新書と文庫本の専門店です。Amazon売上ランキング順にレビュー付き!

新書☆文庫ランキング

1,500円以上で送料無料! ※一部大型商品を除く     カートをみる |  ヘルプ
文学・評論
思想・人文
政治・社会
歴史
地理 ビジネス・経済 科学・テクノロジー アート エンターテイメント ヤングアダルト ノンフィクション 新書・文庫 全般
 

科学・テクノロジー

アイテム一覧
171 172 173 174 175 176 177 178 179 180
医学の歴史 (講談社学術文庫) 14歳の子を持つ親たちへ (新潮新書) 物理学とは何だろうか 下    岩波新書 黄版 86 数学的思考法―説明力を鍛えるヒント  講談社現代新書 精神と物質―分子生物学はどこまで生命の謎を解けるか (文春文庫) イギリスのいい子日本のいい子―自己主張とがまんの教育学 (中公新書) 脳の中の人生 (中公新書ラクレ) ウォーター・ビジネス (岩波新書) 胎児の複合汚染―子宮内環境をどう守るか (中公新書) キヤノン特許部隊 (光文社新書)
医学の歴史 (講談社学術文庫) 14歳の子を持つ親たちへ (新.. 物理学とは何だろうか 下  .. 数学的思考法―説明力を鍛えるヒ.. 精神と物質―分子生物学はどこま.. イギリスのいい子日本のいい子―.. 脳の中の人生 (中公新書ラクレ.. ウォーター・ビジネス (岩波新.. 胎児の複合汚染―子宮内環境をど.. キヤノン特許部隊 (光文社新書..

  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28 
18 / 50


医学の歴史 (講談社学術文庫)

[ 文庫 ]
医学の歴史 (講談社学術文庫)

・梶田 昭
【講談社】
発売日: 2003-09
参考価格: 1,260 円(税込)
販売価格: 1,260 円(税込)
医学の歴史 (講談社学術文庫)
梶田 昭
カスタマー平均評価:  5
医学の歴史をザックリと理解するのに良書。
本書の内容は書籍のサイズと価格から考えると非常な高濃度である。医学史の素養のない人にとってはややペダンティックな「臭み」に感じられるかも知れない。医学という学問が、「生命は善である」というドグマに縛られていることが、医療現場とその周辺に多くの思想や哲学を生み、それらの多くが一つの学問体系を持ちえるほどに発達している。そうした事柄の内容を簡明に、しかしある程度の専門的概念を折込つつ、このサイズの本に収めるには、ペダンティックな匂いのする用語の駆使が必要だったのだろう。しかしそのペダンティックの臭みも、「薫り」として楽しめる方が望ましい。そう考えると、この本を読むには、ある程度の集中力と他の参照書籍も必要かも知れない。
偏見のない博覧強記
医療倫理をやるのに、医学・医学思想史が頭に入っていなくてはダメだと、いくつか探して当たったものの一つですが、まず、解説にもありますが、著者の博覧強記に驚かされます。古今東西、縦横無尽。逆に豊富な知識があっさりと書かれてしまうので、やや物足りなさもありますが、文庫の体裁で概説を学ぶものとしては、十分でしょう。著者の見識に感心したのは、民間療法に触れる際、カナダの児童文学『赤毛のアン』から、ヒロインが友人の妹を治療するシーンを引いていることです。児童文学のなかでもやや通俗的なものとして二流扱いされることの少なくないこの作品を、読んでおり、しかも必要と思えば堂々と引いてくる辺り、偏見のない読書人であり、学者であるという証明だと思いました。そうであれば、他の書物、知見に関しても、著者の態度は推して知るべし、であり、信頼に値すると考えます。門外漢が医学関係の分野に踏み込むなら、まずお勧めの本です。
CHOーお勧め
最初は「傷寒論」を探していたのですがこれを買いました。
値段を見てぼったくりではないのかと思ってしまったのですが、推薦の言葉に「とにかく面白い」とあり興味を惹かれました。
まだ途中なのですが、読んでみて買ってよかったと思います。

内容は本題のとおりですが、知識の豊富さと、作者の歴史に対する考え方に裏打ちされた文章は、学校で使用する歴史の教科書のようにスマートでわかりやすい上、内容も勉強になり、読みやすく、素直に納得できます。
ただ欲を言えば、文献からの引用が多く作者の意図が読み取りにくいこと、医学以上に歴史書であることが気になりました。
が、面白いです。

で、多くの人に読んでほしいと読み終わり次第古本屋に売らずに中古商品として600円ぐらいで出品したいと思いつつ読んでいます。
医学思想入門に
著者は生理学が専門なのにも関わらず『フィシオログス(2世紀のアレクサンドリアで成立したキリスト教的動物説話集。「動物誌」とともに中世の生物観に多大な影響を与える)』のドイツ語訳校訂本や『古代インドの苦行と癒し』など誰が読むんだか今一解らないマニアそうな書籍を翻訳してきたやっぱりよくわからない人だがともかく博覧強記の人だったらしく、この書籍でもその能力が十分に生かされていると思う。紹介されている人物は膨大だけれどもその分一人一人の記述は短いので、詳しい事績をしりたい場合別な書籍をあたることになり、そこが少々総花的な印象を与える原因になっている。しかしどんな総説でも結局詳しいことを知りたい場合には細かい資料にに当たらなければならないので、こういう割り切り方もそれなりに良かったのではないかと思う。

とにかく日本語で紀元前の癒しの技術から明治期日本の西洋医学の受容まで一貫して書ける人は滅多にいるものではないし、『慰めと癒しの技術』である医学技術とそのバックボーンとなる医学思想が歴史の中で変遷していく様子を通して『医学って結局いったい何なんだろうか?』と問いかける著者の姿勢にはとても共感できる。当たり前のことだけれども現在の医学の風景も恐らく一時的な物で、百年経てばまた予想できない方向に変わっているのだろう。


14歳の子を持つ親たちへ (新潮新書)

[ 新書 ]
14歳の子を持つ親たちへ (新潮新書)

・内田 樹 ・名越 康文
【新潮社】
発売日: 2005-04-15
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 714 円(税込)
14歳の子を持つ親たちへ (新潮新書)
内田 樹
名越 康文
カスタマー平均評価:  4
初等教育について幅広い論理が展開される
 内田樹氏、名越康文氏との教育対談です。タイトルは「14歳の子を持つ親たちへ」だが、小学生から中学生の親をターゲットに幅広い論理展開をしている。成長期である年代の子育てで気をつけなければいけないこと、また子どもの発達途中の子供の心のありようなど専門的なお話しで面白く読みました。  また、子どもをカウンセリングにつれてくる親は、親の方を治療しなければいけない場合が多いという話ししがあったが、親がすっかり自分の子供のころの様子を忘れてしまい、子どもを病気だと安易に判断をしているケースが多いのだろう。
礼儀とはルーティンワークである
こんにちは 我が子も4歳になったので、これからは徐々に厳しく躾けていこうと思っています。 3歳まではたっぷりアマアマに育ててきましたしね。 一度にあれこれやるとパンクしますから、ごくごく基本的なことをひとつずつ徹底していく。 まずは教育哲学者の森信三氏の提唱する「躾の三原則」から始めていこうと思っています。 1.挨拶をきちんとせよ 2.返事はハイとはっきりきびきび 3.靴をそろえ、椅子をきちんと仕舞う ごくごく平凡な躾です。 でも大人でも(大人だから?)できるようでできないですよねー。 最近の若い人を見ていて気になるのは、まあぼくも若い頃はそうだったかもしれないんだけど、お礼も挨拶も返事もやればできるのに、必要なときなのにしないときがあるんだよね。 どういうときにしないのか、その傾向をじっくりと観察してみました。 わかりました。 機嫌の悪いときはしない。 そういうはっきりした傾向があります。 若者たちは、自分が機嫌悪いとき、気分が優れないとき、疲れているとき、悲しいときなどなど、お礼も挨拶も返事もしなくてもいいと思っているらしい。 オレ様優先なんだよね。 おもしろい、おもしろい。 あ、おもしろがってちゃいけませんね。 それって損なことだと思います。 若いうちならそれもまあ可愛いとも言えるんですが、ある程度の年齢になってもそれじゃあ下品なんです。 内田樹/名越康文『14歳の子を持つ親たちへ』新潮新書\680-から引用します。 ### 「しつけ」って言い換えればルーティンということでしょう、要するに。 ある布にこうやって折り目つけることが必要なら毎日同じことをやってると、必ずここにいつの間にか折り目が出来るんです。 折り目正しいと言うけども、折らなきゃダメなんです。 何度も何度もこうやって。(内田、196p) ルーティンというのは植木鉢の土の部分なんです。 土の部分っていうのは、同じことを繰り返していくと練れてきて。 そうすると初めてそこから木が生えてくるんです。 これがないと何も生えやしないんです。 ところがみんな土壌を作らないで花だけ咲かせようとする。 そんなの無理ですよ。(内田、199p) ### 躾や礼儀って、自分がどんな状況でもコンスタントにやれるものなんです。 やれなきゃいけないものなんです。 なぜならそれは、「相手への配慮」が基本だからです。 自分が機嫌が悪いときは相手に配慮しない、というわけにはいかないものだからです。 風邪をひいて具合が悪いときでも、知っている人にあったら挨拶する。 プライベートで悲しいことがあっても、上司に呼ばれたらきちんと返事をする。 逆境の中にあっても、靴はそろえ、椅子は仕舞う。 それが「折り目正しい」ことであり、礼儀なんです。 そうできるようにすることが「躾」なんだと思うんです。 そしてそうできるから、周りの人も認めてくれ、やがては自分へとよいことが帰ってくる。 あいつ、大変な状況なのによくやっていて、けなげなヤツだなー、って思ってもらえる。 躾は、身が美しいと書くとおり、周りの人に<品>を感じさせるものなんです。 躾はどれも、平凡なことかもしれません。 でもそれを、いついかなる時でもできるように身につけるのは大変なこと。 平凡こそ素晴らしく、なかなか得難いものなんだと思います。 平凡なんだけどなかなか身に付かなく、いったん身に付くと人生のアドバンテージになるんだと思っています。
人間的な関わりが芽生えていない子どもたちがなぜ増えているのか
「親を殺す子ども・・・憎しみや怒りが・・原因ではない・・人間的感情を経験していないからこそ親を殺す・・「親を殺したい」・・子どもたちは、実際に殺した子の百倍はいる・・「生ゴミが臭い」みたいな、もう排除したくてしたくてしかたがない感じなんじゃないかな。p.38-39」「コミュニケーションとは、・・自分の意見をはっきり発信できることp.53」ではなく「何を言っているのかわからないことを受信する能力p.53」「子供って、年長者でかつ社会的にある程度承認されている人から承認されるっていう形でしか自己掌握できないp.70」「知性というのは情緒の豊かさp.84」「敬意とか信頼とか愛とかいう概念は、子どもの内側には存在しないから、教えるしかない・・でも言葉で言ってもわかるわけがないから、親が子どもに対して・・示してあげるしかないp.185」「ルーティン・ワークがないとしつけができない、しつけがなかったらコミュニケーションも成り立たないp.197」シンプルで重みのある言葉が並んでいる本。方や精神科医で方や哲学研究者なのに、なぜこの二人はこんなにも意見が一致するのだろうか。男で一つで子どもを育ててきた内田先生の経験が主張に重みを与えている。
シャイネスの復権を!
 タイトルと内容とのギャップはだいぶあり、さらに結論めいたものもないけれど、本書を読みながら、まるで二人の刺激的な会話に参加させてもらっているかのような楽しくも充実した時間を過ごすことができた。  私が激しく共感したポイントは、1自分の意見をはっきり言うこどもが評価される現状を愁い、シャイネスにこそ価値があると喝破していただいた点、2こどもが何かにのめり込むことを決して邪魔してはいけない点、の2点。  言われてみれば、シャイネスは日本人の美徳の一つ。そこを起点に「自分と向き合う」姿勢を育てていくことも、素晴らしい教育のあり方だと感じ入ってしまった。
単なるノウハウ本でありません
まさに、オバサンの思春期到達以前での精神的終了というのは、これほどまでにわかりやすく説明してくれた本はなかったね。ど?でもいいようなことで大騒ぎして、延々と時間を費やす姿はまさに前思春期と同様。その終わっちまった加減については今まで理解不能だったわけだが、なるほど納得。 そして、「文化的資本」に関しての格差社会。も?、それはどうしようもなく立脚する基本的な地平の断崖絶壁を感じているものとしては、「やっぱりバカばっかりだったのね」と自らの立ち位置を確認させていただきました。 ま、この本は単なる子育て読本じゃないから「どうすればいいの」ってすぐ聞いちゃう人たちには何ら得るところはないけど、読み返すほどに興味深い一冊ですね。

物理学とは何だろうか 下    岩波新書 黄版 86

[ 新書 ]
物理学とは何だろうか 下  岩波新書 黄版 86

・朝永 振一郎
【岩波書店】
発売日: 1979-01
参考価格: 819 円(税込)
販売価格: 819 円(税込)
物理学とは何だろうか 下    岩波新書 黄版 86
朝永 振一郎
カスタマー平均評価:  5
物理学は、科学はどうあるべきか
上巻を受けて、熱力学から統計学、量子論へと発展していく様子を、当時の文献を参照しながら解説している。 上巻より扱う内容は難しくなるが、たとえなどを用いて、うまく輪郭だけ説明してくれている。 わかる範囲で文章を追うだけでも十分ためになる。 残念ながら未完だが、代わりにプロットとして使われる予定だった講演を載せている。 物理学とは何だろうか。ここに答えがある。 物理学は、科学はどうあるべきなのか。著者の考えが展開される。 感動した。物理がそこまで好きでもない私がここまで感化されるのだから、物理好きな人はもっと感じるものがあるはずだ。 すべての物理好きな人に読んで欲しい一冊。
ぜひ、一読を
この本は残念ながらV章で終わってしまいます。しかし、最後に納められている「科学と文明」には物理の歴史だけではなく、朝永先生の物理観もかなりあらわれていると思います。世界の偉大な物理学者が物理をどんなものと感じていたのかを知りたいと思いませんか?
最後の「科学と文明」は必読である。朝永氏のエッセンスが書かれているのだから!
著書としては、病気のこともあり、第三章で終わるが、上巻でのレビューの思いは変わらず素晴らしい。しかし、この下巻の引用出典の後の1976年の講演「科学と文明」は、これだけでも一読に値するものであり、朝永先生の科学に関する考え方の変遷が広い社会を含んだ問題 として論じられている。”ナツーラすなわち自然の女神はベールをかぶっていて、なかなか本当の素顔を見せたがらない。サイエンスはそのベールをまくって素顔をみる。科学そういうものだということを象徴しているのが物理学賞、あるいは化学賞のメダルになってるわけです。”この例えの文章はノーベル物理学賞受賞者である著者の言葉としては、実に深い意味があります。その意味は初学者には分かりません。それは、皆様自らお読みになって、考えてください。また、最後の松井氏による「解説」をお読みになれば、あぁ?先生にはもっと生きて著書の完成を?とだれもが望むでしょう。このように、高校生以上であれば誰でもが理解でき、書かれている内容が深く吟味されているものが他にあるでしょうか!この本は博士課程を修了して大学の教師になる前に読んで、その素晴らしき内容には称賛以外の言葉はありませんでした。
「物理学とは如何にして創られるものなのだろうか?」
上巻に続き「原子論」「統計物理」が完成されていく様子が史実に忠実に記述されています。我々のような後世の人にとっては原子・分子が存在するということはもはや当たり前なのですが、ボルツマンやマックスウェルの時代はそれらは「目に見えないもの」であって、そんな中で如何にして分子運動論が形成されていったかが良く分かります。「原子・分子の哲学上存在から実在へ」という過渡期におけるボルツマンの孤独、特に彼の理論を裏付ける実験が彼自身が提案出来なかったことに対するもどかしさが伝わってきます。(アインシュタインのブラウン運動の理論が現れるのがもう少し早ければ...) 上下巻併せて読むと「Science is a self-correcting process」(Carl Sagan)の意味が良く分かります。 この第3章を読み終えると現在の物理学でも似たようなことがあるでは、と思ったりします。例えば「超ひも理論」は、現況ではまだ誰もその存在を実験で実証できる状況にはない訳で、「超ひも」を誰も見たわけではないですから。その意味では、「原子・分子」が実在のモノとして見えてない時代におけるボルツマンの悩みと似てたりするのでは、とも思ったりしました。(勿論、「超ひも」は究極の統一理論として有望な候補の一つではあるのでしょうけれども。既存の理論をまとめあげるだけでなく、既存の理論の範疇では説明しきれない自然現象を定量的に説明出来ることが「新理論」には求められます) そんなことも考えながら、この下巻に収められている「科学と文明」という講演記録を読むと興味深く読めました。 この本は残念ながら未完で、未完の部分は朝永先生から「読者への演習問題」として残っている訳です。個人的にはこの続編として、セグレ著「X線からクォークまで―20世紀の物理学者たち」、朝永振一郎著「スピンはめぐる」を推薦したいと思います。「創り出される物理学」は「創られた物理学を学ぶこと」とは全く別物である(←湯川先生の言)、ということが良く分かります。どちらも在庫切れなのが残念。
この本に出合えて良かったです
物理学とは全く疎遠な生活をしている私にはさすがに途中からはついていけなくなりました。
朝永先生の急逝によって下巻の構想が半ばで終わってしまったことは非常に残念ですが、こういう形で、次の世代にバトンタッチしていくというのもありなんだろうなと思うと、占星術、錬金術といった怪しい世界から数学的な論理、実験の世界へと時代の移り変わり、ひいては人間の知の広がりを垣間見られた気がします。
とても勉強になりますし、一日も早くこの本に書かれている内容のすべてを理解できるようになりたいと思いました。

数学的思考法―説明力を鍛えるヒント  講談社現代新書

[ 新書 ]
数学的思考法―説明力を鍛えるヒント 講談社現代新書

・芳沢 光雄
【講談社】
発売日: 2005-04-19
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
数学的思考法―説明力を鍛えるヒント  講談社現代新書
芳沢 光雄
カスタマー平均評価:  4.5
数学好きなら数学的思考の大切さがわかる本
難しい数学を学ばずとも、足す、引く、掛ける、割る、が分かっていれば日常生活がまずまず問題なく送れる、というように思っていた方も多いと思う。しかし、数学的な考え方は日常の生活の中に溶け込んでいるのだ、ということをこの本は気づかせてくれる。 ただ、数学と日常生活を繋ぐ説明自体が、数学嫌いの人には理解しがたいかもしれないという感じを受ける。数学好きな人が日常生活との関わりを知る上では、役立つ本だと思う。
■数学および数学教育にまつわる興味深いネタが満載!
・著者の主張を一言でまとめると「今、日本人に求められている最も重要な能力は、「粘り強く考える」ことと「論理的にきちんと説明する」ことである。従って、その両者を総合した「証明力」を育む教育が軽視されている現状を一日も早く改めなければならない。」 全くその通りだと思います。 ・私は理系の工学部の院卒であるので、ポイントのほぼ全ては既知でした。 ・しかし、私には以下の3つの発見がありました。  ?1.インドの算数・数学教育が日本を遙かに上回っていること    (=私自身はインドのカリキュラムの中身については知りませんでした)  ?2.ゆとり教育に繋がった数学軽視の流れの歴史的経緯  ?3.記憶が曖昧になっていることの復習    (たまに復習すると使っていなかった脳の一部が活性されるような印象) ・1.インドの数学のカリキュラム  既に90年代の半ばからIT技術評論家の間ではポピュラーだったようだが、「英語を使えることや賃金面での優位性もさることながら、数学特に証明教育で鍛えた問題解決能力と論理力が優れている」と。  証明に力を入れている一例でいうと、インド国立工科大学(IIT)の入試問題(例として2000年度)は16問の全問が証明問題である。  また内容のレベルも上で、インドでは中学三年生で対数を、高校では(日本では一切教えていない)微分方程式や3×3の行列があり、統計の部分ではポアソン分布も丁寧に説明されていると。(日本では正規分布に触れるのが精一杯で、なおかつその箇所は教科書の一番最後部であるので軽く触れてお茶を濁す高校がほとんどだ(った。)) ・2.90年代前半に言われていたこと  ?数学は単なる計算技術であるから、計算機が発達した現在はやる必要がない  ?数学は理工系学問の基礎だから文型人間や実社会では無用 と言われており1994年に数学教育の危機を訴えるシンポジウム以降、90年後半にデリバティブ取引で日本の金融機関が悉く、外資にやられた結果の背景には数学力があるという認識が追い風になって少し風向きが変わった と分析している。 ・3.一例でいうと対数についての記述。「人間の感覚は、与えられた刺激の変化に対してその対数の変化としてしか感じない。」ウェバー・フェヒーナの法則=実際には100倍の刺激には2倍程度、1000倍の刺激には3倍程度しか感じないと。
お手軽を求める風潮への警世と憂国の書の様相
数学者による、考えることを抜きに正解を求める日本人に対する警世と憂国の書の様相である。  原理原則を考え、筋道を立て、時間を掛けても考える。これを抜きにする現在の学校教育のあり方が、社会の反映か教育の結果が社会に反映されているのか?  本書は、数学の基本的な考える性格・数学力の低下する日本へ、数学の復権に向け活動を続ける著者の大学教員としての経験と、各地での数学の出前授業の経験を踏まえたものである。
国語入試
一年前の長崎大学の入試の国語で出題されたことを知り、読んだところ、考え方の本で実に楽しく勉強になりました。他の大学入試の国語でも出題されており、納得しました。さらに同著者の[算数・数学が得意になる本]は麗澤大学のこれまた国語入試で使われたことを知り、なんで数学の本なのに?という不思議な心境になりました。数学と名が付く本も文系人間にも勉強になるものです。
説明力
数学的とかありますが要は考える事、試行錯誤の推奨です。日本の教育が持つ問題点への指摘や理解力を高めるにはとかが書いてあります。それら問題に目を向けさせるキッカケとしては優れてますが批判的な事が多い。筆者の結論も見えにくく、ともすればただの愚痴ともとられかねません。

精神と物質―分子生物学はどこまで生命の謎を解けるか (文春文庫)

[ 文庫 ]
精神と物質―分子生物学はどこまで生命の謎を解けるか (文春文庫)

・立花 隆 ・利根川 進
【文藝春秋】
発売日: 1993-10
参考価格: 540 円(税込)
販売価格: 540 円(税込)
精神と物質―分子生物学はどこまで生命の謎を解けるか (文春文庫)
立花 隆
利根川 進
カスタマー平均評価:  5
分子生物学を語る物語
率直な感想として本当におもしろかった。 普段医学部の教育などで当たり前になされるDNAの分析方法の裏にこんな物語があったなんて思いもよらなかった。 利根川進さんの研究者としての歴史を対談形式で振り返っているが、 その豊富な体験談といい知識といい、 理系に所属する人間にとって非常に参考になる本である。 もう10年以上も昔の知見であるのに全く古臭い感じはしないし、 むしろ今の自分たちが学んできたことは科学の歴史なんだな、と改めて思い知らされた。 やや専門的に感じられる部分もあるが、非常に丁寧な解説が添えてあるので 分子生物学を学んだことのない人でも高校生物くらいの知識があれば理解できる。 読んで良かったと心の底から思える一冊だった。
抗体産生という神秘の世界を解明した人…。
私がことさら自然科学分野に魅せられるのは、真実は一つしかない、ということです。この本は利根川博士がノーベル生理医学賞受賞のきっかけとなった抗体産生の多様性に関する謎解きが延々と立花氏との対談で繰り広げられるところが一番おもしろいです。下手な小説を読むよりスリリングであり、世紀の大発見には 運も必要だということ。何より、何気ない現象をするどく観察し、追求する科学者の姿が描かれていて読んでいて非常に興奮する書です。それと利根川さんの科学者としての真摯な態度。絶対に正しいんだ、と思えるまでデータを取るというところとか。なんにもましてびっくりしたのは高校時代は常識だったことが十数年後には、もはや常識ではない、ということ。私が生物を習った当時とは事情が大幅に異なり、この書を読むまで恥ずかしながら、利根川博士の受賞の理由がわからなかったのですが、ようやく納得しました。それからインタビュアーの立花氏はこういう難解な現象を一般人に理解しやすい形にまとめる名手ですね。
立花氏の非科学的な面が出た本
 とてもおもしろい本です。  特に,以下の引用文にみられる,立花氏の非科学的な見方,そして利根川氏の徹底した科学的な見方の対比がとてもおもしろいです。最近多くの若者が陥っているスピリチュアルな見方に対する正しい科学的な見方を教えてくれるものだと思います。  (立花氏)「精神現象というのは重さもない、形もない、物質としての実体がないんだから、物質レベルで説明をつける意義があまりないと思いますが。」  (利根川氏)「その幻って何ですか。そういう訳のわからないものを持ち出されると、ぼくは理解できなくなっちゃう。(以下略,本を読んでください)」
研究者必読の本
 文系の僕が言うのも何なんですが、この本は理系の研究者必読の本だと思います。何もノーベル賞をとることだけが素晴しいことではないかもしれません。しかし、どうせやるなら世界的に有名になったほうがいいに決まってますよね。この本にはそのノウハウが書かれています。もちろんHOW-TO本ではないため、そのヒントは自分で探していかなくてはなりません。  たとえば、(1)枝ではなく、幹の研究をしなくては評価されない、(2)研究者の少ない、新分野のほうが発見できることが多い。(3)実験がきちんとできることが大切。(4)正しいと思ったことは相手が著名な学者でも反論するべし。自分が著名になるチャンスである。など、どれも聞けば当たり前のことばかりなのですが、普通なかなか気づかないのではないでしょうか。  話には、島津製作所の田中フェローとの共通点が多いようにも思いました。 枝葉の研究ばかりしているあなた!社会に貢献していたとしても有名にはなれませんよ。今すぐこれを読んで、スウェーデン王立アカデミーへの切符を手に入れましょう。
精神活動は物質現象である
立花隆による利根川進のノーベル賞研究に関する記述である。 対談形式を取っているが、ほぼ利根川進の自伝と言えるような内容であった。 高校生物の前知識でも分かるように記述されており、個人的には、忘れかけていた生物学の基礎知識を再構築できた。 「科学に二度目の発見はない」など、サイエンスの世界のシビアな競争社会の内情が、前編を通してマイルドなタッチで描かれている。 最後の最後でタイトルの「精神と物質」についての記述があるが、個人的にはこの部分についての考察にもう少し厚みが欲しかった。

イギリスのいい子日本のいい子―自己主張とがまんの教育学 (中公新書)

[ 新書 ]
イギリスのいい子日本のいい子―自己主張とがまんの教育学 (中公新書)

・佐藤 淑子
【中央公論新社】
発売日: 2001-03
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 714 円(税込)
イギリスのいい子日本のいい子―自己主張とがまんの教育学 (中公新書)
佐藤 淑子
カスタマー平均評価:  4
興味深い本でした
実際にイギリスに住んで、子育てをしているうちに日本とイギリスの教育の違いについて、考えたり、戸惑ったりしたことがある。 口で表現できない不思議な感情。この本はそんな私に比較という方法で、そして文章という表現方法でもやもやした気持ちを理論つけてくれた。 しかしながら、比較の対象の日本に住む日本人母子、イギリスに滞在する日本人母子そしてイギリスに住むイギリス人母子であったが、日本に住むイギリス人母子ならば、どんな結果がでるのか興味がありそれがなくて残念であった。 日本の親は、子供を生み育てる前に、育児という大仕事についてもう少し勉強が必要なのかもしれない。良い子はいくらでもいるが、子供としての幸せを生きている子供は何人いるのだろう・・そんな気持ちになった本である。
育児のために
 著者はアメリカ、イギリス、オランダ、日本で少女時代を過ごしたという児童教育学者。  本書は、自己主張・自己抑制を中心に据え、日本、イギリス、アメリカの児童教育について分析したもの。著者によれば三国の児童教育の方針は、それぞれ「主張すべきときに自己抑制、抑制すべきときに自己抑制」、「主張すべきときに主張、抑制すべきときに抑制」、「主張すべきときに主張、抑制すべきときに主張」と分類できるという。そして、イギリス型が理想であると論じられる。  いくつもの調査結果、自身の体験を交えながらの論考であり、説得力もある。私はこの分野には疎いので、著者の意見・方針が日本の教育界でどのような位置づけにあるのかは分からない。しかし、幼稚園の経営者、幼児を抱えた母親には一読の価値があるのではないかと思う。
文化比較の研究を真面目に行っている方向けか?
 基本的に論文を本にした感じで、論調がやや控えめ。論文ベースなので当たり前ではあるものの、読み物として期待した場合には、少し期待はずれの感も。  ただし、文化比較の研究に取り組んでおられる方や、その手のレポートに追われている方は絶好の参考書になりうる。研究テーマとしてはとてもおもしろいし、論も深い。
とても面白いが,子育てを直接指南してくれる本ではありません
主張すべきところでは主張し,抑制すべきところでは抑制する「主張・抑制」型が今後の日本の教育に重要で,自己主張と自己抑制は両立可能だとする論旨には大いに納得した.自己主張と自己抑制が両立可能で,実際に子供達の中でどのように両立しているかを実証的に示しているのも興味深い.

しかし,どうやって「主張・抑制」型に子供を育てるのか,という(おそらく一番重要な)点については議論が弱いと感じた.特に,「抑制・抑制」型として育てられた親が「主張・抑制」型に子供を育てる障壁はとても大きいのではないかと想像する.本書で紹介している各国の親が子供をいつ・どうやって叱るかをまとめた資料は有益.いつ・どうやって褒め,いつ・どうやって叱るかというポイントを理解し,実践するのに役立つように思う.
もっと掘り下げてほしい
内容的には興味深くおもしろいものでした。『自己主張と自己抑制が必要』という概念にも大変共感するところがあります。
しかし、実際に育児中のわたしにとっては、“では、いかにすればそれが育つのか”と言うところまでもっと掘り下げたものを望んでいました。タイトルにもあるように“教育学”という学問的な要素が強く、各国と日本の差を裏付けるデータが大半を占め、私が必要とする部分については薄い印象がありました。
もしそういった意味での続編があるなら、また購入したいと思います


脳の中の人生 (中公新書ラクレ)

[ 新書 ]
脳の中の人生 (中公新書ラクレ)

・茂木 健一郎
【中央公論新社】
発売日: 2005-12
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
脳の中の人生 (中公新書ラクレ)
茂木 健一郎
カスタマー平均評価:  4.5
良質な頭脳エッセー、読み易さはピカイチ
脳とこころに興味をもったら、この本が参考になる。まだまだ未解明だからこそ、脳もこころも面白い。ひとことで言い切れるわかりやすさも、マスコミや会社でウケて生き残るには必要な技。 だが本当のおもしろさは、不確実性への挑戦にこそある。 週刊誌に連載しただけあって、読み易い大きさになっている。これも形式美のひとつ。 脳機能学者としての文章は、こなれるとここまでわかり易い。 そして、まだわからない事こそ、人知を傾けて探求する領域。 茂木さん入門に最適な短編集です。
気軽に。
「脳を鍛える」ブームとか、なぜ人はギャンブルにはまるのかとか、ゲームばっかりしてると本当に脳に悪いのかとか、頭が良いって本当はどういうことなのか、etc..... 全て3ページずつのエッセイにまとめられている。テクニカルタームもほとんど使われていないし、文章も非常にわかりやすい。パラパラっと読んでみて、ちょっとでも面白いと思ったら買って損はないと思う。
気軽に読めます
読売ウィークリーに連載された著者のコラムを集めたもの。脳についてのいろんな話題について、小難しい話ではなく、話題豊富に書かれている。 気軽に読めます。
思考を滑らせる
著者の作品全般の特徴である章序盤の「つかみ」の巧妙さは健在だ。著者の研究テーマである「クオリア」の学究的姿勢からは距離をおき平易な内容の中に時折クオリアを混在させ脳科学本としてのバランスをとった。章ごとの内容の質に片寄りがあるがそこで思考を区切ってしまうことをせず、並列に思考を滑らせることで難解なクオリアの尾っぽ捕らえることができる。クオリアを俯瞰しリラックスしながら捉えたといっていい内容だ。
第一章がすばらしい。第二章以後は別物。
第一章は、脳科学の啓示とヒントに満ちた楽しい内容。メタ認知、クオリア、脳と心について理解する上でも高いレベルの話が非常に分かりやすく楽しく書かれている。 第二章以降の後半は、同一の著者に書かれたのかと疑ってしまう。惰性とインタビュー本的エッセイで退屈になって行きます。この本の内容をメタ認知的に総括すると=驚きの神童が気がついてみると普通の退屈な大人になっていたという典型的人生コースを絵に書いたような本でもある。あるいは、著者の多重人格性?を示すエッセイなのかも知れない。  茂木健一郎を簡単に知るインタビュー本だと思えば非常に手ごろな一冊。

ウォーター・ビジネス (岩波新書)

[ 新書 ]
ウォーター・ビジネス (岩波新書)

・中村 靖彦
【岩波書店】
発売日: 2004-02-22
参考価格: 819 円(税込)
販売価格: 819 円(税込)
ウォーター・ビジネス (岩波新書)
中村 靖彦
カスタマー平均評価:  4.5
資源は偏在している・・・
多くのレビューの方々は水資源のビジネス化に疑問を抱いているようですが、 石油・ガスや、金・銀などの資源を有することで そうした資源を経済的な価値に変換して国富としているのを鑑みると、 改めて日本の水資源の豊富さに驚きを覚えるとともに、 ビジネス化することで、新しいお金の流れができるのでは、と思います。 現在は石油よりも高額なペットボトル版輸入水が売られていますし、 実際そうした水を購入している消費者がいることを考えれば、 日本ブランドの水を海外で売ることも今後視野に入ってくる気がします。 そのさい、何でもかんでも反対という路線ではなく、 地下水を育んでいる森林の整備や取水の厳格な管理などに 新たな投資のお金を民間が費やすことができれば、 林業などの再活性化を税金を使うことなく、達成できるのではないか?
水はタダではない。
 日本が水と安全はタダというのは、すでに過去のお話。 日本は島国なので、今まで水の争いということは起こらなかったが、 果たして、今世紀中はどうであろうか? 本書では、世界的な人口増加傾向で、特に開発途上国の水不足に警鐘を鳴らしている。 海に囲まれている、我が国では考えもしなかったが、 地球、1国だけでも「水」というものは、偏って存在しており、 不平等な分配による、戦争・紛争の懸念や、水不足が深刻化した際、 砂漠化の恐れを危惧している。 ボトル・ウォーターの売り上げが、日本でも欧米諸国に追いつくぐらいに、増加傾向であり、普通であれば、 安価に入手できるものを、消費者はより多くのお金を払い購入し、企業は儲けているなど、 「水」は誰のものか? という事を問われた入門書的な書籍である。
水は無尽蔵にはない
地球上に存在する水のうち97.5%は海水であり、人間が飲める淡水は2.5%である。この淡水の大部分は南極・北極地域などの氷として存在していて、地下水を含めて、河川、湖、そして沼などにある淡水は地球上の0.8%である。しかもその内の大部分は、地下水であり、比較的利用しやすい河川や湖などにある量は、地球上のわずか0.01%である。 その0.01%の水は、石油や天然ガスなどと同じように偏在しており、多くの人が水不足に直面している。一方、日本はその偏在の恩恵を受けており、平均年間降水量は世界でもトップクラスである。しかしそれにもかかわらず、日本は世界最大の「間接水」輸入国でもある。 米や野菜などを栽培するためには、水か必要不可欠。牛や豚、鶏を飼育するのにもたくさんの餌がいる。この餌用の穀物を育てるためにも、水が必要となってくる。日本は食糧自給率が、カロリーベースでおよそ40%であり、多くのものを輸入に頼っている。要するに、日本は農作物の耕作を海外に「委託」することによって、国内の水消費量を低く抑えられている。 この間接水の概念を用いると、牛丼並盛り一杯で2トン、ハンバーガー一個で1トン、そして月見そば一杯では750キロ、の水が海外で消費されていることになる。 水問題を考えるうえでの入門書に最適だと思う。
公共の経済について考えさせてくれる本
水と空気はみんなのものだから、特に贅沢な空気とか水でない限り、ただ普通で安全なものなら、それを売って儲ける人の住んでいる社会はどこか変だ。そう感じることが正しいのだと思う。 ビジネスとは、それが成立する社会の存在を条件としているもので、条件自体の根底になるものを作り出すものではない。そこに境界を引きにくく感じるのは、すでにお金に目が眩んでいるからだけだ。この本は、身近な水を例にとってビジネス崇拝社会の問題を考えさせてくれる。
遠い世界の話ではありません。が・・・
日本は水が豊かな国だといわれます。しかし、食料をすべて自国の水で灌漑したら、今使っている倍の量を取水しなければなりません。
日本は農業が衰退しているといわれます。しかし、今輸入している食糧を生産している耕地は、国内の農地の2.4倍に相当します。
我々の食料を提供しているアメリカでの水争いや地下水の枯渇、中国の南水北調は、決して我々の生活と無関係ではないのです。

とはいえ、日本国内を見ると、ミネラル・ウォーター市場は発展途上で、上下水道の民間委託は始まったばかり。
本書を読んでも、世界のウォーター・ビジネスの隆盛に圧倒されますが、水資源が「豊富」な我が国ではまだ殆ど問題になっていません。
また、本当に水資源が危ないところの記述が少ないのは意外でした。
企業は、まず安全な先進国か、安定している途上国で事業を行います。ですから、本書において、アフリカの記述はほぼ皆無です。
世界の水資源の現状を知りたい方は、本書を取っ掛かりにして、別の本を探されたほうが良いと思います。


胎児の複合汚染―子宮内環境をどう守るか (中公新書)

[ 新書 ]
胎児の複合汚染―子宮内環境をどう守るか (中公新書)

・森 千里
【中央公論新社】
発売日: 2002-04
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
胎児の複合汚染―子宮内環境をどう守るか (中公新書)
森 千里
カスタマー平均評価:  4.5
あなたも読んでおいた方がいいです
 少量摂取ならば健康を損なわないというのは大人にとってのことで子供たち中でも胎児初期には致命的でさえある環境ホルモンの影響。そのことがあらわす異変がどんなに深刻であるかを多くの事例や事件、研究からわかりやすく警告する。とくに子を産み育てる若き人々は読んでおいた方がよい。著者は森鴎外ゆかりの人らしく文体は平易で読みやすい。専門用語使用はやむを得ない、スキップしても読みたい。
興味深いが、専門的知識が不可欠
 現代人はさまざまな化学物質に曝されているとはよく言われることだが、本書は胎児に対する様々な化学物質の影響、それらが組み合わされた複合的な汚染について言及している。

 私個人はとても興味深く読ませていただいたが、書かれてあることをある程度理解しようと思えば、少なくとも高校生でならう生物程度の知識はないと、「何やら難しいことが書いてあったが、具体的に何が書いてあったのかはサッパリ・・・」ということになりかねない。自信がないのなら、まずは入門書などで、生物学や化学のさわりの知識だけでも確認してから読まれることをおすすめする。


キヤノン特許部隊 (光文社新書)

[ 新書 ]
キヤノン特許部隊 (光文社新書)

・丸島 儀一
【光文社】
発売日: 2002-02
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 714 円(税込)
キヤノン特許部隊 (光文社新書)
丸島 儀一
カスタマー平均評価:  4
「特許」についての基本的感覚を理解している人向け
 著者:丸島儀一、となっていますが、インタビュー形式なので本当の著者は誰なのかわかりません。弁理士試験や明細書作成実務等の特許本は充実しているのですが、ビジネスの現場に近い特許本は少ないように思います。この本はその後者であり、知財に携わる方々にとってはとても有益だと思います。裏を返せば、特許の基本を理解していなければこの本を理解するのはかなり厳しい。  前半は、ゼロックスの強固な特許網を突破するために、知財とR&Dが連携しながらPPC方式の複写機開発を進めていく過程、が描かれています。そのほかにも、クロスライセンス交渉のポリシーや知財立国という国家戦略への提言(苦言?)も語られています。知財という高度なツールを使いこなすためのキモは「構想力」であり、ツールを整備するだけで富がもたらされるのではないことをあらためて痛感させられました。 
特許
特許とはこんなものなのだと今まで知らなかった。 特許の仕組みからはじまり、攻めの特許戦略、守りの特許戦略、そのためのクロスライセンス…。 それはまるでゲームのようで、とても面白そうだった。 実際の攻防はもっと色々な要素が含まれていて難しいのだろうが。 キャノンと特許についての本だろうと思ったが、交渉術についても勉強になった。 相手の立場でものを言う 本音の議論をする こちらの力量を示す こちらの欲しいものは最後まで明かさない 準備をしっかりし相手側を調べ上げる ときにはブラフも織り交ぜる 基本といえば基本だが、どの分野でも基本は通用するのだということがわかった。 特許についてというよりも、企業による特許戦略について知るには良い新書である。
知財立国になるためにどのように行動するか
キャノンは,特許をうまく活用していることで有名な会社です.本書は,そのキャノンの知財戦略の立役者である丸島儀一氏へのインタビューをもとに書かれたものです. 特許というと,自社製品を他社にマネされないためとか,新技術をライセンスしてロイヤリティーを稼ぐためと思われがちですが,クロスライセンスにその真髄があるというのはなかなか興味深いお話です.すなわち,基本的には自社で使うために特許をとり,さらに自社の事業を広げるためにその特許を武器にクロスライセンスすることでより多くの他社特許を利用できるようにするのが特許戦略の目的ということです. キャノンとて一朝一夕に知財戦略に強い会社になったわけではなく,様々な会社との交渉で学んだ結果として今のキャノンがあるというのが生々しく語られています.製造の拠点が中国・東南アジアに移りつつある現状で,知的財産というものがこれからの日本にとってますます重要になりますが,では具体的にどうするという時に非常に参考になる考え方を提示してくれています.
特許部の仕事の醍醐味と厳しさ
 日本を代表する"特許パーソン"と呼ばれる丸島氏が、ご自分の、キヤノンでの特許部時代の経験について振り返り、記した本。愚痴っぽくも自慢ぽさもないさらりとした語り口で、富士ゼロックスとの交渉の裏側等、氏が逆境を切り開いて主演した"仕事人のドラマ"の一端が明かされています。  現在では新卒学生の間でも知財部(特許部)の配属希望が高まる等、知財の仕事が関心を集めているようですが、意外とその実際の仕事内容は知られていないのではないでしょうか。企業での知財の仕事を垣間見ることができる本です。
知的財産権強化の鍵が書かれている
この本は、キヤノンを知的財産に強い企業に仕立てた、丸島さんのインタビュー集である。丸島さんは現在、世界的な潮流になっている知的財産権の強化以前に、特許の役割に注目され、独自の考え方をもって、キヤノンの特許を構築されてきた。 この本は、その考え方に触れられる好著である。実務家には役に立つ内容が盛り込まれている。特許戦略、交渉が必要な知財関係者は必読の書といえよう。

  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28 
18 / 50

サブカテゴリ
    新書・文庫
   科学・テクノロジー
   科学読み物
   数学
   物理
   化学
   宇宙学・天文学
   生物
   医学
   薬学
   栄養学
   工学
   建築学
   科学・テクノロジー 全般



特集
   恋愛



◇このサイトはAmazon.co.jpと連携しています。ショッピングカートはAmazonのものを利用しています。
◇販売事業者はAmazonとなりますが、商品選定等についてのお問い合わせがありましたら、フッターにありますメールリンクからご連絡下さい。



**お店のPR**
<相互リンク>
AmazonMall0
AmazonMall2
AmazonMall3
AmazonMall4
AmazonMall5
AmazonMall6
AmazonMall7
AmazonMall8
TomatoChips
MensWathch
LadysWatch
ShopResort
PremMarket
PremShop
SavePrice
限定ミッキー腕時計
オイルキャンドル
OMEGA格安
海外ブランド財布格安
グッチ格安
ブルガリ格安
プラダ格安
コーチ格安
お祝いに胡蝶蘭
逸品堂Mens支店
逸品道Ladys支店
羽根布団10点
羽根布団8点
AkiraZon
AmazonMall001
AmazonMall002
AmazonMall003
AyaZon
声優Zon
USBjunky
PC_LIFE
あかちゃんのおもちゃ
エレキギター
電車のおもちゃ
浄水器屋
何でも収納屋
電動工具屋
ラジコン屋
はんこ屋
防災防犯屋
サイエンス屋
ミニカー屋
ケース売り屋
G-SHOCK堂
kinsen.com
usb.kinsen.com
SavePrice

AmazonMall012
AmazonMall013
AmazonMall014
AmazonMall015
AmazonMall016
AmazonMall017
AmazonMall018
オススメ腕時計
オススメ羽根布団
オススメ!ミッキーマウス腕時計
オススメMP3プレーヤー
オススメ美容器具










Copyright © 2009 新書☆文庫ランキング. All rights reserved.    Program by 簡単アマゾンサイト作成ツール 4.1.2

 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク