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英国王室史話〈下〉 (中公文庫) 新訂 魏志倭人伝・後漢書倭伝・宋書倭国伝・隋書倭国伝―中国正史日本伝〈1〉 (岩波文庫) 世界史とヨーロッパ (講談社現代新書) 古代への情熱―シュリーマン自伝 (岩波文庫) 江戸の性風俗―笑いと情死のエロス (講談社現代新書) 戦話・大空のサムライ―可能性に挑戦し征服する極意 (光人社NF文庫) 宗教改革の真実 (講談社現代新書) 奇想の系譜 (ちくま学芸文庫) 歴史哲学講義〈下〉 (岩波文庫) 物語 北欧の歴史―モデル国家の生成 (中公新書)
英国王室史話〈下〉 (中公文庫.. 新訂 魏志倭人伝・後漢書倭伝・.. 世界史とヨーロッパ (講談社現.. 古代への情熱―シュリーマン自伝.. 江戸の性風俗―笑いと情死のエロ.. 戦話・大空のサムライ―可能性に.. 宗教改革の真実 (講談社現代新.. 奇想の系譜 (ちくま学芸文庫) 歴史哲学講義〈下〉 (岩波文庫.. 物語 北欧の歴史―モデル国家の..

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英国王室史話〈下〉 (中公文庫)

[ 文庫 ]
英国王室史話〈下〉 (中公文庫)

・森 護
【中央公論新社】
発売日: 2000-03
参考価格: 980 円(税込)
販売価格: 980 円(税込)
英国王室史話〈下〉 (中公文庫)
森 護
カスタマー平均評価:   0

新訂 魏志倭人伝・後漢書倭伝・宋書倭国伝・隋書倭国伝―中国正史日本伝〈1〉 (岩波文庫)

[ 文庫 ]
新訂 魏志倭人伝・後漢書倭伝・宋書倭国伝・隋書倭国伝―中国正史日本伝〈1〉 (岩波文庫)

【岩波書店】
発売日: 1985-05
参考価格: 525 円(税込)
販売価格: 525 円(税込)
新訂 魏志倭人伝・後漢書倭伝・宋書倭国伝・隋書倭国伝―中国正史日本伝〈1〉 (岩波文庫)
 
カスタマー平均評価:  4
日本古代史必読の書
誰もが知っている邪馬台国の話や、謎の倭の五王、聖徳太子の国書など、日本史の有名事項の根本資料。旧版に比べて注釈が増えたり、現代語訳が付されているなど初心者にも読みやすい配慮がされている。中級者には巻末の参考文献が役に立つのでは。上級者にはそれぞれの原文が印影で載っているので本格的に研究する人にも役に立つのでは。
歴史好きなら、読んでおいたほうがいいでしょう
誰もが名前だけは知っている「魏志倭人伝」。その原文と書き下し文および注釈、現代語訳を載せたのが本書。 魏志倭人伝だけでなく、同じく日本について書かれている後漢書、宋書、隋書についても、同様の形式で載っている。 簡単ではあるが解説も載っているので、予備知識がまったくない人でも読みこなせるだろう。 特に、中国の歴史書の成立過程についての解説(わりといいかげんなところもある、など)は興味深く、語句を一字一句拾うよりも、ある程度の想像力が読解には必要であることが非常によくわかった。 そしてそのことが、古代日本についての議論を迷走させていることも、同様によくわかる。 私は古代史については素人なので、有名な邪馬台国についての記事だけでなく、他にも多くの地名や風俗について書かれていることにちょっとした驚きを覚えた。 軽い好奇心から読んでみたい、というなら、現代語訳を読むだけでもそれなりに楽しめる。
呆れるくらいな研究熱心
件の伝承を原文の写しも添えておりますが、如何せん註釈だらけで却って本質が見えなくなる虞あり。後の邪馬台国研究は悉くこれをテキストにしてるから、混乱するんだろうけど。
古代日本史研究の根本資料
本邦の『古事記』『日本書紀』と共に中国の歴史書の倭国の記述である『三国志魏志倭人伝』『後漢書倭伝』『宋書倭国伝』『隋書倭国伝』は古代日本史研究の根本資料である。『魏志倭人伝』『後漢書』はいわゆる邪馬台国の時代に日本列島に住む人々の暮らしぶりを中国人の立場から記述している。『宋書倭国伝』はいわゆる魏晋南北朝期に南朝に朝貢してきた「倭の五王」を記述する文書の一つであり『隋書倭国伝』は聖徳太子が小野妹子を派遣し、国書に「日出ずる処の天子、書を日没する天子に致す、恙なきや」と記載して隋の煬帝を激怒させたくだりが書かれている。本書は四つの史書の倭国に関する文書の訳注付き書き下し文、現代語訳、そして影印による原文が収められている。付録として『晋書』『南斉書』『梁書』の倭に関する部分と、古代史でよく論議を呼ぶ高句麗広開土王(好太王)の碑銘、『日本書紀』の推古天皇の部分の原文、並びに年表が収められている。

世界史とヨーロッパ (講談社現代新書)

[ 新書 ]
世界史とヨーロッパ (講談社現代新書)

・岡崎 勝世
【講談社】
発売日: 2003-10-20
参考価格: 798 円(税込)
販売価格: 798 円(税込)
世界史とヨーロッパ (講談社現代新書)
岡崎 勝世
カスタマー平均評価:  4.5
歴史観の変遷
ヨーロッパにおいて古代から現代に至るまでに、時間に関しては、1)円のように循環、2)始点と終点の定まった直線、3)過去と未来の両方向に無限に伸びる直線、と言った風に捉え方が変わってきている。空間においても、地球が丸いと認識されていなかった時代があるのである。 時間や空間の認識が現代とは違う時代においては、当然ながらそれに見合った歴史観が涵養されるが、本書はヨーロッパにおけるその変遷を綴ったものと言えるだろう。
世界中に伝播する「自己中心主義」こそ警戒すべし
本書は著者の前著『聖書 VS 世界史』の補遺である。現在行われている「世界史」にこびりついている「欧州中心主義」の残滓をランケ、マルクス、マックス・ヴェーバー等の歴史観を批判し、浮き彫りにするのが本書の狙いかと思われる。また前著で「普遍史」として紹介されたキリスト教的歴史観だけでは「欧州中心主義」の説明が不十分なため、重複する部分も多いが、メソポタミア的歴史観、ヘレニズム的歴史観が「世界史」に与えた影響が加えられている。私には、むしろ今の時代は「欧州中心主義」は相当後退し、米国、ロシア、中国、朝鮮、日本、インド、イスラーム圏等が「欧州中心主義」を換骨奪胎し、各々の「自己中心主義」を創作し、民族主義、国家主義、宗教主義を鼓舞しているのではないかと思う。そもそも今の欧州に往年の帝国主義時代ほどの力があるだろうか。むしろ残滓たる「自己中心主義」の世界的伝播こそ恐るべき弊害であり、十分に警戒すべきものであると思われる。
「歴史」を相対的に見ること
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面白い本です。
歴史とあるが、ヨーロッパ人がどのように時間や自分達の住んでいる世界がどのようなものだったのかということが書いてある。古代から始まり、現代に至るまでの世界観がわかりやすく書いてある。実は歴史の現在区分である、古代、中世、近世、近代、現代といった区分の仕方は、学問的な根拠からではなく、キリスト教から発しているものだということがわかる。世界の拡大から、差別的思考が生まれ植民地支配を西洋人がおこなったということなど、西洋文明の弊害とも言うべき現象もどうして発生したのかということまでわかる。歴史というよりも西洋人の観念が良く理解できる。哲学や社会学に興味がある人でも十分面白いと思う。


古代への情熱―シュリーマン自伝 (岩波文庫)

[ 文庫 ]
古代への情熱―シュリーマン自伝 (岩波文庫)

・ハインリヒ シュリーマン
【岩波書店】
発売日: 1976-01
参考価格: 525 円(税込)
販売価格: 525 円(税込)
古代への情熱―シュリーマン自伝 (岩波文庫)
ハインリヒ シュリーマン
H. Schliemann
カスタマー平均評価:  4
モチベーションの起爆剤に
幼いころに絵本で読んだトロイ戦争の物語に感銘を受け、世間の常識と通説に抗し、トロイは実在すると本気で信じたシュリーマン。本書は、苦境に屈することなく学問に励み、経済的成功を収め、それをもとについにはトロイの遺跡の発掘に成功したシュリーマンの自伝である。 真の意味で「自伝」と呼べるのは「一.少年時代と商人時代」のみであり、残りの各章はシュリーマンの死後、残された妻ソフィアが、シュリーマンと親交のあった研究者らの助力を得て、シュリーマンの諸著作をベースにトロイやミケーネの遺跡発掘の過程やエピソードを描写するものとなっている。第一章におけるシュリーマンの苦難をものともしない情熱や、ギリシア語、ラテン語、ロシア語など極めて多数の言語を次々と習得していった努力と学習方法には、読んでいて触発させられる。一部に事実でない事柄が盛り込まれている点をもって本書を痛烈に批判しているレビューが見られるが、学術研究ならともかく、自伝とはえてしてそういうものであり、その点をもって本書を全否定するのはもったいないだろう。夢や目標に向かう中で時に壁にぶつかったとき、本書は壁を乗り越えるためのエネルギーを与えてくれる一冊になるだろう。
「情熱を抱くのは素晴らしい」と教えてくれる『小説』
名著であるとは思います。 但し、小説として。 昨今、シュリーマンの実像は虚言癖のある見栄っ張りであり、 名声は金にあかせて売名行為を行った結果であるとあばかれつつあります。 否定するには、証拠があり過ぎます。 恐らく真実でしょう。 シュリーマンは幼きころから考古学を志したわけではなく、 発掘費用の為に、懸命に働き財をなしたわけではなく、 知的情熱で学問をしたわけでもありません。 盗掘紛いの発掘を行い、遺跡を傷つけ、権利なく、許可無く、貴重な出土品を自分のものとしました。 かといって、シュリーマンの為した事が全て否定されるものではなく、 考古学上貴重な発見をしたことは事実です。 その功績に免じて、功なり、名を買った金満親父の与太混じりの自慢話として、 存在を許されても良い本なのでしょう。 但し、お子さんや生徒に、「情熱的な名著だから読むように」なんて言うのは、よい恥さらしとなりますからご注意を。
あなたは何に情熱を傾けていますか?
シュリーマンは、トロイアの遺跡を発見したドイツの考古学者です。彼は、14才から働き始めました。朝の5時から夜の11時まで働いたそうです。お金を持っていませんでした。乗った船が、難破したこともあります。しかし、彼は、熱心に働き、そして勉強しました。その後、30台で大成功します。その巨額の財をすべて考古学にささげます。これは、少年時代からの夢でした。 シュリーマンは、また、多くの言語を短時間で習得したことでも有名です。その習得方法が、本人の言葉で説明されています。熱意さえあれば、だれにでもできる方法です。 シュリーマンの人生は大成功です。その自伝です。どうやって夢を実現させたか、その知恵が書かれています。夢を実現するためには、他の楽しみは諦めましょう。何か一つ、心に決めましょう。それが情熱ですね。 割りに短めの本です。第一章(少年時代と商人としての人生行路)を読むだけでも十分な価値があります。世の中にあふれる自己実現本を読むより、本当に成功した偉人の自伝を読んだほうが良いでしょう。 僕もシュリーマンのように、情熱を持って生き続けたいです。歳を取ってから、自分の人生をゆっくりと振り返りたいものです。
夢は色あせず
シュリーマンの名は英語の教科書に出てきた彼の伝記で知りました。 幼いころ読んだトロイア戦争の物語にとりつかれ、その後苦学し、独学で何ヶ国語も身につけ、仕事で成功を収め巨額の財産を手に入れ、その資金でトロイア遺跡を発掘し、夢を実現させたシュリーマン。 この本には彼の幼い頃から持ち続けた情熱と有名な語学習得法が書かれています。 この本を読むと、夢を持ち続ける事の素晴らしさ、そしてそれだけでなく自分でも夢を実現させるのにふさわしいだけの努力をしなくてはならないというのをしみじみと感じます。 近年、彼の発掘や、少年時代の記述に関して異論も唱えられているようですが、それでも彼の功績と我々に与えてくれる希望は色あせる事はありません。
嘘つきシュリーマン
 現在までの研究で、このシュリーマン自伝は嘘八百であることが明らかになっている。シュリーマンは成金で、四十六歳になるまで考古学になど何の興味もなく、それまでの研究成果を利用して莫大な金をつぎこみ、自分の業績を宣伝しまくったのである。詳細はツァンガー『甦るトロイア戦争』やトレイル『シュリーマン?黄金と偽りのトロイ』に詳しい。

江戸の性風俗―笑いと情死のエロス (講談社現代新書)

[ 新書 ]
江戸の性風俗―笑いと情死のエロス (講談社現代新書)

・氏家 幹人
【講談社】
発売日: 1998-12
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
江戸の性風俗―笑いと情死のエロス (講談社現代新書)
氏家 幹人
カスタマー平均評価:  5
「わかって楽しい新書」として最適
現代日本の恋愛が西洋から輸入されたものであることは周知の事実だが、 ではそれ以前の日本人の性愛はいかようなものだったのか? 歴史学者である筆者によるすこしアングルを変えた日本の中、近代論。 序盤は読んでいて結構しんどいかもと思ったのだが 慣れてくると特に中盤以降、3,4章あたりからは終りまでおもしろく読めた。 「わかって楽しい新書」として最適だと思う。 江戸時代まで町民はおろか武家の団欒でもあけっぴろげに「猥談」が 語られていたというのはおもしろい事実だ。 つまり、西洋の性愛が恋愛であり メンタルなもの(精神的な絆を求め合うもの)であったのに対して、 明治以前の日本では性愛とはフィジカルなもの(性交しなければ愛なんてない)だったということだ。 だから肌を求め合うことはそれが正しい間柄であるならば、なんの後ろめたさもないし、 下ネタも決して男女の秘め事ではなく、それ自体愛情表現だったのだ。 そのほかにも春画や男色、情死などさまざまな江戸時代の性愛のありかたが学べる。 知的好奇心を書き立てられる一冊。
日本の「エロティシスム」の変容を分かりやすく語りかけてくれる書です。
 前作『武士道とエロス』に続く徳川時代から明治期にかけての日本人の性愛観の変遷を記した極めて興味深い書物です。

とりわけ男女両色のバランスの変化が見事に描かれていて面白い本と申せましょう。つまり、徳川時代の前半までは男同士の「恋」のみが我が国における唯一の恋愛であったのに、衆道の衰退によって武士の世界から「恋の拠り所」が奪われてしまった事実など、読んでいてたいそう参考になる作品です。文章も読みやすく優れて流麗な筆致で記されています。

 近年、タイモン・スクリーチの『春画』や葉文館出版の『江戸の色道』など日本の性風俗を客観的に述べた書物が次々に上梓されているのは極めて好ましい傾向かと存じます。貧しく偏狭な性愛観しか持たなかったヨーロッパ世界とは異なり、男色・女色のいずれにも偏らずに生きた我々の祖先たちの豊かな性生活の奥行きの深さを教えられたような気が致します。是非どなたにも一読をお奨めします。


戦話・大空のサムライ―可能性に挑戦し征服する極意 (光人社NF文庫)

[ 文庫 ]
戦話・大空のサムライ―可能性に挑戦し征服する極意 (光人社NF文庫)

・坂井 三郎
【光人社】
発売日: 2003-04
参考価格: 800 円(税込)
販売価格: 800 円(税込)
戦話・大空のサムライ―可能性に挑戦し征服する極意 (光人社NF文庫)
坂井 三郎
カスタマー平均評価:  4.5
大空のサムライが遺した成功の秘訣
原作の「大空のサムライ」では触れられなかった、坂井氏からの乱世を生き抜くための沢山のメッセージが込められています。 もしも坂井氏と膝を交え、お話をお伺いする機会があった時には、きっとこんな返事が返ってくるのだろうなと思ってしまうほどに、躍動感あふれる内容です。 優秀な指揮官・リーダーになる為の資質やその為の修練研鑽。逆境の中で己の精神力、知力、体力をその極限まで鍛え、努力を続け、どんなに状況が不利でも決して諦めない不撓不屈の精神。 大空での命懸けの真剣勝負の修羅場を勝ち続けて来られた坂井氏の言葉には説得力があり、読者の方其々に感じ方は異ると思いますが、混迷の時代を力強く生き抜く為のヒントや手掛かりに、本書のどこかで必ず出会えるのではないかと思います。
ゼロ戦エースのお話
大空のサムライを読んだ方にはとっつきやすい作品でしょう。先にそちらを読んでからなを興味がある方は本書を手に取る、という流れがベストだと思います。 途中機械的な興味の薄い私にとっては苦痛にしか感じられない、ゼロ戦の機能上の説明が詳細に語られており「いつまで続けるんだ・・・」とウンザリもしましたが著者の記憶力やそれを系統立てて説明する筆力は凄いなぁと感じ入ってしまいます。 最後の章は65歳になった著者が、37年ぶりに戦地へ赴いた様子が語られ、当時の思い出をクロスオーバーさせながら進めていきます。感慨に浸る著者の気持ちについていこうとすれどついていけず、まだまだ若輩な自分の人生経験の浅さを呪います。 「なぜそこまで生きるか死ぬかの勝負に勝てたのか?」という質問に対して著者は「精神力に頼らないことです。その時点で手遅れです。」と答えているのを読んで、どの世界でも一流の人が話すことは共通しているなぁという想いを新たにしました。
大空のサムライに載っていない裏話が印象的です
この本を手に取る人はすでに、「大空のサムライ」を読んでいるのでしょう。であれば、本書は大空のサムライを相互に補完し合うと言う意味において読むべき本です。 坂井氏が如何にして左ひねり込みの技を習得したのか、戦友笹井中尉との特訓、斉藤大佐との絆の強さなどなど、本書を読めば本編である「大空のサムライ」をより深く理解することができます。
勝負師が勝負するときの心構えがわかった
勝負するときは、勝負に勝つこと。勝負に勝ち続けることは、負けないこと。相手が必ず負ける方法で戦うこと

10の力をどこに注ぐのか?
6まで準備で4は時の運か?
9まで準備で時の運を1にまで下げるのか?

周到な準備と精神力
このどちらも必要だと感じた。

航空機は1人で戦う一人戦術

著者の部隊は誰も死傷者を出さなかったそうである。

如何にリーダーが大切か、その心意気もわかる本でした。

自分自身の行動を見て、何が必要なのかを再認識できる機会をもらいました。
零戦のエースパイロットの手記です。
失敗イコール死という空中戦を勝ちぬいてきたエースは、どんな男だったのかを 知ることができます。パイロットになることが少年時代からの夢だったのだから、 日本が戦争に勝とうが負けようが、自分たちはこの戦争で死ぬと覚悟していた。 たとえ二十歳の若さであれ、大空で愛機とともに死ねれば本望であり、自分はこ

れをなすためにこの世に生まれてきたと思っていた。命が惜しくないと言えばウ ソだが、死に対する恐怖が不思議なほどなかった。ただその日が一日でも遅くな ることを心の底から念じていた。筆者の語る心情は、当時の零戦パイロットたち の共通するものだったと思います。

勝負師の書でもあります。相手より一分でも多く準備し、研究し、鍛錬したもの

が良く勝者たりえる、と筆者は説きます。敵機発見の段取りから、パニックに陥 ったときの呼吸法まで、実例に基づいた、マニュアルのようなこと細かさで、心 構え、段取り、手順を説明してゆきます。薄い空気と顔が曲がるほど強烈な遠心 力の中で命を取り合う修羅場には、精神論など入り込む余地などまったくありま せん。

零戦のエースは、決して勇猛果敢な猪武者ではなく、むしろ用心深く冷静で、合 理的な目を持った男であったことがわかります。精神論が跋扈していた日本軍の 中にも、最前線の現場には、このような職人気質の実務家たちが大勢いたのです。 (そしてその多くが南海に散ってゆきました。)

坂井三郎の著作は、かつての敵国アメリカで受け入れられ、ベストセラーになり ました。訪米時にはサイン責めに合うほどの人気を博したそうです。筆者はつい 先ごろ亡くなりましたが、あらためて、読み直してみるに価する書であると思い ます。


宗教改革の真実 (講談社現代新書)

[ 新書 ]
宗教改革の真実 (講談社現代新書)

・永田 諒一
【講談社】
発売日: 2004-03-21
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
宗教改革の真実 (講談社現代新書)
永田 諒一
カスタマー平均評価:  4.5
読む
読むことのできる人はほとんどいなかったそうです。 封建制度とキリスト教のもとそうなったみたいです。 だから教会が大切だったのかと思いました。 文字が読める人が増えたら改革もおきるはずだと思いました。
タイトルほどのかたさはない。
『宗教改革の真実』という一見して仰々しい表題に見えますが、
この本の主眼となっているのはエリート達がたてた大きな波をもろにかぶった民衆たちです。
16世紀〜17世紀前半の社会的状況を詳述しながら、
文盲の大衆への絵による「教示」、宗派間の人間臭い「いさかい」、「肉が食べられない」こと、

さらにカップル1組1組に起こった問題にも史料が許す限り物語っています。

ただ単に面白おかしく目を引きそうなものを見せるのではなく、
民衆の文化、生活、信仰をできる得る限り、その実態に近づけようとする姿勢が、
逆に変革の時代と対峙せざるを得なかった人々の、生活、心情の変化を
より生き生きと浮かび上がらせます。

小難しい言い回しも無く、肩肘張らずに歴史の面白さを、社会史の面白さを教えてくれる本です。
講談社現代新書だから安心して読める一冊
 免罪符、ルター、聖書に帰れ、アウクスブルクの宗教和議…。宗教改革という言葉から私を含めて歴史学の門外漢が思いつくのはざっとこんなところではないでしょうか。本書はこうした生半可な知識を持った人をもやさしく迎え入れてくれる良書です。

 宗教改革が当時の知識階層であった聖職者たちの教義論争に終始したわけではなく、多くの末端の信者たちの生活にも大きな影響を与えていったさまについて、ひとつひとつ丁寧に解き明かしていきます。活版印刷や聖職者の結婚、果てはグレゴリウス暦の導入に至る生活の様々な諸相に、キリスト信者間の峻厳な新旧対立があったことが書かれていて、興味の尽きることがありませんでした。

 新旧の両信者たちが、教義の正当性を追究するというよりは、単なる「いやがらせ」のレベルで鞘当てを繰り広げているようにしか見えない点が特に興味を引きました。その実に人間くさい「いじめ・いじめられ」の展開には、苦笑することしきりです。

 そしてやがてそのいやがらせも、市民生活の便宜という世俗の価値観を優先する意識が芽生える過程で解消されていったというのも、これまた大変興味深いことでした。

 平易な文体で教養と知識を与えてくれる点で講談社現代新書を私は高く評価してきましたが、本書も同新書ならではと思わせるだけの内容を伴った一冊であると感じました。
社会史研究の楽しみ
 マルティン・ルターの「九十五カ条論題」から始まった宗教改革。ところが、ルターが「論題」を教会扉に張り出したというのはどうやら事実として確定できないらしい。宗教改革が、当時の民衆にどのような意味を持っていたか、当時の画像や教会の使用状況を示す資料などを用いながら、平易に解き明かしてくれる。

 第一章でまず社会史研究の概観と、それに基づいた著者自身の指針が示される。全編に通底する、著者の一貫した姿勢が気持ちよい。
転換期におけるキリスト教と人間
著者によれば「中世のリストラ期」である16・7世紀における、キリスト教とその信者たちの社会史である。ドイツを主とした最新の研究成果が、たっぷりと盛り込まれている。西洋近代の夜明け前におこった、ルターらによる宗教改革が、聖職者たちの思想や理念からではなく、民衆たちの右往左往を中心に解説される。

基本的には、新旧(カトリックとプロテスタント)の争いや小競り合い、誹謗中傷合戦の諸相の紹介である。が、通読して私がもっとも興味をひかれたのは、「旧派がすすめる聖画像の教会への寄進を熱心に行った人々と、その後の新派による聖画像の破壊活動に加わった人たちは、実はおなじ顔ぶれではなかったのか」という説が語られるくだりである。この辺を読んでいて、思わず、「大衆」を感じてしまった。歴史学的ではない、ありきたりな感想だが。にわかサッカー・ファンが道頓堀川に飛び込む、というような。違うか


奇想の系譜 (ちくま学芸文庫)

[ 文庫 ]
奇想の系譜 (ちくま学芸文庫)

・辻 惟雄
【筑摩書房】
発売日: 2004-09-09
参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格: 1,365 円(税込)
奇想の系譜 (ちくま学芸文庫)
辻 惟雄
カスタマー平均評価:  5
図版がカラーであれば最高ですが。
 図版がカラーであれば、間違いなく★★★★★だと思います。  浮世絵の発生のまえぶれとなった(藤岡作太郎氏の見解)岩佐又兵衛(1578?1650年)。  学者肌(儒教グループとの交友あり)で、世俗から離れて絵に没頭する狩野山雪(1590?1651年・寒山拾得図はグロテスク)。  波打ち際の軟体動物の触手のような生き物の表情がシュルレアリスムを連想させる「貝甲図」の作家で、彩色画や水墨画の優れた伊藤若冲(1716?1800年)。  岩や建物や樹木をキュビスムもどきの幾何学図形に分解しようとする曽我蕭白(グロテスクな絵も多い・1730?1781年)。  大画面を縦横自在に使う線描の達人、「鳥獣戯画」や「将軍塚絵巻」以来の、線の芸術としての日本の絵画の伝統を上方の庶民的な世界に再現した長沢蘆雪(1754?1799年)。  マンガの発祥、近代マンガの歴史といわれる戯画シリーズ「荷宝蔵壁のむだ書」をかいた歌川国芳(くによし・1797?1861年)。  この6人の画家についての奇想の系譜を語る。  初版は、1970年3月に美術出版社から出版され、1988年にぺりかん社からも刊行された。
「異端」じゃないよ、「奇想」だよ!
従来は江戸絵画史の「異端」:少数派として理解されていた個性的な画家達を、「奇想」というキーワードでくくり直し、「『異端』ではなく、主流の中の前衛なのだ!」と主張するために書かれた本です。 扱われているのは、岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曾我蕭白、長沢芦雪、歌川国芳の6人で、実際にも彼らは江戸時代の民衆から異端視されてはおらず、むしろ歓待されていたそうな。 本書の親本が出版されたのは今から約40年前の1970年で、現在は熱狂的なブームにある伊藤若冲を含むこの6人は、本書が上梓されるまではただの日本絵画史の脇役だったそうで、大変衝撃的な本だったようです。 そのような本が文庫本として手軽に手に入れられることはとても嬉しい。 図版も豊富に入っているし(文庫版なので、小さくなってしまうのとモノクロなのは我慢しなくてはいけませんが)、絵の解説だけではなく、それぞれの画家の人となりや面白いエピソードもたくさん含まれていて、絵画の素人である自分も全く飽きずに、始終楽しく読めました。 「どうやってこんな絵を思いついたんだ?!」と思わせられることが保証されたこの一冊、間違いなくオススメします。
江戸絵画の楽しみを知りたい方にお勧めです。
2004年岩佐又兵衛、05年曽我蕭白等の展覧会図録に必ず参考文献として出ているので読んでみました。 本書で扱っている画家達は、初版当時は江戸絵画の異端に近い存在だったが現在では主流に近くなっている。今では収録されている画家の回顧展を開催すれば多数の集客が望めるが、著者自身も初版から四半世紀後にここまでメジャーになるとは予想していなかったのではないでしょうか。再評価については本書出版後少しずつ進み、京都で2000年開催の特別展「?没後200年?若冲」で爆発した印象があります。 本書の内容は他の方も書かれているとおり、とても読みやすい文章、豊富な図版、巻末の参考文献など欠点が見当たらない非常にすばらしい本です。個人的には、あと7年早く本書に出会っていれば、京都での若冲展に間に合ったことを考えると残念です。なお、本書は100年後も江戸絵画入門書としての基準作であろう。
べらぼうに面白い美術本
パンクな日本絵画を選びその系譜を語る。 日本には破壊的で異能な絵師の伝統が連綿とあることがとても嬉しかった。 「いったい誰が少年マンガを襖絵にしたんだ?」と思わずにはいられない曽我蕭白の雲龍図襖を見られただけでも収穫。(気になる人はボストン美術館サイトで”Dragon and Clouds” Soga Shohakuで検索してください) 他にも最近流行の伊藤若冲はもちろん、岩佐又兵衛、歌川国芳など魅力的な顔ぶれが並ぶ。
読む手が止まらなくなるオモシロ本
興奮しながら一気読みしてしまいました。スリリングでエキサイティン グ、まるでエンタテインメント小説を読むかのようにページをめくる手 が止まらなくなる美術評論です。 取りあげられている六人の画家はいずれも数百年前に活躍した人々。な のにどの絵も今っぽくてかっこいい! 著者の解説に案内されながら、 その「かっこよさ」を発見していく楽しさといったら。解説を読む、図 版を見直す、をくり返しては何度も「おおっ!」と声を上げてしまいま した。 そして章ごとに触れられる画家たちの生い立ちと武勇伝(?)の数々が また面白い。マジでそんなことやっちゃったんすか!?なエピソード満 載なのです。乱行あり奇行あり、そのハチャメチャぶりは時に著者が画 家の心情を憶測してフォローを入れるほど。これを読むだけでもかなり 楽しめます。 残念なのは文庫版だと図版が小さくなってしまうこと。でもだからこそ 「実物の絵を見てみたくなる度」アップすること請け合いです。 美術にも日本史にもうとい私でさえ一気読みしてしまったオモシロ本、 自信満々で推薦いたします。

歴史哲学講義〈下〉 (岩波文庫)

[ 文庫 ]
歴史哲学講義〈下〉 (岩波文庫)

・G.W.F. ヘーゲル
【岩波書店】
発売日: 1994-08
参考価格: 798 円(税込)
販売価格: 798 円(税込)
歴史哲学講義〈下〉 (岩波文庫)
G.W.F. ヘーゲル
G.W.F. Hegel
カスタマー平均評価:  5
「歴史哲学」とは何だろうか
本書上巻では、冒頭、ヘーゲル自身の「歴史哲学」の理論が述べられている。往々、ここの部分が取りざたされ、以下の具体的な論述は、反故にされ付け足し扱いされている。しかし本書は、この「付け足し」を楽しんで読むことから始まるとも思える。本書全体は、「自由」という理念を求める人間の歩みを歴史の中に読み取っていくものであり、「自由」とは人間の欲望の制限を取り外していく運動である。これは極めて根本的で永続的な発想で、且つ無理のない枠組みだ。しかし、本論を読むと、そのような主軸よりも、むしろ、いろいろな歴史的事実を、ヘーゲルが咀嚼し、彼自身の、各時代の「映像」を描き出す面白さがある。私は、「歴史」とは最終的にこれが出来なければ駄目だ、と思う。個々の事実に拘泥し、真実はこうだ、ここは間違っている、と「事実」と称するものの、「厳密さ」を競い合っても、所詮は似非科学だと思う。その「厳密さ」の定義も結局自己保身的な「定義」で終始されるか、自然科学の限界を指摘して「だったら人文社会科学も同じだ」と開き直る消極的な満足に陥るだけだ。勿論、実証的な研究は歴史には不可欠だし、明らかに間違った事を言い立てて良い訳ではないが、「厳密さ」ばかり言っていると、わずか数年のことさえ断言できなくなってしまう。何のための歴史か、といえば、細かいことはともかく、大筋において公認されている事実と自身の解釈を交えて、自身が各時代にどういう「映像」を描けるか、ということにあると思う。そして、これこそ、実は「文化論」なのだと思う。というわけで、本書は、ヘーゲルの「文化論」と言ったほうが話が早い。上巻の「アフリカ」論や「漢字」論など、哄笑を誘うほどに無茶な議論もあるが、一概に馬鹿に出来ない真理を衝いている点は天才的な直観力だ。下巻のギリシア以降は、流石に強い。ギリシア文化論などは、「アキレウスが作りアレクサンダーが閉じた」とするところに「ギリシア」の「映像」を見て取るヘーゲルの素晴らしい感性に共感したい。ローマの評価が低いのががっかりだ、とか、いろいろあるが、別な面のポイントを衝いている点があり、教えられる。山川出版の高校用の「世界史」が分かっていれば、十分理解できる内容だが、ときに、現地の人間でなくては知らないような細かな事実も出てきてそれも面白い。理論面では、カントとシラーらの歴史哲学をほぼ承継しそれを纏め上げたもので、オリジナリティではヘーゲルの中では高くはないが、全体として面白い作品に仕上がっている。翻訳はそれを損なわない良いものだと思う。あまり頭でっかちな議論に拘泥せず、読んだほうが良いと思う。
発展過程としての理念
フランスは七月革命によって40年にわたる戦争と大混乱はおわりをつげ、社会は一応の安定をえたとはいえ、「一方にはまだカトリックの側からする分裂の要因があり、他方には主観的意思のもたらす分裂の要因がある。」主観的意思にもとづく自由主義思想は、「原子としての個の意思という原理」をうちたて、社会のすべては、個人の参与する公然たる権力と公然たる同意によって動かされねばならない。このような形式的かつ抽象的な自由は確固たる組織を成立させることができない。「特定の政治機構はは特定の意思であり、つまりは、特定人のわがままだという」。こうしてこれまでの反対党が政権につくという形で不安定な動きがつづき、「この相克、この交錯、この問題は、いまわたしたちの歴史に突きつけられているもので、未来の歴史が解決しなければならない問題です」とおわりに近い箇所で語っています。歴史理論はドイツにおいてその最終局面をむかえることになっていますが、そうでないことがわかります。普通の意識をもつ人ならば、ある特定の時代で歴史がおわると考える人はまずいないでしょう。「自由の意識としてあらわれるほかない自由の理念の発展過程」と「過程」としてとらえている。

そもそも理念とはなんでしょうか。理念はプラトンやカントおいて当為であったようにヘーゲルもそれを引き継いでいます。現実も同じ意味です。観念(理想・本質)と実在(事実・現象)との統一が理念であり、現実であり、理性(ヌース)です。簡単にいえば、当為、「かくあるべし」です。だから理念も現実も未来を含んでち?~す。このことは「論理学」で理念論の前に「目的論」が位置していることからもわかります。目的とは未来のことです。ヘーゲルの自由の理念は終わることなくつづきます。もう少し正確にいえば、理念はおわりを含んだはじまりです。フクヤマの『歴史の終わり』は理念を現在の事実とみた理論です。


物語 北欧の歴史―モデル国家の生成 (中公新書)

[ 新書 ]
物語 北欧の歴史―モデル国家の生成 (中公新書)

・武田 龍夫
【中央公論社】
発売日: 1993-05
参考価格: 861 円(税込)
販売価格: 861 円(税込)
物語 北欧の歴史―モデル国家の生成 (中公新書)
武田 龍夫
カスタマー平均評価:  4
まとめるのが難しい地域史をまとめた好企画
バイキング、各地域への民族移動、北欧神話、大国の狭間で揺れ動く中立主義、そして福祉国家のモデルケースと様々な歴史の場面で登場してくる北欧地域の諸国の歴史を読み物としてまとめています。所々で歴史の表舞台に登場するものの、時系列的に"線"として扱われることが意外と少なく、かといって国別にまとめるのは難しいだけに、本書の企画は非常に貴重でアプローチも成功していると思います。
一般教養としての知識は得られる本
 1928年に生まれ、北欧の大使館に勤務した経験を持つ、元宮内庁式部官・イスタンブール総領事が、1993年に刊行した、「主として歴史の主役たちを念頭に置いて執筆した」、「一般的な知的教養の一部としての北欧史」の略史。本書の対象地域である北欧とは、デンマーク、スウェーデン、フィンランド、ノールウェー、アイスランドを指し、対象時期は800年頃のバイキング時代から1990年代初頭までである。10?11世紀頃にキリスト教化と国家形成を進めていた北欧三国は、1397年デンマーク主導でカルマル同盟を結ぶが、1523年にスウェーデンが同盟から分離し、バーサ朝の下で北方大戦役までバルト海の覇権を握った。この宗教改革と絶対王政の時代の後、ナポレオン戦争の過程で、スウェーデンはロシアにフィンランドを奪われ、ベルナドッテ朝の下でデンマークから、高度の自治権を認めてノールウェーを割譲させた。19世紀は政治的・経済的近代化の時代であり、また汎スカンジナビア主義の挫折とナショナリズムの高揚が見られた時期でもある。1905年領事制度をめぐってノールウェーがスウェーデンから、1917年ロシア革命の最中にロシアからフィンランドが、1944年アイスランドがナチス占領下のデンマークから独立した。20世紀の北欧は社会民主主義政権下での福祉国家化と「中立」政策(ただし戦後ノールウェー、デンマーク、アイスランドはNATOに加入。また、国連の活動には積極的に参加)によって特徴づけられ、モデル国家と見なされたが、冷戦後は環バルト海協力と共に、経済的理由による福祉国家の動揺、EUへの接近傾向が見られる。本書の内容は以上のようなものだが、正直言って事件史中心で英雄史観的な叙述であり、説明不足や主観的な評価が目立ち、叙述もあまり整理されていない。あくまでも一般教養としての知識を得るための本。
北欧世界を知る最良の入門書
著者自身「北欧各国史を三百頁に収めるのは乱暴」と告白しているように、北欧五ヶ国の歴史を一冊の新書にまとめた苦労は察して余りある。デンマーク、スウェーデン、ノルウェーの諸王家が互いに血縁関係があったり、五ヶ国が複雑な関係を共有することに加え、周辺の大国に翻弄された歴史を持っていることから、ヨーロッパ史の基礎知識があると有利だろう。別の著者の『物語 バルト三国の歴史』も併読したが、最低でもイギリス、ドイツ、ロシアの歴史を知っておかないと北欧五ヶ国とバルト三国についての理解を深められないことが本書を読んで思い知らされた。本書は北欧世界を知る最良の入門書として評価できるとともに、最初の一歩でもある。さらにこの地域について理解を深めるためには、五ヶ国個別の研究とともに周辺諸国の知識を補っていく必要があるだろう。個人的にはデンマーク、スウェーデン、ノルウェーの各王朝の系統譜を付けてもらうと、より読みやすくなると思った。
知られざる国々の物語
中公新書の歴史物語シリーズの中でも特に読むに値するものです。日本ではあまり知られていないこの地方の歴史については入門書という役割が適当でしょう。記述は客観的で好感が持てます。内容もコンパクトにまとめ、難解な問題には触れていないため奥が深いとは言いがたいですが、誰にでも起こった出来事を理解させるのには十分です。話は古代から現代にまで至るため、多少表現などには無理もありますが、少なくとも私はこの本を読んで、改めて北欧諸国に関心を強める事が出来ました。更に詳しく知りたいという気持ちを与えてくれます。筆者が現地の駐在員を務めていた事もあり、信頼できると思います。コラムもなかなかサービス精神が伝わるものですね。
これから北欧について学ぼうとする入門者向けの書
 本書は、これから北欧について学ぼうとする人が簡単にその歴史を頭に入れるためのお手頃の1冊である。デンマーク・スウェーデンを中心にノルウェー、フィンランド、アイスランドまで、まさに北欧史の全体像をコンパクトに整理している。途中に挿入されているコラムなども、読者を飽きさせない工夫として、好感が持てるものである。ただ、こういう類の歴史書の常として、当該国々に興味がない人が読んでもつまらないし、逆に深く知ろうとするにはこの程度の新書本では物足りないところもあろう。例えば、北欧地域に観光等に行く前に読んでおくといった活用法に適しているのではないだろうか。

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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク