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政治・社会

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政治献金―実態と論理 (岩波新書) 空間の経験―身体から都市へ (ちくま学芸文庫) 秘密結社の手帖 (文春文庫) VIE AU JAPON(仏語/生活編) 日本絵とき事典 「美の国」日本をつくる―水と緑の文明論 (日経ビジネス人文庫) 環境問題のウソ (ちくまプリマー新書) 組織の盛衰―何が企業の命運を決めるのか (PHP文庫) 企業福祉の終焉 - 格差の時代にどう対応すべきか (中公新書) 日本人とは何か (講談社学術文庫 (51)) 日本の「ミドルパワー」外交―戦後日本の選択と構想 (ちくま新書)
政治献金―実態と論理 (岩波新.. 空間の経験―身体から都市へ (.. 秘密結社の手帖 (文春文庫) VIE AU JAPON(仏語.. 「美の国」日本をつくる―水と緑.. 環境問題のウソ (ちくまプリマ.. 組織の盛衰―何が企業の命運を決.. 企業福祉の終焉 - 格差の時代.. 日本人とは何か (講談社学術文.. 日本の「ミドルパワー」外交―戦..

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政治献金―実態と論理 (岩波新書)

[ 新書 ]
政治献金―実態と論理 (岩波新書)

・古賀 純一郎
【岩波書店】
発売日: 2004-05
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
政治献金―実態と論理 (岩波新書)
古賀 純一郎
カスタマー平均評価:  3
政治とカネについて勉強する本
 「政治にはカネがかかる」とはよく聞く話だが、それが具体的に何なのかを知る上で勉強になった。  加えて、なぜカネがかかるか、献金の歴史はどうか、外国では政治資金をどう規制するか、企業献金にまつわる裁判など、情報は多い。  やや筆の進め方に枝葉が多く、話の本筋がわかりにくく感じるところもある。しかし慎重に読めば体系立てて書かれていることがわかる。  国際比較のところは、詳細に検討したらそれだけで一冊本が書けそうな内容に思えた。筆者は米仏に倣って、日本でも独立した行政組織による政治資金管理を行うことを唱えている。それではなぜ、米仏でそうした制度ができて日本でできなかったのだろうか。  最後に、新書は新書でも硬派な部類に入るので、気軽な読み物では断じてない。腰を据えて勉強するための本だろう。

空間の経験―身体から都市へ (ちくま学芸文庫)

[ 文庫 ]
空間の経験―身体から都市へ (ちくま学芸文庫)

・イーフー トゥアン
【筑摩書房】
発売日: 1993-11
参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格: 1,365 円(税込)
空間の経験―身体から都市へ (ちくま学芸文庫)
イーフー トゥアン
Yi‐Fu Tuan
カスタマー平均評価:  4.5
人文学の名著
イーフー・トゥアンの中で最も読まれるべき著作。 『トポフィリア』よりも理論的枠組が明解であり、こちらのほうがお勧め。 <場所=愛着>と<空間=自由>の二分法によって人間と文化を考察する。 啓発的かつ感動的な叙述が散りばめられた人文学の名著といえる。 大学時代に最も感銘を受けた本。
人文系学問の意義にまで立ち返る
この本は、現象学的地理学あるいは人間主義地理学などと呼ばれる、ある画期的な地理学の書物である以前に、極めて模範的な人文科学の書だということができるだろうと思う。 そしておそらくこのことは、著者自身によって強く意識されているであろうことは、疑いのないことのように思われる。以下、それを裏付けるために、序論から少し引用してみよう。 「われわれ人間は、精神、思考、感情の状態を知ることができるという特権をもっている。われわれは、人間に関する様ざまな事実を内側から見ることができるのであり、また、われわれが内側から見ることができるのは、人間に関する諸事実だけなのである」 以上の箇所は、自然科学的な学問の手法との対比において述べられているということを、申し添えておきたい。 もう一点、重要な特徴を挙げるとするならば、やはりこの本が膨大な文献の上に成り立っている点を強調しておかなくてはならないだろう。トゥアンは、心理学、文化人類学を中心として、哲学や社会科学系の人文科学全般から引用するのみならず、小説、詩、エッセイなどの描写を幅広く分析している。前者の学問的書物の引用においては、概ね理論の基礎付けがなされ、さらに文学的作品群の分析においては、経験という概念によって、空間や場所と人間の関係を検討する手法の実演をしてみせる。 おそらくトゥアンは、地理学の分野のみならず、この書物が経験という概念とともに、人文諸科学全体にわたって強い影響を及ぼすということを、自ら予測していたに違いない。それはこの本の最初と最後で繰り返して、自然科学と人文科学の差異、人文科学の存在意義を強調している点から伺うことができるのである。
空間と場所
人間主義的地理学の文献。空間性、場所性をそれぞれ自由性、安全性へと置き換え、「場所の獲得は親密な時間と経験によってなされる」などの具体例を挙げることによって、「空間」がどのようにして「場所」となるのかを論じている名著である。

秘密結社の手帖 (文春文庫)

[ 文庫 ]
秘密結社の手帖 (文春文庫)

・渋沢 龍彦
【文藝春秋】
発売日: 2004-09
参考価格: 600 円(税込)
販売価格: 600 円(税込)
秘密結社の手帖 (文春文庫)
渋沢 龍彦
カスタマー平均評価:  4.5
センスが良い。
「秘密結社」という言葉を聞いて、知的好奇心をくすぐられる人はとても 多いのではないだろうか。 本書は、「秘密結社」という興味深い題材を扱った本が日本ではほとんど 無いために、その方面に興味を持つ人の好奇心をなるべく満足させることを目的として書かれたものであるらしい。 初版が出版されたのは今から40年以上も前のことだが、現在でも類似のテーマを 扱ったものは少なく、かなり貴重な本であることは疑いようがない。 本書のどの部分を読んでも面白いのは、『秘密結社の手帖』というタイトルに惹かれて本書を 選んだ読者がどのようなことに興味を持つのかを、著者が完全に熟知しているからだろう。 「秘密結社」に大きな興味を持っているのは誰より著者自身であり、そのような人間にしか持ち得ないセンスが至る所に散りばめられている。 読まなくても損をする内容ではないが、読めば間違いなく面白い。そんな一冊。
ダンブラウンとゴルゴ13の世界の知識がコンパクトにまとまっています
ロバートラングドンシリーズで日本でも注目をあび始めたフリーメーソンなどの西洋の秘密結社。 著者の考える秘密結社の定義は「入社儀式」の存在。 古代の呪術などを含め、儀式を中心とした視点で結社を読み解いて行きます。 古代の太母神信仰から発展してきたと思われる神を祀る儀式が キリスト教を初めとする宗教に取り込まれながら 結社の儀式として生き続けているという視点でフリーメーソンまでを読んでいきます。 共産主義や宗教改革と複雑にからみながら延命してきた薔薇十字団の思想。 「天使と悪魔」のイルミナティの活動はこの薔薇十字団に通じるものがあります。 そして2度の世界大戦やヨーロッパの革命で活動した政治結社。 魔術の結社なども紹介されます。 ゴルゴ13関係では青?、赤?といった中国人の組織も取り上げされます。 最後はイスラムの秘密結社としてハサシンも登場し読了。 「レンヌルシャトーの謎」の近辺を除けば ダンブラウンの世界もほとんど網羅され非常にコンパクトにまとまっています。 とても40年前のものとは思えません。 政治結社の部分がちょっと読むのが苦しかったですがよくまとまった本です。

VIE AU JAPON(仏語/生活編) 日本絵とき事典

[ 文庫 ]
VIE AU JAPON(仏語/生活編) 日本絵とき事典

【JTB】
発売日: 1999-01
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
VIE AU JAPON(仏語/生活編) 日本絵とき事典
 
カスタマー平均評価:  5
プレゼントにもいいと思います
このシリーズは、JTBから出ている「外国人に日本を紹介しよう」という目的のもので、全17巻中(わたしの知る限り)英文のものがほとんどで、仏文のものは[文化・風俗編]と本書[生活編]の2巻だけです。内容は少し似ている部分もあるのですが、こちらのほうは、日本に住むフランス人に日本の生活習慣や行事・風俗を通して、日本においてどのように暮らすのがいいか、というガイドブックになると思います。
日常生活の様式から、パチンコなどの風俗、冠婚葬祭にいたるまで、イラスト付きでフランス語で説明されているので、フランス語で生活習慣の違いなどを説明する際にも役立ちます。
日本独特の風俗を、フランス語でどう表現するのか、という勉強にもなりますし、日本に興味のあるフランス人にプレゼントしても大変喜ばれました。

「美の国」日本をつくる―水と緑の文明論 (日経ビジネス人文庫)

[ 文庫 ]
「美の国」日本をつくる―水と緑の文明論 (日経ビジネス人文庫)

・川勝 平太
【日本経済新聞社】
発売日: 2006-01
参考価格: 750 円(税込)
販売価格: 750 円(税込)
「美の国」日本をつくる―水と緑の文明論 (日経ビジネス人文庫)
川勝 平太
カスタマー平均評価:   0

環境問題のウソ (ちくまプリマー新書)

[ 新書 ]
環境問題のウソ (ちくまプリマー新書)

・池田 清彦
【筑摩書房】
発売日: 2006-02
参考価格: 798 円(税込)
販売価格: 798 円(税込)
環境問題のウソ (ちくまプリマー新書)
池田 清彦
カスタマー平均評価:  3.5
問題提起として非常に重要
 環境問題と一口に言ってもウソっぽい話から深刻な話までいろいろあるはずだと思っていた。BBCの番組「地球温暖化詐欺」ではないけれど、そういう疑問はあっていいはずだ。世の中で言いはやされている環境問題には沢山のものがあって、その中には利権がらみのウソが混じっているに違いない。  そういう疑問に切り込んだのが本書である。平易な文章でわかりやすく問題を提起しているので一読の価値はある。  筆者は誤解を怖れずに、温暖化とダイオキシンの汚染、生物の生態系について言及しているが、進んで環境破壊を提唱しているのではなく、環境を保護するための費用対効果や、役所がらみの環境保護に対する矛盾、人為的な影響の限界などを述べているだけだ。  温暖化については結論として、温室効果ガスへの疑問、ダイオキシンについては半致死量から見た無茶な規制、外来種という動植物の一部を駆除しようとすることへの疑問を述べている。  環境保全は大事だが、ほどほどにしていればいいと思う。ムダは良くないが、しょうがないものはしょうがないということなんだろうね。
温暖化に関しては読む価値なし
 冒頭で渡辺正氏の著書に触れた時点でまさかと思ったが、かなりやらかしている 本だと言えますね。渡辺氏は「温暖化でマラリアが増えるという人がいるが現にマラ リア発生地域にも人間は住んでいるから問題ない」と自信満々に言える学者様です。 マラリア発生地域に住む人は特殊な赤血球を持つことで耐性を得ているに過ぎない のに生物学者の著者はそれでも同氏を絶賛しているご様子。  ちょっと脱線しましたが、本書で最初に論じられるのは 「気温が上がっている地域もあるがあまり変わらない地域や下がっている地域もある。 これはグローバルウォーミングではなくローカルウォーミングではないか?」 というお話。冷静に考えればこの考えの方がローカルな話だとおわかりいただける はずです。地球温暖化は平均気温で議論されるものなので、全体として気温が上昇 している中であまり変わらなかったり下がっている地域があっても何らおかしいこ とはありません。  この時点で本を置いてしまったので後の議論は知りませんしもしかしたら私の感想 が早とちりである可能性もありますが、少なくともこんな議論から始まる本なら今と なってはあまり読む価値もないでしょう。
問題の指摘はするどいが建設性に欠けている
環境問題に関する議論にはウソがおおいという. 同様の趣旨の本として 武田 邦彦 の 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」 (1, 2) がある. 本書では地球温暖化問題,ダイオキシン問題,外来種問題,自然保護の 4 点がとりあげられていて,そのうち最初の 2 つは前記書とかさなっている. ウソをあばいて読者がだまされないようにするのはたしかに重要なことだが,本書では現在主流の論点がくずされたあと,かわりにどうしたらよいのかがほとんどわからない. 最初の 2 つの問題に関しては前記書のほうがもうすこし建設的な議論をしているようにおもう.
今じゃ、インパクトやや弱いかも、、、
 先に武田邦彦『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』(洋泉社)を読んでいたので、ややインパクトには欠けるが、新書版である点がありがたかった。  「ちくまプリマー新書」の中高生向けという性格ゆえか、文体がなんだか変に馴れ馴れしい口語口調なのが、ちょっと気持ち悪かった。例えば「そこまでお人好しの人は普通の日本語ではバカっていうんだよね。」という調子である。「地球温暖化」と「ダイオキシン」に関しては武田氏の本で読んだ内容と殆ど同じであったが、「外来種問題」と「昆虫採集禁止」については本書で初めて読んだ。でも、あまり大した問題ではなく、いつもの利権がらみのお役所行政の一例かな、って感じ。    昆虫採集を擁護するなら、趣味としての狩猟はどうなんだろう?一言言及して欲しかった。
環境原理主義者には悪評高い本ですが…
『環境危機をあおってはいけない』ロンボルグ、文藝春秋刊などのアンチ温暖化論者の本を元に、地球の気候変動の大部分の原因は黒点活動など太陽にあることを改めて強調し、単純な二酸化炭素悪者論というのはいかがなものでしょうか、と疑問を投げかけている本。  正直、気候変動について熱く語る方々の論拠というのはあまりアテにならないんじゃないかといいますか、個人的には大都市のヒートアイランド対策だけで十分じゃないかと思っていますが、「CO2うんぬんというのにはついていけないけど、省エネやゴミ削減につながるんもので安くあがるんだったらドンドンやれば?」ぐらいな感じでしょうか。この本にもいろいろ環境問題の原理主義者みたいな方々からは憎悪に満ちた批判が浴びせかられていますが、p.51の《どう考えても地球温暖化なんて大した問題じゃない。大変だ大変だと騒いでお金が儲かる人ならばともかく、そうでない僕は、他人の金儲けを助けるために、快適な生活を犠牲にしたりよけいに税金をとられるのは勘弁してもらいたいと思う。そこまでお人好しの人は普通の日本語ではバカって言うんだよね》という指摘は重要だと思っています。

組織の盛衰―何が企業の命運を決めるのか (PHP文庫)

[ 文庫 ]
組織の盛衰―何が企業の命運を決めるのか (PHP文庫)

・堺屋 太一
【PHP研究所】
発売日: 1996-01
参考価格: 590 円(税込)
販売価格:
組織の盛衰―何が企業の命運を決めるのか (PHP文庫)
堺屋 太一
カスタマー平均評価:  4.5
優秀な人材を集めた組織が失敗するメカニズム
優秀な人材で構成され、社会的評判も高い組織がなぜどのように衰退するのかが具体例とともに書かれていて面白くて読みやすかった。 組織を扱った本はほかにもあるが、これほどまとまった本はないのではないかと思う。 本書は1996年発行だか、冷戦の終焉による米ソの軍縮がもたらす軍人の社会的地位の低下が新たな危機につながりかねないと指摘している点には、2007年の今読むとどきりとさせられた。 テレビの登場によって高度な技術を抱えた映画産業がまさにその高度さゆえに主役の座を失っていく過程が描かれているが、同じようなテレビからYouTubeなどインターネットへの移行が現在進行中なのだろう。
今まで読まなかったのがもったいなかった
何となく気になっていたけど、  今回初めて読みました。  もう少し早めに読んでいれば良かった。  でも、今だからスーッと入ってきたのかも^^  組織について  体系的な学問は無い。  あっても、最近の企業組織についての本だけです。  歴史から学び、体系的に分析するには、  学問の世界では学者が組織体に属し、考えることができないし、  実業の世界は深く掘り下げるより、効率を追求するからです。  組織についての記録は  組織図があっても、  その機能と人とがどのような役割を果たしていたか?   については検証の記録も残っていないし、  記録自体に信憑性が無い。  著者は  歴史から学び、組織の死に至る病として  1.成功体験への埋没  2.機能体の共同体化  3.環境への過剰適応  を実例から導き出している。    織田信長は最高の機能的組織をつくり、  豊臣秀吉はその成功体験と組織の急成長志向により、朝鮮出兵をし、  徳川家康は成長指向を戒め、安定志向へと舵を切った。  その後、徳川体制は300年の安定政権を維持した。  歴史から学ぶことって大切ですね^^  その時代、環境に応じて指導者が現れるんですよね。
組織には大切な役目がある
「組織なんて二の次ですよ。優秀な人材をあつめればいいんです。」と言って憚らない人はたくさんいる。だが、この本を読むとそうではないことが分かる。過去にいくらでも誤った例があるのだ。 過去の歴史に学んで組織力をものにしよう。
素晴らしい!
とても13年前に書かれたとは思われない新鮮さがあった。堺屋氏は「団塊の世代」などの流行語{今では常識}を作ったことでも有名であるが、本書は組織というものを本質から議論している名著である。最初に過去の歴史の失敗した組織のケーススタディが3つ載ってあるが、あの氏独自の分析力には圧倒された。例えば戦後から1960年代までは石炭産業がエリートコースであったが、石油の出現によって完全に滅び去ったという事例が載っている。石炭産業から石油産業への転換は一般教養レベルだが、石炭産業が戦後直後には東大生の就職人気ナンバーワンであるなんてことは全く知らなかった。
次に当時はほとんど研究されていなかった{現在は知らないが}組織の本質に迫っていく。この部分は本書で一番抽象的だが、具体例なども引用されており、そんなに読むのが苦ではなかった。
最後に利益質とヒューマンウェアという氏独自の造語を用いて今後のあるべき組織を論じている。
読んだ人の中には{特に経営者や中間管理職の人}抽象的過ぎて実践では使えないと思われる方も多いと思うが、逆に抽象的だからこそいろいろな分野に{つまり具体的に}適用できると思う。
組織だって・・・『奢れる者は久しからず。盛者必衰の理をあらわす。』
 
 前半のケーススタディー部分は、官僚、戦国時代、帝国陸海軍、警察、中国の漢など、広く考察しており、歴史観にあふれ、かつ本質を喝破していると思います。

 筆者自身の弁によれば、「組織についての学問的研究があまり進んでいない、現代の組織を研究するには機密の壁という障壁があり難しい。」とのことでしたが、確かにその通りだと思います。
 しかしながら、本書の発刊後の時代は、「バブル崩壊と日本経済の低迷」「年功序列と終身雇用の崩壊」「ルノーにる日産自動車のM&A、ゴーン社長によるV字回復」「金融自由化・護送船団方式からの決別」etc. があり、様々な組織研究のケーススタディ本が発刊されているように思えます。それは、時代の変革期において、誰もが、暗闇の中の光明を求めているからだと思います。
 金融ビックバンとか、○○民営化とか、公務員の天下り問題とか、U印乳業の食中毒(食品安全管理の形骸化)、M菱自動車のクレーム隠蔽。。。新聞の第一面を賑わしている構造改革と不祥事というものは、組織論的に見ると、すべて「共同体」組織から「機能体」組織への変化が根底にあると、私には思えます。最近10年の日本を振り返れば、堺屋さんの先駆的な慧眼に感服するばかりです。

そういえば、こんな格言がありますね。  『歴史は繰り返す。』
本書的に意訳すると・・・
旧組織に対抗して勢力を伸ばし、やがては旧組織を滅ぼしてしまう新興組織も、時間が経てば、また新たな新興組織に滅ぼされてしまう。常に自己変革をしつづける組織だけが生き残ることができる。
『奢れる者は久しからず。盛者必衰の理をあらわす。』
 


企業福祉の終焉 - 格差の時代にどう対応すべきか (中公新書)

[ 単行本 ]
企業福祉の終焉 - 格差の時代にどう対応すべきか (中公新書)

・橘木 俊詔
【中央公論新社】
発売日: 2005-04-25
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
企業福祉の終焉 - 格差の時代にどう対応すべきか (中公新書)
橘木 俊詔
カスタマー平均評価:   0

日本人とは何か (講談社学術文庫 (51))

[ 文庫 ]
日本人とは何か (講談社学術文庫 (51))

・加藤 周一
【講談社】
発売日: 1976-07
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 840 円(税込)
日本人とは何か (講談社学術文庫 (51))
加藤 周一
カスタマー平均評価:  5
鋭い洞察力
前半は文学や芸術といった文化的、精神的な側面から西洋と日本との違いを論じています。個人的に興味深かったのは後半の、天皇制、昭和の戦争時の日本人についての諸論文で、戦争中、知識人にとって「思想」の生み出す価値は、実生活上の便宜、習慣、感情、「小集団を支配する家族的意識」を超越しなかった。倫理的価値、美的価値、科学的真理さえも生活世界の論理にたやすく屈服した。そしてそれは日本が超越的価値概念・真理概念を生んでいなかったということであり、しょせんは外来思想は頭だけで理解されていたものだったからである。そしてそれこそが知識人の戦争協力という事実の内側の構造だった、と論じています。加藤周一氏の実体験と綿密な論理に支えられた文章は説得力があります。

日本の「ミドルパワー」外交―戦後日本の選択と構想 (ちくま新書)

[ 新書 ]
日本の「ミドルパワー」外交―戦後日本の選択と構想 (ちくま新書)

・添谷 芳秀
【筑摩書房】
発売日: 2005-05
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
日本の「ミドルパワー」外交―戦後日本の選択と構想 (ちくま新書)
添谷 芳秀
カスタマー平均評価:  4.5
非現実的
大国と比べれば日本は中型だ。だからミドルパワー外交? 何ですか、それ? いま、空洞化した日米同盟と中国の間で長期衰退する日本にそんな外交が成り立つはずもないだろう。 アジア諸国からも軽視されて、日本は最早ミドルパワーですらないのだ。 途上国に対してはカネをばら撒いて済ませる。本気で途上国の為の外交をする気は無い。 その一方で、顔は常に先進国に向いている。その中でも、最後は米国の意向を最優先する。 これでは他国の信頼を得られるはずはない。 先ず、外務官僚の低脳ぶりを斬ってもらいたい。 「ざくろ」で飲み食いしている場合ではないのだ。 また、国際政治を語るには経済や産業の現状と未来について深い洞察が必要である。 著者の経済に関する知識は未知であるが、あまり考えたことがないのではないか。 経済状況の変動や各国の意識変化に耐えうる先行指標とは思えない。 IT時代は国境を越えて瞬時に世界の色合いを変化させる。情報も人も金も静止しない。 マクロ的な従来の枠組みの説明からは新たな観点は生まれず、新しい現実も理解できない。 我々は過去の延長線上に存在することは決してできまい。 さらに、中央集権と愚民化政策のツケがこの国には重く圧し掛かっているのだ。 もうひとつ、気になることがある。 著者は「政府主催の懇談会」のメンバーに加えていただけたことが嬉しいようである。 そういうのを世間では「御用学者」と呼んでいる。 御用学者が国民のためにならないのは、竹中や中谷を見るまでもない。 世の中の変化を読み誤ったとき、経営者は会社を追われ、社員は路頭に迷い、株主は損害を蒙るが、 学者は一冊別本を出せばチェンジ完了か。 この著者は今後、官僚や政治家にとって都合のよい学者になってゆくことであろう。 その後、自説の欠陥を「懺悔」する人もいるが後の祭りである。 政治家、官僚、学者よりもグローバルなビジネスマンなどの方が外交を語れる情報と見識を持っている場合が往々にしてある。 著者もバイクで世界一周の旅に出てみてはどうか。
日本外交の実像と今後の指針
筆者は戦後の日本外交を、大国外交と理想的平和主義の中庸に位置する「ミドルパワー」外交として捉え直すことで、その実態と将来の日本外交の方針を探ろうとしている。 まえがきと序論なかで、「ミドルパワー」を、軍事力を最終的な拠り所とする「大国」による権力政治の舞台ではなく、「大国」が規定する国際システムを所与としそれ以外の領域(多国間協力など)に外交資源をつぎこんで影響力を発揮する外交だと、定義している。 本書の構成は、戦後日本外交は「ミドルパワー」外交だったという前提に基づき、吉田路線の誕生からそれが定着されていく日本外交史を冷戦後まで追っている。軍国主義を封じ込めるためにつくられた憲法9条と、冷戦の産物としてできた日米安全保障条約という、異なる環境で生まれた二つの日本外交の基本方針が矛盾の関係にあったことがねじれを生み出したが、それが日本の「ミドルパワー」外交の端緒となった。その後、日本外交は左右に揺れながらも、基本的にこの路線が踏襲されてきたのである。筆者はこの中庸の政策を歓迎し、冷戦後の世界においては、人間の安全保障の分野などでカナダやオーストラリアなどと協力していくことが、日本の「ミドルパワー」外交を最大限発揮できると論じている。 論理が明快であり、歴史の実証もしっかりした枠組みのもとに行われている。今後の展望についても、現実的かつ示唆的で説得力があった。 ただ、「ミドルパワー」外交という概念の精緻化作業がほとんど手つかずになっているのが惜しまれる。新書ということで紙幅の都合もあったのだろうが、「ミドルパワー」外交が大国政治のなかでその役割を発揮できる領域の限界性や、国際システムが日本にとって不都合なルールで形成された場合などの危機的状況における「ミドルパワー」外交の意味といった点まで、論じてほしかった。また、通商ルールの既定やAPECなどの地域統合を推進している日本の経済面における大国「的」な外交は、「ミドルパワー」外交の理論の射程内に収まるのだろうか?あとがきに「ミドルパワー」ということばが人々の思考を停止させてしまったと書いてあったが、筆者自身も思考を停止させることのないよう、さらなる理論展開を待ちたい。
ためになる日本外交のテキスト
よくまとまった日本外交論だと思う。 日本をミドルパワーと位置づけ、米中をグレートパワーと位置づけ分析するのはなかなかに興味深い。 ただ、一読しても、筆者の言うみドルパワーがいったい何を意味するのかくっきりと浮かび上がってくることはなかった。 「ミドルパワー」というより、何か他のネーミングが日本外交には必要でないかと思われる。 それでも、現実主義の立場からの面白い論考であると思うので星四つ。 筆者のこのフレームワークを用いたより深い外交論に期待したい。
新書のお手軽さとは裏腹な、本格的分析
ミドルパワーとしてここで想定されているのは、カナダや北欧諸国である。例えばカナダの安全保障におけるアメリカへの依存度は日本以上であり、経済力などからいっても間違いなく「大国」ではない。しかしG8のメンバーとして世界の主要国に名を連ねているし、対人地雷禁止条約の交渉では、大国が身動きとれない状況で、カナダが主導権を発揮し、不可能と思われていた条約締結を可能にした。このように「大国」ではないが、国際政治に影響を与えるパワーを持つ国家が「ミドルパワー」である。したがって、日本を「ミドルパワー」と言うことは、間違っても日本が「その他大勢」の国家だということを意味しない。

著者は、憲法9条と日米安保という矛盾を抱えた(それは日本が大国を諦めたことを意味する)吉田路線がどのようにして生まれ、それから後の政権がどのようにして吉田路線に吸収されていったか(=吉田路線がどれだけ強固だったか)、その中でどう自主性を追求しようとしたかを丹念に記述する。

非常に優れた分析だと思う。著者の言うように、憲法が押し付けられたかどうかということに拘泥するのではなく、正しい現実認識に基づいた未来志向の外交論が活発になることを期待する。

唯一残念なのは、日米安保の交渉で、日本が憲法9条を捨てて再軍備化すべきだというアメリカの圧力に対し、吉田首相が憲法9条を守ろうとしたのはなぜか、書いてないことだ。恐らく日本社会の状況からいって無理だと踏んだのだろうが、アメリカに対する完全な軍事的従属を拒んだため、という解釈も成り立つ。吉田路線を読み解く上で非常に重要なので、画竜点睛を欠く感がする。とはいえ、この本の素晴らしさが大きく損なわれるわけではない。
ミドルパワー=混沌とした世の中を生きぬくための処世術?
「日本のミドルパワー外交」と聞いて、思わず中年男の復権を狙った本と勘違いしてしまったのは私だけでしょうか?著者によると、ここでいう「ミドルパワー」とは、核能力をもち、その気になれば国際政治の構造そのものを変えることができるような能力をもつ「大国」と区別するために使われているようです。日本はそういった種類の大国ではないのだから、無駄に「大国」外交を目指すよりは、それ以外の分野で頑張ろう!という非常に分かりやすい議論です。
言われてみると、戦後日本の姿って、確かに「ミドルパワー」だったような気も・・・・・・。でもそうすると、わざわざ日本を「ミドルパワー」って呼びなおす必要はあるのかしら?著者によると、日本を「ミドルパワー」として捉えなおすことで、「日本外交の視界はかえって明瞭になり、その等身大の実像が浮かびあがり、日本外交の役割と自立性が高まる」そうです。
たしかに周りを見渡しても、自分の強みを自覚してそれを実践する人とそうでない人では、大きな違いがありますよね(演技力のなさを自覚して、あえて“素”の演技で押し通すキムタクのように)。それに、近隣諸国の人たちからすれば、「平和国家」なんていう胡散臭いフレーズよりは、「ミドルパワー」の方がすっきりして逆にいいのかも、なんてことを思いました。長く読み継がれそうな一冊です。


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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク