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脳と心をあやつる物質―微量物質のはたらきをさぐる (ブルーバックス)

[ 新書 ]
脳と心をあやつる物質―微量物質のはたらきをさぐる (ブルーバックス)

・生田 哲
【講談社】
発売日: 1999-10
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 840 円(税込)
脳と心をあやつる物質―微量物質のはたらきをさぐる (ブルーバックス)
生田 哲
カスタマー平均評価:  4.5
神経伝達物質の正しい解説
巷の「ノウカガク」の本とはちがい、神経伝達物質を科学的な側面から概説してある。 神経伝達物質とその剰余・不足に伴う病気、それらの病気に対する薬を分子レベルで解説してある。 神経伝達物質という生化学の側面の強い分野の概説であるにもかかわらず、「化学」の前提知識は最低限に抑えられていて、全体を理解するのに不必要な化学の説明は排除してある。当然新書本なので、大雑把であるのは当然で、だからこそ全体が分かりやすくつかめるようにうまく書かれている。これは名著。
化学の知識のない一般読者にも理解しやすい本
 素人向けにわかりやすく書かれた、脳内の神経伝達物質に関する話。  前半において、心が脳のはたらきによって生み出されていること、脳神経細胞間の興奮伝達のしくみ、各種の神経伝達物質の量とバランスが重要であること、等が説明されている。神経伝達物質として主に取り上げられているのは、ノルアドレナリン、セロトニン、ドーパミン、アセチルコリン。それらの過不足によって、躁鬱病、統合失調症、強迫神経症、不安、パーキンソン病、アルツハイマー病、等が引き起こされる仕組みと、治療薬がどのように作用するのかが簡潔に記述されている。後半では、日常的に口にする食物や飲料、カゼ薬・鎮痛剤、等に含まれている化学物質や、アミノ酸、糖類、ミネラル、等が取り上げられている。  脳内の神経伝達物質のバランスがとれていれば平常心が保たれる。心の病の原因はそのバランスが崩れたことだから、バランスを取り戻せば全て元通りになる・・・。こういった過度とも言える単純明快さが全編を貫いており、化学物質の知識をもたない一般読者にも理解しやすい本に仕上がっていると思う。どこで区切るのかわからないような長い化学名がいくつも登場するがあまり苦ではなかった。むしろ自宅にあったカゼ薬の成分表と見比べながら楽しく読んだ。シナプスでの興奮伝達の仕組み等、詳しく説明しようとすると複雑になりがちなところも、素人にもわかる程度に単純化してわかりやすく説明されていると思う。  全体として面白く読んだが、神経伝達物質のバランスさえ保たれていれば万事OKと言わんばかりの物言いには少々反発も感じた。神経伝達物質のバランスの重要性に著者がおいているウェイトがバランスを欠くほど大きいように感じたからだ。
心療内科・精神科の患者は必読の書。
自称公称メンヘラ必読の良著。 著者の主張は一貫しており、それは『ココロは脳が作り出す』である。 絶対ではないが、蓋然性は高いだろう。 脳の機能不全はココロの機能不全、『心の病』を意味する、と相成ろうか。 『心の病』の原因を、脳と脳を駆け巡る脳内物質に演繹し、『心の病』の対策を帰納する。平易な文体で誰にでも読みこなせるだろう。 出版からかなり時間が経過してしまっているが、 『自分の病気の仕組み』を理解しにくい精神疾患罹患者自身に、 己の脳の状態と、それに対処する『根拠に基づいた医療』の正体を知る手がかりとして欲しい一冊。
脳科学の基礎知識を得るのに最適
書かれてから結構な年数が経っているのでその点を差し引いても、やはり必読の書。脳科学の理解に欠かせない基本的な伝達物質のしくみと、それに対応した薬理の解説がわかりやすい文章で書かれている。私はこの本を足がかりに、脳科学にのめり込みました。
脳をあやつる物質
脳は数多くの物質によって有機的に構成され、情報を記憶・処理している。当然、特定の物質の多い少ないが、脳に影響を及ぼすこともある。それを丁寧に解説した一冊。例えば、以下のような具合だ。

・眠りたくても寝つけないときは、メラトニンのもとになるトリプトファンを多く含んだ牛乳、ピーナッツ、アーモンドを食べるとよい。寝つきがよくなるはずだ。

・やる気のもとになるチロシンを多く含むのが筍。チロシンが活用されるためには糖類も同時に摂取するこが必要で、タケノコご飯が最適。
・ストレスを受けると血液中から亜鉛が減り、銅が増える。ストレス耐性を高めるには、亜鉛を多く含んだ「牛乳」「豆類」を取る。亜鉛は現在でもっとも不足しているミネラル。

また、ストレスで「血液・脳関門」の機能が100倍も弱くなる可能性がマウス実験で確認されたそうで、これも怖い話だ。強いストレスがあると、大切な脳を守る関所である「血液・脳関門」の機能が低下し、通常では絶対に侵入しない物質が脳内に入り込む可能性がある。その知識もこの本ではじめて知った。強烈なストレスがあると頭がうまく働かない経験が誰にでもあると思うが、脳関門が機能低下し、通常はない物質が脳内に侵入し、有機的な反応システムに影響を及ぼしているかも知れない。


超不都合な科学的真実 もうからない重要な発見はすべて潰される! (5次元文庫)

[ 文庫 ]
超不都合な科学的真実 もうからない重要な発見はすべて潰される! (5次元文庫)

・ケイ・ミズモリ
【徳間書店】
発売日: 2007-11-09
参考価格: 600 円(税込)
販売価格: 600 円(税込)
超不都合な科学的真実 もうからない重要な発見はすべて潰される! (5次元文庫)
ケイ・ミズモリ
カスタマー平均評価:  3.5
素晴らしい
全ては実現可能であるということは知っていたが、この著書を読んで確信に変わった。 発表されている論文だけを信じ、例えば西洋医学だけを学んでいて、視野が狭くなってしまっている、医学研究者などは可哀そうに多くの素晴らしい真実を見過ごすだろう。 やはり全ては実現可能であるのだ。
間違い探し
この本は間違い探しが楽しめます。 表題に「もうからない重要な発見は潰される」とありますが、本書で紹介されている事例の半分はスポンサーがつかないだけで、「認められ始めている」らしいです。別に潰されていません。 また、表紙の「闇の世界権力」はどこにも出てきません。せいぜい大企業や政府期間くらいです。 さらに二酸化炭素濃度の増大で酸欠になるというくだりでは電車の中で噴出してしまいました。 これらを筆頭によく読んでみると事実誤認、思い込み、一方的な視点による間違いが多岐に渡ります。それを探すのも一興です。 こういう人が陰謀論を信奉するのでしょう。
真実?
すべてのメディアにおいて、当たり前のことですが、伝えられたことを全て鵜呑みにするわけにはいきません。 この本においても、「そういった話もあるのか」というスタンスで見るのであれば面白いと思います。 読んだあとで、自分なりに検証できることは検証してもいいでしょうし。 ソマチッドについてはネット上でも検索できるし、リバースメッセージにしてもある程度自分で確認できます。 反重力については、形状が場や力を作り出すということ自体が理解できないし、ほかにも「いやいやそれは・・・」とつっこみたくなることも多々あります。 その一方で、電気自動車や圧縮空気自動車が開発済みであることは間違いなく事実だし。 あまり書いてしまうと、読む気が失せるかも知れないのでこれくらいにしておきますが、世の中のいろんな情報を取捨選択する力を身につけるためには、お勧めの一冊です。
医療分野のみですが・・・
内容を読む限り、裁判があったことやワクチンが開発されたこと、治療法が開発されたことは事実だと思います。しかし、効果に関しては首を傾げざるを得ないような気がします。というのは、書かれている内容にすら(特定の人しか気付かないような)矛盾が多い。また、専門用語を理解していない為なのか、研究を始めたばかりの学生が書いた文章みたいで、日本語として意味を成していない文章がある。 例を出さないで、否定するのは失礼なので、以下簡単な例を出しますと。 治療方法として、最近になって使われるようになった方法が書かれているものがあった。しかし、その治療方法は100%出現する副作用のために、それを改善させたものが最近になって出始めたというものである。つまり、治療方針としては研究者ならある程度だれでも考えるような内容であり、実際に治療として応用できるには、副作用を回避することが最大の論点になるような手法である。これだけ、治療の凄さを押しているにも関わらず、副作用回避のために行なった手法について全く触れていないのは、理解に苦しむ。「それを言うのだったら、なぜこれについては記載しないの?」と突っ込みを入れたくなる。 全体を読んだ感じとして、'不都合な真実を消したこと'を訴えているのに、'自分に不都合な内容も削している'気がする。 本として完成させるためには、最低限その分野に通じた博士号取得者に監修をしてもらった方が良い気がする。
悲しい現実を思い知らされました
私は科学の専門知識がないので、ごく一般の読者の立場からしかコメントできませんが、それでもここに書かれているような重要な(注目に値するような)科学的な試みや発見が、利害の関係で社会から抹殺されていく地球社会の現実は悲しいものだと感じました。でも、あきらめないで、市民ひとりひとりが声をあげていけば、やがては大きな岩も動かすようなうねりになるようにも感じますので、あきらめないで、微力ながらも応援したい気持ちになりました。

思春期をめぐる冒険―心理療法と村上春樹の世界 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
思春期をめぐる冒険―心理療法と村上春樹の世界 (新潮文庫)

・岩宮 恵子
【新潮社】
発売日: 2007-05
参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
思春期をめぐる冒険―心理療法と村上春樹の世界 (新潮文庫)
岩宮 恵子
カスタマー平均評価:  4
村上春樹ガイドとしても秀逸です
 本書の著者は、村上春樹の世界を仲立ちにして、心理療法の過程で起こる様々な出来事をやさしい眼差しで描いてくれています。  村上春樹の著作は数冊読んだことがあるもののその世界観に入れずにいたのですが、本書に語られる「異界」をキーワードにもう一度読み直すことで、その深さが少しわかったように思います。  コアな村上ファンにとっては賛否両論なのでしょうが、優れた村上春樹入門書だと思います。
初めて納得できる村上本に出会った!
なぜ、羊男はずっといるかホテルに存在していたのか、なぜ、ミュウは観覧車から自分の姿を見ることになったのか、 なぜ、クミコはトオルの側から消えなくてはならなかったのか、 「向こう側」とか「あちら側」は私たちの日常とどう関係しているのか・・・ その他、村上作品のさまざまなモチーフについて、深い考察が提示してある。 今まで様々な村上作品の解説本を読んできたが、ここまで納得できるものは初めてだった。 そう言えば、ダ・ヴィンチ誌上で堺雅人が、心理療法で人を深く理解することと、役を深く理解することの共通点を この本から感じたと述べていた。 この筆者は、多分、クライエントを理解しようとする姿勢と同じ姿勢で村上作品へ向かっているのだろう。 そこに堺雅人を触発するものがあったのかもしれない。 ともあれ、今まで考えたこともないベクトルから村上作品について考察してある良本であり、 またすべての村上作品を読み返したくなった。
臨床心理士のカウンセリングの方法にもよるのでは
 カウンセリングの方法でロジャースとかフロイトの精神分析みたいなのが、色々あると思うのですが、ここまで過去の心に起った問題が、今起っている困難と関係しているのでしょうか?  著者のカウンセリングが、どの理論、方法に拠ってカウンセリングしているのかに興味を持ちました。
非常に良い本。大事なのは向こう側
村上さんの作品は前々から好きだったが、自分でもその理由が分からないでいた。ただ、どうしようもなく憂鬱な時には読みたくなるな?という感覚はあった。 岩宮さんは精神科医として臨床で関わる患者の心に、村上さんの描く物語との類似点を探りながら、思春期のあり方に迫っている。そのアプローチは非常に丁寧であり、僕もその中でこれまで言語化できなかった村上作品の魅力を発見することができた。 ではなぜ村上さんの本がこんなにも魅力的なのか。それは心を多層的なものとして描いているからではなかろうか。そして思春期というのは心が多層化する時なのかもしれない。 この本は村上さんの本が好きな人から、教育に関わる人まで広く読まれる良本だと思う。

世界をつくった八大聖人 人類の教師たちのメッセージ (PHP新書 520)

[ 新書 ]
世界をつくった八大聖人 人類の教師たちのメッセージ (PHP新書 520)

・一条 真也
【PHP研究所】
発売日: 2008-04-16
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
世界をつくった八大聖人 人類の教師たちのメッセージ (PHP新書 520)
一条 真也
カスタマー平均評価:  5
ブッダとイエスがよくわかる
コミック『聖☆おにいさん』を読んで、ブッダとイエスの二人に興味が湧いてきたので、 本書を読んだ。 ブッダとイエスの生涯や考え方がすごくよく理解できた。やはり偉大な二人だった。 ただ、聖徳太子のくだりなどは、ちょっと難しく感じた。 著者いわく、聖徳太子のキャラには、ブッダもイエスも入り込んでいるそうだ。
知的好奇心をくすぐられます
先日、著者・一条氏の「法則」に関するとても面白い本に出会いますます興味を覚え、今回この本を手にしたAobeyです。中学時代、歴史の授業で名前こそ覚えたことのある(著者の言葉を借りれば)聖人たち。国も時代も異なる8人を無理なく著者は結び付けています。 ページを開くとその聖人たちのプロフィールから始まりますが、今まで知らなかった話が盛りだくさんで、知的好奇心をくすぐられます。後半は内容が少し難しくなってきますが人としての生きる道を著者は17条憲法と絡めながら人類の信条(クレド)として挙げています。このクレドこそ現代社会における諸問題の解決法ではないかと昨夜、読後にTVを観ながら感じました。 TVに映し出されたホリエモンや逮捕された小室哲哉氏も私利私欲にだけ走らず、こういう本を読み「心」の部分にまで目をやっていれば「人」としての道も開けて、さらなる発展が望めたのではないかと思うと残念です。 「思いやり」「品格」、幼い頃から両親に言われていた「挨拶」。今、自分自身を振り返ると、少し忘れていたのではないかと考えさせられます。 今の時代にこそ、このような本、そしてこのような考えこそ教えていかねばならないと思います。
まさに人類の教科書
著者が“聖人”とみなしている「ブッダ」、「孔子」、「老子」、「ソクラテス」、「モーセ」、「イエス」、「ムハンマド」、「聖徳太子」の8人。本来ならば一聖人につき一冊でも納まりきらない内容を、何故この八人なのかも含めて、簡潔且つわかりやすく著している。著者は、八大聖人のプロフィールやメッセージから共通点を見いだし、そこから人類が進むべき道を示している。その集大成として書かれている「人類の信条(クレド)」にはただただ脱帽。是非、私自身もこの十七条を実践して、人類としての品格を高めていきたい。
共通の教師
 誰もが知っているブッダやイエス、孔子といった八人の聖人たちの教えや、プロフィール、そしてそれぞれの共通点といった内容が項目分けされていて非常に読みやすく、わかりやすかったです。  第一部では、そもそもなぜこの八人が選ばれたのか、人類の教師としての八大聖人という内容について書かれており、第二部では、それぞれの思想や生涯についての内容、第三部では、第一部と第二部の総合的なまとめ、また八大聖人の思想を踏まえた上で、現代社会が抱える不安・・・「環境破壊」や「戦争」といった、地球規模で考えていかなければならない問題について触れており、今までは、そんな問題は個人ではどうしようもできないものだと思っていましたが、この本を読んでみると、人類には八大聖人という偉大な「教師」がついていて、また、筆者の人類への信頼・希望が文面のそこかしこに顕われているのが感じられ、読み終わってみるとこれからの社会に希望を持って接していけるような清々しい気分になれました。  第三部の内容には特にはっとさせられることが多く、個人的には第三部の「水と火をめぐって」の章と「人類を信じる」の章が、筆者の思想を感じられて面白いと思います。
今を生き抜くために、求められるものは・・・
今、私達の社会は、環境破壊、食糧危機、格差亀裂、年金破綻等々と、戦時にも似た不安に包まれている。混迷極める現代において、あえて聖人といわれる八人の生き方、教えに触れることにより、私達の真の「心のあり方」を学ぶことができる。 本書は、まさしく目から鱗の「心の手引書」である。

「死ぬ瞬間」と死後の生 (中公文庫)

[ 文庫 ]
「死ぬ瞬間」と死後の生 (中公文庫)

・エリザベス キューブラー・ロス
【中央公論新社】
発売日: 2001-06
参考価格: 800 円(税込)
販売価格: 800 円(税込)
「死ぬ瞬間」と死後の生 (中公文庫)
エリザベス キューブラー・ロス
Elisabeth Kubler‐Ross
カスタマー平均評価:  4.5
死にゆく人々との対話
エリザベス・キューブラー・ロスの名は以前より知っていましたが、『死ぬ瞬間』というタイトルから、臨死体験の話を集めたオカルティックなものか、あるいは精神世界系の(シャーリー・マクレーンのような)本だと勝手に想像し、これまで手に取ることはありませんでした。 しかし、実際にはそのようなおどろおどろしい本ではまったくなく、ただただ、これから「死ぬ瞬間」に向かう人々と誠実に向き合い、寄り添い、話を聞く、その繰り返しから見えてきたことが語られています。これから死を迎えようとする人、特に子どものエピソードでは何度も涙がこぼれ、また聴衆とのやり取りでは何度も笑いました。 「本書は、キューブラー・ロスが語り、実践してきたことを理解するための、最良の入門書となるだろう。ここにはキューブラー・ロスの「エッセンス」がすべて盛り込まれているといっても過言ではない。しかもそれが彼女自身の肉声で語られていることが何よりも本書の魅力であろう」と訳者が語っていますが、まさにその通りと言える本でした。 同時に購入した『ライフ・レッスン』の方が、表紙はきれいだし、文字も少し大きめで良いのですが、ぐいぐい読ませるのはこちらの方でした。最初に刊行された『死ぬ瞬間』は468ページと、初めに手にするにはボリュームがありすぎると思いますので、その点でもこの本をお勧めします。 今まで、何冊ものスピリチュアル関連の本や自己啓発本を読んできました。 しかし、最近思うのは、有名無名を問わず、ひとりの人が生きた一生、それぞれの日々の営み、そういった中にほんの一瞬輝くもの、そういったものを自分なりに読み取ることが大切だなと感じているところです。
キューブラー・ロスの死
キューブラー・ロスは死を受け入れられたと言ったものの、「死ぬ瞬間」などで自らの主張してきたことを亡くなる寸前に否定している。読む価値のある著作ではあるが、過大評価されている感がある。もちろん聖書に匹敵するものではない。
講演の本です
 ロス博士は どうしてこうも意識レベルが高いのだろう と感心させられます。  よほど深い洞察力と勇気に満ちた人間でなければ、何も無いどころか 向かい風一辺倒の中、確かな軌跡を刻むことなど 到底不可能だったことでしょう。  肩書きは大変立派で、机上の空論や理想論を並べ、保守一辺倒で現実離れの “べき論” ばかり唱える先生方は沢山おられることでしょうが、社会の無理解というリスクを背負ってまで 確信に基づく行動を取り続けたロス博士の行動力には 敬服するほかありません。  昭和40年代、当時先進国のアメリカであろうと、今以上の無智や誤解に充満した環境であったことを考慮すれば、このような方の存在無くして、終末医療やホスピスの概念確立は確実に遅れていたでしょう。  そして “死” は いつまでも医療界の “失敗” として、闇に葬られ続けていたと思います。  固定観念や執着心を手放せず、自分の知識と評価にしがみつく人であれば “知らない” ということなど許せませんから、“意識” という壮大なドラマを受け容れるなど、まだまだ無理なのかも知れませんね。  片や、柔軟な発想と直感に冴えた若い人達であれば、未来志向の “命” の概念をすんなり受け容れることが出来るのでしょう。  医療素人の私ですが、大きな感銘を受けました。 それにこの方は とてもいいセンスの持ち主ですね。
死後の世界より大切なものが、この本にはある
60年代末、キューブラー・ロスは末期患者の精神面のケアに取り組んで、アメリカにおける終末医療の先駆者であったが、80年頃から死後の世界を語るようになり、そのことで自宅に放火されるなど大変な「迫害」をうけた。

死後の世界については、多分に宗教的な問題をはらむため、その存否について議論することはなかなか容易ではないが、たとえば遠方でなくなった人が亡くなったちょうどその時刻に親しい友人を尋ねてきたといった不思議な話は昔からたくさんある。

多数の末期患者のカウンセリングを続けてきたロスが、彼らが共通して語る死のイメージに重大な関心をもち、自らもロバート・モンローのヘミシンク実験に参加して幽体離脱などの超常現象を体験、死後の世界があることを信ずるようになったことは、自然な成り行きかもしれない。

しかし死後の世界を伝えることが本作の主題では決してない。

むしろ、死を迎える患者と家族との残された「生」の時間が重要なテーマであり、たとえば「お母さんは死んだら天国へ行くんだよ」というような、その場限りの子供への慰めを否定して、逝く者と残される者との真の相互理解による救いを模索している。

その意味において、最近では坂本政道、少し前では丹波哲郎のような「死後の世界は素晴らしいのだから、死を恐れる必要は何もないのだ」という単純な主張とは、全く異なる。

ロスにとって死とは、死に行く者自身のものであるよりもむしろ、残される子、親、夫、妻、恋人のものである。大切な人の死は、自分の死以上に避けて通ることは難しい。そこに思い至るとき、今まさに大切な人を失おうとしている人にとって、本書は大きな安らぎを与えてくれるだろう。

重ねていうが、死後の世界があるから死は怖くない、とは本書のいうところでは全くない。死に逝く者と残される者がお互いに理解しあうことで穏やかで満ち足りた死を迎える、そのプロセスが読むものに静かな感動と大きな安らぎをもたらすのである。

無宗教の私にとって「聖書」といっても過言ではない。ともあれ名著中の名著である。
「死ぬこと」と「生きること」の全てがここに。
私にとってこの本は「人生の教科書」。ホスピスケアのパイオニアとしての博士が培われてきたノウハウのみならず、「生きること」と「死ぬこと」が具体的にどういうことか、私たちに何が必要なのかを現した本です。義理の母が糖尿病の合併症で「生存率1%」と宣告された時、末期医療の資料を求めて書店に走り、見つけました。「死」というゴール地点から逆説的に見えてくる、「命」と「人生」のかけがえのなさ。とても言いつくせない感動があります。見送られて天に帰って行った子供たちも、素晴らしい!


パンセ (中公文庫)

[ 文庫 ]
パンセ (中公文庫)

・パスカル
【中央公論新社】
発売日: 1973-12
参考価格: 1,150 円(税込)
販売価格: 1,150 円(税込)
パンセ (中公文庫)
パスカル
カスタマー平均評価:  5
個人的には大好き
数学者・物理学者として天才だったパスカル。思想家としても、「人間は考える葦である」の言葉で有名です。病弱なパスカルが絶望的な病魔に打ちひしがれながらも、何とか前向きに考えようとした姿勢が伺えます。だからこそ「考える葦」という言葉が希望を伴ったものとして見えてくるのです。個人的には大好きですが、全体的に暗いため好き嫌いは分かれるでしょう。 「パンセ」の後半は宗教についての考察が主なので、聖書をあまり知らない私にとってはそれほど面白くありませんでした。でもせっかくですから、1巻とあわせて通して読んでみたらどうでしょうか。1巻の理解が深まる箇所もあります。 なお、本書が完成されるのを待たないままパスカルは亡くなってしまいました。ですから、本書は散文的になっています。中には矛盾に見える箇所もあります。
死を想え
「人間は考える葦である」とのあまりに有名なフレーズは、その前後を知ることで、感動を 果てしなく増幅させる。パスカルのことばにしばし耳を傾けてみよう。  曰く、「人間は一本の葦でしかない、自然の中で最も弱く、しかし、考える葦である。…… 宇宙が人間を押しつぶそうとも、人間はなお己を殺すものよりも高貴なものであり続ける だろう。なぜなら、人間は己が死することを、そして、宇宙が人間に勝るということを 知っているから。宇宙は何も知らない」。  読みどころはそれだけではない。「パスカルの賭け」なるあの議論が披露されるのもこの テキスト。自然natureとはすなわち人為に他ならぬとの洞察は見事。ページをそれとなく めくれば、あまりに端的で、あまりに鋭いアフォリズムがそこかしこに鏤められている。  死を想え Memento mori。  狂気と天才は紙一重、ということばはパスカルにこそふさわしい。鮮血の苦悩を注ぎつつ、 愚直なまでに知を以って、己を切り裂き駆け抜けた生涯、宇宙に対する優越を謳う、まさに その知を以って。  そんな胸の詰まるまでの苦悩、孤独、儚い希望が凝縮された感動的な名著。
好きだ!
絶対的に磐石なものなどなく、全ては不安の中で移ろっていく。
しかし、それは悪いことではない。
誰がどこで何をどのように考えているのか、それは思いも付かない。
だからこそ、そのことを念頭においておくべきなのだ。
それは思い遣りである。それは優しさである。

パスカルは周知の通り、数学者でもある。
全てが不安定だからと言って、そこで全てを投げ出してはいけない。
スコラ哲学のような神学的秩序を作るのも面白い。
それが絶対ではなく、相対的で不安定でも構わない。
それはそれで面白い。
面白いと思った感情は、それはそれで立派なものである。
私はパスカルを読んで、面白いと思う。

パスカル、シェイクスピア、セルバンテスは近代の本質を、
それぞれ表していると思う。
そして、彼等のことを思うと、私は日本の世阿弥を思い出す。
世阿弥もお勧めです。
銀座のバー、パンセは哲学する場所か?
科学と宗教的真理が同居していた時代の頭脳のツブヤキ。
背景も素敵。

1623 パスカル誕生
日本で桂離宮が建設されたり、長崎出島&島原の乱が起こって
いる江戸初期。ヨーロッパではガリレイが地動説を唱え、ベラスケス
やレンブラントが写実美を競い、三銃士がルイ14世やらリシュリュー
と戯れ、アメリカではハーバード大学が創始されたころ、日本では

伊勢参りが流行。
学校には一度も行かず、父親が英才教育。
1640 17歳でパスカルの定理発表。
7年後24歳で真空の定理を発表するころ、日本では三味線、
日本画が発達。科学の追及とピューリタン革命、魔女狩りへと
続く宗教対科学の戦い、近代への足取り、市民階級の誕生といった

世界史の流れから浮き上がり、独自の進化を遂げた日本の江戸時代
をも意識させる時代。
1662年 39歳で死亡。
幾何学に与えたその影響に感嘆しつつ、
科学の言葉をしゃべる人間と、一般、宗教の言葉を操る人間と一般を
つぶやくようにつづる文体に愛着と友情のようなものを感じる。
宇宙の永遠の沈黙は私を畏怖させる!
パスカルは周知の通り「パスカルの法則」でも有名な科学者。有名な「考える葦」を含む文章や「幾何学の精神vs繊細の精神」「人間の偉大と悲惨」など、魅力的な考察が満ち溢れている。ーーこの大宇宙の中で私はなんと小さな存在であることか。私を殺すために宇宙が武装する必要はない。水の一滴で足りる。けれでもその水の一滴に右往左往する私は、私とこの大宇宙の関係について思いを馳せることができる。「考える葦」である私はまた、自分が「風にそよぐ葦」であることを知っている。ーー

たまたまこの本を読み返していて、驚いたことがある。自分の頭で考えたつもりの多くのことがこの本の中に書かれていたのだ。似たようなことを太宰治でも経験した。そのとき私は、自分で思っていた以上に太宰治に影響されていたことを知って、愕然とした。

科学者たちの中には、天才的な科学者の彼がこんな本のために時間を割いたことを残念がる声もある。科学の眼で見れば、思想哲学なんて文学的趣味の延長でしかないのだろう。でも、パスカルがこれを書いておいてくれなければ、その後の思想界が随分ちがったものになっていた可能性は否定できないだろう。


なぜ宇宙人は地球に来ない? (PHP新書)

[ 新書 ]
なぜ宇宙人は地球に来ない? (PHP新書)

・松尾 貴史
【PHP研究所】
発売日: 2009-05-16
参考価格: 924 円(税込)
販売価格: 924 円(税込)
なぜ宇宙人は地球に来ない? (PHP新書)
松尾 貴史
しりあがり 寿
カスタマー平均評価:  4
ゆる?い疑似科学批判エッセイ
青少年時代にオカルトビリーバーだったが、大人になって懐疑主義になる。私もそうだが、松尾氏も元ビリーバーの立場から、オカルト現象やユリ・ゲラー、サイババ、中岡俊哉…懐かしい胡散臭さ全開のオカルティストをこれでもかと叩きまくるが、決して逃げ場なく追い込むのではなく、ゆる?くバカにしているというのが特徴。永久機関など著者松尾氏がオカルト事象に関わってしまった体験談も交えられているのが面白い。実際に個人的には昔、オカルト雑誌の裏表紙広告の常連だったヒランヤが取り上げられてたのが、妙にうれしかった。敷物にもならないぺらぺらの金属板を友人から安値とはいえ買ってしまった松尾氏の苦々しさが文章からよく伝わった。 六曜、お札や清めの塩も「迷信だあ」っていうのはなあ…迷信に決まってるだろと思うのだが、なんとなく信じている人も多いのかも。そういえば、害悪をまき散らしている細木数子も俎上に上ると思ったが、なかったというのも、芸能界の空気を察してのことだったのだろうか…。
ためにはなったが、もう少し切りこんでほしかった
全体的に面白くためになる本だと感じたので、買う価値はあったと思っている。 こういうたぐいの本は少ないので、これからも増えるといいと思った。 興味のあるところを特に読んだのだが、もうちょっとはっきり○か×かを明確に断定調に書いてもらえたらすっきりわかるような気がしたので、もしかしたら研究不足か知識不足の部分もあるのかなと感じたが、とくにマイナスイオンについては、もうちょっと分かりやすく、かつ歯切れが良い感じて説明してほしかったと思った。
久々に楽しめた
著者のことはずっと頭の堅い否定派だと思っていたが、前書きによれば懐疑派だそうだ(懐疑派は否定が目的ではなく、まず疑う。その結果否定することもある。否定派と懐疑派を厳密に区別するのは難しいが)。しかし雑誌の連載を元にしているためか、と学会の本のようにオカルトを信じている人たちのロジックのおかしさを弄って楽しむ(悪く言えば、コケにする)様な雰囲気があるのは否めない。その問題を気にしなければ大いに楽しめる本になっている。 扱う話題はUFOやスプーン曲げのような超古典から、古来の伝統である六曜、お墓、しめ縄など幅が広い。芸能人ならではの裏話やあまり海外の著作では知ることができない日本の伝統のうんちくが楽しめる。しりあがり寿氏のイラストも面白く、この手のデバンキング本は大量に出回っているが、エンターテイメントとしては比較的レベルの高い仕上がりだと思う。

自由の哲学 (ちくま学芸文庫)

[ 文庫 ]
自由の哲学 (ちくま学芸文庫)

・ルドルフ シュタイナー
【筑摩書房】
発売日: 2002-07
参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格: 1,365 円(税込)
自由の哲学 (ちくま学芸文庫)
ルドルフ シュタイナー
Rudolf Steiner
カスタマー平均評価:  5
体験を伴う希有な本
何回も読んで、シュタイナーの意図に気づいた時、とても感動しました。 思考の世界へと導くシュタイナーの仕掛けに、はまってみてください。
精神の自由
人間は思考することができるが故に自由であることができる。我思う故に我ありという言葉の意味が少しわかった気がします。私にとっては、読むのにものすごく頭を使う本でしたが、なんだか頭が良くなった気がします。 “成熟した人間は自分の欲するままに行動する。その行為は自らの倫理的直観の基準に従っている。また、自分の欲求の達成を人生の喜びであると感じている。道徳的態度とは、道徳意志(人間の本性)が自分の内部からおのずと生じてくるようにすること”だそうです。 内容はまだまだ完全に理解できませんが、なんとなく勇気の湧いてくる本でした。
思考と自由
 前々世紀の遺物?である『自由の哲学』を読んで、21世紀になった今も、人間の「自由」の本質についての認識は、あまり進んでいないのではないかと思いました。さらに言えば、人類はこと「思考」ということに関して、行動主義的なアプローチと、観念論的あるいは言語論的なアプローチに引っ張られて、総体としては間違った方向に進んだのではないかと考えられます。それぞれのアプローチは、「思考」という営みに一部を説明することには成功しているでしょうが、かえってそのことで本質を隠蔽してしまっているのではないでしょうか?  私たちが、人生のほとんどの時間を、過去の記憶や他者から与えられた理念によって埋め尽くし、自らまったく新しい思考をする機会がほとんどないことは、少し自分を振り返ってみれば分かることでしょう。そして、そこに「選択の自由」はあっても、本当の意味での「自由」がないこともお分かりになると思います。では、どうしたら私たちは「自由」になれるのか? シュタイナーは、その手がかりとして「思考」を挙げる一方で、私たちを「自由」に導くものとして「思考」を捉えなおそうとしているように見えます。それは単なる記憶の反応でもないし、抽象的な論理のつなぎ合わせでもないのです。では、いったいシュタイナーの言う「思考」とは何なのか? この本を読んで、思考錯誤してみてください。
まず自分が居る。
シュタイナーの大事な基本文献の一つと聞いたので、よんでみたところ、「なんだ〜、こんなこと当り前じゃないか」と生意気ですが思ってしまいました。

では、何故これが大事なのかと考えたところ、東洋の英知を西洋にもたらそうとした、その行為がしめす論証が、東洋人の私にとっては、日本における日常茶万事の発想の仕方と受け取れたのです。

逆に言えば東洋のよさを発見しきれない私がそこに居た。

現在、西洋の物まねばかりして、東洋を放棄してしまっているならば、それは、自由からは程遠いのではなかろうか。世俗的な自由に振り回されて自由を謳歌しているつもりでも、それを自由とは呼べるものなのだろうか。
はっきり、否と答える。
自由と言うことばを使わず、自由を考えてみる。


弁論術 (岩波文庫)

[ 文庫 ]
弁論術 (岩波文庫)

・アリストテレス
【岩波書店】
発売日: 1992-03
参考価格: 987 円(税込)
販売価格: 987 円(税込)
弁論術 (岩波文庫)
アリストテレス
Aristotelis
カスタマー平均評価:  5
堅苦しいタイトル繊細な内容
教科書では基礎から一つ一つ積み上げ一定レベルの学力を得る この本は、あらゆる事態を想定し、自らの立場、相手の立場、場所 人を動かすキーワード・・・一つ一つを丁寧に筋道立てて教えてくれる。 そう、教科書なのだ。教科書なのだからどう読めばいいのか自ずと分かってくる。 弁論術と聞くとついつい構えてしまうし、 書かれた時期が古いのと、訳された物であるため 初めは、難解に思うが、コツをつかめばどんどんと読める。 前半は、定義を確定。中盤は、人の心の動き・動かれ方。 後半は、実際にする時に直面する問題を。 誰もが直面するコミュニケーションを斬新な視点で解説する。 いわゆる一つの人生スキル本です。
厳密知とは一線を画した実用知
議論の仕方から人身掌握、プロパダンガから発想法・記録術まで、厳密知とは一線を画した実用的な知のあり方がつまってる。が、そうした実用知を、厳密知の観点から分析してしまっているので、一度お湯にかけてもどす必要がある。それには、キケロの弁論術を併読することをお勧めする。
聴衆はあまり賢くない
この本の基底に流れているのは、聴衆はあまり賢くない、という直観的叡智だと思う。もっとはっきり言おう。人間の理解力など高が知れている。「一を聞いて十を知る」どころか、多くの場合、聴衆は「一」を正確に聞き取ることもできず、言葉尻をとらえての「十」の愚劣な誤解をするのである。そして、感情的に騒ぎ立てる。さらにそれを扇動するために「国民」やら「市民」と意味不明の概念を用いて、説得しようとする弁士がいる。当時の民主制にあっても、やはり、理性ばかりが支配していたわけではなかったのだろう。この本は、真理を追いかけるものではなく、より「らしい」言説を編み上げるための指南書である。そして、それを熟知することは、愚劣な弁論術から身を離す訓練をすることである。
人類の宝
 2000年以上も前に書かれたものを今だに手にとって読むこの面白さ! 
箇条書きにされているので極めて読みやすく、また気に入ったところだけを飛ばし読みすることも可能。忙しい現代人に好都合である。

 この本によって、深い人間洞察から得られた、社会生活に有益なアドバイスを得ることができる。言葉によっていかに人の心を支配するか?そのテクニックが豊富に記されているのである。営業職や管理職にある方は必読。
 また、現代のビジネス系啓発本では得られない、哲学的真理の探究する気持ちのある方にも満足できる一冊であることも間違いない。


カント入門 (ちくま新書)

[ 新書 ]
カント入門 (ちくま新書)

・石川 文康
【筑摩書房】
発売日: 1995-05
参考価格: 777 円(税込)
販売価格: 777 円(税込)
カント入門 (ちくま新書)
石川 文康
カスタマー平均評価:  4.5
わかりやすく的確なカント入門書
カントの入門書はカント自身による『プロレゴメナ』をはじめかなり読んだが、本書が一番いいと思う。さすが専門の学者の手によるものだけあって記述も正確で、変な自意識がない。カテゴリー表とアンチノミーの関係等基本的なことがわかりやすく書かれている。多少記述が論理学寄りではあるが、晩年の問題意識もフォローしているので問題はない。構成的理念と統制的(本書は「統整的」とは書かない)理念の解釈、物自体の解釈や視差の問題等は柄谷行人を知る人間にはものたりないが、カント問題意識を現代に蘇らすという点において本書のようなコンパクトな入門書の存在は大きい。 (ただし同著者による他の著書は二番煎じなので、次のステップに行きたい人にはカント自身のテキストを薦める。)
ぐいぐい読めました
カントの哲学について、個別の詳細な議論はあまりせず、全体を通した基本的なものの見方という観点から概説しており、大変わかり易い入門書になっています。この本を読んだ後、別の入門書を読んでみたけど、全体の構成・バランスなど、こちらの方が圧倒的に優れていました。 のっけから、人間理性の限界、理性は無限を把握できないという議論から始まり、宇宙には量がないという結論にあっという間に至ったとき、初めてカント(の入門書)に触れた私は、まさに驚天動地。宇宙は量の概念で図れない。だから、時間や空間は人間の主観的な認識の形式でしかない。そこからカントの哲学が整理されていきます。 難解とされるカント哲学の解説ですが、用語も丁寧に解説してあり、混乱することもありません。何よりも、基本コンセプトの把握に徹しているところが、私のような素人にはお勧めです。また私は、一貫して展開していく論理に引き釣りこまれて、どんどん読み進めることができました。 でも色々な命題に関する証明は、本の性格上最小限に留められています。それゆえ必ずしも全てが腑に落ちるものでもありません。ですので、カントの哲学について自分なりに評価していくためには、さらに読書を進めていく必要があるだろうと考えました。
いい入門書だと思いました。
 著者の石川文康さんは、カントの「批判哲学」のキーワード(悟性、理性、判断力など)をわかりやすい言葉に置き返して、説明してくれています。語源から説明してくれているので、理解しやすいです!
 でも、カントをまったく知らない人は、中島義道さんの『カントの人間学』(講談社新書)をまずは読んでみるのがオススメです。なぜかというと、石川さんの本では、カントの自伝的な要素について書かれていないからです。
 さらに言えば、カントの『純粋理性批判』(岩波文庫)を買って読んでみて、「こりゃ〜、一人じゃ読めないよ」と思ってから、この『カント入門』を読むと、「オゥーわかりやすい」ってより感じることができると思います!!
 
 
一般人の入門書になってない
カントに限らず、哲学が敬遠されるのも無理はないな〜と思いました。哲学における問題の考察の仕方がどうしてもこじ付けのように思えるのです。例えば、カントが行った理性批判の根拠として、「同一の理性が相反する2つの命題を同時に証明している場合、両方の命題の真理性が失われ、それどころか真理の最高決定機関であるはずの理性がその原因だから、理性能力そのものに疑いがかけられる」とあります。その具体例として、「世界に時間的な始まりがあるかないか」が挙げられ、どちらも理性で真であると証明できるとされています。「ある」の証明において、「もし始まりがないとすれば、どの時点においてもそれまでに無限の時間が経過していることになる。無限な時間とは完結しえない時間である。ところが我々は現在という完結した時点においてある。従って、これまでに無限の時間が過ぎ去ったということはあり得ない。すなわち世界は始まりを持つ。」とあります。なんで現在が完結した時点と言えるの?未来に向かって無限に伸びてるんでは?数直線上のゼロの位置に現在はあるんじゃないの?「ない」の証明においては、「始まりがあるとすれば、世界の始まりの前に何も存在しない空虚な時間があったことになる。空虚な時間からはおよそ物が生起することは不可能である。無から有が生起するなんらの条件も見出せないから。ゆえに世界は始まりを持たない」とあります。「無から有は生じない」は、経験上そんな気もしないでもないですが、絶対そうだなんてどうして言えるのか?結局時間の始まりの有無は証明されていない気がします。そんな一般人の疑問に答えることなく著者はどちらも理性により証明されていると前提して、そのような理性の「二枚舌」を「ショッキングな事態」とし、さらに「いっそうショッキング」なことに、理性の結論として世界は実は存在していないことになる(とカントは考えた)と続け、さらにカントの全体の説明に入ります。もうこの辺で私にはついて行けません。理性なんて、本人の意思や経験や状況に応じて如何様にでも使える単なる「道具」なんじゃないですか?そのような理性の不確実さを発見ないし主張したのがカントの偉大な点だとしたら、大したことないな〜と思うのが一般人だと思います。結局本書は一般人を対象とした入門書ではなく、一通り哲学を勉強した人が読んで自分の知識を再確認して自己満足に浸る程度のものでしかない。
類似の本はたくさんあれども・・・
実は、類似のカント解説本がたくさんあるなかで、カントの宗教論について言及されているものは少ない。まず、『純粋理性批判』についてのみ着目する人は、カントを形而上学の破壊者としてのみ位置づけてしまう。それは間違っている。ヴィトゲンシュタインを論理実証主義者と同一視するようなものだ。それを乗り越え、カントはライプニッツ=ヴォルフ的な完全性をひっくり返し、自由の意味を変え、それを道徳と結び付けたという意味合いで『実践理性批判』に着目するだけでも、難しい。しかしながら、カントの宗教批判『単なる理性の限界内の宗教』にまで言及されている入門書はさらに珍しい。というよりも、ほとんど稀有である。それを織り込み、入門書としてきっちりと書き上げているこの本はえらい。

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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク