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「日本の神様」がよくわかる本 八百万神の起源・性格からご利益までを完全ガイド (PHP文庫) コーラン〈中〉 (岩波文庫) 日月神示―この世と霊界の最高機密 (5次元文庫) 超バカの壁 (新潮新書 (149)) コンプレックス (岩波新書) 人生論ノート (新潮文庫) 他人を見下す若者たち (講談社現代新書) 生物から見た世界 (岩波文庫) 終わりなき日常を生きろ―オウム完全克服マニュアル (ちくま文庫) キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 (講談社+α新書)
「日本の神様」がよくわかる本 .. コーラン〈中〉 (岩波文庫) 日月神示―この世と霊界の最高機.. 超バカの壁 (新潮新書 (14.. コンプレックス (岩波新書) 人生論ノート (新潮文庫) 他人を見下す若者たち (講談社.. 生物から見た世界 (岩波文庫) 終わりなき日常を生きろ―オウム.. キリスト教は邪教です! 現代語..

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「日本の神様」がよくわかる本 八百万神の起源・性格からご利益までを完全ガイド (PHP文庫)

[ 文庫 ]
「日本の神様」がよくわかる本 八百万神の起源・性格からご利益までを完全ガイド (PHP文庫)

・戸部 民夫
【PHP研究所】
発売日: 2004-01-06
参考価格: 660 円(税込)
販売価格: 660 円(税込)
「日本の神様」がよくわかる本 八百万神の起源・性格からご利益までを完全ガイド (PHP文庫)
戸部 民夫
カスタマー平均評価:  4.5
わかりやすいです
これから日本神話を学ぶ方や、記紀神話を読む前に読んでおくと参考になります。 1柱の神様に2?4ページ程で説明されているので、とても読みやすく、ちょっと調べたい時にも辞書のように使えます。 また、祀られているいる主な神社も掲載されているので便利です。 現代日本人が忘れている歴史でもあり、知識として読んでおくのも良いと思います。
日本の神様の索引
索引として利用するのに最適。 日本の神様をこれだけ上手くまとめた本はあまりない。 なんと言っても、調べ易い。 ただ、表紙カバーのイラストが漫画チックなのでとても残念だ。 むしろ威厳のある表紙のほうが、購買意欲をそそると思う。 内容とは関係ないので、☆は5つとしたが、安っぽい表紙は改訂のときに変えるべきだ。
豆知識にも!
神様に興味を持って、ちょっと調べたい時に気軽に開ける本だ。簡潔にまとめられている。 こういう本は一家に一冊あるといいと思う。宗教への入り口はいろいろあるが、本書もその一つだと思う。
軽すぎませんかね?
 この著者の作品は、本当に分かりやすく、日本の「宗教」の原点であろうと思われる「神道」を真摯に分かりやすく、記載してくれていた。  この本は、「八百万」といわれる多くの神様について、極めて簡略に説明し、その後利益を示してくれているけれども、他の著書で示している「日本の神様」の特殊性を示してきている姿勢と異なるとしか思えない。  落語の「厩火事」の中で、「夫婦の縁」を説明する際に、10月には日本中の神様が出雲に集まって、男と女の札を結びつける、神様が集まるから神無月というという説明と、神様も間違って男と男を結び付けたし、3人分結びつけたりするので、同性愛や三角関係が起こるといった説明がされるが、それと、レベル的には同じと思うが、失礼でしょうか?
大変便利
2、3ページにひとつの神様が取り上げられており、日本の神様がこれ一冊にほとんど網羅されている。 ご利益、謂れ・因縁・故事来歴も書かれており、研究者などによって説は色々あるのだろうが、 史実を基にしながら、手堅く纏まっていると思う。 神様関係の本は色々見たが、この本が最も便利であり、網羅的。 「大事典」系なら、これより詳しいものもあるが、それ以外ではこの本が一番だろう。 非常にオススメ。

コーラン〈中〉 (岩波文庫)

[ 文庫 ]
コーラン〈中〉 (岩波文庫)

【岩波書店】
発売日: 1964-01
参考価格: 798 円(税込)
販売価格: 798 円(税込)
コーラン〈中〉 (岩波文庫)
 
カスタマー平均評価:  5
“赦しの神”と寛容の精神の宗教
本書『コーラン 中巻』は『コーラン』発展史の中で中期のメッカ・メディナ時代に編まれたと言います(302頁)。メディナの邑でのユダヤ教との接触により、『コーラン』は説話的・物語的要素を帯びるようになりました(304頁)。事実、ノアの洪水やモーセの話が一度にとどまらず、何回も語られます。 そしてアッラーが“赦しの神”であることも何回も語られます。人間は不完全であるがゆえに、間違いを犯します。しかし、人間がその過ちを反省し、アッラーを帰依するのであれば、アッラーはその過ちの罪を取り除くと語っています。 ところで「イスラム教=テロリスト」は証拠のないでっち上げです。「されば汝(マホメット)はゆったりかまえて立派な寛容の態度をとるがよい」とやたらに復讐を急ぐのを戒めています(71頁)。それから「またもしお前たち、(相手を)懲しめようというのなら、懲しめてやるのもよし、だが向こうにやられた程度のことにしておくのだぞ」と度を越す復讐を制し、さらに「だが、もし我慢できるものなら、我慢するにしくはない」と諭しています(92頁)。イスラム教はジハード(聖戦)にのみ専念する宗教ではなく、異なる他者に対して寛容の精神も備えていることが読み取れます。 ジェンダーに関して言えば、マホメットの奴隷だった者の妻にマホメットが恋心を抱く話があります(293頁)。マホメットの恋を正当化する中で見えてくるのは結婚および離婚に際して女性は主体的でないということです。最後に、現在の日本でも問題になっていることかもしれませんが、アッラーは女性に「やたらにごてごてお化粧しないよう」にと述べています(292頁)。 本書でイスラム教の世界・価値観をのぞき見ることができるとともに、その状況の雰囲気を醸し出す井筒氏の名訳に浸ることができます。
イスラーム学のパイオニア井筒俊彦訳の『コーラン』−中巻
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素晴らしい信仰心
分かり易い口語で書かれている為どんどん読み進むことができた。黙読だけでは物足りず、感情を込めて音読すると尚一層気持ちが高ぶった。今まで無神論者を自称し其れを誇りにさえ思っていた自分が神の言葉に感激して涙を流していた。今の世の中いろんな価値観が林立していてどれが善でどれが悪か容易には決めにくくなっていて、結局独断と偏見で自分が気に入った特定の価値観を採用し其れに従って善悪の判断をするしかなかった。だから物事善悪二元論じゃないよ、という意見には反論できず、目前で自分が悪と判断することが起こっていても価値観の違いだと諦めるしかなかった。しかし、今ここに神様が人間に善悪の基準を設けていてくれた事を発見し、有難いと思わずにはいられない。

日月神示―この世と霊界の最高機密 (5次元文庫)

[ 文庫 ]
日月神示―この世と霊界の最高機密 (5次元文庫)

・中矢 伸一
【徳間書店】
発売日: 2008-03
参考価格: 620 円(税込)
販売価格: 620 円(税込)
日月神示―この世と霊界の最高機密 (5次元文庫)
中矢 伸一
カスタマー平均評価:  4.5
これから起こるこの世の大掃除
主には、これからこの地球上で起こるであろう、いわゆる「最後の審判」について 述べられています。 まずは、我々一人一人の意識を、物質・エゴ中心の考え方から、精神・利他中心の考え方に シフトすることにより、あの世の幽界が消滅し、その後、きれいになった霊界が この世において現実化するということが述べられています。 現在の日本においても、急速に若い人を中心に、意識の向上が見受けられると思います。 そのことは、社会起業のブーム、環境保護の動き、お金を浪費しない、肉食をしない、 異性にガツガツしない等の動きから察することができると思います。 また、昨今の100年に一度の不況も、次の新しい時代を向かえる上での通過儀礼と 考えてもよさそうです。新しい時代を向かえた際、我々は半霊半物質の身体となり、 文字通りさらなる進化を遂げることになりそうです。今のうちから、あらゆる準備を 整えておくことは大切なことだと思います。 そのために、日々の生活において、物質と精神のバランスを考えた生き方が最良なのだと 思いました。
この世はちゃんぽんなんだ、と思った。
霊界とはどんなところなのか、霊界に行く能力をもっている人は小学生から、神主さんまで、けっこういるとは聞いていたが、その内容をこれだけまとめた本を読んだのは初めて。へミシンクの、レベルや、波動によって階層がわかれることは他の本で知っていたけれど、それが具体的にはどうなのか、というのは、この本を読んで、リアルにイメージすることができた。霊界の下層は、殺人や詐欺、人を威圧したり、汚いもの不潔なものを愛する人たちで一杯で、霊界の中層はまぁまぁ普通の人たち、霊界の中層から上は、何らかの形で信仰をもち良心的に暮らす教養をもった市民という感じで、あの世は、波動によってくっきり分かれているから、自分とタイプの違う人間とは出くわさないが、この世は階層のちがうところから魂がひとつの世界に集まっているから、自分と合わない人、みたくないような事件、誤解、好みの違い・見解の違いなんかもあるんだなぁと、納得した。魂の出身階層が違えば、この世での価値観の違いはもちろん大きく違うわけだから、分かり合えないのは当たり前。そしてその階層の世界では、その人間の価値は完璧に正しいわけだから、お互いを説得しあったり、否定しあっても意味がないとも思った。この世とあの世ってとても似ていると感じた。
読み易かったです。
 「私たちは 死んだらどうなるんだろう?」 「あの世とは どのようになっているんだろう?」 という素朴な疑問に対し 真正面から真摯に取り組まれている書物の中では、引用も多くて分り易く、私たち日本人に とても合った解説書のように思います。  勿論 海外のものも、翻訳者の腕次第で とてもいいものは多いようなのですが、とかく “ガチガチのキリスト教的” であることが多いためか、そこら中 “神” だらけで ちょっとうんざりしてしまいますね。  本書にも紹介されているスウェデン・ボルグ氏を始め、これを読まれる方が 何らかの参考になると思える著作を (古いものばかりですが) 並べてみます。 何かのご参考になれば。 ・ イアン カリー著 「あなたは死なない?「魂の科学」が人生を変える」 ・ ジェームズ ヴァン・プラグ著 「もういちど会えたら?最愛の人 天国からのメッセージ」 ・ カール・A. ウィックランド著 「迷える霊 (スピリット) との対話?スピリチュアル・カウンセリングによる精神病治療の30年」 ・ アラン カルデック著 「天国と地獄?アラン・カルデックの「霊との対話」」 ・ レイモンド ムーディ著 「リユニオンズ?死者との再会」 ・ マイケル ニュートン著 「死後の世界が教える「人生はなんのためにあるのか」?退行催眠による「生」と「生」の間に起こること 全記録」  以上です。
なぜ今スピリチュアルブームなのか?霊界からの力
マヤのカレンダーが2012年までだったり最近来日したブラジルのジョセリーヌの予知夢などいずれもあと数年で宇宙に大異変が起こり最下等のものは淘汰されるということを言っているが、まさにこの日月神示も西洋(スウェデンボルグやエドガーケーシー、エリザベス・キューブラ・ロス、など)と日本における偉大な科学者・医者・宗教者たちの研究や自動書記や霊界通信を分かりやすく併記して、その内容がみないかに酷似しているかを証明している。そして死後は、各自の現界の想念がもっとも適する世界に行くことになっておりそれは無数の集団に分かれている。まさに天界から地獄界と思われるところまで。そしてこの世でしか自分の霊格を上げることはできないという。また霊界を垣間見てきた人というのは自分の霊格にあった世界しか見ることができないので妄信することがないようにとの注意もある。そして霊界の現象こそ先にあり、マコトであって現界は後にきてそのウツシであること。や 現界と霊界は互いに影響しあっている。・・など とても興味深く読んだ。

超バカの壁 (新潮新書 (149))

[ 新書 ]
超バカの壁 (新潮新書 (149))

・養老 孟司
【新潮社】
発売日: 2006-01-14
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 714 円(税込)
超バカの壁 (新潮新書 (149))
養老 孟司
カスタマー平均評価:  4
日本最高峰の理系の頭脳
『?の壁』シリーズに一貫して言えるのは、 ●非常に受け売りしやすい内容であること。 ●養老孟司の会話を録音したものを、そのまま文章化したものであること。 ●彼は東大の名誉教授であるが、その地位に乗っかってしまっていること(昨今の大学でよくあるケースである)。 ●それ故に、所謂「ひとごと」になってしまっていること(もっとも、評論家は大抵そうだが)。 以上であろうか。
女は実体、男は現象?
 「バカの壁」「死の壁」に続く養老孟司氏による「壁」シリーズ第三弾。基本的な考え方は「バカの壁」ですでに語られているため、特に目新しい内容はなく、小話の集合体といった風情。著者には一貫した思想はあるものの、本書は個別の話題ごとに完結しているため、若干流れは掴みにくいかもしれない。  その中で幾つかの名言?を紹介する。  「女は実体だが、男は現象である。」(免疫学者:多田富雄氏の言葉を引用)  これは、女性の方が無意識に基づいて行動するということ。言い換えると、身体に基づいているとも言える。それに対して男性は意識中心で、頭でっかちになりがち。抽象的なものに囚われやすいと分析している。当然、一概には言えないだろうが、納得できる部分もある。  また、平和ゆえに「夢」や「生きがい」など自分のやりたいことを求めようとする傾向が強まっている社会に対して、人生の価値は「世の中の穴を埋めること」であると受け身的にも取れる言い方をしているのも印象的。はじめから自分のやりたいことだけを求めるのではなく、とりあえず必要とされることをやりながら自分の道を探せばいいと言いたいのだろう。「自分がやりたいこと」と「求められていること」、どちらを重視するのかは確かに難しい。  さらに、「カオス理論」や「フラクタル理論」を引用しながら、「ああすればこうなる」という一元論的な考え方に固執する危険性を指摘。世の中はそれほど単純ではなく、「結果は物差し次第」であることを前提にすべきと主張。ある出来事に直面しても、自分の心持次第でその捉え方は全く異なることを考えると、まさにその通りかもしれない。
「年寄り」の暖かな説教
前々書(バカの壁)があまりにあっけなく今回もそうなのかなと思ったのだが、今回は著者地震の専門の脳科学哲学的観点からではなく、さまざまな事柄について自ら書き起こした内容なので非常に読みやすかったという感はありました。著者自身の経験を生かし、若者の問題、自分の問題、テロの問題、男女の問題、子どもの問題、お金の問題などを斬っていっています。また著者は、体験・経験をすることによりゆるぎない信念になっていくとも語っています。「年寄りの暖かな説教」と思えば非常にわかりやすいと思います
ずいぶんマイルドな養老節
前作の「バカの壁」がかなり「独創的」なものだったから、どんな凄い本かと期待したのだが、少々拍子抜けした。 「バカの壁」「死の壁」に対する読者からの質問に答える形式になっているから、前作に比べるとかなり具体的な話になっている。そのひとつひとつが回答だから、いわゆる読み切りで、前作ほど系統立てては書かれていない。 では「その感想は」と問われると、「これって当たり前のことじゃん」となる。 むろん、いいことも書かれている。例えば「仕事とは道の穴凹を埋めるようなもの」。言い換えると「世の中の役に立つことが仕事である」。 全部で12章あるが、なるほどと思ったのは第5章「子供の問題」。子供を本当に大切にしなくなったのは事実。外で遊ばせない(クルマにひかれるのが怖いから)。世の中の常識をたたき込まない(社会のルールを教えることを個性の尊重を殺すことと勘違い)等。 本作を読んでから「バカの壁」を読み直すと、難解な書物も少しは分かりやすくなる。
手にとって
養老孟司さんの作品の中でも読みやすい方ではないでしょうか?氏の考え方がおもしろく、好きな作家の一人であります。バカの壁というインパクトのある作品と出会ってから数年。氏の考え方の入門編として捕らえても問題ないかと思われます。とにかく、読んでみる価値ある作品であり、作者であります。

コンプレックス (岩波新書)

[ 新書 ]
コンプレックス (岩波新書)

・河合 隼雄
【岩波書店】
発売日: 1971-01
参考価格: 777 円(税込)
販売価格: 777 円(税込)
コンプレックス (岩波新書)
河合 隼雄
カスタマー平均評価:  4.5
名著
コンプレックスという一般的に否定的な感情と思われているものが、実は個人の内的成熟の強力な鍵となっているということは知るに値する知識である。 全体を通して粛々と細やかな整理と定義づけが行われており、専門家でない人間でも大変わかりやすくすらすらよめてしまう。 興味深い部分は多々あるが、この書の大きなポイントは「コンプレックスとの対決」のところにあると思う。 ・コンプレックスは否定するべきものではない。抑圧するべきものでもない。 ・ここで言うコンプレックスの「解消」(コンプレックスとの「対決」)とは、コンプレックスを否定し「消す」ことではない。コンプレックスと向き合い、「統合」することである。それによって、私達はより大きな自己(より成熟した自己)に成長することができる。 ・私達の潜在的な意識は、周囲の人間配置や未来にあるべき姿(「潜在的な布置」)を読み取り、自身の成長のために、自然に感情を引き起こし、コンプレックスを浮上させ、その対決を促す。 そして本人だけでなく、同じく成長を必要とする周囲の人間をも巻きこみ、コンプレックスと対決させ、ひとまわり大きな人間に成長するように促す。 一見、表面的に見たら、ネガティブな印象を持つコンプレックスの爆発やそれに伴う事象(争い等)であっても、実は個人の(はたまた周囲も含んだ!)成長の為の大いなる起爆剤である可能性があるのだ。 (もちろんそうでないケースもあるし、うまくいかないケースもある。著者は書の全体を通してさまざまな定義付けときめ細かな整理を行っている。) ・コンプレックスの解消には内的な死の体験が伴う。しかしそれは自己成長の通過儀礼であるらしい。・・・etc,etc こういった知を得ることは、私達の人生における内的混乱を整理し、生きることの深い思索と思いやりを促してくれる。 また、こういった知を得ていると、一体、私達の成長するべきところをまるで知っているかのようにコンプレックスを引き起こし、成長を促すその根本の知(または力)は何であろうとさえ思い、感動する。 河合先生の素晴らしい知の世界と読者を導くインストラクティブ能力、行間ににじみ出る人柄とユーモアのセンス・・・ 初版から40年近く経った今でも全く衰えない名著である。
コンプレックスを知る
ユング心理学を射程に入れつつ、コンプレックスと自我の関係、コンプレックスとのつきあいによっていかによりよい自己実現が可能となるか、また夢とコンプレックスの関係などを具体例を提示して、説得的に語っている。コンプレックスの否定面だけでなく、積極的な面もあわせて理解する上で本書は好著だろう。
コンプレックスの不思議
どうしてあの人の前に出ると嫌な感じがしてしまうんだろう。どうして自分が幸せになれないと思う人ばかりと恋愛関係に陥ってしまうんだろう。どうして○○の場面になると逃げ出してしまいたい衝動に駆られるんだろう。 そんな、自分の中にある大小さまざまなひっかかりが、実はコンプレックスというものに大きく関係していることがこの本を読んでわかり、目からうろこだった。それなら、あの人のあの不可思議な行動は・・・?あの人のあの異常な怒り方は・・・?自分の周囲の人たちの理解しずらい面も、おのずと説明できる。 正体不明の「ひっかかり」がコンプレックスに関連しているとするならば、日常的にしている、自分を責めることや他人に嫌悪感を募らせることに、一定のブレーキがかけられそう。自分にも他人にも寛容さを持つことができそう。 「あるコンプレックスが強力となってきたとき、それに対応するような外的事象が起こる」という「不思議な内界と外界の呼応性」は、コンプレックスと対決しそれを自己に組み入れていく準備が自分の中に整ったという合図なのかもしれない。ツイていない、と思える出来事がやってきても、<対決の時機が来た!>と腹をくくれたら尚いいだろう。 そして、 「コンプレックス―――多分それは障害だろう。しかしそれは偉大な努力を刺戟するものであり、そして、多分新しい仕事を遂行する可能性のいとぐちでもあろう」 という著者が引用するユングの言葉は、自分の中にもあるはずの可能性に希望の光を照らしてくれる。
自分の正体を知る
遅かれ早かれ、人生につまづくようなことって、誰にも一度はありますよね。 そうしたことを契機として、人が自らの人生を省みたり、俯瞰したりするとき、 結局は、問題となっている事柄の病巣が、 自分自身の内面にこそあると気づくことが多いのではないでしょうか? 「汝自身を知れ」というターレスの言葉のソクラテス的解釈は即ち、 「自分の(人間的にイヤラシイ部分を含めた)正体を見つめる」ということであり、 自分が目をそらせてきたそのイヤラシイ部分と対峙することなしに 人生における真の成功(名著「7つの習慣」で言うところの、特に「個人的成功」)は あり得ないのだということを この書物は、「コンプレックスとの対決」という言葉で 伝えているように思えます。 そもそも、内省的でない人は、検索によってですらこの本に出会わないでしょう。 この欄に至った人は、 なんらかの問題を自分のうちに抱えていることを自覚している点で、 既に大いに救われており、 またユングの言うところの「自己実現」の可能性を秘めている方だと思います。 同じ著者による 「無意識の構造」中公新書 とダブる部分も多いですが、 ・心のエネルギーの流れを水路に譬えている点 ・自己実現はコンプレックスとの真剣勝負の対決無くしては図れない点 など、 この本から多くの卓見とヒントを拾えると思います。 道に迷い、人生における自己実現の過程が暗礁に乗り上げてしまっている方は ご一読なさってみてはいかがでしょうか? また、そうでない方でも、 この本に書かれている知識を、教養として頭の隅に置いておくことは、 長い人生、決して損ではないはずです。
気になる自分のコンプレックス
著者のユング心理学入門を既に読んでいたので、「コンプレックス」がユングの用語だということは知っていた。コンプレックスをユング心理学の背景から理解するために適当な本だと思い購入した。 読み進むうちに、自分のコンプレックスを意識させられる。それを解消するにはどうしたらよいのか。著者はコンプレックスを歪めたり、目を背けたりせず、対決する姿勢が大切であると述べている。 また、仮に自分のコンプレックスが判明したとしても、公言せず心の内面に秘めておくほうがよさそうだ。 著者の書く本は、このように自己分析の世界に誘ってくれるので、イメージがわいて、読んでいるあいだじゅう楽しい。

人生論ノート (新潮文庫)

[ 文庫 ]
人生論ノート (新潮文庫)

・三木 清
【新潮社】
発売日: 2000
参考価格: 380 円(税込)
販売価格: 380 円(税込)
人生論ノート (新潮文庫)
三木 清
カスタマー平均評価:  4.5
名著のなかの名著
 三木清の『人生論ノート』はまぎれもなく名著の中の名著だと思う。多くは「箴言」の形をとって人間の「生」のありように深い納得をもたらしてくれる思想書で、読んでいて震えが来るような鋭いメタファーが各章に散りばめられている。140ページ程度の薄い本で、23本のエッセイ集のかたちをとっているから、つまみ食い的な読み方をしても問題はない。  ただ、多くの人にとって読みやすいとは言えないかも知れない。  本書は、哲学者の三木清が、「死」「幸福」「懐疑」「習慣」「虚栄」「名誉心」「怒」「人間の条件」「孤独」「嫉妬」「成功」「瞑想」「噂」「利己主義」「健康」「秩序」「感傷」「仮説」「娯楽」「希望」「旅」「個性」といった人生の諸局面について、エッセイ風に論じた人生論集ということになっている。しかし、「人生論ノート」というタイトルそのまんまの内容をイメージして本書を手に取った人は、たぶん面食らうだろう。  「人生論」というよりも本書はやはり「哲学書」であって、過去の哲学者たちの「文献」のかわりに「人生」を材料にして、厳密な「哲学」を展開したものと言ったほうがいいからだ。  死について一通り思いをめぐらしてみたとか、近代という時代の貧しさや、思想することと生活することの固い結び付き等について考えてみたとか……そしてそのために、カントやらキルケゴールやらニーチェやらハイデガーやらの哲学書に触れてみたとか、そういう経験を持っていないと、スラスラとは読めないかも知れない。  だから他人に軽々しくお勧めできるものではないのだが、誤解してでもひとまず受け取っておいたほうが良いような名言が随所に登場するので、やはり名著に違いはないと言っておきたいと思う。以下、本文から私の気に入った箴言を引用しておきます。  「彼の幸福は彼の生命と同じように彼自身と一つのものである。この幸福をもって彼はあらゆる困難と闘うのである。幸福を武器として闘う者のみが斃(たお)れてもなお幸福である」(幸福について)  「私が恐れるのは彼の憎みではなくて、私に対する彼の憎みが習慣になっているということである」(習慣について)  「すべての人間の悪は孤独であることができないところから生ずる」(虚栄について)  「名誉心と虚栄心とほど混同され易いものはない。しかも両者ほど区別の必要なものはない。この二つのものを区別することが人生についての智慧の少なくとも半分であるとさえいうことができるであろう」(名誉心について)  「孤独は山になく、街にある。一人の人間にあるのではなく、大勢の人間の『間』にあるのである」(孤独について)  「もし私に人間の性の善であることを疑わせるものがあるとしたら、それは人間の心における嫉妬の存在である」「どのような情念でも、天真爛漫に現れる場合、つねに或る美しさをもっている。しかるに嫉妬には天真爛漫ということがない」(嫉妬について)  「時には人々の期待に全く反して行動する勇気をもたねばならぬ。世間が期待する通りになろうとする人は遂に自分を発見しないでしまうことが多い。秀才と呼ばれた者が平凡な人間で終わるのはその一つの例である」(利己主義について)  「感傷はたいていの場合マンネリズムに陥っている」(感傷について)  「第一級の発明は、いわゆる技術においても、新しい技術的手段の発明であると共に新しい技術的目的の発明であった。真に生活を楽しむには、生活において発明的であること、とりわけ新しい生活意欲を発明することが大切である」(娯楽について)  「愛は私にあるのでも相手にあるのでもなく、いわばその間にある。間にあるというのは二人のいずれよりもまたその関係よりも根源的なものであるということである」(希望について)  「七つの天を量り得るとも、誰がいったい人間の魂の軌道を計ることができよう。私は私の個性が一層多く記述され定義されることができればできるほど、その価値が減じてゆくように感じるのである」(個性について)  
人間の宿命
「努力家型の成功主義者は、決して軌道をはずすことがない故に、それだけ俗物として完全である。生きることがそもそも冒険であるという形而上学的真理を如何なる場合にも理解することのできない人間である」人間が人間であり続ける限り、私たちは本書に述べられている数多くの宿命から逃れることはできない。
タイトルどおりの本だった。きっと再読する。まったく古さを感じない。
日本語で書かれた哲学のエッセイ。 それぞれの項目(例えば幸せについてとか)は、数ページしかないのだが、がっちり読み応えがあった。 戦前に書かれたものだが、まったく古くない。それがこの本で一番すごいところ。それだけ、人間の真髄にせまっているということか。 一番気に入った言葉は「一種のスポーツとして成功を追及するものは健全である」というもの。 本当に人生について少し真面目に考えたかったタイミングにこの本を手に取ったので、それも良いタイミングだったと思えた。 タイトルに偽りのない本だった。きっと再読する。
繰り返し読もうと思う
通読後、「なるほど」と納得できた箇所と、難解で「よくわからない」と思った箇所は、半々ぐらいだろうか。だからといって、わからないところはそのまま素通りするようなことはしたくないと思った。これからさき幾度も読み返して、噛み砕いて自分なりに吸収しなければいけないと思わせる奥深さと、考える時間が欲しい、もっと物思いにふけりたい率直に思わせる味わいを感じる哲学的思索である。「懐疑について」「秩序について」など細かく設定がわかれているので、日々の生活において、例えばふとした瞬間に「孤独」を感じたら「孤独について」を読み返すといいかもしれない。 そういった中でとても共感と感動を得ることができたのは、「人生」と「旅」を重ね合わせる「旅について」である。 「旅において真に自由な人は、人生において真に自由な人である」 シンプルなこの言葉であるが、またひとつ自分の人生において大きな影響を与えてくれた言葉になりそうだ。
暇なときに読む本ではないが。。。。
三木清が人生のテーマについて 三木清独自の論点から書かれています。 哲学者らしく難解なものも多く 読んでもすぐに理解できない行も多いです。 暇なときに気楽に読める本ではありません。 ただ、人生に対する疑問、ニヒリズムなどに襲われたとき その一節のそれぞれが価値あるものになるでしょう。

他人を見下す若者たち (講談社現代新書)

[ 新書 ]
他人を見下す若者たち (講談社現代新書)

・速水 敏彦
【講談社】
発売日: 2006-02
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
他人を見下す若者たち (講談社現代新書)
速水 敏彦
カスタマー平均評価:  2.5
展開なし
タイトルにもあるように、現代の若者の考え方の変化および、その原因を探る一冊。 序盤、自分にも当てはまることは多く、その原因にもとても納得できた。 さぁここからどう展開するのか、と期待して読んでみると、これが全く展開しない。 話題が行ったり来たりで、同じことを何度も主張している。 おまけにどんどん主張が主観的になっていき、その主張をあたかも事実かのように書いている。 導入がとてもよかっただけに残念。 上下巻の上巻だけを読まされた印象。
これをどう読むかのオーディエンス研究も面白いかも
 前々からこの新書が話題になっていたのは知っていたが、今日はじめて読んだ。    読み進めていくと、著者は心理学の知見から「仮想的有能感」という心理上のはたらきと仕組みを若者の一部に見出し、実証的に確かめようとしている。その目的は成功しているとは言い難く、著者もその成果がまだまだであることを認めている。  心理学全般についてそう思えてしまうのだが、どうしても心のはたらきと仕組みについての構造化は蓋然的にならざるを得ず、自然科学の各分野がある程度まで獲得している厳密な定式化はきっとどこまで行っても達成不可能なのではないかと思える。同様な問題はきっと社会学や人類学などの分野にも同じく当てはまるのではないか。  上記のような視点から考えると、このような著書で重要になるのは、厳密な実証研究の成果といったものではなく、読み手に与える問題提起の大きさなのだろう。実際に、著者の問題提起に刺激されてこんなにも多くのレビューが殺到しているところを見れば、効果はてきめんだったと思う。  内容に関しては、主張されている意見を強める事実が弱いところは否めないし、全体的な構成も繰り返しが多くて読みづらいところもあるが、自分の生活実感からは十分に納得的だった。ゴッフマンの「スティグマの社会学」と併せて読めば、心理学と社会学の両面から他者軽視・仮想的有能感とその結果としての他者へのスティグマ付与、スティグマ付与者の適応行動といった過程のメカニズムを一貫して考えることができる。  他者への感受性・悲しみへの感受性が失われていることとその随伴的結果については普段から思っていたことだったし、ここで書かれていることは若者への軽視・侮蔑ではなく彼らへの感受性の豊かさであり、彼らへの心配でもあることは、読者の感受性如何で感じられることであると思う。ただ、心理学者の説全般についての不満として「若者」というような実体が一枚岩としてあるわけではなく、ひとりひとり異なる経歴を持っていることへの想像力をもっと発揮してもらいたかったところはある。そうすれば本書を纏めるのが不可能になっていたかもしれないが。  認めない人は何があっても認めないし、認める人はすぐに認めるという、他者評価のありさまがそのまま出てくるような一冊。
期待はずれ、の感は否めない。
気になるタイトルに気になる帯ということで手にとってみたのだが、その内容は果たして、その期待に応えうるものであったろうか。 結論を述べると、いまいちである。 タイトルの「他人を見下す若者たち」に、確かに自分も・・・と気になって読み進めていった。 始めの方はそれなりに、読んでいてなるほど、と思えるような部分も多い。 しかし、そこから先が、無いのである。 本書は200ページに渡るのだが(読んでいて多少長く感じた)、同じようなことを繰り返して述べている上に、調査結果や論述の根拠に対して、説得力が不十分であるように思った。 確かにこうだな、と共感できる部分が多く、書いてあることも理解できるのであるが、それ以上のものが無かったように感じた。 自分の普段感じていることが専門家の言葉で記述してあり、それを読んで再確認する、というだけになってしまったように思える。 もしそういった行為を望むのであれば、本書を手に取る価値はあるだろう。
明るい希望が欲しいレベル 『LV95』
 私はこれを読んだ時22でしたが、くやしながら著者の言ってることはほとんどが該当しています。ここで批判を述べるレビュアーもまた、自分以外はバカという環境に少し飲み込まれているかもしれません。欠点ばかりを述べて少しも著者を認めようとしていないのですからね。    そうですねえ・・・今の私たちには確かに希望は持ちにくい世の中になったなあと実感するときが多少あります。物の普及、心の貧困、広がる格差、夢を現実に変える情報化社会、こんな中においてふと私は何のために自分は生きるのか考えたことがあります。幸せになること、では一体何が幸せなのか?お金持ちか名誉なのか、そう考えるとこの時代に生まれたことに深く絶望を感じる時があります。豊かすぎるのもあるいは問題なのかもしれません。  しかし、これもまた一つの時の流れであればそれもあっていいのではないかと思うのです。私たちはそこを懸命に生きていければ、それでもう十分に幸せなのかもしれません。著者のように若者が一致団結して政治を変えようと運動を起こすことも魅力的ではありますが、戦争も貧困もないこの環境に生まれ、そこで生きていく過程もまた魅力的だと私は思っています。以前のように大志を持つ若者は少なくなってきたかもしれませんが、それでもみんな何かしらの夢や希望は持っています。ただそれを表現する自信と勇気がないだけなんです。決してすべてにおいて自暴自棄なわけではありません。ただみんなまだ幼いんだと思います。 他人の実力を認めるのもまた、私たちにとっては怖いんです。自分には夢があっても才能がないと断定されるのが恐ろしい。だから知ることを極力避けてるのやもしれません。それは、私たちが無限の可能性に甘えている証なのかもしれません。期待と不安でいっぱいになって毎日を過ごしているから、回りには自分以外はバカと思われるように見えてしまうのでしょう。心の器をもう少し大きくできれば、あるいは物事の捉え方も変わるのかもしれないんでしょうが、今の社会は経過よりも結果ですから実行するにはすごく難しい。人は外見で9割が判断される世の中に希望なんて見出せないかもしれません。 いろいろと考えさせられる本でした。このレビューはあくまで私地震が実感したことですので、あまり参考にはならないかもしれませんね。今回のこの本に関しては、とりあえず手にして読んでみてはどうでしょうか?
省みず、著者を見下す若者たち
しばらく前に読みましたが、ここのレビューがあまりにも図星ホイホイになっているので「あえて」投稿してみます。 説得力や詰めの甘さはありますが、共感できる点も多々ありました。「仮想的有能感」は私がモヤモヤ考えていた事を言葉でズバリ表現してもらい、感心しました。 そもそも、洗脳教育の戦時中や高度経済成長期と比べて、洗脳も経済成長も無い(わかりやすく強制的な国家的目的の無い)現代の若者が、当時と同じ意欲や努力意識を持てるわけがない。 この程度の冷静なリテラシーを吹き飛ばすほどに、本書を読んだ一部の読者は感情を爆発させ、このようなレビューが並んだわけです。 (ベクトルはともかく)読者の感情を動かさずにはおけない、刺激的(もしくは挑発的)な著作物だとわかります。 著者の説明に落ち度があるからと、その忠告を完全に無視する姿勢。自分に甘く、著者に厳しい反応。 まさに著者の指摘通りではありませんか。 自省の前に本書の批判、著者の批判に躍起になる、このレビュー群こそ、本書の本質的警鐘を証明していると言えるでしょう。 自分にも相手にも省みる点はある。その時に、まず相手を叩くのか?自省するのか? 「昔の人もそうじゃん」と「いいわけ」する前に、まず自省できる人間になりたいと思いました。

生物から見た世界 (岩波文庫)

[ 文庫 ]
生物から見た世界 (岩波文庫)

・ユクスキュル ・クリサート
【岩波書店】
発売日: 2005-06
参考価格: 693 円(税込)
販売価格: 693 円(税込)
生物から見た世界 (岩波文庫)
ユクスキュル
クリサート
Jakob von Uexk¨ull
カスタマー平均評価:  4.5
各生物のもつ主観世界が「環世界」であり、全生物が「環境」を完全に把握することはできない。
薄くて楽しい挿絵も一杯の本であり簡単に読めそうなものだが、どうしてどうして手ごわい本であった。内容についての感想は、日高敏隆著『動物と人間の世界認識』へのレビュー欄に記したとおりなので省略し、以下印象に残った短文を記してみたい。 「環世界のこの貧弱さはまさに行動の確実さの前提であり、確実さは豊かさより重要なのである」(22頁)。 「どの主体も、事物のある特性と自分との関係をクモの糸のように紡ぎだし、自分の存在を支えるしっかりした網に織りあげるのである」(28頁)。 「環世界を観察する際、われわれは目的という幻想を捨てることがなにより大切である。それは、設計という観点から動物の生命現象を整理することによってのみ可能である」(79頁)。 「本能は、個体を超えた自然の設計というものを否定するためにもちだされる窮余の産物にすぎない」(87頁)。 「いずれの主体も主観的現実だけが存在する世界に生きており、環世界全体が主観的現実にほかならない」(143頁)。 「この環世界全体は、人間主体の能力に応じて切りとられた、自然のほんの小さな一こまにすぎない」(155頁)。 「世界全ての背後に、永遠に認識されえないままに隠されているのは、自然という主体なのである」(158頁)。 本書は、その意味で「主体と客体、主観と客観という、認識における重要問題」(162頁の訳者あとがき)とも関係する正に認識論の古典であるともいえよう。それにしても、「オトシブミの魔術的な道」の挿話(138頁)は不思議なことこのうえなし。
井の中の蛙が見る世界
我々が見ている景色は犬、ハエ、カタツムリにも同じように見えているのか。我々は単純にそう思いこんでいるが、実はそうではない。カタツムリには家の屋根も、看板も、車も見えていない。ただ平面的な大まかな形の輪郭が見えるだけである。人が見ているシャンデリアとハエが見ているシャンデリアは形が違う。コクマルガラスはキリギリスが動いたときだけしか、それが見えない。またある種の闘魚が映画を見ると静止した絵が次々に出てくるだけで、1秒間に50枚フィルム送りしないと動く映像としては見えない。実際に軟体動物には景色がこのように見えるという図を見せられると、目からウロコが落ちるどころか「えーっ!」と驚くばかりである。この書ではそれぞれの動物が知覚する世界を環世界(日高氏の訳語)と名づけ、その環世界によって行動が規定されることを説明している。  翻って人間は皆同じように世界を見ているのか。実際には子供と大人では遠近感が異なる。レストランのレジでお札を折って立てて置いたら店員には全然見えなかったという例も紹介されている。これから飛躍すると、同じ境遇の中でもAという人とBという人では環世界が違うことを示唆している。我々はそれぞれが井の中の蛙になって世界を見ているのではないだろうか。自分の観察眼や世界観は本当に客観的なのか。自分を物差しにして他人を測るということをしてはいないか。一度疑ってみる必要があるのではないだろうか。我々がいかに先入観にとらわれているかを考えさせる本であった。
古臭いが面白い
 1933年の出版ということもあって、エーテルの考え方等が背景にあり、結構古臭いと思われるが、内容的にはなかなか面白い。  いろいろな生物から見た世界と我々人間社会から見た世界が、どのように異なるか。 イヌとか猫の目線では、この世が、この世間がどのように見えるのかということは、ペットを買う我々人間としては従来から興味のあったことだ。  この目線を哺乳動物以外の下等動物まで押し下げて、ダニ、ミツバチ、ツタノハガイ、ハエ、軟体動物、闘魚のベタ、ウニ、クラゲ、ゾウリムシ、カタツムリ、ガ、ジャノメヤママユ、キリギリス、コオロギ、コクマルガラス、イタヤガイ、ヒトデ、ミミズ、エンドウゾウリムシ、まだまだあるよ、ホンムクドリ、モグラ、カササギ、犬チャン・ネコちゃんと熊ちゃん、そしてヒキガエル、彼らはどのように考えて行動しているのかを考えて見ましょうという生き物生態学、これを良かれ悪しかれ「環世界」と認識しているのだ。  輪廻転生のこの社会、この平成の極楽浄土・平和バカ社会をうまく生き抜くためにも、今度生まれ変わった時のことを考えて次世代には、ウニになっているかもしれないし、コクマルガラスになっているかもしれないので、彼らの生態系を今から考えておくのもそれなりに意味があることかもしれない。  
生物理性批判
 誰しもが一度ならず耳にしたことがあるであろう童謡「手のひらを太陽に」。  太陽の下、「おけらだって、みみずだって、あめんぼだって」、そしてヒトだって、みんな みんな同じ世界を共に生き、そして同時に各々が全く別の世界を見出す。  全く別の世界、つまり各々の生物に固有の知覚と作用に基づいて構築される、各々の生物の 「環世界Umwelt」の多様性を開示すること、そしてすべての生物は一様に主観を免れえない、 との主張からして必然的に、客観的な自然とやらの認識の可能性は否定されねばならない、 それこそがこの『生物から見た世界』の主題。  この本の新しさの一つは、単に種の差異を遺伝的要因のみによって説明するのではなく、 その「環世界」の差異によって特徴づけようとする点にあるように思う。  実に驚くべきアプローチだ。  無論、こうしたユクスキュルの議論の背景にあるのは、かのエマニュエル・カント。  要は、「現象と物自体」や「コペルニクス的転回」の議論を、生物学の観察や実験の成果に 従って再構築したら、こうなりました、という話、と言って言えないこともない。  このテキストを読むにあたって『純粋理性批判』を参照するのは極めて正統な手法である ように思う。ただし、その整合性については私の知る限りではない。
自然の中にある生物の環世界という混沌
一つの事に対して、多面的に見るように、 と言われて実際どういう事か、説明するなら。 この本を読んでみればいい。 昆虫と機械との違いから、感覚からえる情報、状態による反応の違い。 そして、多面的に客体を見る。人間の興味からも一つの物事から受ける反応は、 人様々。地球は混沌としている。 その中を人間がばっこし、環境をいいように改良していくことが、果たしていいことか?と、あとがきは書かれている。 それを考えると、有りとあらゆる物は環境で非情の運命を持っている。口の中の細菌は、歯を磨くたび除去される。便として出て行く無数の死骸。人間の中の環世界もあるのである。そう考えると、一人の人間の生きる重さも感じずにはいられない。

終わりなき日常を生きろ―オウム完全克服マニュアル (ちくま文庫)

[ 文庫 ]
終わりなき日常を生きろ―オウム完全克服マニュアル (ちくま文庫)

・宮台 真司
【筑摩書房】
発売日: 1998-03
参考価格: 609 円(税込)
販売価格: 609 円(税込)
終わりなき日常を生きろ―オウム完全克服マニュアル (ちくま文庫)
宮台 真司
カスタマー平均評価:  4
日本的資本主義の生き方入門書だが…危険書かも
社会科学者である人間が社会の事実にきちんと基づいて考察した本であり個人的な意見というよりも社会理論的に可能な行為と不可能な行為を考察している。ある意味オウム信者を肯定し善導している。日本的ネオリベラリズム(欲望の自己選択=小さな政府)社会、つまり、欲望の選択を行わず(=天皇の正統性が消失し親鸞の末法思想に起源を持つ戒律の拒否という独特の日本文化行為)本当に文字通り私利私欲を追求した人間が世の中に何の後ろめたさも無く溢れかえっているという社会現実に絶望した「まとも」な人間=オウム信者の末路の過程を批判している。プロテスタントの倫理を否定し消費に価値をおいた、史上初めての資本主義が実現した社会へと入るための入門書。目標のために禁欲して努力するのではなく、幸福・楽しむための道具として自分なり仲間なりの目標を使うということ。 リベラリストであるから快楽主義の超肯定は良いが、銀行と医療と職業選択と教育の平等な保障が行われていない、金と成績で人間の価値が決まる価値観の豊かでない社会においては言葉足らずのためにS君が自殺してしまったように危険書になるかもしれない。「自由な新世紀」・「サイファ覚醒せよ」や見田宗介「現代社会の理論」などを社会の入門書として補強したほうが良いと思う。 基本システムを完成させるという目標が消え、モノ・コト次元両方の「資源」が消失しパターンが全てそろってしまった新しいのがほぼ期待できない既知社会においていかに「消費」を通して「未来」に期待せず生きるか? 食料も快適さも欲望も充足するシステムにおける「消費」を楽しむ「家畜」のような生き方は本当に幸福か?
宮台? あ?、いたなぁ?、そんなやつ。
ブラセラ女子高生を礼賛してきた宮台。 なのに現在、自分は箱入りお嬢様と結婚!! しかも、メディアの情報を真に受けてはいけないとか言ってる。 その通りだと私は思う。 宮台なんか真に受けちゃいけない。 子供の頃から塾に通って、勉強して、いい大学に入って、いい企業に入って、そのあとに何かあるか? 何か劇的な変化はあるか? そんなものはないって言ってるけど、 「ない」ってなぜ言い切れるの? モテないやつも努力したらモテるようになるぞ? 後、「終りなき日常」(なんだよ、終りなき日常って……ダサ!)を「拒否」したやつらが、 オウムに入ったのだから、そんなやつらに命令形で終りなき日常を生きろ!!って言っても意味ないんじゃ? 後、ダメな学校言ってダメな企業に入った人から見れば、いい企業に入れた人はかなり羨ましいだろうし、勉強しないよりはした方が絶対いいと思う。 宮台読んで感心してるやつとオウムに入るやつは、結局は知的レベルが一緒だと思う。 こんなやつに感心する馬鹿が多いから、思想、哲学の本読んでるやつはキモいやつらって世間から見られちゃうんだよ。 わかったかい?
肝心なのは受け止めること
果たして、宮台真司がいうほど現代は生きにくい時代なのか。 確かにもう成長幻想はないし、がんばれば目の前にすばらしい世界が広がるわけでもない。 だからといって、僕は宮台真司ほど絶望していない。 肝心なのは受け止めることなのではないだろうか。 そうして自分の足場を固め、踏ん張って生きていくべきなのではないだろうか。 「生きにくい」とか「閉塞感」とか、言葉が独り歩きしている感がないわけでもない。 それに流されてしまうと、上っ面だけしか見えてこないのではないだろうか。
茶髪は「脱力」
友達に勧められて初めて読んだ宮台作品。 輝かしい未来のない「終わりなき日常」に 適応するため、まったり生きるといいのでは と言っていた作品。 まったり生きればオウムに救済を求めることもなくなるとも言っていた。 茶髪を「脱力」として扱っていたことには はっとさせられた。 「薄汚れたどぶ色でも、あるひとときは眩いばかりの純白を放つ」という部分は ミスチルが言っている「この醜くも美しい世界」と似ている気がして興味深かった。 自分の中にあったモヤモヤしたものが 整理されてスッキリした。 複雑な社会を結構体系的に描けちゃう宮台っていう 人は頭いいなあと思いました。
素晴らしくきつい本
 一部の人にとってはめちゃめちゃにきつい本でしょうね。  ブラセラ女子高生を礼賛してきた宮台。たとえば、子供の頃から塾に通って、勉強して、いい大学に入って、いい企業に入って、そのあとに何かあるか? 何か劇的な変化はあるか? そんなものはない、という。終わりなき日常。  劇的な変化なんてないからこそ、冴えないやつは一生冴えない、モテないやつは一生モテない、そして、今の社会はそれを救う受け皿なんてもっていない。だから、最初からそういうのをあきらめきって、まったり生きようと。そうじゃないと、必ず犠牲者が出るよ、社会のコミニュケーションスキルレベルが底辺の連中は必ずイタイ目見るよ、と言っております。  救いがあるんだかないんだか。たぶんないんでしょうね。

キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 (講談社+α新書)

[ 新書 ]
キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 (講談社+α新書)

・フリードリッヒ・ニーチェ
【講談社】
発売日: 2005-04-21
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 840 円(税込)
キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 (講談社+α新書)
フリードリッヒ・ニーチェ
カスタマー平均評価:  4
現代の多くの若者向けにはよく書かれ、現代におけるニーチェの意味をやさしく説いている。
ここで、この本の内容を生真面目にレビューする気はありません(これは、ニーチェの翻訳ではなく訳者自身の著書だからです)、著者の主張はよく分かります。我々団塊の世代以前の大学生は、ニーチェを必ず読んだものです。現在の若者、とくに普通の大学生は読んだことない人が多いいでしょう。その意味では現代における哲学者ニーチェ思想の世界における重要なraison d'etre をかなり分かり易く記述した本は大切だと思います。レビューアーが高校1年生でニーチェを読み始めたころには、このような本などなくニーチェの意味を捉える事が出来たのはズーット後でした。このような考えに基づく著書が多いのは世界が転換期だからでしょう。思想界だけでなくあらゆる分野がそうです。それは、人類の存亡にもかかわっているのですが・・・。 さて、爺さんレビューアーとしては「いたこニーチェ」を書くほうが本著より大変だったと思っています。どうでしょう?それは古いセンスでしょうか。二冊共に購入いたしましたから許されよ。
ナザレのイエスファンも楽しめるアンチキリスト本
ユダヤ人は遺伝子学的にウソツキの体質だとか、暴言の嵐が目茶面白いニダ。 超訳で暴走しまくり! ニーチェが「バカの壁」やセカチューを語るw 西洋哲学はキリスト教に汚染されているので、 高名な哲学者達もバッタバッタと斬ってます。 同胞のカントやライプニッツもキ○ガイ扱いである。 キリスト教はコケ下ろしているが、 ナザレのイエスには暖かい視線を投げかけているので、 イエスファンが読んでも楽しめます。 キリスト教でなくて、本物のイエス教を誰も作れなかったのが悲しいね。 敵に悪呼ばわりされ死刑を求刑されても、 「剣を取る者は剣によって滅ぶ、私は戦わない」 と戦わずに敵の望むように死刑を受け入れて蕭然と死んでいくのが イエスが目指した美学である。 自己保身しないかっちょよさをイエスは追求したのである。 すぐ怒って殺人する肝っ玉の小さいヤハウェより、 敵を赦す自分にイエスは酔っていたのである。 十字軍なんて作るキリスト教はイエスの教えの正反対だよね。 キリスト教もヤハウェも人類を滅ぼす悪の勢力である。 ジル・ドゥルーズが「ニーチェ」という本で ニーチェの全著作を判り易くまとめているので、 今更これを読む必要はないかと思っていたが、 読んで良かったです。 エピクロスへの評価軸がぶれているのは欠点。 ルネサンスの解釈も私は納得しない。 哲学書の筈だか、2ちゃんねらーの荒らしさんの文みたいに読み易いので、 読んでない人は是非読んで下さい。
酷すぎる。
まずあまりに頭の悪い読者が多いので同じレベルに立って最初に言っておきますが ・ニーチェは聖書の文学的価値を認めています。 私がその思索の始点と終点をいつも決めていた書物がルター訳聖書とショーペンハウアー『意志と表象としての世界』と『ゲーテとの対話』とも言っているほどです。 ・キリスト教のあり方を批判したのはニーチェが始めてではない。 これは当たり前すぎることですが一応言ってかなければなりません。 同じキリスト信者ですら教会やキリスト教を利用する権威のあり方に常に反発していました。 むしろキリスト者は常に迫害の目にあってきた宗教です。 この本はニーチェに対する侮辱だけのみならず哲学に対する侮辱でもあります。 この本が入門書に最適とか言っている人は絶対にニーチェを理解してはいない。 ニーチェは一見簡単に見えて非常に難解です。 だから中二病者やエセ知識人に最適なんです。 キリスト信者がこの本を読んでも痛くもなんともないでしょう。 キリストに対する数ある批判の中でここまで頭の悪い「悪口」はかえって都合のいいくらいですから。 この本とこれを持ち上げる読者はニーチェが最も嫌う人間だということを理解してください。 ニーチェの本をユダヤ人迫害に利用したナチスのように 自分らの知識、知性のなさをニーチェを利用してルサンチマン的に権威(誤解だが)があると思っているキリスト教を貶せるんですから。
モンスター●●批判とも解釈できるかも。
本書は非常に現代的でエンタテインメント性の高い翻訳だと思います。 そのため読みやすく、楽しく面白く読み進められます。 この翻訳がおおむね正しいという前提で、感想を書きます。 (※私は他の訳書や原書を読んでいませんので、この翻訳がそもそも間違っているとしたら、あるいはニーチェの言いたかったことと違っているとしたら、私の感想も意味がなくなってきます) 本書はキリスト教を非常に強烈に批判・否定しています。イエス・キリストやキリスト教そのものというよりも、キリスト教的な教義や価値観(を作り出した教会など)や、それを信仰している人々、あるいは「信仰」という行為を強く否定しています。 誤解を恐れずに平たく言うならば、ニーチェは、「愚民たちが恨みつらみを募らせた挙句、出来上がったのがキリスト教」と言っている感じです。自分が不幸なのを他人のせいにしたり、幸せな人たちを引きずり下ろしたり。キリスト教はそういう考えが基本になっている、と何度も強調しています。また、教会などはそれを利用して不幸を生産し続けて自らの原動力としているとして批判しています。 同じ理屈で、ニーチェは社会主義者や平等主義者をも批判しています。こういった文脈を読んでいると、現代にも本書の内容は当てはまるなぁ、と感じました。すなわち、ニーチェはキリスト教を題材にしてはいるが、実は世の中にいる「ダメな人たちの考え方・全般」を批判したのではないか、ということです。 たとえば、本書の「キリスト教」という語句を、昨今流行りの「モンスター●●」という語句に置き換えてみても文意が損なわれないのではないかと思われます。もしニーチェが現代日本に生きていたならば、「キリスト教徒=モンスター信者」とでも命名していたかもしれません。 モラルの低い人々の存在に悩んでいる方、憤っている方、ぜひ本書を読んでみてください。「宗教とか興味ないからいいや」と思わずに。日本の現状を憂えているあなたならば、本書を読んできっと膝を打つことでしょう。 本書の問題点を挙げるとすれば、キリスト教と比較するものとして挙げている例への言及や理解が浅いと思われる部分が散見される点です。特に仏教などヨーロッパ外の事柄に関する理解や知識はあまり深くないように感じられました。
笑いながら読むニーチェ
こんな風に訳してくれると、確かに読みやすい。格段に読みやすい。その上、ニーチェのハイテンションっぷりがよくわかる。 『アンチクリスト』を初めて読んだのであるが、ニーチェがいろんな誤解や問題を引き起こすのもわかった気がする。 訳語を選ぶのも気を遣うことだろうが、表現上の問題から眉をひそめるところもある。 仏教を過大評価していると思うが、キリスト教批判は尤もだと頷いてしまうところもある。 また、キリスト教的な発想への注意喚起としては興味深い点もあった。 本書は、プラトンへのオマージュであり、より高貴に生きよとルネサンスを呼びかける。 哄笑もすれば苦笑もし、嘲笑も漏れる、この批判の書。登場人物についての説明も充実しているので、哲学初心者にも親切。 これで興味を持った人は、できれば、『アンチクリスト』のほかの訳や、他の著書を読んでみるのもいいだろう。

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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク