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ペリリュー島玉砕戦―南海の小島70日の血戦 (光人社NF文庫) アルハンブラ物語〈上〉 (岩波文庫) 大江戸えねるぎー事情 (講談社文庫) 武士から王へ―お上の物語 (ちくま新書) 大久保利通 (講談社学術文庫) 戦国武将のゴシップ記事 (PHP新書) 脱藩大名の戊辰戦争―上総請西藩主・林忠崇の生涯 (中公新書) 中国の歴史〈1〉 (講談社文庫―中国歴史シリーズ) 頼朝の天下草創  日本の歴史09 (講談社学術文庫) 小村寿太郎とその時代 (PHP文庫)
ペリリュー島玉砕戦―南海の小島.. アルハンブラ物語〈上〉 (岩波.. 大江戸えねるぎー事情 (講談社.. 武士から王へ―お上の物語 (ち.. 大久保利通 (講談社学術文庫) 戦国武将のゴシップ記事 (PH.. 脱藩大名の戊辰戦争―上総請西藩.. 中国の歴史〈1〉 (講談社文庫.. 頼朝の天下草創 日本の歴史0.. 小村寿太郎とその時代 (PHP..

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ペリリュー島玉砕戦―南海の小島70日の血戦 (光人社NF文庫)

[ 文庫 ]
ペリリュー島玉砕戦―南海の小島70日の血戦 (光人社NF文庫)

・舩坂 弘
【光人社】
発売日: 2000-10
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
ペリリュー島玉砕戦―南海の小島70日の血戦 (光人社NF文庫)
舩坂 弘
カスタマー平均評価:  4
偏りが気になる
戦記としては非常に優秀です。 硫黄島と並んで、圧倒的劣勢の日本軍の善戦敢闘は長く語り継がれるべきで、 その役割を本書は十分に果たしていると言えるでしょう。 それだけに、偏った書かれ方をしているのは気になります。 米軍側への取材が少なく、書物からの引用のみ。 日本軍の勇戦ぶりを強調し、米軍をあまりにも軽く見すぎています。 日本兵は勇敢で、米兵が臆病者であるかのような書かれ方はどうでしょう。 もちろん、一部にはそういう事実もあったのでしょうが、ことさら強調されすぎです。 この著者が思っている以上に米兵も勇敢です。 公平な戦記とはあまり言えないので、本書では偉大なる先輩である日本兵の 素晴らしい戦いぶりだけを感じ取るべきでしょう。
サクラ、サクラ
もう2年くらい前になるだろうか。たまたま、靖国神社の就遊館で、ぺリリュー島の戦いについての特別展をやっていたのを見た。それからずっと心に引っかかっていたので、本書を探して読んだ。 日本軍は失敗から学ばない軍隊だといわれることがあるが、それは必ずしも正しくはない。短期間で玉砕したサイパンやグアムの戦訓を生かし、工夫を凝らして圧倒的な米軍に対峙した中川大佐率いるぺリュリュー島守備隊の大奮戦の様子は、想像を絶する物凄さである。人間はここまで極限に追い込まれても、こんなにまで頑張れるものなのかと絶句する。 ぺリリュー島が見えるアンガウル島で戦った元軍人によるレポートである。力の入った表現が多いので戸惑う読者もいるかもしれないが、よく調査し整理した上で、戦史を丁寧に記述している。ちなみに、本書に詳しい記載はないが、実はこの著者も、アンガウル島の戦いで活躍し、米軍に突入して頸部を撃たれて動けなくなったところで捕虜になったものの重症のまま収容所を抜け出して米軍弾薬庫を爆破した猛者として有名である。 ぺリリュー島守備隊の奮戦は、劣勢に陥った日本軍のその後の戦闘のモデルケースになった。特に、洞窟陣地を張り巡らした防護線による巧みな抵抗作戦は、近年映画で脚光を浴びている硫黄島の戦いなどでも生かされている。また、ぺリリュー島の激戦は、早期に避難させたために民間人が巻き添えにならなかった戦いであり、特に本書に言及はないが、これがその後独立国したパラオの日本に対する国民感情が他のアジア諸国と比べて比較的良好に保たれていることにつながっているということも書き添えておきたい。 圧倒的に強力な米軍相手に、空も海も包囲され、連日の猛爆撃や砲撃に耐え、戦車には肉弾攻撃で対抗し、食糧も水も欠乏し、さらに弾薬もつき果てる中で、根気強く、最後の最後まで文字通り命がけで戦い抜いた守備隊の勇気と能力の高さには、ただただ驚嘆するしかない。本当に、本当に、よく戦ったと思う。 散る桜、残る桜も散る桜
ペリリュー島の戦いの記録
 援軍もない孤島を死守する日本軍1万余。サイパン戦などの教訓を生かして、むやみな万歳突撃や玉砕を自粛して、洞窟陣地にこもり徹底的に防御しながら、攻める米軍に人的出血を強いる戦法を実行した。  攻める米軍の死傷数が、守る日本側を上回るほどの死闘を演じた戦いだ。70日間、文字通りの最後の一兵まで戦った日本軍。  海を60キロも泳いで機密文書を運ぶ兵隊。火炎放射にあぶられながら、戦う兵隊。物量に立ち向かうのは精神力だけ。米軍を島に一日釘付けすることで、祖国の防衛は強化される。1万人が350人になるまで抵抗し、そのための時間をかせぐ。そして最後の350人も突撃して全滅。この頑張りは無意味だっただろうか。  彼等自身が願ったような大東亜戦争の究極の勝利には結び付かなかったが…。この本を読んだ直後に、たまたま東京出張になったので、靖国神社に行ってきた。遺品展示コーナーには、ほかの戦場のように記念品の陳列はなく、ただペリリュー島の浜辺の砂だけが展示されていた。でも、こんな恐怖に満ちた戦いを現代日本人は、もう決してできないであろう。きっとできない。僕もできない。  祖国の永続的繁栄を願いながら多数戦死していったペリリュー島の兵隊たちの記録を、この本で深く知ることができた。 ペリリュー島玉砕戦―南海の小島70日の血戦 (光人社NF文庫)
「サクラ、サクラ」に込められた想い
 題名の通り本書は太平洋戦争時のペリリュー島防衛に際する玉砕戦を描いたものである。
 硫黄島戦に比肩してアメリカ軍に被害を強いた様は読んでいて胸が締め付けられる思いがする。
 彼我の圧倒的な物量差にもくじけることなく故郷を想い家族を想いながら戦う様には英霊への強い感謝の念を呼び起こさずにはいられない。そしてわずかな援軍のみで奮闘しつつも力尽き、最後にある「サクラ、サクラ」の電文を読むに至ってその無念を強く感じた。
 表現に多少、自負の強すぎる部分があり、多少しらける箇所もあるが、先の戦争中いくつかある玉砕戦のひとつを描いたものとしておすすめできる一冊である。
 数値的資料としてはあまり詳細が記されておらずそれほど価値はないが、散華した英霊の想いを感じるには十分である。
 評価としては自負の強すぎる部分をひとつ減点して星4としたい。

アルハンブラ物語〈上〉 (岩波文庫)

[ 文庫 ]
アルハンブラ物語〈上〉 (岩波文庫)

・W. アーヴィング
【岩波書店】
発売日: 1997-02
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
アルハンブラ物語〈上〉 (岩波文庫)
W. アーヴィング
Washington Irving
カスタマー平均評価:  5
これを読まなくしてアルハンブラは語れない
はるか昔、初めてアルハンブラを訪れた時に、宮殿のすぐそばのショップでこの本に初めて出会いました。それ以来アルハンブラを訪れる前には必ずもう一度、読み直し、その幻想にひたりながら宮殿内を歩きます。本は、ムーア人の不思議な魔法に包まれているかのように読む人を夢中にさせ、魅了します。アルハンブラを訪れる人には是非読んで頂きたいおすすめの物語です。
ふしぎな旅をどうぞ
作者の旅行記の間に、
旅先で聞いた昔話が挿まれている、という構成で、
エッセイ、昔話集としては勿論ですが、
訳注や解説を頼りに、当時の民族や宗教の複雑なせめぎ合いについて、
読み込むこともできます。
文庫版の古典文学では珍しい、豊富で美しい挿絵も、
イメージを広げるのに力を貸してくれるでしょう。
「古典は堅苦しくて苦手‥‥」

という人にも、きっと楽しめる本です。
ア−ヴィングの最高傑作の一つ
ア−ヴィングの浪漫的な筆がさえている。著者がスペイン人のサンチョ
というあだ名の従者を従えて旅する話やアルハンブラ宮殿の描写など
読んでいてその美しい光景が目に浮かぶようである。あちこちに挿入
されている挿絵がさらに読者を夢幻の世界へと誘うであろう。

最後の挿話として「アラブの占星術師の伝説」があるがこれがまた

よくできた伝承である。
オリエントへの憧憬
 1829年春、作者がスペインのアルハンブラに数ヶ月滞在した体験をもとに、アルハンブラでの日々やそこで人々から聞いた話などを、スペインのレコンキスタ(再征服)の歴史を絡めながら綴った随筆調の作品。

 イベリア半島は或る期間、モーロ人主体のイスラム軍に占領され、「アル・アンダルス」と呼ばれていた。アルハンブラも彼らが築いた宮殿である。が、度重なる北方からのキリスト教軍の侵攻(レコンキスタ)により、彼らはアル・アンダルスを失う。

 「スペイン」の歴史の前に「アル・アンダルス」の歴史があった、ということは私にとって驚きであった。そして、そのアル・アンダルスの世界が、アーヴィングの筆によって蘇り、私達に、そのきらびやかでオリエンタルな世界を見せる。読後感爽やか!な作品である。


大江戸えねるぎー事情 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
大江戸えねるぎー事情 (講談社文庫)

・石川 英輔
【講談社】
発売日: 1993-07
参考価格: 560 円(税込)
販売価格: 560 円(税込)
大江戸えねるぎー事情 (講談社文庫)
石川 英輔
カスタマー平均評価:  4
現代生活のエネルギー浪費を認識できる
かつて世界一の大都市と言われた江戸の生活が、いかに少ないエネルギーで 営まれていたかを具体的な数字で紹介する文化論。 例えば米の生産では、田植機などない昔はほとんどが人の手によるため、 1キロカロリーの人力を投入すれば(食品の熱量として)15キロカロリー程度の米を収穫できる。 得られるエネルギーは投入時の15倍に増えるという計算。 これは1町歩(1ヘクタール)の田から2.4トンを収穫でき、それを3人が半年がかりで毎日働いたという条件で 試算したものだ。一方、現代の米づくりでは投入エネルギーの1.5倍にしからない。 江戸時代の暮らしや庶民の風俗を語りながら、こうした使用エネルギーの比較を試みる。 あかり、水、米、魚、野菜、着物、住まい、涼む……と続く。 先に進むにつれてエネルギーの比較が占める文章の割合が少なくなり、文化論はだんだん二の次に なってくる感がある。それでも江戸の(あるいは現代とは異なる)日本人の暮らしに興味がある人にとっては 充分楽しめる本だろう。数字が多いが、ややこしいと感じる人は読み飛ばしても趣旨は伝わるはずだ。 痛烈に現代の暮らしを批判するような暑苦しさがないのも良い。 著者も本文中で「江戸時代の生活に戻ることなどできるはずがないし、また、戻らずにすめば それにこしたことはない」と述べている。 ただ、エネルギー消費という観点でいかに我々が贅沢をしているかを認識するだけでも、 地球温暖化問題に取り組む際に違いが出そうだ。 もちろん、著者が現代の生活の仕方に批判的な立場は明らかで、各章ともちょっとした皮肉は付け加えてある。 冒頭のミクロコスモス(エコスフィア=生命地球儀)の実験の紹介が印象深い。
1年前の太陽エネルギーで生活する
江戸時代について精力的な執筆活動を行っている著者の一連のシリーズのひとつである。 本書では「エネルギー」に焦点を当て、23の項目から江戸時代の生活の実相に迫ろうとしている。 「江戸時代の人々は1年前の太陽エネルギーで生活していた」という話が一番面白かった。なるほど、一年生の植物や木々の下生えや枝を利用している分にはエネルギー差し引きはゼロもしくは持ち越しになっている。今では工業に類する製紙・製塩なども農業であったと言う事も「なるほど」と思わされ、江戸に特有の時代相を実感できた。 ただ現代との比較に取り組む一環として江戸時代のエネルギー消費のカロリー表示に挑戦しているがあまり意味が無く、ライフスタイルの違いという著者の訴えたい本質には却って有害な気がした。カロリー表示に換算しない・できないものが多すぎるので厳密性に欠け、本筋の説得力にも悪影響を与えている。
今の生活を考えさせられる本
この本はとにかく読んでいただきたいの一言である。

昔の日本人は、与えられた大自然に感謝し、その営みを壊すことなく、その中で合理的に生きていたのだということを実感することができる。一見すると、今の生活から比べてたいへんそうだなぁと思ってしまいそうだが、よくよく考えてみると、現代よりも人間らしい豊かな生活をしていたのではないかと思う。

自然は無尽蔵にあるかのように、これまでの蓄えを食いつぶし、ただひたすら”今”だけの満足を追い求めて、日本だけでなく世界中のあらゆる資源を浪費する。こんな社会が長く続くことは考えられない。本書に述べられているように「無から有は生じない」のである。

日本人はありとあらゆるものに神が存在するという信仰を持ち、自然に感謝しながら生きてきた。その思いは今の時代にあって全く古さを感じさせない、素晴らしいものだ。すべての恵みに感謝し、われわれを生かしてくれる地球にもっと目を向け、新しいライフスタイルを考えるきっかけを本書は与えてくれる。温故知新、先人は常に新しい道を示すヒントを与えてくれている。
著者の姿勢が凝縮されている本
 江戸時代と現代の、日常生活でのエネルギー消費量を比較したもの。比較するために、江戸時代の暮らしを紹介しているところが興味深い。
 そして、「事情シリーズ」や小説「大江戸シリーズ」で繰り返し書かれることがこの本の中にすべて詰まっている。

 「何しろ、江戸の町奉行所の人員は、行政や裁判から警察業務の担当者まで含めて、たったの二九〇人しかいなかったのだ。これで、武士以外の五〇万市民を相手にしたのだから、勤労者人口の七人に一人が公務員や準公務員だという現代民主政府のような小うるさい干渉などできるはずもない。また、教員免許も初等教育についての制度や法律もなく、庶民のための初等教育予算はゼロ。手習師匠は、実質的には自由放任で自由競争だった。」(160ページ) エネルギーの消費量がどうこうではない。
 世の中のあり方を問題にしているのである。


武士から王へ―お上の物語 (ちくま新書)

[ 新書 ]
武士から王へ―お上の物語 (ちくま新書)

・本郷 和人
【筑摩書房】
発売日: 2007-10
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
武士から王へ―お上の物語 (ちくま新書)
本郷 和人
カスタマー平均評価:  4.5
中世王権の大局的展開
 1960年に生まれ、学問の細分化に危機意識を持つ日本中世政治史・古文書学の研究者が、2007年に刊行した、当為ではなく実情に基づく(中世社会の特質ゆえに、また著者の現代へのスタンスゆえに)王権論。著者は、権門体制論と東国国家論を批判し、理論的には未熟ながら史実に基づいて論を進めるために、より緩やかな概念である王権をキーワードに、中世日本政治史の大きな流れを叙述しようとする。本書で言う王権とは、タテの主従制的支配権に基づき、自己の力量で周囲に従属を要求する自立した権力体であり、また被治者に対して責任を負う(統治権的支配権)ために自らを律する存在である。中世日本では、政治権力の限界ゆえに、王権は東西で分立した。主従制により無教養な武士に対する支配を実現した東国の鎌倉幕府は、武力で西国の朝廷を抑えつつ、朝廷の教養を取り入れて統治への意志を持ち始める。やがて土地を重視する東国と、対外交易を重視する西国とを結ぶ流通網の成立や、幕府と主従関係を持たない武士=悪党の増加により、鎌倉幕府は倒れ、流通の拠点京都を押える室町幕府が成立する。朝廷を包摂した単一の王権は義満期に実現するかに見えたが、職の体系を超克する論理の欠如、東国と南国への支配権の放棄によりそれは実現せず、江戸幕府は再度東国に拠点を移し、鎖国と土地中心の経済に基づく支配を行った。他方宗教面では、顕密寺院は朝廷や幕府と相互補完関係を持っていたが、易行を重視する異端である禅宗と一向宗の登場は、この安定的な関係の撹乱要因となる。特にリゾーム状の構造を持つ惣村と結びついた一神教的な一向宗とキリスト教は、ツリー状の支配に基づく戦国大名と対立し、天下統一過程で鎮圧されていく。本書はやや強引に理論的に説明しすぎるきらいがないわけではないが、王権をキーワードに中世日本史研究の状況が整理されている本といえよう。
平板な幕府政治の理解を超えて
表題の通りのテーマなのですが、実際読むと 統治主体の話がしたいのか、それとも広く社会体制の話なのか曖昧なまま 展開されるので後半かなり混乱させられます。それでも筑摩新書らしい 深く楽しい良心的な歴史入門書なので十分一読の価値があると思われます。

大久保利通 (講談社学術文庫)

[ 文庫 ]
大久保利通 (講談社学術文庫)

・佐々木 克
【講談社】
発売日: 2004-11
参考価格: 1,103 円(税込)
販売価格: 1,103 円(税込)
大久保利通 (講談社学術文庫)
佐々木 克
カスタマー平均評価:  4.5
鉄血宰相と呼ばれた男
言わずと知れた維新三傑の一人で、明治政府の礎をその中心として築き上げた大久保利通公 同じ薩摩藩の盟友である西郷隆盛公が強烈な人物像を持っていること、またその西郷公を死に追い込んだとされて暗殺されたということから世間的な評判は芳しくない しかし、明治維新が革命でなく、”維新”として世界的名声を浴びることになったのは大久保公を抜きにして語ることはできないし、近現代の日本人像が欧米人の多くに尊敬の対象とされたのは岩倉使節団における公の立ち居振る舞い等も一役買っているのは間違いない 本書は、その大久保公に近しい方達に「報知新聞」の記者がインタビューした記事を再編集したもので、各々の方達から観た公についてであるため、公の人物像に統一感が若干乏しいことは否めないが、読み終わったあと振り返るとそれが逆に妙なリアリティーを醸し出している 公はその人物像から鉄血宰相と呼ばれた 武士として、政治家として筋の通った言行一致を貫く姿勢は、ときに鉄血・冷血と批判された しかし、その公平無私の精神は非常に立派であるし、尊敬に値するものであると私は思う ”公平無私” 現在の政治家に欠けているものではないだろうか!?
マクロの目的を優先させる意志
彼に接した様々な人の証言を元にした、大久保利通の人物・業績評。これを読むと、利通の人となりは、「寡黙。威厳やこわさを感じる」「清廉潔白」「強い責任感のもとで決断する人」といったところに代表されます。また、特に行動パターンで特徴的なところは、「部下の意見に率直に耳を傾け、よしとするものは積極的に採用」し、「保守のひとではない。良いものは積極的に取り入れようとした」点にあるようです(証言が淡々と並べられているだけの構成がより説得的)。

ひとによっては窮屈を感じるほどの威厳、堅物ぶりで身の回りを律する一方、積極的に新しいものを取り入れようとした、明治の創生期(混乱期)に適したマネジメントのスタイルが見えてくるような気がします。

印象的だったのは、薩摩藩の改革時のエピソード。昔の門閥や家老を全て藩の重役から外そうとしたとき、藩主久光が大変怒り、大久保を呼び付けたが、利通は頑として応じず、藩主は烈火のごとく怒って「系図もなにもこうなっては用がないから、焼いちまえ」と言ってブルブルふるえたそう。それでも意志を貫いたということは、自己の利害関係よりもマクロの藩や日本の利害を優先させる強い意志があったからなのでしょう。上司に弱いサラリーマンとしては、時として見習うべき姿勢、と感じます。
身近な人からみた「北洋の氷塊」
政治家に必要な冷血が多いと評された大久保利通。 その大久保の部下や近親によって語られた大久保利通像は、大久保に ついてのステレオタイプなイメージとはずいぶん違う。とりわけ大久 保の妹によって語られたエピソードは微笑を誘われる。 司馬遼太郎氏の「翔ぶが如く」と併読するとよいのでは? この本を読んで大久保の凄さはわからないかもしれないが、彼の特質 である強靭さや懐の深さはハッキリとわかる。 クラウゼヴィッツが将帥に必要な資質として「強い性格」について書 いた記述があるが、大久保はまさにこれに当てはまるだろう。 以下、福地桜痴の評。 「公が政治家としては最上の冷血であるにも関わらず、個人としては 懇切なる温血に富んでおられることがわかる」
大久保公の威風を感じる
 大隈重信や前島密など著名な人たち、あるいは大久保公の家族による大久保公の思い出話が満載である。  維新の英雄がどのような人柄であったのか、巷間にある小説や評論ではそれを書く作家のスケールに縮められるきらいがあって、今一つすばらしさが分からなかったが、この本では、大久保公の仕草、仕事振り、普段の姿が紹介され、頭の中で大久保公の人物像を自分なりに描く楽しみがあった。  読了後、世界が変わった。今の世に大久保公が生まれていたら、どういう人物になったろうかと考えた。どういう教育をすれば大久保公のような人物が出来上がるのか。時代や環境が人を作ったのか。  本では、大久保公に限らず、岩倉、西郷、木戸、伊藤などの方々のエピソードもある。彼らとの比較から浮かび上がる大久保公像。  大久保公を語る人たちは、ある人はともに仕事をしたことを誇り、ある人は懐かしんで涙乍らに語る。  読了後、興奮が冷めない。表紙の大久保公の写真を見つめていると、公が話し掛けてくださるようである。一度でも謦咳に触れたかった。  


戦国武将のゴシップ記事 (PHP新書)

[ 新書 ]
戦国武将のゴシップ記事 (PHP新書)

・鈴木 眞哉
【PHP研究所】
発売日: 2009-05-16
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
戦国武将のゴシップ記事 (PHP新書)
鈴木 眞哉
カスタマー平均評価:  2
ネタ切れなのかと心配したくなる薄っぺらさ
結論から言うと、残念だが深みがなく面白くなかった。 類書を何冊か出されているようだが、ネタ切れではないか? 帯に「名将たちの意外なプライベートを次々に暴露!」とあるが、 歴史好きなら誰でも知ってるようなことの二番煎じ。意外でも暴露でもない。 また根拠となる史料の掲載がほとんどない。 ゴシップ(興味本位の個人に関する噂話)だからそれでいいと言われればそれまでだが…。 それでいて他の歴史学者の説の批判で間を持たせているような箇所もある。
うっすい・・・。
内容が薄っぺらい。 新書なのに読むのを挫折しそうになったのは初めてだ。 所々に他の研究者の批判などが入るのも興ざめだ。 それによく知られていることを大仰に言ってるのはなんだろう? お金払って買った者から言わせてもらえば つまらない。
肩の凝らない、戦国武将雑学集
タイトルから醜聞ばかりを集めた作品を連想するかもしれないが、そうではない。著者は「はじめに」で脈絡もなしに雑然と<お話>を並べたものとならないよう、プライバシーという軸を立てて少しまとまりにあるものをつくることを意図したと書いている。この意図が成功をおさめているかは疑問符がつくが、一応、家族・家系、趣味・嗜好、見た目、性癖・性向、武具・武技、信仰・信条、名前、懐具合、晩年と死の九章をたて、それぞれに六話?九話を配し、さらに一話に数人の武将をとりあげている場合が多いので、登場する武将は天下人クラスの超有名人から初めて名前を聞く無名の人まで極めて多数。他愛のない話、その武将の本質を物語る話、真偽不明の話や明らかに真実でないと否定される話などのごった煮で、話同士の横のつながりは弱い。しかし、これは著者ならではの博識がスパイスとなったおいしいごった煮で、肩の凝らない戦国雑学集と位置づけるべき作品と言える。眉唾ものの話も含めてきちんと出典を明らかにし、これだけのちょっと面白い戦国武将裏話を集めたのは大したものだと思う。読者は気楽に戦国武将の人間味溢れる四方山話を楽しめばいいのではないだろうか。著者は戦国時代の大誤解、戦国武将・人気のウラ事情 、と続けて、いわばお話集を上梓したが、もう十分だろう。共著でもいいからそろそろ骨太の作品を期待したい。
う?ん、鈴木氏らしからぬ内容
どれも見たことのある内容ばかり 「2ちゃんねる」にあるネタばかりで、興醒め 信長が下戸だと言うのは有名だけど、その後の世界で石田三成が干し柿を勧められて「腹を壊すから嫌だ」と断ったことを考慮すれば、もう少し調べようがあったのではと、残念な気持ちになる 柿は下剤作用があり、昔から「腹を冷やす」効果があるのだそうな(葉も同じ) 所謂民間療法のようなものだが、干し柿には食物繊維が豊富なのは確か 故に、『腹の弱い男性が好んで食える』ものではない 医学的な話でもないが、男性は腹(腸)が弱く、女性は腹(腸)が強い だから男性はちょっとした事で腹を壊しやすく、女性は『便秘』になり勝ちなのだ そう言ったことを踏まえた上で書いて欲しかった 当時の食事事情を考えればお通じの良い物が多かったので、干し柿など食せば信長も直ぐ腹を壊したことだろう(苦笑 誰も知らない(あるいは少ない)逸話ばかりなら秀逸なのだが、所詮一般人ではこれが限界か・・・

脱藩大名の戊辰戦争―上総請西藩主・林忠崇の生涯 (中公新書)

[ − ]
脱藩大名の戊辰戦争―上総請西藩主・林忠崇の生涯 (中公新書)

・中村 彰彦
【中央公論新社】
発売日: 2000-09
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 714 円(税込)
脱藩大名の戊辰戦争―上総請西藩主・林忠崇の生涯 (中公新書)
中村 彰彦
カスタマー平均評価:  4.5
筋を通した佐幕派大名
紀州、尾張、彦根三藩の徳川家への背信行為を責め、徳川家再興のために戊辰戦争を戦った上総請西藩主・林忠崇。

箱根・小田原で戦い、奥羽越列藩同盟に参加、磐城戦争を経て徳川家の存続が確認されて抗戦目的が達成されると降伏に応ずる。
その後明治になってから生活は困窮するが、爵位を獲得でき、昭和16年94歳の一生を終えた。

歴史の中に埋もれてしまった小藩ながら筋を通した一大名の物語。
信念に生きた最後の殿様
 幕末の動乱期に、全国の諸藩は佐幕か勤王かで揺れており、多くは日和見な態度をとっていた。
 
 その中にあって請西藩1万石、若干二十歳の若き殿様、林忠崇は徳川宗家を守りたいという一心で最後まで佐幕に徹した人だった。

 領民に見送られながら陣屋を出陣した忠崇は旧幕府の遊撃隊と行動を共にし、小田原で官軍と激突、その後も奥羽を転戦し、戊辰戦争後は新政府に仕え、神職などを勤めた。
 
 昭和16年、94年の生涯に幕を閉じた林忠崇とはどういう人だったのか。戊辰戦争時の忠崇のとった行動、その後、明治・大正・昭和と忠崇はどんな人生を送ったのか。

 最後の殿様である請西藩主林忠崇にスポットを当て、そこから幕末の動きが分かる一冊である。


中国の歴史〈1〉 (講談社文庫―中国歴史シリーズ)

[ 文庫 ]
中国の歴史〈1〉 (講談社文庫―中国歴史シリーズ)

・陳 舜臣
【講談社】
発売日: 1990-10
参考価格: 920 円(税込)
販売価格: 920 円(税込)
中国の歴史〈1〉 (講談社文庫―中国歴史シリーズ)
陳 舜臣
カスタマー平均評価:  4.5
小説十八史略の次に読むべき本格的な本
やはりこの作者の中国史の本は素晴しい。小説仕立てで語り口が面白かった小説十八史略に比べると、豊富な資料に作者の論理的な思考を加えて作成された本書は本格的な本という感じを持ちますが、読者に中国史の醍醐味をわかってもらおうという作者の熱意が感じられ、学者の本のような読みにくさは微塵もありません。中でもこの第1巻は小説十八史略では物足りなかった古代史を考古学の時代から詳しく書き起こしており、その記載は実に豊富です。小説十八史略(一)では同書の半分足らずで春秋時代までをカバーしていますが、本書は丸々一冊を費やしています。本書の冒頭には青銅器・殷墟などのカラー写真、本文中にも土器の写真、殷周・春秋戦国期の青銅器の絵、甲骨文や金文の図解・写真が含まれ、それらを眺めているだけでも楽しくなります。詩経や竹書紀年などからの引用も多く、読者を古代史に的確に案内してくれます。圧巻は、ト辞と史記とで、殷の王統図がほとんど一致するという事実。中華民族はいかに歴史を大切にする民族であるかを改めて認識し、感服しました。本書が記されて以降も考古学上の発見は数多くありますから、もし本書を改訂する機会があるとすれば、もっと凄い本になるでしょう。
中国の歴史が好きになる
陳 舜臣さんが、書かれた本の中でも最高であると思います。「小説十八史略」よりは、文章が硬いですが、最初の数十ページ我慢して読めば、すぐに慣れると思います。その後は、グイグイ引きこまれていきます。私は、旅行先等で読みたくなって買ったりしたので、何冊も同じ巻を持っています。おそらく、4−5回読み返したでしょうか。中央公論社の「世界の歴史」の中国の巻よりも面白く読めます。中国では、「歴史は繰り返す」というのは事実だったのだなあ、と実感します。
新鮮な切り口
貝塚茂樹版の「中国の歴史」と読み比べてみた。

貝塚版が通常用いられる歴史の教科書の体裁上に乗っ取っているのに対して、本書は筆者独自の切り口から5000年以上ものこの国の歴史を教えてくれる(むろん重複した記述も多い)。

良書だと思う。
筆者は敢えて中華人民共和国の歴史を書かなかったとのべているが、欲を言えば、文化大革命までくらいは筆者の意見を聞いてみたかった。
7冊読んでも苦にならない
一般的な知識プラスアルファが書かれているので、中国史の入門書としてはばっちり。これを読んでおもしろいと思った時代は、さらに自分で専門書を探して読む、という形で知識を補えば良いのではないでしょうか。

政治的事件だけでなく、王朝交代の背景にあった社会的要因などもところどころで説明されていて、これが面白い。学校で習ったことはわかりにくくて覚えられなかったので、こういう教え方をしてくれれば良かったのに、と感じました。

個人的には著者の「ですます」調に違和感を感じたのですが、2巻、3巻と読み進めるにつれて、まったく気にならなくなりました。


頼朝の天下草創  日本の歴史09 (講談社学術文庫)

[ 文庫 ]
頼朝の天下草創 日本の歴史09 (講談社学術文庫)

・山本 幸司
【講談社】
発売日: 2009-04-13
参考価格: 1,260 円(税込)
販売価格: 1,260 円(税込)
頼朝の天下草創  日本の歴史09 (講談社学術文庫)
山本 幸司
カスタマー平均評価:   0

小村寿太郎とその時代 (PHP文庫)

[ 文庫 ]
小村寿太郎とその時代 (PHP文庫)

・岡崎 久彦
【PHP研究所】
発売日: 2003-05-02
参考価格: 960 円(税込)
販売価格: 960 円(税込)
小村寿太郎とその時代 (PHP文庫)
岡崎 久彦
カスタマー平均評価:  4.5
これはとてもとてもとても面白い本です
 岡崎さんの本はどれも丁寧に書かれてありますね。特にこの「・・・とその時代シリーズ」は、ご本人も言われているとおり「信用できる方々と意見をつき合わせて対論形式でここらヘンが妥当な線だろうという詰め方をして書いた。」と。一言一句が丁寧に書かれてあることが分かります。寸分狂いが無いように、正に「巧みの技」のようです。正に客観的・冷静に性格に偏見を極力排した書き方になってますよね。それには本当に感心しました。「こういう書き方も有るんだな・・・」と。物事を本当に大局的に、敷衍して、何と言おうか高い視点から書かれてありますよね。何処の国の人が読んでも参考になるような書き方になってます。本当に感心するし、とてもとても面白い本です。
明治という時代
この本は小村寿太郎そのひと人よりむしろ時代背景に重点が置かれている。特に、議会制民主主義の確立のため奔走する星亨の活躍が興味深い。戦争そのものは決して奨励されるものではないが、私心を捨てて国家のために戦う明治の人々の活躍には心を動かされるだろう。
明治日本の気概
この本は小村よりむしろその時代に重点が置かれ、時代背景を知るのに役立つ。特に、議会制民主主義の確立に奔走した星亨の活躍は興味深い。戦争は決して奨励されるものではないが、明治の先人が私欲を捨てて運命を切り開いていく姿には心に訴えるものがあるだろう。

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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク