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社会科学の方法―ヴェーバーとマルクス (岩波新書) 働きざかりの心理学 (新潮文庫) ラブホテル進化論 (文春新書) 「老いる」とはどういうことか (講談社プラスアルファ文庫) アメリカの巨大軍需産業 (集英社新書) 時間の比較社会学 (岩波現代文庫) 広告の誕生―近代メディア文化の歴史社会学 (岩波現代文庫) やさしさを「強さ」に変える心理学 (PHP文庫) 沖縄学―ウチナーンチュ丸裸 (新潮文庫) ロスジェネはこう生きてきた (平凡社新書 465)
社会科学の方法―ヴェーバーとマ.. 働きざかりの心理学 (新潮文庫.. ラブホテル進化論 (文春新書) 「老いる」とはどういうことか .. アメリカの巨大軍需産業 (集英.. 時間の比較社会学 (岩波現代文.. 広告の誕生―近代メディア文化の.. やさしさを「強さ」に変える心理.. 沖縄学―ウチナーンチュ丸裸 (.. ロスジェネはこう生きてきた (..

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社会科学の方法―ヴェーバーとマルクス (岩波新書)

[ 新書 ]
社会科学の方法―ヴェーバーとマルクス (岩波新書)

・大塚 久雄
【岩波書店】
発売日: 1966-09
参考価格: 777 円(税込)
販売価格: 777 円(税込)
社会科学の方法―ヴェーバーとマルクス (岩波新書)
大塚 久雄
カスタマー平均評価:  4.5
ウェーバの「儒教とピュウリタニズム」
ウェーバの「儒教とピュウリタニズム」の解説が一番分かりやすい。 東洋の文化と西洋の文化を対比することにより、それぞれの文化の補完可能性を模索しているようにも読める。
ヴェーバー社会学の簡単な紹介.
講義をまとめた本なので,読みやすい文体です.
全体は4章からなり,4回の講義録をまとめたもので,特につながりはありません.

第1章
マルクスとヴェーバーを比較させることで,
経済を考察するときの両者の方法論の共通するところ,
その違いを明らかにしています.
第2章
「ロビンソンクルーソー漂流記」が,
英国の中流階級の生活を描写したものであるというお話し.
第3章
ヴェーバーの「儒教とピューリタリズム」を用いて,
東西の階級における宗教のあり方,
人間観の違いについて言及しています.
第4章
ヴェーバーの社会学における思想と経済

第1章,第4章を読むと,社会学の方法論のポイントがつかめます.
ヴェーバーが,宗教を持ち出して経済を語る観念論者だと思っている人は,
本書を読んでから,ヴェーバーの著作に当たるとよいでしょう.
意外に軽いので、読みやすいです
西洋経済史における功績で文化勲章(1992年)を受章した著者・大塚久雄氏(1907〜1996)の岩波新書青版における代表作。著者は戦後の社会科学分野における代表者の一人。若い人には退屈かもしれないが、日本の学問の歴史を踏まえつつ、志を持って社会科学を勉強したい人には、一度は読んでおきたい本の一冊。(私もこの年齢になるまで敬遠していた。)

本書はタイトルからして、とっつき難いが、私を含めそういう人であっても第2章「経済人ロビンソン・クルーソウ」は、語り口の滑らかさに、すんなり大塚史学の世界に入っていける。第一章の後半のヴェーバーを語る著者の思いの熱さがにじみ出ている。
メソドロジーではない
方法論とあるので、調査方法や理論かと思いきや、過去の思想の話である。メソドロジーとして読むととんでもない。
方法と言っても、過去の研究の説明方法の話である。講演集かなにかの焼き直しのようなところがあり、真面目に精読するものではない。
社会科学の方法がわかる!
 社会科学を学ぼうとする人には是非読んで欲しい本です。
いきなりマルクスの「資本論」やウェーバーの
「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」を読み始める
より、遥かに有機的な理解が得られると思われます。
 類書に岩波新書黄版「社会科学における人間」
がありますが、「社会科学の方法」のほうが、詳しく

徹底的。「人間」のほうは「方法」の中の人間性について
さらにわかりやすく解説しています。


働きざかりの心理学 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
働きざかりの心理学 (新潮文庫)

・河合 隼雄
【新潮社】
発売日: 1995-04
参考価格: 420 円(税込)
販売価格: 420 円(税込)
働きざかりの心理学 (新潮文庫)
河合 隼雄
カスタマー平均評価:  4.5
心の教育
この本は素晴らしい! 特に30代の会社勤めをしている管理職で、ロクに子育てに参加も出来ずに「今日の会議もバカバカしかったな?」と居酒屋で愚痴をこぼしている人にはピッタリです。 今日は家に帰り妻と子供のことを話してみようと思う。 河合先生の優しい語り口調とユーモアのある表現が行間から感じ取られました。 現代のような「売り上げ至上主義」には心の教育が必要だと感じました。 調べてみると他にも著書は沢山あるようです。 早速、読んでみようと思います。
現代でも十分参考になる著書
現在手に入る河合隼雄氏の一般向けの著書の中では、 この本は比較的若い頃(五十代)のものである。 六十代以降の好々爺的な作品とは違い真面目な雰囲気だが、 難解ではない。 三十年近く前の著書にも関わらず、現代の働く人にも 十分に参考になると思う。 私が本書で最も秀逸だと感じたのは、P.124から記されている、 “場の倫理と個の倫理”の節である。 以下、要約すると、 組織において、下位の者は意見が通らないと 「上役の権力で抑えられた」とその者は考える。 上位の者は自分の思い通りに事が運ばないと 「近頃の若者は身勝手だ」と嘆く。 日本では組織の上位の者も下位の者も皆、 被害者である我が身を嘆くという奇妙な構図になる。 著者は、「両者ともに間違っている。日本ではすべての者が “場の力”の被害者である。」と論じる。 “場の力”が何であるのかは是非本書をあたって欲しい。 私は、自分が働くようになってからずっと解けなかった、 組織の中で皆が被害者という構図の意味が、 この本によりようやく理解できた。
実例が豊富で文体は堅めでも参考になります。
中年向け「こころの処方箋」という印象の一冊。データは少し古いですが、状況は今もそんなに変わっていないので気にせず読めました。毎日トイレで繰り返し読んでいます。落ち着いて一日のスタートが切れます。最近の河合本より文体は堅いのですが、説教ぽくて、逆にいい感じです。最近のものよりズバズバ言い切っていて、気持ちがいいくらいです。
50歳は働きざかり?
職場の人間関係、自分は精一杯やっているつもりなのに、ちぐはぐだ。
気の合わない、同僚の態度が許せない。第3者的に見るとそんなに深刻なことではないようなことが、当事者にとっては抜き差しならない。

そんなどこにでも、ありそうな事柄を、河合さんが、どのような心構えで乗り越えて行けばいいか、具体例で説明してくれてます。臨床心理学を自分の問題解決に生かす、河合さんは実に軽々とやっているように見えるけど、これが難しい。誰でも言えそうなことなんだけど、よく考えられた言葉なんです。
悩める子羊、電車の中でどうぞ
人生に悩んでいる人、家庭問題で困っている人、すぐ読めてためになるので通勤電車の中でどうぞ。そんなに簡単に解決できる問題ではありませんが、考えるヒントがいっぱいです。自分の姿を見つめ直すのに絶好の機会です。自分のこともわからないのに、他の人のことなど、わかるはずがありません。でも、考えていそうなことを、河合氏は示唆してくれます。

もしあなたが中年ならば、「中年のときから死に思いを致すべきだ」とユングは主張しているそうです。この本の最後を見てから考えてみてください。


ラブホテル進化論 (文春新書)

[ 新書 ]
ラブホテル進化論 (文春新書)

・金 益見
【文藝春秋】
発売日: 2008-02
参考価格: 767 円(税込)
販売価格: 767 円(税込)
ラブホテル進化論 (文春新書)
金 益見
金 益見
カスタマー平均評価:  4
内容が薄い。
これぐらいの情報であれば、インターネットで十分、手に入れられる。たんなる話しのネタという程度でしかない。 著者は、情報を集め、時系列にならべてはいるが、これだけでは研究とは言えない。 もっと、踏み込んだ内容が必要だ。 研究にするのならば、もっと、実際の数字を調べあげなければならない。日本の固有の文化、というのなら、海外ではどうなのか、それを調べ上げる必要がある。 若い女の人が著者だ、というだけで、売り上げはあがるのだろうが、本書は「研究」とは言えないだろう。
世間知らずのお嬢様が書いた夏休みの自由研究
タイトルの通り。 オーマイニュースでも連載していたようだが、その内容は日本人を蔑むようなものだった。 こんな韓国人の小娘に日本の性を語る資格はない。 大体取材に応じたラブホテルってのも防犯カメラを見せたり、プライバシーはいったいどうなってるんだ? これは大阪だけの話で日本の話ではありません、と注意書きを添えてほしい。 ちょっとルックスがいいだけでこんな作文で有名になれるんだからお気楽なもんだ。
本が売れて研究の足しになればいいですね!
帯に載せてるご本人の写真や本人によるイラストが秀逸。人の縁に恵まれていると書いてるけど、それも自分で引き寄せてると思いますよ。 日本の住宅事情と日本人の羞恥心の変化に対応しながら発展してきたラブホテルは、日本的だからこそ生まれ育った日本の文化だと定義し、それを恥ずかしいと言う視点ではなく「日本やるじゃん」という視点でとらえた佳作。 ラブホテル小史、ラブホテルのカテゴリー、ラブホテルのイノベーション、ラブホテル業界への女性進出と一通り押さえており、著者が意識していたのかはわからないけど、結果として日本人の意識の変化をうつしだし、日本人の法運用の問題をあぶりだしております。 著者によると、ラブホテルは今衰退していっているとか。 今後のラブホテルの姿について、よりカップル向けかより風俗利用に適したかの二極化が進むとしている。 彼女に、「セックスボランティア」を書いてもらってたらどんな作品になってたかな?フックスとかアナール派のような文化史、社会史がいけるんじゃないかなと思いますよ。
ギャップ
ギャップがいいんだろうな、と思った本。 さわやかなきれいな、お嬢様大学の院生が 書いた本が「ラブホテル」 私は電車内でこそこそと読みました。 やっぱり人目ははばかられます。 内容は若干「事実の羅列」というところと、 もう少し内容が整理されていたほうが良いのでは? と思うところと、 研究書なのか、エンターテインメントなのか、 文章に統一感がないところなどが 若干気になったものの、 楽しく最後まで読むことが出来ました。 正直、利用する人はただ利用するだけだろうし、 「この本を誰が読むのだろう? 誰が買うのだろう?」という疑問も なきにしもあらず、だけれど たくさんの高得点のレビューがあるので、 みなさん結構読まれているのですね。 担当教授が「ネットや本などから得られる 情報ではなく、自分の足で稼げ」と仰られたそうで、 そういう、著者がご自分の力、インタビュー、 人脈などから築き上げた、なかなか 出会えなさそうな人物満載の1冊でした。 他の方も仰っていますが、 内容もさることながら、 帯にでかでかと著者のさわやかな写真を 入れたのも功を奏しています。
著者の今後の進化に期待
どこかのおっさんが書いたラブホテル論など、秀逸であろうと全く興味はない。 やっぱり、美人の学生が書いたラブホ進化論じゃなきゃ、駄目でしょ。 新書において、本書を市場に浸透させた出版社に感謝したい。 どこかの名経営者が「考えるより、体を動かせ」と喝破したが、著者は 存分に体を動かして、本書にそれを発揮している。 本書はラブホテルの進化の過程を女学生の観点から、わかりやすく丁寧に 論じている。ただ、若干のエロスの部分、ラブホの泥臭い部分があまり 出てこなかったことが残念というとこか。 ラブホ論といえども、その研究範囲は広い。今後、著者がどのように 進化していくかが見ものである。ラブホにこだわらず、多彩な分野で その能力を発揮してもらいたいところもある。

「老いる」とはどういうことか (講談社プラスアルファ文庫)

[ 文庫 ]
「老いる」とはどういうことか (講談社プラスアルファ文庫)

・河合 隼雄
【講談社】
発売日: 1997-02
参考価格: 672 円(税込)
販売価格: 672 円(税込)
「老いる」とはどういうことか (講談社プラスアルファ文庫)
河合 隼雄
カスタマー平均評価:  5
老いるを考えてみる
本書は老人に対するハウ・ツーについて述べるのではなく、「老い」
についてごく短いコラムを書き、読者がそこから「老い」について
それぞれの考えを発展させていただくものにしたい(まえがき)

アイヌの人たちは老人の言うことがだんだんわかりにくくなると、
老人が神の世界に近づいて「神用語」を話すようになり、そのため
一般の人間にはわからなくなると考える、とのこと。
「ぼけはじめたな」と受け止めるより「とうとう神用語を話すよう
になった」と思うのとでは老人に接する態度は随分変わるだろう。
「神用語」という言葉を考えたアイヌの人たちの知恵の深さに我々
も学ぶべきである。(30−「神用語」を話す)

110あるコラムにはグリムの話や臨死体験の話、ヒンドゥー教の
知恵の話など多岐に渡り、実に充実した本であります。


アメリカの巨大軍需産業 (集英社新書)

[ 新書 ]
アメリカの巨大軍需産業 (集英社新書)

・広瀬 隆
【集英社】
発売日: 2001-04
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 840 円(税込)
アメリカの巨大軍需産業 (集英社新書)
広瀬 隆
カスタマー平均評価:  3.5
広瀬節
アメリカの軍需産業と政府との癒着関係を,上司部下,血縁,婚姻,友人,商売,ありとあらゆる角度で,つなげてつなげてつなぎまくった一冊。
広瀬節炸裂。「AはBの上司で,BはCの兄,CはDの妻で,DはEとF社を共同経営している」みたいな文が大半を埋め尽くしている。一つ一つは,知ってる人は知ってることだが,日本のメディアではほとんど出てこない事項であるし,また,ここまでつなげまくって見せられると,さすがに呆然としています。
数字の解釈には不思議なところもあるが,話の大筋の出典は元をたどればパブリックなもので決して嘘偽りの話ではない(が,可能な限り出典は書いて欲しい。自分の取材と新聞・雑誌・公文書からの情報とが明確に区別されないのは,広瀬本に共通した胡散臭さの元になっている)。
情報を整理せず大量に公開することで問題の本質を見えなくする,アメリカ式戦法には,こうして時々話をつないでくれる人がいるのはとてもうれしい。
はっきり言って電波です。
日本人は世界で最低の民族であり、自分は恥ずかしいなどと、主観的、かつ
情緒的な部分が多い。

また細かい数字を援用しているにも関わらず出典全く明らかにされていない。

更に文脈上、Fー35戦闘機に関して単に戦闘機と、記述れば事足りるのに
単に複数の複数の戦闘機を指して、「戦闘機連隊」と記しているのが不可解。

因みにF−35を採用する米軍も英軍も、「戦闘機連隊」などという部隊単
位は使用していない。

読む価値はない。
米軍需産業の構造と兵器拡散
米国の軍需産業と政府、議会、軍、CIA等の複雑な関係を明らかにしている。米国内政治のみならず、第2次世界大戦から戦後の国際情勢が関係してくるため、話が大きすぎてまとめるのが大変な内容だが、多くの人物(政治家、軍人、実業家)に焦点を当て、コンパクトだが充実した内容となっている。

しかし「軍需産業を儲けさせ、失業問題を解決するために大統領が戦争を起こした」など、やや客観性を欠く論調もあった。また、第三世界での小火器の拡散が悲惨な紛争を招いているのは事実としても、ソ連等共産圏の大量の兵器輸出・供与にはあまり触れておらず、紙数の都合があったのかと思った。

ただ、先に述べた通り米国の軍需産業と国内政治の根深い関係に関しては鋭い指摘が多く、興味深い本だと思った。
アメリカの産業構造
基本的に前作のアメリカの経済支配者と同じである。ロスチャイルドやフェアチャイルドなど、ユダヤ系の資本によって航空会社が買収され、一大コンツェルンを作り上げている。そして、景気が悪くなると正義を振りかざして戦争を起こし、軍需産業による景気浮揚策をとるという一般論にしかすぎない。ベトナム戦争、朝鮮戦争までは冷戦対立構造の中名目が立っていたが、それ以降のボスニア・ヘルツェゴビナ、イラク戦争など、10年以上前から仕込みを入れて、景気が下がり始めたときに始めている。
高校生や大学1年生に読ませる分には面白いかもしれないが、英字新聞を読み慣れている人間にとっては、あまり目新しいものはない。
ミリタリーインダストリアルコンプレックス
軍需産業の危険性はかつて、アイゼンハワー大統領がその危険性を指摘してから久しい、その意味で先見の明があったといえる、アイゼンハワー自身が肌身をもって感じていたからこそ指摘したのだろう、ケネディ大統領暗殺の際にも見え隠れした彼らの影、すでに合衆国の経済構造にがっちり組み込まれた巨大軍需産業の経済支配システムを瓦解するのは現実的に不可能である、現在その支配構造の影響が日本の自衛隊イラク派遣という事象を導いた主因であることを指摘するメディア、政治家がいるだろうか、知ってか知らずかその罪は大きい、日本は世界は地球はどこへ向かうのかを改めて問いかける名著である


時間の比較社会学 (岩波現代文庫)

[ 文庫 ]
時間の比較社会学 (岩波現代文庫)

・真木 悠介
【岩波書店】
発売日: 2003-08-20
参考価格: 1,155 円(税込)
販売価格: 1,155 円(税込)
時間の比較社会学 (岩波現代文庫)
真木 悠介
カスタマー平均評価:  4
時空を駆け抜ける社会学
時間について、哲学や宗教や文化人類学、または物理学や文学などではなく、「社会学」という手法で、実証的に論証しようとした意欲作。時空を自在に駆け抜けながら、時間という概念の成立、変遷を教えてくれる。私たちの社会を支配している歴史年表のような直線的時間は、時間観念のひとつのあり方に過ぎないことを、さまざまな例を引いて示してくれる。 私にとって特に興味深かったのは、ウォーフが紹介したホピ族の顕現と未顕現の時間感覚と共に、混沌とした神話の時間に、水時計が知らせる歴史的時間が鐘鼓と共に荒々しく割り込んでくる日本書紀の描写であった。近代社会に流れる時間と未来とニヒリズム。そんなことがどうでもよくなるほど、魅力的な時間感覚であった。
人間社会における時間の意味とは何だろう、と振り返らせてくれる本
 本の内容は、本の表題で簡潔に述べられているとおり「時間の比較社会学」ですが、著者のモチーフはニヒリズムに対する著者自身の問いへの回答にあります。  この本は、われわれ現代人の「時間」理解が他の様々のことと同様に人類史的には極めて特異なものである、ということを入り口として、そもそも人間にとって意味のある時間とは「使うものではなく、そこで生きるものである」ことに気づかせてくれます。ニヒリズムに関する内容はかなり難解ですので機会があれば再読しようと思っていますが、受け取れた部分を引用によって手短に言えば次のようになりました。  人間とは無関係に、ひたすら過去から未来に向けて進んでゆく時間の流れのなかで人が生きてゆくという考えはニヒリズムの根拠になるもので、ニヒリズム自体も知によって乗り越えることはできない。しかし、近代精神の知の可能性は「ニヒリズムを支えている生のかたちがどのようなものであるか」を対自化することにより、「生による自己解放の道」を照らし出すことができる。
観念の変化はニヒリズムを克服するか
 ひさびさに私にとって衝撃的な本に出会った。現代社会に生きる我々は、時間を永遠の未来に続く直線的なものと捉えるのが常だが、その他の捉え方があるのか、あったとしてそれが死を恐怖するニヒリズムを克服できるほど、我々にとって説得力を発揮するだろうか。

 著者の方法は、いわゆる原始共同体における時間の観念、万葉集、古今集、古事記といった古代日本の書物に見られる時間の観念、西欧社会の歴史に沿った時間の観念の変化を見ていくことだ。

 万葉、古今のそんな解釈があるのかという驚きだけでもこの本を読んだ価値があると思った。著者独自の解釈だけによるものではないから、もちろんすでに知っている人はいるだろうが、著者は特に時間の観念に絞って解説を加えている。

 原始共同体、古代日本、西欧世界と話題が跳んでいくのはアクロバットのようであるが結果としてそれなりの説得性を発揮している。
 私の中でニヒリズムが克服されるかどうかはもう少し時間を置かなくてはわからないが、生き方の姿勢としてあらたな指針を得たと思う。
時間について
 レヴィ=ストロースや万葉集、古今和歌集やヘレニズム・ヘブライズムといったものを素材にして時間の形成を述べる第一章から第三章まではなるほど見事である。しかしルソーやモンテーニュ、プルースト辺りを用いて時間論を展開してくる段になると最初の精彩はない。なぜかといえば、三章までは原始・古代・中世の時間意識を一般論・普遍論的に述べてきて、それを四章以後も同じように述べていることにある。五百年、千年後ならいざ知らず、ルソーもモンテーニュもましてやプルーストなんていまここで社会学的に論じても何の意味もないでしょ。しかし逆の人もいるかもしれない。三章までは難しくてよくわからないが四章・五章は時代が近いこともあって理解しやすいと。僕には著者の論を証明するために都合!のいいものだけを集めてきたようにしか見えないが。


広告の誕生―近代メディア文化の歴史社会学 (岩波現代文庫)

[ 文庫 ]
広告の誕生―近代メディア文化の歴史社会学 (岩波現代文庫)

・北田 暁大
【岩波書店】
発売日: 2008-12-16
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
広告の誕生―近代メディア文化の歴史社会学 (岩波現代文庫)
北田 暁大
カスタマー平均評価:   0

やさしさを「強さ」に変える心理学 (PHP文庫)

[ 文庫 ]
やさしさを「強さ」に変える心理学 (PHP文庫)

・加藤 諦三
【PHP研究所】
発売日: 2005-05-03
参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
やさしさを「強さ」に変える心理学 (PHP文庫)
加藤 諦三
カスタマー平均評価:  4
まずは自分のどこがやさしいか考えてから
人間関係の中でうまくやって行くことが趣味だ 人に何かやってあげるのが好きだ 可哀想な人を見ると何かやってあげたくなる 時々自分は何か人に利用されているような気がする 例えば上記のようなやさしい人って普通にいると思うのですが、 この本では、それが本人にとって憂鬱なことであれば、 自分のやさしいところを見つめ直してみることだ、という話です。 人や自分に対して、どこか厳しく考え直すことを促されている印象を受けます。 「あなたは」と言われ続けるのであまり憂鬱な時はおすすめできません。 字体のせいなのか後半までは自分が加害側なのかもしれないと、 項目によっては考えられてきたりしましたが、 7章の「やさしさを『強さ』に変える五つの方法」は落ち着いて読めます。
やさしい方へ。
昔から優しい人と言われていました。 いつも断れなかったんです。嫌でも嫌って言えなかった。 皆のこと大好きで、親切にしたくて、頑張って。頑張って。我慢して。 でもなんだか苦しくて…。 親切にしているのに感謝されなくて、でも助けてあげたくて。 ひとりになるとホッとして、でもさみしくて。 思い当たる方、ぜひ読んで見てください。 今まで読んだ本の中でイチオシです。 誰に親切にすればいいか、嫌われてもいい人の見分けかたが分かります。 優しい悩める方、必読です!
いじめられる癖から抜け出るために
 この著者のものは数多く読んでいるが、この本は「感情的恐喝」に焦点をあてて、いじめられる人間の自己反省を勧めたものである。いじめられる立場が、半ばは自ら招いたものであること、そして、それを心理的な癖として自己認識して、脱出をはからねばならないことが説かれている。挙げられている例もわかりやすく、的確なものばかり。たしかに「やさしさ」ゆえに、ずるい人間のために自己犠牲を強いられるのは、あまりに悲惨だ。特に最終章の具体的な五つの提言は実践的なアドバイスになっている。
強くなれるかな?
本書は簡単に言えば、気が弱くて相手の申し出を断れない人のための救世主本である。気が弱くて相手の言いなりになってしまう側の心理、それを感情的恐喝によってあやつる側の心理をズバズバと指摘しており、読むほどに「そうそう」と頷かずにはいられない。では、タイトル通りどのようにすれば強くなれるのか、その具体策については極めて乏しい。それがメインテーマだと思うのだが、お互いがどのような心理状態にあるのかの解説が、実質メインになっている。まあ、お互いの心理を理解することが最大の解決方法だと言われたらそれまでだが。

沖縄学―ウチナーンチュ丸裸 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
沖縄学―ウチナーンチュ丸裸 (新潮文庫)

・仲村 清司
【新潮社】
発売日: 2006-01
参考価格: 540 円(税込)
販売価格: 540 円(税込)
沖縄学―ウチナーンチュ丸裸 (新潮文庫)
仲村 清司
カスタマー平均評価:  4.5
沖縄についていろいろ学べます
沖縄の人々の性格、食文化、地理的事情、などなど、いろんな沖縄または沖縄人について、話題豊富に書かれています。 沖縄の人は、かなり独特ではありますが、これをよんで、あーなるほどと思ったりしました。
統計
 2002年に双葉社から出た単行本『沖縄人解体真書 ザ・ウチナーンチュ』の改題・文庫化。  著者は沖縄2世として大阪に生まれ育ち、中年になってから沖縄へ移住したという人物。沖縄・沖縄人を理解する上では、最適の経歴ではないだろうか。何冊か沖縄関係の著作があるが、どれも出来が良い。  本書は統計資料を使いながら、沖縄人の本質に迫ったもの。沖縄の失業率は全国平均の二倍だとか、化学調味料の消費金額は全国3位だとか、高校生の中退率は全国3位だとか。いずれも、ずばりと人間性や社会に切り込んでいる。数字を挙げて説明されることで説得力もある。我々が、なんとなく、沖縄人てこうだよなと思っていたことが数字で実証されるような感覚。  ただ、数値化されないようないい加減さが沖縄の魅力でもあるわけで、なかなか難しい。
沖縄がわかる
沖縄の2世(?)の著者が書いた沖縄について考察をめぐらした本です。著者は大阪で育ち、沖縄にルーツのあることを親に隠されたまま育ったようです。自分の同一性に悩んだあげく、沖縄に移住したそうです。この本の中では、テーゲー精神など、沖縄の人の人生哲学や気質、行動様式などが愛情を持って書かれています。ヤマトチュである本土の人にとってはとても面白く読めました。沖縄的な生き方が、ゆったりしていて、人にやさしく、人間的に感じられました。学ぶところ多いと思います。
沖縄人の気質紹介から「学」に昇華
私は年3回、1週間ずつ沖縄に通ってダイビングを楽しんでいる人間です。 著者の本を含めて、これまでの沖縄関連の本では、「テーゲー」「ナンクルナイサー」「だからサー」といった沖縄人の行動や不可解さを紹介するだけのものが多く見られました。 しかしこの本では、もう少し突っ込んで、どうしてそうなっているのかを歴史や風土に絡めて解説しています。もちろん「こじつけ」や「思い込み」もありますが、そのあたりも含めて、面白く読めました。 ただし実際に沖縄に接したことのない「ヤマトンチュ」にはわからないだろうし、逆に「ウチナンチュ」にしたら単なる「おせっかいな本」と言えるかもしれません。
「本当の沖縄」が見えてきた
沖縄旅行のために読んでみたが、面白く、ページをめくるのが楽しくなった。 この本を読むだけで、既存のガイドブックからは見えてこないウチナーンチュの素顔が見える。 沖縄には詳しくないので、現実とあっているのか、という観点からのよしあしはわからないが、少なくても、読み物としては、面白い。 副題の「ウチナーンチュ丸裸」に読後、納得。

ロスジェネはこう生きてきた (平凡社新書 465)

[ 新書 ]
ロスジェネはこう生きてきた (平凡社新書 465)

・雨宮 処凛
【平凡社】
発売日: 2009-05-16
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
ロスジェネはこう生きてきた (平凡社新書 465)
雨宮 処凛
カスタマー平均評価:  3
天は自らを助くる者を
1972年から向こう10年の間に生まれた人々が「ロスジェネ」だそうだ。 一方、「草食系男子」の本で自らを「バブル世代」と規定していた某女史は68年生まれ。 せいぜいその翌年までがバブル世代である。 バブルのアンカーとロスジェネのトップ・ランナーの年齢差は僅か3歳。 この程度の生年の違いで労働市場における需給が大きく変わってしまうのは不条理だとは思う。 また日教組が教育を荒廃させたという糾弾には大いに共感する。 (著者は道産子だが道教組の凶悪さは著名) しかし人はそれぞれに苦境や挫折の中から這い上がっていかなければならないのではなかろうか。 「自己責任」であるとか、況してや「構造改革」の全否定はいただけない。
雨宮の自伝的著書
フリーターをやっていたけど物書きとして成功して生き残っているという、モデルマイノリティ(成功した少数者)の人生の記録である。 既に雨宮が自伝として出している「生き地獄天国」と比較するとすれば、その当時に社会ではどんな事が流行したか、どんな重大な事が起こったか、という観点が追加されている。何より「生き地獄天国」を書いた段階では参加してないプレカリアート(不安定なプロレタリアート)の生存運動に関することが多く書かれている。プレカリアートが生き残るのに参考になりそうな部分は、フリーターの労働組合などの紹介くらいだと思われるが、なぜこんな状況になったのかを社会の体制の問題として見る上で勉強になる所も多い。 世を騒がせた犯罪者に自分の心の闇を見つけたり、ヴィジュアル系バンドにはまったり、リストカットをしたり、ネットが普及しだした頃にメンヘル系サイトに出入りして交流を持ったり、といったありがちで理解しやすい心理と行動をとっているが、そうした傾向を持つ人やプレカリアートが、雨宮のように生き残る側に立つ術は書かれてない。雨宮の周りのプレカリアートが安定した生活を獲得した例の紹介などがあればよかったが、そうした人は雨宮の周りにはいないのだろうか。 ある一定の正規のルートから外れると貧困にすべり落ちてしまうという状況は分かったが、正規のルートから外れながらも安定した生活が保障される新たな生き方の提示などがされる必要があるように思った。
平和でも楽じゃない(ーー)
前半部に学校が暴力と猥褻に満ちた酷い場所だったことが詳しく書かれている。少し驚いた、良くここまで覚えてるものだ。 「いまの若者は平和で豊かな世の中に育ったため打たれ弱い甘ったれになってキレやすくなった」と言いたがる呆けた人たちに、じゃあちょっとコレ読んでみてよ!と言いたいです。
オピニオンリーダーとしての成長に期待
タイトルは「ロスジェネはこう生きてきた」とあるが、内容は「ロスジェネ」というより、著者自身の個人史に近く、処女作である「生き地獄天国」の改訂版と考えた方が違和感なく読めるだろう。ただ、前作(生き地獄天国)と違うのは、10年近い時の経過と、著者自身の成長により、「社会学的な観点」が加えられたことだ。前作が「私のことを判ってほしい!」的な動機で執筆されている(と思われる)のに対し、本書は「現近代史から観た私」という一歩引いた目線で、著者「雨宮処凛」が分析されている。が、それだけに、第三章で「やりたいことが決まるまで動き出すこともできないというニート問題(P.84)」や、「若者たちの多くは自ら進んでフリーターとなったのだ(P.100)」など、政治的な失策を「個人的な資質の問題」にして責任逃れをしたい政府側の論理に追従してしまっているのは残念なところだ。統計学を少しでも学んだことのある人なら、これらが労働条件や雇用環境の悪化によってもたらされているということは容易に判断できるのだが、この辺の理解に、著者自身の「課題」が残されていると言えるだろう。

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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク