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[ 新書 ]
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人類と建築の歴史 (ちくまプリマー新書)
・藤森 照信
【筑摩書房】
発売日: 2005-05
参考価格: 798 円(税込)
販売価格: 798 円(税込)
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・藤森 照信
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カスタマー平均評価: 3.5
タイトルに偽りあり つまらない本。内容がなにもない。歴史の知識がないのに「まちがいない」、「ちがいない」の連発。だれでもが感じるようなことを、いかにも自分の発見のように言う。笑止千万。何歳になってもマスターベーションが止められない建築家の面目躍如といったところ。
途方もない建築史 通常建築の歴史を語る本はさしずめピラミッドあたりから始めそうなものだけれども、この本ではピラミッドが登場するのはようやく136p目(全172p中)に過ぎない。しかもそこからモダニズムまでわずか20pで駆け抜けていく。それだけでもこの本の途方の無さがわかるだろう。 では、それ以前の大半のページを割いて語られる建築の歴史の本質とは何か?それは読んでのお楽しみ。いささかミステリーめいた大胆な仮説を元に骨太の建築史が語られていく。 建築のデザインに本格的に取り組もうとする学生にもオススメ。セジマやトヨオもいいけど、これだけ壮大なスケールで建築を考えてみるのも有益では? ちなみにユリイカ2004年11月号の藤森照信特集の中沢新一との対談と合わせて読むとより理解が深まるかも。(その対談から本書が生まれたのではと思われるほど)
大きな視点からの建築史=人類史 タイトルは大げさでなく、まさに人類の歴史とともに語る建築の歴史。日本も世界も視野に入れ、住まい・建築が人類にとってどういう意味を持つものであったのか、何をもたらしたのかなどを、分かりやすく、ぐいぐい引き込まれる調子で解説しています。 藤森先生独自の大胆な推理・仮説も交えたひじょうにダイナミックかつすっきりした流れがあるので、建築の入門書としてもうってつけですが、宗教や思想・文化など幅広く人類史に興味があれば一読に値すると思います。満ち足りた読後の気分保証つき。
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[ 新書 ]
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地球持続の技術 (岩波新書)
・小宮山 宏
【岩波書店】
発売日: 1999-12
参考価格: 777 円(税込)
販売価格: 777 円(税込)
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・小宮山 宏
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カスタマー平均評価: 5
環境問題→この本から読むべき!(ゴア以上) まずはぜひ読んでもらいたい!
1999年が初版であるが、今こそ読むべき本である。というか、初版当時に読んでいれば、この8年近くの間、もっと違う行動ができたかもしれない。世の中で「環境問題」とか「地球温暖化」と言うけれど、これに対して我々が何が出来るのか、何をする必要があるのかについては、断片的であったり、結論的(するべきことのみが決まっている)であったりして、その行動が何をどう改善しているのか(改善する可能性があるのか)については、一般的にはあまり具体的に語られていないように思う(ゴミの捨て方だって、きちんと分別しているようで、実際にはどのあとの処理についてのきちんとした知識は無いのだ)。そういった点をこの本は細かく丁寧に解説し、何をすることが何を改善してゆくことになるのかを示してくれている。
きちんとした理解無しに、いわゆる「環境的な行動」をとることは逆に環境悪化に繋がる可能性もあるのだということを示しつつ、独りよがりにならず、皆が知恵を出し合って現状についての理解やとるべき行動についての情報共有や議論を進めることが重要であると語る本書は、地球のことを考える第一歩として読むべきものであると思う。小学生とかにきちんと読ませたい。いや、本当に勉強になりました。
行動するためのビジョン 今のペースで人口が増え、エネルギー消費が拡大し続ければ、やがて化石燃料や天然資源が枯渇し、大気中の二酸化炭素の濃度が上昇する。環境が破壊され、地球に人類が住めなくなる。そんなシナリオを耳にし、環境問題に興味を持つ人は多いだろう。しかし、本当のところ問題がどれほど大きいのかつかめないため、行動に二の足を踏む人が多いのが実情だろう。
行動には明確なビジョンが必要である。
環境問題の理解とその対策を考えるには、データに基づいた判断、科学的な視点が欠かせない。その上で、50年後を見据えた大きなビジョンが必要となる。
本書は2050年に向けたビジョンを与えてくれる。環境問題の核心を掴みたい人にとって格好の入門書である。科学者、技術者に読んで欲しい。研究や技術開発には大きなビジョンが必要であり、科学者の先輩から明確なメッセージを受け取ることができる。科学と関係ない職業の人にもお勧めだ。著者は、できる限り専門用語を使わずに説明するのが得意である。分量もコンパクトで、何をどうすべきかの議論を受け取れる。各論を寄せ集めた環境問題の入門書とは明確に異なる。まずは多くの人に読んで、議論の原点として、著者の提唱する「ビジョン2050」を一考して欲しい。
地球環境問題に対する知識が、定量的で簡潔にまとめられている素晴らしい新書 地球環境問題に対する知識が、このように定量的に整理されて簡潔にまとめられている本は恐らく今までにはなかったと思う。なにより価値があるのは、この問題について、このようなまとめを可能にしている著者の思想である。特にこれから地球環境問題について勉強しようと思っている若い人は、是非この本から著者の思想を汲み取り、対象の範囲と精度をたかめていってほしいと思います。
環境問題の目指すべき方向性を教えてくれる好著 地球環境問題、特にエネルギー問題をエネルギー保存則などの 基本的物理理論により一般向けに分かりやすく解説した本です。 身近な事例を使っての説明が多く、わが身を振り返り、考えさせられる部分が多々あります。 特に、人間によるエネルギー消費が分野別にどうなっているかを解説した部分では 素材産業に比べ組立て産業のエネルギー消費が意外に少ないことや、 全エネルギー消費に占める自家用車の割合がかなり高く、物理的には非常に無駄が多いことなど、 結構目から鱗が落ちます。 また、現状のエネルギー効率によって、リサイクルや省エネが無駄であるという論にも組せず、 理論的限界を見据えて、追求すべき技術課題を的確に示している点など、 長期的ビジョンに立った、目指すべき方向性を見事に示してくれます。後はこのビジョンに沿った技術革新によって、2050年には経済活動がどうなるのか、 経済学者による検証に期待したいと思います。
資源問題の基本的な考え方が身につく。 エネルギー資源の代表格・石油は、今世紀中に枯渇するとされている。こうしたエネルギー資源問題への対策には一般的に、[1]エネルギーをむやみに使わず節約する(省エネルギー)、[2]同じ量のエネルギーを使うにしても、より効率よく使う(エネルギーの高効率化)、[3]太陽光などのクリーンなエネルギーを使う(新エネルギー開発)、といったことが考えられる。 この本でおもに扱われているのは2番目の、エネルギーをいまよりもっと効率よく活かす技術だ。いまの人間活動には、まだまだエネルギーを効率よく使う余地が多くあるという。たとえば自動車。二酸化炭素排出の大きな要因となっている自動車ではあるが、理論的にいえばなんと燃料いっさいなしで走ることができるのだそうだ!(タイヤ・道路間の摩擦で生まれる熱を車の発進時に使えば、燃料は要らなくなるという)。 人間活動を各作業ごとに区分けして比で表すとすると、燃焼、還元は1000、吸熱、発熱反応は100、蒸発、凝縮、膨張は10、融解、凝固、加熱、冷却、分離は1、輸送、形成は0になるという(熱燃焼を100とする)。この数値を知っておけば、自分を含めた社会がしている行為がどのくらいのエネルギーを使っているかを考えることもできる。実体の掴みづらいエネルギーというものを数値として計算できるようになるので、たとえば「リサイクルはエネルギーの無駄づかい」といった話も誤解であることがよく理解できるようになる。 エネルギー問題の基本的な考え方がしっかりと身につく本だ。知っているようで知らなかったことが多いと気付かされる。数字の話もけっこう多く出てくるけれど、どれも無駄な情報はない。逆にこれらの基本的数値を把握しておけば、環境の時代を生きていく上でなにかと優位に立つことができるだろう。とくに、これから素材や製品の技術開発を目指すような方や、環境問題をビジネスチャンスとお考えの方には格好の入門書になると思う。
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[ 文庫 ]
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奇跡の食品 (ハルキ文庫)
・ジーン カーパー
【角川春樹事務所】
発売日: 2001-05
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
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・ジーン カーパー ・Jean Carper
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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軽症うつ病―「ゆううつ」の精神病理 (講談社現代新書)
・笠原 嘉
【講談社】
発売日: 1996-02
参考価格: 777 円(税込)
販売価格: 777 円(税込)
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・笠原 嘉
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カスタマー平均評価: 4.5
うつ病理解への第一歩 同僚がうつ病になり、「うつ病とはどういうものか」という疑問から本書を手にとりました。
軽症うつ病とありますが、内容は近年よく診療対象となっている軽度のうつ病について精神科医である筆者の治療経験を中心に解説してあります。うつ病とはどういうものかという解説はもちろん、その原因や経過、職場におけるメンタルヘルスまで網羅しており、入門の第一歩としてとてもためになる本でした。難しい部分は無く具体例を上げてうまく説明されているため、読み進めることにストレスはまるで感じませんでした。
文章の表現はとても柔らかで行間からは愛情も感じます。私のように、身近にうつ病の方を持った場合、まず手に取る1冊としてお勧めできるのではと思います。
うつ病治療中に読みました 私は2008年にうつ病で会社を6か月休職した40代の男性です。
この本は通院していた心療内科の受付に備えつけて紹介されていた本で、
会社に復帰する2週間ほど前に購入し、読んでみました。
うつ病の中でも、軽症うつ病が、
特に中高年に多く発症しているとする本書の解説を読み、
自分も多くの典型例のひとつだったのだという思いを強くしました。
特に、「内側からひとりでになる」という発症形態は、
自分はなぜうつ病になったのか、
というわだかまりを解消してくれることとなり、
大変に勇気づけられました。
また、うつ病は治るものだが、
治っても発症したときのことは忘れないようにという記述もあり、
今私は発症当時のことを忘れることなく、
客観的に見つめ直すことができるようになり、
この文章を書いています。
この本は、うつ病患者への優しい視線に
満ちあふれています。
うつ病で治療を受けている方やその家族、
また、うつ病が疑われる本人やその家族に
広く読まれることを期待しています。
「軽症うつ」という言葉を初めて使った本 今では「軽症うつ」という言葉が当たり前に使われ、
どうかすると「適応障害」と同義語に使われたりします。
けれども「軽症うつ」は、そもそも本書の著者の笠原先生が最初に提唱した言葉で、
内因性、心因性という分類ではなく病気の重さで分けようというもの。
しかしこの「軽症うつ」という考えが日本に「うつ病患者」を増やしていったのでは
と思うこともあります。その意味で本書は功罪半ばするとも思いますが、
軽症うつの基本的な概念を知るという意味では
最適の一冊だと思います。
つらいですね 軽症というとなにか、どうということは無いようですが、悪くすると自殺までいってしまうのが、うつですね。外見では分からないけれども、本人としては、苦しみ抜いているんです。新書にしては中身が濃いですね。この本を読んで、少し客観視して、自分を見つめ直すことができました。
読んでよかったです この落ち込んだ気分は何なのでしょう。なにをするのも億劫。また小さなことで感情の起伏が大きく、妻にひどいことを言って、またその後自己嫌悪で落ち込んだり。40台の男性です。会社の仕事もなんとなく面白くありません。
「これってもしかしてうつ病?」自分で客観的に検討してみるしかありません。また自身を分析することで、よりよい対処ができるはずです。
自分自身でうつ病の本を買ったり借りたりするのは、勇気が要ります。また読んでいる姿を、余り人に見られたくはありません。ましてうつ病はうつるらしいのです。妻も「そんな本なんか読まないで、外にでて運動したら?」といいます。
でも、これ以上周りの人に心配掛けないようにするためには、自分で取り組むしかありません。現代の我々の世代なら多かれ少なかれうつ病的な傾向はあってもおかしくありません。
本書では、うつ病の治療に見える方にまず、この気分障害は治療の対象となる不調、直ぐにはよくならず、回復にはすこし長くかかります、人生にかかわる大決断はこの時期にしない、等のアドバイスを与えます。
おかげ様で、自分自身を客観的に見ることができました。
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[ 文庫 ]
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子どもを伸ばす魔法のことば―やさしさと強さをはぐくむために (PHP文庫)
・山崎 房一
【PHP研究所】
発売日: 2000-02
参考価格: 560 円(税込)
販売価格: 560 円(税込)
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・山崎 房一
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カスタマー平均評価: 4
子どもは宝 子どもをがみがみしかるのではなく、愛情を注ぐことを薦める本です。 親はいつでも子どもの味方でないといけないらしいです。 そうすることで、子どもの基盤が安定するそうです。 親から愛されていないと感じている子どもは非行に走りやすいという話を聞いたことがあります。 これは、親の愛情を確かめたいがための行為らしいです。 愛情を注げば、非行に走るのを防ぐことができるかもしれません。しかし、いつでも親が子どもに味方するというのには賛成しかねます。 実際、「子どもの好きなことをさせよう」といって育てられた子どもはわがままです。 「のびのび」とわがままは違います。 思い通りにならないことがあることを教える必要もあると思います。
子どもを伸ばす魔法のことば 子供は優しいお母さんが大好き。子供に「お母さんはあなたが大好きよ。」「あなたはお母さんの宝物よ」「どんなことがあっても、お母さんはあなたの見方よ」のことばで子供がみるみる変わっていくという内容です。この本を読んでから、娘に「○○は母さんの宝物よ。」「○○の事が大好きよ。」と言い続けていると、子供の様子に変化が見えました。今までの自分を少し反省しました。この本のお陰で子供の気持ちを考えることができました♪
大事なことがいっぱい 山崎先生の本は大好きでこの本もすごく好きです。 この本は親子関係のやり取りで具体的な指針が書いてあり、身につけるには努力もいると思うけど、やってみようと勇気づけられる所がまたいいです。 内容は親が子どもに対して命令語・人格否定の言葉を使うことの危険性を体験談といっしょに述べてあり、もっと子どもをほめてあげる事 いつも子どもの欠点ばかりをみず長所を。人の短所を見ずに長所だけを見る事って親子関係だけではなく夫婦にも大事でいつまでも新婚当時のように仲良くしたいならそれが重要だと他の本で知っていたので、その長所を見やすくする捕らえ方が書いてあるのでとても参考になり、前よりもそう捕らえやすくなったと思います。 子どもが失敗をしても許してあげること。失敗して相手を責めたり叱ったりすると、責める・叱る=罪の償いになるので子どもは反省して成長もする事無く逆に怒りや不満などが残り何もよくならないとの事。自分も小さい頃、失敗をした時に責められたり叱られたりすると、怒られたからもう終わったという気持ちでまた同じ事の繰り返しで苛立ちだけが残ってました。でも逆に叱られたりしないと、いつまでも自分のした事の自責感が残りすごく苦しかったです。だからもうこれからは絶対に同じ事はしないと心に決めました。そういうことを振り返ると当たってるなーとしみじみ実感しました。それに子どもはちゃんといけない事は頭で分かってるから。 他にも参考になる事がたくさんありました。 値段も安いし、一度読んでみてほしいです。お勧めです。
子育てって,難しい 子どもによって,違う子育て,,,母として,新米の私には,感覚的な違いを感じました,,,自分に合う本を,探そうと思います, いろいろな考え方を,本を通じて、考えさせられます.(*^^)v
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[ 新書 ]
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物理学と神 (集英社新書)
・池内 了
【集英社】
発売日: 2002-12
参考価格: 777 円(税込)
販売価格: 777 円(税込)
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・池内 了
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カスタマー平均評価: 4
方程式-神=神への挑戦 タイトルに惹かれて購入したけども、正解でした!、かなりおもしろい!!歴史上の物理学者(科学者)たちの神への『挑戦』は特に深く楽しむことができた。16,17世紀のAge of Reasonがmodernityを賞賛してからの、科学の地位の向上と、論理的に説明のつかぬ神への挑戦。二つのバランスの記述は楽しめます。そして、神と悪魔のパラドックス、神のサイコロ遊びなど、とにかくおもしろい。神の存在をなんとかして方程式の中に入れようとした物理学者の苦労は少し滑稽でもあるし、神は賭博士であるといったユーモアあふれる著者の文章は、物理学が高校時代に嫌いだった私でえ、楽しめたので、かなりお勧めの一冊。
物理学の面白さを伝える 物理学の膨大な課題と発見から主要なエッセンスを抽出して、簡潔な通史
としてまとめるとき、そこには「そのトピックを選んだ理由」が必要にな
るのでしょう。それを「物理学史に現れてきた神の諸相」というテーマに
求めたのがこの本、という言い方が相応しいように感じました。
アリストテレス自然学、コペルニクス革命、永久機関への挑戦、錬金術、
ニュートンの発見、オルバースのパラドクス、ラプラスの悪魔、量子論に
おけるアインシュタインの功績と限界、「神はサイコロを振らない」、不
確定性原理、カオス・複雑系、フラクタルな世界…等々、物理学の面白い
話題を、上記のようなテーマを軸に、分かりやすく解説しています。
この本に不満があるとすれば、下のレビュアーの方と同意見で、「神」と
いうものに対する思索が浅いことです。思想的アプローチも含め、「物理
学と神」というテーマに正面から取り組んだ本ではないと思います。著者
自身が「いささか揶揄的に」と書いていますが、物理学のトピックを説明
するついでに「神」という言葉を出しただけと感じた部分もありました。
そこまでは深めていないからこそ、分かりやすく読みやすいのかも知れま
せん。物理学の入門書としてユニークで、優れていると思います。
いまひとつ 物理学発展の歴史のなかで物理学者が「神」をどうとらえてきたかを概説する。
非常に切り口が斬新なので期待して読んだが、思ったほどではなかった。その一つは筆者が「神」について詳しくないからである。
例えばアインシュタインが「神はさいころを振らない」という有名な言葉を残しているが、その背景には「わたしはスピノザの神を信じる」という言葉がある。それについての言及はない。スピノザの神がどのようなものであるかがはっきりしなければこの言葉の意味ははっきりしてこないのではないだろうか。
それから,相対論、量子論はごくあっさりとしか解説されていない。これらについての予備知識がなければ問題点はわかってこないと思う。
佐藤勝彦氏の「量子論を楽しむ本」などを予め呼んでおかれることをお勧めする。
無知と知の境界線 哲学や宗教学は好きだし、SFも好きだけれども、物理学は大の苦手。にもかかわらず、苦痛にならずに、興味を持って、最後まで読むことができた良書だった。 神仏を対照させることで、とっつきやすく、わかりやすく、解説することに成功しただけではない。 著者は人間を超越している存在を引き合いに出すことで、物理学者のみならず科学者が、無知の領域、未知の領域があることを忘れないよう、謙虚な姿勢を保つことを謳っている。そこに深く共感した。 フラクタルや複雑系など、難しげな専門用語をそれなりに理解できたような気がするし、物理学の姿勢や目的がなんとなくわかった気がする。これで、少しは私も21世紀の常識に近づけただろうか……。
入門書としては優れもの。 池内教授は、これまでにも一般の人々には理解しがたい物理学の領域をわかりやすく紹介した書物を数多く執筆してこられた。本書もその流れに連なるものであり、物理学とりわけ理論物理学の「入門書」としては、なかなかに優れものである。何より、新書ということで誰にも手に取りやすい上、各章ごとに比較的入手しやすい参考文献があがっている。 内容的にも、一般によく知られている例や言葉を使うなどして、著者なりの配慮が施されている。確かに、一部、難解な部分もあるが全体としては、物理の非専門家にも興味を抱かせる内容となっている。
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[ 文庫 ]
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カラー完全版 魚の目利き食通事典 (講談社プラスアルファ文庫)
【講談社】
発売日: 2002-03
参考価格: 1,554 円(税込)
販売価格: 1,554 円(税込)
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カスタマー平均評価: 4
もっと目利きのコツが欲しい 魚の目利き食通事典と謳うからには、魚ごとにそれこそ目からウロコのような目利きポイントが書いてあるものかと思ったら、単なる魚の紹介だったり、あたりまえのことしか書いていない。写真も新鮮なものとそうでないものの比較があってもよいでしょう。拍子抜けしました。
魚は旬です 魚を自分で調理したことはないし、これからもすることはないと思います。
もっぱら食べるのが私の守備範囲です。
でも、書店で手にとってしまい、購入してしまいました。
文庫のわりに値段が張ったのは悩みどころでしたが、それだけの価値はあると判断しました。
というのは、シンプルかつ平易に魚の勉強ができるからです。
旬の魚というものが無くなりつつあるご時世ですが、どうせ食べるなら旬のものを目利きして食べたいものです。
この本の個人的な活用方法は「お寿司屋さん、ちょっとしたうんちくを傾けながら、旬のネタをつまむ」です。
魚魚魚魚カニ 1996年に出た『魚の目利きになれる本』の文庫化。しかし、文庫として買うには、ちょっと高すぎるような気も。とはいえ、完全カラー版だし、役に立つ本だから。
魚、水生動物(エビ、イカなど)、貝と海藻・加工品がアイウエオ順に並べられている。それぞれカラーの絵に簡単な解説が付けられており、魚を買ったり料理する参考となる。たとえば、新鮮さの目安は何か、向いている料理、毒のトゲについての注意など。それでいて高級な魚ばかりをほめるのではなく、輸入品でも(安くて)美味しいものが推薦されている態度が好ましい。
ただ、あくまでも図鑑であって、色々と物足りなさが残るのは事実。まあ、個別の魚については、自身で経験と知識を積み重ねていくしかないのだろう。
これは最高に面白い この本は最高に面白いし、役に立つと思います。とても良い企画の本です。魚売り場で売ってる魚の種類や鮮度の見分け方、養殖・天然の見分け方、国産・外国産の見分け方、何処の部分の切り身などかを詳しく解説してあります。だらだら読んでいても魚に詳しくなりますし、事典としてもずっと役に立ちます。また、魚の写真も大きくて、きれいでわかりやすいです。全ページカラー写真のせいか、値段が高いのが玉にキズですが、それだけの価値のある本だと思います。主婦にも魚に関心にある男性にもお薦め致します。
魚と言う食材を詳しく知りたい人に 百聞は一見に如かず、と言う言葉通り、魚と言う食材を知るには、この本の天然色の写真は参考になる。食材を上手に紹介してある。スーパーで買い物をした後、どんな魚介類だったかをこの本でチェックするのも良いかもしれない。切り身の写真も載っている。この辺りにこの本の特徴が表れている。ただ、丸ごと1匹、魚と言う食材を選ぶのであれば、同社から出版されている『魚の目きき味きき事典』の方が利用しやすいかもしれない。従って、魚と言う食材を真剣に扱おうと考えているなら、この2冊は切っても切り離せない。
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[ 文庫 ]
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勉強できる子のママがしていること 12才までの家庭教育マニュアル (PHP文庫)
・和田 秀樹
【PHP研究所】
発売日: 2004-12-02
参考価格: 520 円(税込)
販売価格: 520 円(税込)
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・和田 秀樹
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カスタマー平均評価: 3.5
鵜呑みにはできないけれど・・・ 確かに書かれていること全部が正しいとは思いません。
私としては自分の子供が東大に入ろうが、三流大学
だろうが、本人の決めたことなので気にしません。
しかし、勉強を通じて親子のコミュニケーションを
量ると言う部分には賛成します。
最近も、勉強のできる子がなぜか駅から人を突き落とす
事件が発生した。
これは学力に限らず、明らかに親子のコミュニケーション
不足を意味しているだろう。
勉強をしているふりをする。とりあえずいい点を取っておく。
そうすれば、親が満足してくれる。
でもそれだけではいけないのだ。
親が子供に関心を持たなければ、元も子もない。
そんな大切なことも教えてくれている作品だ。
本書をどのように受け止めるかは親しだい。
間違った「勉強ができる子」を育てないで欲しいものです。
早速、育児に取り入れてます 子供は、勉強要素の全く無い、のびのび系の幼稚園に通わせています。
お友達は皆、幼稚園の後、お勉強要素の習い事に行って折、ただ楽しく幼稚園通園をしているうちの子との差が歴然と感じられるようになり、ひらがなも読めない子供に親の私が焦り始めてどうしたものかと思っていたときに出会った本です。
著者の和田さんに共感しました。
早速、この夏休み、子供にひらがなと九九を覚えさせてみました。
読む前は、九九なんて小学校でやればいいという固い考えでしたが、子供って不思議と覚えるのですね。感動しました。
ベストな時期に本書を手にしてよかったです。
”各論賛成、総論反対” 上手なタイトルに思わず本書を手にとってしまう。父親でさえこうなのだから、他人との比較(競争?)に内心やきもきする母親だったら尚更のはずです。同年代の子供を持った母親同士達というのは、活発におしゃべりを交わしても子供の学習の秘訣については、まず軽々しく言いませんね。そんな中、はっきりと本書のように小学校低学年で何を勉強すべきか指摘しているのは大変助かります。「九九は小2ではなく、小1前後で早めに済ませる、ソロバンと公文重視、復習重視しつつ1年先を学習しておく、パソコンや英語は中学からでも十分・・・・」どれも大賛成です。
ただ冷静になって何度か読み返してみると、著者の方は機械的に勉強してきただけのようですね。現在の受験制度では医学部偏重で、優秀な?若い人材が医学部に流れるというのは、日本の他の生産分野では大きな損失です。それに老人問題は団塊世代があと数十年なので完全消失し、未曾有の人口減に直面する以上、もう医者は大量に必要ありません。中国や韓国、台湾の医師が自由に日本で開業できるようになれば、さらに一部の医師は現在の歯科医師免許保持者層のように失業者予備軍に入ってきます。こうしたことはヨーロッパではすでに始まっています。医者という職業は、名誉欲はおおいに満たしてくれますが、時間当たりに直すと、そんなに世間で言われるほど稼いでいるわけではありませんし、激務で患者からの感染危険も結構あり、まじめにやっていれば平均寿命はさほど長くありません。こうした現実には一切触れず、教育論を説くというのは聞かされる方が哀れです。一言「医者にはなるな」と助言があったらよかったでしょう。学力以上に深刻なのは、今の子供達は将来結婚しても子供をもうけない場合が一層増え、最悪の場合は3人子供を持っても全員失業者かパートで、一生独身という可能性が濃厚です。将来、この種の本の読者層がいなくなってしまうのです。
また和田さん 自分が大学受験の時に「受験は要領」を読んでいました。
今度は、小学生のこどもの教育について。
家庭教育のひとつの指針として、大変参考になります。
劣等生をバカにしている 灘高を5番で入って劣等生だったとか言っている事が意味不明です。 私みたいな劣等生をバカにするのも大概にしてください。
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[ 文庫 ]
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超・居酒屋入門 (新潮文庫)
・太田 和彦
【新潮社】
発売日: 2003-04
参考価格: 540 円(税込)
販売価格: 540 円(税込)
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・太田 和彦
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カスタマー平均評価: 4
職場と家庭のほかの、もう一つの居場所 居酒屋に求められるもの。それは、酒、肴に加えて、場の雰囲気があげられよう。それは、店の主人や古くからのお客さんが築き上げて成るもので、決して一朝一夕にはできあがらない。
著者の太田和彦氏は、グラフィックデザイナーとして活躍されている。一方で、居酒屋を舞台にしたエッセイも多数著されている。著書やテレビ、雑誌などでの露出度は、むしろ後者の方が、大と言えるだろう。もちろん、現在に至るまでには、下積みの苦労もおありだっただろう。
男は、ある程度の地位、年齢になると、自分とともに育ってきた年代物に、懐かしみや落ち着きを感じるようだ。この本では、古いところでは、戦前から続いているような各地の居酒屋で、著者が酒肴の旨みとお店の雰囲気に酔いしれる様子が描かれている。写真等は一切なく、秀麗な文章のみで居酒屋でのくつろぎや味覚を余すところなく表現されている、すばらしい作品だと思う。
著者と同年代の方はもちろん、将来居酒屋ライフを楽しめるように、若い世代の人にもおすすめである。
細かい描写がおもしろい お酒の肴の説明読んでておもしろい。ぷっと吹き出す。 お酌や、ビールを注ぐその描写がまた面白かった。 ためになります。
居酒屋へ行くために 『ニッポン居酒屋放浪記』や『完本・居酒屋大全』などの著書があり、日本の居酒屋学(?)の第一人者とされる著者が、はじめて居酒屋へ行く人のために書いた入門書。はじめてといっても、もちろん20歳前後の若者のための本ではなく、定年後の男性に向けて書かれたもの。家の近所に行きつけの居酒屋を持つためにはどうすればいいのか、旅先で良い居酒屋を見つけるための方法などが解説されている。 仕事から引退し、人生の責務を失ってしまった男は、とかく行き場を失いがちになる。そのとき、救いになるのが居酒屋なのである。 居酒屋の見つけ方から注文の仕方、店の主人との関係まで懇切丁寧に解説されている。とても親切。しかし、どこか説教的で押しつけがましい感じもあるので、著者本来の魅力は失われてしまっているように思う。 あと注意すべきは。これが男性向けの本だとこと。
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[ 文庫 ]
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ここまでわかったボケる人ボケない人 (集英社文庫)
・フレディ松川
【集英社】
発売日: 2002-12
参考価格: 540 円(税込)
販売価格: 540 円(税込)
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・フレディ松川
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カスタマー平均評価: 5
これからの生き方を教えてくれる本です 高齢化が進む社会において,既に何らかの認知症が認められる人が既に200万人。人格破壊や,家族への経済的にも精神的にも大きな負担をしいる認知症になりにくい生き方をわかりやすく解説し,また興味をもたせてくれる内容になっています。万人にお勧めできる(だれもが歳を取るのだから)一冊だと思います。
全ての日本人が読むべき本だ 「仕事や家族などの周りの環境」と「自分自身の生活態度」の2つが痴ほうの原因であることが良くわかった。趣味がスポーツだけ、というのは危険、キャリアウーマンもボケるなど、意外な話も多いが全て理由がきちんと説明されている。痴ほうにならないための対策が具体的に書かれており、高齢者だけでなく、若い人も含めて、全ての日本人が読むべき本だと感じた。
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