新書と文庫本の専門店です。Amazon売上ランキング順にレビュー付き!

新書☆文庫ランキング

1,500円以上で送料無料! ※一部大型商品を除く     カートをみる |  ヘルプ
文学・評論
思想・人文
政治・社会
歴史
地理 ビジネス・経済 科学・テクノロジー アート エンターテイメント ヤングアダルト ノンフィクション 新書・文庫 全般
 

政治・社会

アイテム一覧
91 92 93 94 95 96 97 98 99 100
菊と刀 (光文社古典新訳文庫) 日本の「世界商品」力 (集英社新書) 戦争の常識 (文春新書) 名前のない女たち 2 (宝島社文庫) 道徳感情論〈上〉 (岩波文庫) がっかり力 (アフタヌーン新書 001) 社会契約論 (岩波文庫) 先哲が説く指導者の条件 『水雲問答』『熊沢蕃山語録』に学ぶ (PHP文庫) 現代社会の理論―情報化・消費化社会の現在と未来 (岩波新書) 続・反社会学講座 (ちくま文庫)
菊と刀 (光文社古典新訳文庫) 日本の「世界商品」力 (集英社.. 戦争の常識 (文春新書) 名前のない女たち 2 (宝島社.. 道徳感情論〈上〉 (岩波文庫) がっかり力 (アフタヌーン新書.. 社会契約論 (岩波文庫) 先哲が説く指導者の条件 『水雲.. 現代社会の理論―情報化・消費化.. 続・反社会学講座 (ちくま文庫..

  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20 
10 / 50


菊と刀 (光文社古典新訳文庫)

[ 文庫 ]
菊と刀 (光文社古典新訳文庫)

・ルース ベネディクト
【光文社】
発売日: 2008-10-09
参考価格: 940 円(税込)
販売価格: 940 円(税込)
菊と刀 (光文社古典新訳文庫)
ルース ベネディクト
Ruth Benedict
カスタマー平均評価:  5
戦後の日本人論はここから始まった
 ルス・ベネディクトの「菊と刀。日本人論として既に古典的な評価がなされているにも係わらず、旧訳本を全巻読み通した人はそれほど多くはないのではないか。かくいう私も内容のエッセンスは見聞きしていていたが、全編通しては読んでいなかった。それが、今回のこの新訳、始めて全巻読み通した。読みやすさで既に定評のあるこの「古典新訳文庫」。本書も同様、こなれた日本語でとても読みやすくなっている。  「応分の場を占める」という表現がよく出てくるが、これは日本人の性質として秩序と階層的な上下関係に信を置くということである。一方、アメリカ人は自由と平等に信を置く、という事から始まって、終始日本とアメリカとの文化面での比較という文化人類学的考察が展開されていく。  日本人特有の特殊な「恩と恩返しに関する一覧表」なるものをベネディクト女史は添付しているが、これは面白い試みである。 「恩」については、夏目漱石の「坊ちゃん」から、坊ちゃんが同僚の山嵐から一銭五厘の氷水を奢ってもらう一件を引用して、「恩」の貸借関係、恩と義理の関係を説明している。ナルホド。そして、日本人の恩と義理の関係の裏には「恥」の文化がある・・・・・。 さらに、「日本では、外界から認められるということが、何にもまして重要である云々・・・・・。」  ベネディクトも、訳者も、そして私も疑問であった点、「なんで日本人は、昭和20年8月15日の天皇の玉音放送後、一転して、一億総米国礼賛主義者になってしまったのか・・・・・。」  ベネディクトは、この問題点を、「日本人の子育て」にその原因を見出しているが、はてさて・・・・・。  ルス・ベネディクトのこの「菊と刀」、1946年の発表後、2年後に著者自身が急死してしまった今となっては、なんともいえないが、様々な物議をもたらしてしまった。しかし、その後いろいろ出てきた日本人論の端緒となった画期的な書物であり、非常に重要な位置を占めているものであることは間違いない。半世紀以上経った今読んでみても、なるほど名著である。

日本の「世界商品」力 (集英社新書)

[ 新書 ]
日本の「世界商品」力 (集英社新書)

・嶌 信彦
【集英社】
発売日: 2009-06
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
日本の「世界商品」力 (集英社新書)
嶌 信彦
カスタマー平均評価:  2
文化立国は可能だろうか?
日本が世界に対してこれから何を「売り」にしていくか、という視点からの所謂ジャパンクール論だが、今後への提言としてあまり説得力は感じられない。アニメ・マンガなどへの支援という政府の方針を胡散臭く感じる人は多いと思うが、日本食や工芸品といった文化の領域に属するモノやソフトを、「商品」として海外に売り込むためのノウハウが欠如している点を軽視しているのではないだろうか。元新聞記者という著者の経歴からすると仕方ないのかもしれないが、村上隆はじめ、近年海外で注目を集めた日本文化の事例を列挙しただけの印象が強い。本当に文化の輸出といった方針を国策として推進するなら、元々「個」のレベルで産みだされる物をどうやってまとまった「売り物」とするかが課題だろう。二次産業の競争力に限界の見える現状からすると、この分野の可能性が否定できない部分は確かある。政府や商社が本腰を入れて取り組むなら話は違ってくるだろうが…。

戦争の常識 (文春新書)

[ 新書 ]
戦争の常識 (文春新書)

・鍛冶 俊樹
【文藝春秋】
発売日: 2005-02
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
戦争の常識 (文春新書)
鍛冶 俊樹
カスタマー平均評価:  4
バランスの取れた入門書
 軍事一般に関しての仕組みや用語、武器についての初歩的な入門書である。内容に非常にバランスがとれていて、冷静に記述してある。変な色気もないので、何の注意事項もなく、人にお勧めできる本と言える。  少しミリタリーリテラシーに関心がある人にとっても、国防と安全保障、軍法会議と軍事法廷、軍隊で一番偉いのは誰か、などはちょっと悩む問題だろう。また、良くマスコミに見られる戦車と装甲車・自走砲の混同なども注意して判断ができるようになるだろう。  軍事的な状況把握にはある程度の知識が必要だ。石原知事が都内で災害訓練を行った時に「銀座に戦車」などとミスリードする報道もあったし、海外で治安維持やクーデターに出動した部隊が戦車か装甲車かで全く本気度や能力が違う。チャイナの共産党中央軍事委員会主席がどのような立場なのか、国家主席が兼任する場合と別人の場合は何が違うのかを理解することは世界情勢把握に欠かせないだろう。
入門書
 戦争や戦争に関する周辺知識(軍隊・国防・兵器)を広く浅く解説した入門書。  戦争・軍隊初心者にとってはたいへん参考になると思います。ただし、誤りや不足も若干あるので、他のものと併せて読む必要があります。戦争の実態を知らないと有事の対応策を誤るという著者の意見はその通りで、戦争を肯定するにしろ否定するにしろ、戦争や軍隊について知っておくことは重要だと思います。  この著書で触れられていない「戦争の民営化」についてはP.W.シンガー『戦争請負会社』がお薦め。日本の国防や憲法九条については、由紀草一『軟弱者の戦争論』、辻内圭『憲法9条の逆襲』がお薦めです。
戦争、軍隊についての教科書を通して現代世界の常識を垣間見れる名著
戦争・軍隊組織等についての、ごく基本的な知識を、明快に整理して 判りやすく論述されている名著だと思います。 あくまでも入門編、という位置づけでしょうが、筆者にとっては、 目から鱗が正に落ちるような記述が並んでおりました。 例えば、「安全保障」と言う言葉は、これまで新聞やテレビ等でよく 見聞しておりましたが、思った以上に重大な意味合いを国際社会では 含有していること。初めて知りました。安保反対・安保反対と単純に 条件反射のように口走るだけでは、国際社会では生き残れないことが よくわかりました。 新聞・ニュースで国際情勢を読み解きしていく上で、必需品とも言える 教科書的存在だと思います。ミギだろうが、ヒダリだろうが、なんだろうが、 是非ご一読いただきたいと思います。
軍事オタクのための本と言わないで・・・
 この本を持って学校で読んでいたら「本当にお前軍隊オタクだな・・・」と言われました。まぁ自分が軍事オタクなのは認めますが、軍隊に興味もない人でも「機械化歩兵師団」や「パラジャンパー部隊」「ストライカー旅団」などSF映画みたいな名前を一度は聞いたのでは?「パラジャンパー」はあまり聞かないか・・・  戦後60年近くたった今、自衛隊を持っていても、軍に無縁の日本人、悪く言えば平和ボケには「こんなことがありえるのか!!」と思うかも知れませんがこの本に書かれているのが、軍隊の常識なのです。
まずはここから
軍事の各分野の基礎知識がふんだんに盛り込まれています。 戦車の正確な定義も把握していなかった私にとっては、目から鱗が落ちたような驚きに満ちていました。自衛隊の海外派遣、北朝鮮問題、憲法改正等の議論は、このような情報を踏まえた上でなされるべきであると思います。 また、新聞やテレビで上記のような問題が報道された時、この書籍に一度目を通しておいただけで、より現実的な捉え方ができるようになるはずです。特に7章の「現代戦の常識」は必読です。

名前のない女たち 2 (宝島社文庫)

[ 文庫 ]
名前のない女たち 2 (宝島社文庫)

・中村 淳彦
【宝島社】
発売日: 2005-09-30
参考価格: 800 円(税込)
販売価格: 800 円(税込)
名前のない女たち 2 (宝島社文庫)
中村 淳彦
カスタマー平均評価:  4
ガツンと殴られたような衝撃
まずこの本を読んで、自分はなんと温室育ちなんだろう、と思った。 単にSEXが好きとか、リッチな暮らしがしたいからAVに出る、という子は別にいい。 本当に問題なのは、何らかの理由のために、仕方無く自分の体を売っている子だ。 その理由は様々だが、家庭、それも親に問題があるケースが圧倒的に多い。 頻繁に虐待を受け人格が崩壊した・・・金使いが荒く莫大な借金を抱えている・・・ 幼少期に近親相姦された・・・スパルタ教育で精神病になってしまった・・・ 親から不幸な扱いを受け、なんとか生きる術を見つけようとAV業界に入り、そこでまた理不尽な扱いを受ける。 AVの世界は暗い。そこでは、女は「モノ」であり「商品」であり、 ただ金を産み出すための見世物でしかないのだ。 読み終わった後、何とも辛い気分になった。
なかなか面白い
作者の考え方といい、登場した女性達といい なかなか面白い。 やはり風俗業界に身をおいているだけあって、普通の人生ではないようだ。 女性達の話を聞く限りでは、矛盾も多く、自分自身や環境をまだ受け入れ られてないように思える。 気になるのは、"キモチ悪い女"で登場した魅梨さん。 この人は知的障害で間違いないのに、作者のつけたこの題名 や意見を聞く限り、作者自身は心理学的な知識があまり無いのではないだろうか。 一言、コミニュケーション障害というレッテルを貼っている時点で 作者の心理学的知識の無さが浮き彫りとなっている。 本人に判断力が無いにも関わらず、題名をキモチ悪い女とするのはどうかと思った。 心理学的観点から見れば、この女性達のいくつかは境界性人格障害など、いくつかの 人格障害を抱えていることは明確だ。 感情的にばかりならないで、この女性達は適切な治療が必要であろう。
気持ちの弱っているときに読むべきではない一冊
タイトルに興味を持ち、気楽な読み物の心算でコノ本を手に取ったのだが。 凄まじいハナシが目白押しで、読み進むうちに気が重くなった。内容としても、ひと(オンナ)というものがここまで、無意味に、あるいは強く、あるいは粗末に(粗暴に)生きられるのかという点で壮絶なのだが、同時に、各所に散りばめられている筆者自身の内省の言葉が重い。心身が弱って活力のない状態で読むべき本ではない。徒らに消耗してしまう。 逆に、ネガティブな部分に自己投影するところがあったりして、一気に通読してしまうようなときは、要注意。精神的に壮健であれば、ネタ本として笑い飛ばすか、途中でイヤになって投げ出すか、どちらかになることの多い一冊だろう。感情移入する部分があれば、自己チェック。決して読後感が爽快ではないが、自己健康チェックになるかも。そういう本である。
名前のない女1―アタシは生きる―女2(本編)を通読して・・・
一番気になったのは著者の視点の位置の変化だろうと思う。1の初めの内はまだ新人だったこともあるが、エロの世界にそれほど悪いイメージは抱いてはいない。しかしアタシ、名無し2に至るに、何人も女優を見てきたことと、この業界の抱える暗部をたくさん見てきたことにより、視点がすれて来ている。どうにもならん女はどうにもならんよ、という諦めのようなものも文章の中に垣間見えるようになって来ている。人がその世界に染まっていくというのは、多かれ少なかれそういう事なのだろうが・・・・ 本当は星4つあげたい所だけど、ついている帯がマイナス。「幸せ以外は全部経験した」とか、「100万回泣いて、200万回セックスした」とか言うのは大げさすぎ。作りすぎ。よって3点ね。
壮絶な生き方です
「幸せ」意外はすべて経験した。  この言葉は『名前の無い女たち2』の帯に書かれてる宣伝文句。  なかなかショッキングなキャッチコピーだなーなんて思うんですけど、この本の内容のすごさから、あながち誇張でもないなーなんて思うわけです。  この本は企画AV女優のインタビューとそれにまつわるルポタージュで構成されているんです。  この本に出てくる女性たちは、当然ながら裸と性を売り物にしている人たちなんですよね。で、彼女たちの多くは自分の仕事に対して誇りを持っている。自信を持っているって答えてるんですけど、作者がインタビューを続けていくうちに、その態度が徐々に変わり始める。  この作者、残酷なまでに女性たちの核心に迫っていきます。どんどん女性たちの虚勢の鎧をはいでいって本心をむき出しにしていく過程は壮絶です。    やくざな世界に身をおき、その中で自分の感覚を腐らせてしまった女性、本心とは裏腹に、その世界でしか生きられなくなった女性、リストカットする変わりにビデオに出演し自らを苦しめる(自称する)女性。    読んでいて気分が悪くなることがあります。それでも読ませてしまう作者の文章がすごいです。  この作者、風俗の世界に身をおきながら、風俗というものをひどく嫌っているように見受けられる。もしかしたら、その手のものに接触していない人間よりもさらにまともなんではないかと思わせます。そんな人が中から眺めるアダルトビデオの世界、人間の弱さを実感させられます。  

道徳感情論〈上〉 (岩波文庫)

[ 文庫 ]
道徳感情論〈上〉 (岩波文庫)

・アダム スミス
【岩波書店】
発売日: 2003-02
参考価格: 903 円(税込)
販売価格: 903 円(税込)
道徳感情論〈上〉 (岩波文庫)
アダム スミス
Adam Smith
カスタマー平均評価:  3
次は「国富論」に行ってみるかな
 「感情」についての突き詰め様には、いささか圧倒されました。これだけグリグリ考えて、こんな分量の書を物したところを見ると、本当に書く必要があって書かれたものなんだなあと実感した。出版物の絶対量からしても、当時のものはみなそうなんでしょうね。  上巻では、私たちがそこ・ここで行動するにあたって、相応しい・正義にかなう・価値がある・・のか否か等について、思うところはどのように形成されるのか。個人の内面と所与社会とのいわば交感・交換として、あるいは内面に形成された第三者的自己の果たす役割、などで説明しています。 下巻では、行為の領域をさらに広くとり、普遍的なものにまで及ぼして考察してあります。  要するに社会のありようを感情に由来させる論で、その体系はそう小さくはないのですが、使用されている語(≒訳語)の意を文中のものとしてちゃんと汲み分けて読めば、常識的な現代人であろう自分にも解りました(と思います。誤解かな?)。 ピンと来なかったり、「違うだろう」というのがあるのは、時代、国を異にする外、自分が無宗教だからでしょう。  何にせよ、この他A・スミスさんの発した経済、法等についての社会考察の基盤に違いありませんから、避けて通れない書です。  訳文は、原文に忠実であることを重んじた訳者の誠意を推察させるものでした。 とり方、評価はひとさまざまですね。 原文にあたる時間も能力もありませんが、長文なのはそちらじゃないか知らん。 ただ、読点が脅迫的に多いのには、やや閉口しましたが。  まあ、解りやすさを第一に重んじるのなら、解説書の類の方がいいでしょうし、それで十分なのでは?     いずれにせよ、生きるのにもいろいろと大変な時代だったに違いない、というのと、人間むかしも今も、あっちでもこっちでも大して変わらんらしい、と実感させられたことでした。
みんなの意見は案外正しい?
 同感/共感sympathyとはなんぞや。  私がもしAさんの境遇にあったと想像してみたときに、そのAさんと私が全く同じように 感じるか、否か、まさに共感できるか、できないか、に従って測られるべきもの?  アダム・スミスの用語法に従えば、それは半分正しく、半分間違えている。すなわち、 「公正な観察者」の視点から見て、その状況にあったときに、いかなる感情が引き出される だろうか、との思考に基づいて導き出されるべきものがスミスの「共感」なのだから。  この発想、ルソーの一般意志・全体意志の議論と比較して読んでみると面白いかも しれない。挑戦なさりたい方はぜひ。  そう、端的な例を語ろう。電車の中で財布を盗まれ苛立ったAさんがその盗人の死刑を 求め、私もまた想像の上において同様の怒りを抱いたとして、私とAさんの間に果たして 共感はあるといえるのだろうか。  一般の用語法に従えばある。けれども、スミスに言わせればたぶんない。いくらなんでも フツーに考えてやりすぎだ。  逆に、同じシチュエーションに置かれたBさんは徹底的な無抵抗主義者で、その盗人への 許しを与え、そんな高邁さに感動した私も許しを訴えたとする。このときに共感は果たして?  やはり一般的な用語法に従えばある。けれども、スミスに言わせればたぶんない。やはり フツーに考えて、怒りの一つもぶつけたくなるのが人間というものではなかろうか。 「フツー」の人間は、恩に対して感謝の言葉の一つも返さずにはいられないように、自らを 傷つけた相手に対して何らかの報いを要求するものだ、死刑はやりすぎだとしても。  そんな「フツー」について語った一冊がこの『道徳感情論』。  そして、例えば「被害者感情」との美名のもと、しばしばこの「フツー」をあからさまに 逸脱しているのが、今日のこの国の風景だったりもする。  翻訳についてはややもすると硬すぎるような気もする。幸い、スミスの英語は比較的 読み易いものなので、原典に直接当たるのもひとつの手かもしれない。  スミスといえばなんといっても、『国富論』の書き手として知られる人。ところで、その 中に登場するあの「神の見えざる手」とて、この「共感」を知らずしては理解できまい。  そんな点から見ても必読の一冊。
人間精神論の模範
 英国経験論にロック「人間本性論」、スミス「道徳感情論」、ヒューム「人間知性論」、バークリ「人知原理論」等々の精神理論が生まれたのはなぜだろうか?これらは岩波文庫と中公バックスの世界の名著で読める。歴史主義を本来とするかの思想潮流に、なぜ精神に関する「理論」が展開されねばならなかったのか。フランスが革命によって神をも打倒する勢いで政治権力を破壊しようとしてナポレオンの時代を招来したのに対し、英国はこの時とばかりにバークの『省察』を得ることになった。それは当時は反動であったが今や保守主義の聖典とされる。これほどに英国は歴史を重視するのであり、いわば歴史の芳香の中にどっぷりと浸かって味わい尽くした上でそれは意識して理解するというより当たり前の知的環境であると言っていいようなものだろう。そうした歴史主義を前提にした上でこれら経験論の精神論は書かれている。物心二元論を前提にした学問が心を問題にするとすれば、今の脳科学のように情報理論と神経の物理学を綯い交ぜにしたような方法で個々の検証を積み上げていっていつかそれが包括的理論に修練していくことを期待するしかないが、それ(脳科学の統合)は私の見るところまだまだ遠い道のりだ(だからこそ面白いことが残されている)。経験論の精神論は、確かにエッセイに過ぎない、悪く言えば哲学者の与太話かも知れないが、歴史主義の下に科学を忌避するのでも信仰するのでもなく、単に思想の言葉で、精神について考えた論考なのだと思う。それらは十八世紀における準備運動なのではなく、脳科学を手段とした心の探究が今後とるべき模範的形式なのではないだろうか。簡単な日常言語で精神や意識を説明してみること、それを整備されつつある脳科学の新しい知見に基づいて考え抜くという姿勢で展開する必要がある。それが超自然の実在を解明する必要条件でもある。
時代遅れの訳本
これを20年前に出していたならば、訳の巧拙をどうこう言われることもなく、
岩波文化人の方々から幅広い絶賛を受けていたであろう。
だが、今時分このような難解な訳文でもって子訳本を出しても、
ただ読者をより混乱させるだけ。

はっきり言って、中学生レベルの逐語訳。

冒頭言ったとおり、一昔前はこのスタイルが当たり前だったので
誰も文句は言わなかったのだが、いまやわかりやすくてなんぼの時代。
下手なプライドが敷居を低くすることを拒んでしまったのか。

これを買うよりは未来社から出ている『道徳情操論』を
図書館や古本屋で探して読むことをお奨めします。
アダム・スミスおたく向け
古典の内容についていまさらとやかく論評できるような立場でもありませんし、技量も持ち合わせていませんので、翻訳についてレヴューします。

まず、対象となる読者層がかなり限られる翻訳と構成になっています。学術的興味からではなく一般的読者としてこの文庫に接するのはかなりきついといえるでしょう。初版の再現を目指しているのか、完全版を目指しているのかも良く分かりません。付録の挿入の仕方などに関してもかなり疑問が残ります。

訳語は典型的な逐語訳になっており非常に読みにくくなっていますが、一昔前の学術書といえば大抵こんな感じだったかと思います。原書の版の違いによる関係代名詞の変更にも言及するあたりも専門家向けといえるでしょう。

現代社会の諸問題を改めて考えるため???社会科学の原点であるアダム・スミスを一度読み直してみようか、なんて気持ちからこの文庫を手にすると後悔するのはまず間違いありません。心してかかりましょう。


がっかり力 (アフタヌーン新書 001)

[ 新書 ]
がっかり力 (アフタヌーン新書 001)

・本田 透
【講談社】
発売日: 2009-04-09
参考価格: 860 円(税込)
販売価格: 860 円(税込)
がっかり力 (アフタヌーン新書 001)
本田 透
カスタマー平均評価:  4
がっかりだらけの世の中だから。
世の中、カリカリ努力してもどうにもならんことはどうにもならないんだから、これだけは譲れないというカリカリも時には必要なことを肝に銘じながら、がっかり感を許容できる力を身につけよう、という結論としては最近の流行の内容。  期待するから、期待を裏切られてがっかりする。期待を裏切られないためには、「べ、別に期待なんかしてなかったんだからねっ!」と、後付けで「すっぱいぶどうの理論」を適用するか、最初から期待の水準を下げる必要がある。そして、一番良いのはほどほどにがっかりして、がっかりな現実を受け入れること。  これまでの著書より脱力、まったりしており、その主張はすごくまとも。非の打ちようがない(事実にかなり主観が入ってる点はさておき)が、故に、物足りなくがっかりする人は多いかも。  しかし、その物足りないがっかり感からカリカリになって著者を否定することなく、本田透も一皮剥けてまったりした大人になったなあと、読者も大人の余裕を持って対応してほしい、というのが本書の主張なので、みなさんカリカリすることなくがっかりをがっかりとして受け入れるのがいいと思います。
本田透らしい二項対立論のお出まし。
萌に対して喪、がっかりに対してカリカリ。 本田透がこのような思考に辿り着いたのは矢張り、自身の歩んだ人生を背景にしているからなのだろう。キモメンの最極地にいたからこその発見だと思える。 しかし、この新概念は面白い。 がっかりもカリカリも感情を表しているが本田解釈はちょっと特殊。 がっかりとは感情を外に置き、カリカリは感情が中に入っている状態を指す。 難しいが、がっかりは感情が外に飛び出てしまうことである。 がっかりは負のイメージとして考えれば喪と同じであるが、カリカリは萌と同じプラスの思考形態である。 古典に出て来る、「あはれ」と「をかし」の関係のようだ。 本田透自身は論壇に参加しようという気にはなれなくて、どうやら疲れてしまっている感じではあった。 新書ブームだから現在進行形を中継してく感覚なのだろうか?
評論、ではなくライトエッセイ。
 著者の評論といえば『電波男』にはじまり、『喪男の哲学史』『世界の電波男』など、大部の著作となっているが、新設の新書レーベルから刊行された本書は、評論とはいえないライトエッセイ。なので、著者に喪男革命の思想的指導者たる向きを求める、ラディカルな喪男には少し食い足りないでしょう。  逆に、古くからの著者の読者にとっては、かつてのウェブ時代を彷彿とさせる軽妙なテクスト、例えば「プロ野球景気の悪い話」ばりのプロ野球ネタ、宮崎ネタ、映画ネタ等、が懐かしく、拍手を送るかも。  著者にとって本書の売り上げが本当にがっかり ('A`)、になって評論の筆を折ってしまわぬよう、古い本田ファンにおかれては購入を検討してみてください。 
やっぱ天才!!
面白かったです。 本田さんの電波男、喪男の哲学史、以来の名著ではないでしょうか。 やっぱりこの人天才やなと思いました。 読んでください。ぜひ。 ちなみに私はバブル時代ボディコン恋愛至上主義オンナ、 今はアラフォー負け犬人生あきらめオンナですが、 今はとってもがっかりな素敵な人生送っております。
「カリカリ」するな!ってことらしい。
 本書では、がっかりに抵抗する力を 「カリカリ」と定義してます。 今後の世の中は「カリカリ」するとがっかり なにしても「がっかり」する世の中だよ!といかに世の中ががっかりに満ちてるかを 豊富な?例を交えてグダグダ言ってます。  野球でカリカリしてやはりがっかり  お金を稼ごうトカリカリしてやはりがっかり、  女にもてようとカリカリしてやはりがっかり  いい作品を作ろうとカリカリしてやはりがっかり  著者自身のかりかりからがっかりと  本書が売れなくて?やはりがっかり。  要はそういうがっかりに耐性を身に着けろという身もふたも無い内容です。  私自身、予想はしてたが、がっかりな内容にやはりがっかり。  定価が高くてやはりがっかり。  この内容でこの値段だから、アフタヌーン新書は長くないと勝手に予想している。 予想があたったら少しはがっかり感も解消するかな?  本田透氏に特に興味ない人は買う必要ナシ。

社会契約論 (岩波文庫)

[ 文庫 ]
社会契約論 (岩波文庫)

・J.J. ルソー
【岩波書店】
発売日: 1954-01
参考価格: 693 円(税込)
販売価格: 693 円(税込)
社会契約論 (岩波文庫)
J.J. ルソー
カスタマー平均評価:  4
自然状態から公民状態へ、そして国制の形成、政府の形成の契機とその内実の考察
 「人類不平等起原論」での考察をさらに詳しく展開した、1762年発表の著作。  内容は、「人類…」での立場を基にして、自然状態から公民状態(社会状態)への移行の際に個々の社会構成員が「社会契約」を結び、自分の自然的自由をいわば供託することで社会的自由を手に入れるという考え方を示す。供託された自然的自由の総量は主権として、国制を形成・維持する際に機能する法にとっての生命力となること、主権が個々の構成員にとって一般意志として表象すること、主権が法の制定と執行を通じて政府を形成することなど、いわゆる民主政治における主権、国家、政府、社会、人民などの公的な役割についての仕組みとはたらきが、共和国人民としてのルソーの立場から語られる。  ここでの議論の下敷きになっているのは間違いなくモンテスキューの「法の精神」で、基本的な枠組みについては、ルソーはモンテスキューの成果をほとんど丸々戴いている。モンテスキューが用いた図式についての継起的脈絡をより詳しく考察して記述したのが本書の内容だ、と言えるかもしれない。しかし重大な違いは、モンテスキューが君主制の有効性について数々の点を見出しているのに対して、ルソーは共和制擁護の立場から君主制の欠点を大きく取り上げ、共和制の欠点については小さく取り上げているところにある。「法の精神」と本書を読み比べてみると、モンテスキューとルソーの違いがよく分かるかもしれない。  読み進めてみると、前もって抱いていた「過激な共和主義者」というイメージとは異なっていて、国家、主権、政府といった存在に十分リスペクトを示しているので、保守と革新、どちらの側の人にとってもある程度納得できる内容だと思う。例えば「一般意思の無謬性」は、社会の構成員がすべてそれの下にある限り成り立ち、誰かがそこから離脱して生きるならば無謬性は失われる、という記述は、理論的に対立していると思われているエドマンド・バークの意見と両立できるものだと思う。(バークが立場的に本当に対立していたのはヴォルテールやディドロではないか。)この書物のどこに力点を置いて読むかということで、保守主義者と革新主義者は互いに自らの擁護者としてのルソーを読み取れるだろう。全体主義と無政府主義以外の全ての社会思想にとっての公分母になれるだろうと思う。  国家と政府と一つの政党との一体化が長年続いている状況の中、改めて政治制度について知りたい人にとってまず読むべき一冊。
服従契約から社会契約へ
 表題の社会契約とは?契約といえば、民法(私法)が思いつく。社会契約とは現代では憲法(公法)関連の言葉なのだろうか。憲法の教科書を見てみると、ルソーの思想は以下の通りの記述である。1、人間は生まれながらににして自由かつ平等であり、生来の権利(自然権)を持っている。 2、その自然権を確実なものとするために社会契約(social contract)を結び、政府に権力の行使を委任する。 3、政府が権力を恣意的に行使して人民の権利を不当に制限する場合には、人民は政府に抵抗する権利を有する。  これらの原理が本書には刻み込まれているのだろう。
「みんしゅしゅぎって、なぁに?」と子供に問われたら。どうする!? おとうさん、おかあさん!!
「民主主義=多数決」。多分、皆さん小学校でそう先生に言われましたよね。「多数決は民主主義の原則です!!」、とか言って。「じゃあ、人を殺してもいい法律とか人をイジメてもいい法律とか作ってもいいのかよ」って、思いませんでした?  実は歴史上、民主主義がそんな酷い法律の制定におおいに拘わったことがあるんですよね。言わずもがな、ヒットラーのナチ党の話です。  子供の素朴な疑問から、近代史の謎までをカバーする、古典の名作です。責任を持った大人として一読しておきましょう。  ちなみに「中公」との違いは、「岩波の方が詩的・文学的で格調高い」、と云うことでしょうか。・・・・・・逆に言うと、論文調じゃないので、文芸書を読み慣れてないと難読、と云うことなのですが。
空想と笑い飛ばすのもいいけれど……
「生まれつき自由で、そして鉄鎖に繋がれた」ものとしての人間存在が、よりまともな 「鉄鎖」へと自らを引き渡すことを志向した書。本人が言及したのかどうかはさておくに しても、「自然へ還れ」との命題が決して果たされぬ彼岸であることを誰よりもよく知る ジャン‐ジャックが、契約をキーとして、耐えうる絆としての社会制度の構築を試みる。  他のレビューが触れているように、幸か不幸か、このテキストの持つ全体主義への危うさは 疑う余地のないところ。しかし、いみじくもカール・シュミットあたりが正確に見破っている ように、それはルソー固有の問題でもなんでもなく、「近代」における国家論の共通前提で あって、例えば「憲法」などという概念はそれ抜きにしては決して誕生し得なかっただろう、 いわば劇薬の副作用とでも呼ぶべき代物。  むしろ、現在進行形の問題は、そうした近代国家論のデメリットが既に見えているにも かかわらず、それに代わる国家論をまるで構築しきれずにいるところ。そうしたパラダイムの 危機を理解し思考を進めていく上でも、必読の一冊と呼べるのではなかろうか。
欲望は人を堕落させるが、生きるためには欠かせない要素でもある
あらゆるものを欠いているように見える時に 人間は一番みじめなのではない 不幸は、ものを持たないことにあるのではなく それを感じさせる欲望のうちにある。 人間の弱さはどこから生じるのか。 その力と欲望との間に見られる不平等から生じる。 私たちを弱いものにするのは 私たちの情念である。それを満足させるには 自然が私たちに与えている以上の力が必要となる。 だから欲望を減らせばいい。とルソーは言う。 「人間の堕落の原因は能力と欲望の差にある。」 つまり欲望の増大に伴って、 これを充足させる能力の増大が追いつかないところにある 欲求不満の連鎖反応である。

先哲が説く指導者の条件 『水雲問答』『熊沢蕃山語録』に学ぶ (PHP文庫)

[ 文庫 ]
先哲が説く指導者の条件 『水雲問答』『熊沢蕃山語録』に学ぶ (PHP文庫)

・安岡 正篤
【PHP研究所】
発売日: 2005-10-03
参考価格: 650 円(税込)
販売価格: 650 円(税込)
先哲が説く指導者の条件 『水雲問答』『熊沢蕃山語録』に学ぶ (PHP文庫)
安岡 正篤
カスタマー平均評価:  4
時代を越えた”先哲”からのアドバイスです
的確な状況判断が求められるトップは、周囲からの批判に耐えることが できる精神的な強靱さが、いつの時代にも求められる。 そのトップを支える宰相の存在の重要性は言うまでもない。 上州安中の藩主・板倉勝尚が組織の責任者として、あるべき姿の理想像 を描きながら、なかなか思い通りとならない現実に直面する。思い悩む 板倉に対して、幕府大学頭・林述斎がいくつものアドバイスを書き留め た書状を送って、理想と現実のしがらみを独特な視点から、心温かく見 守る。 時代を超越した”組織論”と”普遍性”が、ほんのりと伝わる心地よい 一冊である。

現代社会の理論―情報化・消費化社会の現在と未来 (岩波新書)

[ − ]
現代社会の理論―情報化・消費化社会の現在と未来 (岩波新書)

・見田 宗介
【岩波書店】
発売日: 1996-10
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
現代社会の理論―情報化・消費化社会の現在と未来 (岩波新書)
見田 宗介
カスタマー平均評価:  4.5
徹底した考察。現代社会の構造を簡潔に示す。
「物質消費」から「情報消費」へ。 こういった標語を掲げることは容易であっても、 それを論理的に、誰にでも理解を促す形で、 もしくは誰にでも反論する余地の可能性を含んだ形で、 表現することは容易ではない。 新書であることの意義は何であろうか。 一つには、専門家ではない一般層への啓発を 少なからず含むということが挙げられると思う。 同時に著者は、自身の主張の核心を薄めてしまうほどの平明文は書かない書き手である。 それゆえに、本書は専門書ほどがっちりと体系だってはないが、 新書としては多少難解であるという所に位置することになったように思える。 一章?三章で現代社会の「光」と「闇」の部分を実証的に論じた後、 四章では、その解決の方向として多少難解な論理が展開される。 だが考察も論理も徹底している。晩年の著作だけに筆力も十分。 これ以上の文を望むのは難しいとは思うが。 本書が現代社会の理論の外部問題を扱ったものであるとすると、 その内部問題を論じたのが続編の『社会学入門』。 著者自身の内部問題を論じたものとしては前作『自我の起原』を読みたい。
消費社会の誘惑を覗き、不安ト恍惚ワレニ。この克服をいかに。
 第4章「情報化/消費化社会の転回 自立システムの透徹」が、本書の要諦であろう。新書ではあるが、多くの人に理解を得やすいような説明と手放しでは推奨できない論述である。よくよく読まないと上の空になる。  かつて、なかにし礼さんが「あなたならどうする」と詩に書いていたが、あなたなら、豊かな社会に向けた貧困と貨幣(の必要性)、至福に向けた禁欲と喜び(の追求)という「現代社会」の事実に対して、どう感じ、何を考えるだろうか。  情報化社会の効用的、手段主義的な情報のイメージ、消費化社会のマテリアルな消費に依存する幸福のイメージにそれぞれ拘束されていることの現在(p.170)。消費化社会の思想とシステムの正しさの根拠はどこにあるのか。現実の彼方にはどのような論理的可能性があるだろうか。これらに立ち向かう著作である。  機制(きせい)、不羈(ふき)、モードなどやや古くさい言葉も出てくるのは著者の年齢から言って、読む方で意図を解釈するとしても、転回については著者が幾度も述べ、私たちに訴える中心的な概念となっている。情報のコンセプトについて紹介するならば、成長のあとの成長についての見晴らし(p.163)、自分を踏み抜いてゆくコンセプト(p.165)とある。  著者のいう「価値」についてだが、間々田孝夫『行動理論の再構成』では、「価値については定義されているが、その元になった主観の作用=価値意識については、はっきり定義されていない。価値は欲求という言葉で定義されるが、欲求についても定義らしいものがない」(p.58)という意見があることも知って読んでみてはいかがでしょう。 目次、章節。索引なし。参考文献、各章ごとにあり。最近の岩波新書はひもなし。
あたらしい視点
 この本は、従来は否定的に語られることの多かった「消費社会」、「情報化社会」の肯定的な一面を描出しており、これからの社会のあり方を考える上で非常に参考になった。著者は「消費社会」にこれまでの資本主義につきまとってきた「矛盾」、つまり「恐慌」とその克服のための「戦争」とを克服する道を見ている。  また、新たな価値を創出する際に、「収奪」という手段ではなく、デザイン等による他からの差異化を用いる「情報化社会」に、資源不足がますます進行するであろう我々の未来への希望を見出している。  本書は現代社会が豊かにはらんでいる〈可能性)を我々に教えてくれるものだ。  
骨董的価値
「70年代まで」を見事に定量化した力作。それ以降はどうすんですか?とみんなが疑問に思っているうちに著者が退官してしまった。この6?7年で評価が暴落してしまった感がある。
先見の明、褪せることなく輝く。
この本が出版されてから現在までの間には、経済のグローバル化が進展。 日本は「失われた10年」の経済不況を体験し、企業型社会保障がくずれ、若年非正規雇用労働者が拡大してきた。 ますますの少子高齢化が見込まれるという事実もあり、日本の国際社会における地位は確実に低下しつつある。 この先、社会や労働者は、どこを目指せばよいのか、と憂う事態だ。 単純に物を作って売ればいいのは時代遅れ。資源には限界があるという認識がようやく共有されてきた。 それでも人類には捨てることのできない成長志向があるとわたしは思う。 伸ばすべきは、モノではなく、情報の生産性だ。効率的な大量生産品に慣らされてはいけない。 美しさや、個性といった価値へ向かう差異を目指して、成長する意志を手放さないことだ。 本書は、実に10年以上も前から、人々に説いている。この方向にしか、選択肢がないことをー。

続・反社会学講座 (ちくま文庫)

[ 文庫 ]
続・反社会学講座 (ちくま文庫)

・パオロマッツァリーノ
【筑摩書房】
発売日: 2009-04-08
参考価格: 819 円(税込)
販売価格: 819 円(税込)
続・反社会学講座 (ちくま文庫)
パオロマッツァリーノ
カスタマー平均評価:   0

  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20 
10 / 50

サブカテゴリ
    新書・文庫
   政治・社会
   政治
   外交・国際関係
   軍事
   法律
   社会学
   女性学
   福祉
   環境・エコロジー
   政治・社会 全般



特集
   恋愛



◇このサイトはAmazon.co.jpと連携しています。ショッピングカートはAmazonのものを利用しています。
◇販売事業者はAmazonとなりますが、商品選定等についてのお問い合わせがありましたら、フッターにありますメールリンクからご連絡下さい。



**お店のPR**
<相互リンク>
AmazonMall0
AmazonMall2
AmazonMall3
AmazonMall4
AmazonMall5
AmazonMall6
AmazonMall7
AmazonMall8
TomatoChips
MensWathch
LadysWatch
ShopResort
PremMarket
PremShop
SavePrice
限定ミッキー腕時計
オイルキャンドル
OMEGA格安
海外ブランド財布格安
グッチ格安
ブルガリ格安
プラダ格安
コーチ格安
お祝いに胡蝶蘭
逸品堂Mens支店
逸品道Ladys支店
羽根布団10点
羽根布団8点
AkiraZon
AmazonMall001
AmazonMall002
AmazonMall003
AyaZon
声優Zon
USBjunky
PC_LIFE
あかちゃんのおもちゃ
エレキギター
電車のおもちゃ
浄水器屋
何でも収納屋
電動工具屋
ラジコン屋
はんこ屋
防災防犯屋
サイエンス屋
ミニカー屋
ケース売り屋
G-SHOCK堂
kinsen.com
usb.kinsen.com
SavePrice

AmazonMall012
AmazonMall013
AmazonMall014
AmazonMall015
AmazonMall016
AmazonMall017
AmazonMall018
オススメ腕時計
オススメ羽根布団
オススメ!ミッキーマウス腕時計
オススメMP3プレーヤー
オススメ美容器具










Copyright © 2009 新書☆文庫ランキング. All rights reserved.    Program by 簡単アマゾンサイト作成ツール 4.1.2

 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク