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笑うカイチュウ―寄生虫博士奮闘記 (講談社文庫) 成人病の真実 (文春文庫) 「におい」と「香り」の正体 (プレイブックスインテリジェンス) 自動車の社会的費用 (岩波新書 青版 890) オスとメス 性の不思議 (講談社現代新書) 続・君について行こう 女房が宇宙を飛んだ (講談社プラスアルファ文庫) 機長からアナウンス (新潮文庫) 続 病院で死ぬということ―そして今、僕はホスピスに (文春文庫) 私たちはなぜ狂わずにいるのか (新潮OH!文庫) 東京の空間人類学 (ちくま学芸文庫)
笑うカイチュウ―寄生虫博士奮闘.. 成人病の真実 (文春文庫) 「におい」と「香り」の正体 (.. 自動車の社会的費用 (岩波新書.. オスとメス 性の不思議 (講談.. 続・君について行こう 女房が宇.. 機長からアナウンス (新潮文庫.. 続 病院で死ぬということ―そし.. 私たちはなぜ狂わずにいるのか .. 東京の空間人類学 (ちくま学芸..

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笑うカイチュウ―寄生虫博士奮闘記 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
笑うカイチュウ―寄生虫博士奮闘記 (講談社文庫)

・藤田 紘一郎
【講談社】
発売日: 1999-03
参考価格: 520 円(税込)
販売価格: 520 円(税込)
笑うカイチュウ―寄生虫博士奮闘記 (講談社文庫)
藤田 紘一郎
カスタマー平均評価:  4.5
回虫に対する熱意が伝わる
日本で数少ない寄生虫学者である著者が回虫に関する薀蓄をユーモアを交えて語ったもの。普通、学者がこの類のエッセイを書くと硬くなり過ぎるか、逆に浮いた話になってしまうのだが、著者の天分か、硬軟交えた程好い読み物になっている。 まずは著者の回虫に対する熱意に打たれる。これは回虫の存在が近年減った事に対する危機感の裏返しでもあろう。私が小学生の頃はマッチ箱を用いた検便を行なったものだ。存在が少なくなった物は、顕在化した時に大きな災厄をもたらす。これに対する警鐘が至る所で鳴らされている。また、上述した通り学術的な面一辺倒でなく、それを程好いユーモアで包んでいて読みやすい所が良い。 やはり、一芸を追求する方は情熱とユーモアを兼ね備えているものだと感心した。
虫と糞のコラボレーション
寄生虫について、明るく前向きにエッセイ調に話が進むので、大変おもしろい。汚いと思わずに、考え方を変えて臨んでください。
寄生虫への愛が毛穴からあふれている
藤田先生を初めて見たのはNHK教育の寄生虫講座だった。 そのとき、自分の腹の中で飼っていた寄生虫への愛情あふれるサマや、イカ刺しの中にいる寄生虫を見つけて喜ぶサマに、心を鷲づかみされたものだが、著作にもやはり鷲づかみされた。 やはり何がどうだろうが、最後は愛なのである。 「僕はツカツカと歩み寄って、彼女の左手をむりに開いた。カイチュウが出てきた。かわいそうに、三十センチほどのカイチュウは彼女の手で無残にも絞め殺されていたのだ!僕は彼女の介抱そっちのけで、もっぱら握りつぶされたカイチュウの方に気を取られ、なんとか息を吹き返せないかとカイチュウに人工呼吸などを試みたりしていた。」 トイレでお尻丸出しで倒れていた女性を助けた時の叙述である。 誇張はあるだろうけど、とにかく寄生虫への愛が全身の毛穴から溢れていることは確かだ。 こういうところが研究者のラブリーなところなのだが、距離を置いて接しようと決意させるところでもある。 必ずどんな専門家でも見つけてくる脅威の人脈を誇る『探偵ナイトスクープ』でも藤田先生は登場していたが、辻調理師学校のあの先生(名前忘れた)のようなレギュラーになるのは難しそうだ。 容姿も物腰も、とっても常識的だもん。
寄生虫がよくわかる
今まで寄生虫は気にも留めない存在だったけれどこの本を読んで良くも悪くも注目すべき生物なのだと思いました。虫嫌いな私にとっては困る部分もあったが、健康のことを意識することができ色々と学ぶことのできた一冊となりました。
寄生虫のことを知ってもらおうとする熱意が感じられる
 この作品が書かれた頃、寄生虫学は寄生虫の撲滅とともに衰退の一途を辿っており、藤田先生は寄生虫学の世間への浸透も込めて本作をお書きになった感がある。  藤田先生にとって幸運だったのは、グルメ指向の隆盛により、有機野菜が流行り始め、それに伴って絶滅寸前であった寄生虫が日本で息を吹き返した時期と重なっていたことである。  最近の作品を読むと、先生の存在も一定の評価を得られた安心感からか、書いている内容にもある種の余裕が感じられるが、本作においては、一般人に寄生虫の特徴や怖さ、有用性を知ってもらおうとする熱意が感じられる。

成人病の真実 (文春文庫)

[ 文庫 ]
成人病の真実 (文春文庫)

・近藤 誠
【文藝春秋】
発売日: 2004-08
参考価格: 600 円(税込)
販売価格: 600 円(税込)
成人病の真実 (文春文庫)
近藤 誠
カスタマー平均評価:  5
完璧な健康はありえない。現代人に必要なのは「諦観」...というか分をわきまえる心
 薬剤業界との微妙な癒着によって、あるいは、医学部卒の医師(医学博士)という究極の優等生のプライドによって、「病気」と「不健康」が捏造される現代日本社会。  近藤医師は、読んでいて清々しくなるほどの「良識」でもって、本来あるべき「常識」を同定していく。  以前、ドイツの有名な栄養学者(だったかな?)が、コレステロールを無理に減らすと自殺者や事故死者が多くなるということを書いていて、目からうろこが落ちたことがあったが、本書を読んで、さらに、あれは正しい鱗の落とし方だったのだと安心した。  また、健康診断でさまざな数値の上下で一喜一憂する現代成人は、テストの点数や偏差に一喜一憂していた学生の成長版に過ぎないようにも思えた。  ほんとに大切なのは点数や偏差値ではなく、正しい知識やものの考え方を得ることなのに、学生時代はそれが理解できずに過ぎていく。そして、成人になると、真の健康とは...というより、楽しく生きるとはどういうことか、わからないままに、マスコミに踊らされ商品としての「健康」を消費していく。  本書は、マルクス「資本論」の現代医学部版である??つまり、「健康」という商品と、複雑な搾取による資本の蓄積過程を分析した本であると同時に、一見被害者であるわれわれ一般庶民の「見境のなさ」が、最大の加害者であるということを、読者にやんわりと語りかける。  そもそも、癌に対して「戦う」という動詞を提供すること自体が、おそらく、お門違いなのだ。  とりあえず、血圧やコレステロール値を薬で下げることだけは絶対に止めようとおもいました。
成人病検診と薬の有効性に疑問を呈した本
(1)どんな本か  著者は、医者の立場から、現在行われているがん検診・治療に関する批判本を数多く著してきた。その著者が、成人病検診と薬の有効性に疑問を呈して書いた本。  検診の「異常値」には科学的な根拠がないものがあること、薬にも有効性が確認できないものがあること、そして、むしろ、検診にも薬にも重大なデメリット・副作用がある場合が多いことを記述している。  その原因として、検診によって病人を作れば作るほど医者が儲かるようになっていること、指導的な立場の医師が製薬業界と結託していることなどが書かれている。 (2)読むべきか  著者のがん検診・治療に関する本と、基本的には考え方が似ているので、著者の本をすでに読んだことがある人にとっては、ぜひ読むべきとまでは言えないと思う。しかし、著者の本をまだ1冊も読んでいない人にとっては、安直に医師の言うとおりにして取り返しのつかない事態にならないためにも一読する価値がある。 (3)その他  著者は医学的治療のすべてが無効と言っているわけではなく、自覚症状がある場合などは治療すべきとの立場である。  しかし、どのようなケースは治療すべきで、どのようなケースがすべきでないかの判断が、実際にわが身に病気が降りかかってきた場合には、極めて難しいのではないかと思う。
私にこの本を手渡してくださったのは
医科大学の元教授でした。

一緒に旅行したアメリカから帰りの機内で、私が食事の度に薬を何種類か飲んでいるを見かねて「読んでみなさい」と渡してくれました。

読後、この内容は、本当ですか? と聞くと
「そうやね」と言われました。

先生がガンになったらどうしますか? とすかさず聞くと
「・・・」、無言の返事に深刻に考えました。

薬の飲み過ぎに注意しましょう!
無意味な治療よ、さらば
普段何の疑いも持たずにいる医療の知識が、科学的な根拠に
乏しいものだとしたらどうだろうか。医療・治療について
根本から揺るがしかねない問題に正面から切り込んだ1冊。

病への不安や経済的負担から、治療はそもそもすべきもの
ではないというのが著者のスタンス。そうした上で、治療
するに値する効果が証明されているかどうかを検証していく。

勘違いしてはいけないことは、あくまでも自覚症状(痛み
など)がある場合は治療をすべきであると著者は断ってお
り、医療そのものを否定しているわけではない。医療技術
の高度化によって、無理やり異常値を発見し、患者を半ば
脅迫的に治療するという実態がある。そうした現代医療に
ついての批判である。
この本に出会えて良かった
この本の著者である近藤誠さんを知ったのは、週刊少年マガジンで連載中の「クニミツの政」という漫画の中で描かれていた「インフルエンザの予防接種は必要ない。むしろ危険性がある。」という話。

「えー、マジで?」と思って近藤さんの本を4冊ほど買ってまず読み始めたのがこの本だったのだが、もうびっくりする事ばっかり。

この本の内容を物凄く簡単に言うと、

「自覚症状の無い生活習慣病に対する各種の療法は、死亡率を下げるという裏付けが全く無い。むしろ、それによる副作用やストレスが死亡率を上げる結果にも繋がる。」

というもの。確かに、全く自覚症状が無いのに、定期健診で「あなたは生活習慣病です」と言われて薬を飲んでも、元々自覚症状が無いんだからどこも良くなるはずも無い。

しかも、薬が必要だという基準値がこんなに出鱈目に決められていたとは…。あー怖い。


「におい」と「香り」の正体 (プレイブックスインテリジェンス)

[ 新書 ]
「におい」と「香り」の正体 (プレイブックスインテリジェンス)

・外崎 肇一
【青春出版社】
発売日: 2004-05
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
「におい」と「香り」の正体 (プレイブックスインテリジェンス)
外崎 肇一
カスタマー平均評価:  3.5
嗅覚の研究の最前線と、「におい」「香り」に関する豊富なエピソード
 嗅覚の研究は五感の中でも最も遅れているそうだ。なぜなら数値化が難しく、さらににおいの実験をすると実験室ににおいが残って大変だからだ。

 それでもかなりの事がわかってきているようである。例えばにおいと物質の関係である。例えば加齢臭、すなわち年をとるにつれて匂ってくる体臭、いわゆるオヤジ臭さの主成分は「ノネナール」という物質である。桃は「蟻酸エチル」、梨は「蟻酸イノアミル」、バナナは「アミルアセテート」である。

 動物の嗅覚についての話題も詳しい。犬はもとより、象、ウナギ、魚のカマスの話もある。犬の嗅覚の研究はいろいろされており、例えば犬のにおいの記憶は約5ヶ月続くとのこと。麻薬検知器なる器械ができても犬の能力には遠く及ばないそうである。人間の嗅覚も捨てたものではなく、約4万種類を嗅ぎ分ける事が出来るそうだ。

 そのほか、痩せる効果のある香り、ワインの香りなど話題が豊富である。環境庁が選んだ日本の「かおり100選」の一覧もある。
嗅覚研究のチャレンジャー、いでよ!
著者は生理学者で、犬の嗅覚に関する実験の話もあるが、広く匂い、香りに関するさまざまな話題を取り上げる。如何せん、視覚など他の感覚に比べて嗅覚について分かっていることが少すぎ、まったく未開拓の分野であることがよくわかる。匂いの「分子形状説」と「振動説」についてすらまだ決着がついておらず、ブレイクスルーのない限り、匂いのデジタル化への道は遠い。今、このような本を書こうとすれば半分は「雑学」的なものにならざるをえないのだろう。
困難極める嗅覚の研究、それでもやっぱり面白い
 実生活において臭いに関わる問題は実に多いけれど五感のなかで味覚と共に最も研究が遅れているものの一つです。これらの感覚は個人個人の育った社会環境によりその受ける不快感あるいは快感が大きく異なるため他の感覚と異なり、研究対象としては面白いけれど、客観的に捕らえようとすると極めて難しくなってしまうのです。

 私も昔、臭い振動説が脚光を帯びていた時代、ニオイセンサーなるものが開発され多くの人々に注目されていたのを記憶しています。が、それ以降、臭いの問題はどうなったのか?と、ちょっと感心があったので読んでみました。

 本書の前半、臭いを感じる仕組みについて書かれてあり、その伝達経路が他の感覚と異なっている部分が興味深かったです。また、後半第4章以降の話しは「へー」というような話題が満載で大変興味深くかつ面白い内容でした。ここらへんの話は雑学として記憶に留めておくと話題に事欠かないと思います。

 結局のところ臭いに関する研究は、今後とも困難極める人類の永遠のテーマであり続けるということなのでしょうか。


自動車の社会的費用 (岩波新書 青版 890)

[ 新書 ]
自動車の社会的費用 (岩波新書 青版 890)

・宇沢 弘文
【岩波書店】
発売日: 1974-01
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
自動車の社会的費用 (岩波新書 青版 890)
宇沢 弘文
カスタマー平均評価:  5
「社会的共通資本」のあり方を深部から再考する!
日本が高度経済成長を遂げた1970年代、大企業批判が展開され、経済成長至上主義の負の側面として環境・公害問題が大きくクローズアップされるようになった。1974年に刊行された本書はそうした時代的風潮に先駆ける形で登場し、先進諸国の発展を支えてきた自動車がもたらすさまざまな社会的費用とともに、社会的共通資本のあり方を真摯に模索した意欲作である。著者である宇沢弘文氏は、近代経済学(新古典派理論)の発展に大きな貢献をなした学者であるが、本書ではその著者自らが、新古典派理論によって自動車の社会的費用の問題を明らかにすることには限界があることを強調しており、そのことがかえって宇沢氏の深刻な問題意識を浮かび上がらせている(自己批判の発露かもしれない)。自動車の飛躍的普及がもたらす諸問題を丹念に解説し、それを経済学的なフレームワークを通じて客観的に分析するスタンスはきわめて説得的である。自動車の普及を生物体に侵入したガン細胞であるとみなし、それはガン治療よりもはるかに困難であるという。なぜならば、「自動車は経済社会のなかで有用なはたらきをしている側面があって、有害な面だけを切り離すことが不可能に近いからであり、また生物体とは異なって、経済社会を構成する個々の細胞は人間だからである」(30頁)。労働を生み出す生産要素としてのみ人間を理解する新古典派理論が、こうした問題に不十分にしか対応し得ないのは自明なのだ。「社会的費用の発生をみるような経済活動自体、市民の基本的権利を侵害するものであるという点から、許してはならないのである」(175頁)という主張を噛み締めつつ、人間にとって暮らしやすい安定的な経済社会のあり方とその実現に向けて、自分なりに考え続けてみたい。それはいかなる経済学がこれからの時代に要請されているのかを問い直すこととも密接に関連する。本書の問題意識は輝きを増しているに違いない。
古典です
自動車とは確かに快適で便利である半面、自動車の排気による 環境破壊、交通事故による死傷者数の多さという面もある。著者は 新古典派の人間的側面を忘却してきた思考様式、つまり命などを 金銭として算出して社会的費用化することで自動車社会の問題を 解決しようとする思考である。しかしそれに著者は賛同しない。 新古典派と思想的決別を宣し、自動車の社会的費用を、その思考様式とは 別のやり方でいかに内部化するかを探求し、あるべき住みよい社会とは何かを 著者は示唆する。 最近の新書になく、30年前の新書にあるもの、それがこういった 社会哲学力ある本である。真摯に問い詰める。この姿勢をもった新書である。 自動車社会であることの異常さを認識するためにも非常に今日的意味をもつ一冊。 まさに一読の価値あり。
新古典派の批判、外部不経済への刮目、このあとどうなったのか!?
〜71年にかかれたこの本の内容が、今なお説得力を持つ(!)とはなんてことだろう。
自動車がもたらす外部不経済を社会的にきちっと位置づけようとする理論は鮮やかだ。今でもロードプライシングの理論「なぜ道路を有料にすべきか」を説明できる理論として生きている、と思う。
〜〜
また、私的資本に働くマーケットメカニズムがもたらす均衡と、道路などの「社会的共通資本」における均衡(最適化)の違いをわかりやすく説明し、後者には社会的コンセンサスが不可欠である、という点について、イデオロギーでなく経済学の立場からきちんと説明してくれているのがいい。
〜〜
それにもまして、「新古典派理論が制度的制約条件をはじめから(積極的に)捨象し、パレート最適という効率性基準によって評価している」と批判し公害や環境問題など、外部不経済であるばかりか、不可逆的な問題を引き起こす理論的限界を露呈したと述べる、宇沢先生の信念に感嘆する。
〜〜
付け加えるなら、宇沢先生は、この当時アメリカの道路整備財源について、おそらく最先端の知識を持っておられたと思うが、本書に日本のその部分についての本質的な問題点についての記述がないのが残念。もしその後書かれていたら是非読みたいと思う。〜
30年前の本とは思えません
「使える新書」で紹介されていたことと、題名の分かりやすさに惹かれて購入しました。

初版は1974年で31刷を数えているようですが、まったく古さを感じさせません。そんな感じを受けるのは、本書で指摘されていることが30年前から一向に改善されていないためと考えられます。そう思うと益々居たたまれない気持ちになります。

自動車には問題がある。何よりも歩行者を追いやったことに問題があると指摘しています。その他、交通事故、公害などもあるのですが、そういった問題は社会的費用として車を運転する受益者が負担すべきであるはずだが、そうなっていない。運転者にとっては運転することによる利益のほうが負担よりも大きいため、車を運転するというインセンティブがはたらき、ますます車が増加して問題が拡大していくとされています。

昨年、四国遍路の一部約300kmを歩いたのですが、いかに道路が車のために作られているのか実感しました。悟りを開く前に交通事故で召されてしまうと思うくらいに歩行者にはつらい道が続いていました。

受益者負担という観点に立ち、社会的費用を分かち合わなければならないと思った次第です。でも、自分もまた自動車産業の関係者と思うと複雑な気持ちにもなります。
宇沢弘文先生の偉大なる書の一つ
 この書は、自動車を中心とする交通体系に対する警鐘するものである。事実、現在のモータリゼーション社会は、環境問題や交通事故等の諸問題により大きな外部不経済を生み出している。
 この書については、多くの評論がされているので、多くを述べることは必要もないと思う。しかし、特筆すべきは1974年に出版されていることであり、宇沢弘文先生の現在の諸問題を予測した慧眼には驚かされてしまう。


オスとメス 性の不思議 (講談社現代新書)

[ 新書 ]
オスとメス 性の不思議 (講談社現代新書)

・長谷川 真理子
【講談社】
発売日: 1993-03
参考価格: 777 円(税込)
販売価格: 777 円(税込)
オスとメス 性の不思議 (講談社現代新書)
長谷川 真理子
カスタマー平均評価:  4.5
一般読者も楽しめる優れた科学書
 進化生物学の観点から、有性生殖の謎や、動物に見られる性行動の謎に迫る。同じ著者による新書『進化とはなんだろうか』と2冊併せて読むのがオススメ。)  僕は進化心理学的な記述を求めてこの本を読んだので、全10章のうち最後の3章が面白かった。最後の3章では、進化生物学の見方で人間の男女関係や社会を分析している。特に、生物学の知見を用いて人間社会について語る際の注意点について述べた、第10章がよかった。
ヒトの一夫一婦制は自然の摂理に合っているのか
生物に性が発生した経緯を出発点とし、生物進化とともにオスとメスの関係が変化してきた過程を要領よく纏めている。出だしの性の起源に関する部分は中学生レベルでいただけないが、オスやメスが自分の子孫を残すために自分を売り込むための工夫を述べるあたりから面白くなる。オスが立派な角や、大きな体、綺麗な羽で自らの魅力を売り込むために、あるいは競争相手の排除にいかに多くの努力を払い、危険を冒しているかは涙ぐましいほどである。他方こういう努力はせず、努力した者の成果を隙を狙って途中でさらう不心得者も存在するのは、人間社会を彷彿させて面白い。一夫多妻のゴリラはボスがハーレムを支配するのでメスが他者と交配する可能性は低く、体重200kgなのに精巣が35gしかない(体重比!!0.02)のに、乱婚のチンパンジーは120gもの巨大な精巣を有する(体重比0.3)のは、乱婚でメスの体内で他者の精子と混じっても精子数で勝とうという戦略であるとの指摘は興味深い。人間の精巣は25−50gあるので(体重比0.04−0.08)、ゴリラとチンパンジーの中間となり、精子の数で勝とうという名残が見られるということは、ヒトの進化の過程で乱婚の時代を経たため、オトコ社会ではオンナの自由度を制限し配偶者に縛り付けるためのさまざまな社会的な制約が設けられていることに反映されているという点は女性らしい鋭い指摘である。

続・君について行こう 女房が宇宙を飛んだ (講談社プラスアルファ文庫)

[ 文庫 ]
続・君について行こう 女房が宇宙を飛んだ (講談社プラスアルファ文庫)

・向井 万起男
【講談社】
発売日: 2002-12
参考価格: 819 円(税込)
販売価格: 819 円(税込)
続・君について行こう 女房が宇宙を飛んだ (講談社プラスアルファ文庫)
向井 万起男
カスタマー平均評価:  3
つまんないです
すいません。読んでいてイライラしました。
慶應医学部卒だけあってか、非常に傲慢な印象を受けました
上巻は面白い
 向井千秋さんはさすが個性的、著者である万起男さんも相当個性的な人なのでしょう。
 上巻には千秋さんが宇宙飛行士になるまでの話が、二人の馴れ初めもエッセイ調に書かれていて、とても楽しいです。
 
 文章技巧は素人臭さがありますが、内容が面白いし、うそは書かない姿勢が感じられて(正確なので。理系だから?)好感が持てました。
楽しぃ!!!
本の中の登場人物が、みんなキャラクターが豊かで読みながらウフフという感じになってしまいます。
万起男さんも、ちあきさんもきっと、マイペースで情熱的な人かも、と嬉しくなりました。もちろん、前作も読んだほうが楽しめるかも。

機長からアナウンス (新潮文庫)

[ 文庫 ]
機長からアナウンス (新潮文庫)

・内田 幹樹
【新潮社】
発売日: 2004-08
参考価格: 420 円(税込)
販売価格: 420 円(税込)
機長からアナウンス (新潮文庫)
内田 幹樹
カスタマー平均評価:  3.5
面白い部分とぼちぼちな部分があります
パイロットの裏事情が綴られており、そのあたりの逸話は面白かったです。 でも航空業界の難しい話はあまり興味をそそられませんでした。 ちょっとページ足りなくて無理やり話を増やした感があったかな。 まぁ、気楽に読める一冊ですよ。
航空業界に興味がある人には、それなりに面白く読める
元ANAの機長が書いたエッセイ。航空業界に興味がある人には それなりに面白く読めるだろう。しかし、書き込みが浅く、ただの 内輪話のようになってしまった部分もあり、若干物足りなさを感 じた。 それに、エッセイに自作の小説を挿入するという手法はいかがな ものだろうか。本末転倒という気がする。まあ、それだけ内田氏 の小説にはリアリティーがあると言う事なのだが。
航空機パイロットの体験談
 この本は航空機機長によるエッセイです。 パイロットとして勤務するうえでおこるさまざまな体験、機長としての待遇や航空会社のあり方から、食事や日常生活まで、著者の意見を交えて描かれています。エッセイなので気軽に読めて、難しくもありません。飛行機が好きでパイロットにあこがれている人なら、きっと面白く読めると思います。
気軽に読めます
搭乗前に手に読み物を、と思っている人にはおススメの一冊。 航空マニアには物足りない内容かとは思うけど気軽に読み物を 楽しみたい方には◎評価なので限りなく星5つに近い。 私は搭乗前の売店で何気なく手にした1冊でした。 帯に書いてある「飛行機に乗る時は、本書を是非お持ち下さい」 はまさにその通り。 飛行機に関するちょいとした薀蓄がありました。
ま、ひまつぶし
元機長のエッセイ。まあ、雑談。さらさらと読める。雑談はいいんだけど、いまいち面白くない。意見の部分の踏み込みが足りない割に、「伝説のスッチー」みたいな面白いお話集にもなっていない。安い文庫だし暇つぶしにはなる程度だ。

続 病院で死ぬということ―そして今、僕はホスピスに (文春文庫)

[ 文庫 ]
続 病院で死ぬということ―そして今、僕はホスピスに (文春文庫)

・山崎 章郎
【文藝春秋】
発売日: 1996-08
参考価格: 470 円(税込)
販売価格: 470 円(税込)
続 病院で死ぬということ―そして今、僕はホスピスに (文春文庫)
山崎 章郎
カスタマー平均評価:  5
自分はコンプレックスの塊だと言う人間は読んでほしい
この本を読むきっかけは自身も山崎氏の患者であった故原島久美子さんが書いた「涙のアンパンマンマーチ」の中の日記に書かれていたことと、自分自身ホームヘルパーの勉強をしていて、末期がんの緩和ケアの話が書かれていたので読んでみようと思いました。 25年前に祖母も15年前に祖父も亡くなったのは病院でした。25年前に祖母が亡くなったときは学校で死を知らされました。母方の祖母は7年寝たきりで自宅で亡くなりました。 娘の結婚式を見届けて亡くなった父親、幼い子を残して死んだ母親の話は考えされました。この本が出た当時はホスピスと言う言葉がで出した頃で、ホスピスに行くというのは自分の死を受け入れるという意味でもありました。そして病院はぎゅうぎゅうづめの病室で過ごす世界でした。 山崎氏は団塊世代で船医をしながらあちこちの国を放浪したという人でもあります。 われわれの世代は校内暴力で学校が荒れ、そのあおりを受けて頭からつま先まで抑圧された教育を受け、高校入試はおろか大学を出たものバブル崩壊で就職難と言う不幸な世代でもあり、悪く言えば女の子の場合は自分に対するコンプレックスを強く植えつけてしまった人も多いのではないかと思います。 このレビューを書いた日に5年前に岡崎市で起きた女子大生の殺人事件の裁判のニュースで、鬱積した気持ちを女子大生に刃を向けた男とその親に欠けていたのは祖母が亡くなったときに25年前の私が火葬場で経験した人は死ぬと燃やされるという現実と、この本の登場人物の生きる力だと私は思った。 私は父の一言でヘルパーの勉強を始めましたが、この本は自分はコンプレックスの塊で何も出来ないという人に読んでほしいです。
今生きている時間を大切に
まず、泣いた。そして自分が今日無事に生きていることにものすごく感謝させられた。人の死に関する本なので、決して明るい話ではないし、楽しくもない。すごく悲しいけど、でもそれだけでもない。自分の人生の最後を知り、残された時間をどう自分らしく過ごしていくかを模索しながら懸命に「生きる」人達とそれを支える人達。そう、これは題名こそ死を思わせるが、実は生きることについての本なのである。必読。

私たちはなぜ狂わずにいるのか (新潮OH!文庫)

[ 文庫 ]
私たちはなぜ狂わずにいるのか (新潮OH!文庫)

・春日 武彦
【新潮社】
発売日: 2002-04
参考価格: 610 円(税込)
販売価格: 610 円(税込)
私たちはなぜ狂わずにいるのか (新潮OH!文庫)
春日 武彦
カスタマー平均評価:  4.5
狂気という凡庸さについて
単行本のタイトルは「私がなぜ狂わずにいるのか」だった。 端的に言えば、著者はいわば「狂気へのあこがれ」とでも言うべき「健常人」の物語依存癖を批判している。 著者によれば、狂気は、理性あるいは意識の表面に覆われた、原初的なエネルギーの純然たる発露、といったものではない。誰もが狂気の種子を持っている、などという思い込みは、ひどくロマン主義的なものなのである。確かに、狂うことさえできないということは、才能がないのである。しかしその一方で、むしろ、我々の日常と狂気の世界は不連続なのであって、一見、連続的に見える、見てしまう、見てしまいたくなることが落とし穴なのである。 著者の意図とは違うだろうが、私はこの視点を得たことで、一見「危うく」見せることで何か文学的なふるまいをしたかのような二流の作家や、二流の演劇人・芸能人、そして二流の作品、そういうものへつい惹かれそうになる自分の「憑き物」が落ちたような気がした。じっさい、私はずいぶん賢くなったと思っている。本書のおかげである。
狂気とは何か
私たちはなぜ狂わずにいるのか、というなんとも刺激的な書名に惹かれて手にとってみた。 人は誰しも狂気を内に秘めていて、正常な人間と狂った人間の境界はあいまいなのだ、という言説はよく耳にする。小説や芝居に狂気を扱ったものが多いのは、狂気と正気は一人の人間の中で地続きでつながっている、という認識がどこかにあるからだろう。「発狂」は「死」と同様、自分を失ってしまうことである。だから、狂気は自己存在への不安、自己喪失への強い恐怖をかきたてるのである。 ところが本書は、正気と狂気の間には大きな隔たりがある、という。決して一人の人間の中で連続しているのではない。だから、狂気を装うことはできても、ほんとうに狂うことはできない。拘置所で拘禁が続くと分裂症の症状が出るというが、それも一時的なものらしい。 養老孟司氏は「バカな大人にならない脳」で、連続殺人犯、大量殺人犯にはあきらかに脳に異常があるという。PTSD(心的外傷後ストレス障害)でも海馬に萎縮が見られる。精神疾患がすべて脳の器質障害ではないと思うが、足が折れたら痛くて歩けない、というような怪我や病気と、基本的には同じだとすると「狂気」への恐怖も多少はやわらぐ。狂気も死もそれほどたいそうなことではない、と別の著書のなかでも春日氏はいっている。狂気はただの病気、特別な思い入れは無用、というのが本書の結論であろう。 著者の春日武彦氏は現役の精神科医で著書も多い。内外の文学に造詣が深く、その著作には臨床医としての医学的、科学的視点よりも、むしろ文学者としての視点を強く感じる。文章も巧みで、狂気の文学的、哲学的側面と病気としての側面をうまく書き分けていると思う。なかなか厚みのある一冊であった。
狂気の捉え方は大学の先生以外に学べ
 一貫して正常と狂気のハザマを非常に個人的な視点から(悪い意味ではない、教科書的な、あるいは他人の理論をふりかざさない、という意味で)追求する著者の初期の執筆。精神科を志す者全てとはいわないが、狂気に対する好奇心はやはり精神科医のもの。とりわけ、一般人の「狂人」に対する(著者によれば)ロマンチックな空想が、医者からみて的外れであることをふまえ、狂人と非狂人である自分との接点にこだわる視点は著者ならではのもの。春日ワールドへの入門書といえよう。

東京の空間人類学 (ちくま学芸文庫)

[ 文庫 ]
東京の空間人類学 (ちくま学芸文庫)

・陣内 秀信
【筑摩書房】
発売日: 1992-11
参考価格: 945 円(税込)
販売価格: 945 円(税込)
東京の空間人類学 (ちくま学芸文庫)
陣内 秀信
カスタマー平均評価:  4.5
目からウロコ・・・東京の都市構造の背景を江戸に遡る
江戸時代当時の状況を踏まえて、東京の都市の骨格(道路や土地利用)の成り立ちを、解き明かした、正に目からウロコの1冊です。建築・都市が専門の研究者である著者ならではの視点で、東京の都市構造にメスを入れています。例えば、道路の延長線上に「富士山」が見えるように配置された千代田区番町の例など、ふだん我々が地下鉄でしか異動せずその全体像をあまり意識しなくなった都市東京の街づくりの深層を、しっかりしたリサーチを基に明らかにしています。
丁寧でわかりやすい
東京の成り立ちを地形・歴史的視点でとても丁寧に解説し、歩き回りたい気持ちにさせてくれる本。著者は、一見歴史はもう残っていないかのように見える現在の東京からでも江戸時代の都市を読み取れるとわかりやすく主張している。現在の東京の繁華街に通ずる部分もあり、おすすめです。
江戸からの空間人類学
 内容は「東京の空間人類学」というよりむしろ「江戸からの空間人類学」といった具合で、江戸>明治>昭和末現在の具体的な街の在り方の推移が中心となっている。そしてこれは人類学というより地学的な部類に属するだろう。

 結果としてそこに街並みが広がっているのではなく、それは長い歴史で必然的かつ因果的に異化を続けた軌跡であり、今もなお「経過」であるということが、別に本書に記述されているわけではないが漠然と感じられた。

 近代の東京の地理的な意味合い(なぜ東側は下町や年寄りが多いのか、西は風俗店や若者が多いのかといったようなこと)を期待して本書を手にした俺としては満足いかない内容だったが、本書のある意味穿った東京をはじめとする都市の見解やそれについての表現はな!かなか面白く、2003年現在読んでもそれらに対しては「古い」などといった感覚はしない。


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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク