恋愛



◇このサイトはAmazon.co.jpと連携しています。ショッピングカートはAmazonのものを利用しています。
◇販売事業者はAmazonとなりますが、商品選定等についてのお問い合わせがありましたら、フッターにありますメールリンクからご連絡下さい。



**お店のPR**
<相互リンク>
AmazonMall0
AmazonMall2
AmazonMall3
AmazonMall4
AmazonMall5
AmazonMall6
AmazonMall7
AmazonMall8
TomatoChips
MensWathch
LadysWatch
ShopResort
PremMarket
PremShop
SavePrice
限定ミッキー腕時計
オイルキャンドル
OMEGA格安
海外ブランド財布格安
グッチ格安
ブルガリ格安
プラダ格安
コーチ格安
お祝いに胡蝶蘭
逸品堂Mens支店
逸品道Ladys支店
羽根布団10点
羽根布団8点
AkiraZon
AmazonMall001
AmazonMall002
AmazonMall003
AyaZon
声優Zon
USBjunky
PC_LIFE
あかちゃんのおもちゃ
エレキギター
電車のおもちゃ
浄水器屋
何でも収納屋
電動工具屋
ラジコン屋
はんこ屋
防災防犯屋
サイエンス屋
ミニカー屋
ケース売り屋
G-SHOCK堂
kinsen.com
usb.kinsen.com
SavePrice

AmazonMall012
AmazonMall013
AmazonMall014
AmazonMall015
AmazonMall016
AmazonMall017
AmazonMall018
オススメ腕時計
オススメ羽根布団
オススメ!ミッキーマウス腕時計
オススメMP3プレーヤー
オススメ美容器具










Copyright © 2009 新書☆文庫ランキング. All rights reserved.    Program by 簡単アマゾンサイト作成ツール 4.1.2

 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク