ベースは、生涯発達心理学と、シャインとエリクソン、クランボルツさらに、ニコルソンのトランジションモデルなどの学説ですが、本書は学説というツールを使いながら、実際の職業人の経験を分析し、わかりやすく解説しているところが、自分のキャリアを考える上で、大変参考になります。
最後のリーダーシップ開発論は、ちょっと難しかったです。 新社会人にも読んで欲しい一書自分自身に果たして「仕事で一皮むけた」経験があるのだろうか?そう自省しながら読み進めていきました。
紹介されている44のケースには、確かになかなか得ることのできない経験も紹介されていますが、誰もが必ず直面する経験も紹介されています。
このことから「一皮むける経験」は決して遠くにあるのではなく、誰しもそのチャンスが与えられており、つまるところそのチャンスをものにするかは著者が本文中に記述しているように「自分次第」だということを教えてくれました。
この本は管理職の方もさることながら、これから社会に出る若い人達が、このようなチャンスが自身のキャリアの途上にはあるのだということを認識し、これらのチャンスを最大限に活かしていくきっかけを与えてくれるものだと思います。
欲を言えばケースが多いためそれぞれの解説が少なく、臨場感を持って読めないことでしょうか。ケースの数を減らし、それぞれをもう少し具体的に記述していただければ同じような局面に直面したときに役立つのかもしれません。とは言え、やはり自分次第でしょうが(笑)。
この理論は自社のポジショニングと提供する財・サービス・商品との間に齟齬や乖離がないかをよく確認しながら行動計画を立てましょう!という内容です。すごく当たり前のことなのですが、実に重要なことです。
分かり易いので是非読まれるとよいです。 まさに入門書ランチェスター理論の成り立ちから、その基本的な内容まで全て網羅してあります。
なぜそうなのかと言う細かい部分や弱者・強者の戦略や目標占有率等基礎を分かりやすく解き明かしてあります。
文庫でお手頃ですので、お勧めです。