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物語の哲学 (岩波現代文庫) 世界史のなかの満洲帝国 (PHP新書) この国のかたち〈4〉 (文春文庫) 遊牧民から見た世界史―民族も国境もこえて (日経ビジネス人文庫) 江戸の旗本事典―歴史・時代小説ファン必携 (講談社文庫) 隠された聖書の国・日本 (5次元文庫) アジアの海の大英帝国―19世紀海洋支配の構図 (講談社学術文庫) 水木しげるのラバウル戦記 (ちくま文庫) “出雲”という思想―近代日本の抹殺された神々 (講談社学術文庫) 西太后―大清帝国最後の光芒 (中公新書)
物語の哲学 (岩波現代文庫) 世界史のなかの満洲帝国 (PH.. この国のかたち〈4〉 (文春文.. 遊牧民から見た世界史―民族も国.. 江戸の旗本事典―歴史・時代小説.. 隠された聖書の国・日本 (5次.. アジアの海の大英帝国―19世紀.. 水木しげるのラバウル戦記 (ち.. “出雲”という思想―近代日本の.. 西太后―大清帝国最後の光芒 (..

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物語の哲学 (岩波現代文庫)

[ 文庫 ]
物語の哲学 (岩波現代文庫)

・野家 啓一
【岩波書店】
発売日: 2005-02
参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格: 1,365 円(税込)
物語の哲学 (岩波現代文庫)
野家 啓一
カスタマー平均評価:  5
物語ることの普遍的理論付けをもとめて
著者の専門は科学哲学を中心に分析哲学や大陸系の現象学など広範囲である。哲学においても物語り行為は重要な役割を担う。かのカントの純理にしろ、フッセルのヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学にしろ、ハイデガーの名著存在と時間にしろ、著者が自ら訳し親炙したローティの哲学と自然の鏡にしろ、哲学書の論理的展開を支える強力な物語的構成力なくしては古典的な著作たりえない。たとえばアインシュタインの特殊相対性理論のシンプルな公式表現ですら、物語的ですらある。  そこで著者第1章を「人間は物語る動物」である、と始める。本書は単著で刊行されたさいには柳田國男と歴史の発見という副題が付けられていたが、著者の意図は物語論一般にあり、現代文庫版では削除されている。つまり、原初的な口承文学を含めて歴史叙述との類似性などを精緻に分析、理論化することが目的である。したがって、所謂文学理論的な著作とは異なり、哲学的あるいはメタ理論的な概念を敷衍して議論を展開している。理論的な流れの中で注目に値するのは、リチャード・ローティが集大成した20世紀前半の哲学革命言語論的転回が、実は歴史学においても1990年代に波及したという指摘を踏まえて、前版を補正してなったのが本版だという。物語理論は、なにも文学が独占する領域ではない。哲学的視点による知の総合理論としての物語論と読むべき著作の誕生である。

世界史のなかの満洲帝国 (PHP新書)

[ 新書 ]
世界史のなかの満洲帝国 (PHP新書)

・宮脇 淳子
【PHP研究所】
発売日: 2006-02
参考価格: 798 円(税込)
販売価格: 798 円(税込)
世界史のなかの満洲帝国 (PHP新書)
宮脇 淳子
カスタマー平均評価:  4
「満蒙」とは?
著者が遊牧民の歴史を専門としているせいもあろうが、 満洲の歴史を理解するためには、その前提として モンゴルの歴史を理解している必要があることを痛感させられた。 たとえば、戦前の日本の大陸における植民地政策を扱った書物で 「満蒙」という表現が頻出することが、以前から気になっていたのだが、 なぜ満洲とモンゴルが並列的に扱われるのかといえば、 清朝が元来、満洲人・モンゴル人・漢人の三者に推戴された王朝であり、 前二者が連合して漢人を統治するという基本的性格を持っていたからだ。 このことを知っていれば、辛亥革命で清朝が崩壊したのちに、 日本の影響下で「満蒙」の独立運動が展開されたことも、 一連の流れの上では半ば当然の経緯として理解できるのだが、 おそらく戦前の日本人は当たり前のように知っていたはずのそんなことすら、 本書を読むまでは私の知識の埒外にあった。 現在のモンゴルが、いわゆる外モンゴル国家と、 中国統治下の内モンゴル自治区に分裂したことも、 もとをたどれば日露戦争後、蜜月を迎えた日本とロシアが 秘密協約で相互の勢力範囲を定めたことに原因があり、 日本と「満蒙」の歴史的関わりはきわめて深い。 個々の筆者の主観的見解が入り込みやすい対象でもあるが、 「可能な限り簡便な通史を提供したい」という著者の目的は、 本書でひと通り達成されたと言っていいと思う。
中国が支配する満洲はどうなっていくのか
満洲がアイデンティティーの高い地域であり、清朝になって中国と同一国家として支配されるまでは、マンチュリアとして認識されていたということをこの本で知った。古代ローマに譬えると満洲はガリア(現フランス)にあたるのかもしれない。ローマが防衛線をライン川に決めたように日本も防衛線を万里の長城と黒竜江に決めていたら歴史は変わっただろう。しかしそうはならず、日本は中国と戦争し、南方へ進出し、敗戦。結局漢人の中国が満州を支配した。急速に近代化した日本はシビリアンコントロールは効かず、立派な政治体制をもっていたわけでもなく、国民の人権意識は低く、尊敬されるような国でもなく大陸から追い出されたのだ。はたして漢人の支配する中国は満洲を富ませ、尊敬され、国民の意識が高い国となることができるであろうか。
ノモンハンのことも書かれてます。
ノモンハン事件の真相が明らかに!な訳ないけど、外蒙古族の縄張りと関東軍の国境の線引きに由来するそうです。本書は満洲史の概略となっていますが、満洲の名前の由来が最後まで余り判らず終いとなってしまいました。
中国「東北地方」という歴史捏造をあばく
もし読者が、岡田英弘氏の諸著作を未見なら、まず、『だれが中国をつくったか』、『皇帝たちの中国』等等を読まれ、中国史に対するパラダイムに風穴を開けてから、本書に臨まれるが賢明であろう。宮脇氏は、自他共に認める岡田史学の継承者である。いわゆる「中国史」は、とくに中国におけるそれは、政治優先による捏造歪曲の歴史である。著者の本書における言を借りれば、「古来、中国には歴史はない。あるのは政治だけ」である。それを知ってか知らずか、わが国においても、「偽満洲国」などと何の批判性をもたずに、中国における用語をそのまま用いる「史学者」も多い。著者の視点は、おのずとそれらの曲学阿世とは異なるは当然であろう。新書という限られたスペースで、書くべきことは書かれたと、その志と成果を大いに賛揚すべきである、中国史におけるパラダイムシフトの進行に貢献大なりと。
「満洲」独自のアイデンティティに着目
 本書は、有史以来の満洲(中国東北部を中心とした地域)の歴史を概観しつつ、いわば地域史的なコンテクストの中で満洲帝国の史的な位置付けを探ろうというものです。著者はモンゴル史の専門家ですが、史学者としての立場から、政治的な色彩をなるべく排除することにより、ありのままの満洲帝国の姿やその成立の背景を説き明かそうとしているようです。  著者は、清朝統治下における同君連合的関係のために漢土への統合が進んでしまったものの、歴史的に見れば、満洲の地は独自のアイデンティティを有する一つのレッキとしたエンティティである旨を主張しています。そうした主張を、傀儡帝国成立に対する評価とどう結び付けようとしているのかは必ずしもハッキリしませんが、いずれにせよ、ある「地域」がもつ歴史的な特性に着目しようとする眼差しは、これからの中国を考えていく上でも大切な示唆を含んでいるように思います。  満洲帝国の位置付けをどう考えるかについてはともかく、本書は、満洲の歩みやこの地域の地政学的な意味合いを考えるという見地からすれば、よく整理された良い入門書と言えるのではないでしょうか。

この国のかたち〈4〉 (文春文庫)

[ 文庫 ]
この国のかたち〈4〉 (文春文庫)

・司馬 遼太郎
【文藝春秋】
発売日: 1997-02
参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
この国のかたち〈4〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎
カスタマー平均評価:  4
昭和の戦争に対する司馬の見方を明確に示していて興味深い
第四巻は92年から93年の2年間に書かれたもの。当時69歳から70歳である。 特筆すべきは、統帥権に関するまとまった論文と、 「日本人の二十世紀」と題した口述筆記である。 いずれも、昭和の戦争に対する司馬の見方を明確に示していて興味深い。 昭和の戦争は、  ・ただ石油ほしさにアジア各国に進出した  ・確かに戦った相手は植民地の宗主国だし、アジア諸国への領土的野心もなかった  ・が、戦場となった国の民には甚大な被害を及ぼした侵略戦争であった  ・植民地解放は目的ではなく結果であり、正当化する理由にも贖罪にもならない と総括していて明快である。 司馬はついに昭和の戦争については小説を書かなかった。 その理由の一端がうかがえて興味深い論文である。
統帥権に対する認識の甘さ
4巻は久しぶりに統帥権についてページを大きく割いています。 軍部による統帥権干犯を強く批判する司馬ですが、すでに幕末・明治初期あたりから統帥権を軽んじる風潮があったとの指摘は、ちょっと歴史観が変わった気がしました。 昭和軍部の暴走は日露戦争の成功(というよりも成功と勘違いしたこと)に端を発していると思っていましたが、背景にはもっともっと根深い日本人のメンタリティがあるということがよくわかります。 また、朝鮮半島で520年も続いた李氏朝鮮が中国と日本をどのように見ていたかのくだり(「李朝と明治維新」)は、日本にとって朝鮮半島が、朝鮮半島にとって日本が、地政学的にいかに重要で密接な関係にあるかということがよく理解できました。
この国とはどこの国なのだろう?
司馬遼太郎が昭和戦後の大作家であることはここで述べるまでもない、竜馬がゆく・世に棲む日々を代表とする明治維新を題材にした小説群は今後も青春文学の金字塔として読み継がれていゆくことだろう、国盗り物語にはじまる戦国時代小説群もサラリーマンの処世訓教養小説として同様に愛され続けるだろう、 大小説家にして街道をゆくを代表とするエッセイ群により大エッセイストであることも論をまたない、では大評論家なのか?と問えば疑問符が大きくなる、司馬を歴史家と呼称してはアカデミズムに失礼だろうとおもう、 本作シリーズは晩年の代表作、特に本書に収録された統帥権に関する文は最晩年に及んで司馬はようやく行きついた終着点のような結論を述べた作品、 自分の勤務する会社を「この会社」と呼んでは普通は愛社精神に欠ける人物と判断されるだろう、勤務する企業は自分自身を含めた組織なのだから、司馬が「この国」というとき司馬自身はまるで日本に含まれていないように思うのは評者ひとりではあるまいと考える、 晩年になればなるほど司馬は昭和前期の日本と当時の軍人たちへの怨嗟を執拗に繰り返した、過剰に執拗だったと評してもいいだろう、残された文章から浮かぶのは軍人には不適格すぎるほどだった司馬自身の兵役時代に対する恨み辛みである、軍人としての自身の不適格性を正当化するための戦争と軍部批判が最晩年に到達したのが統帥権だったというのはあながち的外れではないだろう、終戦時、おろかな国に生まれたものだ、と思ったと司馬自身が書いている、自分の暮す国を「おろかな国」と思うのであれば「この国」という呼称も仕方ないことであろう、反面教師として老人になって自身の青年期のトラウマなどにこだわりたくないと思わせる、 本書の最後に日本人の二十世紀という長文があり実に簡潔明瞭に司馬の思考方法が語られていて貴重、自身でリアリズムが大事と述べながら日露戦以降の歴史のリアリズムが理解できていないことが良く分かる、「大正のある時期に日本は専守防衛の国で戦争はできない、となぜいえなかったのか」という発言にいたっては司馬がいわゆる空想的平和主義者と同じ地平の人物であることがよくわかる、

遊牧民から見た世界史―民族も国境もこえて (日経ビジネス人文庫)

[ 文庫 ]
遊牧民から見た世界史―民族も国境もこえて (日経ビジネス人文庫)

・杉山 正明
【日本経済新聞社】
発売日: 2003-01
参考価格: 900 円(税込)
販売価格:
遊牧民から見た世界史―民族も国境もこえて (日経ビジネス人文庫)
杉山 正明
カスタマー平均評価:  4
「モンゴル人」とはどのような集団だったか
 本書は遊牧民に対するマイナス・イメージを払拭し、定住民・遊牧民双方の立場をふまえてできるだけ中立の立場から(遊牧民への愛情あふれるあまり、漢文史料にみえる遊牧民への偏見に対して、感情的に反発してるようにみえる点は玉に瑕だが)、ユーラシアの歴史を再構成したものだ。印象的なのは、農耕民と遊牧民とが常に密接に絡み合いながら、同時並行的にユーラシア大陸の歴史を動かしてきた事実がよく描き出されていることだ。  特に第6章「モンゴルの戦争と平和」は文化人類学的にとても興味深かった。チンギス・カンの登場以前、モンゴルという名称は小規模な部族の呼び名にすぎず、モンゴル人という概念は存在しなかったこと。チンギス・カンがモンゴル高原に遊牧していた様々な氏族・部族をまとめあげた際、彼の出身部族名をとって「大モンゴル国」という国名をつけたこと。彼を中心にして何年にも及ぶ対外遠征を行う過程で初めて「我々はモンゴル人だ」という仲間意識が生じたこと。その後モンゴルの騎馬部隊がユーラシア各地に進軍した際、当地のテュルク・モンゴル系の住民が自ら進んで合流し「モンゴル人」になっていったこと。まさに「モンゴル人」とは血統や出身地で判別できる、いわゆる本質主義的な概念ではなく、ユーラシア大の統一政権樹立という当時の政治状況に応じてどんどん変化する、すこぶる融通無碍な集団だったことがわかる。仲間作りのうまさこそがモンゴル帝国発展の最大要因だったという主張の当否はわかりかねるが、21世紀の大きな問題のひとつである民族問題を考える際には、当該民族の歴史を学ぶことが必須条件だということはよくわかった。
感覚的に理解するのは難しい
例えば、私が受けた歴史教育では、匈奴は「匈奴」と言う表記のせいもあり、辺境に住む野蛮民族と思い込ませるような教え方がなされていたように思う。しかし、匈奴側の視点に立ってみると、匈奴に文化も文明も存在しなかったような扱いは不当と言わざるを得ないし、項羽や劉邦の方がいまだにもてはやされていることは納得がいかないだろうことが、本書から読み取れる。 以上はあくまでひとつの例で、ヨーロッパ中心史観や中華中心史観、定住民優越史観を越えて、世界史のパラダイムシフトを促そうとするのが本書である。 ただ、本書を読んだからと言って、長い期間を経て培われた歴史観が邪魔をし、著者が頭の中で描いているだろう世界史のイメージは、私の中で鮮明になっていない。
文庫になった名著
高名なクビライ・カーンの専門家、杉山正明氏の名著が文庫になって帰って来た。 西洋中心史観も中華思想も飛び越えた、杉山史観の面目躍如だ。 私がこの本を最初に手にしたのは8年程前だが、今でもその時の新鮮な驚きを忘れられない。今までの「世界史」に対する様々な鬱憤の数多くが、この著作で晴れてしまった。 ことにこの著作で大きく取り扱われているのは匈奴だが、匈奴がこんなに世界史上で大きな役割を果たしているとは、私は夢にも思わなかった。 この本に対する最大の不満は、著者が自覚して言及している通り、中近東についての記述不足だが、それについてまともに書けば、多分この二倍の分量になっていた事だろう。 世界史の全貌を自分で見渡した様な爽快な錯覚を覚えて仕舞うのが最大の難点だが、西洋中心史観や中華思想の様な悪い意味での古くて視野の狭い歴史観への未練を断ち切り、より客観的な世界史観で歴史を学ぼうとする者には、必携の一書である。 猶、著者の歴史観をより正確に知って置いた方が後々の為に良いので、講談社現代新書「モンゴル帝国の興亡」(上・下)も合わせて買う事を強く御勧めする。
近代文明の再考を迫る遊牧民の歴史
もし、著者の説が正しければ世界史の理解を変えさせることになる。著者の説は、最近の発見を含む、多国に亙る文献や考古学遺跡等の学術的な根拠によるものだ。まだ推定の域を出ない部分も多いものの、この説はいつの日にかはきっとスケールの大きな歴史観となって人々の知性の核になるかもしれない。  人類の文明は所謂四大文明発祥の地から始まり古代、中世から最終的には西欧のルネッサンスや大航海時代を経て今日の先進文明社会が形成されたというのが常識的理解であった。しかし、その歴史の重要な変化の時期になると北や東の野蛮な地帯からいつも出てくるめっぽう強い不思議な遊牧民たちの集団については深い説明を聞いたことが無かった。彼らは、紀元前千年ころから二千五百年間程に亙りスキタイ、フン、匈奴、鮮卑、エフタル、キタイ、ウイグル、突厥、等々、実に様々な名前で文明国と称する側の記録に残されている。そして最後の仕上げに登場するのはその野蛮さで西欧に有名な蒙古である。  著者は、実は彼らは非文明人どころか、一続きのアフロユーラシア大陸という巨大で豊穣な乾燥草地において、強力な軍事力はもちろん、高い文明と経済力を持った国家群の連鎖であったという。中国の王朝史観や西洋文明偏重史観は今日の歴史観を誤らせているとも指摘している。
草原の風を感じたい人に
遊牧民と聞いて何を想像しますか?
草原で馬を駆り、放牧し、満天の星空の中をテントに寝る・・・
この本にはそんな人たちの歴史がつまっています。

多少、学会批判めいたところもありますが、井沢元彦さんの「逆説の日本史」ほどあからさまに多いわけではないです。
それにしても、自分の見解の正当性を高めるために既存の考え方を批判するという歴史の記述の仕方はどうなのでしょうか。歴史では客観的事実のみを述べるべきではないでしょうか。


江戸の旗本事典―歴史・時代小説ファン必携 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
江戸の旗本事典―歴史・時代小説ファン必携 (講談社文庫)

・小川 恭一
【講談社】
発売日: 2003-09
参考価格: 700 円(税込)
販売価格: 700 円(税込)
江戸の旗本事典―歴史・時代小説ファン必携 (講談社文庫)
小川 恭一
カスタマー平均評価:  5
柳営学の有用な入門書
「近世武家儀礼・故実の本」などといったら堅すぎる。 かといってよくある「江戸の武士の日常生活」といった本でもない。 まさに「柳営学」のよくできた入門書であり、 旗本の俸禄制度、役職の内容と格、様々な儀礼、 日常生活、家政事情などを、興味深いディーテイルを ふんだんに交えて論じてある。 サブタイトルにあるような時代小説・歴史小説の 書き手や読み手のみならず、あらゆる好古趣味的な読者に 強くお奨めできる。

隠された聖書の国・日本 (5次元文庫)

[ 文庫 ]
隠された聖書の国・日本 (5次元文庫)

・シニア,ケン ジョセフ ・ジュニア,ケン ジョセフ
【徳間書店】
発売日: 2008-04
参考価格: 680 円(税込)
販売価格: 680 円(税込)
隠された聖書の国・日本 (5次元文庫)
シニア,ケン ジョセフ
ジュニア,ケン ジョセフ
Kenny Joseph
Jr.,Ken Joseph
カスタマー平均評価:  4
別の本と同じ内容
「隠された十字架の国・日本、逆説の古代史」をおもしろく拝読したまではよいのだけれど、次に、同じ著者の違う題名の「隠された聖書の国・日本」を購入して読んだら、内容がまったく同じだった。 目次の各章の表題だけ変更しているのだけれど、書いている内容はまったく同じ。 どうして、あえて違う題名で、しかも、各章の題だけほんの少し変えて、2冊出版しないといけなかったのか、理解に苦しむ。 同じ内容なら、第何版として、版数を重ねればよいことであり、違う題名で出版するのは、著者及び出版社の良識を疑う。 この内容に興味のある読者は2冊買ってしまう、私のように。 そして、読み始めて、何か変だと気づき、2冊の本を見比べて、びっくりしてしまう。 版を重ねるか、まったく違う内容のものであれば、買う価値があるが、文章自体がまったく同じであれば、いくら題名や各章の題を変更するような小手先のごまかしをしても、一読すれば(というより、数頁ぱらぱら読むだけで)読者はこの著者に対して、大きな疑問を持ってしまう。 我が国の出版常識からいって、あるべきことではないように感じたのが大変残念であった。
実証的な裏付けを
著者の主張するような景教が日本に及ぼした影響については、そのような影響があったと主張すれば良い段階から、実証的な裏付け、遺伝子解析その他の分野との連携作業が必要な段階に既に入っていると思う。著者の指摘する点は首肯できる点も無論あるのだが、ヘブライ語と日本語の幾つかの単語の類似性・平行性に関する指摘は、敢えて極論すれば、思いつき(よりはましであるが)の域を出ていない。これはタミール語と日本語の同系性を主張した故大野晋の議論にも見られた欠点であるが、次作には著者の主張の実証性及び他分野との連携作業を期待したい。星は期待も込めて4つとした。
キリスト教と日本人
古代キリスト教(景教)⇒中東⇒インド⇒中国⇒朝鮮⇒古代日本ということらしいです。シルクロードやインド洋・太平洋経由で世界中の民族・文化・言語・宗教特に古代キリスト教が日本に流れ込んできて融合していった流れの中に仏教や神道も位置しているという著者の説は概ね納得できるところです。日ユ同祖論とだぶるところもありますが、何よりも著者の前向きな姿勢・人間愛のようなものが感じられて元気が出たような気がします。是非御一読をお勧めします。

アジアの海の大英帝国―19世紀海洋支配の構図 (講談社学術文庫)

[ 文庫 ]
アジアの海の大英帝国―19世紀海洋支配の構図 (講談社学術文庫)

・横井 勝彦
【講談社】
発売日: 2004-03
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
アジアの海の大英帝国―19世紀海洋支配の構図 (講談社学術文庫)
横井 勝彦
カスタマー平均評価:  4.5
英国洋上制覇の構造を描く労作
 大英帝国はシーパワーと交易活動に立脚した「海洋帝国」とも言われますが、その洋上覇権を支えていたのは何だったのでしょうか。また、海軍力の充実はどのように帝国拡大に結び付いていったのでしょうか。
 本書では、19世紀中葉の英国海洋制覇に関し、ひとりロイヤル・ネービーの活躍だけに注目するのではなく、植民地海軍力の建設や民間海運への補助などにも光をあてつつ、その実態を実証的に解説しています。
 また、英国による海軍力の「活用」振りについてのケースとしてアヘン戦争からアロー号戦争に至る経緯を概観したり、海洋制覇の背景として貿易・海軍政策に関する英本国での論争を紹介するなど、大英帝国と海上権力との関係が総合的・多角的に考察されています。
 他方、もともと何本かの論文を一冊にまとめ直したということもあってか、解説が行きつ戻りつしてみたり、同じ内容が何度も出てきたりと、構成や記述振りの面では本書は決して読みやすいものとは言えません。文章面でも、地名や艦船名といった固有名詞が必要以上に多いように感じられ、何とかもう少しメリハリを付けて読みやすくできないのかと思ってしまいます。
 とは言え、英国海洋支配の構造を実証的に解明しようという著者の構想は、我が国では他にあまり類を見ず独創的かつ野心的です。また、論証のための労力のほどにも相当なものが伺われ、そうした点でも筆者に対する敬意を禁じ得ません。タイトルほど派手な内容ではありませんが、一読するだけの値打ちはあろうかと思います。
英国海軍の文庫化??
この本が文庫本になったと知って、本当に驚いた。
なにしろ海事・海軍といった分野はマイナーである。しかも「イギリス海軍」となると、なおさらだ。

本書は、十九世紀汽走化しつつある英海軍について、いろいろな角度から研究した内容である。日本の開国、アヘン戦争などを考える上で、その広い背景についての知識を提供してくれる。また、19世紀という「パックス・ブリタニア」の時代を知る上で、英海軍の存在は避けて通れない。
私は本書の文庫化を歓迎する。


水木しげるのラバウル戦記 (ちくま文庫)

[ 文庫 ]
水木しげるのラバウル戦記 (ちくま文庫)

・水木 しげる
【筑摩書房】
発売日: 1997-07
参考価格: 998 円(税込)
販売価格: 998 円(税込)
水木しげるのラバウル戦記 (ちくま文庫)
水木 しげる
カスタマー平均評価:  4.5
社会的には変わっているが、人間の感覚としてはマトモ
ゲゲゲの鬼太郎の歌は、実は水木さんのユートピア・ソングで、それはこの時のラバウルの原住民、トライ族との交流が元になっています。 後続部隊なしの3年もの間初年兵でこき使われる日々、マラリア、部隊全滅、決死の脱出、爆撃、片腕切断。過酷な毎日の中で、若く丈夫な胃袋を武器に、部隊や療養所を抜け出し、原住民と仲良くなり、ときには森にうっとりし、森を畏怖した。 水木さんという人はかなり変わっていて、しかもタフです。人気があり、カリスマ性のある人だったようです。 社会的には変わっているが、人間の感覚としてはマトモ。そんな視点で描かれているので、戦記物としては他にない読み応えがあります。 1ページに1枚、水木さんのスケッチや漫画などの絵が入り、見開き1ページで1つのエピソードという構成がなかなか読みやすくて、目に楽しい。
悲観せずに毎日を過ごす事
 毎日をどう過ごすか。悲観して過ごすか。自然に逆らわず日々新たな出会いに たくましく対峙する。そいったあらゆるモノを超越した世界観を感じました。(T_T)
教科書に載らない話
教科書や映画では決して描かれていない、初年兵(一番下っ端の兵隊)から見た戦争を知ることが出来た。 毎日の古兵からの理不尽ないじめ。「敵の方があっさりしていていい感じ」と語る口調に思わず笑ってしまった。 色々な太平洋戦争に関する小説・実録DVDなどみたけれどそんな話どこにも載っていない、 と言うような事ばかり。のんきな水木氏の語り口調にほんの少し救われるそんな一冊です。 それでもとても悲惨で残酷だけど必読かと思います。
人間は悪いのではないのかもしれない
腕をうしなってもラバウルの人たちとの交流 ひとびとはまずしくとも暖かい心根をもっていた。  戦争そのものがいけないのだ。 二人居ると上下関係ができるという、昔からの言葉にある。 軍隊のなかの人はそれは根性がねじれたものもいただろう。  しかし、多くの軍人にならされた人々は普通の人達であったのだ。  敗戦の日がまたやってくる。 わたしの知らない日がやってくる。             是非ご一読推薦いたします。                          合掌
水木青年の好奇心あふれる体験談
戦争体験というものは、おそらくどんな人のものも強烈で、ゆうに一冊の本として刊行される価値のあるものだろう。 だけど、水木さんのそれはどことなくユーモラスで、あまり類を見ないもののような気がする。 それは、水木さんの「好奇心」の強さに起因するものだろう。 自然の壮大さや現地人との交流一つ一つに目を輝かせる水木青年の姿は、戦争中の話とは思えなくなるくらいだ。 もちろん、これが戦争の真実だというわけではないだろう。 実際にはより悲惨な現実があったはずだ。 だがこの作品を読むと、あの戦争にいったのがごく普通の人々であり、みなそれぞれ様々な思いを抱いていたことを感じさせる。 雰囲気のあるイラストとともに、読みやすくも非常に心に残る作品だ。

“出雲”という思想―近代日本の抹殺された神々 (講談社学術文庫)

[ 文庫 ]
“出雲”という思想―近代日本の抹殺された神々 (講談社学術文庫)

・原 武史
【講談社】
発売日: 2001-10
参考価格: 903 円(税込)
販売価格: 903 円(税込)
“出雲”という思想―近代日本の抹殺された神々 (講談社学術文庫)
原 武史
カスタマー平均評価:  4.5
アマテラスかオホクニヌシか
「出雲」と言う言葉からは古典や古代史をイメージしてしまうが、本書の主題は思想史である、と言っていいだろう。アマテラス(伊勢)とオホクニヌシ(出雲)のどちらを中心に据えるかと言う思想と政治力学の歴史である。 オホクニヌシ重視派が歴史的に見て必ずしも少数派でなかったことから、もしかすると今後、アマテラスかオホクニヌシか、と言う論争が再燃しオホクニヌシの復権があるかもしれない。「第二部 埼玉の謎」で述べられている、県庁所在地の座を浦和に奪われた出雲の神々を祀る氷川神社のある大宮が、それを彷彿とさせる。 
これは面白い!
2006年12月4日出雲学フォーラムで原武史さんの講演を聞く。 本居宣長、平田篤胤、千家尊福と続く出雲に関する近代思想史の話を聞くのは初めてであり、とても興味深かった。 早速会場で原武史著「出雲という思想?近代日本の抹殺された神々?」を購入し、一挙に読んだ。これは面白い。 アマテラスを主宰神とする伊勢神道。これに対するスサノヲやオホクニヌシを主宰神とする神道<出雲>。明治国家形成の過程でいったん表舞台に登場しながら国家神道<伊勢>に対する強力な批判であったがために、明治初期国家(政府)によってついに抹殺されるにいたる。 しかし、その後も大本教(出口王仁三郎)、折口信夫と出雲神道の信仰、研究は続いていた。 出雲國というトポス(場所)に暮らす者として今一度出雲神道の系譜をキチンと辿ってみたいと思う。

西太后―大清帝国最後の光芒 (中公新書)

[ 新書 ]
西太后―大清帝国最後の光芒 (中公新書)

・加藤 徹
【中央公論新社】
発売日: 2005-09
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 840 円(税込)
西太后―大清帝国最後の光芒 (中公新書)
加藤 徹
カスタマー平均評価:  5
カリスマとは
晩餐毎に、100皿の食事を並べさせ、西太后は、そのうちの2,3皿しか手をつけなかったというのは有名な話である。 ただ、彼女の場合は、諸外国に侵略され、西安に逃避するときも、その習慣を守り続けた。また、北京に戻ってくる際も、一度しか通らないすべての道を完璧に整地させた。そして、最後まで、西太后であり続けた。 ぞの一方で、腐敗・混迷した政治に対して、身命をかけた清流の士たちは、権力闘争に利用され、用済みになると捨てられていった。 様々な側面において毛沢東と比較しながら、カリスマとは何かを、著者がすばらしい筆力で、最終章まで盛り上げていく。
非常に良質な本
好事家と共産中国の操作によって「悪の権化」「清を滅ぼした贅沢劣女」といったイメージをつけられた西太后だが、本書はそういったエログロな先入観を排除して、いったい実際の西太后はどういった人物だったのかを考察している。多くの資料を丹念に研究し、中国の歴代王朝は大まかに漢、満、蒙(モンゴル)が順番に政権をとってきたこと、ひとつの王朝の平均寿命は総じて200年前後であることをあげて、西太后が政権をとったときは、既に清朝は瀕死状態であったこと、いつ滅んでもおかしくない疲弊した王朝の寿命を、むしろ西太后が50年長引かせたのである、という解釈に及んでいる。人間としての西太后の長所短所、および政治家としての長所と欠点も平等に考察し、非常に中立的な読みやすい文章で書いている。西太后をとりまく皇族たちや官僚たちの思惑も、漢、満、蒙の3民族の構図になぞらえて説明しており、どの人物の考えも人間味あふれていて共感しやすい。 著者の妻は中国人で、生粋の漢民族であるという。著書内では、現代の共産中国が諸々の事情で触れることのない民族的歴史にもチクリと触れている。全体的に内容の濃い、興味をかきたてられる良質な一作である。
面白い!
西太后の生い立ちから権力の頂点に上り詰めるまでを,息もつかせぬ面白さで読ませてくれる.著者の専門は中国文学だそうだが,その知識の該博なことには驚かされる.西太后の政治体制は,伝統的・合法的・カリスマ的,の三つをすべて試行したとし,これからの中国の政治体制が直面するであろう運命もまた,この試行の中に暗示されているのであろう,とする著者の見解は本当に興味深い.わがままで自分勝手,面子を気にするくせに矛盾した行動を平気でとり,贅沢が好きですぐに流行にかぶれる,こんな西太后は日本のおばさん族を髣髴とさせる.
この人の後継者セレクトの判断で…
史実と等身大の西太后と、著者の率直な「見解」を明確に区分し、実に読み口爽やかだと思いました。また、この人の後継者(じゅん親王)のセレクト(本人は未だ生きるつもりでいたのでしょうね、多分)が現代中国に並々ならぬ足枷を課しているように思えてなりません。
西太后をもっと知ろう!
権力者ではあったけど、なんとも人間くさい人だったということがよく分かりました。 男性の権力者は、自分の力量を試すとか、天下を取りたいとかいう時代。 贅沢に幸せに暮らしたいということを求めた西太后。 なんとも、人間っぽいですよね。 しかも、歴史上の人物でありながら、写真が残っているほど近世の人であったことに、改めて自分の認識不足を感じました。 悪女と評されているけれど、それを判断するのは、もう一度彼女のことを知ってからでもいいと思います。 本書内で出てきたように、歴史はいつもねつ造されます。 後世の勝者が、自分たちをヒーローに書くためには、そこに『悪者』も必要だったはずです。 西太后だって、人生全てが『悪』であったわけではないんだと知りました。 読めば、また違った見方をできると思います。

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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク