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人格障害の時代 (平凡社新書) 体にいちばん快適な家づくり―高断熱・高気密の常識のウソ (講談社プラスアルファ新書) オールカラー完全版世界遺産〈第1巻〉ヨーロッパ1 (講談社プラスアルファ文庫) 手術室の中へ―麻酔科医からのレポート (集英社新書) 日本の近代建築〈下 大正・昭和篇〉 (岩波新書) 疑似科学入門 (岩波新書) 医師としてできることできなかったこと―川の見える病院から (講談社プラスアルファ文庫) 日本の近代建築〈上 幕末・明治篇〉 (岩波新書) 街並みの美学 (岩波現代文庫) プラハを歩く (岩波新書)
人格障害の時代 (平凡社新書) 体にいちばん快適な家づくり―高.. オールカラー完全版世界遺産〈第.. 手術室の中へ―麻酔科医からのレ.. 日本の近代建築〈下 大正・昭和.. 疑似科学入門 (岩波新書) 医師としてできることできなかっ.. 日本の近代建築〈上 幕末・明治.. 街並みの美学 (岩波現代文庫) プラハを歩く (岩波新書)

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人格障害の時代 (平凡社新書)

[ 新書 ]
人格障害の時代 (平凡社新書)

・岡田 尊司
【平凡社】
発売日: 2004-06
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
人格障害の時代 (平凡社新書)
岡田 尊司
カスタマー平均評価:  4
社会心理問題の教科書
人格障害の増加には現代社会の特質が深く関わっているという主張をベースに、人格障害のタイプや対応策についても言及している汎用性のある「入門書」です。4?5年前に相当話題になった本ということですが、今読むと斬新さも意外性もなく、ほとんど常識をまとめたという印象です。それだけ、著者の考えをシェアする人が増えたということなのかもしれません。議論の余地があまりなく、物足りなく思う人も多いと思いますが、この分野の本を初めて読む人にはお勧めできます。
現代社会を読み解くための良書
種々の社会学論は、経済学的視点、民俗学的視点、生物学的視点、などによって語られます。 色々と渉猟しましたが何か腑に落ちないというか、「なるほど」と思わせる視点がなかなか見出せずにいました。 そこで、出会ったのが本書です。 著者は精神医学の立場から「人」「人格」がどのように社会に影響を及ぼし、また社会がどのように「人」に影響を及ぼすのかを分かりやすく解説してくれています。 「人格障害」という観点で人や社会を見渡してみると、いくつもの疑問が晴れました。 ネットによると著者は、哲学科を経て医師となり、医療少年院勤務もなさっているようです。 上すべりな学問としての社会論ではなく、臨床経験にも根ざした極めて説得力のある視点に目から鱗が落ちる思いでした。 どこぞの学者さんが、テレビゲームが悪いとか携帯電話が悪いとか陳腐な社会論を展開しているようですが、本書を読むとそれらの視点がいかに偏狭であるかが分かります。 発言力のある大人や年長者が、若者を非難するのは有史以来認められてた事ですが、人格障害の観点で見ると、そうした世代間のバイアスが一気に氷解します。 ただ、得てして人は「自分こそニュートラルである」と思いがちです。 私自身、ある種の人格障害ではないかと思う節がありますが、あくまでこうした視点を持つと言うことは、社会の文脈を理解するための「道具」を持つことであり、相対的視点は見失うべきでは無いでしょう。
金言の書
書評を書くというのは大変責任のあることで、星1つの違いにより本の売り上げが増えたり減ったりする事を思えば、あまり軽卒な意見も言えない訳ですが。でもそうした気おくれを押してでも未読の人に伝えたいのは、今現在リアルな人格障害に係って苦しむ人にとって、この本はとても多くのヒントと示唆を与えてくれるでしょう、ということです。私は5年前にこの本を買い、1?4章・類型とその説明あたりを眺め読みして、人格障害との闘いに明け暮れ、ほとんど敗北しましたが、やっと再生の小康を得ました。ふと思い出して頁をめくった時に、この本のありがたみをしみじみと実感しました。特に後半、5章から8章あたりに含まれる、慎重な記述から伝わる言葉の重さ。人格障害の書物は多くなりましたが、例えば眼を閉じて片足で立っている工夫のすべてを文字で伝えるのが至難なように、ある所から先は受け手の感性を働かせて対応せねばならない部分がどうしても含まれます。改善のキーワード「受容」「枠組み」なども、対応者が自分で出力調節せねばならない難しさを含んでいますが、どこにどれくらい力をかけたら良いか、又は力を抜いたら良いか、の雰囲気はこの本でつかめると思います。ただしそれには、読み手は1行1行を慎重に噛みしめる必要が有るでしょう。後半の社会論的な展開も、学究の世間よりはむしろ現実社会の混乱を見かねて書かれたように推察します。人格障害は親から子に益々伝播しやすくなっている、を親の世代は真摯に考えねばなりません。生身の人間に対する感性を育てる大切さを説いているように思いました。
人間のバランス
様々な有名人をサンプルにそれぞれの人格障害を紹介しています。(例え…マドンナは演技性)読んで思うのは日本は昔から民主国で、個人主義でなかった事から依存的な土壌があったということ。自分は自分という他人との境界線が引きにくいという歴史があったので自分は無力なんじゃないかと思い込む危険性があり、けれど人との親和性は高く、それは素直な事に繋がり…プラスもあればマイナスもある。目指すべくはその中間、自主性はもち人に依存はしないが、人とのコミュニケーションを大事にすること。自分を安定させる事…それに尽きると思います。ひいてはその意識を一人一人が持てれば、偏った国家にはならないのではないでしょうか。そして私は人間って不思議だなあと思うのは、芸術は人格障害的な要素が必ず入ってるのであり、それを人は支持する。マイナスを逆手にとっているのですが、それが人を元気にしたり癒したりしている…人間はプラスとマイナスで出来ていてそしてそれはどちらにも傾くんですね。
ドゥルーズ=ガタリ批判にも説得力あり。
 周囲に病んだ人が普通にいたりするのが現代の日常だと思うけど、人格障害のタイプが分かりやすくグルーピングされて解説されているので、私達の周りの病(やまい)の有りようの理解には役立つ本だと思う。そして、医者として京大医学部大学院の研究室から医療少年院に勤務先を変えた筆者の紹介する症例はリアルで重いものが多く、実例の説得力もある。  個人的には、かつてドゥルーズ=ガタリ「アンチ・オイディプス」において展開された「遊牧型(分裂症的)vs中央集権型(妄想症的)」という対立図式を、「アノミーな境界性的社会vsファシズム的妄想性社会」と読み替えて、遊牧性を賞賛したドゥルーズ=ガタリを批判したり、自己編愛の形態としての人格障害に悪しき実存主義的価値観を読み取る後半は、知的刺激を受けた。(著者が哲学科出身と知って、納得しました。)  それにしても、(著者も言及してますが)高度資本主義社会というのは、なんでこう人間を狂わせちゃうんでしょう。

体にいちばん快適な家づくり―高断熱・高気密の常識のウソ (講談社プラスアルファ新書)

[ 新書 ]
体にいちばん快適な家づくり―高断熱・高気密の常識のウソ (講談社プラスアルファ新書)

・岡本 康男
【講談社】
発売日: 2004-10
参考価格: 920 円(税込)
販売価格: 920 円(税込)
体にいちばん快適な家づくり―高断熱・高気密の常識のウソ (講談社プラスアルファ新書)
岡本 康男
カスタマー平均評価:  4.5
家づくりの教科書
岡本さんのセミナーに参加し、会場で本書を購入しました。 様々な家づくりの本があるなかで、これほど辛口な書籍はないと思います。 とくに建築業者の方が科学的な根拠ではなく、 情緒的な判断でいろいろな提案をしてくることに不信感をもっていましたので、 この本でスッキリしました。 同業者と思われる方々からの批判的な投書が目立ちますが、 これから家づくりをされるかたには最適の教科書としてお奨めします。
お得でないソーラー
 この本にはソーラー住宅の利点しか載っていませんが、数十年前 の機種から現在まで改良できていない欠点があります。貯湯タンクの不衛生さ と設置時にかかるコストとメンテナンス費用を計算すると、数十年分の 燃料費になってしまう点です。利点・欠点の両方を知らないと、施工後に 後悔することになると思います。
科学的に高断熱高気密を知るのに最適
住宅本の多くがそうであるように、この本も「OMソーラーハウス」という工法を奨める宣伝本の一種です。しかし、何故それなのに星五つをつけるかといえば、他の書籍(少なくとも素人向けの書籍)には載っていないR値のことや、窓断熱の重要性などの断熱の基本中の基本でありながら、他の住宅本には不思議と載っていないことが非常に冷静に書かれているからです。それらがまとめられている部分はコピーして、私の住宅建築の虎の巻に保存しているほどです(もちろん自分で購入した本のコピーですから、個人利用の範囲内です)。 新書であるため価格も手ごろですし、OMソーラーも工法としては面白いですから、決して購入して手元においておいて損はないと思います。
ちょっと待った!
実際、ハイブリッドソーラーシステムの家を何軒か見た結果の判断ですが、採用不可の結論です。 OMソーラーは空気比熱が小さくあまり効果はありません。しかし、液体利用のこのシステムでも24時間補助暖房の効率は決してよくはないのです。ある家庭では一冬に870Lも消費していましたし、ボイラーは結構うるさいし、排ガスは環境に良くありません。ある意味では少しもエコとは言えないのです。夏は本当に無用の長物と化します。(そんなに熱い風呂に入りたくないでしょ) それに機材の劣化がはやくメンテナンス費用は意外にかかります。 まだまだ実験段階のシステムで、はやとちりして飛びつかないようにアドバイスしておきます。私もこのシステムが将来、発展したら最高だと思いますがそれにはもう少し時間がかかりそうです。その点は岡田社長が一番ご存知だと確信しています。
家を建てたい方、特におすすめです!
冬の朝は寒くてなかなか起きられないもの、夕方家に帰ると家の中は寒いもの、夜のお風呂は体を温めるため、夜中のトイレは一大決心をして行くもの。とても不自由だけれど、こういう生活が当たり前、しょうがないと思って生活してきました。しかしそんなことはないのですね!この本を読んで、今までの不自由な生活を解消する手段があると分かっただけでとても嬉しく思います。全室24時間暖房という贅沢、それを太陽熱で実現してしまうなんて!とても魅力的です。私の家では太陽熱温水器を愛用してきましたが、次はぜひハイブリッドソーラーシステムを取り入れられたらなと思っています。ただ費用面が気になります・・しかし自然と共存できる生活こそ、本当の意味の豊かさであると思うので、今後も研究し、ぜひ取り入れられたらと思います。

オールカラー完全版世界遺産〈第1巻〉ヨーロッパ1 (講談社プラスアルファ文庫)

[ 文庫 ]
オールカラー完全版世界遺産〈第1巻〉ヨーロッパ1 (講談社プラスアルファ文庫)

・水村 光男 ・PPS通信社
【講談社】
発売日: 2002-06
参考価格: 987 円(税込)
販売価格: 987 円(税込)
オールカラー完全版世界遺産〈第1巻〉ヨーロッパ1 (講談社プラスアルファ文庫)
水村 光男
PPS通信社
カスタマー平均評価:  5
文庫なのに写真豊富
今流行りの世界遺産。これは文庫で手軽に世界遺産について触れられる
ものです。
まず、本格的な、世界遺産の紹介本をフルカラーのもので買うとなると
かなり、値段が張ります。けれどもこれなら、3ケタの価格です。
そして、自分の興味のある地域だけを選んで買うことが出来ます。
さらに、文庫なのにカラー写真が中心で、しかも非常に良い出来の写真
が使われています。美しい教会、宮殿、修道院、大自然などの写真は
通勤電車で見ていても癒されます。
この第一弾は、ヨーロッパ(ローマの遺跡系が多い)のパート1。
ハンガリーやルーマニアなど東欧も出てきます。ローマの石造りの遺跡
や、ヨーロッパの教会・宮殿、見るも不思議な民家や、何かこの世の物
とは思えない、SF/ファンタジー的なロシアの木造教会など、見所
満載です。解説も詳しく、世界史の勉強にもなります。おすすめの
シリーズです。
手ごろな世界遺産データベース
世界遺産のリファレンスとしては、講談社の『ユネスコ世界遺産』シリーズが有名で、
ユネスコ監修で発行当時までの全遺産(440件)が収録されているので資料価値が高い。
(ただし、2002年現在、登録数は700を越えているので網羅性に欠ける)

しかし、このシリーズは1巻5,000円以上するうえに13巻まで出ていて、なかなか
手の出せるものではなかった。

そこへ、同じ講談社から文庫版『世界遺産』が出た。出版社は同じでも『ユネスコ世界遺産』
とは内容は全く別物で、全7巻で約300件前後が紹介されている。
世界遺産に関する本は文庫でもほかにもあるが、選定基準があいまいだったり、
地域別になっていないなど体系性にかけていた。

本シリーズは地域別に分冊になっていて、1冊の中でも文化遺産と登録遺産とに
分かれているので資料として利用できる。全巻そろえても低価格で済むのも魅力。

第1巻のヨーロッパ(1)では、東欧諸国とイタリアが掲載範囲で、ヴァチカン市国
・パルテノン神殿などの有名なものから、キジー島の木造教会(ロシア)など

一般に知られていない名所まで魅力的な遺産が40件弱収録されている。
写真はとても美しく、文庫としては満足できる大きさである。
登録遺産の個々の解説は少々物足りないが、そういう人は『ユネスコ世界遺産』
を参照すればいいだろう。

なお、世界遺産を紹介する映像ソフトに、TBS系列の『世界遺産』という

芸術的なまでにすばらしいテレビ番組があることを紹介しておきます。


手術室の中へ―麻酔科医からのレポート (集英社新書)

[ 新書 ]
手術室の中へ―麻酔科医からのレポート (集英社新書)

・弓削 孟文
【集英社】
発売日: 2000-04
参考価格: 693 円(税込)
販売価格: 693 円(税込)
手術室の中へ―麻酔科医からのレポート (集英社新書)
弓削 孟文
カスタマー平均評価:  4
医者に何を質問すれば良いかが分かる
著者は「手術や麻酔に関する基礎的情報の開示が遅れているため、インフォームド・コンセントが真の機能を果たせていない」という問題提起を行っている。解決策として術前、術中、術後の各段階に分けて手術や麻酔に関する知識をわかりやすく説明し情報開示の促進を図ろうとしている。本書の価格が安いのも、多くの人に読んでもらいたいからだろうか。内容的には『4つの麻酔法』や『全身麻酔が人体に及ぼす影響』を重点的に説明することで、我々素人が実は麻酔について誤解していることを気付かせようとしているアプローチが特徴的だ。「執刀医はわかるが、なぜ麻酔科医の術前問診が必要なのか?」という素朴な疑問にも良く答えてくれており好評価だ。また、著者が提示する最重要キーワードは『侵襲』であり、医療行為の本質を理解するために必須の概念だろう。一部に専門用語が出てくるが、私たちが医療を理解するためには許容範囲内だろう。全体的に著者と編集者の息が合った本のように感じる。
読みやすい・分かりやすい
外科手術の状況を麻酔科医の視点から説明した良書。非常に読みやすく、分かりやすい。これから手術を受ける患者さんやその家族、医師を目指す学生などに向いた本だと思います。マスコミの底の浅い取材や無責任な口コミ情報もあり、外科手術は正しく伝えられているとは言えません。そうした情報ギャップを埋めるには本書は最適です。
一般だけでなく研修医にも推薦
麻酔科で勤務する者として常々感じているのは、我々にとって常識であっても、それ以外の人々にとっては、たとえ医療関係者であっても必ずしも常識ではない、ということである。術前に説明をするが、麻酔や手術を施す側がどうしてこんなことを説明しているのか、なぜ承諾書に署名する前に考えてほしいと思っているのか、その点が説明を受ける側に今一つ分かってもらえない。麻酔関係の書物としては、専門書は概して一般には分かりづらいし、逆に一般向けに出版されたものは、簡略にすぎたり、麻酔に関する危険性に重点を置いたものが目につき、両者を程よく包括しているものは少ないと感じていた。本書はそんな数少ない書のひとつである。これから麻酔という医療を受けることになった患者さんとその家族だけではなく、これから麻酔科研修をはじめようとする研修医にも、本書を一読することをすすめたい。
大学の講義みたい
 著者は麻酔科教授。非常に真面目な人柄で優秀な業績もある(学者としては一流である)。しかし、である。医療従事者向けならいざしらず、一般新書として書き下ろすのならもうすこしユーモアとか、通常では知りえない「とっておきの話」、実際の患者の心情など描写できなかったものかと思ってしまう。麻酔科医は術者の腕をまざまざと観察する立場にあるのであるから、もっと赤裸々に語ってほしかった。それが密室的日本の手術室からのメッセージになると思うのだが。タイトルから想像するよりずっと「固い」中身に、「大学の講義ではないんだから」と戸惑ってしまったのは私だけでしょうか。
いわゆる暴露本ではなく・・・
最近の医療事故から想像すると、はやりの暴露本のように思われる方もいるかもしれませんが、この本はそういう類のものとは違います。現代の医療界において決して欠くことが出来ないにも関わらず、その存在があまり知られていない?麻酔科医の目から見た手術というものの本質が書かれています。実例を織り込みながら手術の全課程を出来るだけ平易な言葉を使って解説してくれています。医療関係者はもちろん、本人・家族など手術を経験した方(する方)は一読して損はないと思います。

日本の近代建築〈下 大正・昭和篇〉 (岩波新書)

[ 新書 ]
日本の近代建築〈下 大正・昭和篇〉 (岩波新書)

・藤森 照信
【岩波書店】
発売日: 1993-11
参考価格: 819 円(税込)
販売価格: 819 円(税込)
日本の近代建築〈下 大正・昭和篇〉 (岩波新書)
藤森 照信
カスタマー平均評価:  4.5
震災復興と,はしりぬけたモダニズム各派
江戸時代末期以降の日本の洋風建築の歴史を上下 2 巻にわけて解説している.下巻では明治の建築家たちが成熟し,さまざまな流派にわかれて伝統的な様式でさまざまな建築をたてていくところからはじまるが,地震とのたたかいがひとつの焦点である.関東大震災の復興の際などにつくられ,最近しばしばツアーがくまれている同潤会アパートや復興小学校などがとりあげられている.また,短期間にアールヌーボーやさまざまなモダニズム (表現は,ライト派,バウハウス派,コルビュジェ派など) のなかをはしりぬけていくさまがえがかれている.ナチスの影響なども分析されている.興味をひかれる点がおおい.
名著と言ってよい本だと思います。
数年前に、藤森氏の先生にあたる村松貞次郎氏の「日本近代建築の歴史」が新書化されるなど、日本の近代建築の通史的な入門書はこの本以外にも出ていますが、自分が読んだ中では、この本がいちばん読みやすく、かつ、いちばん面白く感じました。 あくまで読み物の体裁をとっているので、机の本棚に置いて参考書的に使える本といった感じではありませんが、その分だけ読みやすく、かつ、一通り読んでおけば、現存している主だった近代建築とその設計者について、聞きかじり程度の知識を得ることが出来るようになっています。 今のところ重版もされていて、(金額的にも)入手しやすいので、日本の近代建築について勉強したい、そのための教科書的な本が欲しい、という方には是非ともお勧めできる一冊です。
建築関係に興味のある方は是非必携かと…
藤森照信といえば、建築界では知らぬ人はいない位の人物かと思う。 そんな藤森氏が書いた著書のひとつであるが、これを読めば近代日本の建築史の殆どが理解出来ると言っても過言では無いだろう。 建築関係の仕事に従事する人、或いは学生の人達にも是非読んで欲しい一冊だ。
日本近代建築史を簡単に理解できる!!
本書は『日本の近代建築(上)―幕末・明治篇―』の続編として書かれています。明治の時代とともに展開した近代建築も、大正に入ると大きな転機を迎え、第二世代が登場し、彼らは建築とは何かを内省し、社会性、技術の表現、実用性などのテーマを発見しました。その後、昭和に入るとモダニズムの影響を受けて第三世代が花開き、ファシズムの影響もうけつつ今に続いています。 この本は上・下巻2冊からなっていますがこの2冊を通して読むことで近代日本建築の移り変わりがわかると思います。この2冊は普通の論文風ではなく新書で簡潔にまとめられているので大変明快で読みやすかったです。

疑似科学入門 (岩波新書)

[ 新書 ]
疑似科学入門 (岩波新書)

・池内 了
【岩波書店】
発売日: 2008-04
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
疑似科学入門 (岩波新書)
池内 了
カスタマー平均評価:  3
入門書としてはよいが・・・
疑似科学と呼ばれるものにはどんなものがあるか? どういう考え方をしていけばよいか? ということについては、分かりやすく書かれている。 ただし、多くの方が指摘されているとおり、個別の 事例については、知識が足りないのか、説明不足が 多いように思える。 本当はそれがどういう理由で、疑似科学と呼ばれて いるのかの根拠が知りたいのだが。。。 「ゲーム脳や水からの伝言などなど」 ただ私にとって一番残念なのは、科学的な根拠がな い著者の信念をそのまま書いてしまっていることだ。 疑似科学入門というのに・・・。 子どもたちはテレビやゲーム中心だから、疑問や質 問をしないなどと書いているが、これこそ科学的で はないのではないか? 子どもの頃、ゲームやテレビがなかった世代でも、 普通にオレオレ詐欺にひっかかっているではないか? 疑似科学入門ならば、終始科学的な論調、少なくと も憶測ではなく、データに基づいて語ってほしかっ た。 逆に言えば、疑似科学とは専門家であっても、知ら ず知らずのうちに足を踏み入れてしまうほど、人の 心を惹きつけるものなのかもしれない。。。 決して悪い本ではないのだが・・・。
読みにくい本だが
疑似科学を3つに分類し、複雑系について現時点での懐疑を提示したところはなかなか鋭いところを突いています。 ただ文章の最後まで読まないと主旨がわからないこと、やたら多い括弧内に著者の迷いが表れていてさらに意味が曖昧になるところが多く、正直言って読みにくい本でした。 ただし共感できる「迷い」も多いのも事実。文系の人には分かりにくいかもしれにいけれど。 雑感:感想ではなく要約のようなレビューが多いですね。
いろいろ批判はあれど、「入門」としては良書
本書は高校生くらいなら十分に読める。特に理系の高校生にはぜひ読んで欲しい。将来への期待を込めて… 一方、未だに血液型や占星術、果ては名前の画数で他人を判断する(単なる雑談や会話の切り口なら問題ないと思うが)人々には、危機感を持って読んで欲しい。 読んで一番思ったのは、疑似科学が金になるだけでなく、権力をも自在にコントロールし得るということ。 例えば、『不都合な真実』。地球温暖化を世間に訴え、大ベストセラーとなり、ノーベル賞にまで至った。その後、『「不都合な真実」の不都合な真実』なるアンチ本まで出て話題となった。 しかし、ゴアが訴えた「温室効果ガスの増加が地球温暖化を招いている」という主張は、科学的根拠がない(ないというのは、相関関係はあるが、因果関係は未だ見出だせていないということ)から、今温室効果ガス削減に向けて大規模に予算を組むのは果たして聡明な決断なのか、疑わざるを得ない。 だからといって、ブッシュみたいに「温暖化なんて知らんよ」(温室効果ガス排出と地球温暖化に因果関係はない、と決め付けている)と言い張るのも早急。つまり、どちらも極端なのだ。だからこそ、温室効果ガスを減らしたい諸先進国や環境保護団体、逆に減らすつもりはない米中印さんや重工業関係者は、どちらかの立場に立ち、あるいは先導し、政治的な影響力になる。両者ともに疑似科学の基盤に立っているにもかかわらず、だ。 本書では、このことを「複雑系ゆえの問題」と論じている。 要は、研究者としては当然の態度なのだが、「まずは疑ってみる」、「疑似相関ではないか考えてみる」、「反証可能性の有無を確かめる」などなど、基本的な態度がないがしろにされている、ということを筆者は熱く論じている。 研究者に限らず、この世に生きる上では欠かせないはずの「懐疑精神」、「批判精神」までもが薄れてきているらしい。 本書を通じて、少しでもその感覚を取り戻したい。
情報を受け取る側の頭の丈夫さが問われる時代
「水からの伝言」が未だ学校現場で使われているという話を聞いて驚き、霊界系スピリテュアルが銭儲けの道具としてTVのゴールデンタイムになる国、ニッポン。 科学が世の中全ての事を解決することは有り得ない事を認識しつつ、科学を名乗り人を騙したり洗脳する行為は許されない。 ニセ科学、似非科学、トンデモ科学、超常科学等の色々な呼び名で語られる反証不可能な事項に関して著者(現総合研究大学院教授、1944生まれ)が疑似科学を3分類して説明する。すなわち、超能力、超科学系の所謂精神世界系のモノ、科学を装いながら科学的データを誤用、乱用するもの。そして3つ目が「複雑系」におけるグレーゾーンに属するような評価の難しいもの(地球温暖化の原因、BSEプリオン説、地震予知等々)。 また3つ目の疑似科学に関しては予防措置原則の応用(例えば地球温暖化の機序は種々言われ議論があるが、二酸化炭素が人的要因で増えているのは確かなのだから、二酸化炭素排出は減らす方向で努力するべきである)を述べる。 終章の「疑似科学の処方箋」がなかなか面白いというか最も重要なポイントではないかと思う。 1.疑似科学は廃れない 2.正しく疑う心 3.疑似科学を教える 4.予防措置原則の重要さ 5.科学者の見分け方 科学が全てを解決できる訳ではないという大前提を知った上でこの5項目を読まれるといかに現代社会が疑似科学に溢れ、メディアに左右され、時に本質を見失っているかが理解できるであろう。 メディアに露出度の高い科学者と名乗る人々がいかに物事を決めつけてYes/Noで話をするか。脳科学にしても新型インフルエンザにしても果たして本当に研究をしている学者がああも簡単に物事を言い切れるものなのか。メディア情報をテレビやネットを通して受け取る側の頭の丈夫さも問われている。
おじいさんの説教本
他の方のレビューをみていて気がついたのは、この本を手に取る方はすでに理系の背景があり、懐疑的な精神をもっているということ。著者の目的は、理系知識のない方に注意を促したかったかったのだろうけど。文章や堅い出版社などから考えると、そういう方にアクセスするには難しそう。逆に理系の方に提供するには、「物足りない感」がぬぐえない。 著者の意見をサポートするデータが不足している。論理も飛躍しがち。読んでいて、なんともいえぬ不快な気持ちを感じてしまった。「説教臭さ」もあるけど、著者の性格が元来、意地悪なんだと思う。 いきすぎた健康ブーム批判する箇所を読むと 「健康ブームと同じで現代医療がひたすら長生きさせることに精をだしている…長生きしたいとは誰もが願うことであり、そのためになんでもしたいと思う…のは拒否できない…」 「しかし、何のための長生きか、つらつら考えてみることも必要だろう(テーマから逸れてしまったね。それに答えなんかあるのかなぁ?)」 「日本は世界一の長寿国だが、寝たきり率でも世界のトップである(これは著者が指摘している統計の罠にはまってしまったね。日本の寝たきり率が高いといわれるが、実際はそうでもない)」 「私は得がたい経験をした。「開発途上国の医療状況を改善したい」という熱意ある学生にあった(まったく文面から関係なくなってしまった)」 疑似科学を3種にわけて分類したのは、すばらしいことで、以後、疑似科学は著者のカテゴリーに分かれていくでしょう。そういう意味では参考文献として、後世に読む継がれていくのかもしれません。

医師としてできることできなかったこと―川の見える病院から (講談社プラスアルファ文庫)

[ 文庫 ]
医師としてできることできなかったこと―川の見える病院から (講談社プラスアルファ文庫)

・細谷 亮太
【講談社】
発売日: 2003-06
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 714 円(税込)
医師としてできることできなかったこと―川の見える病院から (講談社プラスアルファ文庫)
細谷 亮太
カスタマー平均評価:  5
こんな医師に出会えたら幸せ
細谷さんの人柄をあらわすかのように優しく温かなものに溢れた本です。 自分の子供が重い病気にかかったらとても辛いと思います。 細谷さんのような目線で治療に一生懸命にあたり、気持ちを分かち合ってくれる医師がいるというだけで、病を見守る家族たちがどんなに救われることでしょう。 彼のように気持ちを込めて医療に取り組む人に訴訟などということもないだろうなと思います。 医師に限らず、この国のいろんな職業につく人たちが細谷さんのように仕事に取り組めることができたらすばらしいですね。 生きていることに感謝すると同時に、良心をすり減らして生きていかなくてはいけないのかと落ち込むことも多い世の中で、細谷さんの生き方にも元気をもらえます。 若い方にぜひ読んで欲しい本です。
小児がん患者への温かい視線
小児科医が少なくなっている。子供が少なくなったせいだけではなく、 医者としてリスクが高すぎることも一因だろう。 本書は、小児がんの治療をライフワークにしている著者が、 子供達や家族との交流を綴ったエッセイである。 何げない文章の中に、医者としての誇りと、 患者への愛が感じられる。 「生きることをこどもたちが教えてくれた」という見出しが、 決して嫌味でも何でもなく、 素直にこちらに染み込んでくる。 美しいエッセイだ。
思いやり
この本を読んでまず思うのは、著者の人格のすばらしさです。また、その周りのスタッフの真心のこもった対応に心が震えます。私ももっと志の高い人間であったなら、ちゃんと勉強して医学の道を選びたかったと思わせるほどです。(多分無理だったでしょうけれど...)どうしても救えなかった幼い子供たちのそれぞれの切なさに涙が止まらないお話もありました。毎日生きていることの大切さ、思いやりのすばらしさを心に刻んだ一冊となりました。
生きていることの意味
泣いた。自分も聖路加国際病院には行ったことがあるが、あの病院の一角で、こんな悲しくも尊い命のドラマが繰り広げられているなんて想像もできなかった。自分が白血病の治療・研究に直接貢献できる医師・医学者でないことが悔しい。
陳腐な言い方かもしれないが、生きているということは何と素晴らしいことなのだろう。面倒臭いことを避けるような生き方はもうやめにして、困難な課題に率先して取り組むことにしよう。
番外編の四国遍路記に注目
著者は聖路加国際病院小児科医師。本書は、著者が40代のときに20年間の小児科医師としての活動を振り返って、心に残る患者との触れ合いを回顧した『川の見える病院から──がんとたたかう子どもたちと』(岩波書店,1995年)を文庫化したものです。白血病など難しい病気の子どもたちとの心あたたまる触れ合い、無念の思い、家族との交流などのエピソード集です。

10年を経て文庫版として再刊されるのを機会に、50ページほどの「番外編・二百人の子を背負って──四国歩き遍路の十日間」が付け加えられました。2003年3月、勤続30年に支給された10日間の休暇をつかって四国を歩いた記録です。著者は7日間で室戸まで到達するほどの健脚ですが、成り行きで泊まった善根宿で叱られたり、慣れないコインランドリーの乾燥機にとまどったりといった事件もあります。

日常は、小児科医という仕事がら次々に問題を解決しながら多忙で寸断された時間を過ごす毎日なのでしょう。歩き遍路では、それと対照的に、自然の中で持続する時間にどっぷりと心身を任せる感覚を存分に味わっておられます。

「二百人」というのは、勤続30年の間に見送った子供たちの数です。表題の「できなかったこと」という言葉に、力及ばずその命を救えなかった子供たちへの思いがこもっているようです。


日本の近代建築〈上 幕末・明治篇〉 (岩波新書)

[ − ]
日本の近代建築〈上 幕末・明治篇〉 (岩波新書)

・藤森 照信
【岩波書店】
発売日: 1993-10
参考価格: 819 円(税込)
販売価格: 819 円(税込)
日本の近代建築〈上 幕末・明治篇〉 (岩波新書)
藤森 照信
カスタマー平均評価:  4.5
「建築探偵」によるヘンな洋風建築の紹介
江戸時代末期以降の日本の洋風建築の歴史を上下 2 巻にわけて解説している.上巻では外国人建築家によってもたらされた洋風建築が日本人によって模倣され,最初の日本人建築家たちが登場するところまでをえがいている.もっとも興味をひかれるのは,よくわからないまま西洋建築をまねて日本人の棟梁がたてた奇妙な擬洋風建築を,著者が「建築探偵」的あるいは「路上観察学」的な視点で観察し写真を紹介しているところである.龍など,西洋にない装飾をつけたギリシャ風の柱,構造物からただのかざりになってしまったアーチなどが紹介されている.
単行本並みの充実した内容
 新書判における唯一無二と言っても良い日本近代建築史の概説書。幕末に於ける西洋建築の導入から敗戦に至るまでの日本の近代建築の流れが、年表を追うだけではなく各章の主題ごとに(歴史主義、モダニズムなどの主題ごとに)叙述されている。同著者の「建築探偵」シリーズは弾けた文体と内容であるが、それに比べるとこの本は相当アカデミックだ。少し年月が経っているのは気になるし専門家でないから内容の細かい評価は建築の専門家に譲るとして、新書2冊1700円でこれだけの通史が読めるのは専門家でない一般読者にとってお買い得だ。有名作家や歴史主義・アールデコ・モダニズムなどの基本事項は大体網羅されている。近代建築に興味があって歴史的背景を知りたい人にお薦めする。新赤版になってからの岩波新書としては重厚で学術的。上下巻にも拘らず出版した点は評価したい。
日本の近代建築とそれに表われた文化、時代
まず、ぼくは、ル・コルビュジェ、磯崎新などの建築論しか読んだことがないので、本書が記述する日本の近代建築史の個別的な妥当性までを判定する能力はもっていないことをお断りしておきます。とはいえ、以下のような著者の方法論は的確であり、現代において求められている歴史叙述の最低水準をクリアしている、と思いました。

「具体的な事情はもちろん書きつづってきたとおりだが、建物というものは建築に直接かかわる技術や人や表現意欲だけで生れるものではない。一つの建物の背景には、(中略)政治的な意志、(中略)制度、それを受け入れた社会、さらに事業を可能とする経済力と技術力、また表現の基となる美意識や文化、どれ一つ欠かせない。(中略)建築とは、政治、経済、社会、文化といった何でも呑み込むバケツのような表現領域なのである。建築は時代をそのまま表現する」(本書156頁)。

つまり、著者は、意匠の歴史、建築家の歴史という視点だけからではなく、政治史、文化史、社会史という観点からも、建築史を議論していきます。すなわち、おおまかにぼくがまとめてしまうと、1.海外から来た「冒険技術者」による「コロニアル」(植民地的)、2.江戸日本以来の「棟梁」による「擬洋風」、3.海外から来た「御雇建築家」による「歴史主義の導入」、4.「御雇建築家」の弟子筋である「日本人建築家」による「歴史主義の学習」、というようにです。

「な〜んだ、どの日本近代史叙述にも見られる、外来と内発の歴史、欧化と回帰の歴史か」と思われるかもしれません。が、たんにそれに終わるのではなく、やはり、図表、写真も多数で、建築家ごとの具体的エピソードや特殊事情も記述されています。これが、著作が上下二巻本になったゆえんでしょう。


街並みの美学 (岩波現代文庫)

[ 文庫 ]
街並みの美学 (岩波現代文庫)

・芦原 義信
【岩波書店】
発売日: 2001-04
参考価格: 1,155 円(税込)
販売価格: 1,155 円(税込)
街並みの美学 (岩波現代文庫)
芦原 義信
カスタマー平均評価:  4.5
疑問の点はあるが興味はつきない
日本の建物は靴をぬいで内部にはいるというところから,西欧の建築や街並みとのおおきなちがいが生じていると著者はいう.また,日本の建築が柱でささえられるのに対して西欧の建築が壁でささえられてきたことも対比している.靴をぬぐ習慣はいまもかわっていないが,日本の住宅もツーバイフォーのように壁でささえて厚い断熱材や二重窓などで外部から遮断するようになってきている.それをかんがえると,はたしてこのちがいが今後もうけつがれていくのかどうかは疑問におもえてくる. 著者はまた,ル・コルビュジエのような近代建築家が設計した都市は建築間の距離がとおいため徒歩には適さないことを指摘している.その例として,くるまをもたないひとがおおいインドのチャンディガールをあげている.著者はコルビュジエが現場にいくことをあまりこのまなかったことを指摘しているが,そのために人々の生活にあわない都市空間がつくられたのだろう.それでいて「今から数百年たった将来,もし今日の建築が存在するとしたら,おそらくコルビュジエの建築だけだろう」とも書いているが,現場をみずに設計した建築が将来は生活にあうようになるとはかんがえられないから,なぜコルビュジエの建築がのこるのか,わからない. いろいろ疑問の点はあるが,著者の指摘に興味はつきない.
建築・都市計画に関する珠玉の名作!
都市や建築を歩いて見るとき,誰しもがなんとなく感じるであろう「良さ」「不思議さ」「暖かさ」「寂しさ」などの印象を「街並み」を鏡にして鋭く分析・考察した一冊。私のような都市計画,建築計画を専門分野とする学生にとっては,どの章をとっても目から鱗が落ちるほどの内容で,衝撃の一冊でした。鋭い観察眼,広い視点,比較分析の巧みさ,どれをとってもすばらしいの一言です。文章も明瞭簡潔で読みやすいため,まちあるきが好きなすべての人にオススメです。欧米の街並みが好きな人は,特に読みごたえがあるかと思います。
知識として
建築を始めてから間もない方、または学生の方、私も含めてですが非常に読みやすいものです。と同時に建築の知識として知っておくべき事柄が数多く載っています。
わかりやすいです。
空間や、内部と外部の関係など、知りたかったこと
がストレートに目次に載っていたので
購入しました。
内容もそれらについて、ばっちり語られています。
題名から考えられるような難しい文章ではなく、
空間についての、分かり易い授業を受けているようで
いちいち納得できます。
建築科の学生にとっても、とても参考になる本だと思います。
「愛国」の変奏
 本書が刊行された後、80年代になると、日本の好景気に乗じてポストモダンとしての数々の「東京論」が議論され、サブカルチャー的に現代東京の都市に関する積極的な再評価が行われてゆく。当時の乱痴気騒ぎを完全に失ってしまった現代の日本において、いまだにそのような「東京論」を絶対的に信奉するひとがいるとは思えないが、しかし、本書におけるような東京への決定的な「諦念の感」もまた、みなが諸手を挙げて賛成しうるとは思えない。

 一見、西欧へと完全に傾倒しているかのように見える本書の都市の評価軸は、都市の文脈を微細に分析しようと試みる今日の都市計画的視座において、少々ナイーブにすら思われるかもしれないが、実はそうではない。本書で述べられたいのは、むしろ西欧主義への頑なな拒絶である。コルビジェが「生まれつきの美的感覚」以外の「何者をも拒絶する強い生得観念」をもっているとして、好意的に評価しておきながら、しかし、結びにおいて「人間性を読み取ることが出来ない」として退けられているのは、そこにこれまで圧倒的勝利を収めていた西欧主義に対する決別が表明されているのだ。

 「太平洋戦争から復員して焼け野原に立った私達のような若い建築家の卵も、真剣に東京の復興について考えた」という印象的な一節は、戦争を知らないわれわれの心に深く突き刺さる。戦後、全てがひっくり返った世の中にあって、以前の愛国心が逆転して極端な悲観に包まれたことは、多くの知識人に認められる傾向である。しかし、その悲観とは、やはりなお、一つの「愛国」の変奏であるのだ。ならば、われわれ現代に生きる日本人が、日本の都市を眺めるとき、本書のような評価軸を心の片隅に置いておくことを忘れてしまってはならないはずである。


プラハを歩く (岩波新書)

[ 新書 ]
プラハを歩く (岩波新書)

・田中 充子
【岩波書店】
発売日: 2001-11
参考価格: 777 円(税込)
販売価格: 777 円(税込)
プラハを歩く (岩波新書)
田中 充子
カスタマー平均評価:  5
現地で読むべき
この本を読んでプラハを歩くと、感動が違います。歴史を知りながらの旅は良いものですね。 チェコビールの肴に最高です。
プラハ、ヨーロッパ建築の理解が深まる本
建築を専門とする著者が、「建築博物館の街」とも評されるこの街に惚れこんだ様子がよく分かる本です。 日本人にはなじみの薄いキリスト教建築、アールヌーヴォー建築、キュビズム建築などなど、解り易く、丁寧に説明してあります。 プラハの旅が一層豊かになること間違いなしの良書です。 新書なのでしょうがないことですが、写真の質は期待できません。
もとが取れる本。
建築史によるプラハ案内なんて初めての本じゃないでしょうか? 新鮮な話ばかりです。 チェコびいき、プラハびいきの人は今度プラハを訪ねる時には 私もそうするつもりですが、ぜひこの本をガイドブックの一冊として持って行きましょう。 プラハの新たな魅力をつぎつぎに発見できることは間違いないと思います。
素晴らしい本です。
プラハは、美しい町である。しかし、同時に、そこは、宗教戦争の舞台であり、現代のイデオロギーが対決した場所でもあった。考えてみれば、中欧の地政学上の要衝の地であるこの町が、破壊を蒙らず、これほど古い姿を保ち続ける事が出来た事は、奇跡であったと言って良い。私は、共産主義時代から、この町を訪れて来た。そして、この町の行方に関心を持ち続けて居るが、そのプラハの秘密を、この本は静かに語ってくれる。−−自分は、何度もこの町を訪れながら、何とこの町を知らないだろうと、思ふ。−−これからプラハを訪れる人に、この本をお勧めする。素晴らしい本である。
プラハへの愛情を感じました
プラハを旅し、あの美しくどこか物悲しい街の魅力にせまりたいと、本書を手にしました。歴史的背景について他の都市との比較もまじえ語られているので分かりやすかった。また他の本でみられないような著書独自の分析も加わり、疑問が氷解した点もいくつもありました。著者のプラハへの並々ならぬ愛情を感じました。またこの本を携えプラハを歩きたいです。

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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク